JPH09107341A - 故障箇所判定方法 - Google Patents

故障箇所判定方法

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JPH09107341A
JPH09107341A JP26400195A JP26400195A JPH09107341A JP H09107341 A JPH09107341 A JP H09107341A JP 26400195 A JP26400195 A JP 26400195A JP 26400195 A JP26400195 A JP 26400195A JP H09107341 A JPH09107341 A JP H09107341A
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Application number
JP26400195A
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English (en)
Inventor
Kichiji Ono
吉治 小野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障箇所判定方法の改良に関し、警報の表示
履歴を考慮に入れることにより、故障箇所判定の精度を
向上することを目的とする。 【解決手段】 複数の保守単位機器(40)から成り、
任意の保守単位機器が罹障すると一乃至複数の警報(5
0)を発生する監視対象装置(30)において、所定種
類の警報が所定順序で発生した場合に、各保守単位機器
の罹障可能性を示す履歴関係値(61)を、発生警報の
種類と発生順序と〔後続警報が発生する迄の時間間隔
と〕に対応して登録する履歴関係値記憶手段(100)
と、監視対象装置に警報が発生した場合に、発生警報の
種類と発生順序と〔時間間隔と〕を記憶する発報履歴保
持手段(200)と、保持中の発生警報の種類と発生順
序と〔時間間隔と〕を抽出し、履歴関係値記憶手段をか
ら対応する全履歴関係値を抽出し、抽出全履歴関係値か
ら各保守単位機器(40)毎の故障確率(400)を算
出する故障確率算出手段(300)とを設ける様に構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の保守単
位機器から成る監視対象装置に於いて、故障が発生して
いる可能性の高い保守単位機器の順序を自動的に判定す
ることにより、保守効率の向上を図る故障箇所判定方法
の改良に関する。
【0002】この種の故障箇所判定方法に関する発明
が、特開平5−327634号公報により、平成5年1
2月10日付で公開されている。
【0003】
【従来の技術】前述の公開済発明「故障箇所判定方式」
の概要を、図面を用いて紹介する。図10は従来ある故
障箇所判定方法の一例を示す図であり、図11は図10
における関係値テーブルを例示する図である。
【0004】図10において、1はデータ伝送装置で、
本発明の対象となる監視対象装置であり、プロセッサ
(11)、メモリ(12)、受信ユニット(13)、デ
ィジタル入力部(14)、アナログ入力部(15)、送
信ユニット(16)、ディジタル出力部(171 )、
(172 )、アナログ出力部(18)および表示部(1
9)から構成されており、以後構成各部を保守単位機器
(40)〔前記公開公報における構成機器(40)に相
当〕と総称する。
【0005】プロセッサ(11)は、各保守単位機器
(40)の動作を監視し、故障が発生したことを検出す
ると、検出した故障に対応する警報(50)を発生し、
ディジタル出力部(171 )を介して表示部(19)に
表示する。
【0006】なおプロセッサ(11)は、単一の保守単
位機器(40)に故障が発生した場合にも、複数種類の
警報(50)を発生することが有る。従って、表示部
(19)に表示される警報(50)の種類のみで、故障
が発生した保守単位機器(40)を特定出来ず、データ
伝送装置(1)の詳細な知識を有する設計者か、或いは
故障診断に豊富な経験を有する保守者に、故障した保守
単位機器(40)の究明を依頼する以外に無かった。
【0007】かかる問題を解決する為に、データ伝送装
置(1)には故障箇所判定装置(2)が併設されてい
る。故障箇所判定装置(2)は、入出力制御部(2
1)、故障確率算出部(22)、関係値テーブル(2
3)〔前記公開公報における「関係値表(23)」に相
当〕、関係値更新部(24)、ディスプレイ(25)お
よびプリンタ(26)から構成されている。
【0008】関係値テーブル(23)には、図11に示
される如く、各警報(50)に対応して、各保守単位機
器(40)の関係値(60)が、予め登録されている。
なお図11に示される関係値テーブル(23)には、三
種類の警報(50X )、(50Y )および(50Z
と、三種類の保守単位機器(40A )、(40B)およ
び(40C )とに関連する部分のみが表示されている。
【0009】例えば図11において、警報(50X )に
対応して関係値(60XA=70)、(60XB=20)お
よび(60XC=10)が登録されていることは、データ
