JPH09101787A - 発音体の制御方法および装置 - Google Patents

発音体の制御方法および装置

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JPH09101787A
JPH09101787A JP7259023A JP25902395A JPH09101787A JP H09101787 A JPH09101787 A JP H09101787A JP 7259023 A JP7259023 A JP 7259023A JP 25902395 A JP25902395 A JP 25902395A JP H09101787 A JPH09101787 A JP H09101787A
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JP
Japan
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sounding
sounding body
drive signal
controlling
time
Prior art date
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Application number
JP7259023A
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English (en)
Inventor
Hidefumi Abe
秀文 阿部
Yoshiyuki Obata
義行 小畑
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DENSHI GIKEN KK
Original Assignee
DENSHI GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、発音体に安定した発音を行わ
せることができる発音体の制御方法および装置を提供す
ること。 【解決手段】 ROM・2には、経過時間と減衰係数と
の関係を示す指数関数が記憶されている。上記減衰係数
は、時間の経過に従い指数関数的に減衰する。マイクロ
コンピュータ1は、上記指数関数に基づいて、時間の経
過に従い指数関数的に減衰する係数を求め、次に示す式
(1)を用いてデューティ比を求める。 (デューティ比)=(基本デューティ)×(減衰係数)
・・・・・(1) マイクロコンピュータ1は、このデューティ比で、チョ
ッピング信号を出力し、トランジスタQのベースに入力
する。これにより、スピーカSPよりチャイム音が出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発音体でチャイ
ム音を鳴らすための発音体の制御方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、発音体の制御装置の従来の構成
例を示すブロック図である。この図において、コンデン
サCはスピーカSPが発する音の減衰特性を決定する。
また、回路Aは、マイクロコンピュータ101のa端子
より供給される充電制御信号に基づき、コンデンサCの
充電を制御する。回路Bは、マイクロコンピュータ10
1のb端子より供給される駆動信号(チョッピング信
号)に基づき、トランジスタを連続的にON/OFFさ
せ、スピーカSPを駆動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の制御装置においては、コンデンサの充電を制御する
回路(図4に示す回路A)と、発音体を駆動する回路
(図4に示す回路B)という2系統の回路が必要である
ため、部品点数が多くなり、コストアップにつながる、
という欠点があった。また、コンデンサCの固体差によ
り、同じ回路でありながら、製造した個々の装置間でチ
ャイム音が一定しない、という欠点があった。さらに、
コンデンサCの劣化により、長年に渡り次第にチャイム
音が変化してくる、という欠点があった。
【0004】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、簡単な構成で、発音体に安定した発音を行わ
せることができる発音体の制御方法および装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定レベルの駆動信号を入力すると導通状態となるスイ
ッチング素子を用いて、電圧が印加されると発音する発
音体に対する該印加電圧を制御する発音体の制御方法に
おいて、発音開始からの経過時間と、該経過時間におけ
る音量を表す音量係数との対応関係を予め記憶してお
き、該発音の音高を決定する発音周波数の逆数である発
