JPH09109032A - サーモシールを貼り付けた乾式超砥粒ホイール - Google Patents

サーモシールを貼り付けた乾式超砥粒ホイール

Info

Publication number
JPH09109032A
JPH09109032A JP27600595A JP27600595A JPH09109032A JP H09109032 A JPH09109032 A JP H09109032A JP 27600595 A JP27600595 A JP 27600595A JP 27600595 A JP27600595 A JP 27600595A JP H09109032 A JPH09109032 A JP H09109032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
grinding
thermo
base metal
abrasive grain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27600595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Akuta
秀文 飽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Noritake Diamond Industries Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Noritake Diamond Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritake Co Ltd, Noritake Diamond Industries Co Ltd filed Critical Noritake Co Ltd
Priority to JP27600595A priority Critical patent/JPH09109032A/ja
Publication of JPH09109032A publication Critical patent/JPH09109032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定器を用いることなく、また、熟練を必要
とすることなく、精度良く切れ味の変化を知ることがで
きる乾式超砥粒ホイールを提供するものである。 【解決手段】 乾式での超砥粒ホイールを用いた研削、
切断を行なう際に発生する研削熱を感知するために、あ
る一定の温度以上になると色が変わるサーモシールを超
砥粒ホイールの台金に貼り付ける。感応温度の異なる数
種類のサーモシールを超砥粒ホイールの台金に貼り付け
ることにより精度良く温度を感知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超砥粒ホイール、
より詳しくは乾式での研削、切断を行なう際に、研削熱
の温度を感知可能な構造にした超砥粒ホイールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、乾式による超砥粒ホイールを
用いた研削、切断加工が、超硬合金、セラミックス、コ
ンクリート、石材、鋼材等の様々な被削材の加工に多用
されている。これら被削材の加工を行なう際には、必ず
被削材と超砥粒及び被削材と超砥粒を結合保持している
ボンドマトリックス(メタルボンド、レジンボンド)間
に摩擦が生じ、研削熱が発生する。この研削熱が必要以
上に高くなると、砥粒が磨耗し鋭利な切刃砥粒が鈍化す
ること、ボンドマトリックスが劣化し、砥粒を保持する
ことが不可能になり脱落することにより超砥粒ホイール
の切れ味が低下する。したがって、超砥粒ホイールが加
工不可能になる前に切れ味低下を感知し、ドレッシング
を行い、切れ味を回復させることが必要である。
【0003】従来より、超砥粒ホイールの切れ味を感知
する手法として、研削抵抗、研削音及び機械主軸の負荷
電流等を測定することにより推測することが行なわれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記手
法だと測定器を用いる必要性がある。また、微小の切れ
味の変化を測定することが困難な場合や、測定値が小さ
い場合、機械の振動等により測定不可能な場合があっ
た。
【0005】また、作業者の経験的、感覚的検知により
切れ味低下を判断し、ドレッシングを行なっている。し
かしながら、この手法は、作業者の熟練によるところが
大きく、且つバラツキがあり、常に研削、切断状態を知
る必要がある。
【0006】そこで、本発明は、測定器を用いることな
く、また、熟練を必要とすることなく、精度良く切れ味
の変化を知ることができる超砥粒ホイールを提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾式での超砥
粒ホイールを用いた研削、切断を行なう際に発生する研
削熱を感知するために、ある一定の温度以上になると色
が変わるサーモシールを超砥粒ホイール台金に貼り付け
る。感応温度の異なる数種類のサーモシールを超砥粒ホ
イールの台金に貼り付けることにより精度良く温度を感
知することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はストレートホイールによる
平面研削の説明図で、超砥粒ホイール1は台金2の周縁
に砥粒層3を被覆したホイールで構成されており、超砥
粒ホイール1で被削材4を研削する際に発生する熱を感
知するため、所定の温度以上になると色が変わるサーモ
シール5を台金2に貼り付けてある。
