JPH09111903A - 断熱パネルの製造方法 - Google Patents
断熱パネルの製造方法Info
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- JPH09111903A JPH09111903A JP7267224A JP26722495A JPH09111903A JP H09111903 A JPH09111903 A JP H09111903A JP 7267224 A JP7267224 A JP 7267224A JP 26722495 A JP26722495 A JP 26722495A JP H09111903 A JPH09111903 A JP H09111903A
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来方法では、現場の都合で貫通部の大きさ
が変更される場合、その変更に応じて貫通部周りの補強
枠フレームの形状も変更しなければならないという問題
があったが、この問題を解消し得る手段を提供する。 【構成】 貫通部Aを有する断熱パネルを製造するに際
し、貫通部Aの形成予定部の外郭よりも大きな外郭を有
する補強板材11を、板状表面部材の裏面側に配置した
外枠フレーム7の枠内で、断熱パネルの裏面となるべき
位置に予め配置しておき、合成樹脂発泡体充填部9の形
成後に、補強板材11の部分で貫通部Aを切欠き形成す
る。
が変更される場合、その変更に応じて貫通部周りの補強
枠フレームの形状も変更しなければならないという問題
があったが、この問題を解消し得る手段を提供する。 【構成】 貫通部Aを有する断熱パネルを製造するに際
し、貫通部Aの形成予定部の外郭よりも大きな外郭を有
する補強板材11を、板状表面部材の裏面側に配置した
外枠フレーム7の枠内で、断熱パネルの裏面となるべき
位置に予め配置しておき、合成樹脂発泡体充填部9の形
成後に、補強板材11の部分で貫通部Aを切欠き形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル面の一部に表裏
貫通する貫通部を形成した断熱パネルを製造するに際
し、板状表面部材の裏面側にパネルの外枠フレームを配
置した後、前記外枠フレームと前記板状表面部材とで囲
まれた空間の一部へ供給した未硬化の発泡用樹脂を発泡
硬化させることにより、前記空間に合成樹脂発泡体充填
部を形成して全体を一体化させると共に、前記空間相当
部分の一部に前記貫通部を形成することにより、前記貫
通部付きの断熱パネルを製造する断熱パネルの製造方法
に関する。
貫通する貫通部を形成した断熱パネルを製造するに際
し、板状表面部材の裏面側にパネルの外枠フレームを配
置した後、前記外枠フレームと前記板状表面部材とで囲
まれた空間の一部へ供給した未硬化の発泡用樹脂を発泡
硬化させることにより、前記空間に合成樹脂発泡体充填
部を形成して全体を一体化させると共に、前記空間相当
部分の一部に前記貫通部を形成することにより、前記貫
通部付きの断熱パネルを製造する断熱パネルの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】前記貫通部付きの断熱パネルを製造する
場合には、通常、前記貫通部の周囲を何らかの部材で補
強する必要がある。そこで、従来は、前記貫通部の形成
予定部の外郭に匹敵する枠内形状を有する補強枠フレー
ムを、前記断熱パネルの裏面となるべき位置に予め形成
しておき(この補強枠フレームは、具体的には、複数の
補強フレームを外枠フレーム間に縦横に架設して枠を構
成することで形成する)、前記合成樹脂発泡体充填部の
形成後に、その充填部の一部を撤去して前記貫通部を切
欠き形成することにより、前記補強枠フレームを前記貫
通部に臨ませ、その補強枠フレームで、前記貫通部の周
囲を補強するという方法(以下、従来方法という)が採
用されていた。
場合には、通常、前記貫通部の周囲を何らかの部材で補
強する必要がある。そこで、従来は、前記貫通部の形成
予定部の外郭に匹敵する枠内形状を有する補強枠フレー
ムを、前記断熱パネルの裏面となるべき位置に予め形成
しておき(この補強枠フレームは、具体的には、複数の
