JPH09103659A - 螺旋状中空糸膜織物カートリッジの製造方法 - Google Patents

螺旋状中空糸膜織物カートリッジの製造方法

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JPH09103659A
JPH09103659A JP8261843A JP26184396A JPH09103659A JP H09103659 A JPH09103659 A JP H09103659A JP 8261843 A JP8261843 A JP 8261843A JP 26184396 A JP26184396 A JP 26184396A JP H09103659 A JPH09103659 A JP H09103659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャネリングを阻止し且つ半径方向の流れを
確実に生ぜしめる。 【解決手段】 先ず、複数の中空糸膜を織物状に配列す
る。次に、織物状の配列を螺旋状に巻回して螺旋状の束
を形成し、二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣
接する一体式の管シートに密着させると共に二つの束端
の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する。そ
して、束の円筒形外面を不透過性の包囲手段で被覆す
る。又、樹脂注封材料を使用して、バッフル手段をシェ
ル側領域内に形成する。バッフル手段は、不透過性の包
囲手段に密着すると共に、軸から離れた箇所まで延伸し
てシェル側領域に軸線側連通路を画成し、更に、シェル
側領域を、軸線側連通路を介して相互に連通する二つの
シェル側部分に分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分離及び他の相接触応
用用の螺旋型中空糸膜織物収容カートリッジの製造方法
に関する。所望であれば、本発明の教示を、「乱流発生
器を一体に有する螺旋状に巻いた中空糸膜織物カートリ
ッジ及びモジュール」という表題の、本願と同時に出願
された本出願人の一部継続米国特許出願の要旨と関連し
て使用できる。ここで、同特許出願の内容をこの特許出
願に組み込むものとする。
【0002】
【従来の技術】螺旋型中空糸膜織物収容カートリッジの
構造、製造及び使用について、非常に多くの従来技術が
ある。このような装置の初期の開示のうち、マホンに賦
与された米国特許第3228877号及びマクレーンに
賦与された米国特許第3422008号の両方を参考の
ため本願に組み込む。一般に、中空糸の束をロッド状の
コア( これは中空マンドレルであるのがよく、束の製造
後に取り出してもよいし取り出さなくてもよい) を中心
にこのコアに平行に位置決めする。中空糸束の端を管シ
ートに注封し、供給流、透過流及び濃縮流を容易にする
ように適当にポートが設けられた圧力ハウジングにカー
トリッジを嵌めて完全なモジュールを構成する。
【0003】最近では、中空糸を、コア軸線に平行な中
空糸が横方向フィラメントによって互いに対して所定位
置に保持された織物状のウェブに形成することによっ
て、このようなカートリッジが改善された。横方向フィ
ラメントは中空糸であってもよいし中空糸でなくてもよ
い。
【0004】これらの開発にも関わらず、中空糸収容カ
ートリッジの実施可能性、効率、及び耐久性を最大にし
ようとする挑戦が続けられている。束を通る流体(液体
及び気体の両方)の流れは、チャネリング、境界層の成
長、及び流体/膜接触における他の欠点(これは効果的
な物質移動を阻害する)を含む別の問題点を操作者に提
供する。従って、当該技術分野における幾つかの最近の
開発は、流れ制御バッフルを加えることを示唆してい
る。
【0005】キャスケーの米国特許第4961760号
には、コア軸線に平行な、逆流をつくりだすようになっ
たバッフルを持つ中空糸収容螺旋状カートリッジが開示
されている。中空糸とともにコア上に巻き付けた一つの
螺旋状のバッフルか或いは中空糸を包囲した一連の同心
の管状バッフルのいずれかを使用するのがよい(キャス
ケーの米国特許第4961760号及びトリマーの米国
特許第5013437号を参照されたい)。
【0006】ノイハウスの米国特許第4649991号
には、中空糸が横部品で間歇的に接着され、これらがカ
ートリッジの中空糸用の流路を形成するように重ねられ
た積み重ねた層から製造された中空糸カートリッジが開
示されている。中空糸の各層の横部品は、組み立てたと
きにシェル側流れ障壁を形成するように積み重ねをなし
て重ねられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】キャスケーの特許が教
示するバッフルはコア軸線に平行に延び、これらのバッ
フルは、膜表面上との不適切な接触を伴って中空糸の長
さ方向に沿って接線方向に流れる流体をつくりだすチャ
ネリングや境界層の成長にはなすところがない。ノイハ
ウスのカートリッジは、中空糸の層が巻かれているので
なく積み重ねられているため、螺旋型の装置ではない。
更に、このようなカートリッジは積み重ね手順で形成さ
れているため、断面が比較的に正方形又は矩形で丸形で
はない。その結果、カートリッジは、鋭い隅部に不均等
な流れのある「デッドスペース」を持ち、その平らな側
部の中央で高い応力を取り扱う適当な圧力容器の形成は
比較的困難であり、追加の構造材料を必要とする。更
に、ノイハウスの図2及び図3に示すように、各積み重
ねの横部品は製造中に注意深く並べなければならず、こ
れは、困難で煩わしく、それ自体信頼性のない作業であ
る。更に、横部品は、カートリッジ内で横方向流をつく
りだすけれども、このような流れはコア軸線に関して対
称でなく、従って半径方向流でない。これは、非効率的
な流体−膜接触をもたらす。
【0008】従って、本発明の目的は、分離及び他の相
接触応用用の改善された螺旋型中空糸膜織物収容カート
リッジの製造方法を提供することである。
【0009】本発明の別の目的は、中空糸束に亘って流
体の半径方向流体をつくりだすため流れ差向けバッフル
が軸線方向に位置決めされたカートリッジの製造方法を
提供することである。
【0010】本発明の更に別の目的は、供給流体流がコ
アの部分の近く及び/又はコアの部分を通って間歇的に
差し向けられ、次いで束の周囲から出る、カートリッジ
の製造方法を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、特定の膜接触態様に
ついて選択できる半径方向供給流体流れパターンを提供
する多数のカートリッジの製造方法を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、a.内腔を有
する複数の中空糸膜を、その中空糸が略々平行に延在し
て緯糸を構成し且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラ
メントが経糸を構成する、織物状に配列する段階と、 b.前記織物状の配列を、前記中空糸と略々平行に延伸
する軸を中心として螺旋状に巻回して、二つの束端と、
円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
ッジの製造方法であって、 e.前記段階bの後で、前記束の円筒形の外面を不透過
性の包囲手段で被覆する段階と、 f.前記段階bと同時に、前記樹脂注封材料を使用し
て、前記軸を中心として回転方向に対称な形状の少なく
とも一つのバッフル手段を前記シェル側領域内に形成す
る段階とから成り、前記バッフル手段は、前記不透過性
の包囲手段に密着すると共に、前記軸から離れた箇所ま
で延伸して前記シェル側領域にその軸方向に延在し且つ
流体の流れを妨げない軸線側連通路を画成し、更に、前
記シェル側領域を、前記軸線側連通路を介して相互に連
通する二つのシェル側部分に分割する、螺旋状中空糸膜
織物カートリッジの製造方法を提供する。
【0013】又、本発明は、a.内腔を有する複数の中
空糸膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成
し且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが経糸
を構成する、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
ッジの製造方法であって、 e.前記段階bの後で、前記束の円筒形外面を不透過性
の包囲手段で被覆する段階と、 f.前記段階bと同時に、前記樹脂注封材料を使用し
て、前記軸を中心として回転方向に対称な形状の少なく
とも一つのバッフル手段を前記シェル側領域内に形成す
る段階と、前記バッフル手段は、前記不透過性の包囲手
段に密着すると共に、前記マンドレルから離れた箇所ま
で延伸して前記シェル側領域にその軸方向に延在し且つ
流体の流れを妨げない軸線側連通路を画成し、更に、該
シェル側領域を、前記軸線側連通路を介して相互に連通
する二つのシェル側部分に分割する手段であって、 g. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、から成る
螺旋状中空糸膜織物カートリッジの製造方法を提供す
る。
【0014】更に、本発明は、a.内腔を有する複数の
中空糸膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構
成し且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが経
糸を構成する、織物状に配列する段階と、 b.前記織物状の配列を、前記中空糸と略々平行に延伸
する軸を中心として螺旋状に巻回して、二つの束端と、
円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
ッジの製造方法であって、 e.前記段階bと同時に、前記樹脂注封材料を使用し
て、前記軸を中心として回転方向に対称な形状の少なく
とも一つのバッフル手段を前記シェル側領域内に形成す
る段階を含んで成り、該バッフル手段は、前記軸と交差
し且つ前記円筒形の外面から離間した箇所の外周側まで
延在して前記円筒形の外面と前記バッフル手段の外周と
の間の前記シェル側領域に流体の流れを妨げない連通路
を画成し、更に、前記シェル側領域を、前記連通路を介
して連通する二つのシェル側部分に分割する螺旋状中空
糸膜織物カートリッジの製造方法を提供する。
【0015】本発明は又、a.内腔を有する複数の中空
糸膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し
且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが経糸を
構成する、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
ッジの製造方法であって、 e.前記段階bと同時に、前記樹脂注封材料を使用し
て、前記軸を中心として回転方向に対称な形状の少なく
とも一つのバッフル手段を前記シェル側領域内に形成す
る段階と、該バッフル手段は、前記マンドレルに密着し
且つ前記円筒形の外面から離間した位置にある外周側へ
延在して前記円筒形の外面と前記バッフル手段の外周と
の間の前記シェル側領域に流体の流れを妨げない連通路
を画成し、更に、該シェル側領域を、前記連通路を介し
て相互に連通する二つのシェル側部分に分割する手段で
あって、 f. 前記バッフル手段が前記マンドレルに密着する箇所
の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、から成る
螺旋状中空糸膜織物カートリッジの製造方法を提供す
る。
【0016】更に、本発明は、a.内腔を有する複数の
中空糸膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構
成し且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが経
糸を構成する、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
ッジの製造方法であって、 e. 前記段階bの後で、前記束の円筒形の外面を不透過
性の包囲手段で被覆する段階と、 f. 前記段階bと段階hと同時に、前記樹脂注封材料を
使用して、前記シェル側領域に少なくとも二つの周囲側
バッフル手段を形成する段階と、該周囲側バッフル手段
は、前記軸を中心として回転方向に対称な形状で且つ前
記軸方向に離間し、更に、前記包囲手段に密着し且つ前
記マンドレルから離間した箇所まで延在して前記シェル
側領域に流体の流れを妨げない軸線側連通路を画成する
