JPH09103477A - 縫合糸 - Google Patents

縫合糸

Info

Publication number
JPH09103477A
JPH09103477A JP7264255A JP26425595A JPH09103477A JP H09103477 A JPH09103477 A JP H09103477A JP 7264255 A JP7264255 A JP 7264255A JP 26425595 A JP26425595 A JP 26425595A JP H09103477 A JPH09103477 A JP H09103477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suture
antibacterial agent
antibacterial
thread
tensile strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7264255A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Yabushita
安紀 藪下
Hiroshi Yokoi
洋 横井
Shuzo Itotani
秀三 糸谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP7264255A priority Critical patent/JPH09103477A/ja
Publication of JPH09103477A publication Critical patent/JPH09103477A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な引張強力を維持しながら、縫合部分の
感染を防止できる縫合糸を提供する。 【解決手段】 抗菌剤を0.001〜10.0重量%含
有していることを特徴とする縫合糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傷口の縫合やカテ
ーテルの固定等に用いられる縫合糸に関するものであ
り、更に詳しくは、縫合部分の感染を防止することがで
きる縫合糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、縫合糸には、完全に殺菌消毒
できる、糸結びが簡単にできて、結び目がゆるまず、
引張ってもほどけたり切れたりしない、患者の傷口組
織を痛めない、組織に対する炎症性がなく、感染巣を
作らない、適度な弾性がある、等の多くの性能が求め
られている。しかし、従来の縫合糸には、絹、木綿、
麻、腸線、ポリグリコール酸、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリエーテル等の糸が用いられてきたが、
これらの材料は、生体にとって異物であるため、局所的
な炎症を起こし、感染巣となることがあった。また、天
然繊維の縫合糸では、引張強力が弱く、切れることがあ
るという問題点を有しており、さらに、合成繊維の縫合
糸では、強力は大きいが滑りやすいため、結紮部が緩み
やすいという欠点を有していた。特に、カテーテルの固
定に縫合糸を用いた場合、カテーテルを固定している縫
合糸が切れたり緩んだりすると、カテーテルが脱落した
り前後に動いたりするため、血管を傷つけたりカテーテ
ルの挿入部からの病原菌の侵入を招いたりする危険性が
あった。また、縫合糸が緩まないように、合成繊維の縫
合糸でカテーテルをきつく縛った場合には、カテーテル
の内腔が狭められて流量が不足したり、縛っている部分
でカテーテルが折れ曲がったりして切れ易くなる等の問
題も有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような状況から、
引張強力が強く、感染を防止でき、しかも結紮部の緩み
にくい縫合糸が望まれていた。しかし、抗菌性を付与す
ると引張強度が低下するので、十分な引張強度を有する
縫合糸を得ることはできず、また、引張強力の低下を防
ぐためには糸を太くしなければならなかったので、上記
性能を満たす縫合糸を得ることは困難であった。本発明
は、十分な引張強力を維持しながら、縫合部分の感染を
防止できる縫合糸を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な課題を解決するために、鋭意検討した結果、縫合糸に
抗菌剤を0.001〜10.0重量%含有させることに
より、十分な引張強度を有しながらも、皮膚の縫合部か
らの感染を防止できることを見出し、本発明に到達し
た。
【0005】すなわち、本発明は、抗菌剤を0.001
〜10.0重量%含有していることを特徴とする縫合糸
を要旨とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の縫合糸は公知の材料から形成される。例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエス
テル、レーヨン、キチン、キトサン、腸線、ポリグリコ
ール酸、絹等の合成高分子化合物、半合成高分子化合
物、天然高分子化合物が用いられる。ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィンは、含有される薬物の
安定性がよいことから、特に好ましい。
【0007】本発明に用いる抗菌剤は特に制限はなく、
例えば、エリスロマイシン、オキシテトラサイクリン、
