JPH0910375A - 自走式ローラーボード - Google Patents

自走式ローラーボード

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JPH0910375A
JPH0910375A JP18792295A JP18792295A JPH0910375A JP H0910375 A JPH0910375 A JP H0910375A JP 18792295 A JP18792295 A JP 18792295A JP 18792295 A JP18792295 A JP 18792295A JP H0910375 A JPH0910375 A JP H0910375A
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suspension
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shaft
rear wheel
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Munetoshi Moritaka
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NEW TECHNOL KENKYUSHO KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C17/00Roller skates; Skate-boards
    • A63C17/01Skateboards

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転操作者自身による体重移動、バランス調
整に伴ない停止、前進、後退更には速度設定等の各種の
制御を行なえるようにする。 【構成】 ボード本体1の後部に、走行用の後輪21を
駆動する駆動装置10を一体状に連結し、また、ボード
本体1の前部に、走行方向における左右への方向転換用
の左右の前輪64を揺動可能に操作する方向操縦装置4
0を連繋する。また、ボード本体1を跨ぐように駆動装
置10の足載せ盤12、方向操縦装置40の旋回操縦盤
47に両足を介して乗った運転操作者Hの体重移動、バ
ランス調整によって駆動装置10側、方向操縦装置40
側のいずれかに負荷される荷重W1,W2の重量差の大
小、平衡の有無等によって駆動装置10における正逆転
駆動、停止、前進、後退更には速度調整を制御する制御
手段(4,5,92,94)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手軽な移動手段、運搬
手段等として、また、スポーツ的に遊戯走行するいわゆ
るスケートボード等として使用でき、ボード本体上に乗
っている遊戯者である運転操作者自身の体重の掛け方・
移動によっての停止、前進、後退、速度調整等の制御を
行なえるようにした自走式ローラーボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスケートボードの如きロ
ーラーボードは、ボード本体下面の前後に支承した車軸
夫々の左右に計4個のローラーを配することで、ボード
本体上に乗った遊戯者によって走行されるものとし、走
行方向の変換時ではその旋回方向へボード本体を若干傾
けられるようにしているものである。また、このローラ
ーボードは、遊戯者が乗って傾斜している面を下るか、
あるいは乗っている運転操作者が地面を蹴る片足によっ
て漕いで進むか、あるいは両足をボード本体の上に乗せ
たままで運転操作者がそのボード本体上で左右方向の運
動力を加えてそれを推進力に変換することで進むかして
走行しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
の種のローラーボードは、ローラーボード自体に適当な
走行力を付与するような遊戯者の熟練した身体動作を必
要とするから、運動用具と娯楽用具とを兼ねたスポーツ
的な器具として優れているものである。こうした遊戯者
自身の娯楽性、運動性のために適当な公園、空き地等で
使用するには好適であるも、これを取り扱うには、遊戯
者自身にかなりの体力とその走行操縦の熟練性とが必要
とされるものであった。また、走行性に優れてはいて
も、一般の人が利用するには、その利用者としての遊戯
者である運転操作者自身の体力にも限界があるから、少
し離れた場所までの移動手段とするにはほとんど使用さ
れていないのが現状であった。
【0004】一方、ある程度離れた場所への手軽な移動
手段として利用される自転車等は、目的地に到達してそ
の移動が完了すれば不要なものとなるも、使用後は保管
場所が必要であり、その保管場所もないような場所、例
えば駅周辺では不法に駐輪されることで、交通の障害と
もなるものであった。
【0005】そこで、本発明は叙上のような従来存した
諸事情に鑑み創出されたもので、手軽な移動手段、運搬
手段等として使用でき、運転操作者自身による体重移
動、バランス調整に伴ない停止、前進、後退、更には速
度設定等の各種の制御を行なうことができ、また、運動
用具、娯楽用具等としての汎用性もある自走式ローラー
ボードを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、ボード本体1と、このボード
本体1の後部に一体状に連結されていて、走行用の後輪
21を駆動する駆動装置10と、ボード本体1の前部に
連繋されていて、走行方向における左右への方向転換の
ために左右の前輪64を揺動可能に操作する方向操縦装
置40と、駆動装置10、方向操縦装置40両者に跨が
って両足が載せられた運転操作者Hの体重移動、バラン
ス調整によって駆動装置10側、方向操縦装置40側の
いずれかに負荷される荷重W1,W2の重量差の大小、
平衡の有無等によって駆動装置10における正逆転駆
動、停止、前進、後退更には速度調整を制御する制御手