補強フレームを外枠フレーム間に縦横に架設して枠を構
成することで形成する)、前記合成樹脂発泡体充填部の
形成後に、その充填部の一部を撤去して前記貫通部を切
欠き形成することにより、前記補強枠フレームを前記貫
通部に臨ませ、その補強枠フレームで、前記貫通部の周
囲を補強するという方法(以下、従来方法という)が採
用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来方法に
おいては、例えば、現場の都合で前記貫通孔の大きさを
変更する必要がある場合等、前記貫通部の大きさが設計
変更される場合に、前記補強枠フレームの形状も前記貫
通部の大きさの変更に応じて変更しなければならず、そ
の形状変更のための作業が非常に面倒なものになるとい
う問題があった。なぜなら、前記複数の補強フレーム
を、前記貫通部の大きさの変更に合わせて位置変更しつ
つ、前記外枠フレーム間に架設し直す必要があるからで
あった。本発明は、このような実情に着目してなされた
ものであり、上述した従来方法における問題を解消する
手段を提供することを目的としている。
おいては、例えば、現場の都合で前記貫通孔の大きさを
変更する必要がある場合等、前記貫通部の大きさが設計
変更される場合に、前記補強枠フレームの形状も前記貫
通部の大きさの変更に応じて変更しなければならず、そ
の形状変更のための作業が非常に面倒なものになるとい
う問題があった。なぜなら、前記複数の補強フレーム
を、前記貫通部の大きさの変更に合わせて位置変更しつ
つ、前記外枠フレーム間に架設し直す必要があるからで
あった。本発明は、このような実情に着目してなされた
ものであり、上述した従来方法における問題を解消する
手段を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る断熱パネル
の製造方法(以下、本発明方法という)は、パネル面の
一部に表裏貫通する貫通部を形成した断熱パネルを製造
するに際し、板状表面部材の裏面側にパネルの外枠フレ
ームを配置した後、前記外枠フレームと前記板状表面部
材とで囲まれた空間の一部へ供給した未硬化の発泡用樹
脂を発泡硬化させることにより、前記空間に合成樹脂発
泡体充填部を形成して全体を一体化させると共に、前記
空間相当部分の一部に前記貫通部を形成することによ
り、前記貫通部付きの断熱パネルを製造する断熱パネル
の製造方法であって、前記貫通部の形成予定部の外郭よ
りも大きな外郭を有する補強板材を、前記板状表面部材
の裏面側に配置した前記外枠フレームの枠内で、前記断
熱パネルの裏面となるべき位置に予め配置しておき、前
記合成樹脂発泡体充填部の形成後に、前記補強板材の部
分で前記貫通部を切欠き形成することを特徴としてい
る。
の製造方法(以下、本発明方法という)は、パネル面の
一部に表裏貫通する貫通部を形成した断熱パネルを製造
するに際し、板状表面部材の裏面側にパネルの外枠フレ
ームを配置した後、前記外枠フレームと前記板状表面部
材とで囲まれた空間の一部へ供給した未硬化の発泡用樹
脂を発泡硬化させることにより、前記空間に合成樹脂発
泡体充填部を形成して全体を一体化させると共に、前記
空間相当部分の一部に前記貫通部を形成することによ
り、前記貫通部付きの断熱パネルを製造する断熱パネル
の製造方法であって、前記貫通部の形成予定部の外郭よ
りも大きな外郭を有する補強板材を、前記板状表面部材
の裏面側に配置した前記外枠フレームの枠内で、前記断
熱パネルの裏面となるべき位置に予め配置しておき、前
記合成樹脂発泡体充填部の形成後に、前記補強板材の部
分で前記貫通部を切欠き形成することを特徴としてい
る。
【0005】
【作用】このような特徴を備えた本発明方法によれば、
現場の都合等で前記貫通部の大きさが設計変更される場
合であっても、前記合成樹脂発泡体充填部の形成前に、
前記貫通部の外郭よりも大きな外郭の補強板材を、前記
断熱パネルの裏面となるべき位置に予め配置しておくの
で、前記合成樹脂発泡体充填部の形成後に、前記貫通部
を前記補強板材の部分で切欠き形成したとき(この形成
時には、前記補強板材における前記貫通部対応部も切欠
く)に、前記貫通部の周りに、前記補強板材の切欠き残