伝送装置(1)の何れかの保守単位機器(40)に故障
が発生して警報(50X )が表示された場合には、保守
単位機器(40A )に故障が発生した可能性が70%、
保守単位機器(40B )に故障が発生した可能性が20
%、保守単位機器(40C )に故障が発生した可能性が
10%、その他の保守単位機器(40)に故障が発生し
た可能性が0%であることを示している。
【0010】同様に、警報(50Z )に対応して関係値
(60ZA=20)、(60ZB=10)および(60ZC
70)が登録されていることは、データ伝送装置(1)
の何れかの保守単位機器(40)に故障が発生して警報
(50Z )が表示された場合には、保守単位機器(40
A )に故障が発生した可能性が20%、保守単位機器
(40B )に故障が発生した可能性が10%、保守単位
機器(40C )に故障が発生した可能性が70%、その
他の保守単位機器(40)に故障が発生した可能性が0
%であることを示している。
【0011】故障確率算出部(22)は、データ伝送装
置(1)に故障が発生し、表示部(19)に警報(5
0)が表示された場合に、表示部(19)と並行して故
障箇所判定装置(2)に伝達された警報(50)の種類
を、入出力制御部(21)を介して受信すると、関係値
テーブル(23)を参照し、受信した警報(50)に対
応して登録済の各保守単位機器(40A )、(40B
および(40C )に対応する関係値(60)を抽出し、
各保守単位機器(40A )、(40B )および(4
C )毎の故障確率(80A )、(80B )および(8
C )を算出する。
【0012】例えば警報(50X )のみを受信した場合
には、警報(50X )に対応する関係値(60XA=7
0)、(60XB=20)および(60XC=10)がその
儘故障確率(80A =60XA=70)、(80B =60
XB=20)および(80C =60XC=10))と見做さ
れる。
【0013】また警報(50X )および(50Z )を受
信した場合には、警報(50X )に対応する関係値(6
XA=70)、(60XB=20)および(60XC=1
0)と、警報(50Z )に対応する関係値(60ZA=2
0)、(60ZB=10)および(60ZC=70)との各
保守単位機器(40A )乃至(40C )毎の加算値(6
XA+60ZA=70+20=90)、(60XB+60ZB
=20+10=30)および(60XC+60ZC=10+
70=30)が、各保守単位機器(40A )、(4
B )および(40C )毎の故障確率(80A )、(8
B )および(80C)として算出される。
【0014】故障確率算出部(22)は、算出した故障
確率(80A =70)、(80B =20)および(80
C =10)、または(80A =90)、(80B =3
0)および(80C =80)を、ディスプレイ(25)
に表示し、またはプリンタ(26)に印刷出力する。
【0015】保守者は、ディスプレイ(25)またはプ
リンタ(26)に出力される故障確率(80A )、(8
B )および(80C )を観察し、最大故障確率(80
A )を示す保守単位機器(40A )を最も故障の可能性
が高いと判断し、データ伝送装置(1)から切離し、予
備の保守単位機器(40A )と交換する等の修復処理を
施す。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある故障箇所判定方法においては、故障箇
所判定装置(2)はデータ伝送装置(1)から出力され
る警報(50)の現状〔最終状態〕のみを分析してい
た。
【0017】然し、データ伝送装置(1)に故障が発生
し、最終的に複数の警報〔例えば(50X )および(5
Z )〕が表示された場合に、最初から両警報(5
X )および(50Z )が同時に表示されているとは限
らず、例えば故障が発生した最初の段階では警報(50
X )のみが表示されており、或る時間間隔を置いた後、
更に警報(50Z )が表示される等の場合が少なくな
い。
【0018】この様な警報(50)の表示履歴が、罹障
保守単位機器(40)の判定に重要な手掛かりを与える
ことが考慮されるが、従来ある故障箇所判定方法には警
報(50)の表示履歴が考慮されていなかった為、適切
な故障箇所の判定が困難となる問題があった。
【0019】本発明は、警報の表示履歴を考慮に入れる
ことにより、故障箇所判定の精度を向上することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、同図(a) は本発明(請求項1および2)の原理を
示し、同図(b) は本発明(請求項3)の原理を示す。
【0021】図1において、30は監視対象装置、40
は保守単位機器、50は警報、400は故障確率であ
る。監視対象装置(30)は、複数の保守単位機器(4
0)に区分されており、任意の保守単位機器(40)が
罹障すると、一乃至複数の警報(50)を発生する。
【0022】100は、本発明(請求項1乃至3)によ
り設けられた履歴関係値記憶手段である。200は、本
発明(請求項1乃至3)により設けられた発報履歴保持
手段である。
【0023】300は、本発明(請求項1および2)に
