JPH09109963A - 自転車用部品 - Google Patents

自転車用部品

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JPH09109963A
JPH09109963A JP8194326A JP19432696A JPH09109963A JP H09109963 A JPH09109963 A JP H09109963A JP 8194326 A JP8194326 A JP 8194326A JP 19432696 A JP19432696 A JP 19432696A JP H09109963 A JPH09109963 A JP H09109963A
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JP
Japan
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bicycle
component
light
constitutes
light reflecting
Prior art date
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Application number
JP8194326A
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English (en)
Inventor
Takashi Matsunaga
孝 松永
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間における自転車の視認性を向上させる。 【解決手段】 ギヤクランク部31は、先端にペダル5
0が取り付けられた右クランク51および左クランク5
2と、右クランク51に同芯に取り付けられたアウタギ
ヤ板53,センタギヤ板54およびインナギヤ板55
と、両端にクランク51,52が取り付けられたクラン
ク軸(図示せず)を回転自在に支持するボトムブラケッ
ト56とを有している。アウタギヤ板53の外側面にお
いてギヤ部53aの内側には蓄光部60と光反射部61
とが同一円周上に交互に配置されている。蓄光部60お
よび光反射部61は、それぞれ蓄光塗料および光反射塗
料を塗布することで形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車部品、特に
夜間走行時の使用に好適な自転車部品に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車が夜間に走行する際の視認性を向
上させるため、従来、自転車の後どろよけに赤色や黄色
のリヤリフレクタや反射テープ等の光反射部材が取り付
けられている。これにより、夜間において後方から自動
車のヘッドランプの光が自転車に照射されると、光反射
部材が光を反射し、この反射光によって自動車の運転者
に自転車を視認させることができる。この種の光反射部
材を、どろよけ等の固定部品に取り付けたうえに、さら
にペダルやスポーク組み立て体等の回転部品に取り付け
ることも行われている。このような回転部品に光を照射
すると反射位置が動くので、運転者の注意を喚起しやす
くなり、さらに視認性を向上できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の光反射部材
を取り付けた構成では、光が光反射部材に照射されない
と光反射部材が光らず、自転車を視認させることができ
ないという問題がある。たとえば、自動車の横や斜め後
ろ等のヘッドライトが当たらない場所に自転車が位置し
ていると、ドアミラーやバックミラーに写る場所にいて
も、自動者の運転者は自転車を視認できないことがあ
る。
【0004】また、夜間において、無灯火の自転車が前
方から自動車に向かってくるときには、前方に向けた光
反射部材が自転車に取り付けられていても、ヘッドラン
プで照射できる距離まで自転車が近づかないと運転者は
自転車を視認しずらい。本発明の課題は、夜間における
自転車の視認性を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1に係る自転車部品
は、自転車に配置される部品であって、部品本体と、光
反射部と、蓄光部とを備えている。光反射部は、部品本
体の外側面に配置されている。蓄光部は、外側面の光反
射部の近傍に配置されている。ここでは、蓄光部と光反
射部とが部品本体の外側面に近接して配置されているの
で、夜間においては、光反射部による反射光だけでな
く、蓄光部に蓄えられた光が発光し、これらの光を外部
