JPH09104115A - インク補充装置 - Google Patents

インク補充装置

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JPH09104115A
JPH09104115A JP26187895A JP26187895A JPH09104115A JP H09104115 A JPH09104115 A JP H09104115A JP 26187895 A JP26187895 A JP 26187895A JP 26187895 A JP26187895 A JP 26187895A JP H09104115 A JPH09104115 A JP H09104115A
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JP
Japan
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ink
cartridge
ink cartridge
internal pressure
pressure adjusting
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JP26187895A
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Hideto Horiguchi
秀登 堀口
Toshihiko Matsui
利彦 松井
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジへの補充用インクの補充
時におけるインクカートリッジの内圧調整孔からのイン
ク漏れを防止し、インクを補充した後のインクカートリ
ッジによる印字が好適に行われるようにインクを補充す
ることのできるインク補充装置を提供すること。 【解決手段】 内圧調整孔C2を下面に有するインクカ
ートリッジCaに対してインクの補充を行うインク補充
装置であって、インクカートリッジCaを収納固定する
カートリッジ固定部12aを有し、カートリッジ固定部
12aの底部に、収納固定されたインクカートリッジC
aの内圧調整孔C2に接するシールパッド16が取り付
けられ、シールパッド16は、弾性体160の上面に気
密シート161が貼着されて形成されており、インク補
充時に弾性体160の弾性復元力により気密シート16
1を介して内圧調整孔C2を密封するようになしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク補充装置、
詳しくは、インクカートリッジへの補充用インクの補充
時における該インクカートリッジの内圧調整孔からのイ
ンク漏れを防止し、インクを補充した後のインクカート
リッジによる印字が好適に行われるようにインクを補充
することのできるインク補充装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンター用のインクカ
ートリッジとして、図4に示されるような、内部にイン
クを貯蔵し、底面に印字ヘッドC1及び内圧調整孔C2
を有しているインクカートリッジCaがある。印字ヘッ
ドC1には多数の微小孔が形成されており、該微小孔か
らインクを噴出させて紙などに印字するようになしてあ
る。また、内圧調整孔C2は、インクカートリッジCa
内のインクの減少に伴い該インクカートリッジCa内に
負圧が生じて、この負圧により印字ヘッドC1からのイ
ンクの噴出が行われ難くなる傾向が生じる場合を考慮し
て設けられるもので、インクカートリッジCaの内圧の
変化を調整して印字ヘッドC1による印字が確実に行わ
れるようにしている。通常、上記インクカートリッジC
a内のインクを使い切ってインクが無くなった場合、新
品のインクカートリッジに交換するが、該インクカート
リッジCaを交換すると、まだ使用可能な印字ヘッドア
ッセンブリーも交換することになり、交換に要するコス
トが高くなる。このため、インクを使い切って空になっ
た上記インクカートリッジCaにインクを補充すること
が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インクカートリッジC
aへのインクの補充に伴い、インクカートリッジCaの
底部にインクの自重による圧力の上昇が発生するため、
内圧調整孔C2及び印字ヘッドC1からのインクの漏れ
が促進されてしまうという問題があった。インクの補充
前に、内圧調整孔C2にシールを貼って該内圧調整孔C
2からのインク漏れを防止することも行われているが、
この方法によると、シールを貼ったり剥がしたりする手
順が増えるために面倒であり、シールを貼ったり剥がし
たりするときに手を汚してしまうという問題があった。
【0004】従って、本発明の目的は、インクカートリ
ッジへの補充用インクの補充時における該インクカート
リッジの内圧調整孔からのインク漏れを防止し、インク
を補充した後のインクカートリッジによる印字が好適に
行われるようにインクを補充することのできるインク補