テトラサイクリン、クロラムフェニコール、フシジン
酸、ミカマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシン、フ
ラジオマイシン、グラミシジン、ストレプトマイシン、
ポリミキシン、コリスチン、バシトラシン等の抗生物
質、クロルヘキシジン等のビグアニド化合物、ベンゼト
ニウム、ベンザルコニウム、ラウリル硫酸、アルキルポ
リアミノエチルグリシン、脂肪酸、臭化ドミフェン等の
表面活性を有する化合物、チモール、フェノール、ヘキ
サクロロフェン、レゾルシン等のフェノール誘導体、ホ
ウ酸、ホウ砂等のホウ酸化合物、ヨウ素、ヨードホル
ム、ポビドンヨード等のヨウ素化合物、金、銀、銅、水
銀等の金属、チメロサール、メチロブロミン等の金属化
合物、アクリノール、メチルロザリニン等の抗菌色素化
合物、酢酸マフェニド、スルファジアジン、スルフィソ
ミジン、スルファメトキサゾール等のサルファ剤等が挙
げられる。これらの抗菌物質は、ナトリウム塩、カリウ
ム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、塩酸塩、硫酸
塩、グルコン酸塩等の塩化合物であってもよく、また、
2種類以上の抗菌剤を併用してもよい。これらの抗菌剤
のうち、難水溶性の抗菌剤は抗菌効果が長期間に渡って
維持されるので、特に好ましい。
【0008】ここで、難水溶性とは20℃の蒸留水10
0gに対する溶解量(以下、溶解度という)が0.00
1〜3.0gのものである。好ましくは0.005〜
2.0gである。水に対する溶解度が0.001g未満
では抗菌剤としての効力が不十分であり、一方、3.0
gを越えると抗菌剤の溶出が増加するため、安全性と抗
菌力の持続性において好ましくないことがある。
【0009】本発明の縫合糸における抗菌剤の含有量
は、0.001〜10.0重量%である。0.001重
量%未満では、湿潤条件下で抗菌性を1週間以上維持す
ることが難しいことがあり、一方、10.0重量%を越
えると、縫合糸の引張強度が低下することがある。
【0010】本発明の縫合糸に含有される抗菌剤の形状
としては、いかなるものでもよいが、含有される抗菌剤
が粉末状であれば、縫合糸表面に凹凸が形成され、縫合
糸の結紮部分が緩みにくくなるので、特に好ましい。こ
の場合、粉末状抗菌剤の粒径は0.1〜20μmの範囲
であることが望ましい。抗菌剤の粒径が20μmを越え
ると、縫合糸の引張強力が低下し、実用的でなくなるこ
とがある。また、抗菌剤の粒径が0.1μm未満では、
縫合糸表面の凹凸が小さくなり、縫合糸同士の摩擦が小
さくなるため、結紮部が緩みやすくなることがある。上
記の範囲内の粒径であれば、縫合糸表面の凹凸が適度で
あり、表面同士の摩擦が大きくなるため、縫合糸の結紮
部分が緩みにくい。
【0011】また、本発明の縫合糸に含有される抗菌剤
が粉末状である場合、縫合糸の全断面積に占める抗菌剤
粒子の面積の割合が、20%以下であることが望まし
い。全断面積に占める抗菌剤粒子の面積の割合が20%
を越える場合、縫合糸の引張強度が低下することがあ
る。抗菌剤は、必ずしも縫合糸の断面全体に均一に分散
されている必要はなく、例えば、中心部には含有量が少
ないか、または全く含まれなくてもよい。
【0012】本発明の縫合糸の形状としては、単層構造
のものに限らず、芯と鞘からなる2層構造を有するもの
や、非円形断面、すなわち異形断面を有するものでもよ
い。
【0013】芯と鞘からなる2層構造を有するものは、
鞘を形成する材料に抗菌剤を含有させればよい。この形
状を有するものは、芯を形成する材料が縫合糸の引張強
力を保持し、鞘を形成する材料が抗菌性を発現するの
で、好適な構造である。また、芯を形成する材料と鞘を
形成する材料に別々の材質を用いることができるので、
縫合糸の引張強力と抗菌性を最適化しやすく、さらに、
抗菌剤の含有量を増やしても引張強力の低下が小さいの
で、特に好ましい。芯を形成する材料としては、強度が
大きく、弾性率の大きな材料、例えば芳香族ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリエーテルエーテルケトン等が好
適に用いられる。鞘を形成する材料としては、スチレン
系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラス
トマー、軟質ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エチレン
酢酸ビニル共重合体、シリコーン、ポリテトラフルオロ
エチレン、脂肪族ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等が好適に用いられる。
【0014】非円形断面を有する縫合糸は、縫合糸表面
の摩擦が大きくなるため、ほどけにくく、好ましい。非
円形断面としては、例えば、断面が星形、三角形、四角
形、多角形等を有するものが挙げられる。この場合、抗
菌剤は粉末状でなくてもほどけにくい縫合糸を得ること
ができるが、粉末状の抗菌剤を用いることによって、更
に大きな効果を得ることができる。
【0015】本発明の縫合糸は、公知の方法によって成
形することができる。例えば、抗菌剤を高分子化合物に
混合したものを、糸に成形すればよい。抗菌剤を高分子
化合物に混合する方法としては、溶融混練、溶媒中での
混合等公知の方法によって混合すればよい。また、抗菌
剤を高分子化合物に混合したものを糸に成形する方法と
しては、溶融押し出し、湿式紡糸等の公知の方法によっ