より設けられた故障確率算出手段である。301は、本
発明(請求項3)により設けられた故障確率算出手段で
ある。
【0024】履歴関係値記憶手段(100)は、本発明
(請求項1)においては、所定種類の前記警報(50)
が所定順序で発生した場合に、各保守単位機器(40)
に故障が発生した可能性を示す履歴関係値(61)を、
発生した警報(50)の種類と発生順序とに対応して予
め登録する。
【0025】発報履歴保持手段(200)は、本発明
(請求項1)においては、監視対象装置(30)に警報
(50)が発生した場合に、発生した警報の種類と発生
順序とを記憶する。
【0026】故障確率算出手段(300)は、本発明
(請求項1)においては、発報履歴保持手段(200)
に保持された発生した警報の種類と発生順序とを抽出
し、履歴関係値記憶手段(100)を参照して該当する
発生した警報の種類と発生順序とに対応して登録済の履
歴関係値(61)を抽出し、抽出した履歴関係値(6
1)から各保守単位機器(40)の故障確率(400)
を算出する。
【0027】なお履歴関係値記憶手段(100)は、本
発明(請求項2)においては、各保守単位機器(40)
に故障が発生した可能性を示す履歴関係値(61)を、
発生した警報(50)の種類と発生順序と、後続の警報
(50)が発生する迄の時間間隔とに対応して登録する
ことが考慮される。
【0028】また発報履歴保持手段(200)は、本発
明(請求項2)においては、発生した警報の種類と発生
順序と共に、前述の時間間隔を保持することが考慮され
る。また故障確率算出手段(300)は、本発明(請求
項2)においては、発報履歴保持手段(200)に保持
された発生した警報の種類と発生順序と前述の時間間隔
とを抽出し、履歴関係値記憶手段(100)を参照して
該当する発生した警報の種類と発生順序と発生間隔とに
対応して登録済の履歴関係値(61)を抽出し、抽出し
た履歴関係値(61)から各保守単位機器(40)の故
障確率(400)を算出することが考慮される。
【0029】関係値記憶手段(500)は、所定種類の
前記警報(50)が発生した場合に、各保守単位機器
(40)に故障が発生した可能性を示す関係値(60)
を予め登録する。
【0030】故障確率算出手段(301)は、本発明
(請求項3)においては、発報履歴保持手段(200)
に保持された発生した警報の種類と発生順序とを抽出
し、履歴関係値記憶手段(100)を参照して発生した
警報の種類と発生順序とに対応して登録済の履歴関係値
(61)を抽出し、且つ関係値記憶手段(500)を参
照して発生した警報の種類に対応して登録済の関係値
(60)を抽出し、抽出した履歴関係値(61)および
関係値(60)から各保守単位機器(40)の故障確率
(401)を算出する。
【0031】従って、本発明(請求項1および3)によ
れば、監視対象装置に故障が発生した場合に、発生する
警報の現状〔最終状態〕のみならず、故障発生当初から
の警報の発生種類と発生順序とが警報履歴として検討の
対象に採入れられて故障箇所が判定され、また本発明
(請求項2)によれば、警報の発生順序のみならず、後
続の警報が発生する迄の時間間隔迄も考慮に入れて故障
箇所が判定される為、故障箇所の判定確率が大幅に向上
し、当該監視対象装置の信頼性が大幅に向上する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明(請求項1)の実施形態に
よる故障箇所判定装置を示す図であり、図3は図2にお
ける履歴関係値テーブルを例示する図であり、図4は図
2における故障確率算出処理を例示する図であり、図5
は本発明(請求項2)の実施形態による故障箇所判定装
置を示す図であり、図6は図5における履歴関係値テー
ブルを例示する図であり、図7は図5における故障確率
算出処理を例示する図であり、図8は本発明(請求項
3)の実施形態による故障箇所判定装置を示す図であ
り、図9は図8における故障確率算出処理を例示する図
である。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。また監視対象装置は図10に示されるデータ伝送装
置(1)とする。
【0033】最初に、本発明(請求項1)の実施形態
を、図2乃至図4を用いて説明する。図2においては、
図1(a) における監視対象装置(30)として図示され
ぬデータ伝送装置(1)〔図10参照〕を想定し、また
図1(a) における履歴関係値記憶手段(100)として
履歴関係値テーブル(28a)および履歴関係値更新部
(29a)が故障箇所判定装置(2)内に設けられ、ま
た図1(a) における発報履歴保持手段(200)として
警報履歴蓄積部(27a)が故障箇所判定装置(2)内
に設けられ、また図1(a) における故障確率算出手段
(300)として故障確率算出部(22a)が故障箇所
判定装置(2)内に設けられている。
【0034】なお図3においても、図11におけると同
様に、対象とする保守単位機器は三種類〔(40A )、
(40B )および(40C )〕とし、また対象とする警
報も三種類〔(50X )、(50Y )および(5
Z )〕とする。
【0035】図3に示される履歴関係値テーブル(28