と共に該シェル側領域内を、該軸線側連通路を介して相
互に連通する複数のシェル側部分に分割する手段であっ
て、 g. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 h. 前記段階bおよび前記段階fと同時に、前記樹脂注
封材料を使用して、前記シェル側領域に、軸を中心とし
て回転方向に対称な形状の少なくとも一つの軸線側バッ
フル手段を形成する段階と、該軸線側バッフル手段は、
二つの周囲側バッフル手段の間に設けられると共に、前
記マンドレルに密着し且つ前記円筒形の外面から離れた
位置の外周側へ延在して、前記円筒形の外面と前記軸線
側バッフル手段の外周との間の前記シェル側領域に、流
体の流れを妨げない周囲側連通路を画成し、更に、前記
シェル側流域を、前記周囲側連通路を介して相互に連通
する二つのシェル側部分に分割する手段であって、 i. 前記軸線側バッフル手段が前記マンドレルに密着す
る箇所の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、か
ら成る螺旋状中空糸膜織物カートリッジの製造方法を提
供する。
【0017】更に別の発明では、a.内腔を有する複数
の中空糸膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を
構成し且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが
経糸を構成する、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
ッジの製造方法であって、 e. 前記段階bの後で、前記束の円筒形の外面を不透過
性の包囲手段で被覆する段階と、 f. 前記段階bと段階hと同時に、前記樹脂注封材料を
使用して、前記シェル側領域に少なくとも二つの軸線側
バッフル手段を形成する段階と、該軸線側バッフル手段
は各々、前記軸を中心として回転方向に対称な形状で且
つ該軸方向に離間し、更に、前記マンドレルに密着し且
つ前記円筒形の外面から離間した位置の外周まで延在し
て前記円筒形の外面と前記軸線側バッフル手段の外周と
の間の前記シェル側領域に流体の流れを妨げない周囲側
連通路を画成すると共に該シェル側領域内を、前記周囲
側連通路を介して相互に連通する複数のシェル側部分に
分割する手段であって、 g. 前記軸線側バッフル手段の各々が前記マンドレルに
密着する箇所の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階
と、 h. 前記段階bおよび前記段階fと同時に、前記樹脂注
封材料を使用して、前記シェル側領域に、軸を中心とし
て回転方向に対称な形状の少なくとも一つの周囲側バッ
フル手段を形成する段階と、該周囲側バッフル手段は、
二つの軸線側バッフル手段の間に設けられると共に、前
記包囲手段に密着し且つ前記マンドレルから離れた箇所
まで延在して、前記シェル側領域に、流体の流れを妨げ
ない軸線側連通路を画成し、更に、前記シェル側流域
を、前記軸線側連通路を介して相互に連通する二つのシ
ェル側部分に分割する手段であって、 i. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、から成る
螺旋状中空糸膜織物カートリッジの製造方法を提供す
る。
【0018】そして、本発明は、a.内腔を有する複数
の中空糸膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を
構成し且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが
経糸を構成する、織物状に配列する段階と、 b.前記織物状の配列を、前記中空糸と略々平行に延伸
する軸を中心として螺旋状に巻回して、二つの束端と、
円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
ジの製造方法であって、 d. 前記段階bの後で、前記束の円筒形の外面を不透過
性の包囲手段で被覆する段階と、 e. 前記段階b及び段階fと同時に、前記樹脂注封材料
を使用して、前記軸を中心として回転方向に対称な形状
の少なくとも一つのバッフル手段を形成する段階と、該
バッフル手段は、前記不透過性の包囲手段に密着し且つ
前記軸から離間した位置まで延在して前記シェル側領域
に、流体の流れを妨げない軸線側連通路を画成すると共
に該シェル側領域内を、前記軸線側連通路を介して相互
に連通する二つのシェル側部分に分割する手段であっ
て、 f. 前記段階b及び前記段階eと同時に、前記樹脂注封
材料を使用して、前記二つの束端において管シートを形
成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着させ
る段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記束の
一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中空糸
膜織物カートリッジの製造方法も提供する。
【0019】更に、本発明は、a.内腔を有する複数の
中空糸膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構
成し且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが経
糸を構成する、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
ジの製造方法であって、 d. 前記段階bの後で、前記束の円筒形の外面を不透過
性の包囲手段で被覆する段階と、 e. 前記段階b及び段階gと同時に、前記樹脂注封材料
を使用して、前記軸を中心として回転方向に対称な形状
の少なくとも一つのバッフル手段を前記シェル側領域に
形成する段階と、該バッフル手段は、前記不透過性の包
囲手段に密着すると共に前記マンドレルから離間した箇
所まで延在して前記シェル側領域内に流体の流れを妨げ
ない軸線側連通路を画成すると共に、該シェル側領域
を、該軸線側連通路を介して相互に連通する二つのシェ
ル側部分に分割する手段であって、 f. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 g. 前記段階b及び前記段階eと同時に、前記樹脂注封
材料を使用して、前記二つの束端において管シートを形
成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着させ
る段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記束の
一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中空糸
膜織物カートリッジの製造方法を提供する。
【0020】本発明は、a.内腔を有する複数の中空糸
膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且
つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構
成する、織物状に配列する段階と、 b.前記織物状の配列を、前記中空糸と略々平行に延伸
する軸を中心として螺旋状に巻回して、二つの束端と、
円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
ジの製造方法であって、 d. 前記段階b及び段階eと同時に、前記樹脂注封材料
を使用して、前記軸を中心として軸対称な形状の少なく
とも一つのバッフル手段を形成する段階と、該バッフル
手段は、前記軸と交差し且つ前記円筒形の外面から離間
した位置の外周側まで延在して前記円筒形の外面と前記
バッフル手段の外周との間の前記シェル側領域に流体の
流れを妨げない連通路を画成すると共に該シェル側領域
内を、前記連通路を介して相互に連通する二つのシェル
側部分に分割する手段であって、 e. 前記段階b及び前記段階dと同時に、前記樹脂注封
材料を使用して、前記二つの束端において管シートを形
成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着させ
る段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記束の
一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中空糸
膜織物カートリッジの製造方法を提供する。
【0021】更に本発明は、a.内腔を有する複数の中
空糸膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成
し且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが経糸
を構成する、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
ジの製造方法であって、 d. 前記段階b及び段階fと同時に、前記シェル側領域
に、前記樹脂注封材料を使用して、前記軸を中心として
回転方向に対称な形状の少なくとも一つのバッフル手段
を形成する段階と、該バッフル手段は、前記マンドレル
に密着し且つ前記円筒形の外面から離間した位置にある
外周側まで延在して前記円筒形の外面と前記バッフル手
段の外周との間の前記シェル側領域に連通路を画成し、
更に、前記シェル側領域内を、該連通路を介して相互に
連通する二つのシェル側部分に分割する手段であって、 e. 前記バッフル手段が前記マンドレルに密着する箇所
の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 f. 前記段階b及び前記段階dと同時に、前記樹脂注封
材料を使用して、前記二つの束端において管シートを形
成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着させ
る段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記束の
一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中空糸
膜織物カートリッジの製造方法を提供する。
【0022】又、本発明は、a.内腔を有する複数の中
空糸膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成
し且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが経糸
を構成する、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
ジの製造方法であって、 d. 前記段階bの後に、前記束の円筒形の外面を不透過
性の包囲手段で被覆する段階と、 e. 前記段階b、段階g及び段階iと同時に、前記樹脂
注封材料を使用して、少なくとも二つの周囲側バッフル
手段を前記シェル側領域に形成する段階と、該周囲側バ
ッフル手段は各々、前記軸を中心として回転方向に対称
な形状で且つ該軸方向に離間して設けられ、更に、前記
包囲手段に密着し且つ前記マンドレルから離間した箇所
まで延在して、前記シェル側領域内に流体の流れを妨げ
ない軸線側連通路を画成すると共に、該シェル側領域内
を、該軸線側連通路を介して相互に連通する複数のシェ
ル側部分に分割する手段であって、 f. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 g. 前記段階b、段階e及び段階iと同時に、前記樹脂
注封材料を使用して、前記軸を中心として回転方向に対
称な形状の少なくとも一つの軸線側バッフル手段を前記
シェル側領域内に形成する段階と、該軸線側バッフル手
段は、前記二つの周囲側バッフル手段の間に設けられる
と共に、前記マンドレルに密着し且つ前記円筒形の外面
から離間した位置の外周側まで延在して、前記円筒形の
外面と前記軸線側バッフル手段の外周との間の前記シェ
ル側領域に流体の流れを妨げない軸線側連通路を画成す
ると共に前記シェル側領域内を、該軸線側連通路を介し
て相互に連通する二つのシェル側部分に分割する手段で
あって、 h. 前記軸線側連通路が前記マンドレルに密着する箇所
の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 i. 前記段階b、段階e及び段階gと同時に、前記樹脂
注封材料を使用して、前記二つの束端において管シート
を形成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着
させる段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記