て成形すればよい。これらの方法は、抗菌剤と高分子化
合物の種類により適宜選択すればよい。
【0016】例えば、ポリエチレンやポリプロピレンの
ような熱可塑性高分子化合物に、これらの高分子化合物
の融点よりも高い分解温度を有する抗菌剤を混合する場
合には、溶融混練法が好適に用いられる。この際、一旦
高分子化合物と抗菌剤とを溶融混練した後、溶融押し出
し法により糸に成形してもよいが、高分子化合物と抗菌
剤とをブレンドして押し出し機に供給すれば、1回の押
し出しで混合と成形を同時に行なうことも可能である。
【0017】また、溶融混練が困難な高分子化合物に抗
菌剤を含有させることもできる。例えば、ポリビニルア
ルコールに抗菌剤を混合する場合には、ポリビニルアル
コール水溶液に抗菌剤を加え、よく混合し、無機酸水溶
液中にノズルを通して吐出、凝固させ、得られた糸を水
洗、乾燥、延伸した後、アセタール化等の水不溶化処理
を行うことにより、所望の縫合糸を得ることができる。
【0018】酢酸セルロースに抗菌剤を含有させる場合
には、酢酸セルロースをアセトン等に溶解し、抗菌剤を
加えてよく混合し、ノズルを通して熱風中に押し出し、
あるいは水中に押し出して糸にすることができる。
【0019】キチンに抗菌剤を含有させる場合には、ジ
メチルスルホキシド等の溶剤にキチンを溶解させた後、
得られたキチン溶液に抗菌剤を加えて、ノズルから凝固
浴中に押し出して糸に成形することができる。
【0020】また、非円形断面を有する縫合糸も、公知
の方法によって形成することができる。例えば、所望の
非円形断面の形状を有するノズルから溶融押出しする方
法、2種類の樹脂を共押出しし、1成分を除く方法等が
挙げられる。
【0021】本発明の縫合糸は、一本では強力が弱い場
合には束ねることによって、あるいはさらに撚る等の方
法によって強力を上げることも可能である。
【0022】
【実施例】
実施例1 高密度ポリエチレン(出光石油化学社製,出光ポリエ
チ)25kgに塩酸クロルヘキシジン(丸石製薬社製)2
50g を加えて十分に混合した後、二軸溶融混練押し出
し機により200℃で押し出し成形を行い、塩酸クロル
ヘキシジンを約1%含有する樹脂を得た。得られた樹脂
中を電子顕微鏡で観察したところ、樹脂には粉末状の塩
酸クロルヘキシジンが粒径2〜8μm でほぼ均一に分散
されていた。この樹脂を押し出し成形機により、太さ約
730μm の糸に成形した後、この糸を約10倍に延伸
し、太さ約230μm とした。
【0023】スタフィロコッカス アウレウス(Staphy
lococcus aureus ;ATCC6538P )をブレイン・ハート・
インフュージョン〔Brain Heart Infusion、ベクトン・
ディッキンソン社(Becton Dickinson and Company)
製〕培地中で37℃にて培養した。培養液を菌濃度が約
1×104 cells/mlとなるように調製し、この液2ml中
に、得られた糸10cmを入れ、37℃で8時間培養し
た。この液の培養後の菌濃度を測定したところ、2×10
cells/ml に減少していた。比較のために、上記操作に
おいて、抗菌剤を加えずに作製した、抗菌剤を含まない
太さ190μm のポリエチレン製の糸及び太さ240μ
m のナイロン製の糸(ユニチカ社製)を用いて同様の抗
菌性試験を行ったところ、培養後の菌濃度はそれぞれ6
×104 cells/ml、2×104 cells/mlに増加していた。
【0024】次に、得られた抗菌剤含有ポリエチレン製
縫合糸の引張強力を23℃、相対湿度65%の条件下で
引張速度200mm/minにおいて測定したところ、3.2
±0.6 kg であった。一方、抗菌剤を含まないポリエ
チレン製縫合糸の引張強力は3.0±0.8 kg であ
り、両者の間に有意差はなかった。また、これらの糸を
2kgの力で蝶結びにし、片方の端を固定し、他端に重り
を付けて、糸が緩む時の重りの重さを測定したところ、
抗菌剤含有ポリエチレン製縫合糸では48±14g であ
ったが、抗菌剤を含まないポリエチレン製縫合糸では2
±1g であった。以上の結果から、本発明の縫合糸は、
抗菌剤を含有しない縫合糸と比較して、引張強力は変わ
らないにもかかわらず、抗菌性を有し、結紮部分が緩み
にくいことが明らかである。
【0025】実施例2 高密度ポリエチレン(出光石油化学社製,出光ポリエ
チ)と実施例1で得られた塩酸クロルヘキシジン含有高
密度ポリエチレン樹脂を200℃で共押し出しし、厚さ
20μm の塩酸クロルヘキシジン含有高密度ポリエチレ
ン層を有する280μm のポリエチレン縫合糸を得た。
得られた縫合糸を顕微鏡で観察したところ、外層にのみ
塩酸クロルヘキシジンの粉末を含有していた。この縫合
糸を用いて、実施例1と同様に抗菌試験を行ったとこ
ろ、培養後の菌数は4×10 cells/ml に減少しており、
実施例1で得られた全体に塩酸クロルヘキシジンが分布
した縫合糸と同程度の効果を示した。次に、実施例1と
同様に引張試験を行ったところ、引張強力は3.5±
1.0kgであり、また、糸が緩む時の重りの重さは43
±12g であった。以上の結果から、芯鞘構造を有する
本発明の縫合糸についても、十分な引張強力と抗菌性を
有し、さらに結紮部分が緩みにくいことが明らかであ
る。
【0026】比較例1 25kgの高密度ポリエチレンに7.5kgの塩酸クロルヘ
キシジンを加えた以外は実施例1と同様の方法により、
塩酸クロルヘキシジンを30%含有するポリエチレン樹
