JPH09112488A - 遠心フアン - Google Patents
遠心フアンInfo
- Publication number
- JPH09112488A JPH09112488A JP7293396A JP29339695A JPH09112488A JP H09112488 A JPH09112488 A JP H09112488A JP 7293396 A JP7293396 A JP 7293396A JP 29339695 A JP29339695 A JP 29339695A JP H09112488 A JPH09112488 A JP H09112488A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- suction
- bypass
- casing
- impeller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠心フアンの低流量域において羽根車3に旋
回失速が発生するのを防止する。 【解決手段】 吸込ケーシング2と吐出ケーシング4と
を仕切る隔壁6にバイパス穴10を設け、このバイパス穴
10を開閉するバイパスダンパー5を吸込ダンパー1に連
動連結した。
回失速が発生するのを防止する。 【解決手段】 吸込ケーシング2と吐出ケーシング4と
を仕切る隔壁6にバイパス穴10を設け、このバイパス穴
10を開閉するバイパスダンパー5を吸込ダンパー1に連
動連結した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明と遠心フアンに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の遠心フアンの1例が図3及び図4
に示され、図3は略示的縦断面図、図4は図3のB−B
矢に沿う略示的横断面図である。図3及び図4におい
て、1は吸込ダンパー、2は吸込ケーシング、3は羽根
車、4は吐出ケーシング、7は軸受、8は回転軸、9は
駆動モータである。
に示され、図3は略示的縦断面図、図4は図3のB−B
矢に沿う略示的横断面図である。図3及び図4におい
て、1は吸込ダンパー、2は吸込ケーシング、3は羽根
車、4は吐出ケーシング、7は軸受、8は回転軸、9は
駆動モータである。
【0003】遠心フアンの運転時、駆動モータ9によっ
て回転軸8が駆動されると、これに固定された羽根車3
が回転し、これに伴って空気が吸込ダンパー1の複数枚
のブレードの間隙及び吸込ケーシング2を通って羽根車
3に吸入され、この羽根車3によって昇圧された後、吐
出ケーシング4を通って吐出される。遠心フアンの風量
及び圧力は吸込ダンパー1の開度を加減することによっ
て制御される。
て回転軸8が駆動されると、これに固定された羽根車3
が回転し、これに伴って空気が吸込ダンパー1の複数枚
のブレードの間隙及び吸込ケーシング2を通って羽根車
3に吸入され、この羽根車3によって昇圧された後、吐
出ケーシング4を通って吐出される。遠心フアンの風量
及び圧力は吸込ダンパー1の開度を加減することによっ
て制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の遠心フアン
においては、吸込ダンパー1の開度を約20%以下にする
ことによって遠心フアンの風量を低減すると、羽根車3
に旋回失速が発生し、これに基づく羽根車3の回転数N
の2/3 又は3/4 の周期の圧力変動によって遠心フアン及
びその前後のダクトに振動が発生するという不具合があ
った。
においては、吸込ダンパー1の開度を約20%以下にする
ことによって遠心フアンの風量を低減すると、羽根車3
に旋回失速が発生し、これに基づく羽根車3の回転数N
の2/3 又は3/4 の周期の圧力変動によって遠心フアン及
びその前後のダクトに振動が発生するという不具合があ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、吸込ケーシングに複数枚のブレードからなる吸
込ダンパーを設けた遠心フアンにおいて、上記吸込ケー
シングと吐出ケーシングを仕切る隔壁にバイパス穴を設
け、このバイパス穴を開閉するバイパスダンパーを上記
吸込ダンパーに連動連結したことを特徴とする遠心フア
ンにある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、吸込ケーシングに複数枚のブレードからなる吸
込ダンパーを設けた遠心フアンにおいて、上記吸込ケー
シングと吐出ケーシングを仕切る隔壁にバイパス穴を設
け、このバイパス穴を開閉するバイパスダンパーを上記
吸込ダンパーに連動連結したことを特徴とする遠心フア
ンにある。
【0006】他の特徴とするところは、上記吸込ダンパ
ーの開度が全閉のとき、上記バイパスダンパーが全開と
なり、上記吸込ダンパーの開度が約20%となったとき、
上記バイパスダンパーが全閉となるように連動連結した
ことにある。
ーの開度が全閉のとき、上記バイパスダンパーが全開と
なり、上記吸込ダンパーの開度が約20%となったとき、
上記バイパスダンパーが全閉となるように連動連結した
ことにある。
【0007】しかして、吸込ダンパーに連動してバイパ
スダンパーが開閉され、バイパスダンパーが開となる
と、吐出ケーシング内の圧縮流体の一部がバイパス穴を
通って吸込ケーシング内に循環して再び羽根車に吸入さ
れる。
スダンパーが開閉され、バイパスダンパーが開となる
