JPH09102300A - 乾電池ケース - Google Patents

乾電池ケース

Info

Publication number
JPH09102300A
JPH09102300A JP7261149A JP26114995A JPH09102300A JP H09102300 A JPH09102300 A JP H09102300A JP 7261149 A JP7261149 A JP 7261149A JP 26114995 A JP26114995 A JP 26114995A JP H09102300 A JPH09102300 A JP H09102300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output terminal
terminal
battery
case
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7261149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3438798B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Shimada
光浩 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP26114995A priority Critical patent/JP3438798B2/ja
Publication of JPH09102300A publication Critical patent/JPH09102300A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3438798B2 publication Critical patent/JP3438798B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、嵌合、係合の手段で組み
立てられ、更に乾電池の交換が容易に行える乾電池ケー
スを得ること。 【解決手段】 本発明の乾電池ケースはケース本体10
に電池ホルダ20を嵌合構造で着脱できる構造で構成さ
れている。ケース本体10は開口部11と底部12とが
形成されたほぼ角形筒状の容器に構成されていて、その
一側面に電子機器の電源端子に接続されるプラス出力端
子面1Aとマイナス出力端子面2Aとを露出させる窓1
4A、14B」が形成されている。一方、電池ホルダ2
0は、両側面に3個づつの乾電池を収納できる電池収納
部21Aa、21Ab、21Ac、及び21Ba、21
Bb、21Bcが形成された隔壁22と、その隔壁22
の上端部に形成された電極端子ホルダ23と下端部に形
成された電極端子ホルダ24とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充電型電池により
作動する、例えば、カメラ一体型ビデオテープレコーダ
(以下、単に「カムコーダ」と略記する)のような電子
機器に、充電型電池の代わりに複数個の乾電池を用いて
作動させる場合の、それらの乾電池を収容できる乾電池
ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記カムコーダとして、直流6ボルトで
動作するように設計されたソニー株式会社製のCCD−
TR705型カムコーダなどを挙げることができる。こ
のカムコーダはNi−Cd充電式電池NP−55、6
6、77などの直流6ボルト電源で作動するように構成
されている。そのため、これら充電式電池には、そのケ
ース本体の所定の位置で露出したプラス出力端子とマイ
ナス出力端子とが設けられており、一方、カムコーダ側
には前記プラス出力端子とマイナス出力端子とに接続さ
れるプラス入力端子とマイナス入力端子とが設けられて
いて、これらは充電式電池をカムコーダに嵌合、装着し
た時にそれぞれ互いに機械的に接触し、そして電気的に
接続されるように構成されている。
【0003】このようなカムコーダは、通常、商用電源
が無い場所で使用されるため、或いは機動性の観点か
ら、予め充分に充電された充電式電池を複数個用意して
使用されるものであるが、それら用意しておいた充電式
電池を使い果たす場合があり、そのような場合には、乾
電池を用いてカムコーダを作動させることもできるよう
に配慮されている。また、前記のような充電式電池は比
較的イニシャルコストが高いため、比較的安価な乾電池
だけを用いる場合もある。
【0004】いずれにしても乾電池を用いる場合には、
前記充電式電池の外形とほぼ同形状で、前記プラス出力
端子とマイナス出力端子と同一の位置に形成されたプラ
ス出力端子とマイナス出力端子とを備えた乾電池ケース
に所定の個数の乾電池を収容して使用される。その乾電
池ケースの一例として、ソニー株式会社から現在も市販
されている乾電池ケースEBP−N6を採り挙げ、その
構造を図14乃至図24を参照しながら説明する。
【0005】図14は従来技術の乾電池ケース(EBP
−N6、以下、単に「乾電池ケース」と略記する)のカ
ムコーダへの取付け側ケース半体(以下、単に「機器側
ケース」と略記する)を示していて、同図Aはその平面
図、同図Bは図Aの左方から見た側面図、同図Cは図A
の右方から見た側面図、同図Dは図Aの上方から見た上
面図、そして同図Eは図Aの下方から見た下面図であ
り、図15は機器側ケースに収納される電池ホルダ(以
下、「機器側電池ホルダ」と記す)を示していて、同図
Aはその平面図、同図Bは図Aの左方から見た側面図、
同図Cは図Aの右方から見た側面図、同図Dは図Aの上
方から見た上面図、そして同図Eは図Aの下方から見た
下面図であり、図16は図15AのA−A線上で切断
し、矢印A方向に見た断面図であり、図17は図15A
のB−B線上で切断し、矢印B方向に見た断面図であ
り、図18は図15に示した機器側電池ホルダの裏面図
であり、そして図24は6個の乾電池を直列接続した電
気回路図である。
【0006】そして図19は図14に示した機器側ケー
スと対をなして用いられる従来技術の乾電池ケースの他
のケース(以下、単に「蓋体ケース」と記す)を示して
いて、同図Aはその平面図、同図Bは図Aの左方から見
た側面図、同図Cは図Aの右方から見た側面図、同図D
は図Aの上方から見た上面図、そして同図Eは図Aの下
方から見た下面図であり、図20は蓋体ケースに収納さ
れる電池ホルダ(以下、「蓋体側電池ホルダ」と記す)
を示していて、同図Aはその平面図、同図Bは図Aの左
方から見た側面図、同図Cは図Aの右方から見た側面
図、同図Dは図Aの上方から見た上面図、そして同図E
は図Aの下方から見た下面図であり、図21は図20A
のA−A線上で切断し、矢印A方向に見た断面図であ
り、図22は図20AのB−B線上で切断し、矢印B方