束の一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中
空糸膜織物カートリッジの製造方法をていきょうする。
【0023】又、本発明は、a.内腔を有する複数の中
空糸膜を、その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成
し且つ該緯糸を離間状態に保持するフィラメントが経糸
を構成する、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
ジの製造方法であって、 d. 前記段階bの後に、前記束の円筒形の外面を不透過
性の包囲手段で被覆する段階と、 e. 前記段階b、段階g及び段階iと同時に、前記樹脂
注封材料を使用して、少なくとも二つの軸線側バッフル
手段を前記シェル側領域に形成する段階と、該軸線側バ
ッフル手段は各々、前記軸を中心として回転方向に対称
な形状で且つ該軸方向に離間して設けられ、更に、前記
マンドレルに密着し且つ前記円筒形の外面から離間した
位置の外周側まで延在して、前記円筒形の外面と前記軸
線側バッフル手段の外周との間の前記シェル側領域内に
流体の流れを妨げない周囲側連通路を画成すると共に、
該シェル側領域内を、該周囲側連通路を介して相互に連
通する複数のシェル側部分に分割する手段であって、 f. 前記軸線側連通路が前記マンドレルに密着する箇所
の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 g. 前記段階b、段階e及び段階iと同時に、前記樹脂
注封材料を使用して、前記軸を中心として回転方向に対
称な形状の少なくとも一つの周囲側バッフル手段を前記
シェル側領域内に形成する段階と、該周囲側バッフル手
段は、前記二つの軸線側バッフル手段の間に設けられる
と共に、前記包囲手段に密着し且つ前記マンドレルから
離間した位置まで延在して、前記シェル側領域に流体の
流れを妨げない軸線側連通路を画成すると共に前記シェ
ル側領域内を、該軸線側連通路を介して相互に連通する
二つのシェル側部分に分割する手段であって、 h. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 i. 前記段階b、段階e及び段階gと同時に、前記樹脂
注封材料を使用して、前記二つの束端において管シート
を形成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着
させる段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記
束の一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中
空糸膜織物カートリッジの製造方法。
【0024】
【実施例】本発明は、分離及び他の相接触応用用の螺旋
型中空糸膜織物収容カートリッジの製造方法の改良であ
る。本明細書中、「相接触(phase contact) 」という用
語は、物質移動及び/又は熱伝達を含む工程を説明する
のに使用される。本議論は先ず、全体に従来の装置の構
成要素、製造及び作動の以前の開示を参照し、次いで本
発明による改善に戻る。
【0025】本発明で使用するのに適した中空糸膜は、
一般に、分離及び他の相接触応用のための螺旋型膜収容
カートリッジに形成できる全ての材料を含む。これらの
中空糸膜は、例えば、微孔質であるか、有孔性である
か、或いは拡散移動を可能にするのがよい。比較的大径
の中空糸(「管状膜」と呼ばれることもある)が束内で
それらの形状を維持するのに十分な構造強度を持ってい
る場合には、これらの比較的大径の中空糸を使用するこ
ともできる。寸法及び他の構造的が記載された適当な中
空糸、これらの中空糸を製造するための材料、及びこう
した製造を行うための方法は、例えば、参考のため本願
に組み込む以下に列挙した米国特許に記載されている。
フジイに賦与された米国特許第4293418号、クズ
モトに賦与された米国特許第4430219号、バナー
に賦与された米国特許第4758341号、セキノに賦
与された米国特許第4781834号、アカスに賦与さ
れた米国特許第4911846号、キャスケーに賦与さ
れた米国特許第4961760号、及びビクソンに賦与
された米国特許第5026479号。
【0026】次いで、選択された中空糸をカートリッジ
に組み込むための織物状の配列に加工する。一般に、緩
い糸を使用するのでなく、織物状配列に組み込むことの
主な利点は、織物構造は隣接した中空糸を間隔を隔てら
れた相互に平行な関係に保持するということである。こ
の形体により、束の均斉度を助長し、その結果として流
体力学における一様性を促す。好ましい実施例では、中
空糸は織物の緯糸を構成する。即ち、中空糸は織機の案
内要素で経糸フィラメント間に横方向に配置される。織
物の緯糸を構成する中空糸を経糸フィラメントで所定位
置に保持しなければならない場合には、これらの経糸
は、螺旋状の束を製造するための織物状中空糸配列につ
いての技術で教示された任意の形体をとることができ
る。例えば、経糸フィラメント自体は中実であってもよ
いし中空糸であってもよく、織物構造は、当該技術にお
ける種々の教示から選択できる。変形例では、経糸を構
成する中空糸が緯糸フィラメントで保持されるように、
経糸を緯糸に代え、緯糸を経糸に代えることによって織
物を調製してもよい。従って、「経糸」及び「緯糸」と
いう用語は下文において互換可能に使用され、これらの
用語は織物状のウェブを構成するように互いに対して横
方向に配向された2群のフィラメント又は糸を表すに過
ぎない。中空糸を含む適当な織物状配列及び、構造及び
性能は、例えば、参考のため本願に組み込む以下に列挙
した米国特許に記載されている。コールに賦与された米
国特許第3557962号、バーラーに賦与された米国
特許第4460641号、アカスに賦与された米国特許
第4911846号、ボーメイスターに賦与された米国
特許第4940617号、1983年11月9日に公開
された欧州特許出願第93677号も参照されたい、1
986年3月19日に公開された西独特許出願第233
946号。
【0027】好ましい実施例によれば、ロッド形状のコ
アがカートリッジの長さ方向軸線に配置されている(所
望であれば、このコアをこの軸線に一時的に配置し、束
の加工に続いて取り出してもよい)。カートリッジに対
して構造的支持を提供するためだけに中実のコアを使用
してもよいが、中空コアマンドレルが好ましい。コアマ
ンドレルは、全体として、長さ方向軸線、円筒形の外
面、軸線方向ボア、及びボアと連通した表面に沿った孔
を有する。一般に、中空マンドレルは障害のない軸線方
向ボアであるが、以下に説明するように一つ又はそれ以
上のコアプラグが設置されていてもよいし、これらのプ
ラグがマンドレルと一体に形成されていてもよい。代表
的なマンドレルは円筒形の内面及び外面を有するが、例
えば、多面形断面(五角形、六角形、等)を持つマンド
レルや、ボアが内部軸流仕切りを持つマンドレルのよう
な、他の表面を有するマンドレルを使用することは本発
明の範囲内にある。ボアと連通した、マンドレルに沿っ
た孔の目的は、束とマンドレルのボアとの間のマンドレ
ルの長さ方向軸線に沿った流体流れを容易にすることで
ある。マンドレルの孔は、丸孔や細長いスリットのよう
な種々の形体をとることができる。本発明の種々の実施
例のうち、マンドレルのボアに流入する又はこのボアか
ら流出する流体の流量をマンドレルの長さに亘って制御
するのが望ましい場合には、ボアの長さに沿ったマンド
レル孔の大きさ及び形状をこれに従って定めるのがよ
い。これらの孔をマンドレルの長さの選択された部分に
合わせて制限し、流量及び流路を制御することもできる
(又は向流)。更に、必要に合わせてマンドレル全長を
調節することもできる。適当なマンドレルは、参考のた
め本願に組み込む以下に列挙した米国特許に記載されて
いる。クズモトに賦与された米国特許第4430219
号、及びキャスケーに賦与された米国特許第49617
60号。
【0028】以下に論じる工程段階は従来の方法で実施
され、そのため、簡単に説明するに留める。これらの工
程段階についてのこれ以上の情報は、参考のため本願に
組み込む以下に列挙した米国特許に記載されている。キ
ャスケーの米国特許第4961760号及びビクソンの
米国特許第5026479号。
【0029】織物状の配列をコア表面に巻付け(コアが
使用されない場合にはそれ自体に巻付け)、マンドレル
のボアと連通した二つの束端を持つ螺旋状に巻いた円筒
形形状の膜束を形成する。選択された織物が、中実の経
糸フィラメントで互いに保持された中空糸緯糸でできて
いる場合には、織物端は、好ましくは、中空糸がマンド
レルの軸線とほぼ平行であるように整合され、織物端は
マンドレルに(例えばクランピング又は接着剤で)取付
けられ、組立体が巻かれて円筒体にされる。変形例では
緯糸及び経糸の両方が中空糸の織物を使用する場合、特
定の応用において、経糸がマンドレルの孔と連通するよ
うにシールし、マンドレルのボアとシェル側領域との間
の直接連通をなくすのが望ましい。中空糸を含む織物状
配列を、これらの中空糸の端がコアの両端に配置された
状態でこれらの中空糸が軸線に関して螺旋路に沿って進
むように、コア表面に螺旋をなして巻付けることは当該
技術分野で周知である。本発明は、厳密に必要とされる
のでない(好ましいけれども)が、中空糸が互いに平行
なこのような配列で容易に実施できる。
【0030】次に、束の両端を束端の各々をシールする
のに役立つ樹脂注封材料で注封し、モノリシックな管シ
ートにする。注封を行って管シートを形成するための材
料及び基本的な方法の両方は、例えば、キャスケーに賦
与された米国特許第4961760号に示されているよ
うに、当該技術分野で周知である。この特許を参考のた
め本願に組み込む。中空糸束の注封に有用であると当業
者に周知の任意の材料を使用できる。(これらの材料
は、以下「樹脂注封材料」と呼ぶ。)注封工程の完了時
に束の大部分(二つの管シート間の)には樹脂注封材料
がなく、次いで、束の注封端の一方又は両方を裁断端に
ある各中空糸の内腔端が露呈されるように裁断する。
【0031】最後に、注封した束を適当なハウジングに
嵌め込んでモジュールを構成する。一般に、このハウジ
ングは二つの開放端及び円筒形の内部を持ち、膜束を収
容するように適当に形成されていなければならない。束
をハウジングに設置した後、内腔が露呈された束端に隣
接した管シートをハウジングの円筒形の内部にシール
し、シェル側と内腔側との間の膜を通さない流体流れを
積極的に阻止する。この点でカートリッジは、膜を通し
て互いに連通した二つの領域に分けられる。これらの領
域には、(1)管シート間の束の部分の外側であり且つ
ハウジング内にあるシェル側空間、及び(2)中空糸内
腔及び露呈された束端を含む空間が含まれる。次に、ハ
ウジングの二つの開放端の各々をシールするように適当
に形成された端キャップ手段が設けられる。これらの端
キャップは、ハウジングの内部及び束端とともに二つの
室を構成するのに役立つ。これらの室の一方又は両方が
膜の内腔と連通する。流体の導入及び回収を容易にする
ため、適当なポートがハウジングに設けられる。マンド
レルのない実施例では、ハウジングは、シェル空間と連
通した少なくとも一つのポートを持たなければならな
い。ポートは、このポートを通して流体の注入及び取り
出しを行うことができるように構成されている。マンド
レルを持つ実施例では、このようなポートは随意であ
る。本発明の全ての実施例では、ハウジングは、内腔側
と連通し、これを通して流体の注入及び取り出しを行う
ことができるように構成された少なくとも一つのポート
を持たなければならない。所望であれば、多数のポート
を設けてもよい。これらの考えは、参考のため本願に組
み込んだキャスケーの米国特許第4961760号を含
む従来技術に更に詳細に論じられている。
【0032】本発明は、上述の従来の螺旋型中空糸膜織
物収容カートリッジの技術を中空糸束のシェル側領域内
に軸線を中心に回転対称な形状で形成した軸線方向に対
称な少なくとも一つのバッフル(以降「シール手段」と
呼ぶ)を加えることによって発展させた。本発明は、そ
の最も広い範囲において、シェル側領域と中空糸内腔と
の間に半径方向直交流をつくりだすことに関し、このよ
うな半径方向直交流の利点には、偏流を減らし、境界層
(膜表面との接触なしで中空糸を通る接線流)をつくり
だし、流体と膜との間の直接接触を増大させる(及び従
って大きな相接触及び更に効率的なカートリッジ性能)
ことが含まれる。
【0033】以下に添付図面を論じる。図1乃至図15
は、ハウジング部材を含む本発明のモジュールの種々の
実施例の概略図である。図1乃至図15の議論は、カー
トリッジに関し、代表的なハウジング部材及び特徴は図