充装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内圧調整孔C2を下面に有するインクカートリッジ
Caに対してインクの補充を行うインク補充装置であっ
て、インクカートリッジCaを収納固定するカートリッ
ジ固定部12aを有し、該カートリッジ固定部12aの
底部に、収納固定されたインクカートリッジCaの内圧
調整孔C2に接するシールパッド16が取り付けられ、
該シールパッド16は、弾性体160の上面に気密シー
ト161が貼着されて形成されており、インクカートリ
ッジCaへのインク補充時に該弾性体160の弾性復元
力により該気密シート161を介して内圧調整孔C2を
密封するようになしてあることを特徴とするインク補充
装置を提供することにより、上記目的を達成したもので
ある。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、上記カートリッジ固定部12a
の底部に、収納固定されたインクカートリッジCaの印
字ヘッド部C1に接する吸収体15が取り付けられてい
る、インク補充装置を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインク補充装置の
一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本
実施形態のインク補充装置の外観を示す斜視図(インク
カートリッジ収納閉蓋時)、図2は本実施形態のインク
補充装置の外観を示す斜視図(インクカートリッジ非収
納開蓋時)である。
【0008】本実施形態のインク補充装置1は、図1、
図2及び図6に示されるように、内圧調整孔C2を下面
に有するインクカートリッジCaに対してインクの補充
を行うインク補充装置であって、インクカートリッジC
aを収納固定するカートリッジ固定部12aを有し、該
カートリッジ固定部12aの底部に、収納固定されたイ
ンクカートリッジCaの内圧調整孔C2に接するシール
パッド16が取り付けられ、該シールパッド16は、弾
性体160の上面に気密シート161が貼着されて形成
されており、インクカートリッジCaへのインク補充時
に該弾性体160の弾性復元力により該気密シート16
1を介して内圧調整孔C2を密封するようになしてあ
る。
【0009】また、本実施形態のインク補充装置1にお
いては、上記カートリッジ固定部12aの底部に、収納
固定されたインクカートリッジCaの印字ヘッド部C1
に接する吸収体15が取り付けられている。以下に、本
実施形態のインク補充装置を更に詳しく説明する。
【0010】本実施形態のインク補充装置1は、図1及
び図3に示されるような開口具2及び注入具3と共に用
いられて、印字ヘッドC1と内圧調整孔C2とを下面に
有しているような上述のインクカートリッジCaに対し
てインクの補充を行うもので、本体部10と蓋部11と
からなっている。本実施例のインク補充装置1は、底面
に印字ヘッドC1及び内圧調整孔C2を有しているイン
クカートリッジCa以外にも、底面に内圧調整孔を有し
ていないインクカートリッジにもインクを補充すること
ができるように形成されている。
【0011】上記本体部10は、図1及び図2に示され
るように、その中央に上方が開口された上記カートリッ
ジ固定部12aが形成されており、該カートリッジ固定
部12aは、各種インクカートリッジを選択的に収納固
定し得る形態に形成されている。また、上記カートリッ
ジ固定部12aに隣接して、別のカートリッジ固定部1
2bが形成されており、該カートリッジ固定部12b
は、別の形態のインクカートリッジを収納固定し得る形
態に形成されている。
【0012】上記カートリッジ固定部12aの底部に
は、図5に示されるように、その正面側に上記吸収体1
5が取り付けられると共に、その背面側に上記シールパ
ッド16が取り付けられている。上記シールパッド16
は、スポンジ等の上記弾性体160の上面に上記気密シ
ート161が貼着されたものである。
【0013】上記蓋部11は、図2及び図5に示される
ように、上記本体部10の背面側下端に結合部111を
介して開閉自在に結合されており、閉蓋時に上記カート
リッジ固定部12(12a,12b)の上方を被覆する
ようになしてある。上記蓋部11の上面には、上記カー
トリッジ固定部12に収納固定されたインクカートリッ
ジCaのインクの注入孔C3が開口される位置に対応し
て、円筒状の上記取付部13aが形成されている。上記
取付部13a上端には、上記開口具2の押込量を調節す
る切欠部130a,130aが形成されている。上記取
付部13aはスリ鉢状の傾斜面133a及び貫通孔13
2aを介して、上記蓋部11閉蓋時における上記カート
リッジ固定部12(12a,12b)上方空間とそれぞ
れ連通されている。上記蓋部11には、その上面と上記
結合部111との連結部の内面側に、インク吸収体14
が取り付けられており、該インク吸収体14は、印字ヘ
ッド部吸収体140と内圧調整孔部吸収体141とから
構成されている。
【0014】尚、図2中、上記本体部10に形成された
一対の嵌合凹部100,100と、上記蓋部11に形成
された一対の嵌合凸部110,110とは、該蓋部11
の閉蓋時に、該本体部10と該蓋部11とを互いに嵌合