向に見た断面図であり、図23は図20に示した蓋体側
電池ホルダの裏面図であり、そして図24は6個の乾電
池を直列接続した電気回路図である。
【0007】以下、説明する乾電池ケースは、図24に
示したように、例えば、9ボルトの出力電圧が得られる
ように6個の単三形乾電池(以下、単に「乾電池」と略
記する)D1、D2、D3、D4、D5、D6を直列に
接続した状態で用いられるものとする。
【0008】先ず、図14乃至図18を参照しながら、
機器側ケース110及び機器側電池ホルダ120の主要
構成要素を説明する。機器側ケース110は直方体の箱
を半分に切断した状態の合成樹脂製ケース本体111を
基に構成されており、全面が開口している。このケース
本体111の一開口縁、図14Aにおいては左側の開口
縁に雄型ヒンジ112が、そして反対側の開口縁、図1
4Aにおいては右側の開口縁に係合孔113Aが開けら
れた係合摘み113が形成されており、そして、ケース
本体111の上側板及び下側板の後方部、即ち、カムコ
ーダへの装着側には、カムコーダの充電式電池の結合突
起(不図示)に嵌合することができる嵌合溝114A、
114Bがそれぞれ形成されている。そして更にこのケ
ース本体111の底面には、後記するように、カムコー
ダのプラス入力端子とマイナス入力端子(いずれも不図
示)に接続されるプラス出力端子とマイナス出力端子と
を露出させることができるプラス出力端子窓(以下、単
に「窓」と略記する)115Aとマイナス出力端子窓
(以下、単に「窓」と略記する)115Bが形成されて
いる。
【0009】次に、機器側電池ホルダ120を説明す
る。この機器側電池ホルダ120はスプーン形状に似た
板状の合成樹脂製ホルダ本体121を基に形成されてい
て、前記機器側ケース110の開口部に嵌合、装着され
るように構成されている。このホルダ本体121には3
個の電池収納部122と雌形電気接続部123が形成さ
れている。各電池収納部122は隔壁124で仕切ら
れ、それぞれの底面は単三形乾電池の円周に沿った円弧
状に形成されており、単三形乾電池が座り良く収納でき
るように構成されている。
【0010】また、各電池収納部122の前記雌形電気
接続部123側にはマイナス電極端子125A、125
B、125Cが、それらの反対側にはそれぞれプラス電
極端子126A、126B、126Cが形成されてい
る。図18に示したように、前記マイナス電極端子12
5Aとプラス電極端子126B及びマイナス電極端子1
25Bとプラス電極端子126Cとは銅製の同一形状の
長い接続端子P1a及びP1bで一体的に構成されてお
り、マイナス電極端子125Cは短辺のL字型接続端子
P2で構成されており、プラス電極端子126Aは短辺
の逆L字型接続端子P3で構成されており、これは、ま
た、プラス出力端子面1A(点線で囲った部分)が形成
されているプラス出力端子1でもある。また、符号P4
はI字型の接続端子で、マイナス出力端子面2A(点線
で囲った部分)が形成されているマイナス出力端子2で
ある。これら各種接続端子はホルダ本体121に植設さ
れている合成樹脂の支柱(図においては、黒点で表し
た)を溶かしてその樹脂で固定されている。
【0011】前記雌形電気接続部123はほぼ正方形の
凹部に形成されており、その右側の側壁に開けられた2
個の窓からは、図16及び図18に示したように、マイ
ナス電極端子125Cの接続端子P2とリード129A
で接続されたマイナス接続端子127と、そしてプラス
電極端子2の接続端子P4とリード129Bで接続され
たプラス接続端子128とがそれぞれ凹部内に若干露出
するように装着されている。
【0012】次は、図19乃至図23を参照して前記機
器側ケース110及び機器側電池ホルダ120と対をな
す蓋体ケース130及び蓋体側電池ホルダ140を説明
する。蓋体ケース130は一先端部が深さ方向に先細り
になっているやや浅いほぼ船形をした合成樹脂製ケース
本体131を基に構成されており、全面が開口してい
る。このケース本体131の一開口縁、図19Aにおい
ては右側の開口縁には、前記機器側ケース110に形成
された雄型ヒンジ112が嵌合する雌型ヒンジ132
が、そして反対側の開口縁、図19Aにおいては左側の
開口縁に、前記機器側ケース110に形成された係合摘
み113の係合孔113Aに嵌まり込み、係合する係合
爪133が形成されている。
【0013】次に、蓋体側電池ホルダ140を説明す
る。この蓋体側電池ホルダ140もスプーン形状に似た
板状の合成樹脂製ホルダ本体141を基に形成されてい
て、前記蓋体ケース130の開口部に嵌合、装着される
ように構成されている。そしてこのホルダ本体141に
は3個の電池収納部142と雄形電気接続部143が形
成されている。
【0014】各電池収納部142は隔壁144で仕切ら
れ、それぞれの底面は単三形乾電池の円周に沿った円弧
状に形成されており、単三形乾電池が座り良く収納でき
るように構成されている。また、各電池収納部142の
前記雄形電気接続部143側にはマイナス電極端子14
5A、145B、145Cが、それらの反対側にはそれ
ぞれプラス電極端子146A、146B、146Cが形
成されている。図23に示したように、前記マイナス電
極端子145Bとプラス電極端子146A及びマイナス
電極端子145Cとプラス電極端子146Bとは銅製の
同一形状の長い接続端子P7a及びP7bで一体的に構
成されており、マイナス電極端子145Aは短辺のI字
型接続端子P5で構成されており、そしてプラス電極端
子146Cは長片の接続端子P6で構成されている。こ
れら各種接続端子もまた、ホルダ本体141に植設され
ている合成樹脂の支柱(図においては、黒点で表した)
を溶かしてその樹脂で固定している。
【0015】前記雄形電気接続部143は前記機器側ケ
ース110の雌形電気接続部123に丁度嵌め込めるほ
ぼ正方形の凸部に形成されており、その左側の側壁に開
けられた2個の窓からは、図23に示したように、マイ
ナス電極端子145Aにリード149Aで接続されたプ
ラス接続端子148が、そしてプラス電極端子146C
にリード149Bで接続されたマイナス接続端子127
がそれぞれ凸部の内側からその外側壁に形成された窓か
ら露出するように装着されている。
【0016】図15に示した機器側電池ホルダ120を
図14に示した機器側ケース110の開口部に嵌め込む
と機器側乾電池ケースが出来上がり、図20に示した蓋
体側電池ホルダ140を蓋体ケース130の開口部に嵌
め込むと蓋体側乾電池ケースが出来上がる。そして蓋体
ケース130の雌型ヒンジ132に機器側ケース110
の雄型ヒンジ112を嵌め込むと、機器側ケース110
と蓋体ケース130とは観音開きのような状態で連結す
ることができる。この観音開きの状態で機器側電池ホル
ダ120のそれぞれの電池収納部122に単三形乾電池
D1、D2、D3を収容し、また、蓋体側電池ホルダ1