から視認できる。また、蓄光部が光反射部の近傍に配置
されているので、蓄光部からの光が反射部で反射し、こ
れによる反射光も外部から視認できる。このため、他か
らの光が光反射部に当たらなくても、蓄光部が発光して
いる限りは自転車の視認性を向上できる。
【0006】発明2に係る自転車部品は、発明1記載の
部品において、光反射部および蓄光部は複数であり、部
品本体の外側面に所定の間隔で交互に配置されている。
この場合には、光反射部および蓄光部の数が多くなるの
で、視認性がより向上する。発明3に係る自転車部品
は、発明1または2記載の部品において、部品本体は自
転車の回転部品を構成している。この場合には、光反射
部および蓄光部が回転するので、環状に発光し、視認性
がさらに向上する。
【0007】発明4に係る自転車部品は、発明3記載の
部品において、光反射部および蓄光部は複数であり、回
転部品の外側面において周方向に所定の間隔で配置され
ている。この場合には同一半径上で発光するので、視認
性がさらに向上する。発明5に係る自転車部品は、発明
3または4記載の部品において、回転部品は自転車の駆
動用チェーンに噛み合う前側ギヤ板を構成している。こ
の場合には、側方からの視認性が向上する。
【0008】発明6に係る自転車部品は、発明3または
4記載の部品において、回転部品は自転車の駆動用チェ
ーンに噛み合う後側小ギヤを構成している。この場合に
は、側方からの視認性が向上する。発明7に係る自転車
部品は、発明3または4記載の部品において、回転部品
は自転車のリムを構成している。この場合には、前後方
からの視認性が向上する。
【0009】発明8に係る自転車部品は、発明3または
4記載の部品において、回転部品は自転車のスポーク組
み立て体を構成している。この場合には、側方からの視
認性が向上する。発明9に係る自転車部品は、発明3ま
たは4記載の部品において、回転部品は自転車のハブを
構成している。この場合には、前後方からの視認性が向
上する。
【0010】発明10に係る自転車部品は、発明3また
は4記載の部品において、回転部品は自転車のペダルを
構成している。この場合には、側方および前後方からの
視認性が向上する。発明11に係る自転車部品は、発明
3または4記載の部品において、回転部品は自転車のフ
ロント歯付プーリーの外側に配置される脱線防止リング
を構成している。この場合には、側方からの視認性が向
上する。
【0011】発明12に係る自転車部品は、発明3また
は4記載の部品において、回転部品は、自転車のギヤク
ランクのギヤ板を取り付ける放射状に延びるギヤ板取付
部を構成している。この場合には、側方からの視認性が
向上する。発明13に係る自転車部品は、発明3または
4記載の部品において、回転部品は自転車のチェーンカ
バーを構成している。この場合には、側方からの視認性
が向上する。
【0012】発明14に係る自転車部品は、発明1記載
の部品において、部品本体は、自転車の可動部品を構成
している。この場合には、可動部品の配置位置に応じた
方向からの視認性を向上できる。発明15に係る自転車
部品は、発明14記載の部品において、可動部品は自転
車のフロントディレーラを構成している。この場合に
は、側方からの視認性が向上する。
【0013】発明16に係る自転車部品は、発明14記
載の部品において、可動部品は自転車のリヤディレーラ
を構成している。この場合には、側方からの視認性が向
上する。発明17に係る自転車部品は、発明14記載の
部品において、可動部品は自転車のブレーキシューが取
り付けられるブレーキリンクを構成している。この場合
には、前後方からの視認性が向上する。
【0014】発明18に係る自転車部品は、発明14記
載の部品において、可動部品は自転車の制動操作用のブ
レーキレバーを構成している。この場合には、前方から
の視認性が向上する。発明19に係る自転車部品は、発
明14記載の部品において、可動部品は自転車のブレー
キ用および/またはシフト用のアウターケーシングを構
成している。この場合には、四方からの視認性が向上す
る。
【0015】発明20に係る自転車部品は、発明1記載
の部品において、部品本体は自転車の固定部品を構成し
ている。この場合には、固定部品の配置位置に応じた方
向からの視認性を向上できる。発明21に係る自転車部
品は、発明20記載の部品において、固定部品は自転車
のシートポストを構成している。この場合には、後方お
よび両側方からの視認性が向上する。
【0016】発明22に係る自転車部品は、発明20記
載の部品において、固定部品は自転車のフレームを構成
している。この場合には、光反射部および蓄光部の配置