17及び図18の議論に向けられている。
【0034】図1を参照すると、中空糸織物束(1)が
マンドレルを備えていない(簡略化のため)ハウジング
(2)に収容されている。半径方向に対称なディスク形
状の単一の周囲側シール手段(3a、3b)が束(1)
の周囲(4a、4b)から、軸線(x)から所定の距離
(5a、5b)まで延びている。矢印(y)で示すよう
に、シェル側供給がハウジング(2)の側部のシェル側
供給ポート(6)から入り、ハウジング(2)の側部上
のシェル側濃縮ポート(7)への接線流部分及び軸線方
向直交流部分の両方を持つ行路を移動し、透過物が束
(1)のいずれかの端又は両端にある内腔側ポート
(8、9)を通して取り出される。
【0035】図1に概略に示すモジュールの製造は、織
物がその軸線から所定の距離まで巻付けられるまで上述
のように(織物はそれ自体が軸線として役立つ)従来の
方法で進められる。次いで、適当なシール材料(この材
料は、便利には、束の注封に使用され、一般に「樹脂注
封材料」と呼ばれる材料と同じ材料であるのがよい)で
できたビードを巻き付けた部分のニップに面し且つこれ
と隣接した織物の巻付けられていない縁部で好ましくは
束の二つの端の中間点で始めて連続的に付け、軸線
(x)に垂直な線をなして進め、束の周囲に延びる連続
シールを形成する。このシールは平らなディスク状モノ
リシック形状を有する。
【0036】図2は、本発明の別実施例を概略に示す。
この実施例でも、中空糸織物束(1)がマンドレルのな
いハウジング(2)に収容されている。半径方向に対称
なディスク形状の単一の軸線側シール手段(10)が軸
線(x)から円筒形ハウジング内部(38)から離れた
所定距離(11a、11b)まで延びている。矢印
(y、z)が示すように、シェル側供給がハウジング
(2)の側部のシェル側供給ポート(6)から入り、ハ
ウジング(2)の側部上のシェル側濃縮ポート(7)へ
の接線流部分および軸線方向直交流部分の両方を持つ行
路を移動し、透過物が束(1)の何れかの端又は両端に
ある内腔側ポート(8、9)から取り出される。軸線側
シール手段(10)は、シール材料でできたビードをモ
ジュール軸線で開始し、軸線に垂直な方向に外方に巻き
付けた部分のニップに面し且つこれと隣接した織物の巻
き付けられていない縁部に沿って円筒形ハウジング内部
(38)から所望の距離に到達するまで進めることによ
ってつくられる。
【0037】一般に、シール手段が占有するシェル側空
間を最小にし、これに伴ってモジュールの物質移動効率
を減少させるため、軸線側シール手段及び周囲側シール
手段の組み立てには、シール材料でできた比較的幅狭の
ビードを使用しなければならない。更に、シール手段
は、過度の移行即ちなすり付けが起こらないように十分
厚くなければならない。好ましくは、シール材料はチキ
ソトロープである。
【0038】次に、図3を参照すると、本発明のこの実
施例では、一つの軸線側シール手段(10)が軸線
(x)に沿って間隔を隔てられた二つの周囲側シール手
段(3a、3b)間に挟まれている。これらの3つのシ
ール手段は束(1)に同時に組み込まれ、図1及び図2
の上文中の議論で与えられた工程が加えられる。矢印
(y、z)が示すように、供給がハウジング(2)の側
部のシェル側供給ポート(6)から入り、最初に軸線
(x)に向かって移動し、次いで周囲に向かって移動
し、その後再び軸線(x)に向かって戻り、ハウジング
(2)の側部上のシェル側濃縮ポート(7)(好ましく
は、ハウジング内への供給進入点と比較して軸線(x)
を中心に180°のところにある)から出る。透過物の
取り出しは、図1及び図2におけるのと同じである。
【0039】次に図4を参照する。この実施例では一つ
の周囲側シール手段(3a、3b)が、軸線に沿って間
隔を隔てられた二つの軸線側シール手段(10)間に挟
まれている。これらの三つのシール手段は、束(1)に
同時に組み込まれ、図1及び図2の上文中の議論で与え
られた工程が加えられる。図3と同様にシェル側供給は
矢印(y、z)が示すように流れる。透過物は図1及び
図2におけるのと同様に取り出される。
【0040】多くの場合、上述のように、モジュールの
コアとして役立つ中空マンドレルを設けるのが望まし
い。このような場合には、供給流体を、ハウジングの側
部に差し向ける代わりに、マンドレルを通して束の中央
に差し向けることができる(供給流体がハウジングの側
部に差し向けられる場合には、流れが束に一方の側のみ
で進入するため、半径方向流を損なう)。このような場
合には、半径方向に対称なシール手段に一つ又はそれ以
上のコアプラグを追加する必要がある。これらのプラグ
は供給が束に進入することなくマンドレルのボアを通っ
て単に真っ直ぐに流れることを阻止するため、マンドレ
ルに設置され、又はマンドレルに一体に形成されるのが
よい。一般に、コアプラグは、参考のため本願に組み込
んだ以下に列挙する米国特許に示されているように、当
該技術分野で周知である。シェルの米国特許第3872
014号、フォアマンの米国特許第4033878号、
キャスケーに賦与された米国特許第4961760号、
ヘルシェッヒの米国特許第4997564号、及びレデ
ィーの米国特許第5034126号。
【0041】次に図5を参照すると、モジュールの概略
図が示されており、このモジュールでは、中空糸織物束
(1)がハウジング(2)内に収容され、マンドレル
(12)を包囲している。半径方向に対称なディスク状
の単一の周囲側シール手段(3a、3b)が束(1)の
周囲(4a、4b)から、マンドレル(12)から所定
の距離(13a、13b)まで延びており、コアプラグ
(14)がマンドレル(12)のボアに周囲側シール手
段(3a、3b)がマンドレル(12)の表面に近づく
箇所で設けられている。供給流体は、矢印(y、z)が
示すように、上流マンドレルポート(15)に進入し、
コアプラグ(14)によって束(1)のシェル側に半径
方向外方に圧入され、束(1)の障害のない軸線方向副
部分(16a、16b)を通過し、下流マンドレルポー
ト(17)を通って流出する。マンドレル(12)のボ
アには単一のコアプラグ(14)の下流に閉塞部がない
ため、コアプラグ(14)は、好ましくは、シェル側流
の滞留領域を最小にするため下流マンドレルポート(1
7)の近くに配置される。透過物は内腔側に収集され、
束(1)の端にある中央からずれた内腔ポート(18、
19)の一方又は両方で取り出される。変形例(図示せ
ず)では、供給を束(1)の端にある中央からずれた内
腔ポート(18、19)の一方で内腔側に導入し、上流
マンドレルポート(15)又は下流マンドレルポート
(17)を通してスイープ流体(sweep fluid) を導入
し、透過物を運び去るのがよい。
【0042】図6は、半径方向に対称なディスク状の二
つの軸線側シール手段(20a、20b)を持つモジュ
ールの概略図である。シール手段は軸線(x)に沿って
間隔を隔てられており、各軸線側シール手段(20a、
20b)は、マンドレル(12)の表面から、円筒形ハ
ウジング内部(38)から所定の距離(11a、11
b)まで延びている。マンドレル(12)のボアには軸
線側シール手段の各々がマンドレル(12)の表面と出
会う点にコアプラグ(14)が設けられている。更に、
軸線側シール手段間に、軸線(x)に沿って間隔を隔て
られて半径方向に対称なディスク状の一つの周囲側シー
ル手段(3a、3b)が設けられている。このシール手
段は束(1)の周囲(4a、4b)からマンドレル(1
2)から所定の距離(13a、13b)まで延びてい
る。随意である(図示せず)がコアプラグ(14)がマ
ンドレル(12)のボアに周囲側シール手段(3a、3
b)がマンドレル(12)の表面に近づく箇所で設けら
れる。しかしながら、このコアプラグは、他の二つのコ
アプラグ(14)がマンドレル(12)のボアを実質的
に閉塞するため、厳密には必要とされるものではない。
この場合、矢印(y、z)が示すように、供給は上流マ
ンドレルポート(15)に進入し、上流の軸線側シール
手段(20a、20b)によってシェル側に半径方向外
方に圧入され、束(1)の障害のない周囲副部分(21
a、21b)を通過し、次いで周囲側シール手段(3
a、3b)によってマンドレル(12)に向かって押し
戻され、束(1)の障害のない軸線方向副部分(16
a、16b)を通過し、(周囲側シール手段(3a、3
b)がマンドレル(12)の表面に近づく箇所にコアプ
ラグがない場合にはマンドレル(12)のボアを通
り、)次いで、下流軸線側シール手段(20a、20
b)によってシェル側に半径方向外方に圧入され、最終
的に下流マンドレルポート(17)を通って流出する。
透過物は内腔側で収集され、束(1)の一端又は両端に
ある中央からずれた内腔ポート(18、19)を通して
取り出される。変形例(図示せず)では、供給を束
(1)の端にある中央からずれた内腔ポート(18、1
9)の一方で内腔側に導入し、上流マンドレルポート
(15)又は下流マンドレルポート(17)を通してス
イープ流体を導入し、透過物を運び去るのがよい。
【0043】次に、モジュールの概略図を示す図7を参
照すると、このモジュールでは、中空糸織物束(1)が
ハウジング(2)内に収容され、マンドレル(12)を
包囲している。半径方向に対称なディスク状の単一の軸
線側シール手段(20a、20b)がマンドレル(1
2)の表面から、円筒形ハウジング内部(38)から所
定距離(11a、11b)まで延びており、コアプラグ
(14)がマンドレル(12)のボア内に軸線側シール
手段がマンドレル(12)の表面と出会う箇所に設けら
れている。供給流体は、矢印(y、z)が示すように、
上流マンドレルポート(15)に進入し、コアプラグ
(14)によって半径方向外方に押しやられ、軸線側シ
ール手段(20a、20b)によって束(1)のシェル
側に圧入され、束(1)の障害のない周囲副部分(21
a、21b)を通過し、下流マンドレルポート(17)
を通って流出する。この場合も、マンドレル(12)の
ボアにはコアプラグ(14)の下流に閉塞部がないた
め、コアプラグ(14)は、好ましくは、シェル側流の
滞留領域を最小にするため下流マンドレルポート(1
7)の近くに配置される。透過物は内腔側で収集され、
束(1)の一端又は両端にある中央からずれた内腔ポー
ト(18、19)を通して取り出される。変形例(図示
せず)では、供給を束(1)の端にある中央からずれた
内腔ポート(18、19)の一方で内腔側に導入し、上
流マンドレルポート(15)又は下流マンドレルポート
(17)を通してスイープ流体を導入し、透過物を運び
去るのがよい。
【0044】次に図8を参照すると、図8は、半径方向
に対称なディスク状の二つの周囲側シール手段(3a、
3b)を持つモジュールの概略図である。これらのシー
ル手段は軸線(x)に沿って間隔を隔てられており、各
周囲側シール手段(3a、3b)は、束(1)の周囲
(4a、4b)から、マンドレル(12)から所定の距
離(13a、13b)まで延びている。マンドレル(1
2)のボアには、各周囲側シール手段(3a、3b)が
マンドレル(12)の表面に近づく箇所にコアプラグ
(14)が設けられている。更に周囲側シール手段間
に、軸線(x)に沿って間隔を隔てられて半径方向に対
称なディスク状の一つの軸線側シール手段(20a、2
0b)が設けられている。このシール手段は、マンドレ
ル(12)の表面から、円筒形ハウジング内部(38)
から所定の距離(11a、11b)まで延びている。コ
アプラグ(14)がマンドレル(12)のボアに軸線側
シール手段がマンドレル(12)の表面と出会う箇所に
設けられている。この場合、矢印(y、z)が示すよう
に、供給は上流マンドレルポート(15)に進入し、上
流周囲側シール手段(3a、3b)に隣接したコアプラ
グ(14)によってマンドレル(12)のボアから押出
し、束(1)の障害のない軸線方向副部分(16a、1
6b)を通過し、次に、軸線側シール手段(20a、2
0b)によってシェル側に半径方向外方に圧入し、束
(1)の障害のない周囲副部分(21a、21b)を通
過し、次いで下流周囲側シール手段(3a、3b)によ
ってマンドレル(12)に向かって押し戻され、束
(1)の障害のない軸線方向副部分(16a、16b)
を通過し、最終的に軸下流マンドレルポート(17)を
通って流出する。透過物は内腔側で収集され、束(1)
の一端又は両端にある中央からずれた内腔ポート(1
8、19)を通して取り出される。変形例(図示せず)
では、供給を束(1)の端にある中央からずれた内腔ポ
ート(18、19)の一方で内腔側に導入し、マンドレ
ルの一端を通してスイープ流体を導入し、透過物を運び
去るのがよい。
【0045】図9は、一つの追加の軸線側シール手段
(20a、20b)及び一つの追加の周囲側シール手段
(3a、3b)が加えてあることを除けば図8に示す実
施例と同様の本発明の一実施例を概略に示す。図10
