JPH09109442A - イオン流記録装置 - Google Patents

イオン流記録装置

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JPH09109442A
JPH09109442A JP29468195A JP29468195A JPH09109442A JP H09109442 A JPH09109442 A JP H09109442A JP 29468195 A JP29468195 A JP 29468195A JP 29468195 A JP29468195 A JP 29468195A JP H09109442 A JPH09109442 A JP H09109442A
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JP
Japan
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discharge
ion
ion flow
ions
discharge electrode
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Pending
Application number
JP29468195A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Noguchi
野口雅敏
Masatoshi Iguchi
井口正俊
Mitsuru Yokoyama
満 横山
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Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電電極対の間で放電を行わせてイオンを発
生し、このイオンを印字ヘッドのスリットを通して電荷
受像媒体に照射して所望の画像を作成するイオン流記録
装置において、スリットの配置精度をラフにする。 【構成】 放電電極対を少なくとも2つ設け、これらを
その生成したイオンの流動方向に平行に対向配置し、さ
らにこれらの放電電極対の間にスリットを配置するよう
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はイオン発生部により生
成したイオンに所定の電界を付与してイオン流を生成
し、該イオン流を画像信号に応じて受像媒体上に照射し
て電荷像を形成するイオン流記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のイオン流記録装置は、一般にイ
オン発生部と、発生されたイオンに所定の電界を付与し
てイオン流を生成する対向電極部と、この対向電極部に
近接して配置された誘電層を有した受像媒体と、上記対
向電極部(受像媒体)に向かうイオン流を画像信号に応
じて所定の電界を付与して(加速)通過させたり閉じた
りするイオン流制御部と、上記受像媒体を所定速度で移
送する移送手段とを有している。
【0003】イオン発生部は2つの放電電極間で空気を
介して放電させてイオンを発生する。このようにイオン
発生部を構成することで、一般に正イオンと負イオンと
を発生させることができる。対向電極は直流電源または
交流電源に接続されており、イオン発生部との間に所定
の電界を付与することで受像媒体に向かうイオン流を生
成する。イオン流制御部は、画像信号に応じて、このイ
オン流に順方向の電界を付与または付与せずに当該イオ
ン流を通過させたり、あるいは逆方向の電界を付与して
イオン流の通過を妨げたりする。すなわち、このイオン
流制御部は画像信号の黒画素に応じて必要なイオン流を
通過させ、白画素に応じて閉じる制御を行う。移送手段
により移送される受像媒体は対向電極に近接して配置さ
れている。したがって、イオン流制御部を通過したイオ
ンが受像媒体に付着(帯電)し、電荷像が形成される。
なお、この電荷像はこれと逆の電荷を持つトナーにより
現像される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のイ
オン流記録装置では、一般にイオン発生部は、図5に示
される構成を有していた。すなわち、このイオン発生部
は必要な記録幅を確保するため主走査方向(図面に垂直
な方向)に延びる4個の絶縁板11により細長い方形筒
状のイオン室を有している。上方の絶縁板11内面側に
は誘電体14により覆われた一対の放電電極12が形成
されている。また、下方の絶縁板11にはその中央にイ
オンの出口となるスリット19が設けられている。さら
に、この下方の絶縁板11の内面側にはスリット19を
挟んで直流電位V1が付与される共通電極15が、外面
側には同じくスリット19を挟んでスイッチ18により
直流電位V1とV2が画像信号に応じて切換付与される
制御電極17が形成されている。
【0005】共通電極15は主走査方向ほぼ全域に渡っ
て延びる1対の導体金属からなっている。これら各導体
金属がスリット19を挟んで対向配置されている。いず
れの導体金属にも直流電位V1が付与されている。制御
電極17はスリット19を挟んで一対の短冊状電極が互
いにその短辺部を対向するよう設置され、この短冊状電
極対が主走査方向に複数配置された構成を有している。
一対の短冊状電極が一つの画素を定義する。一つの短冊
状電極対に直流電位V1をスイッチ18により付与する
と、当該制御電極対と共通電極15とは同電位となる。
したがって、スリット19の下方にイオン流を形成する
ための対向電極を設けることにより必要なイオン流をス
リット19から取り出すことができる。また、この制御
電極対に直流電位V2を付与するとこの制御電極対と共
通電極15との間に所定の電界が生じる。したがって、
先の対向電極が形成する電界と逆方向の電界をこれらの
制御電極対と共通電極15との間に形成することで、必
要なイオン流をこのイオン制御部で阻止することができ
る。
【0006】ところで、このような従来のイオン発生部
は、図5に示すように、共通電極15と制御電極17か
らなるイオン制御部と平行に配置された放電電極12を
有していた。すなわち、受像媒体への電荷像の形成を行
うイオン流の方向と直角の位置に設けられていた。放電
電極12は交流電源に接続され放電する。この放電の向
きは図5の場合水平方向となる。一般に、放電は、2つ
の放電電極12の互いに近接する頂部で行われる。この
ため、イオンは図5中符号a、b間でより多く発生す
る。すなわち、生成されたイオンはa、bで示す放電電
極間cの部分に集中して存在することになる。スリット
19は画像を精密に描くため100μm以下にする必要
がある。また、放電電極12についても効率的な放電を
行わせるため同じく100μm程度にする必要がある。
したがって、この従来の装置では、上方の絶縁板11に
形成される放電電極12の配置間隔と下方の絶縁板11
に形成されるスリット19の位置をその上下方向におい
て一致させる必要があった。しかしながら、これら両者
の上下位置を精度良く一致させて製造することは困難で
あった。この発明は、この点を改善するために成された
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、この発明で
は、イオン流の向きと平行に配列された放電電極対を少
なくとも2組設け、これらの各放電電極対を上記スリッ
トを挟んで対向配置した。
【0008】
【作用】放電電極対をイオン流の方向と一致させて構成
し、この放電電極対を少なくとも2組用意し、スリット
を挟んで対向配置するようにしたので、イオン室の幅す
なわち放電電極対の対向間隔を適当な大きさとすること
で、これらによって生成されたイオンをイオン室中央部
に均等に存在させることができる。したがって、スリッ
トはこれらの放電電極対のほぼ中央に設ければ良い。
【0009】
【実施例】以下、本発明をその実施例図にしたがい説明
する。まず、図1を参照して本発明に関わるイオン流記
録装置について説明する。図1において、10は印字ヘ
ッド、11は絶縁板、12は一対の放電電極であり、1
21は右放電電極対、122は左放電電極対、13は交
流電源、14は誘電体、15は共通電極、16は直流電
源、17は制御電極、18は切換スイッチ、19はスリ
ット、20は電荷受像媒体、21は交流電源、22は対
向電極、31は制御手段、32は受像媒体20の移送手
段である。
【0010】印字ヘッド10はその周囲を図面と垂直な
主走査方向に延びた上下左右の絶縁板11により覆われ
たイオン室を有している。左右絶縁板11のそれぞれに
はその内面側に左放電電極対122及び右放電電極対1
21が設けられている。これらの各放電電極対121、
122は、誘電体14に覆われている。そして、これら
の各放電電極対121、122のうち符号1が付された
上方の各放電電極と符号2が付された下方の各放電電極
とがそれぞれ共通の交流電源13の出力端子に接続され
ている。すなわち、左右の各放電電極対には同時に同一
の電位差が印加されるよう構成されている。なお、これ
らの放電電極対及び誘電体は、絶縁基板状に厚膜印刷法
により印刷形成することができる。
【0011】下方の絶縁板11にはイオン室で生成され
たイオンを通過させるためのスリット19が設けられて
いる。また、この下方の絶縁板11の内面側には共通電
極15が、外面側には制御電極17がそれぞれ設けられ
ている。共通電極15は図面と垂直な方向すなわち主走
査方向に細長い形状を有した2つの金属板(導電材料を
厚膜印刷法により形成してもよい。)がそれぞれスリッ
ト19を挟んで対向するよう設けられている。この金属
板からなる共通電極には直流電源16により電圧V1が
印加されている。
【0012】制御電極17はスリット19を挟んで対向
するとともに印字に関わる画素に対応して配置される細
長い短冊状の電極を有している。そして、これらの細長
い短冊状の電極がスリット19を挟んで主走査方向に複
数配列されて必要な印字幅を確保することができるよう
構成されている。これらのそれぞれの電極対は、おのお
の切換スイッチ18を介して異なる2つの直流電圧V
1、V2に選択的に接続可能に構成されている。なお、
この制御電極についても絶縁基板の背面に導電材料を用
いて厚膜印刷法により印刷形成することが望ましい。
【0013】電荷受像媒体20は表面に誘電体層が形成
されている。印字ヘッド10のスリット19の下方に
は、この電荷受像媒体20を挟んで交流電源21に接続
された対向電極22が設けられている。この対向電極2
2には交流電源21の交流電圧V3が印加されている。
【0014】制御手段31は、印字ヘッド10の交流電
源13のオンオフ、切換スイッチ18の制御及び電荷受
像媒体20の移送制御を行う。移送手段32は制御手段
31の指令に基づき一定の速度で図示しない媒体移送モ
ータを駆動し、電荷受像媒体20を一定速度で移送する
構成を有している。また、この移送手段32は、上記媒
体移送モータの回転角度を検出するエンコーダを有して
おり、電荷受像媒体20が単位移送量移送される毎に、
制御手段31に対して信号を出力する構成を有してい
る。
【0015】今、制御手段31の指令により交流電源1
3がオン状態にあるとする。印字ヘッド10の符号1が
付された上方の2つの放電電極と符号2が付された下方
の2つの放電電極には、図3に示すように、それぞれ正
負に変動する交流電圧が同期して順次印加される。すな
わち、上方の2つの放電電極に正の電圧が付与された時
には下方の2つの放電電極に負の電圧が付与され、また
これと逆の場合には上方の2つの放電電極に負の電圧、
下方の2つの放電電極に正の電圧がそれぞれ付与され
る。したがって、印字ヘッド10の左右絶縁板11にそ
れぞれ形成された放電電極対121、122ではそれぞ
れ上下方向に互いの放電方向を同一とした放電が繰り返
し行われる状態となる。
【0016】以上のような放電動作によりイオン室内に
正負イオンが生成される。この正負イオンはその左右の
放電電極対が上下方向に配置されているので、発生した
イオンは左右から中央部分に供給され、この中央部分を
見れば均等なイオン分布となっている。
【0017】このような状態で、今、交流電源21に接
続された対向電極22に正負に変動する交流電圧±V3
が印加されたとする。この時の共通電極15の電位V1
と対向電極22の電位±V3の関係を、−V3<<V1
<<+V3とする。対向電極22に+V3が印加された
時には主としてイオン室内の負イオンが、また−V3が
印加された時には主として正イオンが、印字ヘッド10
のスリット19から飛び出す。
【0018】今、この記録装置がその電荷受像媒体20
上に負電荷(負イオン)により電荷像を形成するものと
する。この場合には、受像媒体20上に電荷像を形成す
るため、黒画素とする部分では負イオンの飛び出し量を
多くし、白画素とする部分では正負各イオンの飛び出し
量を等量とすればよい。
【0019】制御手段31を介して切換スイッチ18を
動作させて白画素に対応する制御電極対を電位V1に接
続したとする。この時には、この制御電極17と共通電
極15とは同電位となり正負各イオンに対して何ら影響
しない。対向電極22は正負電圧が高速(数十KHz)
で変動する交流電源に接続されているので、制御電極1
7を切換スイッチ18によりV1(直流電源)に接続す
ることで、正イオン及び負イオンとも等量とすることが
でき受像媒体20上には何の電荷像も形成されない。
【0020】切換スイッチ18が制御手段によりV1よ
り高い電位のV2(直流電源)に接続されると、共通電
極15と制御電極17との間に電位勾配が生じて負イオ
ンをより多く飛び出させることができる。したがって、
黒画素に対応した制御電極17を電位V2に接続するこ
とにより受像媒体20上に所望の電荷像を形成すること
ができる。
【0021】図2は、このイオン流記録装置の左右放電
電極対121、122の放電タイミングを示したタイミ
ングチャートである。上段の単位移送パルスは、図1の
移送手段32の電荷受像媒体20の単位量の移送毎に出
力されるものである。この単位移送パルスの出力に呼応
して左右放電電極対121、122を動作させる。そし
て、これら放電器の放電が安定した段階で制御電極17
を画像信号に応じて制御する。この実施例装置では、画
像の濃淡情報に応じて制御電極17の作用時間を異なら
せている。
【0022】このように、放電器を記録のタイミングに
応じて動作させることで放電器の総合的な動作時間を低
下させることができ、その寿命を長くすることができる
とともにオゾンの発生量を少なくすることができる。
【0023】以上の実施例においては、左右放電電極対
の放電を同時に同一方向として行うよう構成したが、図
4に示すように、これと逆の放電動作を行わせるように
してもよい。すなわち、図4に示すように、左放電電極
対122の上方の電極(図1符号1が付された左上方電
極)に正の電圧、下方の電極(図1符号2が付された左
下方電極)に負の電圧が印加されたときには、右放電電
極対121の上方電極に負の電圧、その下方電極に正の
電圧を付与し、逆の場合にはそれぞれ逆の電圧を印加す
るようにしてもよい。図1の放電動作と同様に生成され
たイオンは左右から中央に供給され、中央付近において
ほぼ均一になる。
【0024】
【発明の効果】以上、この発明では放電電極対をその生
成したイオンの流動方向に平行となるように形成し、こ
れら放電電極対を少なくとも2つ設けて対向配置して生
成したイオンがその中央において均等な分布となるよう
構成したので、イオン流として取り出すスリットはこれ
ら対向配置された放電電極対の中央付近に設ければよく
従来の方法に比べてその設置位置の精度をラフにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかわる記録装置の印字ヘッ
ドの構成説明図である。
【図2】図2は、図1の印字ヘッドの動作を示すタイミ
ング図である。
【図3】図3は、図1の印字ヘッドの放電動作を示す説
明図である。
【図4】図4は、図1の印字ヘッドの他の放電動作を示
す説明図である。
【図5】図5は、従来の印字ヘッドの構成説明図であ
る。
【符号の説明】
10:印字ヘッド 20:電荷受像媒体 30:制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極間で放電させることによりイオンを発
    生するイオン発生部と、このイオン発生部で生成された
    イオンに対し必要に応じて電界を付与して該イオンを通
    過させたり阻止するイオン流制御部と、該イオン流制御
    部を通過したイオンに電界を付与してイオン流を発生す
    るイオン流発生手段と、このイオン流発生手段で発生し
    たイオン流を受像媒体に照射して所望の電荷像を形成す
    るイオン流記録装置において、 上記イオン発生部は上記イオン流の向きと平行に配列さ
    れた放電電極対を少なくとも2組有し、上記イオン流制
    御部を挟んで上記それぞれの放電電極対を対向配置した
    ものであることを特徴とするイオン流記録装置。
JP29468195A 1995-10-18 1995-10-18 イオン流記録装置 Pending JPH09109442A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29468195A JPH09109442A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 イオン流記録装置

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JP29468195A JPH09109442A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 イオン流記録装置

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