脂を得た。この樹脂を押し出し成形機により、太さ約2
50μm の糸に成形した。得られた糸の断面を顕微鏡で
観察し、断面中の抗菌剤の占める面積を測定したとこ
ろ、24%であった。この糸を用いて、実施例1と同様
に抗菌試験を行ったところ、初発菌濃度は約1×104 ce
lls/mlであったが、8時間培養後は菌が検出されなかっ
た。次に、実施例1と同様に引張試験を行ったところ、
引張強力は1.8±1.0kgであり、また、糸が緩む時
の重りの重さは40±8g であった。以上の結果から、
塩酸クロルヘキシジンの含有量が多いと引張強力が低下
することは明らかである。
【0027】実施例3 実施例1で得られた塩酸クロルヘキシジンを約1%含有
するポリエチレン樹脂を星形のノズルを有するダイから
押し出し、星形断面を有する縫合糸を得た。得られた縫
合糸の断面の円相当直径は220μm であった。この糸
を用いて、実施例1と同様に抗菌試験を行ったところ、
初発菌濃度は約1×104 cells/mlであったが、8時間培
養後は菌が検出されなかった。次に、実施例1と同様に
引張試験を行ったところ、引張強力は2.8±0.9kg
であり、また、糸が緩む時の重りの重さは57±4g で
あった。以上の結果から、非円形断面を有する本発明の
縫合糸についても、十分な引張強力と抗菌性を有し、さ
らに結紮部分が緩みにくいことが明らかである。
【0028】
【発明の効果】本発明の縫合糸は、十分な引張強力を維
持しながら、抗菌性も有する。また、本発明の縫合糸
は、粉末状の抗菌剤を含有させたり、非円形断面とする
ことにより、十分な引張強力と抗菌性を有し、さらに、
結紮部分が緩みにくい縫合糸となる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌剤を0.001〜10.0重量%含
    有していることを特徴とする縫合糸。
  2. 【請求項2】 抗菌剤が難水溶性であることを特徴とす
    る請求項1記載の縫合糸。
  3. 【請求項3】 抗菌剤が粉末状であることを特徴とする
    請求項1記載の縫合糸。
  4. 【請求項4】 粉末状抗菌剤が、0.1〜20μmの粒
    径であることを特徴とする請求項3記載の縫合糸。
  5. 【請求項5】 粉末状抗菌剤が縫合糸の断面に占める面
    積の割合が20%以下であることを特徴とする請求項3
    ないし請求項4記載の縫合糸。
  6. 【請求項6】 非円形断面を成していることを特徴とす
    る請求項1記載の縫合糸。
  7. 【請求項7】 縫合糸が芯と鞘からなる2層構造をな
    し、外側を形成する層に抗菌剤が含有されていることを
    特徴とする請求項1記載の縫合糸。
  8. 【請求項8】 縫合糸がポリオレフィンから形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の縫合糸。
JP7264255A 1995-10-12 1995-10-12 縫合糸 Pending JPH09103477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7264255A JPH09103477A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 縫合糸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7264255A JPH09103477A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 縫合糸

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09103477A true JPH09103477A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17400641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7264255A Pending JPH09103477A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 縫合糸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09103477A (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001511390A (ja) * 1997-08-04 2001-08-14 ミードックス メディカルズ, インコーポレイテッド 薄い柔軟な組織外科手術支持メッシュ
JP2003512096A (ja) * 1999-10-20 2003-04-02 ギルテック リミテッド 縫合糸材料
JP2006517112A (ja) * 2002-09-30 2006-07-20 クイル メディカル、インコーポレイテッド 返しとげ付き縫合糸用返しとげ構成体
JP2006255409A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Tyco Healthcare Group Lp 耐久性が増強したポリオレフィン縫合糸
US8690914B2 (en) 2002-08-09 2014-04-08 Ethicon, Inc. Suture with an intermediate barbed body