は、同様に、一つの追加の軸線側シール手段(20a、
20b)及び一つの追加の周囲側シール手段(3a、3
b)が加えてあることを除けば図6に示す実施例と同様
の本発明の一実施例を概略に示す。シェル側流体流は矢
印(y、z)で示す。原理的には、任意の数の軸線側シ
ール手段及び周囲側シール手段を同数で又は異なる数で
軸線に沿って交互に又はランダムな順序で組み合わせる
ことができる。しかしながら、各追加のシール手段及び
隣接したコアプラグは、束(1)への供給導入から束
(1)からの取り出しまでの圧力降下を増大させる。従
って、直交流体を増大することの利点は、作動圧力及び
対応する作動費用及び流量と均衡をとらねばならない。
これらは当業者が場合に応じて容易に評価できる従来の
流体力学の問題である。
【0046】図11は、束(1)の長さの大部分に沿っ
て連続的に延びる単一のコアプラグ(14)を有する本
発明の一実施例を示す。この実施例には二つの軸線側シ
ール手段(20a、20b)も設けられており、これら
のシール手段は、軸線(x)に沿って間隔を隔てられた
三つの周囲側シール手段(3a、3b)の間にコアプラ
グ(14)の長さに沿って間隔を隔てられている。矢印
(y、z)で示すように、供給流体は上流マンドレルポ
ート(15)に進入し、周囲側シール手段(3a、3
b)によってコアプラグ(14)に向かって及び次いで
コアプラグ(14)及び軸線側シール手段(20a、2
0b)によって半径方向外方にシェル側に交互に押しや
られる。透過物は内腔側で収集され、束(1)の一端又
は両端にある中央からずれた内腔ポート(18、19)
を通して取り出される。変形例(図示せず)では、供給
を束(1)の端にある中央からずれた内腔ポート(1
8、19)の一方を通して内腔に導入し、マンドレル
(12)の一端を通してスイープ流体を導入し、透過物
を運び去るのがよい。
【0047】図12は、複数の(Nが0よりも大きい任
意の全数である)周囲側シール手段(3a、3b)がほ
ぼマンドレル(12)まで延び、複数の軸線側シール手
段(20a、20b)がほぼ円筒形ハウジング内部(3
8)まで延びた、本発明の一実施例(図10に示す実施
例の変形例)を示す。シェル側流体流を矢印(y、z)
で示す。この実施例は、軸線側シール手段及び周囲側シ
ール手段が、特別の場合に所望であるように、束(1)
内で種々の長さまで(これは所与のモジュール内で等し
くてもよいし可変であってもよい)延びることができる
ということを示すために提供された。シール手段を延長
し、対応する軸線方向副部分及び周囲副部分が小さくな
るとシェル側直交流及び圧力降下の両方が増大する。こ
の場合も、特定の場合での圧力降下は従来の流体力学で
決定される。
【0048】図13、図14、及び図15は、夫々図
1、図2、及び図4に示す実施例の変形例を概略に示
し、これらの実施例では、束(1)の軸線内に部分的に
延びるマンドレル状のコア管(22、23)が設けられ
ている。シェル側流体流は、矢印(y、z)で示してあ
る。これらの実施例は、シェル側流体流のため、束
(1)内の空間をこれに対応して増大させ、従ってシェ
ル側圧力降下を減少させる。
【0049】上述の議論はモジュールの軸線に垂直に配
向された平らなディスク状のシール手段に関するけれど
も、本発明は、所望である場合には、軸線方向に対称、
及び軸線を中心に回転対称といった他の形状のシール手
段を設けることを企図する。図16のA及びBは、下流
及び上流に向いた真っ直ぐな側部を持つ円錐形形態のこ
のようなシール手段を夫々示し、図16のC及びDは、
下流及び上流に向いた湾曲した側部を持つ円錐形形態の
このようなシール手段を夫々示す。これらの実施例は、
軸線側シール手段及び/又は周囲側シール手段として形
成できる。
【0050】図17は、図7に示すモジュールに基づい
たモジュールの断面図である。図17に示すモジュール
と図7に示すモジュールとの間の相違は、図17のモジ
ュールが単一の内腔ポート(18)を束の一方に有する
ということである。図17は束(1)をなした複数の中
空糸を拡大して示す。束(1)は軸線(x)上に中央に
あるマンドレル(12)を包囲し、ハウジング(2)内
に収容されている。マンドレル(12)の中央には、コ
アプラグ(14)が設けられ、このプラグと隣接した軸
線側シール手段(20a、20b)が設けられている。
束(1)は両端が管シート(24、25)に注封されて
いる。端キャップ(26、27)は管シート(24、2
5)上に嵌められており、室(28、29)を構成す
る。ハウジング(2)の両端には、管シート(24、2
5)と密封係合したO−リング(30、31)と、端キ
ャップ(26、27)と密封係合したO−リング(3
2、33)が設けられている。マンドレル(12)の両
端には管(34、35)が嵌まっており、これらの管の
各々にはマンドレル(12)のボアと密封係合した二つ
のO−リング(36、37)が夫々嵌まっており、これ
らの管は、夫々、上流マンドレルポート(15)からマ
ンドレル(12)内へ、及びマンドレル(12)から下
流マンドレルポート(17)へ供給流体を案内するのに
役立つ。矢印(y、z)が示すように、供給流体は、上
流マンドレルポート(15)を通ってマンドレル(1
2)に進入し、コアプラグ(14)及び軸線側シール手
段(20A、20B)によって束(1)のシェル側を通
して半径方向に押しやられる。流体は、束(1)の障害
のない周囲副部分(21A、21B)を通って流れ、マ
ンドレル(12)に向かって内方に流れ、下流マンドレ
ルポート(17)を通して濃縮物として流出する。透過
物は、内腔側ポート(8)で収集される。図18は、第
2内腔ポート(19)が束(1)の下流端に加えられて
いることを除くと図17図と同様である。この変形例に
よりスイープ流体を内腔ポート(18)及び(19)の
一方で導入し、内腔ポートのうちの他方でマンドレルを
通してシェル側空間から透過された供給流体の成分とと
もにこれを取り出すことができる。
【0051】本発明のカートリッジ及びモジュールの組
み立てに関する幾つかの追加の重要な配慮がある。先ず
第1に、カートリッジは現場製造であってもよいし、圧
力ハウジングに挿入されるようになっていてもよい。現
場製造モジュールは、束及び一体に形成されたハウジン
グを有し、非分離型であり、完全に使い捨てである。こ
のようなモジュールは製造が比較的簡単であり、低圧の
用途で使用されるようになっており、小さなモジュール
が必要とされる場合、例えば分析的規模の作業によく用
いられる。中空糸束を収容した従来の現場製造モジュー
ルは市販されており且つ周知である。本発明による現場
製造モジュールは、(1)(a)上述のように調製され
た束、及び(b)一般的にプラスチック製で図17に示
すハウジングと同様の形状の従来の現場製造ハウジング
で開始する工程、(2)束をハウジングに挿入する工
程、(3)ハウジングの各端上にクランプした注封キャ
ップで束端をシールした後、束の両端を注封する工程、
及び(4)適当な端キャップ及びポートを設ける工程で
製造できる。商業的規模の用途では、通常、高い作動圧
力が必要とされ、その結果、通常は金属製、例えばステ
ンレス鋼製の高圧ハウジングにカートリッジを収容しな
ければならない。このようなハウジングは高価であり、
使い捨てでない。一般に現場製造モジュールと同じ製造
工程が実施される。
【0052】第2に、注封工程に注意を払わなければな
らない。従来は、注封は重力又は遠心力のいずれかで行
われた。いずれの場合でも、樹脂注封材料を導入できる
ようにするため、シェル側空間と連通した少なくとも一
つのポートをハウジングの円筒形外部上に設けなければ
ならなかった。重力で注封を行う場合には、樹脂注封材
料を各束端に一度に一方づつ導入し、束の端内に沈降し
硬化させる。遠心力で注封を行う場合には、束をハウジ
ングに挿入し、組立体をその中間点を中心に回転させて
束の両端に遠心力をつくりだし、樹脂注封材料を束の両
端に近いシェル側空間に導入し、樹脂注封材料を硬化さ
せる。遠心力による注封は、圧力ハウジングを使用する
場合には、一般に、現実的でない。これは、ハウジング
の大きな重量のためである。
【0053】半径方向直径が約10.16cm(4イン
チ)又はそれよりも大きいカートリッジを注封する場合
には、発熱性樹脂注封材料の硬化により放出された熱が
中空糸を損傷し、カートリッジを不能にする。更に、樹
脂注封材料の粘性が高過ぎる場合には、樹脂注封材料は
束端に亘って均等に流動しない。更に、遠心力による注
封技術及び重力による注封技術の両方とも、ハウジング
の側部上に少なくとも一つのシェル側ポートを必要とす
る。こうしたポートを後にモジュールの作動で使用しよ
うとすると、外部に配管又は特別に設計された圧力ハウ
ジングなしで多数のモジュールを直列に接続することが
できない。従って、遠心力による注封技術及び重力によ
る注封技術は受容できるものではない。
【0054】このような場合、本発明の好ましい実施例
によれば、束を巻いた後に注封工程を行う代わりに、束
を巻くときに束端に全ての軸線側シール手段及び周囲側
シール手段を同時に形成しながら管シートを形成するこ
とによって注封が行われる。この注封作業は、連続した
樹脂注封材料の線を軸線とのニップに面し且つこれと隣
接した織物の巻かれていない縁部で始めて束の両端に付
け、織物の縁部に沿って進め、連続した管シートを束の
周囲まで延びる束の両端に形成することによって行われ
る。管シートの幅は、全体に、軸線側シール手段及び周
囲側シール手段の幅よりも大きい。これは、管シートが
カートリッジの全作動圧力に耐えなければならないため
である。シール手段を形成するのに使用される樹脂注封
材料と管シートを形成するのに使用される樹脂注封材料
とは、必要に応じて同じであってもよいし異なっていて
もよい。適量の樹脂注封材料を束端に隣接した縁部に付
けるだけで束端をシールして円筒形ハウジング内部を必
要とされるように形成できる。変形例では、円筒形ハウ
ジング内部の端にぴったりと載止するように設計された
リング状継手を(例えば射出成形で)形成し、束端に隣
接した縁部に接着剤で取り付ける。
【0055】第3に、再び図1を参照すると、束が一つ
又はそれ以上の周囲側シール手段を持つ場合でもシェル
側流体が外部チャネリングを生じない、即ち束の外周に
沿って流れないようにしなければならない。これは、束
の円筒形の外面を覆う不透過性の包囲手段を設けること
によって達成される。これは、束の円筒形の外面に取付
けられたコーティング、ウェブ状不透過層、又はこれら
と等価の手段の何れかであるのがよい。このような包囲
手段が存在する場合には周囲側シール手段は不透過性の
包囲手段と密封係合して配置される。マンドレルのない
実施例ではシェル側空間と連通した少なくとも一つのポ
ートを束の側上に配置できるように、不透過性の包囲手
段に開口部を設けなければならない。シェル側出入り手
段を取り囲んだ不透過性の包囲手段の縁部は、シェル側
空間からの漏れをなくすためシェル側出入り手段に対し
てシールされていなければならない。
【0056】本発明の螺旋型中空糸膜織物収容カートリ
ッジ及びモジュールは全体として、従来のカートリッジ
及びモジュールと同様に作動する。従って、適当な作動
手順は、参考のため本願に組み込んだ以下に列挙する米
国特許に開示されている。バナーの米国特許第4758
341号、ホランドの米国特許第4855058号、及
びキャスケーの米国特許第4961760号。更に詳細
には、注封した端のいずれか又は両方で流体を束の内腔
に導入し、糸からシェル側領域へ拡散させてもよい。次
いで、透過させた流体を、マンドレル(孔を通して)又
はカートリッジの周囲、又はこれらの両方のいずれかで
収集できる。変形例では、流体をマンドレルの一端又は
両端でボアを通して導入し、この流体をマンドレルの孔
を通してシェル側領域に拡散させてもよい。次いで、中
空糸膜を通ってその内腔に透過した流体を注封した束端
のいずれか又は両方で収集でき、シェル側領域の濃縮物
をカートリッジの周囲で収集できる。これらの交換を行
うポートをモジュールハウジングに束端に、及びハウジ
ングの円筒形の外部上に必要に応じて形成することがで
きる。
【0057】本発明の螺旋型中空糸膜織物収容カートリ
ッジ及びモジュールの末端使用の用途には、当該技術分
野で開示された従来のカートリッジ及びモジュールの末
端使用が含まれる。例えば、参考のため本願に組み込ん
だ以下の米国特許に開示された末端使用が企図されてい
る。ホランドの米国特許第4855058号、ボーメイ
スターの米国特許第4940617号、及びキャスケー
の米国特許第4961760号。一般に、気体状の流体
は束を液体よりも均等に且つ自由に流れ、自由な流れに
対するその抵抗は粘性に伴って増大する。従って、供給
流体の粘性が増大するに従って、シェル側を通る半径方
向流を助長する漸次増加し且つ効果的なシール手段を持