【0009】図2は薄刃ホイールによる切断の説明図
で、超砥粒ホイール1は台金2の周縁に砥粒層3を被覆
したホイールで構成されており、超砥粒ホイール1で被
削材4を切削する際に発生する熱を感知するため、所定
の温度以上になると色が変わるサーモシール5を台金2
に貼り付けてある。
【0010】図3は、カップホイールによる工具研削の
説明図で、超砥粒ホイール1はカップ型の台金2の縁に
砥粒層3を被覆したホイールで構成されており、超砥粒
ホイール1で被削材4である工具を研削する際に発生す
る熱を感知するため、所定の温度以上になると色が変わ
るサーモシール5を台金2の外周面に貼り付けてある。
【0011】サーモシールは熱可逆性であるために、温
度が下がると、また元の色に戻るので、何回でも繰り返
し使用が可能である。また、異なる温度で色が変わる数
種類のサーモシールを台金の何か所かに貼り付けること
により、超砥粒ホイールの温度の変化を精度良く把握す
ることができる。
【0012】
【実施例】
実施例1 表1に示す研削条件にて、2つのホイールに温度変化に
より色が変わる熱可逆性のサーモシールを各3個ずつ貼
り付けて研削を行なった。
【0013】
【表1】 図4に研削結果を示し、表2に研削温度測定結果を示
す。
【0014】
【表2】 その結果、消費電力の高いCBC100P50Bは4
0、50°Cのテープが変色し、CBC100J50B
は40°Cのテープのみ変色した。よって、ホイール切
れ味の判断基準にもなり得る。また、各々のホイールを
研削中にWA砥石にてドレッシングを行い研削を行なう
と、テープの色が元に戻った。すなわち、研削時に発生
する研削熱が低下し、ホイールの切れ味が回復したこと
を示した。
【0015】実施例2 表3に示す研削条件にて、2つのホイールに温度変化に
より色が変わる熱可逆性のテープを各3個ずつ貼り付け
て研削を行なった。
【0016】
【表3】 実施例2も実施例1と同様の傾向を示し、消費電力が高
いほど、サーモシールも高い温度まで変色した(表4及
び図5参照)。
【0017】
【表4】 また、図6に示されるように、被削材の加工精度は、研
削熱の低い方が加工精度も良好であった。
【0018】
【発明の効果】本発明の効果は次のとおりである。
【0019】(1) 乾式超砥粒ホイールの台金に研削
熱を感知するサーモシールを貼り付けた構造とすること
により、研削、切断時の異常及びドレッシングが必要な
ことを感知して、ホイールを最適状態で使用することが
できる。
【0020】(2) 最適状態を感知することにより、
研削、切断時の異常を事前に感知することができ、ホイ
ールの損傷、異常磨耗及び被削材の損傷も防ぐことがで
きる。
【0021】(3) 最適状態を感知することにより、
ドレッシングが必要な時期までは機械から離れることが
でき、自動化、無人化が可能である。
【0022】(4) サーモシールを貼り付けた簡便な
構造で、測定機を使用することなく、ホイール切れ味の
評価基準となり、且つ誰にでも分かりやすい判別ができ
る。
【0023】(5) サーモシールを貼り付けた簡便な
構造のため安価であり、且つ貼り替えが容易に行える。
【0024】(6) 熱可逆性のサーモシールを使用す
るため、何回も再利用が可能である。
【0025】(7) サーモシールを貼り付けるのみで
あるので、ホイールの重量がほとんど増加せず、ホイー
ルの精度(アンバランス)に影響を与えない構造であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストレートホイールによる平面研削の説明図。
【図2】薄刃ホイールによる切断の説明図。
【図3】カップホイールによる工具研削の説明図。
【図4】本発明の実施例1の研削結果のグラフ。
【図5】本発明の実施例2の研削結果のグラフ。
【図6】研削熱と加工精度の説明図。
【符号の説明】
1 超砥粒ホイール、 2 台金、 3 砥粒層、 4
被削材、 5 サーモシール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超砥粒ホイールの台金にサーモシールを
    貼り付けたことを特徴とする乾式超砥粒ホイール。
  2. 【請求項2】 感応温度の異なる数種類のサーモシール
    を超砥粒ホイール台金に貼り付けたことを特徴とする請
    求項1記載の乾式超砥粒ホイール。
  3. 【請求項3】 サーモシールに熱可逆性の性質を有する
    サーモシールを用いたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の乾式超砥粒ホイール。
JP27600595A 1995-10-24 1995-10-24 サーモシールを貼り付けた乾式超砥粒ホイール Pending JPH09109032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27600595A JPH09109032A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 サーモシールを貼り付けた乾式超砥粒ホイール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27600595A JPH09109032A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 サーモシールを貼り付けた乾式超砥粒ホイール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09109032A true JPH09109032A (ja) 1997-04-28