40のそれぞれの電池収納部142に単三形乾電池D
4、D5、D6を収容した後、蓋体側乾電池ケースと機
器側乾電池ケースとを合わせると、係合爪133が係合
摘み113の係合孔113Aに嵌まり込み、両者を係合
し、閉じることができる。
【0017】この時、雄形電気接続部143が雌形電気
接続部123に嵌まり込み、プラス接続端子148がプ
ラス接続端子128に、マイナス接続端子147がマイ
ナス接続端子127にそれぞれ接続される。この6個の
乾電池D1、D2、D3、D4、D5、D6の接続状態
を電気接続回路で図24に示した。これら一連の乾電池
の内、乾電池D1のプラス電極端子126Aは図14に
示した機器側ケース110の窓115Aに露出するプラ
ス出力端子1のプラス出力端子面1Aに接続されてお
り、乾電池D6のマイナス電極端子145Aは図14に
示した機器側ケース110の窓115Bに露出するマイ
ナス出力端子2のマイナス出力端子面2Aに接続されて
いる。プラス電極1は便宜上結線L1でプラス出力端子
に、また、マイナス電極2は結線L7でマイナス出力端
子2に接続される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明したよう
に、従来技術の乾電池ケースは、構造が異なる2個の機
器側ケース110と蓋体ケース130、及び機器側電池
ホルダ120と蓋体側電池ホルダ140とで構成されて
いるので、4個の異なる構造の成形金型を必要とし、ま
た、接続端子も合計7種類必要とする。そしてこれら接
続端子のケース本体への固定はケース本体に植設されて
いる合成樹脂の支柱を溶かして固定する溶着方法を採っ
ている。更にまた、各プラス接続端子と各プラス電極端
子、マイナス電極端子との接続はリード線を用い、そし
て半田付けしなければならない。
【0019】このように従来技術の乾電池ケースは部品
点数が多く、組立に多くの手数と時間を必要とする。そ
して乾電池の入替えには、この乾電池ケースをカムコー
ダに取り付けた状態では難しく、取り外して乾電池ケー
スを前記のように観音開きに開いた状態で新しい乾電池
の入替えをしなければならなず、これも時間が掛かるな
どといった問題点がある。
【0020】本発明は以上記したような諸問題点を解決
しようとするものであって、部品点数の少ない、組立に
半田付けを必要としないで組み立てられ、更に乾電池の
交換が容易に行える乾電池ケースを得ることを目的とす
るものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】それ故、本発明の乾電池
ケースは、ケース本体と、複数個の乾電池を保持し、そ
のケース本体に嵌着、収納できる電池ホルダとから構成
されていて、ケース本体は一端面が開口し、他端面が閉
鎖されたほぼ角形筒状に形成されており、そしてこの角
形筒の一側面に電子機器に取り付けることができる係合
部とプラス出力端子とマイナス出力端子とをそれぞれ露
出させることができるプラス出力端子窓とマイナス出力
端子窓とが形成されており、そして更に前記一側面と対
向する角形筒の背面に弾性的な嵌合部が形成されてお
り、一方、前記電池ホルダは中央部に形成され、両面に
それぞれ少なくとも2個以上の同数の乾電池を保持する
ことができる電池収容部が形成された隔壁とこの隔壁の
両端部にほぼ垂直状態に形成された電極端子ホルダとか
ら構成されており、これら電極端子ホルダの一方には、
前記電池ホルダを前記ケース本体に嵌着、収納した場合
に、前記ケース本体の開口部を閉鎖できる蓋体を形成し
て、前記課題を解決している。
【0022】また、本発明の乾電池ケースは、前記構成
のケース本体と、前記構成の電池ホルダとから構成され
ており、前記電極端子ホルダの一方は前記プラス出力端
子と前記マイナス出力端子とを保持し、また、この電極
端子ホルダの他方には、前記電池ホルダを前記ケース本
体に嵌着、収納した場合に、前記プラス出力端子とマイ
ナス出力端子とをそれぞれ前記ケース本体の前記プラス
出力端子窓と前記マイナス出力端子窓とに常に露出さ
せ、それらの露出位置で固定するために、前記プラス出
力端子と前記マイナス出力端子との背後から押圧力を発
生させる位置決め部材を形成して、前記課題を解決して
いる。
【0023】更にまた、本発明の乾電池ケースは、前記
構成のケース本体と、前記構成の電池ホルダとから構成
されており、前記電極端子ホルダの一方には前記収容部
と同数のプラス電極端子とマイナス電極端子とが一体化
された接続端子が、前記隔壁の一側面側にプラス電極端
子が、前記隔壁の他の側面側にマイナス電極端子が配設
されるように装着されており、そして前記ケース本体の
前記嵌合部に嵌合する嵌合部が形成されており、また、
前記電極端子ホルダの他方には、前記収容部と同数のプ
ラス電極端子とマイナス電極端子とが一体化された接続
端子が、前記一方の電極端子に装着された接続端子のプ
ラス電極端子に対向してマイナス電極端子が、そして前
記一方の電極端子に装着された接続端子のマイナス電極
端子に対向してプラス電極端子がそれぞれ配設されるよ
うに前記隔壁を中心にして装着されており、更に前記電
極端子ホルダ部分の両端部にプラス出力端子とプラス電
極端子とが一体化されたプラス端子とマイナス出力端子
とマイナス電極端子とが一体化されたマイナス端子とが
装着されており、前記電極端子ホルダを前記ケース本体
に嵌着、収納した場合に前記プラス出力端子と前記マイ
ナス出力端子とがそれぞれ前記プラス出力端子窓と前記
マイナス出力端子窓とに露出するように構成して、前記
課題を解決している。
【0024】従って、本発明の乾電池ケースによれば、
ケース本体、電池ホルダ及び接続端子などの部品点数を
半減させることができ、しかも嵌め込み、係合などの組
立手法のみを用いているので組立が容易、かつ組立工数
を削減することができる。更に乾電池の交換は、ケース
本体を電子機器に装着したままの状態で、そのケース本
体の係合部との係合を解除して電池ホルダのみを交換す
るだけで行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図13を参照しな
がら本発明の乾電池ケースを説明する。図1は本発明の
実施例である乾電池ケースの構成要素であるケース本体
と電池ホルダとを示した斜視図であり、図2は図1に示
したケース本体を電子機器への装着側から見て示した斜
視図であり、図3は図1に示した電池ホルダの分解斜視
図であり、図4は図1Aに示した電池ホルダのA−A線
上における断面側面図であり、図5は図1Aに示した電
池ホルダのB−B線上で切断して上方を見た平面図であ
り、図6は図1Aに示した電池ホルダのC−C線上で切
断して下方を見た平面図であり、図7は図6の裏面から
見た電池ホルダの平面図であり、図8は図3に示した電
池ホルダに装着される第1の接続端子を示していて、同