US8852232B2 (en) 2002-09-30 2014-10-07 Ethicon, Inc. Self-retaining sutures having effective holding strength and tensile strength
US8876865B2 (en) 2008-04-15 2014-11-04 Ethicon, Inc. Self-retaining sutures with bi-directional retainers or uni-directional retainers
US8875607B2 (en) 2008-01-30 2014-11-04 Ethicon, Inc. Apparatus and method for forming self-retaining sutures
US8915943B2 (en) 2007-04-13 2014-12-23 Ethicon, Inc. Self-retaining systems for surgical procedures
US8916077B1 (en) 2007-12-19 2014-12-23 Ethicon, Inc. Self-retaining sutures with retainers formed from molten material
US8932328B2 (en) 2008-11-03 2015-01-13 Ethicon, Inc. Length of self-retaining suture and method and device for using the same
US8961560B2 (en) 2008-05-16 2015-02-24 Ethicon, Inc. Bidirectional self-retaining sutures with laser-marked and/or non-laser marked indicia and methods
USRE45426E1 (en) 1997-05-21 2015-03-17 Ethicon, Inc. Surgical methods using one-way suture
US9044225B1 (en) 2007-12-20 2015-06-02 Ethicon, Inc. Composite self-retaining sutures and method
US9125647B2 (en) 2008-02-21 2015-09-08 Ethicon, Inc. Method and apparatus for elevating retainers on self-retaining sutures
US9498893B2 (en) 2007-09-27 2016-11-22 Ethicon, Inc. Self-retaining sutures including tissue retainers having improved strength
US9675341B2 (en) 2010-11-09 2017-06-13 Ethicon Inc. Emergency self-retaining sutures and packaging
US20170303817A1 (en) * 2014-11-12 2017-10-26 Georgia State University Research Foundation, Inc. Surgical articles and methods for detection
US9955962B2 (en) 2010-06-11 2018-05-01 Ethicon, Inc. Suture delivery tools for endoscopic and robot-assisted surgery and methods
JP2018525203A (ja) * 2015-08-18 2018-09-06 コーメディクス・インコーポレーテッド 抗菌性縫合糸を含む抗菌性創傷閉鎖材料、及びそれを用いた創傷閉鎖法
US10188384B2 (en) 2011-06-06 2019-01-29 Ethicon, Inc. Methods and devices for soft palate tissue elevation procedures
US10420546B2 (en) 2010-05-04 2019-09-24 Ethicon, Inc. Self-retaining systems having laser-cut retainers
US10492780B2 (en) 2011-03-23 2019-12-03 Ethicon, Inc. Self-retaining variable loop sutures
US10548592B2 (en) 2004-05-14 2020-02-04 Ethicon, Inc. Suture methods and devices
US11007296B2 (en) 2010-11-03 2021-05-18 Ethicon, Inc. Drug-eluting self-retaining sutures and methods relating thereto

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE45426E1 (en) 1997-05-21 2015-03-17 Ethicon, Inc. Surgical methods using one-way suture