つカートリッジ又はモジュールを使用するのがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一つの周囲側シール手段を有しマンドレルを持
たない、本発明に使用するカートリッジの概略図であ
る。
【図2】一つの軸線側シール手段を有しマンドレルを持
たない、本発明に使用するカートリッジの概略図であ
る。
【図3】二つの周囲側シール手段間に間隔を隔てられた
一つの軸線側シール手段を有しマンドレルを持たない、
本発明に使用するカートリッジの概略図である。
【図4】二つの軸線側シール手段間に間隔を隔てられた
一つの周囲側シール手段を有しマンドレルを持たない、
本発明に使用するカートリッジの概略図である。
【図5】マンドレル及び一つの周囲側シール手段を有
し、隣接したコアプラグを持つ、本発明に使用するカー
トリッジの概略図である。
【図6】マンドレル及び二つの軸線側シール手段間に間
隔を隔てられた一つの周囲側シール手段を有し、各軸線
側シール手段は隣接したコアプラグを有する、本発明に
使用するカートリッジの概略図である。
【図7】マンドレル、及び隣接したコアプラグを持つ一
つの軸線側シール手段を有する本発明に使用するカート
リッジの概略図である。
【図8】マンドレル、及び隣接したコアプラグを各々有
する二つの周囲側シール手段間に間隔を隔てられた、隣
接したコアプラグを持つ一つの軸線側シール手段を有す
る本発明に使用するカートリッジの概略図である。
【図9】マンドレル、及び三つの周囲側シール手段間に
間隔を隔てられた二つの軸線側シール手段を有し、外側
の二つの周囲側シール手段の各々が隣接したコアプラグ
を有する本発明に使用する(図8の変形例の)カートリ
ッジの概略図である。
【図10】マンドレル、及び三つの軸線側シール手段間
に間隔を隔てられた二つの周囲側シール手段を有し、外
側の二つの軸線側シール手段の各々が隣接したコアプラ
グを有する本発明に使用する(図6の変形例の)カート
リッジの概略図である。
【図11】マンドレル、一つの延長されたコアプラグ、
及び三つの周囲側シール手段間に間隔を隔てられた二つ
の軸線側シール手段を有する、本発明に使用する(図8
の変形例の)カートリッジの概略図である。
【図12】周囲側シール手段がほぼマンドレルのところ
まで延び、軸線側シール手段がほぼ円筒形ハウジング内
部まで延びた、本発明に使用する(図10の変形例の)
カートリッジの概略図である。
【図13】各束端から軸線に沿って束内に部分的に延び
た追加の部分的なマンドレル(マンドレレット)を備え
た、本発明に使用する(図1の変形例の)カートリッジ
の概略図である。
【図14】各束端から軸線に沿って束内に部分的に延び
た追加の部分的なマンドレル(マンドレレット)を備え
た、本発明に使用する(図2の変形例の)カートリッジ
の概略図である。
【図15】各束端から軸線に沿って束内に部分的に延び
た追加の部分的なマンドレル(マンドレレット)を備え
た、本発明に使用する(図4の変形例の)カートリッジ
の概略図である。
【図16】Aは、真っ直ぐな側部を持つ漏斗形状の右向
きの(軸線方向又は周囲)変形例のシール手段の概略図
であり、Bは、真っ直ぐな側部を持つ漏斗形状の左向き
の(軸線方向又は周囲)変形例のシール手段の概略図で
あり、Cは、湾曲した側部を持つ漏斗形状の右向きの
(軸線方向又は周囲)変形例のシール手段の概略図であ
り、Dは、湾曲した側部を持つ漏斗形状の左向きの(軸
線方向又は周囲)変形例のシール手段の概略図である。
【図17】内腔ポートが一つしかないことを除けば図7
の実施例と同様のカートリッジの断面図である。
【図18】内腔ポートを束の両端に有する、図7の実施
例によるカートリッジの断面図である。
【符号の説明】
1 中空糸織物束 2 ハウジング 3a、3b 周囲側シール手段 4a、4b 束の周囲 5a、5b 距離 6 シェル側供給ポート 7 シェル側濃縮ポート 8、9 内腔側ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールズ・ジェイ・ランクル アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 28277,シャーロット,ウィリアム・ペ ン・レーン 10424 (72)発明者 ハリー・エフ・シャイ アメリカ合衆国カリフォルニア州91773, サン・ディマス,カレ・ガランテ 1386

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、そ
    の中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯糸
    を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成する、
    織物状に配列する段階と、 b.前記織物状の配列を、前記中空糸と略々平行に延伸
    する軸を中心として螺旋状に巻回して、二つの束端と、
    円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
    する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
    端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
    階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
    連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
    ッジの製造方法であって、 e.前記段階bの後で、前記束の円筒形の外面を不透過
    性の包囲手段で被覆する段階と、 f.前記段階bと同時に、前記樹脂注封材料を使用し
    て、前記軸を中心として回転方向に対称な形状の少なく
    とも一つのバッフル手段を前記シェル側領域内に形成す
    る段階とから成り、前記バッフル手段は、前記不透過性
    の包囲手段に密着すると共に、前記軸から離れた箇所ま
    で延伸して前記シェル側領域にその軸方向に延在し且つ
    流体の流れを妨げない軸線側連通路を画成し、更に、前
    記シェル側領域を、前記軸線側連通路を介して相互に連
    通する二つのシェル側部分に分割する、螺旋状中空糸膜
    織物カートリッジの製造方法。
  2. 【請求項2】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、そ
    の中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯糸
    を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成する、
    織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
    と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
    るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
    空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
    と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
    と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
    する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
    端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
    階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
    連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
    ッジの製造方法であって、 e.前記段階bの後で、前記束の円筒形外面を不透過性
    の包囲手段で被覆する段階と、 f.前記段階bと同時に、前記樹脂注封材料を使用し
    て、前記軸を中心として回転方向に対称な形状の少なく
    とも一つのバッフル手段を前記シェル側領域内に形成す
    る段階と、前記バッフル手段は、前記不透過性の包囲手
    段に密着すると共に、前記マンドレルから離れた箇所ま
    で延伸して前記シェル側領域にその軸方向に延在し且つ
    流体の流れを妨げない軸線側連通路を画成し、更に、該
    シェル側領域を、前記軸線側連通路を介して相互に連通
    する二つのシェル側部分に分割する手段であって、 g. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
    の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階とから成る螺
    旋状中空糸膜織物カートリッジの製造方法。
  3. 【請求項3】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、そ
    の中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯糸
    を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成する、
    織物状に配列する段階と、 b.前記織物状の配列を、前記中空糸と略々平行に延伸
    する軸を中心として螺旋状に巻回して、二つの束端と、
    円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
    する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
    端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
    階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
    連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
    ッジの製造方法であって、 e.前記段階bと同時に、前記樹脂注封材料を使用し
    て、前記軸を中心として回転方向に対称な形状の少なく
    とも一つのバッフル手段を前記シェル側領域内に形成す
    る段階を含んで成り、該バッフル手段は、前記軸と交差
    し且つ前記円筒形の外面から離間した箇所の外周側まで
    延在して前記円筒形の外面と前記バッフル手段の外周と
    の間の前記シェル側領域に流体の流れを妨げない連通路
    を画成し、更に、前記シェル側領域を、前記連通路を介
    して連通する二つのシェル側部分に分割する螺旋状中空
    糸膜織物カートリッジの製造方法。
  4. 【請求項4】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、そ
    の中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯糸
    を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成する、
    織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
    と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
    るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
    空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
    と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
    と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
    する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
    端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
    階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