存部が常に存在し、その切欠き残存部によって、前記貫
通部の縁部が常に補強されるようになる。
現場の都合等で前記貫通部の大きさが設計変更される場
合であっても、前記合成樹脂発泡体充填部の形成前に、
前記貫通部の外郭よりも大きな外郭の補強板材を、前記
断熱パネルの裏面となるべき位置に予め配置しておくの
で、前記合成樹脂発泡体充填部の形成後に、前記貫通部
を前記補強板材の部分で切欠き形成したとき(この形成
時には、前記補強板材における前記貫通部対応部も切欠
く)に、前記貫通部の周りに、前記補強板材の切欠き残
存部が常に存在し、その切欠き残存部によって、前記貫
通部の縁部が常に補強されるようになる。
【0006】
【発明の効果】このように、現場の都合で前記貫通孔の
大きさを変更する必要がある場合等、前記貫通部の大き
さが設計変更される場合であっても、前記大きさの補強
板材を前記位置に予め配置しておき、前記貫通部を前記
補強板材の部分で形成する本発明方法によれば、前記合
成樹脂発泡体充填部の形成後の前記貫通部の切欠き形成
で生じる切欠き残存部によって、前記貫通部の縁部の補
強が常に可能となり、もって、従来方法で必要であっ
た、補強フレームの架設し直し等が不要となって従来の
問題が解消されるようになる。
大きさを変更する必要がある場合等、前記貫通部の大き
さが設計変更される場合であっても、前記大きさの補強
板材を前記位置に予め配置しておき、前記貫通部を前記
補強板材の部分で形成する本発明方法によれば、前記合
成樹脂発泡体充填部の形成後の前記貫通部の切欠き形成
で生じる切欠き残存部によって、前記貫通部の縁部の補
強が常に可能となり、もって、従来方法で必要であっ
た、補強フレームの架設し直し等が不要となって従来の
問題が解消されるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図5には、断熱壁パネル(その一部に、本発明方
法で製造される貫通部付き断熱パネルが含まれる)を一
部に用いて形成されたユニットバスが示されている。そ
のユニットバスは、浴槽を構成する浴槽ユニット1、そ
の浴槽ユニット1の片側に隣接配置されて洗い場を構成
する洗い場ユニット2、それら浴槽ユニット1及び洗い
場ユニット2の上部空間を囲って内空部に浴室Yを形成
する壁ユニット3及び天井ユニット4、前記浴室Yの出
入口を構成するドアユニット5等を備えており、それら
各ユニット1,2,3,4,5が夫々、適宜形態に組み
立てられて内空部に浴室Yが形成され、ユニット全体が
完成されるようになっている。前記壁ユニット3は、前
記断熱壁パネルの複数枚を左右に並べて連結することに
より(場合によっては、上下及び左右に並べて連結する
こともあるが、本実施例では、左右のみに並べて連結さ
れている)形成されるようになっている。前記断熱壁パ
ネルとしては、大別して、全面が壁となっているもの
(以下、第1パネルP1という)と、壁の一部が窓とし
て使用される貫通部Aとなっているもの(以下、第2パ
ネルP2という)とに分けられるが、本発明方法で製造
される断熱壁パネルは、前記第2パネルP2である。そ
の第2パネルP2は、壁の一部に前記貫通部Aが形成さ
れると共に、壁における前記貫通部A以外に部分の表層
部を形成すべく複数のタイル6を並設してなる板状表面
部材P(図2、図3参照)と、その板状表面部材Pの裏
側に配置されて前記板状表面部材Pと一体化される断熱
パネル本体とから構成されている。
する。図5には、断熱壁パネル(その一部に、本発明方
法で製造される貫通部付き断熱パネルが含まれる)を一
部に用いて形成されたユニットバスが示されている。そ
のユニットバスは、浴槽を構成する浴槽ユニット1、そ
の浴槽ユニット1の片側に隣接配置されて洗い場を構成
する洗い場ユニット2、それら浴槽ユニット1及び洗い
場ユニット2の上部空間を囲って内空部に浴室Yを形成
する壁ユニット3及び天井ユニット4、前記浴室Yの出
入口を構成するドアユニット5等を備えており、それら
各ユニット1,2,3,4,5が夫々、適宜形態に組み
立てられて内空部に浴室Yが形成され、ユニット全体が
完成されるようになっている。前記壁ユニット3は、前
記断熱壁パネルの複数枚を左右に並べて連結することに