a)において、(51X-Y )は、警報(50X )が発生
した後、警報(50Y )が発生したことを示す警報履歴
であり、以下同様にして、(51Z-Y )は、警報(50
Z )が発生した後、警報(50Y )が発生したことを示
す警報履歴である。
【0036】また(61X-Y.A )は、警報履歴(51
X-Y )が表示された場合に、保守単位機器(40A )に
故障が発生した可能性を示す履歴関係値であり、以下同
様にして、(61Z-Y.C )は、警報履歴(51Z-Y )が
表示された場合に、保守単位機器(40C )に故障が発
生した可能性を示す履歴関係値である。
【0037】履歴関係値テーブル(28a)には、故障
箇所判定装置(2)が運用されるに先立ち、データ伝送
装置(1)の詳細な知識を有する設計者、並びに故障診
断に豊富な経験を有する保守者により定められた各履歴
関係値(61X-Y.A =70)乃至(61Z-Y.C =10)
が、履歴関係値更新部(29a)を介して予め登録され
ている。
【0038】また図4において、JおよびKは、X、
Y、Zの何れかを示し、またIは、A、B、Cの何れか
を示す、以下同様。図2乃至図4において、運用中のデ
ータ伝送装置(1)内に故障が発生し、例えばプロセッ
サ(11)が先ず警報(50X )を発生して表示部(1
9)に表示すると共に、故障箇所判定装置(2)に伝達
し、続いて警報(50Z )を発生して表示部(19)に
表示すると共に、故障箇所判定装置(2)に伝達したと
する。
【0039】入出力制御部(21)は、データ伝送装置
(1)から最初に警報(50X )を伝達され、次に警報
(50Z )を伝達されると、受信順序を明示した警報履
歴(51X-Z )を組立て、警報履歴蓄積部(27a)に
蓄積した後、故障確率算出部(22a)に警報(50)
の受信を通知する。
【0040】故障確率算出部(22a)は、警報履歴蓄
積部(27a)を参照し、蓄積されている警報履歴(5
X-Z )を抽出する〔図4ステップS41〕。続いて故
障確率算出部(22a)は、履歴関係値テーブル(28
a)を、抽出した警報履歴(51X-Z )により検索し、
警報履歴(51X-Z )および総ての保守単位機器(40
A )、(40B )および(40C )に対応して登録済
の、総ての履歴関係値(61X-Z.A =80)、(61
X-Z.B =10)および(61X-Z.C=10)を抽出する
〔ステップS42〕。
【0041】続いて故障確率算出部(22a)は、警報
履歴蓄積部(27a)内の未抽出警報履歴(51J-K
を検索し〔ステップS43〕、今回は警報履歴(51
X-Z )のみが蓄積されていた為、抽出した履歴関係値
(61X-Z.A =80)、(61X- Z.B =10)および
(61X-Z.C =10)を、その儘故障確率(81A =6
X- Z.A =80)、(81B =61X-Z.B =10)およ
び(81C =61X-Z.C =10)と決定する〔ステップ
S44〕。
【0042】故障確率算出部(22a)は、算出した各
故障確率(81A =80)、(81 B =10)および
(81C =10)を、ディスプレイ(25)に出力表示
し、或いはプリンタ(26)に印刷出力する。
【0043】保守者は、ディスプレイ(25)またはプ
リンタ(26)に出力された故障確率(80A =8
0)、(80B =10)および(80C =10)を観察
し、最大故障確率(80A )を示す保守単位機器(40
A )を先ず対象として保守処理を実行し、例えばデータ
伝送装置(1)から切離し、予備の保守単位機器(40
A)と交換する等の処置を講ずる。
【0044】次に、運用中のデータ伝送装置(1)内に
故障が発生し、例えばプロセッサ(11)が先ず警報
(50X )を発生して表示部(19)に表示すると共
に、故障箇所判定装置(2)に伝達し、続いて警報(5
Z )を発生して表示部(19)に表示すると共に、故
障箇所判定装置(2)に伝達し、更に警報(50Y )を
発生して表示部(19)に表示すると共に、故障箇所判
定装置(2)に伝達したとする。
【0045】入出力制御部(21)は、データ伝送装置
(1)から最初に警報(50X )を伝達され、次に警報
(50Z )を伝達され、更に警報(50Y )を伝達され
ると、先ず受信順序に従って第一番目に伝達された警報
(50X )と第二番目に伝達された警報(50Z )とで
警報履歴(51X-Z )を組立て、次に受信順序に従って
第二番目に伝達された警報(50Z )と第三番目に伝達
された警報(50Y )とで警報履歴(51Z-Y )を組立
てた後、受信順序を明示して警報履歴蓄積部(27a)
に蓄積した後、故障確率算出部(22a)に警報(5
0)の受信を通知する。
【0046】故障確率算出部(22a)は、前述と同様
に、警報履歴蓄積部(27a)を参照し、第一に蓄積さ
れている警報履歴(51X-Z )を抽出すると、前述と同
様の過程で、履歴関係値テーブル(28a)を、抽出し
た警報履歴(51X-Z )により検索し、対応して登録済
の全履歴関係値(61X-Z.A =80)、(61X-Z.B
10)および(61X-Z.C =10)を抽出する〔ステッ
プS41およびS42〕。