Family

ID=17563459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27600595A Pending JPH09109032A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 サーモシールを貼り付けた乾式超砥粒ホイール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09109032A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8316557B2 (en) * 2006-10-04 2012-11-27 Varco I/P, Inc. Reclamation of components of wellbore cuttings material
US9073104B2 (en) 2008-08-14 2015-07-07 National Oilwell Varco, L.P. Drill cuttings treatment systems
US9079222B2 (en) 2008-10-10 2015-07-14 National Oilwell Varco, L.P. Shale shaker
US9643111B2 (en) 2013-03-08 2017-05-09 National Oilwell Varco, L.P. Vector maximizing screen
US9677353B2 (en) 2008-10-10 2017-06-13 National Oilwell Varco, L.P. Shale shakers with selective series/parallel flow path conversion
WO2023055663A1 (en) * 2021-09-29 2023-04-06 Entegris, Inc. Pad conditioner with polymer backing plate

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8316557B2 (en) * 2006-10-04 2012-11-27 Varco I/P, Inc. Reclamation of components of wellbore cuttings material
US9073104B2 (en) 2008-08-14 2015-07-07 National Oilwell Varco, L.P. Drill cuttings treatment systems
US9079222B2 (en) 2008-10-10 2015-07-14 National Oilwell Varco, L.P. Shale shaker
US9677353B2 (en) 2008-10-10 2017-06-13 National Oilwell Varco, L.P. Shale shakers with selective series/parallel flow path conversion
US9643111B2 (en) 2013-03-08 2017-05-09 National Oilwell Varco, L.P. Vector maximizing screen
US10556196B2 (en) 2013-03-08 2020-02-11 National Oilwell Varco, L.P. Vector maximizing screen
WO2023055663A1 (en) * 2021-09-29 2023-04-06 Entegris, Inc. Pad conditioner with polymer backing plate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5718615A (en) Semiconductor wafer dicing method
US6168500B1 (en) Monitoring system for dicing saws
US6165051A (en) Monitoring system for dicing saws
JP5815151B2 (ja) 仕上研削装置および仕上研削方法
KR100971567B1 (ko) 연마재 물품 및 그의 제조 방법 및 용도
JPH09109032A (ja) サーモシールを貼り付けた乾式超砥粒ホイール
JP3719324B2 (ja) 冷風冷却を用いた機械加工方法
Shibata et al. Characteristics of air flow around a grinding wheel and their availability for assessing the wheel wear
JPH09174383A (ja) 回転工具の異常検出方法および装置
JPH1177532A (ja) 圧延ロールの研削装置
JPH0929630A (ja) 表面研削方法
JP2017208432A (ja) 単結晶SiC基板の物性判別方法および単結晶SiC基板の製造方法
JP3305732B2 (ja) 平面研削盤の制御方法
AU4226200A (en) Rotary abrasive tool
Maksoud et al. In-process detection of grinding wheel truing and dressing conditions using a flapper nozzle arrangement
KR100610740B1 (ko) 연삭숫돌의 최적 드레싱 조건을 결정하는 시스템 및 방법
JP2873312B2 (ja) スライス装置の切削抵抗検出方法
JPH06339859A (ja) 超砥粒ホイールのドレス時期判定方法およびその装置
JPH1177491A (ja) 工具を用いる加工装置
JP2831425B2 (ja) ビトリファイド超砥粒ホイールの結合度測定方法
JP2565032Y2 (ja) 研削盤のドレスインターバル制御装置
Renker The identification of grinding faults from the appearance of the ground surface
JP2933795B2 (ja) 研削装置
JPH02256461A (ja) 砥石の管理装置
JP2000024919A (ja) ウエハの加工方法及び研削盤