より(場合によっては、上下及び左右に並べて連結する
こともあるが、本実施例では、左右のみに並べて連結さ
れている)形成されるようになっている。前記断熱壁パ
ネルとしては、大別して、全面が壁となっているもの
(以下、第1パネルP1という)と、壁の一部が窓とし
て使用される貫通部Aとなっているもの(以下、第2パ
ネルP2という)とに分けられるが、本発明方法で製造
される断熱壁パネルは、前記第2パネルP2である。そ
の第2パネルP2は、壁の一部に前記貫通部Aが形成さ
れると共に、壁における前記貫通部A以外に部分の表層
部を形成すべく複数のタイル6を並設してなる板状表面
部材P(図2、図3参照)と、その板状表面部材Pの裏
側に配置されて前記板状表面部材Pと一体化される断熱
パネル本体とから構成されている。
【0008】前記第2パネルP2は、以下に詳述する本
発明方法によって製造される。図1〜図4には、本発明
方法の一実施例が示されている。
発明方法によって製造される。図1〜図4には、本発明
方法の一実施例が示されている。
【0009】本発明方法においては、先ず、図1、図2
に示すように、太寸(例えば、19mmの四角)の角筒
よりなる直線金属部材の複数個を、平面視形状が略四角
枠となるように組み合わせて、その隅部を夫々溶接で連
結することにより、前記断熱パネルの外枠フレーム7を
形成する。そして、その外枠フレーム7に対し、パネル
の補強部材として機能し、後述する発泡用樹脂9A(図
3(ニ)参照)の通過を許容する補強フレーム7aを取
り付ける。その補強フレーム7aは、前記外枠フレーム
7とは異なって、細寸(例えば、13mmの四角)の角
筒よりなる直線金属部材にて構成されている。その理由
は、前記細寸(例えば、13mmの四角)の角筒よりな
る補強フレーム7aの下方に、前記発泡用樹脂9Aの通
流を許容する隙間を形成するためである。尚、前記補強
フレーム7aは、後述する補強板材11の配置部分には
設けないようにする。
に示すように、太寸(例えば、19mmの四角)の角筒
よりなる直線金属部材の複数個を、平面視形状が略四角
枠となるように組み合わせて、その隅部を夫々溶接で連
結することにより、前記断熱パネルの外枠フレーム7を
形成する。そして、その外枠フレーム7に対し、パネル
の補強部材として機能し、後述する発泡用樹脂9A(図
3(ニ)参照)の通過を許容する補強フレーム7aを取
り付ける。その補強フレーム7aは、前記外枠フレーム
7とは異なって、細寸(例えば、13mmの四角)の角
筒よりなる直線金属部材にて構成されている。その理由
は、前記細寸(例えば、13mmの四角)の角筒よりな
る補強フレーム7aの下方に、前記発泡用樹脂9Aの通
流を許容する隙間を形成するためである。尚、前記補強
フレーム7aは、後述する補強板材11の配置部分には
設けないようにする。
【0010】次に、図3(イ)に示すように、前記タイ
ル6の複数枚を、各表面が下向きとなる姿勢となしつつ
下型8A上に並べて載置することにより、板状表面部材
Pを形成する。尚、前記タイル6の相互間には一定の隙
間があけられており、その隙間が目地となる。前記下型
8Aには、各タイル6の位置決め、及び、目地を形成す
るための複数の突部8aが予め形成されており、前記各
タイル6は、前記突部8a間に嵌め込まれて、所定形態
に整列配置されるようになる。尚、前記複数の突部8a
は、前記下型8Aに予め形成された複数の挿入孔の幾つ
かにピンを挿し込むことによって形成される。次に、図
3(ロ)に示すように、前記板状表面部材Pの裏側目地
部に、目地閉塞用シール6Aを、隣接するタイル6にわ
たるように接着して、前記目地の底を閉塞する。この目
地閉塞用シール6Aによる閉塞は、後述するように供給
される発泡用樹脂9Aの目地への浸入を防止するための
ものである。次に、図3(ハ)に示すように、前記板状
表面部材P上の所定位置に、前記補強フレーム7a付き
の外枠フレーム7を載置する。この載置時には、平面視
で前記貫通部Aの形成予定部の外郭よりも大きな外郭を
有する補強板材11を、前記板状表面部材Pの裏面側に
配置した前記外枠フレーム7の枠内で、前記断熱パネル
の裏面となるべき位置に予め配置しておく。尚、前記補
強板材11を上述の適宜位置に配置するためには、その