【0047】続いて故障確率算出部(22a)は、警報
履歴蓄積部(27a)内の未抽出警報履歴(51J-K
を検索し〔ステップS43〕、今回は、警報履歴蓄積部
(27a)内に第二の警報履歴(51Z-Y )が未抽出で
存在することを認識すると、抽出済の警報履歴(51
X-Z )に対応する履歴関係値(61X-Z.A =70)、
(61X-Z.B =20)および(61X-Z.C =10)を一
時保管した後、続いて警報履歴蓄積部(27a)から警
報履歴(51Z-Y )を抽出し、前述と同様の過程で、履
歴関係値テーブル(28a)を、抽出した警報履歴(5
Z-Y )により検索し、対応して登録済の全履歴関係値
(61Z-Y.A =40)、(61Z-Y.B =50)および
(61Z-Y.C =10)を抽出する〔ステップS41およ
びS42〕。
【0048】以上で、警報履歴蓄積部(27a)に蓄積
済の総ての警報履歴(51J-K )を抽出し終わると〔ス
テップS43〕、続いて故障確率算出部(22a)は、
最初に抽出した履歴関係値(61X-Z.A =80)、(6
X-Z.B =10)および(61X-Z.C =10)と、次に
抽出した履歴関係値(61Z-Y.A =40)、(61Z-
Y.B =50)および(61Z-Y.C =10)とを、それぞ
れ保守単位機器(40A)、(40B )および(4
C )毎に加算し、加算結果を各保守単位機器(4
A )(40B )および(40C )毎の故障確率(81
A =61X-Z.A +61Z-Y. A =80+40=120)、
(81B =61X-Z.B +61Z-Y.B =10+50=6
0)および(81C =61X-Z.C +61Z-Y.C =10+
10=20)と決定する〔ステップS44〕。
【0049】故障確率算出部(22a)は、算出した各
故障確率(81A =120)、(81B =60)および
(81C =20)を、ディスプレイ(25)に出力表示
し、或いはプリンタ(26)に印刷出力する。
【0050】保守者は、ディスプレイ(25)またはプ
リンタ(26)に出力された故障確率(80A =12
0)、(80B =60)および(80C =20)を観察
し、最大故障確率(80A )を示す保守単位機器(40
A )を先ず対象として保守処理を実行し、例えばデータ
伝送装置(1)から切離し、予備の保守単位機器(40
A )と交換する等の処置を講ずる。
【0051】次に、本発明(請求項2)の実施形態を、
図5乃至図7を用いて説明する。図5においては、図1
(a) における監視対象装置(30)として図示されぬデ
ータ伝送装置(1)〔図10参照〕を想定とし、また図
1(a) における履歴関係値記憶手段(100)として履
歴関係値テーブル(28b)および履歴関係値更新部
(29b)が故障箇所判定装置(2)内に設けられ、ま
た図1(a) における発報履歴保持手段(200)として
警報履歴蓄積部(27b)が故障箇所判定装置(2)内
に設けられ、また図1(a) における故障確率算出手段
(300)として故障確率算出部(22b)が故障箇所
判定装置(2)内に設けられている。
【0052】なお図6においても、図3および図11に
おけると同様に、対象とする保守単位機器は三種類
〔(40A )、(40B )および(40C )〕とし、ま
た対象とする警報も三種類〔(50X )、(50Y )お
よび(50Z )〕とする。
【0053】図6に示される履歴関係値テーブル(28
b)において、(52X10S-Z)は、警報(50X )が発
生してから10秒間経過した後、警報(50Z )が発生
したことを示す警報履歴であり、以下同様にして、(5
X30S-Z)は、警報(50X)が発生してから30秒間
経過した後、警報(50Z )が発生したことを示す警報
履歴である。
【0054】また(62X10S-Z.A)は、警報履歴(52
X10S-Z)が表示された場合に、保守単位機器(40A
に故障が発生した可能性を示す履歴関係値であり、以下
同様にして、(62X30S-Z.C)は、警報履歴(52
Z30S-Z)が表示された場合に、保守単位機器(40C
に故障が発生した可能性を示す履歴関係値である。
【0055】履歴関係値テーブル(28b)には、故障
箇所判定装置(2)が運用されるに先立ち、データ伝送
装置(1)の詳細な知識を有する設計者、並びに故障診
断に豊富な経験を有する保守者により定められた各履歴
関係値(62X10S-Z.A=60)乃至(62X30S-Z.C=7
0)が、履歴関係値更新部(29b)を介して予め登録
されている。
【0056】図5乃至図7において、運用中のデータ伝
送装置(1)内に故障が発生し、例えばプロセッサ(1
1)が先ず警報(50X )を発生して表示部(19)に
表示すると共に、故障箇所判定装置(2)に伝達し、1
0秒間経過した後、続いて警報(50Z )を発生して表
示部(19)に表示すると共に、故障箇所判定装置
(2)に伝達したとする。
【0057】入出力制御部(21)は、データ伝送装置
(1)から最初に警報(50X )を伝達され、10秒間
経過した後、続いて警報(50Z )を伝達されると、受
信順序および時間間隔を明示した警報履歴(5
X10S-Z)を組立て、警報履歴蓄積部(27b)に蓄積
