JPH09108879A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH09108879A
JPH09108879A JP7272930A JP27293095A JPH09108879A JP H09108879 A JPH09108879 A JP H09108879A JP 7272930 A JP7272930 A JP 7272930A JP 27293095 A JP27293095 A JP 27293095A JP H09108879 A JPH09108879 A JP H09108879A
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JP
Japan
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laser beam
laser
cylindrical lens
lens pair
optical system
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JP7272930A
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English (en)
Inventor
Kojiro Ogata
浩二郎 緒方
Eiki Izumi
鋭機 和泉
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザ加工を行う際に付着するドロスを減少さ
せることができ、さらにレーザビームのエネルギの一部
を無駄にすることがないレーザ加工装置を提供する。 【解決手段】レーザビーム8の断面におけるガウス型分
布をもったエネルギ密度分布を、2つのシリンドリカル
レンズ対11,12を備えた内外逆転光学系10により
レーザビーム8の光軸を含む平面に対して内外で逆転さ
せる。シリンドリカルレンズ対11は2つの同一形状の
シリンドリカルレンズが並列して接着された形状のレン
ズ対であってレーザビーム8を2分割し、シリンドリカ
ルレンズ対12は2つのシリンドリカルレンズが並列か
つ離間して配列されたレンズ対であってシリンドリカル
レンズ対11からの2分割されたレーザビームをコリメ
ートして集光レンズ6に入射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ発振器より
発射されるレーザビームを被加工物に照射して加工を行
うレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に従来の一般的なレーザ加工装置
の一例を示す。図11において、レーザ発振器51は、
YAGロッド52、エンドミラー53A、アウトプット
ミラー53Bを備えている。レーザ発振器51より出射
されたレーザビーム58Aはビームエキスパンダ54に
よりそのビーム径を拡大され、ベンディングミラー55
で光軸の方向が変えられ、集光レンズ56で集光されて
被加工物57の表面に照射される。上記のように集光さ
れたレーザビーム58のエネルギにより被加工物が溶融
し、加工が行われる。そして、被加工物57を移動する
ことなくレーザビーム58を照射すれば穴あけ加工とな
り、レーザビーム58を照射しつつ被加工物57を移動
させることにより切断加工が行われる。
【0003】上記のようなレーザ加工を施す際の状態を
図12に断面図で示す。図12に示すように、集光レン
ズ56で集光されたレーザビーム58が被加工物57の
表面に照射され、照射された部分が溶融して加工部60
が形成される。
【0004】このようなレーザビーム58を利用した加
工(以下、適宜、レーザ加工という)は、レーザビーム
58の集光性のよさを利用した微細加工性が可能である
点に特長がある。この特長を最大限に活かすために、レ
ーザ発振器51より出射されるレーザビーム58のエネ
ルギ密度分布として、図13に示すガウス型分布が用い
られる。ガウス型分布とは、一般に図13(a)に示す
直径Dの円形断面のビームとして発射されるレーザビー
ム58の断面におけるエネルギ密度分布が、図13
(b)に示すような形状、即ち中央にピークP0を有
し、周囲に向かってなだらかに減少してゆく形状を有す
る分布のことを言う。このようなガウス型分布のレーザ
ビーム58はビームの発散角が小さく、集光性が高いの
で、例えば微小径の穴あけ加工や幅の狭い切断加工など
の微細加工に適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図12のようにしてレ