図Aはその上面図、同図Bは図Aの矢示Bから見た正面
図、同図Cは図Aの矢示Cから見た側面図、同図Dは図
Aの矢示Dから見た背面図であり、図9は図3に示した
電池ホルダに装着される第2の接続端子を示していて、
同図Aはその上面図、同図Bは図Aの矢示Bから見た側
面図、同図Cは図Aの矢示Cから見た側面図であり、図
10は図3に示した電池ホルダに装着されるプラス出力
端子を示していて、同図Aはその上面図、同図Bは図A
の矢示Bから見た正面図、同図Cは図Aの矢示Cから見
た側面図、同図Dは図Aの裏面図であり、図11は図3
に示した電池ホルダに装着されるマイナス出力端子を示
していて、同図Aはその上面図、同図Bは図Aの矢示B
から見た正面図、同図Cは図Aの矢示Cから見た側面
図、同図Dは図Aの裏面図であり、図12は図1に示し
たケース本体に電池ホルダを嵌合、収納した状態の本発
明の乾電池ケースを中央部で切断した断面側面図であ
り、そして図13は図1A及び図3に示した電池ホルダ
に装着された場合の6個の乾電池とそれらの各種端子と
の接続関係を示した電気回路図である。
【0026】先ず、図1乃至図3を参照しながら、本発
明の乾電池ケースを説明する。この乾電池ケースは図1
Bに示したケース本体10と図1Aに示した電池ホルダ
20とから構成されている。前記ケース本体10は、図
2に示したように、一端部が開いた開口部11が形成さ
れており、そして他端部は閉鎖され、前記開口部11よ
り少し口径が小さい底部12が形成されたほぼ角形筒状
の容器に構成されており、そしてこの容器の一側面に電
子機器であるカムコーダに取り付けることができる係合
部13とプラス出力端子1のプラス出力端子面1Aとマ
イナス出力端子2のマイナス出力端子面2Aとをそれぞ
れ露出させることができるプラス出力端子窓14A(以
下、単に「窓14A」と略記する)とマイナス出力端子
窓14B(以下、単に「窓14B」と略記する)とが形
成されており、そして前記一側面と対向する角形筒の容
器の背面に中央部に所定の幅で互いに平行な2本の縦の
スリット15が開けられて、舌片状の、そして弾性的な
係合部16が形成されている。符号17は係合部16の
自由端近傍に開けられた係合孔である。また、容器の両
側面には滑り止めが施されて把手部18が形成されてい
る。
【0027】一方、前記電池ホルダ20は、図1A及び
図3に示したように、中央部に形成され、両面にそれぞ
れ少なくとも2個以上の同数の乾電池を、図示の例では
3個づつ6個の乾電池D1、D3、D5、D2、D4、
D6を保持できる電池収納部21Aa、21Ab、21
Ac、及び21Ba、21Bb、21Bcが形成された
隔壁22と、図においてこの隔壁22の上端部にほぼ直
角に水平状態に形成された電極端子ホルダ23と隔壁2
2の下端部にほぼ直角に水平状態に形成された電極端子
ホルダ24とから構成されている。
【0028】前記電極端子ホルダ23には、前記電池ホ
ルダ20をケース本体10に嵌着、収納した場合に、ケ
ース本体の開口部11を閉鎖する蓋体25が形成されて
いる。また、図1Aに示されているように、この電極端
子ホルダ23の蓋体25の電池収納部21A側下端部に
は、その内方に向かって前記ケース本体10の係合部1
6の係合孔17に、係合部16の外側から係合する係合
爪26が形成されている。前記電極端子ホルダ24の電
池収納部21Bに、その電極端子ホルダ24の水平面と
ほぼ垂直にプラス出力端子受け27Aとマイナス出力端
子受け27B(図3)とが形成されており、また、前記
電極端子ホルダ24の下面両側には、電極端子ホルダ2
4に対して垂直状態で、押圧突起28が形成された押圧
板29が形成されている。
【0029】更にまた、前記各電極端子ホルダ23、2
4には各種の電極端子を嵌合、固定できる手段が形成さ
れている。この手段を図4乃至図7をも参照しながら説
明する。先ず、電極端子ホルダ23側の嵌合手段を説明
する。この嵌合手段は、電極端子ホルダ23に形成され
た、各電池収納部21A、21Bの中央部に対応して位
置し、隔壁22の両側に通ずる3本の凹溝30と、これ
ら各凹溝30に対向して隔壁22の上端部に形成された
微小な貫通孔31(図4)と、電池収納部21B側(図
3、図4に示された面側)の前記各凹溝30の先端部に
形成された係合穴32と、そして前記凹溝30の底部両
側に形成され、凹溝30の幅よりやや広い幅の案内係止
溝33(図1、図5)とから構成されている。
【0030】次に、電極端子ホルダ24側の嵌合手段を
説明する。この嵌合手段は、電極端子ホルダ24に形成
された、電池収納部21Aaと21Ba及び電池収納部
21Abと21Bbの中央部にそれぞれ対応して位置
し、隔壁22の両側に通ずる凹溝40a、40b(図
3、図4、図6)と、これら各凹溝40a、40bに対
向して隔壁22の下端部にそれぞれ形成された微小な貫
通孔41a、41b(図3、図4)と、電池収納部21
Acの中央部に対応して位置するように形成された凹溝
40c(図6)と、電池収納部21Bcの中央部に対応
して位置するように形成された凹溝40d(図3、図
6)と、それら凹溝40a、40bの両端中央部に形成
された係合孔42a、42b、42c、42d(図1
A、図3)と、電池収納部21Acの中央部に形成され
た係合孔42e(図6)と、電池収納部21Bcの中央
部に形成された係合孔42f(図3、図6)と、凹溝4
0aと土手43bとの間、土手43bと凹溝40bとの
間、凹溝40bと土手43cとの間、及び土手43cと
凹溝40cとの間にそれぞれ形成され、案内係止溝の機
能も兼ねたクランク状のスリット44b、44c、44
d、44e(図6)と、そして土手43aと凹溝40a
との間、及び凹溝40cと土手43dとの間にそれぞれ
形成された案内係止溝44a、44f(図6)とから構
成されている。
【0031】次に、図8乃至図11を参照しながら、両
電極端子ホルダ23、24に形成された前記各嵌合手段
により固定される接続端子、プラス出力端子及びマイナ
ス出力端子の構造及び構成を説明する。先ず、図8に示
した接続端子板50を説明する。この接続端子板50は
中央部分が幅広に形成されて、両側縁が係合縁52とな
る平面状の電極板51の両端に形成されたプラス電極5
3と下方にほぼ135°の角度に折り曲げられ、弾性を
付与されて形成されたマイナス電極54と、そのプラス
電極53の先端部で直角に上方に曲げられて形成された
係合爪55と、電極板51のほぼ中央部でほぼ45°の
角度で下方に打ち抜かれた係合爪56と、そしてプラス
電極53に中央部に形成された係合突起57とから構成
されている。
【0032】次に、図9に示した接続端子板60を説明
する。この接続端子板60は中央部が前記各土手43
a、43bの幅で凹状に、そして斜め方向に向けて折り
曲げられ、そして土手43a、43bの下面を跨ぐ凹部
を連結部61とし、図において左下方側で、この連結部