    連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
    ッジの製造方法であって、 e.前記段階bと同時に、前記樹脂注封材料を使用し
    て、前記軸を中心として回転方向に対称な形状の少なく
    とも一つのバッフル手段を前記シェル側領域内に形成す
    る段階と、該バッフル手段は、前記マンドレルに密着し
    且つ前記円筒形の外面から離間した位置にある外周側へ
    延在して前記円筒形の外面と前記バッフル手段の外周と
    の間の前記シェル側領域に流体の流れを妨げない連通路
    を画成し、更に、該シェル側領域を、前記連通路を介し
    て相互に連通する二つのシェル側部分に分割する手段で
    あって、 f. 前記バッフル手段が前記マンドレルに密着する箇所
    の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階とから成る螺
    旋状中空糸膜織物カートリッジの製造方法。
  5. 【請求項5】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、そ
    の中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯糸
    を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成する、
    織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
    と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
    るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
    空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
    と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
    と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
    する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
    端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
    階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
    連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
    ッジの製造方法であって、 e. 前記段階bの後で、前記束の円筒形の外面を不透過
    性の包囲手段で被覆する段階と、 f. 前記段階bと段階hと同時に、前記樹脂注封材料を
    使用して、前記シェル側領域に少なくとも二つの周囲側
    バッフル手段を形成する段階と、該周囲側バッフル手段
    は、前記軸を中心として回転方向に対称な形状で且つ前
    記軸方向に離間し、更に、前記包囲手段に密着し且つ前
    記マンドレルから離間した箇所まで延在して前記シェル
    側領域に流体の流れを妨げない軸線側連通路を画成する
    と共に該シェル側領域内を、該軸線側連通路を介して相
    互に連通する複数のシェル側部分に分割する手段であっ
    て、 g. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
    の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 h. 前記段階bおよび前記段階fと同時に、前記樹脂注
    封材料を使用して、前記シェル側領域に、軸を中心とし
    て回転方向に対称な形状の少なくとも一つの軸線側バッ
    フル手段を形成する段階と、該軸線側バッフル手段は、
    二つの周囲側バッフル手段の間に設けられると共に、前
    記マンドレルに密着し且つ前記円筒形の外面から離れた
    位置の外周側へ延在して、前記円筒形の外面と前記軸線
    側バッフル手段の外周との間の前記シェル側領域に、流
    体の流れを妨げない周囲側連通路を画成し、更に、前記
    シェル側流域を、前記周囲側連通路を介して相互に連通
    する二つのシェル側部分に分割する手段であって、 i. 前記軸線側バッフル手段が前記マンドレルに密着す
    る箇所の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、か
    ら成る螺旋状中空糸膜織物カートリッジの製造方法。
  6. 【請求項6】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、そ
    の中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯糸
    を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成する、
    織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
    と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
    るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
    空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
    と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
    と、 c.前記二つの束端を夫々樹脂注封材料で注封して隣接
    する一体式の管シートに密着させると共に、該二つの束
    端の間の一部は未注封にしてシェル側領域を形成する段
    階と、 d.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して前記束の外部に
    連通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリ
    ッジの製造方法であって、 e. 前記段階bの後で、前記束の円筒形の外面を不透過
    性の包囲手段で被覆する段階と、 f. 前記段階bと段階hと同時に、前記樹脂注封材料を
    使用して、前記シェル側領域に少なくとも二つの軸線側
    バッフル手段を形成する段階と、該軸線側バッフル手段
    は各々、前記軸を中心として回転方向に対称な形状で且
    つ該軸方向に離間し、更に、前記マンドレルに密着し且
    つ前記円筒形の外面から離間した位置の外周まで延在し
    て前記円筒形の外面と前記軸線側バッフル手段の外周と
    の間の前記シェル側領域に流体の流れを妨げない周囲側
    連通路を画成すると共に該シェル側領域内を、前記周囲
    側連通路を介して相互に連通する複数のシェル側部分に
    分割する手段であって、 g. 前記軸線側バッフル手段の各々が前記マンドレルに
    密着する箇所の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階
    と、 h. 前記段階bおよび前記段階fと同時に、前記樹脂注
    封材料を使用して、前記シェル側領域に、軸を中心とし
    て回転方向に対称な形状の少なくとも一つの周囲側バッ
    フル手段を形成する段階と、該周囲側バッフル手段は、
    二つの軸線側バッフル手段の間に設けられると共に、前
    記包囲手段に密着し且つ前記マンドレルから離れた箇所
    まで延在して、前記シェル側領域に、流体の流れを妨げ
    ない軸線側連通路を画成し、更に、前記シェル側流域
    を、前記軸線側連通路を介して相互に連通する二つのシ
    ェル側部分に分割する手段であって、 i. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
    の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階とから成る螺
    旋状中空糸膜織物カートリッジの製造方法。
  7. 【請求項7】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、そ
    の中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯糸
    を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成する、
    織物状に配列する段階と、 b.前記織物状の配列を、前記中空糸と略々平行に延伸
    する軸を中心として螺旋状に巻回して、二つの束端と、
    円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
    通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
    ジの製造方法であって、 d. 前記段階bの後で、前記束の円筒形の外面を不透過
    性の包囲手段で被覆する段階と、 e. 前記段階b及び段階fと同時に、前記樹脂注封材料
    を使用して、前記軸を中心として回転方向に対称な形状
    の少なくとも一つのバッフル手段を形成する段階と、該
    バッフル手段は、前記不透過性の包囲手段に密着し且つ
    前記軸から離間した位置まで延在して前記シェル側領域
    に、流体の流れを妨げない軸線側連通路を画成すると共
    に該シェル側領域内を、前記軸線側連通路を介して相互
    に連通する二つのシェル側部分に分割する手段であっ
    て、 f. 前記段階b及び前記段階eと同時に、前記樹脂注封
    材料を使用して、前記二つの束端において管シートを形
    成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着させ
    る段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記束の
    一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中空糸
    膜織物カートリッジの製造方法。
  8. 【請求項8】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、そ
    の中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯糸
    を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成する、
    織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
    と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
    るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
    空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
    と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
    と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
    通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
    ジの製造方法であって、 d. 前記段階bの後で、前記束の円筒形の外面を不透過
    性の包囲手段で被覆する段階と、 e. 前記段階b及び段階gと同時に、前記樹脂注封材料
    を使用して、前記軸を中心として回転方向に対称な形状
    の少なくとも一つのバッフル手段を前記シェル側領域に
    形成する段階と、該バッフル手段は、前記不透過性の包
    囲手段に密着すると共に前記マンドレルから離間した箇
    所まで延在して前記シェル側領域内に流体の流れを妨げ
    ない軸線側連通路を画成すると共に、該シェル側領域
    を、該軸線側連通路を介して相互に連通する二つのシェ