JP2001511390A (ja) * 1997-08-04 2001-08-14 ミードックス メディカルズ, インコーポレイテッド 薄い柔軟な組織外科手術支持メッシュ
JP2009273926A (ja) * 1997-08-04 2009-11-26 Boston Scientific Ltd 薄い柔軟な組織外科手術支持メッシュ
JP2003512096A (ja) * 1999-10-20 2003-04-02 ギルテック リミテッド 縫合糸材料
US8690914B2 (en) 2002-08-09 2014-04-08 Ethicon, Inc. Suture with an intermediate barbed body
JP2010184109A (ja) * 2002-09-30 2010-08-26 Quill Medical Inc 返しとげ付き縫合糸用返しとげ構成体
US8852232B2 (en) 2002-09-30 2014-10-07 Ethicon, Inc. Self-retaining sutures having effective holding strength and tensile strength
JP2012196460A (ja) * 2002-09-30 2012-10-18 Quill Medical Inc 返しとげ付き縫合糸用返しとげ構成体
US9248580B2 (en) 2002-09-30 2016-02-02 Ethicon, Inc. Barb configurations for barbed sutures
JP2006517112A (ja) * 2002-09-30 2006-07-20 クイル メディカル、インコーポレイテッド 返しとげ付き縫合糸用返しとげ構成体
US11723654B2 (en) 2004-05-14 2023-08-15 Ethicon, Inc. Suture methods and devices
US10548592B2 (en) 2004-05-14 2020-02-04 Ethicon, Inc. Suture methods and devices
US10779815B2 (en) 2004-05-14 2020-09-22 Ethicon, Inc. Suture methods and devices
JP2006255409A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Tyco Healthcare Group Lp 耐久性が増強したポリオレフィン縫合糸
US8915943B2 (en) 2007-04-13 2014-12-23 Ethicon, Inc. Self-retaining systems for surgical procedures
US9498893B2 (en) 2007-09-27 2016-11-22 Ethicon, Inc. Self-retaining sutures including tissue retainers having improved strength
US8916077B1 (en) 2007-12-19 2014-12-23 Ethicon, Inc. Self-retaining sutures with retainers formed from molten material
US9044225B1 (en) 2007-12-20 2015-06-02 Ethicon, Inc. Composite self-retaining sutures and method
US8875607B2 (en) 2008-01-30 2014-11-04 Ethicon, Inc. Apparatus and method for forming self-retaining sutures
US9125647B2 (en) 2008-02-21 2015-09-08 Ethicon, Inc. Method and apparatus for elevating retainers on self-retaining sutures
US8876865B2 (en) 2008-04-15 2014-11-04 Ethicon, Inc. Self-retaining sutures with bi-directional retainers or uni-directional retainers
US8961560B2 (en) 2008-05-16 2015-02-24 Ethicon, Inc. Bidirectional self-retaining sutures with laser-marked and/or non-laser marked indicia and methods
US8932328B2 (en) 2008-11-03 2015-01-13 Ethicon, Inc. Length of self-retaining suture and method and device for using the same
US11234689B2 (en) 2008-11-03 2022-02-01 Ethicon, Inc. Length of self-retaining suture and method and device for using the same
US10441270B2 (en) 2008-11-03 2019-10-15 Ethicon, Inc. Length of self-retaining suture and method and device for using the same