ーザ加工を行う際の問題として、ドロスの付着がある。
即ち、レーザ加工によって生じた溶融物が被加工物7に
形成される加工部60の主に裏面側の縁部に付着し、冷
え固まってドロス61となる。このドロス61は、加工
品質の点から極力減少させることが望ましい。
【0006】このようなドロス61の発生原因は、主に
図13に示したレーザビーム58のエネルギ密度分布に
あるが、この原因ついて説明する。被加工物57にレー
ザビーム58が照射されると、まずガウス型分布をもつ
エネルギ密度分布におけるピークP0の部分に相当する
箇所から加工が始まり、溶融した部分は図示しない補助
ガス(アシストガス)などにより吹き飛ばされる。しか
し、エネルギ密度分布の両端付近におけるエネルギ密度
の低下した部分、例えば図13の直径D1よりも外側の
エネルギ密度の低い(この部分のエネルギ密度を図13
中P1と表す)部分では、溶融が十分でないため上記補
助ガスによる溶融物除去が十分に行われない。このこと
がドロス61の付着の主因と推定されている。
【0007】このような事態を避けるため、図14
(a)に示すように、アパーチャ62をレーザビーム5
8の経路内に挿入し、ドロス62の発生原因となるエネ
ルギ密度分布両端付近におけるエネルギ密度の低下した
部分を削除するということも行われることがある(図1
4(b)参照)。しかし、このようにアパーチャ62を
挿入すると、レーザビーム58の削除された部分のエネ
ルギが無効になってしまうという欠点がある。
【0008】以上のように従来のレーザ加工装置を用い
てレーザ加工を行う際にはドロスの付着が問題となり、
さらにドロスを減少させようとするとレーザビームのエ
ネルギの一部を無駄にしてしまうことが問題となる。
【0009】本発明の目的は、レーザ加工を行う際に付
着するドロスを減少させることができ、さらにレーザビ
ームのエネルギの一部を無駄にすることがないレーザ加
工装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、レーザ発振器より出射されるレー
ザビームを被加工物に照射して加工を行うレーザ加工装
置において、前記レーザ発振器と前記被加工物との間
に、レーザビームの断面におけるエネルギ密度分布を、
そのレーザビームの光軸を含む平面に対して内外で逆転
させる内外逆転手段を備えたことを特徴とするレーザ加
工装置が提供される。
【0011】上記のように構成した本発明においては、
レーザビームを出射するレーザ発振器と被加工物との間
に内外逆転手段を設置し、上記レーザビームの断面にお
けるエネルギ密度分布を、レーザビームの光軸を含む平
面に対して内外で逆転させることにより、内外逆転手段
を通過したレーザビームの断面におけるエネルギ密度分
布が、レーザビームの光軸を含む平面に関してガウス型
分布の内外が逆転した分布となる。言い換えると、ガウ
ス型分布を中央で半分に分割し、さらに各々の分布の正
負を逆転した形状となる。
【0012】従って、内外逆転手段を通過したレーザビ
ームのエネルギ密度分布においては、内外逆転手段に入
射する以前の元のレーザビームのエネルギ密度分布の両
端付近におけるエネルギ密度の低い部分が中央に、そし
て元のレーザビームのエネルギ密度分布のピーク部分が
両端に位置するようになり、加工により除去される部分
の境界の一部、例えば切断を行う場合には切断溝の両側
壁において、穴あけ加工を行う場合は穴の内周のいずれ
かの対面する側壁で十分溶融を進ませることができる。
その結果、補助ガスによる溶融物除去が十分に行われ、
ドロスを減少させることが可能となる。また、前述のよ
うなアパーチャによってレーザビーム断面の一部を削除
することがなく、レーザビームの全エネルギを利用でき
るため、レーザビームのエネルギを無駄にすることがな
い。さらに、レーザビームの発散角が小さいことには変
わりがないため、高集光性は確保される。
【0013】また、本発明において好ましくは、2つの
シリンドリカルレンズがレーザビームの光軸に対し並列
して配列され、レーザビームを少なくとも2分割してそ
れぞれのレーザビームを集光させる第1のシリンドリカ
ルレンズ対と、第1のシリンドリカルレンズ対とは別の
第2のシリンドリカルレンズ対がレーザビームの光軸に
対し並列して配列され、第1のシリンドリカルレンズ対
により分割され集光された後に再び発散しようとするレ
ーザビームをコリメートする第2のシリンドリカルレン
ズ対と、を含む光学系により、上記レーザ加工装置にお
ける内外逆転手段を構成する。