位置に応じて所望の方向からの視認性を向上できる。発
明23に係る自転車部品は、発明20記載の部品におい
て、固定部品は自転車のヘッドセットを構成している。
この場合には、前方および両側方からの視認性が向上す
る。
【0017】発明24に係る自転車部品は、発明20記
載の部品において、固定部品は自転車の錠を構成してい
る。この場合は、特に後方からの視認性が向上するとと
もに、蓄光部の光によって、夜間の錠の解除操作等が容
易になる。発明25に係る自転車部品は、発明1から2
4のいずれかに記載の部品において、光反射部は、外側
面に固定された光反射部材により形成されている。
【0018】発明26に係る自転車部品は、発明1から
24のいずれかに記載の部品において、光反射部は、外
側面に光反射塗料を塗布して形成されている。発明27
に係る自転車部品は、発明1から26のいずれかに記載
の部品において、蓄光部は外側面に固定された蓄光部材
により形成されている。発明28に係る自転車部品は、
発明1から26のいずれかに記載の部品において、蓄光
部は外側面に蓄光塗料を塗布して形成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を採
用したマウンテンバイク(以下、MTBという)の側面
図である。図1において、MTBは車体の骨格をなすダ
イヤモンド形のフレーム1を備えている。フレーム1
は、たとえばアルミニウムパイプのTig溶接構造のフ
レーム体2と、フレーム体2の前部に斜め縦軸回りに回
転自在に支持され、下部が2股に分かれた前ホーク3と
を有している。また、MTBは、前ホーク3に連結され
たハンドル部4と、フレーム体2の下部に取り付けら
れ、踏み力を駆動力に変換する駆動部5と、前ホーク3
の下端に回転自在に支持された前輪6と、フレーム体2
の後部に回転自在に支持された後輪7と、前後の制動装
置8,9とを備えている。
【0020】フレーム体2は、三角形状の前三角部10
と、前三角部10の後方に配置された後三角部11とを
有している。前三角部10は、横方向に配置された上パ
イプ15と、上パイプ15の下方に前上がりに配置され
た下パイプ16と、上パイプ15および下パイプ16の
前端を接合するヘッドパイプ17と、上パイプ15およ
び下パイプ16の後端を接合し、斜め上方に延びる立パ
イプ18とから構成されている。後三角部11は、立パ
イプ18に前端が接合され2股に分かれて斜め下方に延
びるバックホーク20と、立パイプ18の下端から後方
に2股に分かれて延び、バックホーク20の後端に接合
されたチェーンステー21とから構成されている。
【0021】ヘッドパイプ17には、前ホーク3を回転
自在に支持するためのヘッドセット22が取り付けられ
ている。ヘッドセット22は、図2に示すように、ヘッ
ドパイプ17の上端に配置された止めナット40、中ナ
ット41、上玉押し42および上わん43と、下端に配
置された下わん45および下玉押し46とを有してい
る。上玉押し42と上わん43の間および下わん45と
下玉押し46の間には鋼球44が挟まれている。
【0022】また、立パイプ18の上部にはシートポス
ト23が上下に移動可能に固定されている。シートポス
ト23の上端には、サドル24が固定されている。シー
トポスト23の上側外周部には、図3に示すように、蓄
光部材からなる3つの蓄光部29と、光反射部材からな
る2つの光反射部30とが上下に交互に隣接配置されて
いる。蓄光部材は、たとえば、熱可塑性樹脂にファイヤ
ーオレンジAX−14N(商品名:DAYGRO社製)
やGSS(商品名:根本特殊化学(株)製)等の蓄光顔
料を封入した着色充填剤を配合して得られた樹脂組成物
を成形して得たものである。光反射部材は、たとえば、
筒状の合成樹脂素材の周面に反射テープを貼り付けたも
のである。なお、サドル24の上下位置等で蓄光部29
や光反射部30の取付個数が制限される場合には、これ
らを蓄光塗料や光反射塗料を塗布することで形成し、サ
ドル24の上下調整の妨げにならないようにしてもよ
い。また、取付個数を減少させてもよい。このような蓄
光部29と光反射部30とを隣接してシートポスト23
に配置することで、夜間において、蓄光部29が発光し
ている限り、その光を外部から視認できる。また、蓄光
部29の光が光反射部30で四方に反射されるので、視
認性がより向上し、光が光反射部30に当たらない暗闇
のなかでも自転車の位置を他の人に視認させることがで
きる。このため、自転車の夜間走行時の安全性を向上さ
せることができる。特に、シートポスト23は、MTB
の上部に位置し、四方からの見通しが良いので、蓄光部
29や光反射部30の配置場所として好適である。