段(4,5,92,94)とを備えたことを特徴とす
る。駆動装置10は、ボード本体1における本体シャー
シ2と一体的に形成された駆動ベースシャーシ11と、
この駆動ベースシャーシ11上に載置され、運転操作者
Hの足が載せられる足載せ盤12と、駆動ベースシャー
シ11に固定配置された左右の走行用モータ13と、こ
の走行用モータ13の駆動力で伝動手段14を介して従
動回転されるよう後輪車軸18に支承した左右の後輪2
1と、後輪車軸18を上下方向で弾撥的に支持する左右
の後輪サスペンション機構25とを備えて構成すること
ができる。後輪サスペンション機構25は、伝動手段1
4中の駆動ベースシャーシ11に支承した中継軸16に
対して後輪車軸18を支承するよう中継軸16、駆動ベ
ースシャーシ11下方に配した後輪車軸18相互間を連
繋しているサスペンションアーム26と、このサスペン
ションアーム26における後輪車軸18位置に対応して
後輪車軸18上方の駆動ベースシャーシ11との間で上
下方向に沿うよう規制されて伸張傾向に弾撥付勢された
状態で介在されているサスペンションバネ29とを備え
て構成することができる。方向操縦装置40は、ボード
本体1に連繋された操縦ベースシャーシ41と、この操
縦ベースシャーシ41上に旋回可能にして載置され、運
転操作者Hの足が載せられる旋回操縦盤47と、操縦ベ
ースシャーシ41の前部に連繋された前輪支持シャーシ
55と、この前輪支持シャーシ55の左右に支承配置し
た左右の前輪64と、旋回操縦盤47の旋回を左右の前
輪64相互に対して伝達して方向転換させるステアリン
グ機構71とを備えて構成することができる。操縦ベー
スシャーシ41とボード本体1の本体シャーシ2とは、
本体シャーシ2前部に一体状にして突設されて操縦ベー
スシャーシ41自体の後側部に貫挿された連結シャフト
7と操縦ベースシャーシ41自体の後側部との間で、連
結シャフト7の周面に一端を、操縦ベースシャーシ41
の後側部内側面に他端を夫々固着して連結シャフト7を
囲繞しているコイルスプリング製の捻り弾性部材44に
よって連繋することで、本体シャーシ2に対して操縦ベ
ースシャーシ41の左右側部が上下方向に沿って揺動可
能なようにして連繋されているものとして構成すること
ができる。左右の前輪64は、前輪支持シャーシ55に
おける左右に形成のサスペンション支持ベース58夫々
に配装した前輪サスペンション機構65を介して支承さ
れており、この前輪サスペンション機構65は、垂直部
分にて前輪64を支承している正面ほぼ逆L字形の前輪
ホーク66と、この前輪ホーク66の水平部分に立脚状
に連結され、前輪支持シャーシ55における上下部のサ
スペンション支持ベース58に貫挿されているサスペン
ションシャフト67と、上部のサスペンション支持ベー
ス58上面に係合してサスペンションシャフト67の上
端に固着されたストッパー68と、上下部のサスペンシ
ョン支持ベース58相互間でサスペンションシャフト6
7に囲繞した伸張傾向に弾撥付勢されているサスペンシ
ョンバネ69とから構成することができる。ステアリン
グ機構71は、旋回操縦盤47下面に一体的に連結した
旋回シャフト49に固着したピットマンアーム72と、
左右の前輪ホーク66夫々に連設のナックルアーム73
相互間を揺動自在に連繋するタイロッド74と、いずれ
か一方のナックルアーム72、ピットマンアーム73相
互間を揺動自在に連繋するドラッグロッド76とから構
成することができる。そして、制御手段は、足載せ盤1
2下方における左右の後輪サスペンション機構25のス
プリング支持ピン32上端夫々に下面が当接するよう駆
動ベースシャーシ11に固定した可撓性の左右の後部セ
ンサーベース91夫々に配装した左右の後部圧力センサ
ー92と、旋回操縦盤47下方の旋回シャフト49周面
に形成した係合溝47Aに先端が係合するよう操縦ベー
スシャーシ41に固定した可撓性の前部センサーベース
93に配装した前部圧力センサー94とを備えて構成す
ることができる。また、前部圧力センサー94が検出す
る前部の荷重W1と、後部圧力センサー92が検出する
後部の荷重W2との重量差において、前者W1が大きい
ときは前進走行させ、後者W2が大きいときは後退走行
させ、両者W1,W2がほぼ平衡するときは停止させる
ものとし、荷重W1,W2の大小によって速度を調整す
るようにすることができる。
【0007】
【作用】本発明に係る自走式ローラーボードにあって、
駆動装置10の足載せ盤12、方向操縦装置40の旋回
操縦盤47にボード本体1を跨ぐようにして両足を載せ
ることで運転操作者Hが搭乗すると、そのときに負荷さ
れる体重等の荷重W1,W2を前後部で検出する制御手
段における後部圧力センサー92、前部圧力センサー9
4相互間の平衡、重量差等によって前進走行させ、停止
させ、また、後退走行させる。このとき、方向操縦装置
40の旋回操縦盤47は、この旋回操縦盤47に載せら
れた運転操作者Hの足によって直接に旋回されること
で、ステアリング機構71を介して左右の前輪64を方
向転換させ、前進、後退の走行時の走行方向を定めさせ
る。走行時における後輪サスペンション機構25、前輪
サスペンション機構65夫々は、走行面の凹凸、起伏を
吸収し、運転操作者Hに路面衝撃を与えずに円滑に走行
させる。また、方向操縦装置40における操縦ベースシ
ャーシ41とボード本体1における本体シャーシ2とを
弾撥的に捻り状に連繋している捻り弾性部材44は、ボ
ード本体1に対して前部の方向操縦装置40全体をその
左右部で上下に揺動させ、走行面の凹凸、起伏を回避し
て円滑走行させる。制御手段における後部圧力センサー
92、前部圧力センサー94夫々で足載せ盤12、旋回
操縦盤47夫々に負荷される運転操作者Hによる荷重W
1,W2等の検出に際する相互間の重量差は、前部側の
荷重W1が大きいときは前進走行させ、後部側の荷重W
2が大きいときは後退走行させ、また、その荷重W1,
