JPH09106956A - ボートおよびその設置構造 - Google Patents

ボートおよびその設置構造

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JPH09106956A
JPH09106956A JP28793195A JP28793195A JPH09106956A JP H09106956 A JPH09106956 A JP H09106956A JP 28793195 A JP28793195 A JP 28793195A JP 28793195 A JP28793195 A JP 28793195A JP H09106956 A JPH09106956 A JP H09106956A
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JP
Japan
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boat
substrate
chamber
cassette
wafer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28793195A
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English (en)
Inventor
Shuji Yonemitsu
修司 米満
Riichi Kano
利一 狩野
Hisashi Yoshida
久志 吉田
Shinichiro Watabiki
真一郎 綿引
Yuji Yoshida
祐治 吉田
Hideo Shimura
日出男 志村
Takeshi Sugimoto
毅 杉本
Yukinori Yuya
幸則 油谷
Kazuto Ikeda
和人 池田
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェーハの受け渡しに適したボートおよびその
設置構造を提供する。 【解決手段】ボート40は、円柱状の底板201と天板
202と、底板201と天板202との間に設けられ底
板201および天板202に固定された2つの角柱状の
支柱203、204とを備え、この支柱203、204
の内側に複数のウェーハ載置用溝205、206が互い
に対向してそれぞれ設けられている。このウェーハ載置
用溝205、206の両端は前後方向に開放されている
ので、ボート40の両側からウェーハをそれぞれ搬入で
き、両側にそれぞれ搬出できる。また、ボート40は石
英からなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボートおよびその設
置構造に関し、特に半導体製造装置に使用する半導体ウ
ェーハ用受け渡し用ボートおよびその設置構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の半導体製造装置を説明する
ための斜視図であり、図10は従来の半導体製造装置を
説明するための断面図である。
【0003】この従来の半導体製造装置は、上から見て
六角形の形状のウェーハ搬送室150と、ウェーハ搬送
室の側面に設けられたカセット室131、132と、ウ
ェーハ冷却室141、142と、反応室171、172
とを備えている。ウェーハ搬送室150はウェーハ搬送
ロボット160を備え、ウェーハ搬送ロボット160の
アーム166がウェーハ搬送室150内に設けられてい
る。カセット室131(132)はカセット昇降機12
9を備え、この昇降機129によってカセット室131
(132)内に設けられたカセット110を昇降させ
る。カセット110内には複数のウェーハ105が鉛直
方向に積層されて搭載されている。反応室171(17
2)とウェーハ搬送室150との間にはゲートバルブ1
93が設けられ、ウェーハ搬送室150とカセット室1
31(132)との間にはゲートバルブ192が設けら
れ、カセット室131(132)にはさらにカセット搬
入/搬出用のゲートバルブ191が設けられている。
【0004】この従来の半導体製造装置においては、複
数のウェーハ105を搭載したカセット110をゲート
バルブ191を介してカセット室131(132)に搬
入し、カセット室131(132)内でカセット昇降機
129によりカセット110を昇降させて所定の高さに
した後、ウェーハ搬送ロボット160のアーム166に
よって、ウェーハをカセット室131(132)内のカ
セット110から、反応室171(172)に移載し、
反応室171(172)内で加熱した状態で成膜等の所
定の処理を行った後、ウェーハ搬送ロボット160のア
ーム166によって、ウェーハをウェーハ冷却室141
(142)に移載し、ウェーハ冷却室141(142)
内で所定の温度にまで冷却した後に、ウェーハ搬送ロボ
ット160のアーム166によって、ウェーハをカセッ
ト110に移載している。
【0005】このように、従来の半導体製造装置におい
ては、カセット110に高温のウェーハを搭載できない
ので、反応室171(172)で処理が終わったウェー
ハを一旦ウェーハ冷却室141(142)に移載し、ウ
ェーハ冷却室141(142)内で所定の温度にまで冷
却した後に、カセット110に移載しているから、カセ
ット室131(132)に加えてウェーハ冷却室141
(142)を設ける必要があった。
【0006】このようにウェーハ冷却室141(14
2)を設けると、その分半導体製造装置によるクリーン
ルームの専有面積が増大し、さらにウェーハ冷却室14
1(142)を設けると、その分ウェーハ搬送室150
の辺数も増加し、ウェーハ搬送室150による専有面積
が大きくなり、その結果、半導体製造装置によるクリー
ンルームの専有面積が増大して、ランニングコストが増
大するという問題があった。
【0007】そこで、本発明者達は、処理後のウェーハ
を冷却する冷却室を設ける必要がなく、専有面積を抑制
した次のような半導体製造装置を案出した。
【0008】図7は、この半導体製造装置1を説明する
ための平面図である。
【0009】この半導体製造装置1は、プロセスモジュ
ール700と、メインモジュール500と、フロントモ
ジュール100とを備えている。
【0010】プロセスモジュール700は反応室70を
備え、メインモジュール500はウェーハ搬送室50を
備え、フロントモジュール100はウェーハ受け渡し室
30と、カセット10を載置するカセット棚と、カセッ
ト搬送兼ウェーハ搬送機20を備えている。カセット搬
送兼ウェーハ搬送機20によって、ウェーハ5はカセッ
ト10からウェーハ受け渡し室30に設けられたボート
40に移載され、このウェーハ5はウェーハ搬送ロボッ
ト60によってボート40から反応室70に移載され