【0023】前ホーク3の上部にはハンドル部4を構成
するハンドルステム25が上下に移動可能に固定されて
いる。ハンドルステム25の上端には、左右に延びるハ
ンドルバー26が固定されている。ハンドルバー26の
両端外周にはグリップ27が嵌め込まれている。このグ
リップ27の内側には、チェンジレバー付のブレーキレ
バー28が取り付けられている。
【0024】駆動部5は、立パイプ18と下パイプ16
との接合部に形成されたハンガ部(図示せず)に設けら
れたギヤクランク部31と、後輪7のフリーハブ32
(後述)に回転不能に取り付けられた小ギヤ部33と、
ギヤクランク部31と小ギヤ部33との間に架け渡され
たチェーン34と、変速用のフロントディレーラ35お
よびリアディレーラ36とを有している。
【0025】ギヤクランク部31は、図4に示すよう
に、先端にペダル50が取り付けられた右クランク51
および左クランク52と、右クランク51に、それぞれ
同芯に取り付けられたアウタギヤ板53,センタギヤ板
54およびインナギヤ板55と、両端にクランク51,
52が取り付けられたクランク軸(図示せず)を回転自
在に支持するボトムブラケット56とを有している。ボ
トムブラケット56はハンガ部に取り付けられている。
右クランク51は、基端(図4上側端部)に略星形に放
射状に延びて形成されたギヤ取付部57と、ギヤ取付部
57の中心部から外方に延びる棒状のクランクアーム5
8とを有している。クランクアーム58の先端にペダル
50のペダル軸59がネジ止めされており、このギヤ取
付部57の内側側面に、順に歯数が少なくなるアウタギ
ヤ板53、センタギヤ板54およびインナギヤ板55が
ボルト止めされている。
【0026】アウタギヤ板53の外側面においてギヤ部
53aの内側には蓄光部60と光反射部61とが同一円
周上に交互に配置されている。蓄光部60および光反射
部61は、それぞれ蓄光塗料および光反射塗料を塗布す
ることで形成されている。この蓄光部60および光反射
部61の表面は透明塗料を塗布して形成された保護膜で
覆われている。ここで、蓄光塗料としては、前述した蓄
光顔料を添加した透明塗料を用いればよい。また、ギヤ
取付部57やクランクアーム58にも蓄光部60と光反
射部61とが交互に配置されている。
【0027】ペダル50は、クランクアーム58にネジ
止めされたペダル軸59と、ペダル軸59に回転自在に
支持されたペダル本体65と、ペダル本体65の周囲に
固定された踏み枠66とを有している。ペダル本体65
の片面には自転車用の靴に装着されたクリートに係止す
るクリート係止部67が設けられている。踏み枠66の
外周面にも、前述した蓄光部60および光反射部61が
交互に配置されている。なお、蓄光部60と光反射部6
1とを合わせた個数が奇数のときは、蓄光部60の数を
多くすると、発光量が増加して視認性がより向上する。
【0028】小ギヤ部33は、図5に示すように、中心
に配置された筒状のボス部70と、ボス部70に固定さ
れた8枚の小ギヤ71a〜71hとを有している。ボス
部70の中心にはフリーハブ32と係止するためのスプ
ライン孔72が形成されている。小ギヤ71a〜71h
のうちインナ側の小ギヤ71aの両側面には前述した蓄
光部60および光反射部61が同一円周上に交互に配置
されている。
【0029】フロントディレーラ35は、立パイプ18
に固定されたシフトリンク部75と、チェーン34を案
内するチェーンガイド部76とを有している。リアディ
レーラ36は、後輪7のハブ軸ブラケット77に取り付
けられたシフトリンク部78と、チェーン34を案内す
るチェーンガイド部79とを有している。フロントディ
レーラ35は、インナケーブルにより、右ブレーキレバ
ー28のチェンジレバーに連結されており、チェンジレ
バーを操作することで、いずれかのギヤ板53〜55に
チェーン34を案内する。リアディレーラ36は、イン
ナケーブルにより、左ブレーキレバー28のチェンジレ
バーに連結されており、チェンジレバーを操作すること
で、いずれかの小ギヤ71a〜71hにチェーン34を
案内する。
【0030】前輪6は、フロントハブ81と、フロント
ハブ81から放射状に編み上げられた多数のスポーク8
2と、スポーク82の先端に固定されたリム83と、リ
ム83に装着されたタイヤ84とから構成されている。
後輪7は、フリーハブ32と、フリーハブ32から放射
状に編み上げられた多数のスポーク82と、スポーク8
2の先端に固定されたリム83と、リム83に装着され
たタイヤ84とから構成されている。前輪6のフロント
ハブ81には、電池駆動形の前照灯80が装着されてい
る。
【0031】前制動装置8は、図6に示すように、カン