61に連結されており、両側縁が係合縁62となる平面
状で幅広の係合板63と、この係合板63の左端部を上
方にほぼ135°の角度に折り曲げられ、弾性を付与さ
れて形成されたマイナス電極64と、前記連結部61の
右上方側で連結されており、片側縁が係合縁65とな
り、前記係合板63と同一平面で形成されている幅広の
平面状で係合板67と、この係合板67の左端部に形成
されているプラス電極68と、このプラス電極68の中
央部及び前記係合板63のほぼ中央部にそれぞれ下方に
打ち抜いて形成された係合爪69とから構成されてい
る。
【0033】次は、図10に示したプラス出力端子板7
0を説明する。先ず、このプラス出力端子板70の連結
部を説明する。この連結部は3次元にわたって屈曲され
ていて、図10Aにおいて、中央部が紙面に対して垂直
に形成された比較的長い連結部71とこの連結部71の
右端で直角に折り曲げられ、隣接の土手43bまでの比
較的短い連結部72と、この連結部72の上縁から垂直
に折り曲げられた比較的長い連結部73と、更にその右
端から上方に直角に短く折り曲げられた連結部74とか
ら構成されている。そして連結部74の上端からは、前
記連結部73の方向に、そして平行になるように直角に
折り曲げられ、両縁が係合縁75となる幅広のプラス電
極76が形成されている。また、前記連結部71の左端
には、図10Aにおいて上方に直角に折り曲げられたプ
ラス出力端子面1Aを備えたプラス出力端子1が形成さ
れている。更に、プラス出力端子1の先端部から連結部
71の方に直角に折り曲げられた係合爪78が、そして
プラス電極76の端部中央部に下方に打ち抜かれた係合
爪79が形成されている。
【0034】最後に、図11に示したマイナス出力端子
板80を説明する。このマイナス出力端子板80もまた
複数部の連結部を備えている。即ち、図11Aの図示の
状態において、連結部は両側縁に係合縁81が形成され
ている水平で幅広のほぼ正方形の連結部82と、この連
結部82の一方の係合縁81側の一部先端部から同一面
上に張り出した三角形状の連結部83と、そしてこの連
結部83の一辺から45°の角度で下方に折り曲げられ
た短い連結部84から構成されている。そして、連結部
84の他端にはこの部分から更に45°の角度で、即
ち、前記連結部81に対して直角に折り曲げられたマイ
ナス出力端子面2Aを備えたマイナス出力端子2が形成
されており、また、前記連結部82のマイナス出力端子
2側の先端部からはほぼ45°の斜め上方に向かって延
びるマイナス電極85が形成されている。更に、前記連
結部82のほぼ中央部には下方に打ち抜かれた係合爪8
6が、そしてマイナス出力端子2の二辺に、マイナス出
力端子2の裏面に向かって直角に折り曲げられ、係合孔
が開けられた係合爪87、88が形成されている。
【0035】以上、説明したような一枚板で形成された
構造、構成の接続端子板50、60、プラス出力端子1
及びマイナス出力端子2は前記電極端子ホルダ23、3
4に嵌合、係合などの手段で組み込まれる。再び図1、
図3、図4乃至11をも参照して説明する。
【0036】先ず、接続端子板50であるが、この接続
端子板50を、図3に示したように、そのプラス電極5
3を電極端子ホルダ23の各凹溝30に、そして両係合
縁52をそれぞれ案内係止溝33に挿入して、電池収納
部21A側から押し込む。完全に押し込まれると、各接
続端子板50の係合爪55が係合穴32に嵌まり込み、
また、係合爪56が貫通孔31に係合し、その位置で完
全に固定される。この固定状態になると、電池収納部2
1Aa、21Ab、21Ac側にマイナス電極54が、
また、電池収納部21Ba、21Bb、21Bc側にプ
ラス電極53が露出する。この固定は3本の接続端子板
50全て同じである。
【0037】次に、接続端子板60であるが、この内の
一本の接続端子板60を、電池収納部21Ab側から、
その係合板63の両係合縁62が案内係止溝44c、4
4dに挿入、押し込み、続いてその連結部61を前記土
手43cの裏面を跨がるように(図7)前記スリット4
4d、44eに挿入(図6)、押し込み、そして最後に
係合板67の係合縁65がそれぞれスリット44e、4
4fに挿入(図6)、押し込むと、2個の係合爪69が
それぞれ係合孔42d、42eに嵌まり込み、その位置
で固定される。そして電池収納部21Bbにはマイナス
電極64が、電池収納部21Acにプラス電極68が露
出する。
【0038】他の一本の接続端子板60も、電池収納部
21Aa側から、その係合板63の両係合縁62が案内
係止溝44a、44bに挿入、押し込み、続いてその連
結部61を前記土手43bの裏面を跨がるように(図
7)前記スリット44b、44cに挿入(図6)、押し
込み、そして最後に係合板67の係合縁65がそれぞれ
スリット44c、44dに挿入(図6)、押し込むと、
2個の係合爪69がそれぞれ係合孔42b、42cに嵌
まり込み、その位置で固定される。そして電池収納部2
1Baにはマイナス電極64が、電池収納部21Abに
プラス電極68が露出する。
【0039】次に、プラス出力端子板70の電極端子ホ
ルダ24への装着を説明する。先ず、プラス電極76
を、その両係合縁75を電池収納部21Aaの案内係止
溝44a及びスリット44bに挿入しながら、凹溝40
aに装着し、同時に連結部73を凹溝40aの裏面の凹
溝に装着して挿入し、押し込むと、係合爪79が係合孔
42aに嵌まり込む。また、図7に示したように、連結
部71を電極端子ホルダ24の裏面のプラス出力端子受
け27Aの横に形成したスリット45に挿入し、そして
プラス出力端子1をプラス出力端子受け27Aに被せ、
係合爪78をプラス出力端子受け27Aのスリット27
Cに嵌め込み、固定する。そうすると、図6に示めされ
ているように、電池収納部21Aaにプラス電極76が
露出し、そしてプラス出力端子1が前記ケース本体10
の窓14Aに露出する位置に固定される。
【0040】最後に、マイナス出力端子板80の電極端
子ホルダ24への装着を説明する。先ず、連結部82の
両係合縁81を電池収納部21Bcの凹溝40dの底部
両側に形成されているスリット44g、44hに挿入
し、押し込む。そうすると、係合爪86が凹溝40dの
係合孔42fに嵌まり込み、同時に、マイナス出力端子
2がマイナス出力端子受け27Bに被さり、係合爪87
がマイナス出力端子受け27Bのスリット27Cに、そ
して係合爪88がマイナス出力端子受け27Bの下面に
形成された係合突起に嵌まり込み、固定される。従っ
て、電池収納部21Bにはマイナス電極85が露出し、
そしてマイナス出力端子2が前記ケース本体10の窓1
4Bに露出する位置に固定される。
【0041】図13には、6個の乾電池D1、D2、D
3、D4、D5、D6、前記接続端子板50、60及び
プラス出力端子板70、マイナス出力端子板80との電
気的接続関係を示した。