W2の大小によって速度を調整、制御させる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するに、図において示される符号1はボード本体であ
り、このボード本体1の後部には走行用の後輪21を駆
動する駆動装置10が一体状にして連結されており、ま
た、前部には走行方向における左右への方向転換のため
に左右の前輪64を揺動可能に操作する方向操縦装置4
0が連繋されている。そして、図1に示すように、駆動
装置10と方向操縦装置40とに跨がった運転操作者H
の両足が載せられた状態で搭乗させ、運転操作者H自身
の体重移動、バランス調整によって駆動装置10側、方
向操縦装置40側のいずれかに負荷される荷重W1,W
2の重量差の大小、平衡の有無等によって駆動装置10
における正逆転駆動で停止、前進、後退更には速度調整
が制御され、また、方向操縦装置40における方向転換
操作で走行方向が案内されて定められるようになってい
る。
【0009】ボード本体1は、中空状の本体シャーシ2
の内部に、駆動装置10における走行用モータ13その
他のための例えば充電式の電源3、駆動装置10を制御
するためのコントロールユニット4、パワー制御ユニッ
ト5等が配設されて成り、本体シャーシ2の左右側部に
は本発明ボード全体を携帯、運搬移動するための取っ手
6が付設されている。また、このボード本体1には、そ
の上側面に太陽電池を搭載することで省エネルギー化を
図ることができ、更に、必要があれば本体シャーシ2自
体の高さ、幅員その他を増大して電源3を大型化したも
のとすることもできる。
【0010】駆動装置10は、図2乃至図6に示すよう
に、後輪サスペンション機構25によって走行面の凹凸
を緩衝し、後述の制御手段(92,94)によって左右
で差動を生じさせるように左右対称的に形成された一対
のモータ駆動式の車輪構造のものとなっている。すなわ
ち、ボード本体1における本体シャーシ2と一体的に形
成された駆動ベースシャーシ11と、この駆動ベースシ
ャーシ11上に載置され、運転操作者Hの足が載せられ
る足載せ盤(フットベース)12と、駆動ベースシャー
シ11に固定配置された走行用モータ13と、この走行
用モータ13の駆動力で伝動手段14を介して従動回転
されるよう後輪車軸18に支承した後輪21と、後輪車
軸18を上下方向で弾撥的に支持する後輪サスペンショ
ン機構25とを備えて成り、図示のように、走行用モー
タ13、伝動手段14、後輪21、後輪サスペンション
機構25を左右に対称的にして配置形成してある。
【0011】駆動ベースシャーシ11は、駆動装置10
における左右の車輪構造のものに関連する各部材を適正
にしっかりと配置固定するように形成された複数の空隙
状のコアを有して成り(図4参照)、また、足載せ盤1
2は、左右の車輪構造のものに跨がるようにして駆動ベ
ースシャーシ11上面に固定され、駆動ベースシャーシ
11の各コア部分の上面開口を閉塞している。
【0012】走行用モータ13は、図示にあっては駆動
ベースシャーシ11における後部に配されている。ま
た、伝動手段14は、走行用モータ13の出力軸15、
駆動ベースシャーシ11の前部に支承した中継軸16相
互間で歯車、プーリその他を介して掛巡されているチェ
ーン、ベルト等の駆動掛巡部材17と、中継軸16、駆
動ベースシャーシ11下方で後輪サスペンション機構2
5によって弾撥的に支持されている後輪車軸18相互間
で歯車、プーリその他を介して掛巡されているチェー
ン、ベルト等の従動掛巡部材19とを備えており、走行
用モータ13の駆動力を後輪21に伝達し、走行面で前
進あるいは後退方向で走行させる。駆動の伝達に際し、
場合によっては組み込まれた変速機構(図示せず)によ
って増速あるいは減速させるようにすることも可能であ
る。そして、駆動掛巡部材17は、駆動ベースシャーシ
11の側部に固定配置されている電磁ブレーキ22に連
繋したブレーキ軸23に固着のブレーキ歯車にも、例え
ば出力軸15と中継軸16との間で掛巡されており、電
磁ブレーキ22の制動作用によって後輪21に対して所
定の制動が行なわれるようにしてある。
【0013】後輪サスペンション機構25は、図5、図
6に示すように中継軸16に対して後輪車軸18を支承
するよう中継軸16、後輪車軸18相互間を連繋してい
るサスペンションアーム26と、このサスペンションア
ーム26における後輪車軸18位置に対応して後輪車軸
18上方の駆動ベースシャーシ11との間で上下方向に
沿うよう規制されて、荷重の負荷に伴ない圧縮されると
きにそれに反発するように伸張傾向に弾撥付勢された状
態で介在されているサスペンションバネ29とを備えて
成る。
【0014】図示にあってのサスペンションアーム26
は、中継軸16を囲繞して固定されるループ部27Aに
連結アーム部27Bを一体形成した中継軸アーム体27
と、後輪車軸18を囲繞して固定されるループ部28A
に連結アーム部28Bを一体形成した後輪車軸アーム体
28とを、それらの連結アーム部27B,28B夫々を
重ね合わせた状態でネジ止め等にて連結固定して成るも
のである。そして、中継軸16を中心としてサスペンシ
ョンアーム26が揺動されることで後輪車軸18を上下
動させるようになっている。
【0015】また、図示にあってのサスペンションバネ
29は、コイルスプリング状のものとして形成してあっ
て、後輪車軸アーム体28のループ部28A上面に形成
した平坦面部に固着のピンベース31に固定立脚するこ
とで駆動ベースシャーシ11内に貫挿したストッパー付
きのスプリング支持ピン32を囲繞して、また、駆動ベ
ースシャーシ11底部に形成した凹所内に上部を嵌め入
れて配置されている。ここで、運転操作者Hによる体重
等が前記足載せ盤12上に負荷されたり、また、走行時
における走行面の起伏等に追随されたりして、この後輪
サスペンション機構25においてのサスペンションバネ
29が撓むことで荷重、衝撃等を吸収するのである。
【0016】なお、この後輪サスペンション機構25に