チレバー形であり、前ホーク3に回転自在に支持された
左右1対のブレーキリンク85と、ブレーキリンク85
に調整可能に固定されたブレーキシュー86とを有して
いる。ブレーキリンク85は、インナーケーブルによっ
て右ブレーキレバー28に連結されており、ブレーキレ
バー28を操作することでリム83の両側を挟んで前輪
6を制動する。後制動装置9も同様なカンチレバー形の
ものであり、ブレーキクランクがイナーケーブルによっ
て左ブレーキレバー28に連結されており、ブレーキレ
バー28を操作することでリム83の両側を挟んで後輪
7を制動する。
【0032】このように構成されたMTBで夜間走行す
る際には、前照灯80をオンして前方を照らす。また、
蓄光部29,60に蓄えられた光がそこから発せられ、
その光を外部から視認できるとともに、蓄光部29,6
0から発せられた光の一部が光反射部30,61で反射
して外方に散乱し、外部から視認できるようになる。こ
のため、光の照射の有無に係わらず、MTBの位置が常
に視認できるようになる。とくに、ギヤクランク部31
等の回転部品に蓄光部60および光反射部61を配置し
たので、光が回転してより視認しやすくなる。
【0033】〔他の実施形態〕 (a) 図7に示すように、ギヤクランク部31にチェ
ーンの外側への脱落を防止するアウタリング90を設け
た場合には、アウタリング90の外側面に蓄光部60と
光反射部61とを配置してもよい。 (b) 図8に示すように、ヘッドセット22を構成す
る上わん43の外表面に、円周方向に蓄光部材100と
光反射部材101とを交互に配置してもよい。 (c) 図9に示すように、チェーン34にチェーンカ
バー102を設ける場合がある。このチェーンカバー1
02は、チェーン34を両側からカバーする複数のカバ
ー部材103から構成されており、チェーン34ととも
に屈曲することが可能である。
【0034】このようなチェーンカバー102を設けた
場合には、各カバー部材103に、交互に蓄光塗料と光
反射塗料とを塗布してもよい。すなわち、カバー部材1
03aに蓄光塗料を塗布し、カバー部材103aの間に
配置されたカバー部材103bに光反射塗料を塗布して
もよい。さらに、カバー部材103に、交互に蓄光部材
と光反射部材とを添付してもよい。 (d) フレーム体2の各パイプ15〜17や前ホーク
3に蓄光部や光反射部を配置してもよい。この場合、蓄
光部材や光反射部材を配置してもよい。例えば図10に
示す例では、上パイプ15に蓄光部材105と光反射部
材106とが前後方向に交互に配置されている。これら
の部材105,106は、それぞれ図に示すような矩形
状であってもよいし、またテープ状の部材を上パイプ1
5の外周面に巻き付けるようにして配置してもよい。 (e) 図11に示すように、フロントディレーラ35
を構成するチェーンガイド部35aの外側面に、蓄光部
材107と光反射部材108とを前後方向に交互に配置
してもよい。さらに、図12に示すように、リヤディレ
ーラ36のシフトリンク部78の外側面に、蓄光部材1
10と光反射部材111とを上下方向に交互に配置して
もよい。 (f) 図13に示すように、リム83の外側面の、ブ
レーキシューが当接しない内周側の面83aに、蓄光部
材112と光反射部材113とを円周方向に交互に配置
してもよい。なお、ハブ部において制動するようなブレ
ーキシステムを採用する場合は、リムの外側面の半径方
向の中央部に、蓄光部材と光反射部材とを円周方向に交
互に配置すればよい。 (g) 図14に示すように、ブレーキリンク85の前
面または後面、すなわち、前制動装置8においてはブレ
ーキリンク85の前面に、また後制動装置9においては
ブレーキクランク85の後面に、それぞれ蓄光部材11
5と光反射部材116とを上下方向に交互に配置しても
よい。 (h) 図15に示すように、フリーハブ32やフロン
トハブ81の外周面に蓄光部と光反射部とを配置しても
よい。図15(A)では、ハブ32,81の軸方向中央
部の胴部に、蓄光部材120と光反射部材121とを円
周方向に交互に配置している。また、図15(B)で
は、ハブ32,81の胴部に蓄光部材120と光反射部
材121とが軸方向に交互に巻き付けられている。 (i) 図16に示すように、ブレーキレバー28の外
側面に蓄光部122と光反射部123とを配置してもよ
い。ここでは、蓄後部122は蓄光塗料をブレーキレバ
ー外側面に塗布することにより、また光反射部123は
光反射塗料を塗布することにより形成されている。 (j) インナケーブルを被覆するアウタケーシングに
蓄光部と光反射部とを配置してもよい。例えば図17に
示す例では、フロントディレーラ及びリアディレーラを