させて上記カートリッジ固定部12に収納されたインク
カートリッジを確実に固定し得るようにするものであ
る。
【0015】次に、本実施形態における上記インク補充
装置1と共に用いられる上記開口具2及び上記注入具3
について説明する。本実施形態の上記インク補充装置1
と共に用いられる上記開口具2としては、図4に示され
るインクカートリッジCaにインクの注入孔C3を開口
させるための上記開口具2(図1参照)がある。
【0016】上記開口具2は、インクカートリッジCa
のようにカートリッジ本体に注入孔C3が形成され且つ
該注入孔C3に嵌合栓C3’が嵌合されているようなイ
ンクカートリッジにおいて、既に形成されている該注入
孔C3を利用してインクの補充を行うような場合に用い
られるものである。上記開口具2は、図1に示されるよ
うに、上記取付部13aの内径よりやや小さい外径を有
する円柱状部分の上部に円盤状部分が結合され、下部に
上記貫通孔132aから挿入される突起20が突設され
た形態を有している。また、この円盤状部分の下面に
は、上記取付部13aの一対の上記切欠部130a,1
30aと協働して該開口具2の押込量を調節する一対の
凸部21,21が形成されている。上記円盤状部分の上
面には矢印が記され、該矢印と上記蓋部11上面の記号
(図10参照)とにより、上述の上記切欠部130a,
130aと上記凸部21,21との位置合わせがなされ
るようになしてある。
【0017】上記注入具3は、図3に示されるように、
ノズル部材30,中間部材31及び容器部材32とから
構成されている。上記ノズル部材30は、図3に示され
るように、その先端にノズル300が形成され、該ノズ
ル300に連設して被取付部301が形成され、該被取
付部301下方に一対の取手部302,302が側方両
側に向けて突設され、一対の該取手部302,302の
更に下方に上記中間部材31との取付部である取付外環
部303が形成されている。上記被取付部301により
上記注入具3が上記取付部13aに取り付けられるよう
になしてある。
【0018】上記容器部材32は、透明あるいは半透明
とされて該容器部材32に収容されているインクの量が
一目で分かるようになしてあり、その外表面に収容され
ているインクの量を計りとるための目盛り(図示せず)
が設けられていることが望ましい。また、上記容器部材
32は、弾性変形してスクイズ(容器に外圧を加えて容
器内部の液体をノズルから吐出させること)し得るよう
になしてあり、その断面形状が楕円形とされている。断
面形状が楕円形とされているため、楕円形の扁平な側面
をその両側から把持し易く、また、上記スクイズ時に圧
力が加わる面積が広くなりスクイズし易いという利点が
ある。
【0019】上記注入具3の使用形態を簡単に説明する
と、上記ノズル部材30と上記中間部材31とは、通常
図3に示されるように、開栓されている。上記注入具3
の使用時には、図3に示される状態から、上記ノズル部
材30が保持されたまま、図3中矢印で示す方向に上記
中間部材31及び該中間部材31に結合された上記容器
部材32が引かれて該中間部材31がスライドされる。
このとき、上記ノズル部材30は下方に押さえつけら
れ、上記中間部材31及び上記容器部材32が引かれる
が、該ノズル部材30の下方への押しつけは、一対の上
記取手部302,302を用いて行われる。一対の上記
取手部302,302の形態は、上記スライド方向に対
して垂直に延設されており、上記ノズル部材30の下方
への押しつけを行い易い。
【0020】本実施形態における上記インク補充装置
1、並びに該インク補充装置1と共に用いられる上記開
口具2及び上記注入具3は、上述のように構成されてい
る。次に、上記インク補充装置1、上記開口具2及び上
記注入具3を用いてインクカートリッジCaにインクを
補充する手順について簡単に説明する。
【0021】インクカートリッジCaは、内部に黒イン
クを収容しており、その残量が見えるような透明の容器
が用いられている。インクカートリッジCaの上部には
製造時にインクを注入した注入孔C3が形成されてお
り、該注入孔C3には嵌合栓C3’が嵌合されている。
インクカートリッジC3にインクを補充する際にはこの
注入孔C3を利用して行う。また、インクカートリッジ
Caの底面には、印字ヘッドC1及びインクカートリッ
ジCa内の圧力を調整するための内圧調整孔C2が配設
されている。
【0022】図5に示されるように、インクカートリッ
ジCaを上記インク補充装置1の上記カートリッジ固定
部12a内に載置する。インクカートリッジCaを載置
する方向が正規の方向でない場合は、確実に固定されな
かったり上記蓋部11が閉蓋できないようにされてい
る。上記カートリッジ固定部12aにインクカーリッジ
Caが載置されると、図6に示されるように、上記蓋部
11が閉蓋される。このとき、インクカートリッジCa
の印字ヘッドC1は、上記吸収体15に接するようにな
され、該印字ヘッドC1の微小孔から漏れたインクを吸
収し得るようになしてある。上記シールパッド16の上
記弾性体160がインクカートリッジCaの底面により
下方に押され弾性変形される。上記弾性体160の弾性