した後、故障確率算出部(22b)に警報(50)の受
信を通知する。
【0058】故障確率算出部(22b)は、警報履歴蓄
積部(27b)を参照し、蓄積されている警報履歴(5
X10S-Z)を抽出する〔図7ステップS71〕。続いて
故障確率算出部(22b)は、履歴関係値テーブル(2
8b)を、抽出した警報履歴(52X10S-Z)により検索
し、警報履歴(52X10S-Z)および総ての保守単位機器
(40A )、(40B )および(40C )に対応して登
録済の、履歴関係値(62X10S-Z.A=60)、(62
X10S-Z.B=30)および(62X10S -Z.C=10)を抽出
する〔ステップS72〕。
【0059】続いて故障確率算出部(22b)は、警報
履歴蓄積部(27b)内の未抽出警報履歴(52JT-K
を検索し〔ステップS73〕、今回は警報履歴(52
X10S-Z)のみが蓄積されていた為、抽出した履歴関係値
(62X10S-Z.A=60)、(62X10S-Z.B=30)およ
び(62X10S-Z.C=10)を、その儘故障確率(82A
=62X10S-Z.A=60)、(82B =62X10S-Z.B=3
0)および(82C =62X10S-Z.C=10)と決定する
〔ステップS74〕。
【0060】故障確率算出部(22a)は、算出した各
故障確率(81A =60)、(81 B =30)および
(81C =10)を、ディスプレイ(25)に出力表示
し、或いはプリンタ(26)に印刷出力する。
【0061】保守者は、ディスプレイ(25)またはプ
リンタ(26)に出力された故障確率(80A =6
0)、(80B =30)および(80C =10)を観察
し、最大故障確率(80A )を示す保守単位機器(40
A )を先ず対象として保守処理を実行し、例えばデータ
伝送装置(1)から切離し、予備の保守単位機器(40
A)と交換する等の処置を講ずる。
【0062】次に、本発明(請求項3)の実施形態を、
図3、図4、図8、図9および図11を用いて説明す
る。図8においては、図1(b) における監視対象装置
(30)として図示されぬデータ伝送装置(1)〔図1
0参照〕を対象とし、また図1(b) における履歴関係値
記憶手段(100)として履歴関係値テーブル(28
a)および履歴関係値更新部(29a)が故障箇所判定
装置(2)内に設けられ、また図1(b) における発報履
歴保持手段(200)として警報履歴蓄積部(27c)
が故障箇所判定装置(2)内に設けられ、また図1(b)
における故障確率算出手段(301)として故障確率算
出部(22c)が故障箇所判定装置(2)内に設けら
れ、更に図1(b) における関係値記憶手段(500)と
して、図10および図11に示される関係値テーブル
(23)および関係値更新部(24)が設けられてい
る。
【0063】なお履歴関係値テーブル(28a)は、図
3に示される通りとし、また関係値テーブル(23)
は、図11に示される通りとする。履歴関係値テーブル
(28a)には、図3に示される通り、各履歴関係値
(61X-Y.A =70)乃至(61Z-Y.C =10)が、履
歴関係値更新部(29a)を介して予め登録されてお
り、また関係値テーブル(23)には、図11に示され
る通り、関係値(60XA=70)乃至(60ZC=70)
が、関係値更新部(24)を介して予め登録されてい
る。
【0064】また図9に示される故障確率算出部(22
c)の故障確率算出処理の内、ステップS91乃至S9
4は図10に示される故障確率算出部(22)の同処理
に相当し、またステップS95乃至S98は、図4にお
けるステップS41乃至S44に相当する。
【0065】図3、図4、図8、図9および図11にお
いて、運用中のデータ伝送装置(1)内に故障が発生
し、例えばプロセッサ(11)が先ず警報(50X )を
発生して表示部(19)に表示すると共に、故障箇所判
定装置(2)に伝達し、続いて警報(50Z )を発生し
て表示部(19)に表示すると共に、故障箇所判定装置
(2)に伝達したとする。
【0066】入出力制御部(21)は、データ伝送装置
(1)から最初に警報(50X )を伝達され、次に警報
(50Z )を伝達されると、受信順序を明示した警報履
歴(51X-Z )を組立て、単独の警報(50X )および
(50Z )と共に、警報履歴蓄積部(27c)に蓄積し
た後、故障確率算出部(22a)に警報(50)の受信
を通知する。
【0067】最初に故障確率算出部(22c)は、警報
履歴蓄積部(27c)を参照し、蓄積されている警報
(50X )および(50Z )を抽出すると、図10に示
される故障確率算出部(22)と同様に、関係値テーブ
ル(23)を、抽出した警報(50X )および(5
Z )によりそれぞれ検索し、警報(50X )に対応し
て登録済の関係値(60XA=70)、(60XB=20)
および(60XC=10)と、警報(50Z )に対応して
登録済の関係値(60ZA=20)、(60ZB=10)お
よび(60ZC=70)とを抽出し〔図9ステップS91
乃至S93〕、更に抽出した関係値(60XA=70)、
(60XB=20)および(60XC=10)と、(60ZA
=20)、(60ZB=10)および(60ZC=70)と