操作するためのインナーケーブル130,131を被覆
するアウターケーシング132,133において、その
外周面の全体にわたって、ケーシングの長手方向に沿っ
て蓄光部135と光反射部136とが交互に形成されて
いる。蓄光部135には蓄光塗料が塗布され、光反射部
136には光反射塗料が塗布されている。もちろん、蓄
光部材、光反射部材を巻き付けて形成してもよい。 (k)図18に示すように、スポーク82の外周部に、
蓄光部140と光反射部141とを1本のスポーク毎に
交互に配置してもよい。この場合、蓄光部140は蓄光
塗料を塗布し、光反射部141には光反射塗料を塗布し
て形成すればよい。 (l) 錠を設けた場合は、この錠に蓄光部及び光反射
部を設けてもよい。例えばカギを差し込む穴を有する錠
では、その穴が形成された面あるいは穴の近傍に蓄光部
を設けることにより、夜間において暗い場合にカギ穴の
位置が確認しやすい。また、複数の番号を合わせてロッ
ク解除するようにしたワイヤ錠の場合は、番号合わせを
行う部分に蓄光部を設けることにより前記同様に夜間に
おいて番号合わせの操作を行いやすい。
【0035】図19に、錠に蓄光部及び光反射部を設け
た場合の例を示す。この例では、バックホーク20に馬
蹄錠150が装着されている。そして、図19(B)に
示すように、カギ151を差し込む穴150aが設けら
れた部分150bに蓄光塗料が塗布され、蓄光部(15
2)となっている。また、図19(A)に示すように、
馬蹄錠150の後方から確認可能な面150cには、光
反射部を構成する光反射部材153が配置されている。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る自転車部品では、蓄光部と
光反射部とが部品本体の外側面に近接して配置されてい
るので、蓄光部に蓄光された光が夜間において発光し、
またこの蓄光部からの光が光反射部で反射して外部から
視認できる。このため、他からの光が光反射部に当たら
なくても、蓄光部が発光している限りは自転車の視認性
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したMTBの側面
図。
【図2】そのヘッドセットの半截断面図。
【図3】シートポストの側面図。
【図4】ギヤクランク部の斜視部分図。
【図5】小ギヤ部の斜視部。
【図6】制動装置の斜視図。
【図7】アウタリングを設けたギヤクランク部の側面部
分図。
【図8】ヘッドセットに蓄光部及び光反射部を設けた実
施形態を示す図。
【図9】チェーンカバーに蓄光部及び光反射部を設けた
実施形態を示す図。
【図10】上パイプに蓄光部及び光反射部を設けた実施
形態を示す図。
【図11】フロントディレーラに蓄光部及び光反射部を
設けた実施形態を示す図。
【図12】リヤディレーラに蓄光部及び光反射部を設け
た実施形態を示す図。
【図13】リムに蓄光部及び光反射部を設けた実施形態
を示す図。
【図14】ブレーキリンクに蓄光部及び光反射部を設け
た実施形態を示す図。
【図15】ハブに蓄光部及び光反射部を設けた実施形態
を示す図。
【図16】ブレーキレバーに蓄光部及び光反射部を設け
た実施形態を示す図。
【図17】アウターケーシングに蓄光部及び光反射部を
設けた実施形態を示す図。
【図18】スポークに蓄光部及び光反射部を設けた実施
形態を示す図。
【図19】錠に蓄光部及び光反射部を設けた実施形態を
示す図。
【符号の説明】
1 フレーム 2 フレーム体 3 前ホーク 22 ヘッドセット 23 シートポスト 28 ブレーキレバー 29,60,100,105,107,110,11
2,115,120,122,135,140,152
蓄光部 30,61,106,108,111,113,11
6,121,123,136,141,153 光反射
部 32 フリーハブ 34 チェーン 35 フロントディレーラ 36 リヤディレーラ 50 ペダル 53 アウタギヤ板 57 ギヤ取付部 71h 小ギヤ 81 フロントハブ 82 スポーク 83 リム 85 ブレーキクランク 90 アウタリング 102 チェーンカバー 132,133 アウターケーシング 150 錠

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車に配置される自転車用部品であっ
    て、 部品本体と、 前記部品本体の外側面に配置された光反射部と、 前記外側面の前記光反射部の近傍に配置された蓄光部
    と、を備えた自転車用部品。
  2. 【請求項2】前記光反射部および蓄光部は複数であり、
    前記部品本体の外側面に所定の間隔で交互に配置されて
    いる、請求項1記載の自転車用部品。