復元力により、インクカートリッジCaは上記本体部1
0と上記蓋部11との間で確実に固定される。また、上
記弾性体160の弾性復元力により、上記シールパッド
16の上記気密シート161が内圧調整孔C2に密着さ
れて該内圧調整孔C2の気密性を高め、該内圧調整孔C
2からのインク漏れを抑止し得るようになしてある。上
記吸収体15及び上記シールパッド16によりインクの
補充中におけるインク漏れを防止することにより周囲の
汚損を抑止している。
【0023】上記インク補充装置1の上記蓋部11に形
成された上記取付部13aは、予め注入孔C3の位置に
くるように形成されており、該取付部13aに上述した
上記開口具2を押し込む。このとき、一対の上記切欠部
130a,130aの位置と一対の上記凸部21,21
の位置とが位置合わせされ、上記突起20により注入孔
C3に嵌合された嵌合栓C3’がインクカートリッジC
a内に押し込まれる。嵌合栓C3’はインクカートリッ
ジCa内に残ったままとなるが使用上差し支えない。
【0024】上記取付部13aに上記注入具3の上記被
取付部301を取り付ける。上記被取付部301が、上
記取付部13a内部の形態に合った形状を有しているた
め、上記注入具3を容易に固定することができる。上記
ノズル300は、上記貫通孔132aを介して注入孔C
3からインクカートリッジCa内に挿入される。この状
態から、図7に示されるように、一対の上記取手部30
2,302を下方に押さえつけながら、上記中間部材3
1及び上記容器部材302を上方に引き上げる。このよ
うにすることで上記注入具3からのインクの補充が可能
になり、上記容器部材32をスクイズしてインクをイン
クカートリッジCa内に注入する。インクの補充後は、
上記中間部材31及び上記容器部材302を下方に押し
つけて上記注入具3からのインクの補充が行えない状態
としてから上記取付部13aから取り外す。インクの注
入直前まで、上記注入具3はインクを注入できないよう
な密栓状態であるため、該注入具3を逆さにしただけで
インクが上記ノズル300から滴下してしまうようなこ
とがなく、周囲を汚損することがない。また、インクの
補充が済んだら直ちに封止することができるため、イン
クを乾燥させてしまうことがない。
【0025】上記注入具3の取り外し後、図8に示され
るように、新しい嵌合栓C3’を上記取付部13aに落
とし込む。落とし込まれた嵌合栓C3’は、上記傾斜面
133aにより案内されて上記貫通孔132aを介して
注入孔C3上に位置される。上記取付部13aに上記開
口具2を押し込む。このとき、一対の上記切欠部130
a,130aに一対の上記凸部21,21が入り込まな
いように両者が位置合わせされて上記突起20の押し込
み量が調節され、該突起20により嵌合栓C3’が注入
孔C3に嵌合される。なお、一対の上記切欠部130
a,130aと一対の上記凸部21,21との位置合わ
せは、図10に示されるように、上記蓋部11と上記開
口具2との上面に記された記号により行われ、図10
(a) の状態の時、一対の上記切欠部130a,130a
の位置と一対の上記凸部21,21の位置とが一致しな
いようになしてあり、図10(b) の状態の時、一対の上
記切欠部130a,130aの位置と一対の上記凸部2
1,21の位置とが一致するようになしてある。
【0026】注入孔C3への嵌合栓C3’の嵌合が終了
したら、図9に示されるように、上記蓋部11を開蓋さ
せ、インクカートリッジCaを該蓋部11の内側に取り
付けられた上記インク吸収体14上に載置する。インク
の補充に伴いインクカートリッジCa内の底面にインク
自重による圧力上昇が発生するため、内圧調整孔C2及
び印字ヘッドC1の微小孔からインクが漏れることがあ
る。このため、上記インク吸収体14の印字ヘッド部吸
収体140により印字ヘッドC1の微小孔から漏れ出た
インクを吸収すると共に、該インク吸収体14の内圧調
整孔部吸収体141に内圧調整孔C2を接触させること
により強制的にインクを吸収しインクカートリッジCa
内を短時間で減圧させ、内圧調整孔C2及び印字ヘッド
C1よりインク漏れを停止させる。このようにして、イ
ンクの漏れによる周囲の汚損を防止し得るようになして
ある。
【0027】本実施形態のインク補充装置1は上述の如
く構成されており、本実施形態のインク補充装置1によ
れば、上記カートリッジ固定部12aの底面に、上記弾
性体160及び上記気密シート161からなる上記シー
ルパッド16を有しているため、インクの補充時にイン
クカートリッジCaを該カートリッジ固定部12aに収
納固定させるだけでインクカートリッジCaの内圧調整
孔C2の気密性を高めて内圧調整孔C2からのインク漏
れを防止することができる。このため、本実施形態のイ
ンク補充装置1によりインクを補充したインクカートリ
ッジCaは、インク補充後の使用時において内圧調整孔
C2によって確実にその内圧の調整を行うことができ、
好適に印字を行うことができる。
【0028】また、上記実施形態のインク補充装置1
は、インクカートリッジCaを上記カートリッジ固定部
12a内に収納固定する際に、上記シールパッド16の