【0014】また、好ましくは、レーザビームを2分割
すると共にそれぞれのレーザビームを交差させて進ませ
る断面が二等辺三角形の第1の三角柱プリズムと、その
第1の三角柱プリズムにより2分割されたレーザビーム
をコリメートする断面が二等辺三角形の第2の三角柱プ
リズムと、を含む光学系により前記内外逆転手段を構成
する。
【0015】さらに、好ましくは、断面図が菱形の四角
柱プリズムを含む光学系により内外逆転手段を構成す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるレーザ加工装
置の第1の実施形態について、図1から図4を参照しな
がら説明する。但し、本実施形態では、主に板材等の被
加工物にレーザビームの照射によって切断加工を施す場
合を中心に説明する。
【0017】図1(a)に本実施形態によるレーザ加工
装置の概略構成を示す。レーザ発振器1は、YAGロッ
ド2、エンドミラー3A、アウトプットミラー3Bを備
えている。レーザ発振器1より出射されたレーザビーム
8Aはビームエキスパンダ4によりそのビーム径を拡大
されて直径dのレーザビーム8となり、内外逆転光学系
10で後述のように2分割され、集光レンズ6で集光さ
れて被加工物7の表面に照射される。なお、内外逆転光
学系10と集光レンズ6との間にはベンディングミラー
が備えられ、図11のように光軸の方向が変えられるの
であるが、ここでは簡単のため省略した。上記のように
集光されたレーザビーム8のエネルギにより被加工物が
溶融し、加工が行われ、レーザビーム8を照射しつつ被
加工物7を移動させることにより切断加工が行われる。
【0018】本実施形態では、レーザ発振器1として、
YAGロッド2を用いたYAGレーザ発振器を例に説明
するが、本発明の内容はこれに限定されることはなく、
一般のガスレーザ等にも適用可能である。
【0019】また、図1(a)に示すように、内外逆転
光学系10には2つのシリンドリカルレンズ対11,1
2が設置されている。シリンドリカルレンズ対11は、
2つの同一形状のシリンドリカルレンズがレーザビーム
の光軸に対し並列して接着された形状のレンズ対であ
り、いわば中央が凹み両側が膨らんだ形状を呈してい
る。シリンドリカルレンズ対12は、上記シリンドリカ
ルレンズ対11とは別の2つのシリンドリカルレンズ
(同一形状)がレーザビームの光軸に対し並列するよう
に離間して配列されたレンズ対である。さらに、シリン
ドリカルレンズ対11,12における各シリンドリカル
レンズのそれぞれの中心軸n(図4参照)がレーザビー
ム8の光軸と平行になるように配置されている。上記シ
リンドリカルレンズ対11、シリンドリカルレンズ対1
2の焦点距離を、それぞれf1、f2とすると、両シリン
ドリカルレンズ対の間の距離はf1とf2との和である。
【0020】レーザビーム8はシリンドリカルレンズ対
11により図中上下の部分に2分割され、2分割された
レーザビーム8Bはそれぞれ2つの焦点、即ち焦点距離
1の位置で一旦集光される。2分割されたレーザビー
ム8Bはその後再び発散しようとするが、すぐにシリン
ドリカルレンズ対11からf1+f2の距離を隔てたシリ
ンドリカルレンズ対12に入射し、コリメートされレー
ザビーム8Cとなり、集光レンズ6に入射する。但し、
レーザビーム8を内外逆転光学系10に通すことによっ
ても、レーザビーム8の発散角が小さいことには変わり
がないため、高集光性は確保される。
【0021】図1(b)に一例を示すようなエネルギ密
度分布(ガウス型分布)をもつレーザビーム8を内外逆
転光学系10に通すことにより、レーザビームの光軸を
含む平面に関してガウス型分布の内外が逆転した分布と
なる(図1(c)参照)。言い換えると、ガウス型分布
を中央で半分に分割し、さらに各々の分布の正負を逆転
した形状となる。上記のような内外逆転光学系10を通
過させたことによるレーザビームのエネルギ密度分布の
変化を、図2に模式的に示す。
【0022】図3(a)は、上記のようなレーザ加工装
置によって板状の被加工物の切断状況を示す図である。
内外逆転光学系10で2分割されコリメートされ、さら
に集光レンズ6で集光されたレーザビーム8Dの被加工
物7上のスポット8Eにおけるエネルギ密度分布は、レ
ーザビーム8のエネルギ密度分布の外縁付近におけるエ
ネルギ密度の低い部分が中央に、レーザビーム8のエネ
ルギ密度分布のピーク部分が両端に位置するようにな
る。
【0023】図3(b)は図3(a)のB-B方向からの
矢視図であって、レーザビーム8のエネルギ分布を逆転
