JPH09101367A - 空中移動物体検出装置 - Google Patents

空中移動物体検出装置

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JPH09101367A
JPH09101367A JP25864395A JP25864395A JPH09101367A JP H09101367 A JPH09101367 A JP H09101367A JP 25864395 A JP25864395 A JP 25864395A JP 25864395 A JP25864395 A JP 25864395A JP H09101367 A JPH09101367 A JP H09101367A
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JP
Japan
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light
boundary
air
reflected light
specific wavelength
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Application number
JP25864395A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Watanabe
勉 渡辺
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置の自由度および検出精度が高い空中移動
物体検出装置を提供する。 【解決手段】 空中の所定領域と他の領域と区切る境界
2に対応して、特定の波長のビーム光1を投射するビー
ム光投射部3と、該物体4からの反射光5を受光して、
前記特定波長の光のみを検出する光検出部6と、前記光
検出部6の検出信号に基づき、前記物体4が前記境界2
を通過したか否かを判定する通過判定部7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空中を移動する物
体が、例えば基準の枠の内部を等の所定領域を通過した
か否かを判別するための空中移動物体検出装置に関し、
一般的な素子を用いてもその組み合わせにより位置精度
が非常に向上するものである。
【0002】
【従来の技術】移動する物体が特定の枠内を通過したか
否かを検出する装置は、従来から種々に利用されてお
り、次の2通りのものがある。
【0003】その1つは、図4に示すような、門型の光
センサ装置がある。このセンサ装置においては、ドアや
門などの枠の一方側に複数の光ビームa1を発する複数
の発光素子が配列された投射装置aを設けると共に、そ
の発光装置aに対応させた他方側に前記光ビームa1を
検出する受光検出装置bを設けたものである。そして、
前記枠内に平行な複数の光ビームa1を予め通してお
き、受光装置bが光を検出しないときに前記枠内に光ビ
ームa1を遮る物体があること、すなわち、前記枠内を
通過する物体c例えば来客があったことを検出するもの
である。この種の光センサ装置は、例えば商店の入り口
に設置して前記来客などを感知することに用いられてい
る。また、クリーンルーム等において、微小なビームが
埃によりオン/オフすることを用いて、埃の量をカウン
トすることにも使用されている。
【0004】また他の1つは、図5に示すような、ドア
前の来客の検知や自動ドアの開閉制御等に利用されてい
る、赤外線発光素子dと受光素子eを一体に備えたドア
用センサ装置である。このドア用センサ装置において
は、赤外線発光素子dから赤外線投下光d1を照射して
来客fからの反射光e1を感知して、ドアgの前に来客
fがあったことを検出しあるいはその来客fに応じてド
アgの開閉を自動的に行おうとするものである。このド
ア用センサ装置においては、漠然と「居る」、「居な
い」程度の判定ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記門
型の光センサ装置では、一方側に投射装置aを設け、か
つ、他方側に受光装置bを設けて、それらの間に光ビー
ムcを通すので、投射装置aと受光装置bとを隔離して
設置しなければならないために装置構成が大掛かりにな
り、しかも、設置の自由度がない構造になるという問題
点があった。
【0006】また、前記ドア用センサ装置では、幅広に
投射しているため、好ましい検出精度が得られず、漠然
とした判定しかできないという問題点があった。なお、
野球の試合でのストライク/ボールの判定やテニスの試
合でのイン/アウト、イン/フォールトの判定のよう
に、空中に基準の領域を仮想してその領域内を物体が通
過したか否かを判定する際に、当該領域と他の領域との
境界上をボール等の空中移動物体が通過したか否かを判