る。反応室70内で処理が終わったウェーハ5はウェー
ハ搬送ロボット60によってウェーハ受け渡し室30に
設けられたボート40に移載され、ここで所定の温度ま
で冷却された後に、カセット搬送兼ウェーハ搬送機20
によってウェーハ5はボート40からカセット10に移
載される。
【0011】このように、本発明者達が案出した半導体
製造装置1では、ウェーハ受け渡し室30内でウェーハ
5の受け渡しだけでなく、ウェーハ5の冷却も行われる
から、ウェーハ受け渡し室30以外にウェーハ冷却室を
設ける必要はなく、その分半導体製造装置1によるクリ
ーンルームの専有面積が抑制され、さらにウェーハ搬送
室50の辺数も減少してウェーハ搬送室50による専有
面積も小さくなり、その結果、半導体製造装置1による
クリーンルームの専有面積も抑制されて、ランニングコ
ストが減少する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなウェーハ受け渡し室30等に使用するのに適したボ
ートは今まで開発されていなかった。
【0013】従って、本発明の目的は、ウェーハの受け
渡しに適したボートおよびその設置構造を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも一つの支柱固定用部材と、前記支柱固定用部材に固
定された互いに対向する少なくとも一対の支柱と、前記
少なくとも一対の支柱に、互いに対向して設けられた複
数対の基板載置用の溝と、を有するボートにおいて、前
記少なくとも一対の支柱が前記ボートの左右方向におい
て前記支柱固定用部材に固定され、前記複数対の基板載
置用の溝が前記ボートの前後方向にそれぞれ延在して設
けられると共に、前記複数対の溝の両端が前記前後方向
にそれぞれ開放されており、前記ボートの前記前後方向
には、前記ボートへの基板の搬入および前記ボートから
の前記基板の搬出を妨げるものを設けずに、前記ボート
の前記前後方向からそれぞれ前記基板を前記ボートに搬
入可能および前記基板を前記ボートから搬出可能にした
ことを特徴とするボートが提供される。
【0015】このように、複数対の基板載置用の溝をボ
ートの前後方向にそれぞれ延在して設けると共に、複数
対の溝の両端をボートの前後方向にそれぞれ開放させ、
さらに、ボートの前後方向には、ボートへの基板の搬入
およびボートからの基板の搬出を妨げるものを設けず
に、ボートの前後の両方向からそれぞれ基板をボートに
搬入可能および基板をボートから搬出可能にしているか
ら、ボートの前後方向から基板を容易に受け渡しでき
る。
【0016】支柱固定用部材に一対の支柱が互いに対向
して固定されている場合には、好ましくは、支柱の内側
の幅を支柱の外側の幅以上とする。
【0017】このようにすれば、支柱の内側の断面積面
積が大きくなり基板を載置する面積が増大して基板をボ
ートに確実に載置できるようになる。一方、支柱の外側
の断面積が小さくなるので支柱の体積を減少させること
ができ、その結果、ボートを安価に製造できるようにな
り、またボートが軽くなるので、メンテナンス時のボー
トの脱着作業、持ち運び作業が容易に行えるようにな
る。
【0018】基板が半導体ウェーハであり、支柱固定用
部材に一対の支柱が互いに対向して固定されている場合
には、好ましくは、支柱の両端部を支柱の中央部よりも
内側に突き出ている構造とする。
【0019】このように、支柱の両端部を支柱の中央部
よりも内側に突き出ている構造とすることにより、支柱
の断面積、ひいては支柱の体積の増大を抑制しつつ半導
体ウェーハを確実にかつ安定性よくボートに載置できる
ようになる。
【0020】支柱固定用部材に二対の支柱がそれぞれ互
いに対向して固定されている場合には、各支柱の左右方
向の長さを前後方向の長さよりも長くすることが好まし
い。
【0021】このように、支柱の左右方向、すなわち、
基板が載置される方向の長さを長くすれば、基板を載置
する面積が増大して基板をボートに確実に載置できるよ
うになる。一方、支柱の前後方向の長さを短くすれば、
断面積がその分小さくなるので支柱の体積を減少させる
ことができ、その結果、ボートを安価に製造できるよう
になり、またボートが軽くなるので、メンテナンス時の
ボートの脱着作業、持ち運び作業が容易に行えるように
なる。なお、このような、支柱の左右方向の長さを前後
方向の長さよりも長くした構造は、基板が半導体ウェー
ハである場合には、特に適している。
【0022】なお、支柱固定用部材には、それぞれ互い
に対向する三対以上の支柱を固定することもできる。ま
た、必ずしも、全ての支柱が互いに対向する対になって
いる必要はなく、例えば、ボートの左右方向の一方の片
側に3本の支柱を設け、他方の片側に2本の支柱を設け
てもよい。
【0023】支柱固定用部材は、好ましくは、天板およ
び底板の少なくともいずれか一方である。
【0024】支柱固定用部材が天板または底板である
と、天板または底板を利用して、ボートを容易に設置で
きる。
【0025】支柱固定用部材として、単一の板を使用す
る場合には、好ましくは、底板を使用する。底板を使用
した場合の方が、天板を使用して場合よりもボートの設
置、特に立設配置が容易だからである。
【0026】さらに好ましくは、支柱固定用部材は天板
および底板の両方であり、この場合には、支柱を天板お
よび底板の間に挟み込んで天板および底板の両者に固定
する。このようにすれば、支柱の立設配置による変形を
防止できる。
【0027】なお、基板載置用の溝間の適宜の高さの位
置に、補強用部材を支柱間に橋渡しして使用してもよ
い。
【0028】また、ボートを基板の冷却用にも使用する
のであれば、複数対の基板載置用の溝にそれぞれ載置さ
れた複数の基板が、全基板にわたって均一に冷却される
ことが好ましいので、上下対称に、天板、底板を設ける
ことが好ましい。
【0029】また、天板の面積を小さくし、底板の面積
を大きくすれば、天板の面積が小さい分ボートが軽くな
るので、メンテナンス時のボートの脱着作業、持ち運び
作業が容易に行えるようになる一方で、底板の面積が大
きい分ボートの設置の安定性がよくなる。
【0030】なお、以上のような天板、底板は、円形、
矩形、多角形等種々の形状とすることができる。
【0031】好ましくは、ボートが、石英、SiC、S
iCをSiO2 でコーティングしたもの、アルミニウム
をテフロンコーティングしたもの、テフロン、またはポ
リプロピレン系樹脂からなっている。
【0032】また、好ましくは、ボートは耐熱性材料か
ら構成されている。ボートが耐熱性材料から構成されて
いると、ボートを基板の冷却用として使用できる。
【0033】この場合に、より好ましくは、ボートは石
英、SiC、またはSiCをSiO2 でコーティングし
たものからなっている。ボートをこれらの材料で構成す