させたレーザビーム8Dが集光されて照射される様子を
示している。本実施形態では、図1(c)や図2に示す
ようにスポット8Eの両端部のエネルギ密度が高くなっ
ているため、それにより加工される部分は図3(b)の
斜線を付した加工部7Bとなる。そして、加工部7Bを
順次重ねつつ切断加工を進めていく。従って、切断加工
を行う際に切断溝7Aの両側壁において、十分溶融を進
ませることができ、その結果、補助ガスによる溶融物除
去が十分に行われ、ドロス11が発生したとしてもその
量を減少させることが可能となる。
【0024】一方、スポット8E中央部のエネルギ密度
は低く、溶融のために十分でないが、その部分は切断溝
7Aの中央部分であっていずれ捨て去るべき部分、また
は自然に剥落してしまう部分であるためにエネルギ密度
が低くても差し支えない。このことは言い換えれば、切
断側壁を規定するだけのエネルギを投入すれば十分に切
断が可能であり、従来よりも少ないエネルギによっても
それを有効に利用して加工が行えることになる。しか
も、切断溝7Aを形成するため(即ち切断側壁を規定す
るため)に必要最小限の体積のみを加工するだけでよい
ので、溶融物の量を減少でき、このことによっても発生
するドロス11の量を少なくすることができる。
【0025】また、アパーチャによってレーザビーム断
面の一部を削除することがなく、レーザビームの全エネ
ルギを利用できるため、レーザビームのエネルギを無駄
にせず有効に利用できる。
【0026】本実施形態は、リードフレームに半導体チ
ップを搭載後に樹脂封止した半導体装置の製造過程にお
いて、樹脂の流出を避けるためにリードフレームに設け
られたダムバーを一発のレーザビームで切断する場合な
どには最適である。その際、レーザビームのダムバー上
のスポットを細長い楕円形断面形状にし、内外逆転光学
系10によりエネルギ密度が高くなるスポットの両端部
分をスポットの長手方向に合わせ、そのスポットの長手
方向をダムバー幅方向に一致させて加工すれば、ダムバ
ー切断後の両側壁がシャープになる。
【0027】また、図3(b)では直線状の切断加工を
行う場合を示しているが、曲線状の切断加工を行う場合
にはスポット7Bを切断軌跡に沿って回転させる必要が
生じる。その場合は、内外逆転光学系10全体を切断の
進行に合わせてレーザビーム8の光軸廻りに回転させれ
ばよい。
【0028】次に、シリンドリカルレンズ対11,12
の光学的関係について図4により説明する。シリンドリ
カルレンズ対11における2つのシリンドリカルレンズ
のそれぞれの中心軸nが、両シリンドリカルレンズの境
目を通る光軸(以下、対象軸という)mに対して外側に
eだけ離れているとし、かつ図のように対象軸mからは
なれる向きを正の向きを定めたとすると、eの条件はe
>0でなければならない。もし、e=0とすると単一の
シリンドリカルレンズになってしまい、e<0の場合は
中央が尖ったシリンドリカルレンズになってしまい、本
実施形態の作用効果は発揮されないためである。但し、
図4は一般的な場合を想定しているため、シリンドリカ
ルレンズ対の形状が図1とは多少異なっている。また、
図4には、レーザビーム8および2分割されたレーザビ
ーム8Cのエネルギ密度分布を模式的に表した。
【0029】シリンドリカルレンズ対11,12の中心
軸は図のように一致させることが望ましい。そうでない
と、内外逆転光学系10を出た2つのレーザビームは平
行にはならないので、集光レンズ6やベンディングミラ
ー(図示せず)の加工用の光学系の位置に制約が加わり
煩雑となる。また、内外逆転光学系10を通過したレー
ザビームの平行性を確保するため、前述したようにシリ
ンドリカルレンズ対11,12の間の距離がf1+f2
あることが必要となる。
【0030】さらに、図4のようにレーザビーム8の最
外の光束がシリンドリカルレンズ対11で中心部に集め
られた後にシリンドリカルレンズ対12に入射する時、
その位置までの対象軸mからの距離gはg≧0でなけれ
ばならない。g<0の場合はレーザビーム8の外周に近
い部分はシリンドリカルレンズ対12より出射された後
に平行な光束にならないで捨てられてしまうことにな
り、エネルギを有効に利用できなくなってしまう。但
し、gは対象軸mからはなれる向きを正の向きと定め
る。
【0031】上記g≧0の条件を満たすためのe,
1,f2,d等の関係を求める。三角形ABCと三角形
DECは相似であるため、次式が成り立つ。
【0032】
【数1】
【0033】式(1)においてg≧0であるためには、
2は次式の範囲でなければならない。
【0034】
【数2】