上記弾性体160の弾性復元力により、インクカートリ
ッジCaを上方に付勢してインクカートリッジCaを該
カートリッジ固定部12a内においてガタつかないよう
にして、インクの補充作業を行い易くすることができ
る。
【0029】更に、上記実施形態のインク補充装置1
は、上記カートリッジ固定部12aの底部に上記シール
パッド16と共に上記吸収体15を有しているため、イ
ンクカートリッジCaを該カートリッジ固定部12a内
に収納固定するだけで、インクカートリッジCaの印字
ヘッドC1を該吸収体15に面接させてインク補充中に
印字ヘッドC1から漏れ出るインクを吸収させることが
でき、周囲を汚損させてしまうことがない。
【0030】本発明は上記実施形態に制限されるもので
はなく、例えば、インクカートリッジCaへのインクの
補充は上記開口具2及び上記注入具3を用いた方法以外
の方法によってもよく、インクの補充時にインクカート
リッジCaの内圧調整孔C2を密封する上記シールパッ
ド16が設けられていればよい、。また、上記実施形態
における上記インク補充装置1は、インクカートリッジ
Caだけでなく、底面に内圧調整孔を有していないイン
クカートリッジに対してもインクの補充を行い得るもの
であったが、底面に印字ヘッド及び内圧調整孔を有する
インクカートリッジCaに対してのみインクを補充し得
るようなものであってもよい。その他の点に関しても、
本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能である。
尚、図5〜9は取付部13aの中心における断面図であ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明の注入孔開口装置によれば、イン
クカートリッジへの補充用インクの補充時における該イ
ンクカートリッジの内圧調整孔からのインク漏れを防止
し、インクを補充した後のインクカートリッジによる印
字が好適に行われるようにインクを補充することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク補充装置の一実施形態の外観を
示す斜視図(インクカートリッジ収納閉蓋時)である。
【図2】本発明のインク補充装置の一実施形態の外観を
示す斜視図(インクカートリッジ非収納開蓋時)であ
る。
【図3】本発明のインク補充装置の一実施形態における
注入具の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明のインク補充装置の一実施形態によりイ
ンクの補充されるインクカートリッジ(Ca)の外観を
示す斜視図であり、(a) は上方より、(b) は下方より見
た図である。
【図5】本発明のインク補充装置の一実施形態によるイ
ンクカートリッジ(Ca)へのインク補充工程(第1工
程)を示す断面図である。
【図6】本発明のインク補充装置の一実施形態によるイ
ンクカートリッジ(Ca)へのインク補充工程(第2工
程)を示す断面図である。
【図7】本発明のインク補充装置の一実施形態によるイ
ンクカートリッジ(Ca)へのインク補充工程(第3工
程)を示す断面図である。
【図8】本発明のインク補充装置の一実施形態によるイ
ンクカートリッジ(Ca)へのインク補充工程(第4工
程)を示す断面図である。
【図9】本発明のインク補充装置の一実施形態によるイ
ンクカートリッジ(Ca)へのインク補充工程(第5工
程)を示す断面図である。
【図10】本発明のインク補充装置の一実施形態におけ
る蓋部上面と開口具(2a)を示す平面図である。
【符号の説明】
Ca インクカートリッジ C1 印字ヘッド C2 内圧調整孔 1 インク補充装置 12a カートリッジ固定部 15 吸収体 16 シールパッド 160 弾性体 161 気密シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内圧調整孔C2を下面に有するインクカ
    ートリッジCaに対してインクの補充を行うインク補充
    装置であって、 インクカートリッジCaを収納固定するカートリッジ固
    定部12aを有し、該カートリッジ固定部12aの底部
    に、収納固定されたインクカートリッジCaの内圧調整
    孔C2に接するシールパッド16が取り付けられ、該シ
    ールパッド16は、弾性体160の上面に気密シート1
    61が貼着されて形成されており、インクカートリッジ
    Caへのインク補充時に該弾性体160の弾性復元力に
    より該気密シート161を介して内圧調整孔C2を密封
    するようになしてあることを特徴とするインク補充装
    置。
  2. 【請求項2】 上記カートリッジ固定部12aの底部
    に、収納固定されたインクカートリッジCaの印字ヘッ
    ド部C1に接する吸収体15が取り付けられている、請
    求項1に記載のインク補充装置。
JP26187895A 1995-10-09 1995-10-09 インク補充装置 Pending JPH09104115A (ja)

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