れば、ボートは耐熱性を持つと共に、減圧下でも好適に
使用できる。
【0034】また、本発明によれば、ボートをボート設
置室の底面上に設置するボートの設置構造において、前
記ボートが、支柱固定用底板と、前記支柱固定用底板上
に固定された互いに対向する少なくとも一対の支柱と、
前記少なくとも一対の支柱に、互いに対向して設けられ
た複数対の基板載置用の溝と、を有するボートであっ
て、前記少なくとも一対の支柱が前記ボートの左右方向
において前記支柱固定用底板に固定され、前記複数対の
基板載置用の溝が前記ボートの前後方向にそれぞれ延在
して設けられると共に、前記複数対の溝の両端が前記前
後方向にそれぞれ開放されており、前記ボートの前記前
後方向には、前記ボートへの基板の搬入および前記ボー
トからの前記基板の搬出を妨げるものを設けずに、前記
ボートの前記前後方向からそれぞれ前記基板を前記ボー
トに搬入可能および前記基板を前記ボートから搬出可能
にしたボートであり、前記ボート設置室の前記底面と前
記ボートの前記支柱固定用底板との間に、レベル出しの
ためのアジャストプレートを設けたことを特徴とするボ
ートの設置構造が提供される。
【0035】ボート設置室は、その制作上必ずしも平滑
な底面が得られるとは限らないが、ボート設置室の底面
とボートの支柱固定用底板との間に、レベル出しのため
のアジャストプレートを設けることにより、たとえ、ボ
ート設置室の底面が平滑でなくても、ボートのレベルを
出すことができる。
【0036】なお、ボートのレベル出しは、好ましく
は、ボート設置室の底面上にアジャストプレートを設
け、このアジャストプレート上にボートを設置した状態
で行い、ボートのレベルが出た時点でアジャストプレー
トをボート設置室の底面に固定する。
【0037】また、アジャストプレートは、好ましく
は、銅、アルミニウム、SUS、硬質樹脂等からなって
いる。
【0038】なお、好ましくは、アジャストプレートの
レベル出しを、アジャストプレートとボート設置室の底
面とを固定する固定用ネジ(引きビス)と、ボート設置
室の底面に対するアジャスタプレートの高さを調整する
レベル出し用ネジ(押しビス)とを利用して行う。そし
て、この場合には、好ましくは、ボートの支柱固定用底
板に、固定用ネジおよびレベル出し用ネジを操作可能な
逃げ穴を設ける。
【0039】このようにすれば、この逃げ穴から固定用
ネジ(引きビス)およびレベル出し用ネジ(押しビス)
を操作できるので、たとえ、ボートの支柱固定用底板が
大きくて、固定用ネジ(引きビス)およびレベル出し用
ネジ(押しビス)を覆ってしまうような場合であって
も、ボートをアジャストプレート上に設置した状態でレ
ベル出しができる。
【0040】なお、アジャストプレートがボートの支柱
固定用底板よりも大きくて、固定用ネジ(引きビス)お
よびレベル出し用ネジ(押しビス)がボートの支柱固定
用底板の外側に設けられる場合には、この逃げ穴をボー
トの支柱固定用底板に設ける必要はない。
【0041】上記のボートの設置構造は、ボート設置室
が、電子部品の製造に使用される電子部品製造装置であ
って、基板搬送室と、基板搬送室の第1の側面に設けら
れ、基板を処理する基板処理室と、基板搬送室の第2の
側面に設けられた基板受け渡し室であって、電子部品製
造装置に基板を搬入および/または電子部品製造装置か
ら基板を搬出するためのカセットから基板を基板処理室
に搬入する前に基板を一時収容するか、基板処理室から
基板をカセットに搬出する前に基板を一時収容するか、
またはカセットから基板を基板処理室に搬入する前に基
板を一時収容すると共に基板処理室から基板をカセット
に搬出する前に基板を一時収容する基板受け渡し室と、
基板搬送室内に設けられ、基板処理室と基板受け渡し室
との間で基板を搬送可能な基板搬送機と、を備える電子
部品製造装置の基板受け渡し室である場合に好適に適用
される。
【0042】また、ボートが耐熱性の材料からなってい
ることが好ましい。ボートが耐熱性材料から構成されて
いると、ボートを基板の冷却用として使用できる。従っ
て、このボートが設置されるボート設置室を基板冷却室
として使用できるようになり、その結果、基板冷却室を
特に別に設ける必要がなくなり、その分、装置の専有面
積が小さくなる。
【0043】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0044】図1は本発明の第1の実施の形態のボート
を説明するための斜視図である。
【0045】ボート40は、円柱状の底板201と天板
202と、底板201と天板202との間に設けられ底
板201および天板202に固定された2つの角柱状の
支柱203、204とを備え、この支柱203、204
の内側に複数のウェーハ載置用溝205、206が互い
に対向してそれぞれ設けられている。このウェーハ載置
用溝205、206の両端は前後方向に開放されている
ので、ボート40の両側からウェーハをそれぞれ搬入で
き、両側にそれぞれ搬出できる。
【0046】なお、ウェーハ載置用溝205、206間
のピッチをウェーハ搬送用のカセット内のウェーハ載置
用溝のピッチとほぼ同じとして、ボート40に載置され
るウェーハ間の間隔をカセット内に載置されるウェーハ
間の間隔とほぼ同じとし、さらに、ウェーハ載置用溝2
05、206の数もカセット内のウェーハ載置用溝の数
とほぼ同じとして、ボート40に載置されるウェーハ数
をカセット内に載置されるウェーハの数とほぼ同じとし
ている。このようにすれば、カセットからボート40へ
のウェーハの移載およびボート40からカセットへのウ
ェーハの移載が容易かつ迅速になる。
【0047】ボート40は石英からなっている。従っ
て、ボート40を真空中で使用しても、ボート40から
アウトガス等の不純物が発生することはないので、雰囲
気を清浄に保つことができる。
【0048】また、このボート40は石英から成ってお
り、耐熱性に優れているので、反応室で処理が終わった
高温のウェーハをこのボート40で保持した状態で冷却
することができる。従って、このボート40が設置され
るボート設置室をウェーハ冷却室として使用できるよう
になり、その結果、ウェーハ冷却室を特に別に設ける必
要がなくなり、その分、装置の専有面積が小さくなる。
【0049】なお、本実施の形態では、底板201と天
板202とを同じ形状としているから、冷却時に各ウェ
ーハ載置用溝205、206に載置された複数のウェー
ハを全ウェーハにわたってより均一に冷却できる。
【0050】また、このように、底板201と天板20
2とにより支柱203、204の両側を固定しているか
ら、支柱203、204の変形を有効に防止できる。
【0051】図2は、本発明の第1の実施の形態のボー
ト40で好適に使用される支柱203、204を説明す
るための平面図である。なお、図中、矢印の方向がボー