【0035】但し、(d/2)≦eのとき、即ち図1や
後述する図5のような配置の時には、最外の光束がシリ
ンドリカルレンズ対11,12の対象軸mに近づくよう
に集光されてくることはないので、式(2)の制約は適
用されず、f2<∞でよいことになる。
【0036】以上のような本実施形態によれば、レーザ
ビーム8の断面におけるエネルギ密度分布を、2つのシ
リンドリカルレンズ対11,12を備えた内外逆転光学
系10によりレーザビーム8の光軸を含む平面に対して
内外で逆転させるので、スポット8Eの両端部のエネル
ギ密度が高くなり、切断加工を行う際に切断溝7Aの両
側壁において十分溶融を進ませることができ、補助ガス
による溶融物除去が十分に行われ、ドロス11の量を減
少させることができる。
【0037】また、切断溝7Aを形成するために必要最
小限の体積のみを加工するだけでよいので、従来よりも
少ないエネルギによってもそれを有効に利用して加工が
行え、しかも溶融物の量を減少でき、このことによって
も発生するドロス11の量を少なくすることができる。
【0038】また、アパーチャ等によってレーザビーム
断面の一部を削除することがなく、レーザビームの全エ
ネルギを利用できるため、レーザビームのエネルギを無
駄にせず有効に利用できる。
【0039】次に、本発明によるレーザ加工装置の第2
の実施形態について、図5により説明する。
【0040】本実施形態では、図5(a)に示すよう
に、シリンドリカルレンズ対11の加工の容易性を考慮
してシリンドリカルレンズ対11aの中央部に隙間を設
けている。それ以外の構成は第1の実施形態と同様であ
る。内外逆転光学系10aに入射したレーザビーム8は
シリンドリカルレンズ対11aによって3つに分割さ
れ、そのうち両端の2つの光束がシリンドリカルレンズ
対12aでコリメーとされて出射され、中央の光束はそ
のまま出射される。そして、3つに分割されたレーザビ
ーム8Fが集光レンズ6で集光される。図5(b)は、
本実施形態の内外逆転光学系10aを通過したレーザビ
ーム8Fのエネルギ分布の一例を示す図である。
【0041】この場合、被加工物上のスポットにおいて
は、最もエネルギ密度の高い部分が中央にあり、次にエ
ネルギ密度の高い部分が両端に位置するようになり、第
1の実施形態に比べてスポット両端のエネルギ密度が多
少低くなってしまうが、基本的な効果は第1の実施形態
と同様である。
【0042】次に、本発明によるレーザ加工装置の第3
の実施形態について、図6により説明する。
【0043】本実施形態では、内外逆転光学系10bに
おいて、シリンドリカルレンズ対11b,12bの中心
軸nを対象軸mに近寄せる。それ以外の構成は第1の実
施形態と同様である。本実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果が得られるだけでなく、内外逆転光学
系10bの外形を小さくすることができる。
【0044】次に、本発明によるレーザ加工装置の第4
の実施形態について、図7により説明する。
【0045】図7(a)に示すように、本実施形態の内
外逆転光学系20には断面が二等辺三角形の2つ三角柱
プリズム21,22が設置される。三角柱プリズム2
1,22は同一形状であって、お互いの底辺同志が平行
になるように所定の距離Lを隔てて配置されており、か
つそれぞれの二等辺三角形の頂点から底辺に下した垂線
が一致するように配置されている。以下、上記二等辺三
角形の頂点から底辺に下した垂線をプリズム軸kと称す
る。
【0046】内外逆転光学系20は、プリズム軸kがレ
ーザビーム8の光軸と一致するように配置される。この
ような内外逆転光学系20にレーザビーム8が入射する
と、三角柱プリズム21の屈折作用により、レーザビー
ム8は2分割されると共にそれぞれのレーザビーム8G
は交差して進み、2分割されたレーザビーム8Gは三角
柱プリズム22の屈折作用によりコリメートされてレー
ザビーム8Hとなり、レーザビーム8のプリズム軸kよ
り図中上方の部分が出射後にはプリズム軸kより図中下
方に移り、レーザビーム8のプリズム軸kより図中下方
の部分が出射後にはプリズム軸kより図中上方に移る。
しかも、内外逆転光学系20への入射前にレーザビーム
8の外縁にあった光束が内外逆転光学系20からの出射
後には中心軸(プリズム軸k)側に、内外逆転光学系2
0への入射前にレーザビーム8の中心軸(プリズム軸
k)側にあった光束が内外逆転光学系20からの出射後
には外縁側に変換される。
【0047】つまり、レーザビーム8のエネルギ密度分
布は内外逆転光学系20によって中央で半分に分割さ