定することについては、目視のみによっては判定に個人
差が出る等して、正確を記し難いときがある。そのた
め、目視によらずに正確に判定できる技術が必要とされ
ているが、従来はそのような技術はなかった。
【0007】本発明は、前記問題点を解消するためにな
されたものであって、設置の自由度および検出精度の高
い空中移動物体検出装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、空中
の移動物体を検出する装置において、空中の所定領域を
他の領域と区切る境界に対応して、特定の波長のビーム
光を投射するビーム光投射手段と、前記物体に前記ビー
ム光が当たったときの前記物体からの反射光を受光し
て、前記特定波長の反射光のみを検出する光検出手段
と、前記光検出手段の出力信号に基づき、前記物体が前
記境界上を通過したか否かを判定する通過判定手段とを
備えることを特徴とする空中移動物体検出装置の構成を
有する。
【0009】請求項2の発明は、前記境界は直線状であ
り、前記ビーム光は境界に沿う方向の幅を持つスリット
光であることを特徴とする請求項1に記載の空中移動物
体検出装置の構成を有する。
【0010】請求項3の発明は、前記光検出手段は、特
定波長の反射光のみを透過する光学フィルタが光入射側
に設けられていているものであることを特徴とする請求
項1または2に記載の空中移動物体検出装置の構成を有
する。
【0011】請求項4の発明は、前記通過判定手段は、
前記物体からの反射光が受光されない状態における前記
光検出手段の第1の検出信号と、前記物体からの反射光
が受光された状態での前記光検出手段の第2の検出信号
とを比較して、前記物体が前記境界上を通過したか否か
を判定するものであることを特徴とする請求項1ないし
3のうちのいずれか1つに記載の空中移動物体検出装置
の構成を有する。
【0012】発明者は、光を物体に向けて投射して空中
の移動物体を検出するのに、赤外光のような投射範囲の
広がる光を用いるのではなく、レーザ光等のビーム光を
用いることとし、しかも、ビーム光は特定の波長のもの
として、光検出手段への他の光の影響を除去して検出精
度を上げることを考えて、本発明をなしたものである。
【0013】前記請求項1の発明によれば、空中の所定
領域を他の領域と区切る境界に対応して、ビーム光投射
手段から特定の波長のビーム光を投射しており、前記境
界上を物体が通過した際には、前記物体は前記ビーム光
を反射し、また、通過しなかったならば前記物体はビー
ム光を反射しない。この反射光の検出で境界上での物体
通過の有無を検出できる。また、ビーム光は、収束して
いるものなので物体が前記境界上を通過したか否かの、
際どい判定を精度良く可能にする。
【0014】また、前記境界を物体が通過したときに、
光検出手段は、物体からの反射光を受光して、前記反射
光のうちの特定波長の反射光のみを検出する。したがっ
て、物体の検出を前記特定波長以外の該他の光(例え
ば、照明光や環境光などの外乱光)の影響を受けずにで
きるので、高精度の検出ができる。
【0015】なお、前記ビーム光はスポット光であって
もスリット光であってもよいが、請求項2に発明のよう
に、これを境界に沿う方向に幅を持つスリット光にすれ
ば、ビーム光の物体に当たる面積を広くでき物体から十
分な反射光を得られるので、さらに、検出精度が上が
る。また、ビーム光投射手段がスポット光を発光する場
合に比較しての発光光量が少なくて済むので投射手段を
発光能力の低いものにすることができ、また光検出手段
の検出素子の感度を低くしても装置の物体検出精度自体
は確保できるので、安価かつ簡単な構成にできる。
【0016】また、請求項3の発明によれば、受光光量
検出手段には、特定波長光の反射光のみを透過する光学
フィルタを光入射側に設けているので、簡単な構成で特
定波長光のみを他の光とは区別して透過でき、したがっ
て、検出精度を確保しつつ全体構成が簡単かつ安価にな
る。
【0017】また、請求項4の発明によれば、通過判定
手段は、前記物体からの反射光が受光されない状態にお
ける前記光検出手段の第1の検出信号と、前記物体から
の反射光の受光された状態での前記光検出手段の第2の
検出信号とを比較して、前記物体が前記境界上を通過し
たか否かを判定するものであるので、物体からの反射光
が受光されない状態での外乱光あるいはノイズの成分と
の比較の上で通過を判定することができる。したがっ
て、判定に外乱光あるいはノイズの成分の介在する余地
を無くして反射光の信号のみで判定でき、検出精度をよ
り一層向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を詳細に説明する。図1は実施の形態に
係る空中移動物体検出装置の構成説明図、図2、図3は
使用例の説明図ある。
【0019】この空中移動物体検出装置は、空中の移動