    ル側部分に分割する手段であって、 f. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
    の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 g. 前記段階b及び前記段階eと同時に、前記樹脂注封
    材料を使用して、前記二つの束端において管シートを形
    成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着させ
    る段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記束の
    一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中空糸
    膜織物カートリッジの製造方法。
  9. 【請求項9】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、そ
    の中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯糸
    を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成する、
    織物状に配列する段階と、 b.前記織物状の配列を、前記中空糸と略々平行に延伸
    する軸を中心として螺旋状に巻回して、二つの束端と、
    円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
    通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
    ジの製造方法であって、 d. 前記段階b及び段階eと同時に、前記樹脂注封材料
    を使用して、前記軸を中心として軸対称な形状の少なく
    とも一つのバッフル手段を形成する段階と、該バッフル
    手段は、前記軸と交差し且つ前記円筒形の外面から離間
    した位置の外周側まで延在して前記円筒形の外面と前記
    バッフル手段の外周との間の前記シェル側領域に流体の
    流れを妨げない連通路を画成すると共に該シェル側領域
    内を、前記連通路を介して相互に連通する二つのシェル
    側部分に分割する手段であって、 e. 前記段階b及び前記段階dと同時に、前記樹脂注封
    材料を使用して、前記二つの束端において管シートを形
    成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着させ
    る段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記束の
    一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中空糸
    膜織物カートリッジの製造方法。
  10. 【請求項10】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、
    その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯
    糸を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成す
    る、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
    と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
    るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
    空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
    と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
    と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
    通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
    ジの製造方法であって、 d. 前記段階b及び段階fと同時に、前記シェル側領域
    に、前記樹脂注封材料を使用して、前記軸を中心として
    回転方向に対称な形状の少なくとも一つのバッフル手段
    を形成する段階と、該バッフル手段は、前記マンドレル
    に密着し且つ前記円筒形の外面から離間した位置にある
    外周側まで延在して前記円筒形の外面と前記バッフル手
    段の外周との間の前記シェル側領域に連通路を画成し、
    更に、前記シェル側領域内を、該連通路を介して相互に
    連通する二つのシェル側部分に分割する手段であって、 e. 前記バッフル手段が前記マンドレルに密着する箇所
    の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 f. 前記段階b及び前記段階dと同時に、前記樹脂注封
    材料を使用して、前記二つの束端において管シートを形
    成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着させ
    る段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記束の
    一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中空糸
    膜織物カートリッジの製造方法。
  11. 【請求項11】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、
    その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯
    糸を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成す
    る、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
    と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
    るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
    空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
    と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
    と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
    通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
    ジの製造方法であって、 d. 前記段階bの後に、前記束の円筒形の外面を不透過
    性の包囲手段で被覆する段階と、 e. 前記段階b、段階g及び段階iと同時に、前記樹脂
    注封材料を使用して、少なくとも二つの周囲側バッフル
    手段を前記シェル側領域に形成する段階と、該周囲側バ
    ッフル手段は各々、前記軸を中心として回転方向に対称
    な形状で且つ該軸方向に離間して設けられ、更に、前記
    包囲手段に密着し且つ前記マンドレルから離間した箇所
    まで延在して、前記シェル側領域内に流体の流れを妨げ
    ない軸線側連通路を画成すると共に、該シェル側領域内
    を、該軸線側連通路を介して相互に連通する複数のシェ
    ル側部分に分割する手段であって、 f. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
    の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 g. 前記段階b、段階e及び段階iと同時に、前記樹脂
    注封材料を使用して、前記軸を中心として回転方向に対
    称な形状の少なくとも一つの軸線側バッフル手段を前記
    シェル側領域内に形成する段階と、該軸線側バッフル手
    段は、前記二つの周囲側バッフル手段の間に設けられる
    と共に、前記マンドレルに密着し且つ前記円筒形の外面
    から離間した位置の外周側まで延在して、前記円筒形の
    外面と前記軸線側バッフル手段の外周との間の前記シェ
    ル側領域に流体の流れを妨げない軸線側連通路を画成す
    ると共に前記シェル側領域内を、該軸線側連通路を介し
    て相互に連通する二つのシェル側部分に分割する手段で
    あって、 h. 前記軸線側連通路が前記マンドレルに密着する箇所
    の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 i. 前記段階b、段階e及び段階gと同時に、前記樹脂
    注封材料を使用して、前記二つの束端において管シート
    を形成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着
    させる段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記
    束の一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中
    空糸膜織物カートリッジの製造方法。
  12. 【請求項12】 a.内腔を有する複数の中空糸膜を、
    その中空糸が略々平行に延在して緯糸を構成し且つ該緯
    糸を離間状態に保持するフィラメントが経糸を構成す
    る、織物状に配列する段階と、 b.長さ方向軸線と、円筒形の外面と、軸線方向ボア
    と、前記外面に形成され且つ該ボアに連通する孔を備え
    るマンドレル上に前記織物状の配列を、前記軸が前記中
    空糸と略々平行に延在するように巻回して、二つの束端
    と、円筒形の外面とを有する螺旋状の束を形成する段階
    と、 c.前記二つの束端の内、少なくとも第1の束端を構成
    する前記中空糸の内腔の端部を露出して該束の外部に連
    通させる段階と、を含む螺旋状中空糸膜織物カートリッ
    ジの製造方法であって、 d. 前記段階bの後に、前記束の円筒形の外面を不透過
    性の包囲手段で被覆する段階と、 e. 前記段階b、段階g及び段階iと同時に、前記樹脂
    注封材料を使用して、少なくとも二つの軸線側バッフル
    手段を前記シェル側領域に形成する段階と、該軸線側バ
    ッフル手段は各々、前記軸を中心として回転方向に対称
    な形状で且つ該軸方向に離間して設けられ、更に、前記
    マンドレルに密着し且つ前記円筒形の外面から離間した
    位置の外周側まで延在して、前記円筒形の外面と前記軸
    線側バッフル手段の外周との間の前記シェル側領域内に
    流体の流れを妨げない周囲側連通路を画成すると共に、
    該シェル側領域内を、該周囲側連通路を介して相互に連
    通する複数のシェル側部分に分割する手段であって、 f. 前記軸線側連通路が前記マンドレルに密着する箇所
    の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 g. 前記段階b、段階e及び段階iと同時に、前記樹脂
    注封材料を使用して、前記軸を中心として回転方向に対
    称な形状の少なくとも一つの周囲側バッフル手段を前記
    シェル側領域内に形成する段階と、該周囲側バッフル手
    段は、前記二つの軸線側バッフル手段の間に設けられる
    と共に、前記包囲手段に密着し且つ前記マンドレルから
    離間した位置まで延在して、前記シェル側領域に流体の
    流れを妨げない軸線側連通路を画成すると共に前記シェ
    ル側領域内を、該軸線側連通路を介して相互に連通する
    二つのシェル側部分に分割する手段であって、 h. 前記マンドレルが前記軸線側連通路と交差する箇所
    の前記軸線方向ボアを完全に遮断する段階と、 i. 前記段階b、段階e及び段階gと同時に、前記樹脂
    注封材料を使用して、前記二つの束端において管シート
    を形成して、各束端を隣接する一体式の管シートに密着
    させる段階とから成り、前記二つの管シートの間の前記
    束の一部は未注封にしてシェル側領域とした、螺旋状中
    空糸膜織物カートリッジの製造方法。
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