【0042】以上、説明したような嵌合、係合による固
定方法により、接続端子板50が電極端子ホルダ23に
組み込まれ、接続端子板60、プラス出力端子板70、
そしてマイナス出力端子板80が電極端子ホルダ24に
組み込むことができる。
【0043】このように構成された電池ホルダ20の電
池収納部21Aa、21Ab、21Ac、及び21B
a、21Bb、21Bcにそれぞれ乾電池D1、D3、
D5、及びD2、D4、D6を収納し、これを前記ケー
ス本体10に、前記開口部11から挿入し、嵌め込む。
そうすると、電池ホルダ20の電極端子ホルダ23に形
成した係合爪26(図1)がケース本体10の弾性力が
ある係合部16の先端部を内側に若干押し込むようにし
て、その係合部16に形成されている係合孔17に係合
し、電池ホルダ20をケース本体10内に装着、固定す
る。従って、電池ホルダ20はケース本体10から脱落
することがない。
【0044】また、この装着状態では、前記プラス出力
端子1のプラス出力端子面1Aと前記マイナス出力端子
2のマイナス出力端子面2Aとがそれぞれケース本体1
0の窓14A、14Bから露出する。そして図12に示
したように、この位置関係において、それぞれのプラス
出力端子1及びマイナス出力端子2は電極端子ホルダ2
4の各押圧板29に形成された押圧突起28がケース本
体10の底部12内面を当接し、これらプラス出力端子
1及びマイナス出力端子2を窓14A、14Bの内面に
押さえ付けて、それぞれの位置に固定する。従って、こ
の乾電池ケースを、その複数個の係合部13を用いてカ
ムコーダの電源部に装着した時、電源部に突出して導出
されている電極ピン(不図示)により押圧力がこれらプ
ラス出力端子1及びマイナス出力端子2に加えられて
も、前記所定の位置に維持される。なお、図12には、
電池ホルダ20に乾電池が収納されていない状態で図示
されていることを付言する。
【0045】また、乾電池の交換する時には、ケース本
体10をカムコーダに装着したままの状態で、そのケー
ス本体10の前記係合部16を押すと、係合孔17から
これに係合している係合爪26が外れ、両者の係合を解
除することができる。従って、電池ホルダ20のみを取
り外すことができ、次に、予め別途用意しておいた新乾
電池を収容した別の電池ホルダを、前記と同様の手順
で、前記ケース本体10に嵌着、収納でき、従って、カ
ムコーダを作動させることができる。
【0046】以上の説明においては、単三形乾電池6個
用の乾電池ケースを例示して説明したが、本発明の乾電
池ケースは4個、8個、10個など複数個の乾電池を収
納して用いるような電子機器にも適用することができ、
この実施例の数に限定されるものではないことは容易に
理解されよう。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の乾電池
ケースによれば、ケース本体、電池ホルダ及び接続端子
板などの部品点数を削減することができ、それだけ接続
点も削減できるので、抵抗ロスを下げることもでき、し
かも嵌合、係合など、半田付け、溶着を用いない組立方
法のみを用いているので、組立が容易、かつ組立工数を
削減できる。従って、コストダウンを図ることができ
た。更に乾電池の交換は、ケース本体を電子機器に装着
したままの状態で、そのケース本体の係合部との係合を
解除して電池ホルダのみを交換するだけで容易に行うこ
とができるなど、優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例である乾電池ケースの構成要
素であるケース本体と電池ホルダとを示した斜視図であ
る。
【図2】 図1に示したケース本体を電子機器への装着
側から見て示した斜視図である。
【図3】 図1に示した電池ホルダの分解斜視図であ
る。
【図4】 図1Aに示した電池ホルダのA−A線上にお
ける断面側面図である。
【図5】 図1Aに示した電池ホルダのB−B線上で切
断して上方を見た平面図である。
【図6】 図1Aに示した電池ホルダのC−C線上で切
断して下方を見た平面図である。
【図7】 図6の裏面から見た電池ホルダの平面図であ
る。
【図8】 図3に示した電池ホルダに装着される第1の
接続端子を示していて、同図Aはその上面図、同図Bは
図Aの矢示Bから見た正面図、同図Cは図Aの矢示Cか
ら見た側面図、同図Dは図Aの矢示Dから見た背面図で
ある。
【図9】 図3に示した電池ホルダに装着される第2の
接続端子を示していて、同図Aはその上面図、同図Bは
図Aの矢示Bから見た側面図、同図Cは図Aの矢示Cか
ら見た側面図である。
【図10】 図3に示した電池ホルダに装着されるプラ
ス出力端子を示していて、同図Aはその上面図、同図B
は図Aの矢示Bから見た正面図、同図Cは図Aの矢示C
から見た側面図、同図Dは図Aの裏面図である。
【図11】 図3に示した電池ホルダに装着されるマイ
ナス出力端子を示していて、同図Aはその上面図、同図
Bは図Aの矢示Bから見た正面図、同図Cは図Aの矢示
Cから見た側面図、同図Dは図Aの裏面図である。
【図12】 図1に示したケース本体に電池ホルダを嵌
合、収納した状態の本発明の乾電池ケースを中央部で切
断した断面側面図である。
【図13】 図1A及び図3に示した電池ホルダに装着
された場合の6個の乾電池とそれらの各種端子との接続
関係を示した電気回路図である。
【図14】 従来技術の乾電池ケースのカムコーダへの
取付け側ケースを示していて、同図Aはその平面図、同
図Bは図Aの左方から見た側面図、同図Cは図Aの右方
から見た側面図、同図Dは図Aの上方から見た上面図、
そして同図Eは図Aの下方から見た下面図である。
【図15】 機器側ケースに収納される電池ホルダを示
していて、同図Aはその平面図、同図Bは図Aの左方か
ら見た側面図、同図Cは図Aの右方から見た側面図、同
図Dは図Aの上方から見た上面図、そして同図Eは図A
の下方から見た下面図である。
【図16】 図15AのA−A線上で切断し、矢示A方
向に見た断面図である。
【図17】 図15AのB−B線上で切断し、矢示B方
向に見た断面図である。
【図18】 図15に示した電池ホルダの裏面図であ
る。
【図19】 図14に示したケースと対をなして用いら
れる従来技術の乾電池ケースの他のケースを示してい
て、同図Aはその平面図、同図Bは図Aの左方から見た
側面図、同図Cは図Aの右方から見た側面図、同図Dは
図Aの上方から見た上面図、そして同図Eは図Aの下方
から見た下面図である。
【図20】 図19に示した他のケースに収納される電
池ホルダを示していて、同図Aはその平面図、同図Bは
図Aの左方から見た側面図、同図Cは図Aの右方から見
た側面図、同図Dは図Aの上方から見た上面図、そして
同図Eは図Aの下方から見た下面図である。
【図21】 図20AのA−A線上で切断し、矢示A方
向に見た断面図である。
