JPH09103938A - 搬送システムの制御装置 - Google Patents

搬送システムの制御装置

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JPH09103938A
JPH09103938A JP8087583A JP8758396A JPH09103938A JP H09103938 A JPH09103938 A JP H09103938A JP 8087583 A JP8087583 A JP 8087583A JP 8758396 A JP8758396 A JP 8758396A JP H09103938 A JPH09103938 A JP H09103938A
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Hisahiro Okumura
寿浩 奥村
Takafumi Taki
貴文 瀧
Masaaki Azeyanagi
雅明 畔柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造ラインにおける部品の搬送効率を向上させ
ること。 【解決手段】搬送システムの制御装置10は、各搬送車V1
〜V7の位置、積載状況のデータ及び各ジョブショップJ1
〜J7からの搬入、搬出の搬送要求を入力すると共に各搬
送車V1〜V7への搬送指示を出力する入出力インタフェー
ス1 と、制御プログラムが記憶されたROM3と、各ジョブ
ショップJ1〜J7からの搬送要求がその発生順に記憶され
ると共に、各ジョブショップJ1〜J7の位置及び各搬送車
V1〜V7の位置や積載状況のデータ等が記憶され、書き換
え可能なRAM4と、ROM3に記憶されたプログラムに基づ
き、RAM4に記憶された搬送要求を記憶順に選択し、各搬
送車V1〜V7への搬送指示値(搬送先、搬送元、搬送対象
キャリア、搬送経路等)を演算する演算処理部2 とから
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造ラインにおけ
る搬送システムの制御装置に係わり、例えば、半導体ウ
エハなどの半導体装置の製造ライン等に見られるよう
に、部品の製造ラインに適用されている自走式自動搬送
車を制御する際に必要なように、複数の搬送先候補の中
から任意に指示された複数の搬送先に対し、部品を搬出
または搬入する搬送車に個別に搬送指示を出力する制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部品の製造ラインや宅配便の収集
配達等に適用されている搬送システムの制御装置に関す
るものとして、例えば、特開昭63−120061号公
報などが知られている。この特開昭63−120061
号公報で開示された技術は、各作業ステーションが無作
業とならないように、無人搬送車に対して搬送要求を割
り付ける構成としている。このとき、待機中及び現在作
業中の無人搬送車だけでなく、同一イベント内で割り付
け決定済の無人搬送車に対しても他の搬送要求に対する
割り付け対象としている。そして、これら無人搬送車の
アクセス時間を評価し、搬送要求の緊急度の順に最も早
くアクセス可能な無人搬送車に搬送要求を割り付けるこ
とを特徴としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記開
示技術などは部品を一つの作業ステーションから別の作
業ステーションに運搬する場合における搬送(搬入及び
搬出)要求及び搬送指示は、搬送車1台の最大積載量を
1単位として扱われるので、半導体装置の製造ラインな
どのように搬送車の最大積載量未満の単位で搬送要求が
発生する場合には、最大積載量未満で搬送が行われ、効
率が悪いという問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記課題に鑑み
て、製造ラインにおいて搬送車の最大積載量未満の単位
で搬送要求が発生する場合において、処理効率(輸送効
率)のよい搬送システムの制御装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1、2、4、及び5に記載の手段によると一
度の搬送指示で搬送手段への最大割り付け作業量を搬送
手段の最大積載量の2倍まで可能となり、また、搬入要
求と搬出要求を時系列で処理しつつ各要求が実行される
ので、決定された搬送経路上にある各作業ステーション
及び/または集配ステーションにおいて所定の作業が遅
延なく行われる。また、請求項3に記載の手段による
と、上記請求項1に記載の手段と同等の効果を有すると
共に、最も要求個数の多い方の搬入要求または搬出要求
の順に部品の搬送が行われるので効果的である。請求項
6に記載の手段によると、上記請求項1に記載の手段と
同等の効果を有すると共に、要求頻度の多い方の作業ス
テーションを基準に搬送を行っているのでライン効率が
よい。また、例えば半導体ウエハに多く見られるよう
に、部品の品質維持のために放置時間に制限がある場合
には、所定時間内に所望の作業ステーションに部品搬送
を行う必要があるが、このような場合請求項7に記載の
手段によれば、上記請求項1に記載の手段と同等の効果
を有すると共に、部品の品質を劣化させることなく好適
に部品搬送が行われる。
【0006】請求項8に記載の手段によれば、上記請求
項1に記載の手段と同等の効果を有すると共に、搬送対