トの中心方向、すなわち、ウェーハが載置される側であ
る。
【0052】図2Aは長方形、図2Bは三角形、図2C
は多角形、図2Dは半楕円形、図2Eは半円形、図2F
は内側207をウェーハの外形形状としたものである。
なお、支柱203、204の幅Aや溝の深さ等について
は、ウェーハの口径等により、ウェーハの載置状態の安
定性を見て適宜定める。
【0053】いずれの場合も、支柱203、204の内
側の幅が支柱203、204の外側の幅以上となってい
る。このようにすれば、支柱203、204の内側の断
面積面積が大きくなりウェーハを載置する面積が増大し
てウェーハをボート40に確実かつ安定性よく載置でき
るようになる。一方、支柱203、204の外側の断面
積が小さくなるので支柱203、204の体積を減少さ
せることができ、その結果、ボート40を安価に製造で
きるようになり、またボート40が軽くなるので、メン
テナンス時のボート40の脱着作業、持ち運び作業が容
易に行えるようになる。
【0054】また、図2Fのように、支柱203、20
4の両端部を支柱203、204の中央部よりも内側に
突き出して、支柱203、204の内側207をウェー
ハの外形形状とすると、支柱203、204の断面積、
ひいては支柱203、204の体積の増大を抑制しつ
つ、ウェーハを確実かつ安定性よくボート40に載置で
きる。
【0055】図3は、本発明の第2の実施の形態のボー
トを説明するための図であり、図3Aは平面図、図3B
は図3AのYY線断面図、図3Cは図3BのZZ線の方
向から見た図である。
【0056】ボート40は、矩形上の底板210、天板
220と、底板210と天板220との間に設けられ底
板210および天板220に固定された4つの角柱状の
支柱230、240とを備え、支柱230と支柱240
とは互いに対向して設けられ、この支柱230、240
の内側に複数のウェーハ載置用溝231、241がそれ
ぞれ互いに対向して設けられている。このウェーハ載置
用溝231、241の両端は前後方向に開放されている
ので、ウェーハ保持具40の両側からウェーハをそれぞ
れ搬入でき、両側にそれぞれ搬出できる。
【0057】なお、ウェーハ載置用溝231、241間
のピッチをウェーハ搬送用のカセット内のウェーハ載置
用溝のピッチとほぼ同じとして、ボート40に載置され
るウェーハ間の間隔をカセット内に載置されるウェーハ
間の間隔とほぼ同じとし、さらに、ウェーハ載置用溝2
31、241の数もカセット内のウェーハ載置用溝の数
とほぼ同じとして、ボート40に載置されるウェーハ数
をカセット内に載置されるウェーハの数とほぼ同じとし
ている。このようにすれば、カセットからボート40へ
のウェーハの移載およびボート40からカセットへのウ
ェーハの移載が容易かつ迅速になる。
【0058】また、ボート40は石英からなっている。
従って、ボート40を真空中で使用しても、ボート40
からアウトガス等の不純物が発生することはないので、
雰囲気を清浄に保つことができる。
【0059】また、このボート40は石英から成ってお
り、耐熱性に優れているので、反応室で処理が終わった
高温のウェーハをこのボート40で保持した状態で冷却
することができる。従って、このボート40が設置され
るボート設置室をウェーハ冷却室として使用できるよう
になり、その結果、ウェーハ冷却室を特に別に設ける必
要がなくなり、その分、装置の専有面積が小さくなる。
【0060】なお、本実施の形態では、底板210と天
板220とにより支柱230、240の両側を固定して
いるから、支柱230、240の変形を有効に防止でき
る。
【0061】また、天板220の面積を小さくし、底板
210の面積を大きくしているので、天板220の面積
が小さい分ボート40が軽くなるので、メンテナンス時
のボート40の脱着作業、持ち運び作業が容易に行える
ようになる一方で、底板210の面積が大きい分ボート
40の設置の安定性がよくなる。
【0062】また、本実施の形態のように、支柱23
0、240をそれぞれ2つずつ設けることにより、単一
の支柱であってこれら支柱230(240)間の長さと
等しい幅の支柱を設ける場合に比べて、ボート40の断
面積がその分小さくなるので支柱の体積を減少させるこ
とができ、その結果、ボート40を安価に製造できるよ
うになり、またボート40が軽くなるので、メンテナン
ス時のボートの脱着作業、持ち運び作業が容易に行える
ようになる。
【0063】さらに、支柱230、240の左右方向の
長さを前後方向の長さよりも長くしている。このよう
に、支柱230、240の左右方向、すなわち、ウェー
ハが載置される方向の長さを長くすれば、ウェーハを載
置する面積が増大してウェーハをボート40に確実に載
置できるようになる。一方、支柱230、240の前後
方向の長さを短くすれば、断面積がその分小さくなるの
で支柱230、240の体積を減少させることができ、
その結果、ボート40を安価に製造できるようになり、
またボート40が軽くなるので、メンテナンス時のボー
ト40の脱着作業、持ち運び作業が容易に行えるように
なる。
【0064】図4は、本発明の第2の実施の形態のボー
ト40をウェーハ受け渡し室30に設置する方法を説明
するための分解斜視図である。
【0065】ウェーハ受け渡し室30の底面31とボー
ト40の底板210との間に、レベル出しのためのアジ
ャストプレート260が設けられている。
【0066】ウェーハ受け渡し室30は、その制作上必
ずしも平滑な底面31が得られるとは限らないが、ウェ
ーハ受け渡し室30の底面31とボート40の底板21
0との間に、レベル出しのためのアジャストプレート2
60を設けることにより、たとえ、ウェーハ受け渡し室
30の底面31が平滑でなくても、ボート40のレベル
を出すことができる。
【0067】ウェーハ受け渡し室30の底面31には、
4つのタップ271が設けられている。
【0068】アジャストプレート250には、4つのネ
ジ用ザグリ穴264とその下のボルト貫通用遊び穴26
5が設けられ、また、4つのネジ用ザグリ穴262とそ
の下のタップ263が設けられている。また、2本の位
置決め用ピン261も設けられている。
【0069】ボート40の底板210には、2つの位置
決め用穴212と、4つの逃げ穴211が形成されてい
る。
【0070】ボート40のレベル出しは、ウェーハ受け
渡し室30の底面31上にアジャストプレート260を
設け、このアジャストプレート260上にボート40を
設置した状態で行い、ボート40のレベルが出た時点で
アジャストプレート260をウェーハ受け渡し室30の
底面31に固定する。
【0071】ボート40のレベル出しは、アジャストプ
レート260とウェーハ受け渡し室30の底面31とを
固定する固定用ネジ(引きビス)252と、ウェーハ受