US10420546B2 (en) 2010-05-04 2019-09-24 Ethicon, Inc. Self-retaining systems having laser-cut retainers
US11234692B2 (en) 2010-05-04 2022-02-01 Cilag Gmbh International Self-retaining system having laser-cut retainers
US10952721B2 (en) 2010-05-04 2021-03-23 Ethicon, Inc. Laser cutting system and methods for creating self-retaining sutures
US9955962B2 (en) 2010-06-11 2018-05-01 Ethicon, Inc. Suture delivery tools for endoscopic and robot-assisted surgery and methods
US11007296B2 (en) 2010-11-03 2021-05-18 Ethicon, Inc. Drug-eluting self-retaining sutures and methods relating thereto
US9675341B2 (en) 2010-11-09 2017-06-13 Ethicon Inc. Emergency self-retaining sutures and packaging
US10492780B2 (en) 2011-03-23 2019-12-03 Ethicon, Inc. Self-retaining variable loop sutures
US11690614B2 (en) 2011-03-23 2023-07-04 Ethicon, Inc. Self-retaining variable loop sutures
US10188384B2 (en) 2011-06-06 2019-01-29 Ethicon, Inc. Methods and devices for soft palate tissue elevation procedures
US20170303817A1 (en) * 2014-11-12 2017-10-26 Georgia State University Research Foundation, Inc. Surgical articles and methods for detection
JP2018525203A (ja) * 2015-08-18 2018-09-06 コーメディクス・インコーポレーテッド 抗菌性縫合糸を含む抗菌性創傷閉鎖材料、及びそれを用いた創傷閉鎖法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09103477A (ja) 縫合糸
US9044531B2 (en) Vascular closure device
US20100092531A1 (en) Textile implant of sheath-core construction and method of forming it
JP2011019903A (ja) 外科用物品のための異種ヤーン
Champeau et al. Current manufacturing processes of drug-eluting sutures
CN104271169B (zh) 围手术期对于通过非自然孔道插入的医疗器械进行消毒的方法和涂药器
CN113365673B (zh) 用于受控释放的高强度多孔材料
EP2110146A2 (en) Poly(trimethylene) terephthalate filaments and articles made therefrom
JP2022105086A (ja) 抗菌性縫合糸を含む抗菌性創傷閉鎖材料、及びそれを用いた創傷閉鎖法
WO2021178785A1 (en) Packaging for hydrated articles and related methods
US20100331613A1 (en) Medical implant
CN104857556A (zh) 一种化学接枝型长效缓释抗菌真丝缝合线及其制备方法
US20120041483A1 (en) Suture having antimicrobial properties
BR112019016279A2 (pt) suturas ou redes trançadas com filamentos contendo um medicamento
JP2005334216A (ja) 抗菌性カテーテル
EP2364170B1 (de) Chirurgischer faden, insbesondere zur vermeidung von stichkanalblutungen, und verfahren zu seiner herstellung
JPH08154882A (ja) モップ
JPH06142181A (ja) 創傷被覆材
RO131309A2 (ro) Dispozitiv protetic tubular, stratificat, cu proprietăţi antimicrobiene

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050426