れ、さらに各々の分布の正負が逆転することとなる。内
外逆転光学系20に入射する前のレーザビーム8、およ
び内外逆転光学系20を通過した後のレーザビーム8H
のエネルギ分布の一例を、それぞれ図7(b),(c)
に模式的に示す。この場合も、レーザビームの発散角が
小さいことには変わりがないため、高集光性は確保され
る。
【0048】三角柱プリズム21,22それぞれの底辺
間の距離Lは、少なくとも、三角柱プリズム21への入
射前のレーザビーム8の最外の光束が三角柱プリズム2
2からの出射時には中心軸(プリズム軸k)に一致する
ような距離であることが望ましいが、それより短い距離
であってもレーザビームの内外の逆転が不完全とはなる
ものの、内外逆転光学系20から出射するレーザビーム
8Hの最外の光束は最もエネルギ密度が高いことには変
わりはないので許容される。従って、三角柱プリズム2
1,22それぞれの底辺間の距離Lは、条件に応じて適
宜決定すればよい。
【0049】以上のような本実施形態によれば、レーザ
ビーム8の断面におけるエネルギ密度分布を、お互いの
底面を対向させた三角柱プリズム21,22を有する内
外逆転光学系20によりレーザビーム8の光軸を含む平
面に対して内外で逆転させるので、レーザビーム8Hの
両端部のエネルギ密度が高くなり、第1の実施形態と同
様の理由からドロスの量を減少させることができる。こ
の場合も、必要最小限の体積のみを加工するだけでよい
ので、溶融物の量を減少でき、このことによっても発生
するドロスの量を少なくすることができる。
【0050】また、アパーチャ等によってレーザビーム
断面の一部を削除することがなく、レーザビームの全エ
ネルギを利用できるため、レーザビームのエネルギを無
駄にすせず有効に利用できる。
【0051】次に、本発明によるの第5および第6の実
施形態について、それぞれ図8および図9により説明す
る。
【0052】第5の実施形態では、図8に示すように図
7のLを0とし、内外逆転光学系20aを断面が菱形の
四角柱の光学の光学部材(四角柱プリズムという)21
aとする。この場合の四角柱プリズム21aの形状は、
入射前のレーザビーム8の最外の光束が四角柱プリズム
21aからの出射時には中心軸(プリズム軸k)に一致
するようにすることが望ましい。また、第6の実施形態
では、図9に示すように、四角柱プリズム21aの鋭角
部分を切除したような形状の六角柱プリズム21bによ
り内外逆転光学系20bを構成する。
【0053】以上のような第5および第6の実施形態に
よっても第4の実施形態と同様の効果が得られる。
【0054】次に、本発明によるの第7の実施形態につ
いて、図10により説明する。
【0055】図10(a)に示すように、本実施形態の
内外逆転光学系30には断面が同一の二等辺三角形の三
角柱プリズム31,32が設置されるが、お互いの頂角
同志が対向するように所定の距離L1を隔てて配置す
る。それ以外の構成は第4の実施形態と同様である。本
実施形態でも、簡単のため、上記二等辺三角形の頂点か
ら底辺に下した垂線をプリズム軸kとする。
【0056】内外逆転光学系30にレーザビーム8が入
射すると、三角柱プリズム31の屈折作用により、レー
ザビーム8は2分割されると共にそれぞれのレーザビー
ム8Iは交差して進み、2分割されたレーザビーム8I
は三角柱プリズム32の屈折作用によりコリメートされ
てレーザビーム8Jとなり、レーザビーム8のプリズム
軸kより図中上方の部分が出射後にはプリズム軸kより
図中下方に移り、レーザビーム8のプリズム軸kより図
中下方の部分が出射後にはプリズム軸kより図中上方に
移る。結局、内外逆転光学系30の機能は第4の実施形
態における内外逆転光学系20と同様である。
【0057】ここで、三角柱プリズム31,32の光学
的関係について説明する。まず、三角柱プリズム31の
頂角を2θ、臨界角をxcとすると、三角柱プリズム3
1に入射したレーザビーム8がその三角柱プリズム31
内で全反射にならないとういう条件から、次式が成り立
つ。
【0058】
【数3】
【0059】次いで、ビームの最外の光束が、プリズム
軸kよりも図中下側(三角柱プリズム32の頂点より下
側)に入射するための条件から望ましいL1が決まる。
以下、この望ましいL1を図10(b)を参照しながら
求める。但し、図10(b)では三角柱プリズム31に
入射する最外の光束をPQで示し、三角柱プリズム31
で屈折し出射する光束をQRで示す。ここで、三角柱プ
リズム31の(真空に対する)屈折率をnp、空気の
(真空に対する)屈折率をna、三角柱プリズム31か