け渡し室30の底面31に対するアジャストプレート2
60の高さを調整するレベル出し用ネジ(押しビス)2
51とを利用して行う。
【0072】そして、本実施の形態では、ボート40の
底板210に、固定用ネジ(引きビス)252およびレ
ベル出し用ネジ(押しビス)251を操作可能な逃げ穴
211を設けているから、この逃げ穴211から固定用
ネジ(引きビス)252およびレベル出し用ネジ(押し
ビス)251を操作できるので、本実施の形態のよう
に、ボート40の底板210が大きくて、固定用ネジ
(引きビス)252およびレベル出し用ネジ(押しビ
ス)251を覆ってしまうような場合であっても、ボー
ト40をアジャストプレート260上に設置した状態で
レベル出しができる。
【0073】アジャストプレート260は、銅、アルミ
ニウム、SUS、硬質樹脂等からなっている。
【0074】なお、アジャストプレート260がボート
40の底板210よりも大きくて、固定用ネジ(引きビ
ス)252およびレベル出し用ネジ(押しビス)251
がボート40の底板210の外側に設けられる場合に
は、この逃げ穴211をボート40の底板210に設け
る必要はない。
【0075】なお、アジャストプレート250に設けら
れた位置決め用ピン261をボート40の底板210に
設けられた位置決め用穴212に挿入して位置決めを行
う。
【0076】図5は、本発明の第2の実施の形態のボー
ト40で好適に使用される支柱230、240を説明す
るための平面図である。なお、図中、矢印の方向がボー
トの中心方向、すなわち、ウェーハが載置される側であ
る。また、図6は、本発明の第2の実施の形態のボート
で使用する支柱の形状を説明するための平面図である。
【0077】図5Aは長方形、図5Bは楕円形、図5C
は円形、図5Dは三角形、図5Eは台形、図5Fは5角
形以上の多角形(この場合は、6角形)とした場合を示
している。なお、支柱230、240間の距離Bや溝の
深さ等については、ウェーハの口径等により、ウェーハ
の載置状態の安定性を見て適宜定める。
【0078】ただし、図6に示すように、ボート40の
前後からウェーハ250(251、252)の出し入れ
を行うから、支柱間距離Bを伸ばして支柱間距離B’と
すれば、溝231の基部232は同じ位置232’であ
るにもかかわらず、溝231の端部233はより内側の
位置233’としなければならず、溝231をより深い
溝231’としなければならなくなる。従って、より好
ましい支柱の形状は、支柱の左右方向の長さ(この図で
は上下方向の長さ)が前後方向(この図では横方向)の
長さよりも長い形状のものである。すなわち、図5Aの
長方形、図5Bの楕円形、図5Dの三角形、図5Eの台
形、図5Fの5角形以上の多角形(この場合は、6角
形)である。なお、図5Fの6角形においては、辺23
2を長くすればよい。このように、支柱230、240
の左右方向、すなわち、基板が載置される方向の長さを
長くすれば、基板を載置する面積が増大して基板をボー
トに確実にかつ安定性よく載置できるようになる。一
方、支柱230、240の前後方向の長さを短くすれ
ば、断面積がその分小さくなるので支柱230、240
の体積を減少させることができ、その結果、ボート40
を安価に製造できるようになり、またボート40が軽く
なるので、メンテナンス時のボートの40脱着作業、持
ち運び作業が容易に行えるようになる。
【0079】図7は、本発明のボート40を使用する半
導体製造装置1の一例を説明するための平面図であり、
図8は、図7のXX線断面図である。
【0080】この半導体製造装置1は、プロセスモジュ
ール700と、メインモジュール500と、フロントモ
ジュール100とを備えている。
【0081】プロセスモジュール700は複数の反応室
70を備え、メインモジュール500はウェーハ搬送室
50を備え、フロントモジュール100は複数のウェー
ハ受け渡し室30と、カセット10を載置するカセット
棚11と、カセット搬送兼ウェーハ搬送機20を備えて
いる。
【0082】複数の反応室70は鉛直方向に積み重ねら
れてウェーハ搬送室50のウェーハ搬送室壁53に設け
られている。各反応室70とウェーハ搬送室50との間
にはそれぞれゲートバルブ93が設けられている。各反
応室70は、排気配管82を介して独立して真空引きで
きるように構成されている。反応室70内に半導体のウ
ェーハ5を載置してウェーハ5の処理が行われる。反応
室70内においては、例えば、プラズマCVD、ホット
ウォールCVD、光CVD等の各種CVD等による絶縁
膜、配線用金属膜、ポリシリコン、アモルファスシリコ
ン等の形成や、エッチング、アニール等の熱処理、エピ
タキシャル成長、拡散等が行われる。
【0083】複数のウェーハ受け渡し室30は鉛直方向
に積み重ねられてウェーハ搬送室50のウェーハ搬送室
壁54に設けられている。各ウェーハ受け渡し室30と
ウェーハ搬送室50との間にはそれぞれゲートバルブ9
2が設けられている。各ウェーハ受け渡し室30の右側
にもそれぞれゲートバルブ91が設けられている。各ウ
ェーハ受け渡し室30は、排気配管83、81を介して
独立して真空引きできるように構成されている。
【0084】ウェーハ受け渡し室30内には本発明のボ
ート40が載置されている。上述のように本発明の第1
および第2の実施の形態のおいては、このボート40は
石英からなっており、耐熱性に優れているので、反応室
70で処理が終わった高温のウェーハをこのボート40
で保持した状態で冷却することができる。このように、
ボート40はウェーハ冷却用に使用できるので、ウェー
ハ受け渡し室30はウェーハ冷却室として機能する。従
って、反応室70で処理が終わった高温のウェーハを冷
却するための冷却室をウェーハ搬送室50の側面に別に
設ける必要はなく、その分、半導体製造装置1によるク
リーンルームの専有面積を減少させることができ、ま
た、ウェーハ搬送室50の辺数も減少させてウェーハ搬
送室50を小さくしてその専有面積を減少させることが
できて、半導体製造装置1によるクリーンルームの専有
面積を減少させることができる。さらに、ウェーハ搬送
室50の製作コストも減少させることができる。
【0085】そして、このボート40は、カセットから
ウェーハ処理室70へのウェーハを一時収容するか、ウ
ェーハ処理室70からカセットへのウェーハを一時収容
するか、またはカセットからウェーハ処理室70へのウ
ェーハを一時収容すると共にウェーハ処理室70からカ
セットへのウェーハを一時収容するボートであるので、
カセットを収容するカセット室をウェーハ搬送室50の
側壁に設ける必要はなくなる。その結果、ウェーハ搬送
室50の側壁に設ける室数が減少して、その分、半導体
製造装置1によるクリーンルームの専有面積を減少させ
ることができ、また、ウェーハ搬送室50の辺数も減少