  3. 【請求項3】前記部品本体は自転車の回転部品を構成し
    ている、請求項1または2記載の自転車用部品。
  4. 【請求項4】前記光反射部および蓄光部は複数であり、
    前記回転部品の外側面において周方向に所定の間隔で配
    置されている、請求項3記載の自転車用部品。
  5. 【請求項5】前記回転部品は自転車の駆動用チェーンに
    噛み合う前側ギヤ板を構成している、請求項3または4
    記載の自転車用部品。
  6. 【請求項6】前記回転部品は自転車の駆動用チェーンに
    噛み合う後側小ギヤを構成している、請求項3または4
    記載の自転車用部品。
  7. 【請求項7】前記回転部品は自転車のリムを構成してい
    る、請求項3または4記載の自転車用部品。
  8. 【請求項8】前記回転部品は自転車のスポーク組み立て
    体を構成している、請求項3または4記載の自転車用部
    品。
  9. 【請求項9】前記回転部品は自転車のハブを構成してい
    る、請求項3または4記載の自転車用部品。
  10. 【請求項10】前記回転部品は自転車のペダルを構成し
    ている、請求項3または4記載の自転車用部品。
  11. 【請求項11】前記回転部品は、自転車の前側ギヤ板の
    外側に配置される脱線防止部材を構成している、請求項
    3または4記載の自転車用部品。
  12. 【請求項12】前記回転部品は、自転車のギヤクランク
    のギヤ板を取り付ける放射状に延びるギヤ板取付部を構
    成している、請求項3または4記載の自転車用部品。
  13. 【請求項13】前記回転部品は自転車のチェーンカバー
    を構成している、請求項3または4記載の自転車用部
    品。
  14. 【請求項14】前記部品本体は自転車の可動部品を構成
    している、請求項1記載の自転車用部品。
  15. 【請求項15】前記可動部品は自転車のフロントディレ
    ーラを構成している、請求項14記載の自転車用部品。
  16. 【請求項16】前記可動部品は自転車のリヤディレーラ
    を構成している、請求項14記載の自転車用部品。
  17. 【請求項17】前記可動部品は自転車のブレーキシュー
    が取り付けられるブレーキリンクを構成している、請求
    項14記載の自転車用部品。
  18. 【請求項18】前記可動部品は自転車の制動操作用のブ
    レーキレバーを構成している、請求項14記載の自転車
    用部品。
  19. 【請求項19】前記可動部品は自転車のブレーキ用およ
    び/またはシフト用のアウターケーシングを構成してい
    る、請求項14記載の自転車用部品。
  20. 【請求項20】前記部品本体は自転車の固定部品を構成
    している、請求項1記載の自転車用部品。
  21. 【請求項21】前記固定部品は自転車のシートポストを
    構成している、請求項20記載の自転車用部品。
  22. 【請求項22】前記固定部品は自転車のフレームを構成
    している、請求項20記載の自転車用部品。
  23. 【請求項23】前記固定部品は自転車のヘッドセットを
    構成している、請求項20記載の自転車用部品。
  24. 【請求項24】前記固定部品は自転車の錠を構成してい
    る、請求項20記載の自転車用部品。
  25. 【請求項25】前記光反射部は、前記外側面に固定され
    た光反射部材により形成されている、請求項1から24
    のいずれかに記載の自転車用部品。
  26. 【請求項26】前記光反射部は外側面に光反射塗料を塗
    布して形成されている、請求項1から24のいずれかに
    記載の自転車用部品。
  27. 【請求項27】前記蓄光部は、前記外側面に固定された
    蓄光部材により形成されている、請求項1から26のい
    ずれかに記載の自転車用部品。
  28. 【請求項28】前記蓄光部は、前記外側面に蓄光塗料を
    塗布して形成されている、請求項1から26のいずれか
    に記載の自転車用部品。
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Cited By (2)

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JP2011224540A (ja) * 2010-04-01 2011-11-10 Raydent Kogyo Kk 路面車両用金属部品の塗装法
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