補強板材11と前記板状表面部材Pとの間に、適宜材質
(例えば、発泡スチロール)、適宜高さ(即ち、前記外
枠フレーム7の高さから前記補強板材11の厚さを引い
た高さ)よりなる適宜数のスペーサ12を介在させてお
く。そして、前記下型8Aに対向する上型8Bの下面
に、離型樹脂層10を仮止めしておき、その仮止め状態
の上型8Bを前記下型8A側へ移動させるべく下降させ
ることにより、前記外枠フレーム7と前記板状表面部材
Pとで囲まれた空間Sを形成し、その空間Sを、前記離
型樹脂層10を介して前記上型8Bにて覆った状態とな
す。次に、図3(ニ)に示すように、前記空間Sの一部
に、未硬化の発泡用樹脂9A(具体的には、イソシアネ
ートとポリオールとの二液混合体)を、前記上型8Bに
予め形成されている貫通孔に挿入した発泡用樹脂注入ノ
ズル14経由で供給する。次に、図3(ホ)に示すよう
に、前記貫通孔に挿入された発泡用樹脂注入ノズル14
に替えて栓体15を前記貫通孔に挿入した後、前記空間
Sの一部に存在する前記発泡用樹脂9Aを発泡硬化させ
て前記合成樹脂発泡体充填部9を形成し、その合成樹脂
発泡体充填部9を、前記板状表面部材P、前記外枠フレ
ーム7及び前記補強フレーム7aと一体化させる。尚、
前記板状表面部材P上に前記補強フレーム7a付きの外
枠フレーム7を載置するに際し、前記外枠フレーム7と
前記板状表面部材Pとの間に、前記タイル6の破損防止
用、前記発泡用樹脂9Aの漏洩防止用等として機能する
弾性緩衝材16を介在させることが好ましい。次に、図
2(イ)に示す状態から、前記外枠フレーム7内に形成
された合成樹脂発泡体のうちの前記貫通部A相当部を、
前記補強板材11の部分で、その補強板材11のうちの
前記貫通部A相当部と共に図2(ロ)に示すように撤去
することにより、前記貫通部A付きの断熱パネルを完成
させる。
ル6の複数枚を、各表面が下向きとなる姿勢となしつつ
下型8A上に並べて載置することにより、板状表面部材
Pを形成する。尚、前記タイル6の相互間には一定の隙
間があけられており、その隙間が目地となる。前記下型
8Aには、各タイル6の位置決め、及び、目地を形成す
るための複数の突部8aが予め形成されており、前記各
タイル6は、前記突部8a間に嵌め込まれて、所定形態
に整列配置されるようになる。尚、前記複数の突部8a
は、前記下型8Aに予め形成された複数の挿入孔の幾つ
かにピンを挿し込むことによって形成される。次に、図
3(ロ)に示すように、前記板状表面部材Pの裏側目地
部に、目地閉塞用シール6Aを、隣接するタイル6にわ
たるように接着して、前記目地の底を閉塞する。この目
地閉塞用シール6Aによる閉塞は、後述するように供給
される発泡用樹脂9Aの目地への浸入を防止するための
ものである。次に、図3(ハ)に示すように、前記板状
表面部材P上の所定位置に、前記補強フレーム7a付き
の外枠フレーム7を載置する。この載置時には、平面視
で前記貫通部Aの形成予定部の外郭よりも大きな外郭を
有する補強板材11を、前記板状表面部材Pの裏面側に
配置した前記外枠フレーム7の枠内で、前記断熱パネル
の裏面となるべき位置に予め配置しておく。尚、前記補
強板材11を上述の適宜位置に配置するためには、その
補強板材11と前記板状表面部材Pとの間に、適宜材質
(例えば、発泡スチロール)、適宜高さ(即ち、前記外
枠フレーム7の高さから前記補強板材11の厚さを引い
た高さ)よりなる適宜数のスペーサ12を介在させてお
く。そして、前記下型8Aに対向する上型8Bの下面
に、離型樹脂層10を仮止めしておき、その仮止め状態
の上型8Bを前記下型8A側へ移動させるべく下降させ
ることにより、前記外枠フレーム7と前記板状表面部材
Pとで囲まれた空間Sを形成し、その空間Sを、前記離
型樹脂層10を介して前記上型8Bにて覆った状態とな
す。次に、図3(ニ)に示すように、前記空間Sの一部
に、未硬化の発泡用樹脂9A(具体的には、イソシアネ
ートとポリオールとの二液混合体)を、前記上型8Bに
予め形成されている貫通孔に挿入した発泡用樹脂注入ノ
ズル14経由で供給する。次に、図3(ホ)に示すよう
に、前記貫通孔に挿入された発泡用樹脂注入ノズル14
に替えて栓体15を前記貫通孔に挿入した後、前記空間