させてウェーハ搬送室50を小さくしてその専有面積を
減少させることができて、半導体製造装置1によるクリ
ーンルームの専有面積を減少させることができる。さら
に、ウェーハ搬送室50の製作コストも減少させること
ができる。
【0086】ウェーハ搬送室50は排気配管84、81
を介して真空引きできるように構成されている。そし
て、複数の反応室70、ウェーハ搬送室50および複数
のウェーハ受け渡し室40は、独立して真空引きできる
ように構成されている。
【0087】ウェーハ搬送室50の内部にはウェーハ搬
送ロボット60が設けられている。ウェーハ搬送室50
の底面56にウェーハ搬送ロボット60の外形に合わせ
た凸部52を設け、この凸部52内にウェーハ搬送ロボ
ット60の下部を収容している。
【0088】ウェーハ搬送室50の底面56には貫通孔
57が設けられている。ウェーハ搬送室50の外部の下
側にはねじ軸561が鉛直方向に設けられている。ねじ
軸561の上部にはモータ566が設けられており、ね
じ軸561はモータ566により回転する。ねじ軸56
1と共にボールねじを構成するナット565が設けら
れ、ナット565には昇降台564が固定されている。
昇降台564にはウェーハ搬送ロボット支持棒563の
一端が固定されており、支持棒563が鉛直に昇降台5
64に取り付けられている。ウェーハ搬送ロボット支持
棒563の他端はウェーハ搬送ロボット60の上部に固
定されている。ウェーハ搬送ロボット支持棒563はス
テンレス鋼から成っている。ウェーハ搬送室50の底面
56の貫通孔57の周囲の底面56には、ベロー562
の一端が気密に固定されており、ベロー562の他端は
昇降台564の上面に気密に固定されている。ベロー5
62は金属製であり、ウェーハ搬送ロボット支持棒56
3を覆って取り付けられている。
【0089】モーター566によってねじ軸561を回
転させると、ナット565が昇降し、それによって、ナ
ット565に固定された昇降台564が昇降する。昇降
台564が昇降すれば、それに鉛直に取り付けられたウ
ェーハ搬送ロボット支持棒563も昇降して、それに取
り付けられたウェーハ搬送ロボット60も昇降する。
【0090】半導体製造装置1全体が筺体900に収容
されている。フロントモジュール100の筺体900の
天井面にはフィルタ(図示せず)とファン(図示せず)
とが設けられており、筺体900内をダウンフローでき
るようになっている。筺体900の内部にはカセット1
0を載置するカセット棚11が筺体900に取り付けら
れている。カセット棚11は、ウェーハ受け渡し室30
に対してウェーハ搬送室50とはほぼ反対側に配置され
ている。カセット棚11は平面方向には3つの位置に配
置されており、垂直方向には、2段に縦積みされてい
る。筺体900内にカセット棚11を設けることによっ
て、カセット10に搭載されているウェーハ表面を清浄
に保つことができる。
【0091】上下2つのカセット棚11のそれぞれの高
さと上下2つのウェーハ受け渡し室30のそれぞれの高
さとをそれぞれほぼ同じとしている。このようにすれ
ば、カセット10とウェーハ受け渡し室30との間でウ
ェーハを搬送する際にカセット搬送兼ウェーハ搬送機2
0の上下の移動を少なくでき、カセット10とウェーハ
受け渡し室30との間でのウェーハの搬送時間を短くで
きる。
【0092】また、ウェーハ受け渡し室30内に設けら
れるボート40に載置されるウェーハ間の間隔をカセッ
ト10内に載置されるウェーハ間の間隔とほぼ同じと
し、さらに、ボート40に載置されるウェーハ枚数をカ
セット10内に載置されるウェーハの枚数とほぼ同じと
しているから、ボート40とカセット10との間でのウ
ェーハの搬送時間を短くできる。
【0093】筺体900の装置正面901の下部にはカ
セット投入口13が設けられ、筺体900の内部であっ
て、カセット投入口13とほぼ同じ高さにカセットステ
ージ12が設けられている。カセットステージ12は、
カセット投入口13から半導体製造装置1の筺体900
内に投入されたカセット10を最初に一時的に保持し、
また、半導体製造装置1によって処理が終わり、筺体9
00からカセット10を搬出する前にカセットを一時的
に保持するために使用される。
【0094】ウェーハ受け渡し室30とカセット棚11
との間に、カセット10をカセット棚11に搬入できカ
セット棚11からカセット10を搬出できると共に、ウ
ェーハ5をカセット10とウェーハ受け渡し室30との
間で搬送できるカセット搬送兼ウェーハ搬送機20が設
けられている。このカセット搬送兼ウェーハ搬送機20
は、垂直に設けられたねじ軸29とボールねじを構成す
るナット(図示せず)とを備えており、ねじ軸29を回
転することで、カセット搬送兼ウェーハ搬送機20を昇
降させることができる。
【0095】カセット投入口13から半導体製造装置1
の筺体900内に投入されたカセット10は、まず、カ
セットステージ12に置かれる。次に、カセット搬送兼
ウェーハ搬送機20のカセット搬送アーム22の先に取
り付けられたカセットホルダー27上に載置されて、筺
体900の上部まで運ばれ、その後カセット棚11上に
載置される。次に、カセット搬送機21が左に移動し、
代わって、ウェーハ搬送機23が右に移動して、ウェー
ハ5をツィーザ24上に搭載し、方向を変え、ツィーザ
5を左に移動してウェーハ受け渡し室30内のボート4
0にウェーハ5を搭載する。その後、ウェーハ搬送室5
0内のウェーハ搬送ロボット60により、ウェーハ5は
反応室70内に投入され、そこで所定の処理が行われ
る。所定の処理が行われたウェーハ5は、次に、ウェー
ハ搬送ロボット60によりウェーハ受け渡し室30内の
ボート40に移載される。ここでウェーハ5を所定の温
度になるまで冷却し、その後、カセット搬送兼ウェーハ
搬送機20のウェーハ搬送機23によってウェーハ5は
カセット10内に載置される。所定枚数のウェーハ5が
カセット10内に搬入されると、カセット搬送兼ウェー
ハ搬送機20のカセット搬送機21によってカセット1
0がカセットステージ12に移載され、その後カセット
投入口13から搬出される。
【0096】ボート40は前後からウェーハを搬入で
き、前後に搬出できる構造であり、またボート40のレ
ベル出しも行われているので、カセット10と反応室7
0との間のウェーハ5の受け渡しは容易かつ迅速に行え
る。
【0097】
【発明の効果】本発明においては、少なくとも一つの支
柱固定用部材と、この支柱固定用部材に固定された互い
に対向する少なくとも一対の支柱と、前記少なくとも一
対の支柱に互いに対向して設けられた複数対の基板載置
用の溝とを有するボートにおいて、複数対の基板載置用
の溝をボートの前後方向にそれぞれ延在して設けると共
に、複数対の溝の両端をボートの前後方向にそれぞれ開
放させ、さらに、ボートの前後方向には、ボートへの基