と、吐出ケーシング内の圧縮流体の一部がバイパス穴を
通って吸込ケーシング内に循環して再び羽根車に吸入さ
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1及び図2
に示され、図1は略示的縦断面図、図2は図1のB−B
線に沿う略示的横断面図である。吸込ケーシング2と吐
出ケーシング4とを仕切る隔壁6にはバイパス穴10が形
成され、このバイパス穴10はバイパスダンパー5によっ
て開閉されるようになっている。
に示され、図1は略示的縦断面図、図2は図1のB−B
線に沿う略示的横断面図である。吸込ケーシング2と吐
出ケーシング4とを仕切る隔壁6にはバイパス穴10が形
成され、このバイパス穴10はバイパスダンパー5によっ
て開閉されるようになっている。
【0009】そして、このバイパスダンパー5は吸込ダ
ンパー1のブレードの1つとリンク11を介して連動連結
され、吸込ダンパー1が全閉のときに全開となり、吸込
ダンパー1の開度が約20%となったときに全閉となるよ
うに構成されている。他の構成は図3及び図4に示す従
来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号を付
してその説明を省略する。
ンパー1のブレードの1つとリンク11を介して連動連結
され、吸込ダンパー1が全閉のときに全開となり、吸込
ダンパー1の開度が約20%となったときに全閉となるよ
うに構成されている。他の構成は図3及び図4に示す従
来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号を付
してその説明を省略する。
【0010】しかして、遠心フアンの風量を低減するた
め吸込ダンパー1の開度を絞って行くと、その開度が約
20%となったときにバイパスダンパー5が開き始め、吸
込ダンパー1の開度が小さくなるのに応じてバイパスダ
ンパー5の開度が大きくなり、吸込ダンパー1が全閉と
なるとバイパスダンパー5は全開となる。
め吸込ダンパー1の開度を絞って行くと、その開度が約
20%となったときにバイパスダンパー5が開き始め、吸
込ダンパー1の開度が小さくなるのに応じてバイパスダ
ンパー5の開度が大きくなり、吸込ダンパー1が全閉と
なるとバイパスダンパー5は全開となる。
【0011】かくして、バイパスダンパー5が開くと、
羽根車3によって昇圧された空気の一部が吐出ケーシン
グ4からバイパス穴10を通って吸込ケーシング2に循環
し、羽根車3には吸込ダンパー1の開度を約20%とした
ときに流れる量が吸い込まれるので、羽根車3に旋回失
速が発生するのを防止できる。
羽根車3によって昇圧された空気の一部が吐出ケーシン
グ4からバイパス穴10を通って吸込ケーシング2に循環
し、羽根車3には吸込ダンパー1の開度を約20%とした
ときに流れる量が吸い込まれるので、羽根車3に旋回失
速が発生するのを防止できる。
【0012】以上、本発明を両吸込形遠心フアンを適用
した例について説明したが、本発明は片吸込形の遠心フ
アンにも適用することができ、また、作動流体は空気に
限らないことは勿論である。
した例について説明したが、本発明は片吸込形の遠心フ
アンにも適用することができ、また、作動流体は空気に
限らないことは勿論である。
【0013】
【発明の効果】本発明においては、吸込ダンパーに連動
してバイパスダンパーが開閉され、バイパスダンパーが
開となると、吐出ケーシング内の圧縮流体の一部がバイ
パス穴を通って吸込ケーシング内に循環して再び羽根車
に吸入される。従って、羽根車には常時旋回失速が生じ
ない風量が流過するので、羽根車に旋回失速が生じるの
を防止できる。この結果、旋回失速に基づく圧力変動及
びこれに基づく遠心フアン及びダクトの振動を防止でき
るとともに吸込ダンパーの開度の如何に拘わらず遠心フ
アンを安定して運転することが可能となる。
してバイパスダンパーが開閉され、バイパスダンパーが
開となると、吐出ケーシング内の圧縮流体の一部がバイ
パス穴を通って吸込ケーシング内に循環して再び羽根車
に吸入される。従って、羽根車には常時旋回失速が生じ
ない風量が流過するので、羽根車に旋回失速が生じるの
を防止できる。この結果、旋回失速に基づく圧力変動及
びこれに基づく遠心フアン及びダクトの振動を防止でき
るとともに吸込ダンパーの開度の如何に拘わらず遠心フ
アンを安定して運転することが可能となる。
【0014】吸込ダンパーの開度が全閉のとき、バイパ
スダンパーが全開となり、吸込ダンパーの開度が約20%
となったとき、バイパスダンパーが全閉となるように連
動連結すれば、遠心フアンの低流量域において所定の風
量を羽根車に吸入させることができるので、羽根車の旋
回失速を効果的に防止できる。
スダンパーが全開となり、吸込ダンパーの開度が約20%
となったとき、バイパスダンパーが全閉となるように連
動連結すれば、遠心フアンの低流量域において所定の風
量を羽根車に吸入させることができるので、羽根車の旋
回失速を効果的に防止できる。
【図1】本発明の実施形態を示す略示的縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1のB−B矢に沿う略示的横断面図である。
【図3】従来の遠心フアンの略示的縦断面図である。
る。
る。
【図4】図3のB−B矢に沿う略示的横断面図である。
2 吸込ケーシング 1 吸込ダンパー 3 羽根車 4 吐出ケーシング 6 隔壁 10 バイパス穴 5 バイパスダンパー