ら出射する光束の屈折角をαとすると、屈折角の条件式
より次式が成り立つ。
【0060】
【数4】
【0061】従って、αは次式で表される。
【0062】
【数5】
【0063】また、屈折後の最外の光束QRとプリズム
軸kとの交点をT、三角柱プリズム31の頂点Sと点T
との距離をhとすると、幾何学的関係より、次式が成り
立つ。
【0064】
【数6】
【0065】式6を整理すると、次式となる。
【0066】
【数7】
【0067】上記式(7)よりhを求めると次のように
なる。
【0068】
【数8】
【0069】L1>hの時にレーザビーム8の最外の光
束が、プリズム軸kよりも図中下側において三角柱プリ
ズム32に入射する。即ち、望ましいL1は次式で表さ
れる。
【0070】
【数9】
【0071】例えば、θ=60°としてαを計算する
と、次のようになる。
【0072】
【数10】
【0073】
【数11】
【0074】ここで、レーザビーム8の直径dを10m
mとすると、次のようになる。
【0075】
【数12】
【0076】即ち、L1>11.7mmであることが望
ましいと言える。
【0077】なお、上記で述べた三角柱プリズム31,
32の光学的関係は一例であって、三角柱プリズム3
1,32以外の光学系を追設する等の他のバリエーショ
ンにおいては、上記光学的関係は絶対的なものではな
い。
【0078】以上のような本実施形態によれば、レーザ
ビーム8の断面におけるエネルギ密度分布を、お互いの
頂角を対向させた三角柱プリズム31,32を有する内
外逆転光学系30によりレーザビーム8の光軸を含む平
面に対して内外で逆転させるので、レーザビーム8Jの
両端部のエネルギ密度が高くなり、第1の実施形態と同
様の理由からドロスの量を減少させることができる。こ
の場合も、必要最小限の体積のみを加工するだけでよい
ので、溶融物の量を減少でき、このことによっても発生
するドロスの量を少なくすることができる。
【0079】また、アパーチャ等によってレーザビーム
断面の一部を削除することがなく、レーザビームの全エ
ネルギを利用できるため、レーザビームのエネルギを無
駄にすせず有効に利用できる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、レーザビームの断面に
おけるエネルギ密度分布を、レーザビームの光軸を含む
平面に対して内外で逆転させるので、内外逆転手段を通
過したレーザビームのエネルギ密度分布において、元の
レーザビームのエネルギ密度分布の高い部分を両端に位
置させることができる。従って、加工により除去される
部分の境界で十分な溶融が実現され、補助ガスによる溶
融物除去が十分に行われ、ドロスを減少させることがで
きる。
【0081】特に、切断を行う場合には、切断溝を形成
するために必要最小限の体積のみを加工するだけでよい
ので、従来よりも少ないエネルギによってもそれを有効
に利用して加工が行え、しかも溶融物の量の減少できる
ため、このことによってもドロスの量を少なくすること
ができる。
【0082】また、アパーチャ等によってレーザビーム
断面の一部を削除することがなく、レーザビームの全エ
ネルギを利用できるため、レーザビームのエネルギを無
駄にすることがない。さらに、レーザビームの発散角が
小さいことには変わりがないため、高集光性は確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施形態によるレーザ
加工装置の概略構成を示す図であり、(b)はレーザビ
ーム断面のエネルギ密度分布(ガウス型分布)を示す図
であり、(c)は(b)に示すようなガウス型分布をも
つレーザビームを内外逆転光学系に通した後のエネルギ
密度分布を示す図である。
【図2】内外逆転光学系を通過させたレーザビームのエ
ネルギ密度分布の変化を模式的に示す図である。
【図3】(a)は、図1のようなレーザ加工装置によっ
て板状の被加工物の切断状況を示す図であり、(b)は
(a)のB-B方向からの矢視図であって、エネルギ分布
を逆転したレーザビームが集光されて照射される様子を
示す図である。
【図4】図1のレーザ加工装置における2つのシリンド
リカルレンズ対の光学的関係を説明する図である。
【図5】(a)は本発明の第2の実施形態によるレーザ
加工装置を説明する図であり、(b)は(a)に示す内
外逆転光学系を通過したレーザビームのエネルギ分布の
一例を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態によるレーザ加工装置
を説明する図である。