音周期毎に、(1)前記記憶内容より、発音開始からの
経過時間における音量係数を求め、(2)この発音周期
内において前記駆動信号が前記所定レベルである期間の
割合を示すデューティ比を、所定の固定値である基本デ
ューティに、前記音量係数を乗算することで決定し、
(3)該デューティ比で、この発音周期分の駆動信号を
前記スイッチング素子に入力する処理を繰り返すことを
特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
音体の制御方法において、前記発音周波数を任意に変え
ることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発音体の制御方法において、前記記憶内容
として、前記音量係数が、時間の経過と共に、指数関数
的に増加あるいは減少する関係を示す指数関数が記憶さ
れていることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発音体の制御方法において、前記記憶内容
として、前記音量係数が、時間の経過と共に、直線的に
増加あるいは減少する関係を示す一次関数が記憶されて
いることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、所定レベルの駆動
信号を入力すると導通状態となるスイッチング素子を用
いて、電圧が印加されると発音する発音体に対する該印
加電圧を制御する発音体の制御装置において、発音開始
からの経過時間と、該経過時間における音量を表す音量
係数との対応関係を予め記憶する記憶手段と、該発音の
音高を決定する発音周波数の逆数である発音周期毎に、
(1)前記記憶手段より、発音開始からの経過時間にお
ける音量係数を求め、(2)この発音周期内において前
記駆動信号が前記所定レベルである期間の割合を示すデ
ューティ比を、所定の固定値である基本デューティに、
前記音量係数を乗算することで決定し、(3)該デュー
ティ比で、この発音周期分の駆動信号を前記スイッチン
グ素子に入力する処理を繰り返す制御手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
音体の制御装置において、前記制御手段は、前記発音周
波数を任意に変えることを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項5または請
求項6記載の発音体の制御装置において、前記記憶手段
は、前記音量係数が、時間の経過と共に、指数関数的に
増加あるいは減少する関係を示す指数関数を記憶してい
ることを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項5または請
求項6記載の発音体の制御装置において、前記記憶手段
は、前記音量係数が、時間の経過と共に、直線的に増加
あるいは減少する関係を示す一次関数を記憶しているこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1は、この発明の一実
施形態による発音体の制御装置の構成例を示すブロック
図である。この図において、マイクロコンピュータ1
は、発音を指示する発音指示信号がIN端子より入力さ
れると、ROM・2に格納された制御プログラムに基づ
いた処理を行い、トランジスタQのON/OFFを駆動
するトランジスタ駆動信号をOUT端子より出力する。
また、ROM・2には、上記制御プログラムの他に、経
過時間と減衰係数との関係を示す指数関数が記憶されて
いる(図2参照)。ここで、経過時間とは、発音開始時
を起点とした経過時間であり、減衰係数とは、発音開始
時における音量を1として、各経過時間における該音量
を示す値である。本実施形態では、図2に示すように、
時間の経過に従って、上記減衰係数は指数関数的に減衰
する。
【0014】図1に示す時計IC・3は、処理タイミン
グの基準となる基準時間信号を、マイクロコンピュータ
1に供給する。マイクロコンピュータ1は、内蔵カウン
タ(図示略)を用いて、時計IC・3より供給される上
記基準時間信号をカウントすることにより、任意の時点
からの経過時間を知ることができる。マイクロコンピュ
ータ1から出力されたトランジスタ駆動信号は、トラン
ジスタQのベースに入力される。なお、図1において、
抵抗R1は電流制御用の抵抗であり、抵抗R2はレベル指
定用の抵抗である。
【0015】トランジスタQは、上記トランジスタ駆動
信号が”H”の場合には導通状態となり、”L”の場合
には非導通状態となる。これにより、トランジスタQの
導通時には、スピーカSPの2本の入力端子間に電圧が
印加される。スピーカSPは、2本の入力端子間に電圧
が印加されると発音する。また、上記印加電圧をパルス
列として与えると共に、該パルス列の周波数を変えるこ
とにより、スピーカSPの音高(音色)を変えることが
できる。上記スピーカの入力端子に並列に接続されてい
るコンデンサC1は、トランジスタQのスイッチング時
におけるサージ電圧の吸収用コンデンサである。
【0016】次に、上記構成による発音体の制御装置の
動作を説明する。以下、説明を分かりやすくするため
に、初めに、装置全体(マイクロコンピュータ1,ト
ランジスタQ,スピーカSP)の動作を説明し、次に、
該動作の特徴部の詳細として、マイクロコンピュータ
1によるトランジスタ駆動信号の生成処理について説明
する。
【0017】 本装置全体の動作 電源投入後、操作者により所定の操作(例えば、自動車
の運転において、ギアをバックギアに入れる等)が行わ
れ、スピーカSPからチャイム音を鳴らす必要が生じる
と、発音指示信号がマイクロコンピュータ1のIN端子
に入力される。発音指示信号が入力されると、マイクロ
コンピュータ1は、時間経過と共にその幅が変化するパ
ルス信号(トランジスタ駆動信号)を、500(μs)
間隔で1000回出力する(図3(b)参照)。上記ト
ランジスタ駆動信号は、出力される度に、図1に示すト
ランジスタQのベースに入力される。
【0018】これにより、トランジスタ駆動信号が”
H”の時には、トランジスタQは導通状態となり、トラ
ンジスタ駆動信号が”L”の時には、トランジスタQは
非導通状態となる。即ち、トランジスタQは、上記トラ
ンジスタ駆動信号により、ON/OFFを1000回繰
り返す。このとき、トランジスタQが導通状態になる
と、該トランジスタQのコレクタからエミッタに電流が
流れ、これにより、スピーカSPは発音する。
【0019】以上の動作により、スピーカSPは、発音
周波数2(kHz)〔=1/500(μs)〕の音高に
よる発音を、0.5秒〔=500(μs)×1000
(回)〕の間行うことになる(図3(a)参照)。10
00個のトランジスタ駆動信号を出力した後、マイクロ
コンピュータ1は、0.5秒間、無出力状態となる。こ
れにより、スピーカSPも、0.5秒間、無発音状態と
なる(図3(a)参照)。
【0020】次に、マイクロコンピュータ1は、時間経
過と共にその幅が変化するパルス信号(トランジスタ駆
動信号)を、625(μs)間隔で800回出力する
(図3(c)参照)。上記トランジスタ駆動信号は、出
力される度に、トランジスタQのベースに入力される。
これにより、先に述べた動作と同様に、トランジスタQ
は導通/非導通を繰り返し、スピーカSPは発音する。
この発音と無発音の繰り返しにより、スピーカSPは、
発音周波数1.6(kHz)〔=1/625(μs)〕
の音高による発音を、0.5秒〔=625(μs)×8
00(回)〕の間行うことになる(図3(a)参照)。
そして、再び、マイクロコンピュータ1は、0.5秒
間、無出力状態となる。これにより、スピーカSPは、
0.5秒間、無発音状態となる。
【0021】以下、同様の動作により、スピーカSP
は、2(kHz)の音高による発音(0.5秒間)→無
発音状態(0.5秒間)→1.6(kHz)の音高によ
る発音(0.5秒間)→無発音状態(0.5秒間)→・
・・を繰り返す。そして、所定の操作(例えば、自動車
の操縦において、ギアをニュートラルに戻す等)によ
り、スピーカSPからチャイム音を鳴らす必要がなくな
り、上記発音指示信号の入力が停止されると、マイクロ
コンピュータ1は、上記トランジスタ駆動信号の出力を
停止する。これにより、トランジスタQのスイッチング
も停止し、スピーカSPの発音も停止する。以上が、本
装置全体の動作である。
【0022】 マイクロコンピュータ1によるトラン
ジスタ駆動信号の生成処理 先に、「本装置全体の動作説明」において、マイクロ
コンピュータ1が生成するトランジスタ駆動信号は「時
間経過と共にその幅が変化する」と説明した。そこで、
該トランジスタ駆動信号の生成処理の説明にはいる前
に、この変化の詳細について説明する。
【0023】図3(b)または(c)に示すように、ト
ランジスタ駆動信号は、”H”または”L”の状態を持
つパルス信号であり、500(μs)または625(μ
s)間隔で1つずつ順次出力される。以下、1つのトラ
ンジスタ駆動信号が出力される時間間隔(500(μ
s)または625(μs))を制御期間と称する。トラ
ンジスタ駆動信号は、各制御期間内の全期間にわたっ
て”H”という訳ではなく、図3(b)または(c)に
示すように、各制御期間の前半の所定時間にわたって”
H”となり、後半の残り時間では”L”となる。
【0024】さらに、本実施形態では、各制御期間にお
ける”H”の期間(即ち、デューティ比)は、時間経過
と共に減少する(すなわち、後の制御期間において出力
されるトランジスタ駆動信号ほど”H”期間が短くな
る)。例えば、具体的一例として、本実施形態では、デ
ューティ比(”H”の期間:”L”の期間)は、(5
0:50)→(40:60)→(32:68)→(2
6:74)→・・・というように時間と共に変化してい
く。このデューティ比の変化率は、予めROM・2に記
憶された指数関数により決定される。以上が、トランジ
スタ駆動信号の変化の詳細である。
【0025】次に、マイクロコンピュータ1によるトラ
ンジスタ駆動信号の生成動作の説明にはいる。発音指示
信号が入力されると、マイクロコンピュータ1は、内蔵
カウンタの値を”0”にリセットした後、時計IC・3
から供給される基準時間信号に基づいて、該内蔵カウン
タのカウントアップ(経過時間のカウント)を開始す
る。同時に、マイクロコンピュータ1は、発音周波数2
(kHz)の音高の発音を行わせるためのトランジスタ
駆動信号の生成処理にはいる。なお、上述したように、
発音周波数が2(kHz)である場合には、各制御期間
が500(μs)である制御処理を、1番目から100
0番目まで、1000回行うことになる(図3(b)参
照)。
【0026】まず、マイクロコンピュータ1は、1番目
の制御期間におけるトランジスタ駆動信号の生成処理に
はいる。マイクロコンピュータ1は、ROM・2に記憶
されている指数関数(図2参照)に、内蔵カウンタのカ
ウント値(経過時間)を代入して、該経過時間に対応す
る関数値(減衰係数)を算出する。ここでは、経過時間
が0(μs)であるので、減衰係数は1.0となる(図
2参照)。
【0027】次に、マイクロコンピュータ1は、次に示
す式(1)に基づいて、デューティ比を算出する。な
お、このデューティ比とは、1つの制御期間内において
トランジスタ駆動信号が”H”レベルである期間の割合
である。 (デューティ比)=(基本デューティ)×(減衰係数) ・・・・・(1) ここでは、具体的一例として、基本デューティは50
(%)とする。この値は固定値であり、予めROM・2
に記憶させておいても良いし、また、音量スイッチ(図
示略)等を用いて、本装置の動作時に設定するようにし
ても良い。また、先に求めたように減衰係数は1.0で
あるので、式(1)により算出されるデューティ比は、
50(%)×1.0=50(%)となる。
【0028】次に、マイクロコンピュータ1は、次に示
す式(2)に基づいて、トランジスタ駆動信号の”H”
期間を算出する。 (”H”期間)=(制御期間)×(デューティ比) ・・・・・・・(2) ここでは、具体的一例として、制御期間は500(μ
s)であり、デューティ比は50(%)であるので、ト
ランジスタ駆動信号の”H”期間は250(μs)とな
る。
【0029】上記の計算結果により、マイクロコンピュ
ータ1は、トランジスタ駆動信号を、500(μs)の
制御期間のうち、250(μs)の間は”H”にし、続
く250(μs)の間は”L”にする。この時間幅の制
御は、時計IC・3から供給される基準時間信号に基づ
いて行われる。これにより、1番目の制御期間における
トランジスタ駆動信号の生成処理を終了する。
【0030】次に、マイクロコンピュータ1は、2番目
の制御期間におけるトランジスタ駆動信号の生成処理に
はいる。この処理は、1番目の制御期間におけるトラン
ジスタ駆動信号の生成処理と同じ手順で行われる。2番
目の制御期間においては、内蔵カウンタのカウント値
(経過時間)は500(μs)であるので、減衰係数は
0.8となる(図2参照)。また、基本デューティは固
定値であるので50(%)と変わらず、故に、式(1)
より、デューティ比は40(%)となる。そして、制御
期間は500(μs)であるので、式(2)より、トラ
ンジスタ駆動信号の”H”期間は200(μs)とな
る。これにより、マイクロコンピュータ1は、2番目の
制御期間において、200(μs)の間はトランジスタ
駆動信号を”H”にし、続く300(μs)の間は”
L”にする。
【0031】以下、マイクロコンピュータ1は、100
0番目の制御期間まで、同様の処理を繰り返し、発音周
波数2(kHz)の音高の発音を行わせるためのトラン
ジスタ駆動信号の生成処理を終了する(図3(b)参
照)。発音周波数2(kHz)の音高の発音を行わせる
ためのトランジスタ駆動信号の生成処理が終了した後、
マイクロコンピュータ1は、0.5秒間の無処理期間に
はいる。
【0032】0.5秒間の無処理期間が終了すると、マ
イクロコンピュータ1は、内蔵カウンタの値を再び”
0”にリセットした後、時計IC・3から供給される基
準時間信号に基づいて、該内蔵カウンタのカウントアッ
プ(経過時間のカウント)を開始する。同時に、マイク
ロコンピュータ1は、発音周波数1.6(kHz)の発
音を行わせるためのトランジスタ駆動信号の生成処理に
はいる。なお、上述したように、発音周波数が1.6
(kHz)である場合には、各制御期間が625(μ
s)である制御処理を、1番目から800番目まで、8
00回行うことになる(図3(c)参照)。
【0033】この発音周波数1.6(kHz)の音高の
発音を行わせるためのトランジスタ駆動信号の生成処理
は、制御期間が625(μs)であることと、制御期間
が1000番目ではなく800番目までであることを除
くと、発音周波数2(kHz)の音高の発音を行わせる
ためのトランジスタ駆動信号の生成処理と全く同じ手順
で行われる。発音周波数1.6(kHz)の音高の発音
を行わせるためのトランジスタ駆動信号の生成処理が終
了した後、マイクロコンピュータ1は、再び、0.5秒
間の無処理期間にはいる。その後、マイクロコンピュー
タ1は、再び、内蔵カウンタをリセットした後、発音周
波数2(kHz)の音高の発音を行わせるためのトラン
ジスタ駆動信号の生成処理にはいる。
【0034】以下、上記発音指示信号の入力が停止され
るまで、マイクロコンピュータ1は、同様の手順で、発
音周波数2(kHz)の音高の発音を行わせるためのト
ランジスタ駆動信号の生成処理と、発音周波数1.6
(kHz)の音高の発音を行わせるためのトランジスタ
駆動信号の生成処理とを繰り返す。上記発音指示信号の
入力が停止されると、マイクロコンピュータ1は、上記
トランジスタ駆動信号の生成を停止する。以上で、マイ
クロコンピュータ1によるトランジスタ駆動信号の生成
動作の説明を終了する。
【0035】次に、請求項記載の発明と本実施形態との
対応関係を説明する。 記憶手段……ROM・2 制御手段……マイクロコンピュータ1
【0036】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があってもこの発明に含まれる。たとえ
ば、上述した一実施形態においては、時間経過に従って
減少する関数(図2参照)をROM・2に記憶しておく
ことで、デューティ比を時間経過に従って減少させる例
を示したが、この他にも、時間経過に従って増加する関
数をROM・2に記憶しておくことで、デューティ比を
時間経過に従って増加させることも考えられる。
【0037】また、上述した一実施形態においては、指
数関数(図2参照)をROM・2に記憶しておくこと
で、デューティ比を時間経過に従って指数関数的に変化
させる例を示したが、この他にも、一次関数をROM・
2に記憶しておくことで、デューティ比を時間経過に従
って直線的に変化させることも考えられる。さらに、高
次関数,指数関数,対数関数等の様々な関数をROM・
2に記憶しておき、任意の関数を選択することも考えら
れる。
【0038】また、上述した一実施形態においては、発
音周波数が2(kHz)および1.6(kHz)に固定
されている場合の例を示したが、この他にも、任意の周
波数を指示する周波数指示手段(スイッチ)を設け、マ
イクロコンピュータ1は、指示された周波数に基づいて
発音周波数を変化させることにより、発音体の発音の音
高(音色)を任意の音高に変化させることも考えられ
る。
【0039】また、上述した一実施形態においては、ト
ランジスタのスイッチング時におけるサージ電圧の吸収
用として、コンデンサ(図1に示すコンデンサC1)を
スピーカの入力端子に並列に接続したが、この他にも、
該コンデンサの代わりに、クランプダイオードを接続す
ることも考えられる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コンデンサを用いなくとも、音量の減衰を制御する
ことができるので、コンデンサの固体差に起因するチャ
イム音のバラツキや、コンデンサの劣化に起因するチャ
イム音の経年変化が解消され、該チャイム音が一定かつ
安定する。また、コンデンサを用いなくとも、音量の減
衰を制御することができるので、該コンデンサの充電を
制御する回路が不要となる。その結果、部品点数が大幅
に減少し、また、加工工数の削減,装置の小型化が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による発音体の制御装置
の構成例を示すブロック図である。
【図2】同実施形態において、ROM・2に記憶されて
いる指数関数の一例を示すグラフである。
【図3】同実施形態において、(a)スピーカSPの発
音状態の一例を示す説明図と、(b)発音周波数2(k
Hz)の期間におけるトランジスタ駆動信号のパルス列
の一例を示す説明図と、(c)発音周波数1.6(kH
z)の期間におけるトランジスタ駆動信号のパルス列の
一例を示す説明図である。
【図4】発音体の従来の制御装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1……マイクロコンピュータ、 2……ROM、 3…
…時計IC、Q……トランジスタ、 SP……スピーカ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定レベルの駆動信号を入力すると導通
    状態となるスイッチング素子を用いて、電圧が印加され
    ると発音する発音体に対する該印加電圧を制御する発音
    体の制御方法において、 発音開始からの経過時間と、該経過時間における音量を
    表す音量係数との対応関係を予め記憶しておき、 該発音の音高を決定する発音周波数の逆数である発音周
    期毎に、(1)前記記憶内容より、発音開始からの経過
    時間における音量係数を求め、(2)この発音周期内に
    おいて前記駆動信号が前記所定レベルである期間の割合
    を示すデューティ比を、所定の固定値である基本デュー
    ティに、前記音量係数を乗算することで決定し、(3)
    該デューティ比で、この発音周期分の駆動信号を前記ス
    イッチング素子に入力する処理を繰り返すことを特徴と
    する発音体の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発音体の制御方法におい
    て、 前記発音周波数を任意に変えることを特徴とする発音体
    の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の発音体の
    制御方法において、 前記記憶内容として、前記音量係数が、時間の経過と共
    に、指数関数的に増加あるいは減少する関係を示す指数
    関数が記憶されていることを特徴とする発音体の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の発音体の
    制御方法において、 前記記憶内容として、前記音量係数が、時間の経過と共
    に、直線的に増加あるいは減少する関係を示す一次関数
    が記憶されていることを特徴とする発音体の制御方法。
  5. 【請求項5】 所定レベルの駆動信号を入力すると導通
    状態となるスイッチング素子を用いて、電圧が印加され
    ると発音する発音体に対する該印加電圧を制御する発音
    体の制御装置において、 発音開始からの経過時間と、該経過時間における音量を
    表す音量係数との対応関係を予め記憶する記憶手段と、 該発音の音高を決定する発音周波数の逆数である発音周
    期毎に、(1)前記記憶手段より、発音開始からの経過
    時間における音量係数を求め、(2)この発音周期内に
    おいて前記駆動信号が前記所定レベルである期間の割合
    を示すデューティ比を、所定の固定値である基本デュー
    ティに、前記音量係数を乗算することで決定し、(3)
    該デューティ比で、この発音周期分の駆動信号を前記ス
    イッチング素子に入力する処理を繰り返す制御手段とを
    具備することを特徴とする発音体の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の発音体の制御装置におい
    て、 前記制御手段は、前記発音周波数を任意に変えることを
    特徴とする発音体の制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載の発音体の
    制御装置において、 前記記憶手段は、前記音量係数が、時間の経過と共に、
    指数関数的に増加あるいは減少する関係を示す指数関数
    を記憶していることを特徴とする発音体の制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項5または請求項6記載の発音体の
    制御装置において、 前記記憶手段は、前記音量係数が、時間の経過と共に、
    直線的に増加あるいは減少する関係を示す一次関数を記
    憶していることを特徴とする発音体の制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007076666A1 (fr) * 2005-12-30 2007-07-12 Hongwei Zhao Avertisseur electronique adaptatif intelligent
CN103568940A (zh) * 2013-10-25 2014-02-12 安徽工贸职业技术学院 一种新型汽车发声器

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WO2007076666A1 (fr) * 2005-12-30 2007-07-12 Hongwei Zhao Avertisseur electronique adaptatif intelligent
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