Sの一部に存在する前記発泡用樹脂9Aを発泡硬化させ
て前記合成樹脂発泡体充填部9を形成し、その合成樹脂
発泡体充填部9を、前記板状表面部材P、前記外枠フレ
ーム7及び前記補強フレーム7aと一体化させる。尚、
前記板状表面部材P上に前記補強フレーム7a付きの外
枠フレーム7を載置するに際し、前記外枠フレーム7と
前記板状表面部材Pとの間に、前記タイル6の破損防止
用、前記発泡用樹脂9Aの漏洩防止用等として機能する
弾性緩衝材16を介在させることが好ましい。次に、図
2(イ)に示す状態から、前記外枠フレーム7内に形成
された合成樹脂発泡体のうちの前記貫通部A相当部を、
前記補強板材11の部分で、その補強板材11のうちの
前記貫通部A相当部と共に図2(ロ)に示すように撤去
することにより、前記貫通部A付きの断熱パネルを完成
させる。
【0011】このような本発明方法によれば、現場の都
合等で、図4(イ)(ロ)に示すように、前記貫通部A
の大きさが設計変更される場合であっても、前記合成樹
脂発泡体充填部9の形成前に前記補強板材11を、断熱
パネルの裏面となるべき位置に予め配置しておくので、
前記合成樹脂発泡体充填部9の形成後に前記補強板材1
1の部分で前記貫通部Aを切欠き形成したときに、その
貫通部Aの周りに、前記補強板材11の切欠き残存部が
常に存在し、その切欠き残存部によって、前記貫通部A
の縁部が常に補強されるようになる。
合等で、図4(イ)(ロ)に示すように、前記貫通部A
の大きさが設計変更される場合であっても、前記合成樹
脂発泡体充填部9の形成前に前記補強板材11を、断熱
パネルの裏面となるべき位置に予め配置しておくので、
前記合成樹脂発泡体充填部9の形成後に前記補強板材1
1の部分で前記貫通部Aを切欠き形成したときに、その
貫通部Aの周りに、前記補強板材11の切欠き残存部が
常に存在し、その切欠き残存部によって、前記貫通部A
の縁部が常に補強されるようになる。
【0012】次に、別実施例について説明する。 〈1〉パネルに貫通部Aを形成するのは、上述の実施例
のように浴室Yに窓を形成するためだけではない。例え
ば、浴室Yに外へ張り出す収納ボックスを形成するとき
等にも、前記貫通部Aを形成する必要性が生じる。 〈2〉上述した本発明方法において、前記外枠フレーム
7の内周部や前記補強フレーム7aの表面部を予め脱脂
しておくとよい。この場合、前記脱脂で清浄化した外枠
フレーム7や補強フレーム7aの表面と前記合成樹脂発
泡体充填部9との接着度が向上するようになり、本発明
方法で得られる断熱パネルの強度が向上するようにな
る。 〈3〉前記板状表面部材Pは、上述の実施例のように複
数のタイル6を並べることによって形成されるとは限ら
ない。例えば、木質板や樹脂板や天然石材や人造石材等
を少数枚(1枚も含む)配置して形成することもでき
る。 〈4〉本発明方法で製造される断熱パネルは、上述の実
施例におけるユニットバス用の壁パネルに限定されない
のはいうまでもない。
のように浴室Yに窓を形成するためだけではない。例え
ば、浴室Yに外へ張り出す収納ボックスを形成するとき
等にも、前記貫通部Aを形成する必要性が生じる。 〈2〉上述した本発明方法において、前記外枠フレーム
7の内周部や前記補強フレーム7aの表面部を予め脱脂
しておくとよい。この場合、前記脱脂で清浄化した外枠
フレーム7や補強フレーム7aの表面と前記合成樹脂発
泡体充填部9との接着度が向上するようになり、本発明
方法で得られる断熱パネルの強度が向上するようにな
る。 〈3〉前記板状表面部材Pは、上述の実施例のように複
数のタイル6を並べることによって形成されるとは限ら
ない。例えば、木質板や樹脂板や天然石材や人造石材等
を少数枚(1枚も含む)配置して形成することもでき
る。 〈4〉本発明方法で製造される断熱パネルは、上述の実
施例におけるユニットバス用の壁パネルに限定されない
のはいうまでもない。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明方法で得られたパネルを示す平面図
【図2】図1中のイ−イ線による断面図
【図3】本発明方法の発泡硬化までの手順を示す説明図
【図4】貫通部を完成させる処理を示す斜視図