【図7】(a)は本発明の第4の実施形態によるレーザ
加工装置を説明する図であり、(b)は内外逆転光学系
に入射する前のレーザビームのエネルギ分布の一例を示
す図であり、(c)は内外逆転光学系を通過したレーザ
ビームのエネルギ分布の一例を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施形態によるレーザ加工装置
を説明する図である。
【図9】本発明の第6の実施形態によるレーザ加工装置
を説明する図である。
【図10】(a)は本発明の第7の実施形態によるレー
ザ加工装置を説明する図であり、(b)はレーザビーム
の最外の光束と三角柱プリズムとの光学的関係を説明す
る図である。
【図11】従来の一般的なレーザ加工装置の一例を示す
図である。
【図12】図11のようなレーザ加工装置によりレーザ
加工を施す際の状態を示す断面図である。
【図13】(a)はレーザビームの光束を示す図であ
り、(b)は(a)の断面におけるエネルギ密度分布
(ガウス型分布)を示す図である。
【図14】(a)は図13のようなレーザビームの経路
内にアパーチャを挿入した状態を示す図であり、(b)
は(a)のアパーチャ通過後のレーザビームのエネルギ
密度分布(ガウス型分布)を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 YAGロッド 3A エンドミラー 3B アウトプットミラー 4 ビームエキスパンダ 6 集光レンズ 7 被加工物 7A 切断溝 7B 加工部 8,8A,8B,8C,8D レーザビーム 8E スポット 8F,8G,8H,8I,8J レーザビーム 10,10a,10b 内外逆転光学系 11,11a,11b シリンドリカルレンズ対 12,12a,12b シリンドリカルレンズ対 20,20a,20b 内外逆転光学系 21 三角柱プリズム 21a 四角柱プリズム 21b 六角柱プリズム 22 三角柱プリズム 30 内外逆転光学系 31,32 三角柱プリズム f1 シリンドリカルレンズ対11の焦点距離 f2 シリンドリカルレンズ対12の焦点距離 n シリンドリカルレンズのそれぞれの中心軸 m (シリンドリカルレンズの)対象軸 k (三角柱プリズムの)プリズム軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器より出射されるレーザビー
    ムを被加工物に照射して加工を行うレーザ加工装置にお
    いて、前記レーザ発振器と前記被加工物との間に、前記
    レーザビームの断面におけるエネルギ密度分布を、前記
    レーザビームの光軸を含む平面に対して内外で逆転させ
    る内外逆転手段を備えたことを特徴とするレーザ加工装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザ加工装置におい
    て、前記内外逆転手段は、2つのシリンドリカルレンズ
    が前記レーザビームの光軸に対し並列して配列され、前
    記レーザビームを少なくとも2分割してそれぞれのレー
    ザビームを集光させる第1のシリンドリカルレンズ対
    と、前記第1のシリンドリカルレンズ対とは別の2つの
    シリンドリカルレンズが前記レーザビームの光軸に対し
    並列して配列され、前記第1のシリンドリカルレンズ対
    により分割され集光された後に再び発散しようとするレ
    ーザビームをコリメートする第2のシリンドリカルレン
    ズ対と、を含む光学系より構成されることを特徴とする
    レーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のレーザ加工装置におい
    て、前記内外逆転手段は、前記レーザビームを2分割す
    ると共にそれぞれのレーザビームを交差させて進ませる
    断面が二等辺三角形の第1の三角柱プリズムと、前記第
    1の三角柱プリズムにより2分割されたレーザビームを
    コリメートする断面が二等辺三角形の第2の三角柱プリ
    ズムと、を含む光学系より構成されることを特徴とする
    レーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のレーザ加工装置におい
    て、前記内外逆転手段は、断面が菱形の四角柱プリズム
    を含む光学系より構成されることを特徴とするレーザ加
    工装置。
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