板の搬入およびボートからの基板の搬出を妨げるものを
設けずに、ボートの前後方向からそれぞれ基板をボート
に搬入可能および基板をボートから搬出可能にすること
により、ボートの前後方向から基板を容易に受け渡しで
きるようになる。
【0098】また、支柱固定用部材に一対の支柱が互い
に対向して固定されている場合に、支柱の内側の幅を支
柱の外側の幅以上とすることにより、支柱の内側の断面
積が大きくなり基板を載置する面積が増大して基板をボ
ートに確実に載置できるようになると共に、支柱の外側
の断面積が小さくなるので支柱の体積を減少させること
ができ、その結果、ボートを安価に製造できるようにな
り、またボートが軽くなるので、メンテナンス時のボー
トの脱着作業、持ち運び作業が容易に行えるようにでき
る。
【0099】基板が半導体ウェーハであり、支柱固定用
部材に一対の支柱が互いに対向して固定されている場合
に、支柱の両端部が支柱の中央部よりも内側に突き出て
いる構造とすることにより、支柱の断面積、ひいては支
柱の体積の増大を抑制しつつ半導体ウェーハを確実にボ
ートに載置できるようにできる。
【0100】支柱固定用部材に二対の支柱がそれぞれ互
いに対向して固定されている場合には、各支柱の左右方
向、すなわち、基板が載置される方向の長さを長くすれ
ば、基板を載置する面積が増大して基板をボートに確実
に載置できるようになり、また、支柱の前後方向の長さ
を短くすれば、断面積がその分小さくなるので支柱の体
積を減少させることができ、その結果、ボートを安価に
製造できるようになり、またボートが軽くなるので、メ
ンテナンス時のボートの脱着作業、持ち運び作業が容易
に行えるようになる。
【0101】支柱固定用部材を天板または底板とする
と、天板または底板を利用して、ボートを容易に設置で
きる。
【0102】支柱固定用部材を天板および底板の両方と
し、支柱を天板および底板の間に挟み込んで天板および
底板の両者に固定することにより、支柱の立設配置によ
る変形を防止できる。
【0103】ボートを耐熱性材料から構成することによ
り、ボートを基板の冷却用として使用できる。従って、
このボートが設置されるボート設置室を基板冷却室とし
て使用できるようになり、その結果、基板冷却室を特に
別に設ける必要がなくなり、その分、装置の専有面積が
小さくなる。
【0104】ボートを石英、SiC、またはSiCをS
iO2 でコーティングしたもので構成すれば、ボートは
耐熱性を持つと共に、減圧下でも好適に使用できる。
【0105】また、ボート設置室の底面とボートの支柱
固定用底板との間に、レベル出しのためのアジャストプ
レートを設けることにより、たとえ、ボート設置室の底
面が平滑でなくても、ボートのレベルを出すことができ
る。
【0106】アジャストプレートのレベル出しを、アジ
ャストプレートとボート設置室の底面とを固定する固定
用ネジと、ボート設置室の底面に対するアジャストプレ
ートの高さを調整するレベル出し用ネジとを利用して行
う場合に、ボートの支柱固定用底板に、固定用ネジおよ
びレベル出し用ネジを操作可能な逃げ穴を設けることに
より、この逃げ穴から固定用ネジおよびレベル出し用ネ
ジを操作できるので、たとえ、ボートの支柱固定用底板
が大きくて、固定用ネジおよびレベル出し用ネジを覆っ
てしまうような場合であっても、ボートをアジャストプ
レート上に設置した状態でレベル出しができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のボートを説明する
ための斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のボートで使用する
支柱を説明するための平面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のボートを説明する
ための図であり、図3Aは平面図、図3Bは図3AのY
Y線断面図、図3Cは図3BのZZ線の方向から見た図
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のボートをウェーハ
受け渡し室に設置する方法を説明するための分解斜視図
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のボートで使用する
支柱を説明するための平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のボートで使用する
支柱の形状を説明するための平面図である。
【図7】本発明のボートを使用する半導体製造装置の一
例を説明するための平面図である。
【図8】図7のXX線断面図である。
【図9】従来の半導体製造装置を説明するための斜視図
である。
【図10】従来の半導体製造装置を説明するための断面
図である。
【符号の説明】
1…半導体製造装置 5…ウェーハ 10…カセット 11…カセット棚 12…カセットステージ 13…カセット投入口 20…カセット搬送兼ウェーハ搬送機 21…カセット搬送機 22…カセット搬送アーム 23…ウェーハ搬送機 24…ツィーザ 29…ねじ軸 30…ウェーハ受け渡し室 31…底面 40…ボート 50…ウェーハ搬送室 52…凸部 53、54…ウェーハ搬送室壁 60…ウェーハ搬送ロボット 70…反応室 81、82、83、84…排気配管 91、92、93…ゲートバルブ 100…フロントモジュール 105…ウェーハ 110…カセット 129…カセット昇降機 131、132…カセット室 141、142…ウェーハ冷却室 150…ウェーハ搬送室 160…ウェーハ搬送ロボット 171、172…反応室 191、192、193…ゲートバルブ 201…天板 202…底板 203、204…支柱 205、206…溝 207…内側 210…底板 211…逃げ穴 212…位置決め用穴 220…天板 230、240…支柱 231、241…溝 251…レベル出し用ネジ 252…固定用ネジ 260…アジャストプレート 261…位置決め用ピン 262、264…ネジ用ザグリ穴 263、271…タップ 265…ボルト貫通用遊び穴 500…メインモジュール 561…ねじ軸 562…ベロー 563…ウェーハ搬送ロボット支持棒 564…昇降台 565…ナット 566…モータ 700…プロセスモジュール 900…筺体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 綿引 真一郎 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 吉田 祐治 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 志村 日出男 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 杉本 毅 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 油谷 幸則 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 池田 和人 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つの支柱固定用部材と、 前記支柱固定用部材に固定された互いに対向する少なく