象毎の固有の優先順位を状況に応じて可変できるので、
各ジョブショップの稼働状況や部品の生産計画などに応
じて搬送システムを制御できる。請求項9に記載の手段
によれば、上記請求項1に記載の手段と同等の効果を有
すると共に、より早く搬送を実行することができる。請
求項10に記載の手段によれば、上記請求項1に記載の
手段と同等の効果を有すると共に、搬送手段による部品
の搬送に関し、搬出を行った後に搬入を行う場合に比較
して、搬送手段をより有効に利用することができる。請
求項11に記載の手段によれば、上記請求項1に記載の
手段と同等の効果を有すると共に、部品の搬入時に起こ
りうる衝突を確実に回避することができる。請求項12
に記載の手段によれば、上記請求項1に記載の手段と同
等の効果を有すると共に、より効率的な部品の搬送を行
うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第一実施例)図1は、本発明の第一実施例の構成を示
したものである。半導体ウエハなどの半導体装置の製造
工場20(製造ラインに相当)は、予め設定された複数
の通路11a〜11fと、複数の結合点A〜Gとしての
ジョブショップJ1〜J7(作業ステーションに相当)
とから構成されている。搬送システムの制御装置10
は、入出力インタフェース1と、演算処理部2と、RO
M3と、書き換え可能なRAM4(要求記憶手段に相
当)とから構成されている。入出力インタフェース1
は、各搬送車V1〜V7(搬送手段に相当)の位置や積
載状況のデータ及び各ジョブショップJ1〜J7からの
搬入、搬出の搬送要求を入力すると共に、各搬送車V1
〜V7への搬送指示を出力する。ROM3には、制御プ
ログラムが記憶されている。RAM4には、各ジョブシ
ョップJ1〜J7の位置や搬入、搬出の搬送要求データ
及び各搬送車V1〜V7の位置や積載状況データ等が記
憶されている。演算処理部2(演算手段に相当)は、R
OM3に記憶されたプログラムに基づき、各ジョブショ
ップJ1〜J7からの搬送要求及びRAM4に記憶され
たデータを用いて、各搬送車V1〜V7への搬送指示値
(搬送元、搬送先、搬送対象キャリア、搬送経路、搬送
順序等)を演算する。このような構成の制御装置10
は、モデル化された輸送経路網を用いて、各ジョブショ
ップJ1〜J7間で搬送車V1〜V7を用いて部品の搬
送制御を行う。
【0008】なお、図中の自動棚Sは、各ジョブショッ
プJ1〜J7からの部品を収納したキャリア(図示せ
ず)を一時保管する集配ステーションに相当する。自動
棚S及び通路11a〜11f上に位置する各搬送車V1
〜V7の位置及び積載状況のデータは、搬送制御装置5
(搬送制御手段に相当)を介して搬送システムの制御装
置10の入出力インタフェース1に入力される。また、
入出力インタフェース1から各搬送車V1〜V7への搬
送指示値は、搬送制御装置5を介して出力される。
【0009】上記構成のうち、RAM4に記憶され、搬
送経路の算出に用いられるデータは、図2(a)〜
(c)に示されているような構成である。図2(a)
は、各ジョブショップJ1〜J7のデータを示したもの
であり、各ジョブショップJ1〜J7(各結合点A〜
G)毎の位置、搬入要求の個数、搬出要求の個数等から
構成されている。図中の搬入要求欄及び搬出要求欄にお
けるかっこ内のデータは、それぞれ搬入元及び搬出先を
示している。尚、図示してはいないが、搬入要求及び搬
出要求は、それぞれ要求が発生した時刻と関係付けられ
て記憶されている。図2(b)は、各結合点A〜G間の
経路長さを示している。図2(c)は、各搬送車V1〜
V7の位置及び積載状況(百分率表示)のデータを示し
ている。
【0010】次に、演算処理部2で行われる処理内容に
ついて図3のフローチャートを用いて説明する。まず、
ステップ110 にて、搬送指示の対象となる搬送車の選択
を行う。図示してはいないが、各搬送車V1〜V7と搬
送制御装置5との間には信号のラインが設けられ、各搬
送車V1〜V7の位置及び積載状況のデータは搬送制御
装置5及び入出力インタフェース1を介して演算処理部
2に入力される。尚、各搬送車V1〜V7と搬送制御装
置5との間は、無線でデータの送受信が行われる構成で
あってもよい。本実施例では、ある搬送車が搬送指示を
実施し、搬送車の積載状況がゼロとなった時点にてその
搬送指示を終了したものと見なし、その搬送車を選択
し、次のステップに移行する構成とした。尚、ここで
は、自動棚Sに位置する搬送車V1が選択されたものと
する。
【0011】次のステップ120 で各ジョブショップJ1
〜J7からの未搬送の搬送要求(搬入要求及び搬出要
求)を入力し、搬送要求テーブルを作成する。この搬送
要求テーブルは、各ジョブショップJ1〜J7毎の搬入
要求の経路及びその件数、搬出要求の経路及びその件数
を示したものである。例えば、自動棚Sからジョブショ
ップJ1〜J4及びJ7への搬入要求がそれぞれ1件あ
り、ジョブショップJ4〜J7から自動棚Sへの搬出要
求がそれぞれ1件あったとすると、搬送要求テーブルは
図4に示されるような構成となる。即ち、ジョブショッ
プJ1〜J4及びJ7は、それぞれ搬入要求が1件ずつ
あるが、その要求の時系列順にジョブショップJ2、J
3、J4、J1、J7の順で配列される。そして、それ
ぞれのジョブショップJ2、J3、J4、J1、J7に
対応する搬出要求が配列される。尚、搬入要求のないジ
ョブショップJ5、J6は、ジョブショップJ7に続い
