JPH09109772A - ブレーキ踏力連動可変式ストップランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 運転者の意図する制動を、後続の車へ量的、視覚的に知
らせ、後続車が前車の意図する制動を認知できるように
なり、適確な判断、操作をすることが可能となる。 【目的】前車の前方を確認しにくい状況で、前車の意図
する制動を確認出来なかったことによる追突の防止や、
事故につながる無意味な制動を避けることを目的とし
た。 【構成】ブレーキ回路に油圧センサー（１）を設置し、
計測された油圧を電気的信号に変換する（２）。その電
気的信号は幾つかの程度に分類され（２）、程度に合わ
せストップランプの点灯面積を変化させる（３）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［産業上の利用分野］この発明は、可変式
ストップランプを自動車後部に設置し、制動時その力の
程度を後続車に知らしめるものである。

【０００２】［従来の技術］従来のストップランプは、
基本的に点灯、消灯の２種であり、前車の操作する制動
力を後続車が客観的に感知することは出来なかった。

【０００３】［発明が解決しようとする課題］ イ、オートマチック車が大半を占める現在の交通事情に
おいて、特に高速道路での頻回なストップランプ点灯シ
ーンを見かけるが、その真意が急制動であるのか、軽度
の減速であるのかは後続車には感知出来ず、大きな不安
材料となっている。 ロ、前車との車両間隔が十分にとれない道路混雑時や、
前方をトラック等の大型車が位置しており前車の前方を
確認しにくい状況で、ブレーキの踏み遅れによる追突だ
けでなく過剰反応によるスリップ事故がおこっている。 本発明は、以上の欠点を解決するためになされたもので
ある。

【０００４】［課題を解決するための手段］ブレーキの
マスターシリンダー以降のブレーキ回路に油圧センサー
（１）を設置し、それによって測定された圧力を電気的
信号に変え（２）、その圧力の変化を数段階に分けスト
ップランブの点灯面積で表示する（３）。

【０００５】［作用］ストップランプの点灯面積の変化
を後方へ提示することより、後続車が前車の意図する制
動を視覚的に容易に認知できる。

【０００６】［実施例］以下、本発明の実施例をのべ
る。 （イ）ブレーキ回路に油圧センサー（１）を設置する。 （ロ）計測された油圧を電気的信号に変換する（２）。 （ハ）電気的信号は幾つかの程度に分類される（２）。
（例：弱−中−強） （ニ）程度に合わせストップランプの点灯面積を変化さ
せる（３）。（例：狭−中−広）

【０００７】［発明の効果］本発明を使用することによ
って、種々の状況下で、後続車が前車の意図する制動を
認知しうることにより、適確な判断、操作をすることが
出来る。これにより、追突の防止だけでなく事故につな
がる無意味な制動を避けることに役立つ。さらには、不
用意な制動による高速道路での渋滞緩和にもつながる可
能性を秘めている。

【図面の簡単な説明】

【図１】簡単な回路図

【符号の説明】

１． 油圧センサー ２． 油圧−電気信号変換ユニット ３． ストップランプ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】１． ブレーキの踏力を油圧センサーで感
   知し（１）、圧力の変動を電気的信号に置き換え
   （２）、ストップランプの点灯面積の変化で表示する
   （３）。 ２． 車種間によりその制動能力には違いがあり、ブレ
   ーキ油圧と制動に関する基本的なデータが必要となり、
   ストップランプの点灯面積の変化と制動力の変化との関
   係は、全ての車種においてある程度統一されなければな
   らない。 ３． ストップランプの形状および大きさは一定である
   ことが望ましいが、暗所でその最大面積が確認可能であ
   れば不定でもよい。 ４． この書類上では、ブレーキ制動の強さをその油圧
   をもって計測しているが、これは一つの例に過ぎず、ブ
   レーキ制動の強さを測定するいかなる手段もこの意に含
   まれる。