【図22】 図20AのB−B線上で切断し、矢示B方
向に見た断面図である。
【図23】 図20に示した電池ホルダの裏面図であ
る。
【図24】 6個の乾電池を直列接続した電気回路図で
ある。
【符号の説明】
1 プラス出力端子 2 マイナス出力端子 10 本発明の乾電池ケースを構成するケース本体 11 開口部 12 底部 14A プラス出力端子窓(窓) 14B マイナス出力端子窓(窓) 15 スリット 16 係合部 20 本発明の乾電池ケースを構成する電池ホルダ 21Aa 電池収納部 21Ab 電池収納部 21Ac 電池収納部 21Ba 電池収納部 21Bb 電池収納部 21Bc 電池収納部 22 隔壁 23 電極端子ホルダ 24 電極端子ホルダ 25 蓋体 28 押圧突起 29 押圧板 30 凹溝 40a 凹溝 40b 凹溝 40c 凹溝 50 接続端子板 60 接続端子板 70 プラス出力端子板 80 マイナス出力端子板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体と、複数個の乾電池を保持
    し、該ケース本体に嵌着、収納できる電池ホルダとから
    なり、 前記ケース本体は一端面が開口し、他端面が閉鎖された
    ほぼ角形筒状に形成されており、そして該角形筒の一側
    面に電子機器に取り付けることができる係合部とプラス
    出力端子とマイナス出力端子とをそれぞれ露出させるこ
    とができるプラス出力端子窓とマイナス出力端子窓とが
    形成されており、そして前記一側面と対向する角形筒の
    背面に弾性的な嵌合部が形成されており、 一方、前記電池ホルダは中央部に形成され、両面にそれ
    ぞれ少なくとも2個以上の同数の乾電池を保持できる収
    容部が形成された隔壁と該隔壁の両端部にほぼ垂直状態
    に形成された電極端子ホルダとから構成されており、 該電極端子ホルダの一方には、前記電池ホルダを前記ケ
    ース本体に嵌着、収納した場合に、前記ケース本体の開
    口部を閉鎖する蓋体が形成されており、 乾電池の交換時には、前記ケース本体を電子機器に装着
    したままの状態で、該ケース本体の前記嵌合部との嵌合
    を解除して前記電池ホルダのみを取り外せ、別途用意し
    た新乾電池を収容した電池ホルダを前記ケース本体に嵌
    着、収納できるように構成されていることを特徴とする
    乾電池ケース。
  2. 【請求項2】 ケース本体と、複数個の乾電池を保持
    し、該ケース本体に嵌着、収納できる電池ホルダとから
    なり、 前記ケース本体は一端面が開口し、他端面が閉鎖された
    ほぼ角形筒状に形成されており、そして該角形筒の一側
    面に電子機器に取り付けることができる係合部とプラス
    出力端子とマイナス出力端子とをそれぞれ露出させるこ
    とができるプラス出力端子窓とマイナス出力端子窓とが
    形成されており、そして前記一側面と対向する角形筒の
    背面に弾性的な嵌合部が形成されており、 一方、前記電池ホルダは中央部に形成され、両面にそれ
    ぞれ少なくとも2個以上の同数の乾電池を保持できる収
    容部が形成された隔壁と該隔壁の両端部にほぼ垂直状態
    に形成された電極端子ホルダとから構成されており、 該電極端子ホルダの一方は前記電池ホルダを前記ケース
    本体に嵌着、収納した場合に、前記ケース本体の開口部
    を閉鎖する蓋体となり、 前記電極端子ホルダの他方は前記プラス出力端子と前記
    マイナス出力端子とを保持し、また、該電極端子ホルダ
    の他方には、前記電池ホルダを前記ケース本体に嵌着、
    収納した場合に、前記プラス出力端子とマイナス出力端
    子とをそれぞれ前記ケース本体の前記プラス出力端子窓
    と前記マイナス出力端子窓とに常に露出させ、それらの
    露出位置で固定するために、前記プラス出力端子と前記
    マイナス出力端子との背後から押圧力を発生させる位置
    決め部材が形成されていることを特徴とする乾電池ケー
    ス。
  3. 【請求項3】 ケース本体と、複数個の乾電池を保持
    し、該ケース本体に嵌着、収納できる電池ホルダとから
    なり、 前記ケース本体は一端面が開口し、他端面が閉鎖された
    ほぼ角形筒状に形成されており、そして該角形筒の一側
    面に電子機器に取り付けることができる係合部とプラス
    出力端子とマイナス出力端子とをそれぞれ露出させるこ
    とができるプラス出力端子窓とマイナス出力端子窓とが
    形成されており、そして前記一側面と対向する角形筒の
    背面に弾性的な嵌合部が形成されており、 一方、前記電池ホルダは中央部に形成された隔壁と該隔
    壁の両端部にほぼ垂直状態に形成された電極端子ホルダ
    とからなり、前記隔壁はその両面にそれぞれ少なくとも
    2個以上の同数の乾電池を保持できる収容部が形成され
    ており、前記電極端子ホルダの一方には前記収容部と同
    数のプラス電極端子とマイナス電極端子とが一体化され
    た接続端子が、前記隔壁の一側面側にプラス電極端子
    が、前記隔壁の他の側面側にマイナス電極端子が配設さ
    れるように装着されており、そして前記ケース本体の前
    記嵌合部に嵌合する嵌合部が形成されており、また、前
    記電極端子ホルダの他方には、前記収容部と同数のプラ
    ス電極端子とマイナス電極端子とが一体化された接続端
    子が、前記一方の電極端子に装着された接続端子のプラ
    ス電極端子に対向してマイナス電極端子が、そして前記
    一方の電極端子に装着された接続端子のマイナス電極端
    子に対向してプラス電極端子がそれぞれ配設されるよう
    に前記隔壁を中心にして装着されており、更に前記電極
    端子ホルダ部分の両端部にプラス出力端子とプラス電極
    端子とが一体化されたプラス端子とマイナス出力端子と
    マイナス電極端子とが一体化されたマイナス端子とが装
    着されており、 前記電極端子ホルダを前記ケース本体に嵌着、収納した
    場合に前記プラス出力端子と前記マイナス出力端子とが
    それぞれ前記プラス出力端子窓と前記マイナス出力端子
    窓とに露出することを特徴とする乾電池ケース。
JP26114995A 1995-10-09 1995-10-09 乾電池ケース Expired - Fee Related JP3438798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26114995A JP3438798B2 (ja) 1995-10-09 1995-10-09 乾電池ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26114995A JP3438798B2 (ja) 1995-10-09 1995-10-09 乾電池ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09102300A true JPH09102300A (ja) 1997-04-15