て配列され、搬出要求の時系列順の配列となる。この場
合ジョブショップJ5、J6は、それぞれ搬出要求が1
件ずつあるが、その要求の時系列順にジョブショップJ
6、J5の順でデータが配列される。
【0012】各搬送車V1〜V7のキャリア数を4と
し、搬入要求及び搬出要求が1個で1キャリアとすれ
ば、図4に示される搬送要求テーブルのうちジョブショ
ップJ2、J3、J4、J1に関するデータが、最初の
搬送指示の対象となる。ここで、搬入要求を自動棚Sか
らジョブショップJ2(結合点B)、J3(結合点
C)、J4(結合点D)、J1(結合点A)への実線の
矢印で表し、搬出要求をジョブショップJ4から自動棚
Sへの破線の矢印で表し、搬送経路をモデル化すれば図
5に示されるようになる。図5より、自動棚Sと結合点
A、B、C、Dとの間にそれぞれ搬入要求があり、結合
点Dと自動棚Sとの間に搬出要求があることがわかる。
【0013】この後、ステップ130 において、搬送要求
の比較演算を行う。即ち、搬送要求テーブルの中から搬
入要求と搬出要求とを区別して計数し、その計数結果を
比較して搬送要求の個数の多い方を第一の搬送要求(第
一の要求に相当)とし、個数の少ない方を第二の搬送要
求(第二の要求に相当)として出力する。この場合、図
4に示された搬送要求テーブルより、搬出要求が4件、
搬入要求が5件であることから、件数の多い搬入要求を
第一の搬送要求とし、件数の少ない搬出要求を第二の搬
送要求として出力する。
【0014】ステップ140 では、第一割り付け演算を行
い、ステップ130 で出力された第一の搬送要求の中で、
最も古い時刻に要求のあった搬送要求を1つ選択し、選
択された搬送要求を搬送要求テーブルから削除し、選択
済の第一の搬送要求の個数が搬送車V1の最大積載量に
相当する搬送要求に達するまで、或いは、搬送要求テー
ブルに記憶された搬送要求がなくなるまで、搬送要求の
選択と削除とを繰り返す。即ち、この場合では、搬入要
求の中で最も古い要求であるジョブショップJ2からの
搬入要求を選択し、次にジョブショップJ2からの搬入
要求を搬送要求テーブルより削除する。以下、搬入要求
の順に、即ち、ジョブショップJ3、J4、J1の順
に、選択された搬入要求の件数の累積が搬送車V1の最
大積載量である4件(本実施例では最大積載キャリア件
数が4件)に達するまで、搬入要求の選択と削除とを繰
り返す。
【0015】上記第一割り付け演算の後、ステップ150
では搬送要求テーブル中の第二の搬送要求の中から、第
一割り付け演算で選択された第一の搬送要求の搬送先
(搬入先)の結合点と搬送元(搬出元)の結合点が一致
する搬送要求を、第一の搬送要求と1対1に対応させて
選択し、選択された第二の搬送要求を搬送要求テーブル
から削除する第二割り付け演算を行う。即ち、ステップ
140 で選択された搬入要求の古い順(ジョブショップJ
2、J3、J4、J1の順)に、搬入要求の搬入元と一
致する搬出先を有し、搬入要求の搬入先と一致する搬出
元を有する搬出要求を搬送要求テーブルから検索する。
この場合は、自動棚SからジョブショップJ4への搬入
要求に対し、ジョブショップJ4から自動棚Sへの搬出
要求を選択し、その要求を搬送要求テーブルから削除す
る。尚、上記の第一割り付け演算及び第二割り付け演算
が要求選択手段に相当する。
【0016】ステップ160 では、ステップ140 の第一割
り付け演算とステップ150 の第二割り付け演算とによる
割り付け結果を統合し、搬送車V1への搬送指示値を演
算する。即ち、自動棚SからジョブショップJ4への搬
入要求とジョブショップJ4から自動棚Sへの搬出要求
とを1組に取りまとめ、他の搬送要求と共に搬送指示値
として算出される。
【0017】続くステップ170 において、搬送指示値が
搬送制御装置5に出力される。尚、この搬送指示値には
搬送元、搬送先及び搬送対象キャリアの情報がセットさ
れている。搬送制御装置5は、受信した搬送要求に基づ
き、複数の搬送車V1〜V7の中から搬送を実行させる
搬送車を選択し、同一のジョブショップで搬入要求と搬
出要求とを実行する際には、搬入、搬出の順で動作させ
ることを前提に、搬送車(この場合は搬送車V1)の搬
送経路を計算し、搬送の実行順序を計算する。
【0018】即ち、まず、自動棚Sの位置で、ジョブシ
ョップJ2、J3、J4、J1への搬入要求対象キャリ
アを自動棚Sより搬送車V1に積み込み、搬送車V1は
自動棚Sの位置からジョブショップJ2(図1参照)の
位置まで走行し、その位置でジョブショップJ2への搬
入要求に相当するキャリアを搬入する。続いて、搬送車
V1はジョブショップJ2からジョブショップJ3まで
走行し、その位置でジョブショップJ3への搬入要求に
相当するキャリアを搬入する。そして搬送車V1はジョ
ブショップJ3からジョブショップJ4まで走行し、そ
の位置でジョブショップJ4への搬入要求に相当するキ
ャリアを搬入し、その後ジョブショップJ4からの搬出
要求対象のキャリアを搬出する。搬送車V1は、ジョブ
ショップJ4にて搬出要求対象のキャリアを搬出する
と、ジョブショップJ4から自動棚Sまで走行し、その
位置でジョブショップJ4で搬出したキャリアを自動棚
Sに収納する。そして搬送車V1は自動棚Sからジョブ
ショップJ1まで走行し、その位置でジョブショップJ
1への搬入要求に相当するキャリアを搬入する。このよ
うにして搬送車V1は、一回の搬送指示に対する動作を