Claims (2)
- 【請求項1】 吸込ケーシングに複数枚のブレードから
なる吸込ダンパーを設けた遠心フアンにおいて、 上記吸込ケーシングと吐出ケーシングを仕切る隔壁にバ
イパス穴を設け、このバイパス穴を開閉するバイパスダ
ンパーを上記吸込ダンパーに連動連結したことを特徴と
する遠心フアン。 - 【請求項2】 上記吸込ダンパーの開度が全閉のとき、
上記バイパスダンパーが全開となり、上記吸込ダンパー
の開度が約20%となったとき、上記バイパスダンパーが
全閉となるように連動連結したことを特徴とする請求項
1記載の遠心フアン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7293396A JPH09112488A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 遠心フアン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7293396A JPH09112488A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 遠心フアン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112488A true JPH09112488A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17794229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7293396A Pending JPH09112488A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 遠心フアン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09112488A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1553360A1 (en) * | 2002-10-02 | 2005-07-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method for reducing noise of air conditioner, fan unit and apparatus, pressure pulsation reducer of refrigeration cycle unit, pressure pulsation reducer of pump unit and pressure pulsation reducing method of apparatus |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP7293396A patent/JPH09112488A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7856837B2 (en) | 2002-02-10 | 2010-12-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Air conditioning equipment, fan equipment, method of reducing noise of equipment, pressure pulsation reducer for refrigeration cycle equipment, pressure pulsation reducer for pump equipment and method of reducing pressure pulsation of equipment |
EP1553360A1 (en) * | 2002-10-02 | 2005-07-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method for reducing noise of air conditioner, fan unit and apparatus, pressure pulsation reducer of refrigeration cycle unit, pressure pulsation reducer of pump unit and pressure pulsation reducing method of apparatus |
EP1553360A4 (en) * | 2002-10-02 | 2008-03-12 | Mitsubishi Electric Corp | METHOD FOR REDUCING AIR CONDITIONING NOISE, FAN UNIT AND DEVICE, PRESSURE PULSATION REDUCER FOR REFRIGERATOR COMPRESSOR, PRESSURE PULSATION REDUCER OF A PUMP UNIT AND METHOD AND DEVICE FOR REDUCING PRESSURE PULSATION |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020226 |