を各保守単位機器(40A )、(40B )および(40
C )毎に加算し、加算結果を一次故障確率(80A =6
XA+60ZA=70+20=90)、(80B =60XB
+60ZB=20+10=30)および(80C =60XC
+60ZC=10+70=80)と決定する〔ステップS
94〕。
【0068】次に故障確率算出部(22c)は、警報履
歴蓄積部(27c)を参照し、蓄積されている警報履歴
(51X-Z )を抽出すると、図2に示される故障確率算
出部(22a)と同様の過程で、履歴関係値テーブル
(28a)を、抽出した警報履歴(51X-Z )により検
索し、対応して登録済の全履歴関係値(61X-Z.A =8
0)、(61X-Z.B =10)および(61X-Z.C =1
0)を抽出し〔ステップS95およびS96〕、今回は
警報履歴蓄積部(27c)には一種類の警報履歴(51
X-Z )のみが蓄積済の為、抽出した全履歴関係値(61
X-Z.A =80)、(61X-Z.B =10)および(61
X-Z.C =10)をその儘、二次故障確率(81 A =61
X-Z.A =80)、(81B =61X-Z.B =10)および
(81C =61 X-Z.C =10)と決定する〔ステップS
97およびS98〕。
【0069】次に故障確率算出部(22c)は、ステッ
プS94において算出した一次故障確率(80A )、
(80B )および(80C )と、ステップS98におい
て算出した二次故障確率(81A )、(81B )および
(81C )とに、それぞれ予め定められた係数(M=
0.6)および(N=0.4)を乗算した後、それぞれ
各保守単位機器(40A )、(40B )および(4
C )毎に加算し、加算結果を総合的な故障確率〔(8
A )=(80A )×(M)+(81A )×(N)=9
0×0.6+80×0.4=86〕、〔(83B )=
(80B )×(M)+(81B )×(N)=30×0.
6+10×0.4=22〕および〔(83C )=(80
C )×(M)+(81C )×(N)=80×0.6+1
0×0.4=52〕と決定する〔ステップS99〕。
【0070】故障確率算出部(22c)は、算出した各
故障確率(83A =86)、(83 B =22)および
(83C =52)を、ディスプレイ(25)に出力表示
し、或いはプリンタ(26)に印刷出力する。
【0071】保守者は、ディスプレイ(25)またはプ
リンタ(26)に出力された故障確率(83A =8
6)、(83B =22)および(83C =52)を観察
し、最大故障確率(80A )を示す保守単位機器(40
A )を先ず対象として保守処理を実行し、例えばデータ
伝送装置(1)から切離し、予備の保守単位機器(40
A)と交換する等の処置を講ずる。
【0072】以上の説明から明らかな如く、本発明の実
施形態によれば、データ伝送装置(1)において、各警
報(50J )の発生種類のみならず、警報(50J )の
発生順序、或いは後続する警報が発生する迄の時間間隔
を警報履歴(51J-K )、或いは(52JT-K)として警
報履歴蓄積部(27a)乃至(27c)に保持した後、
故障確率算出部(22a)乃至(22c)が、発生順序
に基づき、或いは発生順序と前述の時間間隔とに基づ
き、更には発生順序と現状〔最終段階〕で発生している
警報(50)の種類とに基づき、各保守単位機器(4
0)毎の故障確率(81I )乃至(83I )を算出し、
故障確率(81I )乃至(83I )が最大を示す保守単
位機器(40A )から保守処理を開始する為、現状〔最
終段階〕で発生している警報(50)の種類のみにより
算出していた故障確率(80)に基づき決定していた従
来に比し、故障箇所の判定精度が向上する。
【0073】また履歴関係値テーブル(28a)内の各
履歴関係値(61J-K.I )、並びに履歴関係値テーブル
(28b)内の各履歴関係値(62JT-K.I)は、履歴関
係値更新部(29a)または(29b)を介して適宜修
正することが可能となり、故障確率(81I )乃至(8
I )の精度を逐次向上することが可能となる。
【0074】なお、図2乃至図9はあく迄本発明の一実
施形態に過ぎず、例えば本発明の対象とする監視対象装
置(30)は図示されるデータ伝送装置(1)に限定さ
れることは無く、他に幾多の変形が考慮されるが、何れ
の場合にも本発明の効果は変わらない。また履歴関係値
記憶手段(100)、関係値記憶手段(500)、故障
確率算出手段(300)および(301)は図示される
ものに限定されることは無く、他に幾多の変形が考慮さ
れるが、何れの場合にも本発明の効果は変わらない。
【0075】
【発明の効果】以上、本発明によれば、本発明(請求項
1および3)によれば、監視対象装置に故障が発生した
場合に、発生する警報の現状〔最終状態〕のみならず、
故障発生当初からの警報の発生種類と発生順序とが警報
履歴として検討の対象に採入れられて故障箇所が判定さ
れ、また本発明(請求項2)によれば、警報の発生順序
のみならず、後続の警報が発生する迄の時間間隔迄も考
慮に入れて故障箇所が判定される為、故障箇所の判定確
率が大幅に向上し、当該監視対象装置の信頼性が大幅に