【図5】本発明方法で製造されるパネルを使用したユニ
ットバスを示す斜視図
ットバスを示す斜視図
7 外枠フレーム 9 合成樹脂発泡体充填部 9A 発泡用樹脂 11 補強板材 A 貫通部 P 板状表面部材 S 空間
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04
Claims (1)
- 【請求項1】 パネル面の一部に表裏貫通する貫通部
(A)を形成した断熱パネルを製造するに際し、板状表
面部材(P)の裏面側にパネルの外枠フレーム(7)を
配置した後、前記外枠フレーム(7)と前記板状表面部
材(P)とで囲まれた空間(S)の一部へ供給した未硬
化の発泡用樹脂(9A)を発泡硬化させることにより、
前記空間(S)に合成樹脂発泡体充填部(9)を形成し
て全体を一体化させると共に、前記空間(S)相当部分
の一部に前記貫通部(A)を形成することにより、前記
貫通部(A)付きの断熱パネルを製造する断熱パネルの
製造方法であって、 前記貫通部(A)の形成予定部の外郭よりも大きな外郭
を有する補強板材(11)を、前記板状表面部材(P)
の裏面側に配置した前記外枠フレーム(7)の枠内で、
前記断熱パネルの裏面となるべき位置に予め配置してお
き、前記合成樹脂発泡体充填部(9)の形成後に、前記
補強板材(11)の部分で前記貫通部(A)を切欠き形
成する断熱パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7267224A JPH09111903A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 断熱パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7267224A JPH09111903A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 断熱パネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09111903A true JPH09111903A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17441868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7267224A Pending JPH09111903A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 断熱パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09111903A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006046520A1 (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 建築用部材及び建物 |
JP2016223241A (ja) * | 2015-06-03 | 2016-12-28 | トヨタホーム株式会社 | 断熱パネル |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP7267224A patent/JPH09111903A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006046520A1 (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 建築用部材及び建物 |
US7805901B2 (en) | 2004-10-28 | 2010-10-05 | Panasonic Corporation | Construction material and building |
JP2016223241A (ja) * | 2015-06-03 | 2016-12-28 | トヨタホーム株式会社 | 断熱パネル |
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