    とも一対の支柱と、 前記少なくとも一対の支柱に、互いに対向して設けられ
    た複数対の基板載置用の溝と、を有するボートにおい
    て、 前記少なくとも一対の支柱が前記ボートの左右方向にお
    いて前記支柱固定用部材に固定され、 前記複数対の基板載置用の溝が前記ボートの前後方向に
    それぞれ延在して設けられると共に、前記複数対の溝の
    両端が前記前後方向にそれぞれ開放されており、 前記ボートの前記前後方向には、前記ボートへの基板の
    搬入および前記ボートからの前記基板の搬出を妨げるも
    のを設けずに、前記ボートの前記前後方向からそれぞれ
    前記基板を前記ボートに搬入可能および前記基板を前記
    ボートから搬出可能にしたことを特徴とするボート。
  2. 【請求項2】前記支柱固定用部材に一対の支柱が互いに
    対向して固定されており、前記支柱の内側の幅が前記支
    柱の外側の幅以上であることを特徴とする請求項1記載
    のボート。
  3. 【請求項3】前記基板が半導体ウェーハであり、前記支
    柱固定用部材に一対の支柱が互いに対向して固定されて
    おり、前記支柱の両端部が前記支柱の中央部よりも内側
    に突き出ていることを特徴とする請求項1記載のボー
    ト。
  4. 【請求項4】前記支柱固定用部材に二対の支柱がそれぞ
    れ互いに対向して固定されており、前記支柱の前記左右
    方向の長さが前記前後方向の長さよりも長いことを特徴
    とする請求項1記載のボート。
  5. 【請求項5】前記支柱固定用部材が天板および底板の少
    なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載のボート。
  6. 【請求項6】前記支柱固定用部材が天板および底板の両
    方であり、前記少なくとも一対の支柱が前記天板および
    前記底板の間に挟まれて前記天板および前記底板の両者
    に固定されていることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載のボート。
  7. 【請求項7】前記ボートが、石英、SiC、SiCをS
    iO2 でコーティングしたもの、アルミニウムをテフロ
    ンコーティングしたもの、テフロン、またはポリプロピ
    レン系樹脂からなっていることを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれかに記載のボート。
  8. 【請求項8】前記ボートが耐熱性材料から構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の
    ボート。
  9. 【請求項9】前記ボートが石英、SiC、またはSiC
    をSiO2 でコーティングしたものからなっていること
    を特徴とする請求項8記載のボート。
  10. 【請求項10】ボートをボート設置室の底面上に設置す
    るボートの設置構造において、 前記ボートが、 支柱固定用底板と、 前記支柱固定用底板上に固定された互いに対向する少な
    くとも一対の支柱と、 前記少なくとも一対の支柱に、互いに対向して設けられ
    た複数対の基板載置用の溝と、を有するボートであっ
    て、 前記少なくとも一対の支柱が前記ボートの左右方向にお
    いて前記支柱固定用底板に固定され、 前記複数対の基板載置用の溝が前記ボートの前後方向に
    それぞれ延在して設けられると共に、前記複数対の溝の
    両端が前記前後方向にそれぞれ開放されており、 前記ボートの前記前後方向には、前記ボートへの基板の
    搬入および前記ボートからの前記基板の搬出を妨げるも
    のを設けずに、前記ボートの前記前後方向からそれぞれ
    前記基板を前記ボートに搬入可能および前記基板を前記
    ボートから搬出可能にしたボートであり、 前記ボート設置室の前記底面と前記ボートの前記支柱固
    定用底板との間に、レベル出しのためのアジャストプレ
    ートを設けたことを特徴とするボートの設置構造。
  11. 【請求項11】前記アジャストプレートの前記レベル出
    しが、前記アジャストプレートと前記ボート設置室の前
    記底面とを固定する固定用ネジと、前記ボート設置室の
    前記底面に対する前記アジャスタプレートの高さを調整
    するレベル出し用ネジとを利用して行われ、 前記ボートの前記支柱固定用底板に、前記固定用ネジお
    よび前記レベル出し用ネジを操作可能な逃げ穴を設けた
    ことを特徴とする請求項10記載のボートの設置構造。
  12. 【請求項12】前記ボート設置室が、 電子部品の製造に使用される電子部品製造装置であっ
    て、 基板搬送室と、 前記基板搬送室の第1の側面に設けられ、前記基板を処
    理する基板処理室と、 前記基板搬送室の第2の側面に設けられた基板受け渡し
    室であって、前記電子部品製造装置に前記基板を搬入お
    よび/または前記電子部品製造装置から前記基板を搬出
    するためのカセットから前記基板を前記基板処理室に搬
    入する前に前記基板を一時収容するか、前記基板処理室
    から前記基板を前記カセットに搬出する前に前記基板を
    一時収容するか、または前記カセットから前記基板を前
    記基板処理室に搬入する前に前記基板を一時収容すると
    共に前記基板処理室から前記基板を前記カセットに搬出
    する前に前記基板を一時収容する基板受け渡し室と、 前記基板搬送室内に設けられ、前記基板処理室と前記基
    板受け渡し室との間で前記基板を搬送可能な基板搬送機
    と、 を備える電子部品製造装置の前記基板受け渡し室である
    ことを特徴とする請求項10または11記載のボートの
    設置構造。
  13. 【請求項13】前記ボートが耐熱性の材料からなってい
    ることを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記
    載のボートの設置構造。
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