終了する。
【0019】上記に示されるように、予め設定された通
路に従って搬送車が部品の搬送作業を行うとき、同一の
ジョブショップで搬入要求と搬出要求とがある場合に、
その位置で搬入と搬出を連続して行うようにしているの
で、同一のジョブショップで搬入と搬出とを連続して行
わないシステムに比較して単位時間当たりの搬送車が搬
送するキャリア数を増やすことができ、輸送効率を向上
させることができる。例えば、図4に示される搬送要求
テーブルでは各要求が時系列順に配列されており、古い
順に4つ分の要求(ジョブショップJ1、J2、J3、
J4(結合点A、B、C、D))を選択したとすると、
図6(a)、(b)により明らかに輸送効率が向上して
いることがわかる。
【0020】即ち、図6(a)に示す輸送経路(比較
例)では、ジョブショップJ1、J2、J3、J4(結
合点A、B、C、D)へ自動棚Sより部品を配達させる
ために、まず、搬送車は自動棚Sから部品を取り出し、
ジョブショップJ2(結合点B)へ配達し、搬入を行う
(実線の矢印)。次に、ジョブショップJ2(結合点
B)からジョブショップJ3(結合点C)へ部品の搬入
(配達)を行い、以下同様に、ジョブショップJ3(結
合点C)→ジョブショップJ4(結合点D)→ジョブシ
ョップJ1(結合点A)の順に搬入(配達)を行う(実
線の矢印)。そして、ジョブショップJ4(結合点D)
において搬入要求と搬出要求があるために、その後、搬
送車は部品搬出のために、ジョブショップJ1から図に
破線の矢印で示すような輸送経路を通ってジョブショッ
プJ4まで走行する。そして、ジョブショップJ4の位
置で搬出対象部品の搬出(収集)を行った後、ジョブシ
ョップJ4から自動棚Sまで走行し、収集した部品を自
動棚Sに収納する、というような搬送作業を行う。尚、
作業終了後の搬送車は自動棚Sの位置にて次の搬送指示
があるまで待機する。
【0021】これに対し、図6(b)に示す本実施例に
よる輸送経路によると、ジョブショップJ4(結合点
D)から搬出(収集)すべき搬出対象部品は搬入対象部
品の搬入と連続して行われ、この搬出した部品は、次に
ジョブショップJ1(結合点A)へ向かう途中で自動棚
Sに収納されるようにしているので、比較例の破線の矢
印で示すような輸送経路は全く必要なく、その分だけ輸
送効率が向上することになる。また、同一のジョブショ
ップへの搬入と搬出とを連続して行うことにより、1度
の搬送指示で搬送車への最大割り付けキャリア数を搬送
車の最大積載量の2倍まで割り付けることが可能であ
る。
【0022】本実施例では積載状況がゼロになった搬送
車を選択する構成としたが、本発明は必ずしもこれに限
定されるものではなく、例えば、積載状況がゼロの搬送
車が当分確保できないような場合などは、搬送車の積載
状況がゼロでなくとも、現時点における搬送要求がその
搬送車の最大積載量に達すれば、その搬送車を搬送に用
いる構成としてもよい。
【0023】本実施例では、図4の搬送要求テーブルに
おいて、搬出要求の搬出先が全て自動棚Sとなっている
が、搬出先は自動棚Sに限定されるものではなく、ジョ
ブショップを搬出要求の搬出先としてもよい。また、図
4の搬送要求テーブルにおいて、搬入要求の搬入元は全
て自動棚Sとなっているが、ジョブショップを搬入要求
の搬入元としてもよい。また、上記実施例では第一の搬
送要求を搬入要求とし、第二の搬送要求を搬出要求とし
た場合について説明したが、第一の搬送要求を搬出要求
とし、第二の搬送要求を搬入要求としてもよい。この場
合には、第一の搬送要求の搬送元(搬出元)の結合点と
搬送先(搬入先)の結合点が一致する第二の搬送要求を
選択し、その第二の搬送要求を第一の搬送要求に対応さ
せればよい。
【0024】また、本実施例では、図3に示されるフロ
ーチャートにおいて、ステップ110において、搬送車の
積載状況がゼロとなった時点で、その搬送車を選択し、
一連の処理を行う構成としたが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、図3においてステップ110
の搬送車選択とステップ120 の搬送要求入力とを入れ替
えて、搬送要求がある度に搬送車を選択する構成として
もよい。
【0025】(第二実施例)本実施例では要求選択手段
を、要求時刻の古い順に搬送要求を選択する構成とした
点が特徴である。以下本発明に係わる第二実施例を図7
を用いて説明する。第二実施例におけるハードウエア構
成は第一実施例と同様であるので、それぞれ同一符号を
用いる。図7は、第二実施例における演算処理部2での
処理内容を示したフローチャートである。
【0026】まず、部品の搬送に用いる搬送車を選択す
る (ステップ210)。この場合搬送車V1が選択されたと
する。そして各ジョブショップJ1〜J7からの未搬送
の搬送要求を入力して搬送要求テーブルを作成した後
(ステップ220)、第一の搬送要求として要求時刻の最も
古い搬送要求を1つ選択する (ステップ230)。この選択
された第一の搬送要求を搬送要求テーブルから削除し
(ステップ240)、選択された要求が搬送車V1の最大積
載量に達するまで、或いは、搬送要求テーブルに該当す
る搬送要求がなくなるまで、搬送要求の選択と削除とを
繰り返す(ステップ250,ステップ251)。第一の搬送要求
が搬送車V1の最大積載量に達すると、或いは、該当す
る搬送要求がなくなると、その搬送先または搬送元の結
合点と一致する搬送元または搬送先の結合点を有する搬
送要求を第二の搬送要求として搬送要求テーブルの中か
ら選択し (ステップ260)、第一の搬送要求と第二の搬送
要求とを1対1に対応させて搬送車V1への搬送指示値
を演算し (ステップ270)、搬送指示値が搬送制御装置5
に出力される (ステップ280)。上記フローにより、第二
実施例では時系列順に搬送要求を処理することができ
る。
【0027】上記実施例では時系列順に第一の搬送要求
を搬送車V1の最大積載量に達するまで選択した後に、
その第一の搬送要求に対応して第二の搬送要求を選択す
る構成としたが、第一の搬送要求を1つ選択した後にそ
の要求に対応する第二の搬送要求を1つ選択する構成と
してもよい。即ち、搬送要求をその要求時刻の古い順に
1つ選択する毎に、この選択した要求に関連のジョブシ
ョップJ1〜J7または自動棚Sのいずれかにおいて、
選択した要求に対し搬入、搬出条件が異なる要求が記憶
されているとき、この異なる要求を選択し、これを搬送
車の最大積載量分まで可能なだけ繰り返す。このように
して第一の搬送要求と第二の搬送要求とを選択する構成
としても好適である。
【0028】(第三実施例)本実施例では要求選択手段
を、結合点別に搬送要求を計数し、要求個数の多い結合
点に基づいて搬送要求を選択する構成とした点が特徴で
ある。以下本発明に係わる第三実施例を図8を用いて説
明する。第三実施例におけるハードウエア構成は第一実
施例と同様であるので、それぞれ同一符号を用いる。図
8は、第三実施例における演算処理部2での処理内容を
示したフローチャートである。
【0029】まず、部品の搬送に用いる搬送車を選択す
る (ステップ310)。この場合、搬送車V1が選択された
とする。そして各ジョブショップJ1〜J7からの未搬
送の搬送要求を入力して搬送要求テーブルを作成した後
(ステップ320)、結合点別に搬送要求を計数し、搬送要
求の最も多い結合点を算出する (ステップ330)。この結
合点を搬送先または搬送元とする搬送要求のなかで、要
求時刻の最も古い搬送要求を1つ選択する (ステップ34
0)。この選択された搬送要求を搬送要求テーブルから削
除し (ステップ350)、選択された搬送要求が搬送車V1
の最大積載量に達するまで、或いは、搬送要求テーブル
に該当する搬送要求がなくなるまで、搬送要求の選択と
削除とを繰り返す (ステップ360,ステップ361)。選択さ
れた搬送要求が搬送車V1の最大積載量に達してなく、
算出された結合点を搬送先または搬送元とする搬送要求
がなくなった場合には、順次要求個数の多い結合点を搬
送先または搬送元とする搬送要求を選択すればよい。選
択された搬送要求が搬送車V1の最大積載量に達する
と、或いは、該当する搬送要求がなくなると、その搬送
要求を基に搬送車V1への搬送指示値を演算し(ステッ
プ370)、搬送指示値が搬送制御装置5に出力される (ス
テップ380)。上記フローにより、第三実施例では、搬送
要求の頻度の多い結合点の順に、その結合点を搬送先ま
たは搬送元とする搬送要求を処理することができる。
【0030】(第四実施例)本実施例では要求選択手段
を、結合点別に搬入要求を計数し、要求個数の多い結合
点に基づいて搬入要求を選択する構成とした点が特徴で
ある。以下本発明に係わる第四実施例を図9を用いて説
明する。第四実施例におけるハードウエア構成は第一実
施例と同様であるので、それぞれ同一符号を用いる。図
9は、第四実施例における演算処理部2での処理内容を
示したフローチャートである。本実施例と第三実施例と
の相違は、搬送要求ではなく、搬入要求に限定して結合
点を算出する構成とした点である。図9に示すフローと
することにより、搬入要求の頻度の多い結合点の順に、
その結合点を搬入先または搬入元とする搬入要求を処理
することができる。
【0031】(第五実施例)本実施例では要求選択手段
を、結合点別に搬出要求を計数し、要求個数の多い結合
点に基づいて搬出要求を選択する構成とした点が特徴で
ある。以下本発明に係わる第五実施例を図10を用いて
説明する。第五実施例におけるハードウエア構成は第一
実施例と同様であるので、それぞれ同一符号を用いる。
図10は、第五実施例における演算処理部2での処理内
容を示したフローチャートである。本実施例と第四実施
例との相違は、搬入要求ではなく、搬出要求に限定して
結合点を算出する構成とした点である。図10に示すフ
ローとすることにより、搬出要求の頻度の多い結合点の
順に、その結合点を搬出先または搬出元とする搬出要求
を処理することができる。
【0032】(第六実施例)本実施例では要求選択手段
を、搬送対象に固有の優先順位を設け、その優先順位に
基づいて搬送要求を選択する構成とした点が特徴であ
る。以下本発明に係わる第六実施例を図11を用いて説
明する。第六実施例におけるハードウエア構成は第一実
施例と同様であるので、それぞれ同一符号を用いる。図
11は、第六実施例における演算処理部2での処理内容
を示したフローチャートである。
【0033】まず、部品の搬送に用いられる搬送車を選
択する (ステップ610)。この場合搬送車V1が選択され
たとする。そして各ジョブショップJ1〜J7からの未
搬送の搬送要求を入力して搬送要求テーブルを作成した
後 (ステップ620)、搬送優先順位テーブル(搬送優先順
位記憶手段に相当、図示せず)を参照し、搬送対象毎に
設けられた固有の優先順位の最も高い搬送要求を第一の
搬送要求として1つ選択する (ステップ630)。この選択
された第一の搬送要求を搬送要求テーブルから削除し
(ステップ640)、選択された要求が搬送車V1の最大積
載量に達するまで、或いは、搬送要求テーブルに該当す
る搬送要求がなくなるまで、搬送要求の選択と削除とを
繰り返す(ステップ650,ステップ651)。第一の搬送要求
が搬送車V1の最大積載量に達すると、或いは、該当す
る搬送要求がなくなると、その搬送先または搬送元の結
合点と一致する搬送元または搬送先の結合点を有する搬
送要求を第二の搬送要求として搬送要求テーブルの中か
ら選択し (ステップ660)、第一の搬送要求と第二の搬送
要求とを1対1に対応させて搬送車V1への搬送指示値
を演算し (ステップ670)、搬送指示値が搬送制御装置5
に出力される (ステップ680)。
【0034】このように、第六実施例では搬送対象であ
る部品に設けられた固有の優先順位に基づき搬送要求の
選択を行うようにしている。従って、例えば半導体ウエ
ハに多く見られるように、部品の品質維持のために放置
時間に制限がある場合には、所定時間内に所定のジョブ
ショップに部品搬送を行う必要があるが、第六実施例に
あっては、部品の品質を劣化させることなく好適に部品
搬送が行われる。尚、上記第一実施例及び第二実施例に
おいても、部品の品質を維持しつつ搬送作業を行う点に
おいて有効である。尚、搬送優先順位テーブルに記憶さ
れる優先順位のデータは、固定された構成としてもよい
が、必要に応じて搬送優先順位テーブルを書き換えの可
能な構成としてもよい。これにより各ジョブショップJ
1〜J7の稼働状況や部品の生産計画などに応じて搬送
システムを制御できる。
【0035】(第七実施例)本実施例では要求選択手段
を、搬送経路の短い順に搬送要求を選択する構成とした
点が特徴である。以下本発明に係わる第七実施例を図1
2を用いて説明する。第七実施例におけるハードウエア
構成は第一実施例と同様であるので、それぞれ同一符号
を用いる。図12は、第七実施例における演算処理部2
での処理内容を示したフローチャートである。まず、部
品の搬送に用いられる搬送車を選択する (ステップ71
0)。この場合搬送車V1が選択されたとする。そして各
ジョブショップJ1〜J7からの未搬送の搬送要求を入
力して、搬送要求テーブルを作成した後 (ステップ72
0)、選択された搬送車V1の位置に最も近い作業ステー
ション(結合点)、即ち、搬送経路の最も短い結合点を
出力する (ステップ730)。次に、この結合点を搬送先ま
たは搬送元とする搬送要求を、搬送要求テーブルから1
つ選択する (ステップ740)。この選択された搬送要求を
搬送要求テーブルから削除し (ステップ750)、選択され
た搬送要求が搬送車V1の最大積載量に達するまで、或
いは、その結合点に関する搬送要求がなくなるまで、搬
送要求の選択と削除を繰り返す (ステップ760,ステップ
762)。
【0036】算出された結合点に関する搬送要求がなく
なった時は、搬入要求が最大積載量に達してなく、か
つ、搬出要求が最大積載量に達してない時、ステップ76
3 でYESと判定し、次の結合点を算出し、以下同様の
処理を行う。ステップ763 において、搬入要求が最大積
載量に達しているか、または、搬出要求が最大積載量に
達している時には、NOと判定し、搬送要求テーブルに
記憶された搬送要求があっても、搬送要求の選択及び削
除を終了する。選択された搬送要求が搬送車V1の最大
積載量に達すると、或いは、該当する搬送要求がなくな
ると、選択された搬送要求に基づいて搬送車V1への搬
送指示値を演算し (ステップ770)、搬送指示値が搬送制
御装置5に出力される (ステップ780)。このようなフロ
ーにより、第七実施例では搬送車V1の搬送経路の短い
順に搬送要求を処理することができる。
【0037】以上説明した各実施例では、搬送車V1の
初期位置を自動棚Sの位置に設定したが、自動棚Sとジ
ョブショップJ1〜J4との間で搬送要求があるケース
としたために、搬送車V1の初期位置を自動棚Sの位置
にしたまでであって、搬送車V1の初期位置は自動棚S
の位置に限定されるものではない。また、上記各実施例
では、搬入要求と搬出要求の2つの要求がある作業ステ
ーションにおいて、部品(半導体装置)の搬送が行われ
るとき、搬入対象部品と搬出対象部品の搬送車における
設置領域を同一領域とすれば、より効率的な部品の搬送
を行うことができる。また、上記各実施例では、自動棚
Sの個数を1個に、ジョブショップJ1〜J7の個数を
7個に、搬送車V1〜V7の台数を7台に、各搬送車V
1〜V7の最大積載キャリア件数を4件とした構成を示
したが、自動棚の個数、ジョブショップの個数、搬送車
の台数、及び各搬送車の最大積載キャリア件数はこれに
限定するものではない。
【0038】また、特に、上記第一実施例及び第二実施
例では、搬送要求の発生時刻の古い順に搬送要求の選択
を行うようにしている。従って、常に搬送要求の発生時
刻の古いものが優先されて搬送対象部品が搬送されるた
め、各ジョブショップJ1〜J7において所定の作業が
遅延なく行われる。これにより搬送要求があるジョブシ
ョップにもかかわらず、一向に部品が搬送されないため
に生産効率が低下し、最悪の場合、製造ライン自体が停
止してしまうといった問題が生じることがない。尚、上
記各実施例では、同一のジョブショップ(作業ステーシ
ョン)で搬入要求と搬出要求とを実行する際には、搬
入、搬出の順で動作させることを前提にしている。この
前提にはさらに、搬入要求があるジョブショップに配達
すべき半導体部品(通常、複数の半導体部品を乗せたキ
ャリア)が搬入できるスペースがあること、換言すれ
ば、半導体部品の搬入スペースには別のキャリアがない
ことが必要である。上記各実施例では、各搬送車V1〜
V7と各ジョブショップJ1〜J7との間の通信シーケ
ンスを規定することにより、半導体部品の搬入スペース
における別のキャリアがないことを確認した後に搬入が
実施されるので、半導体部品の搬入時に起こりうる衝突
を確実に回避することができる。
【0039】上記に示されるように本発明によれば、同
一作業ステーションへの搬入と搬出とを連続して行うこ
とができ、1度の搬送指示で搬送車への最大割り付け作
業量を搬送車の最大積載量の2倍まで割り付けることが
可能となる。尚、本発明の適用対象として上記の実施例
では、半導体ウエハなどの半導体装置の製造ラインの例
を挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
適用対象は、例えば、液晶ディスプレイの製造ラインの
ように複数の作業ステーション間、或いは、作業ステー
ションと集配ステーションとの間で複数の搬送車を用い
て部品の搬送を行う製造ラインであればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一実施例の構成を示した構成
図。
【図2】RAMに記憶されるジョブショップデータ
(a)、経路データ(b)、搬送車データ(c)の構成
を示した模式図。
【図3】演算処理部に行われる処理内容を示したフロー
チャート。
【図4】搬送要求テーブルの構成を示した構成図。
【図5】半導体製造工場をモデル化した模式図。
【図6】輸送経路(比較例)(a)と本発明による輸送
経路(b)とを示した模式図。
【図7】第二実施例における演算処理部での処理内容を
示したフローチャート。
【図8】第三実施例における演算処理部での処理内容を
示したフローチャート。
【図9】第四実施例における演算処理部での処理内容を
示したフローチャート。
【図10】第五実施例における演算処理部での処理内容
を示したフローチャート。
【図11】第六実施例における演算処理部での処理内容
を示したフローチャート。
【図12】第七実施例における演算処理部での処理内容
を示したフローチャート。
【符号の説明】 1 入出力インタフェース 2 演算処理部 3 ROM 4 RAM 5 搬送制御装置 10 搬送システムの制御装置 11a〜11f 通路 20 半導体装置の製造工場 J1〜J7 ジョブショップ V1〜V7 搬送車 A〜G 結合点 S 自動棚

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品に所定の処理を行う複数の独立した作
    業ステーションと、 前記部品を一時保管する集配ステーションと、 前記作業ステーション間及び前記集配ステーションに設
    けられ、予め設定された複数の通路と、 該通路を移動して任意の前記作業ステーションと前記集
    配ステーションに対して前記部品の搬送を行う複数の搬
    送手段とを有する製造ラインに結合され、前記搬送手段
    による前記部品の搬送作業を集中管理する搬送システム
    の制御装置であって、 任意の前記作業ステーションまたは前記集配ステーショ
    ンのいずれか一方から他の任意の前記作業ステーション
    への前記部品の搬入要求と、任意の前記作業ステーショ
    ンから他の任意の前記作業ステーションまたは前記集配
    ステーションのいずれか一方への前記部品の搬出要求と
    を、要求の発生順に記憶する要求記憶手段と、 該要求記憶手段に記憶された各要求から、前記搬送手段
    の前記部品の最大積載量分まで可能なだけ記憶順に選択
    する要求選択手段と、 前記選択した各要求に基づき、前記部品を搬入、搬出す
    べき前記作業ステーション及び/または前記集配ステー
    ションを特定する演算手段と、 該演算手段により演算された結果に基づき、前記搬送手
    段の搬送経路を決定し、この搬送経路に従って前記搬送
    手段が前記各作業ステーションまたは前記集配ステーシ
    ョンのいずれか1つに到着する毎に、前記要求選択手段
    により選択された前記各要求に従った前記部品の搬送作
    業を行う旨の搬送指示を前記搬送手段に出力する搬送制
    御手段とから成ることを特徴とする搬送システムの制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記搬送制御手段は、同一作業ステーショ
    ンにおいて前記搬入要求及び前記搬出要求に従った搬送
    作業が必要であるときは、この同一ステーションにおい
    て前記部品の搬入と搬出を必ず連続して行う旨の搬送指
    示を出力することを特徴とする請求項1に記載の搬送シ
    ステムの制御装置。
  3. 【請求項3】前記要求選択手段は、前記要求記憶手段に
    記憶された前記搬入要求と前記搬出要求のうち発生件数
    の多い方の要求を第一の要求とし、この第一の要求のう
    ち前記搬送手段の前記部品の最大積載量まで可能なだけ
    前記記憶順に選択すると共に、この選択した第一の要求
    に関連の前記作業ステーションまたは前記集配ステーシ
    ョンのいずれかにおいて、前記第一の要求とは別の第二