JP3438798B2 JP3438798B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=17357792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26114995A Expired - Fee Related JP3438798B2 (ja) 1995-10-09 1995-10-09 乾電池ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3438798B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008108661A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd 電池収納ケースを備えた電子機器
JP2008181722A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Toppan Printing Co Ltd 電池ボックス及びこれを用いた電子機器
JP2008257872A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Sony Corp バッテリパック
US8865339B2 (en) 2007-03-30 2014-10-21 Sony Corporation Battery pack
CN108630861A (zh) * 2018-07-13 2018-10-09 桂林智神信息技术有限公司 电池仓以及包括该电池仓的稳定器
JP2018195542A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 アイコム株式会社 携帯型電子機器用の乾電池パック
WO2021261549A1 (ja) * 2020-06-25 2021-12-30 ミネベアミツミ株式会社 電池ホルダ、電子機器及び電子錠

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008108661A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd 電池収納ケースを備えた電子機器
JP2008181722A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Toppan Printing Co Ltd 電池ボックス及びこれを用いた電子機器
JP2008257872A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Sony Corp バッテリパック
US8865339B2 (en) 2007-03-30 2014-10-21 Sony Corporation Battery pack
US9040195B2 (en) 2007-03-30 2015-05-26 Sony Corporation Battery pack
US9882186B2 (en) 2007-03-30 2018-01-30 Sony Corporation Battery pack including terminal portions at irregular intervals
US10756317B2 (en) 2007-03-30 2020-08-25 Sony Corporation Battery pack including insertion guide groove with L-shaped opening
JP2018195542A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 アイコム株式会社 携帯型電子機器用の乾電池パック
CN108630861A (zh) * 2018-07-13 2018-10-09 桂林智神信息技术有限公司 电池仓以及包括该电池仓的稳定器
WO2021261549A1 (ja) * 2020-06-25 2021-12-30 ミネベアミツミ株式会社 電池ホルダ、電子機器及び電子錠

Also Published As

Publication number Publication date
JP3438798B2 (ja) 2003-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9331324B2 (en) Connector assembly and battery pack having the same
EP2325917B1 (en) Battery assembly
US4213078A (en) Battery holder and connector for a radio receiver or the like
WO2017131182A1 (ja) 蓄電装置
JP2012038531A (ja) バッテリパック
CN112005400B (zh) 电池组
WO2019176584A1 (ja) 接続モジュール、および蓄電モジュール
US4083011A (en) Battery holder and connector for a radio receiver or the like
JP3438798B2 (ja) 乾電池ケース
JP3619765B2 (ja) パック電池
JP7307721B2 (ja) バッテリパック
JP3384653B2 (ja) パック電池
JPH10312781A (ja) 電池収納構造
EP1406323A2 (en) Terminal and battery containing said terminal
JP2004031088A (ja) 配線用差込接続器
JPH09199097A (ja) 電池ケース
JP2645872B2 (ja) 充電器
JP2759902B2 (ja) 電源コネクタ
JPH0728698Y2 (ja) 鉛蓄電池用ケース
JP2018010836A (ja) 蓄電装置及びその製造方法
JP2003142047A (ja) 電池パック
JP2004063442A (ja) 端子およびそれを使用するバッテリ
JPS63266784A (ja) 情報用コンセント
JPS6247171Y2 (ja)
JP2000224738A (ja) 電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees