JP3132097B2 - アパチャー電極体 - Google Patents

アパチャー電極体

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JP3132097B2
JP3132097B2 JP27786991A JP27786991A JP3132097B2 JP 3132097 B2 JP3132097 B2 JP 3132097B2 JP 27786991 A JP27786991 A JP 27786991A JP 27786991 A JP27786991 A JP 27786991A JP 3132097 B2 JP3132097 B2 JP 3132097B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アパチャーに生じる電
界によって、荷電粒子、特に着色粒子(以下、トナーと
称す)のアパチャー通過を制御することにより、画像を
形成する方式を備えた画像記録装置に使用するアパチャ
ー電極体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アパチャーを有した電極に画像信
号を印加することによりトナー粒子のアパチャー通過を
制御し、支持体上に画像を得ることのできる画像記録装
置は米国特許第3,689,935号明細書で提案されて
いる。この明細書に記載された画像記録装置は、絶縁体
の層を挟んで片面に連続した導電体の基準電極ともう一
方の面に互いに絶縁された複数の導電体の制御電極とか
ら構成され、各絶縁された複数の制御電極毎に三層を貫
いて少なくとも一列のアパチャーを有しているアパチャ
ー電極体と、制御電極と基準電極との間に選択的に電位
を与える手段と、印加された電位によってアパチャーを
通るトナー粒子の流れを変調されるよう帯電した粒子を
投射する手段と、支持体とアパチャー電極体が相対的に
移動し支持体を粒子流路中に位置決めする手段とから構
成されている。
【0003】このような画像記録装置では、形成画素の
密度を高くするためには、アパチャー電極体2の列方向
にアパチャー密度を高めたアパチャー電極体を用いた
り、あるいは、制御電極と基準電極とを絶縁層を介して
マトリクス状に形成し、その交点に制御電極と絶縁層と
基準電極とを貫くアパチャーを備えたマトリクス型のア
パチャー電極体を用いたりすることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなマトリクス型のアパチャー電極体の構成では、複数
列の基準電極のうち有効になる基準電極は一列ずつであ
るため、その基準電極を順次切り替えてアパチャーを駆
動し画素を形成するので、すべてのアパチャーを個別に
駆動する方法に比べ画像形成に要する時間が基準電極の
本数倍だけ遅くなるという欠点があった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、形成される画素密度が高く、さ
らに、画像形成を速く行なうことのできるアパチャー電
極体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のアパチャー電極体は、絶縁体にて形成された
基体と、その基体の片面に行方向及び列方向に配置され
た多数の列電極と、前記基体の他面に、前記基体をはさ
んで前記各列電極に対向して配置された多数の行電極
と、前記対向する列電極及び行電極と前記基体とを貫通
して形成された多数の開口を備えるアパチャー電極体で
あって、前記基体の片面に前記列電極に沿って列方向に
延びる列導電部を設けると共に、前記基体の他面に、前
記行電極に沿って行方向に延びる行導電部を設け、前記
行電極と行導電部、または、前記列電極と列導電部との
いずれか一方の間にダイオードを接続すると共に他方の
間を直接接続し、さらに、前記対向する行電極と列電極
との間にコンデンサ及び抵抗を接続している。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明のアパチャー電極体
では、多数の対向した行電極と列電極との間に画像デー
タに応じた電圧を印加することにより、その電圧がそれ
ぞれの行電極及び列電極に対応したコンデンサに保持さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0009】図2は本発明を具体化したアパチャー電極
体1を用いた画像記録装置の一実施例の断面図である。
図2において、アパチャー電極体1の上方には背面電極
ローラ30が、回転して支持体33を搬送するよう筐体
(図示せず)に回転可能に配設されている。アパチャー
電極体1の下方には、トナー供給装置20が配設されて
いる。
【0010】トナー供給装置20は、以下のように構成
されている。トナーケース21内にトナー26が収納さ
れると共に、ブラシローラ22と供給ローラ23とが互
いに平行に配設されている。ブラシローラ22の上部に
は、ブラシローラ22の表面のブラシを掻くための掻き
ブレード24が配設されている。さらに、掻きブレード
24近傍からアパチャー電極体1の下へ、トナー26の
流れをガイドする案内板25が延びている。
【0011】アパチャー電極体1は、図1に示すよう
に、25μm厚の樹脂製絶縁シート2に直径100μm
のアパチャー6が4列、長手方向のピッチが等しくなる
ように形成され、各アパチャー6の上面側にはデータ側
開口電極5が、下面側にはスキャン側開口電極7がそれ
ぞれ形成されている。また、前記下面側の長手方向に
は、アパチャー6と平行にスキャン電極12が配設され
ており、前記上面側にはアパチャー6と平行にデータ電
極11が配設されている。
【0012】図3はデータ側開口電極5と、スキャン側
開口電極7の結線図である。この図に示すように、デー
タ側開口電極5は縦方向に4個ずつデータ電極11から
のみ電流が流れるように、ダイオード8を介してデータ
電極11に接続され、スキャン側開口電極7は長手方向
に一列ずつ4列のスキャン電極12a,12b,12
c,12dに接続されている。また各アパチャー6のデ
ータ側開口電極5と下スキャン側開口電極7とは、並列
に接続された抵抗10とコンデンサ9とを介して接続さ
れている。
【0013】データ電極11はそれぞれデータ電極駆動
回路14に接続され、スキャン電極12はそれぞれスキ
ャン電極走査駆動回路13に接続されている。データ電
極駆動回路14は、画像データに応じてデータ電極11
に印加する電圧を+150Vか0Vに切り換えることが
できるよう構成されている。スキャン電極走査駆動回路
13は0Vの電圧を順次スキャン電極12に印加し、他
のスキャン電極12には+150Vの電圧を印加できる
よう構成されている。
【0014】また、図2において、背面電極ローラ30
は、+600Vの直流電源34に接続され、アパチャー
電極体より0.6mmだけ隔てた位置に配置されてい
る。
【0015】上述のような構成において作用を以下に詳
述する。
【0016】画像データが入力され、ブラシローラ22
と供給ローラ23が矢印A方向に回転すると、トナー2
6はブラシとの摩擦により負に帯電させられて、そのブ
ラシに担持される。担持されたトナー26はブラシロー
ラ22の回転によって掻きブレード24付近に向かって
搬送され、掻きブレード24にてはじかれる。はじかれ
たトナー26は、ブラシの弾性ではねあげられクラウド
状になって、図1において案内板25の右側からアパチ
ャー6の下方へ送られる。
【0017】ここでスキャン電極走査駆動回路13によ
り一つのスキャン電極12aを0Vで保持し、他のスキ
ャン電極12b,12c,12dを150Vに保持した
状態で、画像データに応じてそれぞれのデータ電極11
に画像部には+150V、非画像部には0Vを印加す
る。すると、スキャン電極12a上のアパチャー6のう
ちデータ電極11に0Vの電圧を印加されたものは、そ
のアパチャー6に併設されたコンデンサ9には0Vの電
位差が保持される。データ電極11に+150Vの電圧
が印加されたアパチャー6には、そのアパチャー6に併
設されたコンデンサ9はダイオード8を通じて充電さ
れ、コンデンサ9には+150Vの電位差が保持され
る。このアパチャー6の内部にはデータ電極11側から
スキャン電極12側に向けて電気力線が形成される。
【0018】150Vの電圧を印加されているスキャン
電極12a上のアパチャー6のうち、データ電極11の
電位が0Vのアパチャー6では、ダイオード8がコンデ
ンサ9への充電を阻止するので、また、データ電極11
の電位が+150Vのアパチャー6はスキャン電極12
との間に電位差がないので、アパチャー6に併設された
コンデンサ9の電位差はどちらも0Vである。
【0019】次に、スキャン電極走査駆動回路13によ
り、スキャン電極12bを0Vで保持し、他のスキャン
電極12a、12c、12dに+150Vを印加する。
これと同期して0Vで保持されたスキャン電極上12b
上のアパチャー6位置に対応する画像データによって、
それぞれのデータ電極11に画像部は+150V、非画
像部には0Vを印加する。スキャン電極12b上のアパ
チャー6のうちデータ電極11に0Vの電圧を印加され
たものは、そのアパチャー6に併設されたコンデンサ9
には0Vの電位差が保持される。データ電極11に+1
50Vの電圧が印加されたアパチャー6には、そのアパ
チャー6に併設されたコンデンサ9に+150Vの電位
差が保持され、そのアパチャー6の内部にはデータ電極
11側からスキャン電極12側に向かう電気力線が形成
される。
【0020】このようにスキャン電極12を順次0Vに
切り替えながら、画像データに応じてデータ電極11に
電圧を印加することにより、すべてのアパチャー6に併
設されたコンデンサ9に画像データに応じた電位差が保
持され、その電位差に応じた電界がすべてのアパチャー
6に同時に形成される。
【0021】ここで、アパチャー6のスキャン電極12
面近傍に供給されている負に帯電しているトナー26
は、+150Vの電位差が保持されているアパチャー6
ではアパチャー6内に形成されている電界によって、ス
キャン電極12側からデータ電極11側へアパチャー6
を通過し、さらには背面電極ローラ30によって形成さ
れている飛翔電界によって支持体33上に飛翔、保持さ
れ画像を形成する。一方、0Vの電位差の保持されてい
るアパチャー6にはアパチャー6内に電界が形成されて
いないので、トナー26はアパチャー6を通過しない。
【0022】アパチャー6の各コンデンサ9には抵抗1
0が並列に接続されているのでコンデンサ9に保持され
た電位差は時間とともに放電されて徐々に小さくなる。
そのため、画素形成中は上記走査を繰り返すことにより
電位差を保つ。
【0023】すべてのアパチャー6分の画像を形成し終
えたら、支持体13を搬送し新たな画像データを読み込
んで上記のように対応するアパチャー6に電圧を印加し
走査を繰り返す。但し、このとき以前にコンデンサ9に
+150Vの電位差が保持されているアパチャー6が、
新たに非画像部となるときはその電位差は抵抗を通じて
放電し0Vとなる。
【0024】このようにして支持体33の全面にトナー
26による画像が形成される。画像が形成された支持体
33は図示しない周知の手段により定着されて、筐体の
外部へ排出される。
【0025】なお、上述した実施例ではアパチャー6に
電界を形成するために0Vと+150Vの電圧を用いた
が、これは2つの電極間にトナー26を通過させるため
の電界を形成できればよく、本実施例に限定されない。
【0026】また、上記実施例では負帯電トナーを用い
たがこれは正帯電トナーでもよい。ただし、このときダ
イオード8の極性はアパチャー6側をアノードとし、す
なわち、アパチャー6からデータ電極11へ電流が流れ
る向きとし、スキャン電極12の電位をデータ電極11
の電位と比べて高電位とする。
【0027】また上記実施例ではトナー26をアパチャ
ー電極体1のスキャン電極12側から供給しているが、
これをアパチャー電極体1のデータ電極11側から供給
し、スキャン電極12側に支持体33及び背面電極ロー
ラ30を設けてもよい。
【0028】さらに、アパチャー電極体1に配設される
抵抗10、コンデンサ9はディスクリート素子に限ら
ず、例えば上記実施例において絶縁シート2が高誘電率
で適当な導電性を備えていれば、ディスクリートな抵抗
10、コンデンサ9はあえて必要ない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のアパチャー電極体を用いることより、一度にすべ
ての開口を駆動できるので、形成画素密度が高く、画像
形成を速く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したアパチャー電極体を示す上
面図及び断面図である。
【図2】アパチャー電極体を備えた画像記録装置の一実
施例を示す断面図である。
【図3】アパチャー電極体の各素子の結線を示す回路図
である。
【符号の説明】 1 アパチャー電極体 2 絶縁シート 5 データ電極側開口電極 6 アパチャー 7 スキャン電極側開口電極 8 ダイオード 9 コンデンサ 10 抵抗 11 データ電極 12a,12b,12c,12d スキャン電極