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明(請求項1)の実施形態による故障箇
所判定装置
【図3】 図2における履歴関係値テーブル
【図4】 図2における故障確率算出処理
【図5】 本発明(請求項2)の実施形態による故障箇
所判定装置
【図6】 図5における履歴関係値テーブル
【図7】 図5における故障確率算出処理
【図8】 本発明(請求項3)の実施形態による故障箇
所判定装置
【図9】 図8における故障確率算出処理
【図10】 従来ある故障箇所判定方法
【図11】 図10における関係値テーブル
【符号の説明】
1 データ伝送装置 2 故障箇所判定装置 11 プロセッサ 12 メモリ 13 受信ユニット 14 ディジタル入力部 15 アナログ入力部 16 送信ユニット 17 ディジタル出力部 18 アナログ出力部 19 表示部 21 入出力制御部 22 故障確率算出部 23 関係値テーブル 24 関係値更新部 25 ディスプレイ 26 プリンタ 27 警報履歴蓄積部 28 履歴関係値テーブル 29 履歴関係値更新部 30 監視対象装置 40 保守単位機器 50 警報 51、52 警報履歴 60 関係値 61、62 履歴関係値 80、81、82、83、400、401 故障確率 100 履歴関係値記憶手段 200 発報履歴保持手段 300、301 故障確率算出手段 500 関係値記憶手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の保守単位機器に区分され、任意の
    保守単位機器が罹障すると、一乃至複数種類の警報を発
    生する監視対象装置において、 所定種類の前記警報が所定順序で発生した場合に、前記
    各保守単位機器に故障が発生した可能性を示す履歴関係
    値を、前記発生した警報の種類と発生順序とに対応して
    予め登録する履歴関係値記憶手段と、 前記監視対象装置に警報が発生した場合に、発生した警
    報の種類と発生順序とを記憶する発報履歴保持手段と、 前記発報履歴保持手段に保持された前記発生した警報の
    種類と発生順序とを抽出し、前記履歴関係値記憶手段を
    参照して該当する発生した警報の種類と発生順序とに対
    応して登録済の履歴関係値を抽出し、抽出した履歴関係
    値から前記各保守単位機器の故障確率を算出する故障確
    率算出手段とを設けることを特徴とする故障箇所判定方
    法。
  2. 【請求項2】 前記履歴関係値記憶手段は、前記各保守
    単位機器に故障が発生した可能性を示す履歴関係値を、
    前記発生した警報の種類と発生順序と、後続の警報が発
    生する迄の時間間隔とに対応して登録し、 前記発報履歴保持手段は、前記発生した警報の種類と発
    生順序と共に、前記時間間隔を保持し、 前記故障確率算出手段は、前記発報履歴保持手段に保持
    された前記発生した警報の種類と発生順序と前記時間間
    隔とを抽出し、前記履歴関係値記憶手段を参照して該当
    する発生した警報の種類と発生順序と前記時間間隔とに
    対応して登録済の履歴関係値を抽出し、抽出した履歴関
    係値から前記各保守単位機器の故障確率を算出すること
    を特徴とする請求項1記載の故障箇所判定方法。
  3. 【請求項3】 複数の保守単位機器に区分され、任意の
    保守単位機器が罹障すると、一乃至複数種類の警報を発
    生する監視対象装置において、 複数種類の前記警報が発生した場合に、前記各保守単位
    機器に故障が発生した可能性を示す履歴関係値を、前記
    発生した警報の種類と発生順序とに対応して予め登録す
    る履歴関係値記憶手段と、 所定種類の前記警報が発生した場合に、前記各保守単位
    機器に故障が発生した可能性を示す関係値を予め登録す
    る関係値記憶手段と、 前記監視対象装置に警報が発生した場合に、発生した警
    報の種類と発生順序とを記憶する発報履歴保持手段と、 前記発報履歴保持手段に保持された前記発生した警報の
    種類と発生順序とを抽出し、前記履歴関係値記憶手段を
    参照して発生した警報の種類と発生順序とに対応して登
    録済の履歴関係値を抽出し、 且つ前記関係値記憶手段を参照して発生した警報の種類
    に対応して登録済の関係値を抽出し、 抽出した前記履歴関係値および関係値から前記各保守単
    位機器の故障確率を算出する故障確率算出手段とを設け
    ることを特徴とする故障箇所判定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020042590A (ko) * 2002-05-13 2002-06-05 최중현 Cdma 시스템의 시스템메시지 검색장치 및 방법
JP2012530423A (ja) * 2009-06-19 2012-11-29 ゼットティーイー コーポレイション 信号処理装置並びに光インタフェースボードのオンライン故障の検出方法および装置

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