おけるスプリング支持ピン32上端には、運転操作者H
の体重等によって撓むときの撓み量を検出、計測する後
述の制御手段における後部圧力センサー92が配置され
ており、運転操作者Hの体重の掛け方の変化を検出する
ようになっている。
【0017】更に、駆動装置10における駆動によって
後輪21が回転走行しているときの速度等を検出する速
度検出手段35が配置形成されている。この速度検出手
段35は、図6に示すように、例えば前記ブレーキ軸2
3に固着の歯車形のクロックカウンター36における凹
凸面数を一定時間当たりの単位としての数量として計測
する速度センサー37から成るものとしてあり、速度制
御に際するフィードバック値として前記コントロールユ
ニット4に伝達するようになっている。
【0018】一方、方向操縦装置40は、図2、図7乃
至図10に示すようにボード本体1に連繋された操縦ベ
ースシャーシ41と、この操縦ベースシャーシ41上に
旋回可能にして載置され、運転操作者Hの足が載せられ
る旋回操縦盤(フットリング)47と、操縦ベースシャ
ーシ41の前部に連繋された前輪支持シャーシ55と、
この前輪支持シャーシ55の左右に支承配置した左右の
前輪64と、旋回操縦盤47の旋回を左右の前輪64相
互に対して伝達して方向転換させるステアリング機構7
1とを備えて成り、旋回操縦盤47上に載った運転操作
者Hの足によって直接に旋回操作することで左右の前輪
64の方向を転換させるものである。
【0019】操縦ベースシャーシ41は、例えば平面か
ら見て前方開放構造で、前後に長くなっているほぼ角U
字形を呈していて、中間に左右方向に沿っている中間ビ
ーム42を有することで後部に空隙状のコア部が形成さ
れており(図7参照)、この操縦ベースシャーシ41の
後部にてボード本体1の本体シャーシ2に対して左右側
部における上下方向に沿う揺動すなわち捻りが可能なよ
うにして連繋されている。そのため、本体シャーシ2前
部に一体状にして突設した連結シャフト7を操縦ベース
シャーシ41の後側部から中間ビーム42に貫挿し、連
結シャフト7の前端を中間ビーム42側面に係合するス
トッパー部材43にて固定すると共に、操縦ベースシャ
ーシ41内部において連結シャフト7周面に一端を固着
したコイルスプリング製の捻り弾性部材44の他端を操
縦ベースシャーシ41の後側部内側面に係合固着する。
こうすることで、例えば走行面に起伏が存在していると
き、ボード本体1及び駆動装置10に対して方向操縦装
置40における左右側部が捻り状に傾動されることで走
行方向の左右における不規則な起伏、凹凸部分に対応で
き、円滑に走行させることができる。なお、図中符号4
5は、連結シャフト7におけるセンターシャフト部分に
対する貫挿部位においての連結シャフト7の捻り回転を
円滑にするブッシュ部材である。また、ストッパー部材
43は、操縦ベースシャーシ41内部における中間ビー
ム42に貫挿した連結シャフト7の前部を、中間ビーム
42を挟み込むようにして配置形成されることで連結シ
ャフト7を固定保持させている。なお、必要があれば、
連結シャフト7を操縦ベースシャーシ41に対して前後
にスライド可能にして構成することもできる。
【0020】旋回操縦盤47は、操縦ベースシャーシ4
1上に位置させて水平面での回転を自在にして操縦ベー
スシャーシ41に支承されているほぼ円盤状のもので、
運転操作者Hの足裏面ないしは足大きさに比し小さくは
ない直径を有しており、運転操作者Hの体重等の荷重に
よっても歪形することがないように例えば裏面に補強突
条48を放射状に配設してある。また、図示を省略した
が、場合によっては操縦ベースシャーシ41上に配置固
定することで旋回操縦盤51外側周囲を囲繞するように
したカバーによって本発明ボードである前部における操
縦ベースシャーシ41、前輪64等を隠蔽して化粧を施
すように構成することもできる。
【0021】この旋回操縦盤47は、運転操作者Hが乗
らない無負荷状態峙では、前輪サスペンション機構によ
る荷重吸収に伴ない運転操作者Hの荷重によって下方に
沈むように下がるのを見越した高さで、ボード本体1に
比し高く設定されており、また、その旋回支承構造は、
図示のように、旋回操縦盤47下面に固着した旋回シャ
フト49を、操縦ベースシャーシ41前部における上下
縁位置で固定された上下部の軸押え板51,52夫々に
貫挿すると共に、上部軸押え板51上面と旋回操縦盤4
7下面との間にドーナツ板状の緩衝部材53を介在させ
て成るものである。そして、上部軸押え板51は操縦ベ
ースシャーシ41の前部の左右の上縁上で横架固定さ
れ、下部軸押え板52は同じく操縦ベースシャーシ41
の前部の下縁相互間で挟み込まれるようにして操縦ベー
スシャーシ41と一体的に形成されている。また、旋回
操縦盤47自体の旋回容易性のために、緩衝部材53と
上部軸押え板51との間に滑りワッシャ等が介在されて
いる。
【0022】前輪支持シャーシ55は、図7乃至図9に
示すように操縦ベースシャーシ41の前方左右に張り出
し状に配置されるシャーシ本体56と、操縦ベースシャ
ーシ41前部両側面に当接され、操縦ベースシャーシ4
1内の旋回シャフト49に対して上下方向で揺動される
ようシャーシ本体56後面に一体状に突設された連結ア
ーム57と、シャーシ本体56の左右両端の上下部に板
状に形成したサスペンション支持ベース58とから成
る。そして、連結アーム57のシャーシ本体56側の前
部において連結アーム57及び操縦ベースシャーシ41
の両側部両者相互に揺動中心軸61を貫挿し、また、連
結アーム57の後部において連結アーム57に開穿した
縦長の揺動孔59を挿通して、操縦ベースシャーシ41
の両側部及び旋回シャフト49に支持軸62を貫挿して
おき、旋回操縦盤47を介して旋回シャフト49に負荷
される荷重の有無によって、揺動中心軸61を支点とし
て支持軸62が揺動孔59内で上下動することで、操縦
ベースシャーシ41に対して前輪支持シャーシ55が上
下に揺動するようになっている。
【0023】そして、この前輪支持シャーシ55におけ
る左右のサスペンション支持ベース58夫々に、前輪サ
スペンション機構65を介して左右の前輪64が支承さ
れており、運転操作者Hの体重等による荷重(W1)に
対して前輪支持シャーシ55の揺動と共に左右の前輪6
4を上下方向に弾撥支持するようになっている。この前
輪サスペンション機構65は、垂直部分にて前輪64を
支承している正面ほぼ逆L字形の前輪ホーク66と、こ
の前輪ホーク66の水平部分に立脚状に連結され、前輪
支持シャーシ55における上下部のサスペンション支持
ベース58に貫挿されているサスペンションシャフト6
7と、上部のサスペンション支持ベース58上面に係合
してサスペンションシャフト67の上端に固着されたス
トッパー68と、上下部のサスペンション支持ベース5
8相互間でサスペンションシャフト67に囲繞して、荷
重の負荷に伴ない圧縮されることに反発するよう伸張傾
向に弾撥付勢されているサスペンションバネ69とから
成っている。
【0024】前輪ホーク66は、その垂直部分に回転自
在に支承した前輪車軸を介して前輪64を支持し、その
水平部分に固定するサスペンションシャフト67を前輪
64の直上に配置することで荷重支持の安定性を図って
おり(図10参照)、水平部分と下部のサスペンション
支持ベース58との間に設定された所定の間隔によって
前輪64の上下動をなすサスペンション作用が得られる
ようにしてある。
【0025】サスペンションシャフト67は上下部のサ
スペンション支持ベース58に対して上下方向に沿って
スライド自在に貫挿され、ストッパー68はサスペンシ
ョンシャフト67の上端にネジ止め固着され、サスペン
ションバネ69は図示のようにコイルスプリングのもの
としてしてあって、このサスペンションバネ69上下は
上下部のバネ座を介して、また、サスペンション支持ベ
ース58上下面に当接する部位にはウレタン樹脂製のゴ
ム座を介在させてある。
【0026】ステアリング機構71は、図7、図8、図
10に示すように旋回シャフト49に固着したピットマ
ンアーム72と、左右の前輪ホーク66夫々に連設のナ
ックルアーム73相互間を揺動自在に連繋するタイロッ
ド74と、いずれか一方のナックルアーム72、ピット
マンアーム73相互間を揺動自在に連繋するドラッグロ
ッド76とから成る。ピットマンアーム72は平面ほぼ
C字形で、旋回シャフト49下端にネジ止めされてお
り、図示例にあってのナックルアーム73は前輪ホーク
66の水平部分後方に一文字状に突出するよう前輪ホー
ク66と一体形成されている。左右のナックルアーム7
3相互間に連繋するタイロッド74はナックルアーム7
3に貫挿した連繋ピン75に形成したボール部75Aに
上下方向に沿って揺動自在にして球対偶状態で嵌め入れ
てあることで、前輪サスペンション機構65によっての
上下動に伴なう連繋部分の揺動関節構造を形成している
(図8、図10参照)。また、同様に、ドラッグロッド
76一端における一方のナックルアーム73に対する連
繋揺動も、連繋ピン75に形成したボール部75Aに上
下方向に沿って揺動自在にして球対偶状態で嵌め入れて
あることで、連繋部分の揺動関節構造を形成している。
【0027】図示にあって、ドラッグロッド76他端と
ピットマンアーム72とは、旋回操縦盤47による旋回
操作に伴なう前輪64の方向転換に際し若干の遊びが設
定されているように、ドラッグロッド取付軸81を介し
て連繋されている。すなわち、ドラッグロッド取付軸8
1は、図8に示すようにドラッグロッド76の他端がネ
ジ込まれるドーナツ盤状の取付筒82内にウレタンゴム
の如き弾撥材製の緩衝リング83を配装すると共に、長
円形状のスライド孔84が開穿されている上下部のリン
グ押え板85を取付筒82内に緩衝リング83を保持す
るように取付筒82の上下開口縁に固定し、緩衝リング
83にブッシュを介して貫挿固定し、また、スライド孔
84に貫挿した連繋ピン86をピットマンアーム72に
ネジ止め等にて連繋するようにして成るものである。
【0028】なお、タイロッド74の両端における連繋
ピン75との連結、ドラッグロッド76一端における連
繋ピン75との連結夫々は、連繋ピン75におけるボー
ル部75Aに揺動自在に連繋してあるカップリング構造
の連結アーム78内にネジ込み、ナット止めすることで
強固な連結状態となるように配慮してある。
【0029】ここで、こうして構成された方向操縦装置
40において、旋回操縦盤47上に運転操作者Hの足が
載って所定の体重等が負荷されると、前輪サスペンショ
ン機構65ではその弾撥力によって旋回操縦盤47を旋
回シャフト49と共に下方に下げてその荷重を支持する
のであり、また、旋回操縦盤47が旋回されるとステア
リング機構71を介して前輪64を方向転換させて所定
の方向に走行案内するのである。
【0030】更に、前記した駆動装置10における駆動
制御は、運転操作者Hの両足が載せられる駆動装置10
における足載せ盤12及び方向操縦装置40における旋
回操縦盤47夫々に対する体重の掛け方、バランスによ
って得られるようにしてある。そのための制御手段は、
足載せ盤12、旋回操縦盤47上に負荷される荷重(W
1,W2)等を検出する圧力センサー92,94を夫々
に配置し、足載せ盤12、旋回操縦盤47夫々に対する
荷重の大小、差等によって駆動装置10における正逆転
駆動、速度等を制御、調整するもので、図6に示すよう
に足載せ盤12下方における左右の後輪サスペンション
機構25のスプリング支持ピン32上端夫々に下面が当
接するよう駆動ベースシャーシ11に固定した可撓性の
左右の後部センサーベース91夫々に左右の後部圧力セ
ンサー92を、また、図8に示すように旋回操縦盤47
下方の旋回シャフト49周面に形成した係合溝47Aに
先端が係合するよう操縦ベースシャーシ41に固定した
可撓性の前部センサーベース93に前部圧力センサー9
4を夫々配装したものである。そして、荷重W1,W2
の大小等によってセンサーベース91,93夫々が撓む
ときの撓み量に対応した変化量を計測し、それが前記コ
ントロールユニット4、パワー制御ユニット5に伝達さ
れることで制御するのである。なお、後部圧力センサー
92は、左右に配置してあることで、夫々の左右の荷重
を積算して後部の足載せ盤12における体重等が確実に
得られるようにしてある。
【0031】その制御の一例を図11によって説明する
と、前部の旋回操縦盤47に負荷される運転操作者Hの
体重等を前部の荷重W1とし、同じく後部の足載せ盤1
2に負荷される運転操作者Hの体重等を後部の荷重W2
とすると、前部圧力センサー94にて検出する前部の荷
重W1と、後部圧力センサー92にて検出する後部の荷
重W2とがほぼ等しいW1=W2の中立姿勢の場合(図
11(A)参照)には、駆動装置10における電磁ブレ
ーキ22の作動によって停止している状態とし、また、
前進あるいは後退走行時にこの中立姿勢を保持すると同
様に電磁ブレーキ22の作動によって制動し、徐々に速
度を遅くして停止するものとしてある。なお、乗り降り
する時は、足載せ盤12あるいは旋回操縦盤47に体重
が負荷された時点で前後に移動しないようにブレーキ作
用で停止させておき、乗り降りを容易にするようになっ
ている。そして、W1>W2の前傾姿勢の場合(図11
(B)参照)には、駆動装置10における走行用モータ
13の駆動によって前進走行するようにし、前傾姿勢を
大きくする等して旋回操縦盤47に大きな体重等が負荷
されると、掛ける前部の荷重W1に比例して速度を増速
あるいは減速できるようにしてある。また、後退走行中
に前傾姿勢を保持すると、掛ける前部の荷重W1に比例
して制動作用が大きくなるようにし、徐々に停止して後
退走行を開始するものとしてある。逆に、W1<W2の
後傾姿勢の場合(図11(C)参照)には、同じく駆動
装置10における走行用モータ13の駆動によって後退
走行するようにし、後傾姿勢を大きくする等して足載せ
盤12に大きな体重等が負荷されると、掛ける後部の荷
重W2に比例して速度を増速あるいは減速できるように
してある。また、前進走行中に後傾姿勢を保持すると、
掛ける後部の荷重W2に比例して制動作用が大きくなる
ようにし、徐々に停止して前進走行を開始するものとし
てある。
【0032】また、図示を省略したメインスイッチの投
入及び運転操作者Hの搭乗後の一定時間経過後に駆動装
置10が駆動を開始するようにしたり、運転操作者Hが
搭乗していない無負荷時では電磁ブレーキ22が作動し
て停止させると共に一定時間の経過後にメインスイッチ
を解除したりするのであり、いずれにしても、走行、停
止等の従前状態とその後のこれに対する変化後の状態と
の対比で制御するのであり、前進走行、停止、後退走行
更には速度調整が運転操作者Hの姿勢、体重のバランス
調整等によって行なわれるのである。
【0033】次に、本発明ローラーボードの使用の一例
を説明すると、メインスイッチの投入によって待機させ
ておき、停止状態にあるときに駆動装置10の足載せ盤
12、方向操縦装置40の旋回操縦盤47にボード本体
1を跨ぐようにして両足を載せるのであり、そのときに
負荷される体重等の荷重によって作用される制御手段
(92,94)によって前進あるいは後退走行、停止、
走行時の速度調整、更には方向転換等を行なうのであ
る。すなわち、前進走行させる場合には、前部の旋回操
縦盤47に体重等を掛けた前傾姿勢とし、その速度を速
めるには前傾姿勢を大きくして体重等を旋回操縦盤47
に多く掛ければよく、前進走行中に速度を遅めるには後
部の足載せ盤12に体重を掛けることで、徐々に停止す
るのである。逆に、後退走行させる場合には、後部の足
載せ盤12に体重等を掛けた後傾姿勢とし、その速度を
速めるには後傾姿勢を大きくして体重等を足載せ盤12
に多く掛ければよく、後退走行中に速度を遅めるには前
部の旋回操縦盤47に体重を掛けることで、徐々に停止
するのである。
【0034】また、走行を停止させるときには、前進走
行中では足載せ盤12に体重等を掛け、後退走行中では
旋回操縦盤47に体重等を掛ければよく、次いで、足載
せ盤12、旋回操縦盤47夫々に荷重の差がない状態で
体重等を掛ける中立姿勢を保持することで走行を停止さ
せるものである。更に不使用時では、取っ手6を握持す
る等して携帯、運搬すればよいものである。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、前後に跨がって両足によって乗った運転操
作者H自身による体重移動、バランス調整に伴ない停
止、前進、後退、更には速度設定等の各種の制御を行な
うことができるから、手軽な移動手段、運搬手段等とし
て使用でき、特に運動用具、娯楽用具等として使用する
ときの身体のバランス感覚を大きく発達、助長できるも
のである。
【0036】すなわち、これは、本発明において、ボー
ド本体1の後部に、走行用の後輪21を駆動する駆動装
置10を一体状に連結し、また、ボード本体1の前部
に、走行方向における左右への方向転換用の左右の前輪
64を揺動可能に操作する方向操縦装置40を連繋する
と共に、ボード本体1を跨ぐように駆動装置10の足載
せ盤12、方向操縦装置40の旋回操縦盤47に両足を
介して乗った運転操作者Hの体重移動、バランス調整に
よって駆動装置10側、方向操縦装置40側のいずれか
に負荷される荷重W1,W2の重量差の大小、平衡の有
無等によって駆動装置10における正逆転駆動、停止、
前進、後退更には速度調整を制御する制御手段(4,
5,92,94)を形成したからであり、これによっ
て、運転操作者H自身の体重の掛け方・移動によっての
停止、前進、後退、速度調整等の制御を行なえるのであ
り、特別な外部操作による遠隔操縦手段の必要がなく、
極めて手軽に取り扱うことができ、興趣性に富むものと
できるのである。
【0037】また、駆動装置10の足載せ盤12、方向
操縦装置40の旋回操縦盤47にボード本体1を跨ぐよ
うにして両足を載せることで運転操作者Hが搭乗するか
ら、運転操作者H自身は安定した状態での両足走行とな
り、安全に操作できるものである。このときに負荷され
る運転操作者H自身の体重等の荷重W1、W2を前後部
夫々で検出する制御手段(92,94)を設けてあるか
ら、運転操作者Hが意図するようにその体重の掛け方を
調整することで、前後の体重バランスの相違を検出する
後部圧力センサー92、前部圧力センサー94相互間の
平衡、重量差等によって前進走行、停止、後退走行を行
なわせることができるのである。
【0038】方向操縦装置40は、その旋回操縦盤47
に載せられた運転操作者Hの足によって直接に旋回操作
できるから、その旋回作用は旋回操縦盤47に一体的に
連結した旋回シャフト49及びステアリング機構71を
介して左右の前輪64に確実に伝達させて方向転換で
き、前進、後退の走行時の走行方向を運転操作者Hの意
図に沿って直ちに定めることができる。
【0039】また、駆動装置10は、駆動ベースシャー
シ11に固定配置された左右の走行用モータ13、この
走行用モータ13の駆動力で伝動手段14を介して従動
回転されるよう後輪車軸18に支承した左右の後輪2
1、後輪車軸18を上下方向で弾撥的に支持する左右の
後輪サスペンション機構25を備えていることで、例え
ば前輪64による方向転換時において、必要があれば左
右の後部圧力センサー92による後輪21の左右夫々に
掛かる体重等の差を検出することによっても、左右の走
行用モータ13夫々に対する速度を制御してその差動作
用が得られ、方向転換を円滑にさせることができる。
【0040】更に、走行時において、駆動装置10の後
輪サスペンション機構25、方向操縦装置40の前輪サ
スペンション機構65夫々は、その弾撥性によって走行
面の凹凸、起伏を吸収し、運転操作者Hに路面衝撃を与
えることがないのである。しかも、方向操縦装置40に
おける操縦ベースシャーシ41とボード本体1における
本体シャーシ2とは、本体シャーシ2前部に突設されて
操縦ベースシャーシ41自体の後側部に貫挿された連結
シャフト7と操縦ベースシャーシ41自体の後側部との
間で、連結シャフト7に一端を、操縦ベースシャーシ4
1の後側部内側面に他端を夫々固着して連結シャフト7
を囲繞しているコイルスプリング製の捻り弾性部材44
によって連繋し、ボード本体1における本体シャーシ2
に対して左右側部における上下方向に沿う揺動が可能な
ようにして捻り弾性部材44を介して弾撥的に捻り状に
連繋してあるから、ボード本体1に対して前部の方向操
縦装置40全体をその左右部で上下に傾けて揺動させ、
走行面の凹凸、起伏を回避して円滑に走行させることが
できるのである。
【0041】そして、制御手段における後部圧力センサ
ー92、前部圧力センサー94夫々は、足載せ盤12、
旋回操縦盤47夫々に負荷される運転操作者Hによる前
部の荷重W1、後部の荷重W2等を検出してその間で重
量差があるとき、前部の荷重W1が大きい場合は前進走
行させ、後部の荷重W2が大きい場合は後退走行させる
ことができ、また、その荷重W1,W2の大小によって
速度を調整でき、運転操作者Hの走行意図に沿った自動
的な制御を可能にするのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における使用状態の斜視図で
ある。
【図2】同じく側断面図である。
【図3】同じく平断面図である。
【図4】同じく駆動装置の平断面図である。
【図5】同じく駆動装置の側断面図である。
【図6】同じく駆動装置における後輪サスペンション機
構の側断面図である。
【図7】同じく方向操縦装置の平断面図である。
【図8】同じく方向操縦装置の側断面図である。
【図9】同じく方向操縦装置における操縦ベースシャー
シと前輪支持シャーシとの連繋状態を表わす要部の側面
図である。
【図10】同じく方向操縦装置の正断面図である。
【図11】本発明の運転操縦方法を示すもので、その
(A)は停止状態、(B)は前進走行状態、(C)は後
退走行状態における夫々の概略側面図である。
【符号の説明】
H…運転操作者 W1…前部の荷重 W2…後部の荷
重 1…ボード本体 2…本体シャー
シ 3…電源 4…コントロー
ルユニット 5…パワー制御ユニット 6…取っ手 7…連結シャフト 10…駆動装置 11…駆動ベー
スシャーシ 12…足載せ盤 13…走行用モ
ータ 14…伝動手段 15…出力軸 16…中継軸 17…駆動掛巡
部材 18…後輪車軸 19…従動掛巡
部材 21…後輪 22…電磁ブレ
ーキ 23…ブレーキ軸 25…後輪サス
ペンション機構 26…サスペンションアーム 27…中継軸ア
ーム体 27A…ループ部 27B…連結ア
ーム部 28…後輪車軸アーム体 28A…ループ
部 28B…連結アーム部 29…サスペン
ションバネ 31…ピンベース 32…スプリン
グ支持ピン 35…速度検出手段 36…クロック
カウンター 37…速度センサー 40…方向操縦装置 41…操縦ベー
スシャーシ 42…中間ビーム 43…ストッパ
ー部材 44…捻り弾性部材 45…ブッシュ
部材 47…旋回操縦盤 48…補強突条 49…旋回シャフト 51…上部軸押
え板 52…下部軸押え板 53…緩衝部材 55…前輪支持シャーシ 56…シャーシ
本体 57…連結アーム 58…サスペン
ション支持ベース 59…揺動孔 61…揺動中心
軸 62…支持軸 64…前輪 65…前輪サスペンション機構 66…前輪ホー
ク 67…サスペンションシャフト 68…ストッパ
ー 69…サスペンションバネ 71…ステアリング機構 72…ピットマ
ンアーム 73…ナックルアーム 74…タイロッ
ド 75…連繋ピン 76…ドラッグ
ロッド 78…連結アーム 81…ドラッグロッド取付軸 82…取付リン
グ 83…緩衝リング 84…スライド
孔 85…リング押え板 86…連繋ピン 91…後部センサーベース 92…後部圧力
センサー 93…前部センサーベース 94…前部圧力
センサー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボード本体と、このボード本体の後部に
    一体状に連結されていて、走行用の後輪を駆動する駆動
    装置と、ボード本体の前部に連繋されていて、走行方向
    における左右への方向転換のために左右の前輪を揺動可
    能に操作する方向操縦装置と、駆動装置、方向操縦装置
    両者に跨がって両足が載せられた運転操作者の体重移
    動、バランス調整によって駆動装置側、方向操縦装置側
    のいずれかに負荷される荷重の重量差の大小、平衡の有
    無等によって駆動装置における正逆転駆動、停止、前
    進、後退更には速度調整を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする自走式ローラーボード。
  2. 【請求項2】 駆動装置は、ボード本体における本体シ
    ャーシと一体的に形成された駆動ベースシャーシと、こ
    の駆動ベースシャーシ上に載置され、運転操作者の足が
    載せられる足載せ盤と、駆動ベースシャーシに固定配置
    された左右の走行用モータと、この走行用モータの駆動
    力で伝動手段を介して従動回転されるよう後輪車軸に支
    承した左右の後輪と、後輪車軸を上下方向で弾撥的に支
    持する左右の後輪サスペンション機構とを備えている請
    求項1記載の自走式ローラーボード。
  3. 【請求項3】 後輪サスペンション機構は、伝動手段中
    の駆動ベースシャーシに支承した中継軸に対して後輪車
    軸を支承するよう中継軸、駆動ベースシャーシ下方に配
    した後輪車軸相互間を連繋しているサスペンションアー
    ムと、このサスペンションアームにおける後輪車軸位置
    に対応して後輪車軸上方の駆動ベースシャーシとの間で
    上下方向に沿うよう規制されて伸張傾向に弾撥付勢され
    た状態で介在されているサスペンションバネとを備えて
    いる請求項2記載の自走式ローラーボード。
  4. 【請求項4】 方向操縦装置は、ボード本体に連繋され
    た操縦ベースシャーシと、この操縦ベースシャーシ上に
    旋回可能にして載置され、運転操作者の足が載せられる
    旋回操縦盤と、操縦ベースシャーシの前部に連繋された
    前輪支持シャーシと、この前輪支持シャーシの左右に支
    承配置した左右の前輪と、旋回操縦盤の旋回を左右の前
    輪相互に対して伝達して方向転換させるステアリング機
    構とを備えている請求項1乃至3のいずれか記載の自走
    式ローラーボード。
  5. 【請求項5】 方向操縦装置の操縦ベースシャーシとボ
    ード本体の本体シャーシとは、本体シャーシ前部に一体
    状にして突設されて操縦ベースシャーシ自体の後側部に
    貫挿された連結シャフトと操縦ベースシャーシ自体の後
    側部との間で、連結シャフトの周面に一端を、操縦ベー
    スシャーシの後側部内側面に他端を夫々固着して連結シ
    ャフトを囲繞しているコイルスプリング製の捻り弾性部
    材によって連繋することで、本体シャーシに対して操縦
    ベースシャーシの左右側部が上下方向に沿って揺動可能
    なようにして連繋されている請求項4記載の自走式ロー
    ラーボード。
  6. 【請求項6】 左右の前輪は、前輪支持シャーシにおけ
    る左右に形成のサスペンション支持ベース夫々に配装し
    た前輪サスペンション機構を介して支承されており、こ
    の前輪サスペンション機構は、垂直部分にて前輪を支承
    している正面ほぼ逆L字形の前輪ホークと、この前輪ホ
    ークの水平部分に立脚状に連結され、前輪支持シャーシ
    における上下部のサスペンション支持ベースに貫挿され
    ているサスペンションシャフトと、上部のサスペンショ
    ン支持ベース上面に係合してサスペンションシャフトの
    上端に固着されたストッパーと、上下部のサスペンショ
    ン支持ベース相互間でサスペンションシャフトに囲繞し
    た伸張傾向に弾撥付勢されているサスペンションバネと
    からなる請求項1乃至5のいずれか記載の自走式ローラ
    ーボード。
  7. 【請求項7】 ステアリング機構は、旋回操縦盤下面に
    一体的に連結した旋回シャフトに固着したピットマンア
    ームと、左右の前輪ホーク夫々に連設のナックルアーム
    相互間を揺動自在に連繋するタイロッドと、いずれか一
    方のナックルアーム、ピットマンアーム相互間を揺動自
    在に連繋するドラッグロッドとからなっている請求項4
    乃至6のいずれか記載の自走式ローラーボード。
  8. 【請求項8】 制御手段は、足載せ盤下方における左右
    の後輪サスペンション機構のスプリング支持ピン上端夫
    々に下面が当接するよう駆動ベースシャーシに固定した
    可撓性の左右の後部センサーベース夫々に配装した左右
    の後部圧力センサーと、旋回操縦盤下方の旋回シャフト
    周面に形成した係合溝に先端が係合するよう操縦ベース
    シャーシに固定した可撓性の前部センサーベースに配装
    した前部圧力センサーとを備えている請求項1乃至7の
    いずれか記載の自走式ローラーボード。
  9. 【請求項9】 前部圧力センサーが検出する前部の荷重
    と、後部圧力センサーが検出する後部の荷重との重量差
    において、前者が大きいときは前進走行させ、後者が大
    きいときは後退走行させ、両者がほぼ平衡するときは停
    止させるものとし、荷重の大小によって速度を調整する
    ようになっている請求項1乃至8のいずれか記載の自走
    式ローラーボード。
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