    の要求が前記要求記憶手段に記憶されているとき、この
    第二の要求をも選択することを特徴とする請求項1に記
    載の搬送システムの制御装置。
  4. 【請求項4】前記要求選択手段は、前記要求記憶手段に
    記憶された各要求から、前記搬送手段の前記部品の最大
    積載量分まで可能なだけ前記記憶順に選択すると共に、
    この選択した各要求に関連の前記作業ステーションまた
    は前記集配ステーションのいずれかにおいて、前記選択
    した各要求に対し搬入、搬出条件が異なる要求が前記要
    求記憶手段に記憶されているとき、この搬入、搬出条件
    が異なる要求をも選択することを特徴とする請求項1に
    記載の搬送システムの制御装置。
  5. 【請求項5】前記要求選択手段は、前記要求記憶手段に
    記憶された各要求から、前記搬送手段の前記部品の最大
    積載量分まで可能なだけ前記記憶順に1つ選択する毎
    に、この選択した要求に関連の前記作業ステーションま
    たは前記集配ステーションのいずれかにおいて、前記選
    択した要求に対し搬入、搬出条件が異なる要求が前記要
    求記憶手段に記憶されているとき、この搬入、搬出条件
    が異なる要求をも選択することを特徴とする請求項4に
    記載の搬送システムの制御装置。
  6. 【請求項6】前記要求選択手段は、前記要求記憶手段に
    記憶された前記搬入要求及び/または前記搬出要求を前
    記作業ステーション別に計数し、要求個数の多い作業ス
    テーションから順に、記憶された搬入要求及び/または
    搬出要求から前記搬送手段の前記部品の最大積載量分ま
    で可能なだけ前記記憶順に選択すると共に、この選択し
    た各要求に関連の前記作業ステーションまたは前記集配
    ステーションのいずれかにおいて、前記選択した各要求
    に対し搬入、搬出条件が異なる要求が前記要求記憶手段
    に記憶されているとき、この搬入、搬出条件が異なる要
    求をも選択することを特徴とする請求項1に記載の搬送
    システムの制御装置。
  7. 【請求項7】前記部品に固有の優先順位を記憶する搬送
    優先順位記憶手段をさらに備え、 前記要求選択手段は、前記要求記憶手段に記憶された各
    要求から、前記搬送優先順位記憶手段に記憶された前記
    優先順位に基づいて前記搬送手段の前記部品の最大積載
    量まで可能なだけ前記記憶順に選択すると共に、この選
    択した各要求に関連の前記作業ステーションまたは前記
    集配ステーションのいずれかにおいて、前記選択した各
    要求に対し搬入、搬出条件が異なる要求が前記要求記憶
    手段に記憶されているとき、この搬入、搬出条件が異な
    る要求をも選択することを特徴とする請求項1に記載の
    搬送システムの制御装置。
  8. 【請求項8】前記搬送優先順位記憶手段に記憶される前
    記優先順位は、任意に設定可能なことを特徴とする請求
    項7に記載の搬送システムの制御装置。
  9. 【請求項9】前記要求選択手段は、前記要求記憶手段に
    記憶された各要求から、前記部品の搬送経路の短い順に
    前記搬送手段の前記部品の最大積載量分まで可能なだけ
    前記記憶順に選択すると共に、この選択した各要求に関
    連の前記作業ステーションまたは前記集配ステーション
    のいずれかにおいて、前記選択した各要求に対し搬入、
    搬出条件が異なる要求が前記要求記憶手段に記憶されて
    いるとき、この搬入、搬出条件が異なる要求をも選択す
    ることを特徴とする請求項1に記載の搬送システムの制
    御装置。
  10. 【請求項10】前記搬送制御手段は、同一作業ステーシ
    ョンにおいて前記搬入要求及び前記搬出要求に従った搬
    送作業が必要であるときは、この同一ステーションにお
    いて前記部品の搬入を行った後に搬出を行う旨の搬送指
    示を出力することを特徴とする請求項1に記載の搬送シ
    ステムの制御装置。
  11. 【請求項11】前記搬送手段は、搬入要求がある前記作
    業ステーションに搬入すべき部品が搬入できるスペース
    があることを確認し、その後、前記スペースに前記搬入
    すべき部品を搬入することを特徴とする請求項1に記載
    の搬送システムの制御装置。
  12. 【請求項12】前記搬送制御手段は、同一作業ステーシ
    ョンにおいて前記搬入要求及び前記搬出要求に従った搬
    送作業が必要であるときは、前記搬送手段において搬入
    すべき部品と搬出すべき部品の設置領域が同一領域とな
    るように搬送指示を出力することを特徴とする請求項1
    に記載の搬送システムの制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003039284A (ja) * 2001-07-24 2003-02-12 Honda Motor Co Ltd ワーク移送方法およびワーク移送システム
CN108622590A (zh) * 2018-05-14 2018-10-09 深圳汇通智能化科技有限公司 一种物流仓库用的智能运输机器人

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