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体にて形成された基体と、その基体
    の片面に行方向及び列方向に配置された多数の列電極
    と、前記基体の他面に、前記基体をはさんで前記各列電
    極に対向して配置された多数の行電極と、前記対向する
    列電極及び行電極と前記基体とを貫通して形成された多
    数の開口を備えるアパチャー電極体において、 前記基体の片面に前記列電極に沿って列方向に延びる列
    導電部を設けると共に、前記基体の他面に、前記行電極
    に沿って行方向に延びる行導電部を設け、前記行電極と
    行導電部、または、前記列電極と列導電部とのいずれか
    一方の間にダイオードを接続すると共に他方の間を直接
    接続し、さらに、前記対向する行電極と列電極との間に
    コンデンサ及び抵抗を接続したことを特徴とするアパチ
    ャー電極体。
JP27786991A 1991-10-24 1991-10-24 アパチャー電極体 Expired - Lifetime JP3132097B2 (ja)

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JPH05112031A JPH05112031A (ja) 1993-05-07
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101730543B1 (ko) * 2015-05-07 2017-04-26 한서대학교 산학협력단 발 디딤판과 보조 손잡이를 구비한 삽

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101730543B1 (ko) * 2015-05-07 2017-04-26 한서대학교 산학협력단 발 디딤판과 보조 손잡이를 구비한 삽

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