物体を検出する装置であって、空中の所定領域を他の領
域と区切る境界(線、面のいずれでもよい)上を物体が
通過したか否かを検出するものである。また、前記空中
物体検出装置は、特定の波長のレーザ光からなる指向性
のあるビーム光1を、空中の所定領域を他の領域と区切
る境界2に一致させて(対応の一例)、投射するビーム
光投射部3と、前記境界近傍を通過する物体4に前記ビ
ーム光1が当たったときの前記物体4からの反射光5を
受光して、前記特定波長の反射光5を他の光とは区別し
て検出する光検出部6と、前記光検出部6の信号出力に
基づき、前記物体4が前記境界2上を通過したか否かを
判定する通過判定部7と、判定結果をランプ等で表示す
る表示部8とを備える。
【0020】前記境界2は例えば、野球においてはホー
ムベース上のストライク・ボールの判定に際してストラ
イクコースの左右の端部が前記境界2になる。具体的な
例は図2により後述する。また、テニスのフォールトや
アウトの判定において、テニスのサービスラインやサイ
ドラインの直上になる。具体的な例は図2により後述す
る。
【0021】前記ビーム光投射部3は、全体が概略筒状
で内部に光源として例えば半導体レーザ発光器からなる
ものを有していて、ビーム光1の出射端に物体4の通過
方向に沿うスリット3aが設けられていて、このスリッ
ト3aを通してビーム光1を、駆動電源前記物体の通過
コース(通過方向)にほぼ沿う向きに幅を持つスリット
光として照射するものである。また、前記ビーム光投射
部3は、光源からの光をレンズで扇状に広げてその光を
スリット3aで前記通過方向にほぼ沿う幅を有しかつ厚
みのないスリット光とする。
【0022】なお、前記ビーム光1は、前記スリット光
でなくてもスポット光でもよい。また、前記ビーム光投
射部3は、電源部3bからの電源の供給を受けている。
【0023】前記光検出部6は、受光された反射光から
特定波長光のみを検出するために、当該特定波長光のみ
を透過する光学フィルタ6aが光入射側に設けられてい
る。図1の実施形態では光検出部6が物体4の通過コー
スに沿って2つ設けられているが、検出精度を上げる点
からそれ以上に設置個数を増やしてもよい。
【0024】通過判定部7は、予め、前記物体からの反
射光が受光されない状態での前記光検出部6の第1の検
出光(これはノイズNになる)を求めておき、前記通過
判定部7は、前記第1の検出光と前記物体4からの反射
光の受光された状態での前記光検出部6の第2の検出光
(これはシグナルSになる)とを比較して(S/N)、
前記物体4が前記境界2上を通過したか否かを判定する
ものである。また、通過判定部7の判定結果は、例えば
パイロットランプなどの適宜の表示部8に表示する。
【0025】上記の空中移動物体検出装置においては、
境界2を物体4が通過したか否かを検出する際に、ビー
ム光投射部3から特定の波長のビーム光1を前記境界2
上に一致するように投射し境界2を物体4が通過した際
の物体4からの反射光を受光することで、通過判定手部
7より物体4が境界2上を通過したか否かの、際どい判
定が精度良く可能になる。
【0026】また、前記境界2を物体が通過したとき
に、光検出部6で、前記特定波長の光だけを他の光から
区別して受光し該受光光を検出するので、前記ビーム光
以外の光を前記反射光5と誤って検出することがなく、
精度の良い反射光の光検出ができる。なお、ビーム光投
射部3と光検出部6を一体にすれば、より取り扱いや設
置がし易いが、もちろん別体にしても良い。
【0027】ここで、前記実施形態の空中移動物体検出
装置を野球への使用例を図2に、テニスへの使用例を図
3にそれぞれ示す。図2により、野球のストライク/ボ
ールの判定に前記通過物体検出装置を使用した場合を説
明する。野球においてはホームベース9上のストライク
/ボールの判定に際してホームベース9の直上空間が所
定領域とし、それ以外の空間が他の領域として、それら
の領域の境界2がストライクコースの左右の限界にな
り、その境界2に沿ってビーム光1を投射して、ピッチ
ャーの投げたボール4a(物品の一例)がその境界2上
を通過するか否かでストライク/ボールの判定をする。
【0028】この場合には、図2の(a)に示すよう
に、前記ビーム光投射部3をホームベース9の左右辺部
9r、9lに設置して、かつ、ホームベース9の他の部
分には、光検出部6を設ける。前記ビーム光投射部3の
発するビーム光1はちょうどストライクコースであるホ
ームベース9の左右端を直上に延ばした境界2、2に一
致させて通している。なお、ビーム光1は幅方向がホー
ムベース左右辺に沿い、かつ、投射方向が上向きにす
る。そして、ビーム光1はある程度の厚み(スリットの
厚さ)が考えられるので、境界2、2に接しかつ厚みの
部分はストライクコース内側に位置させる。
【0029】物体4である球4aがストライクコースの
ほぼ中央位置を通るとき、および、ストライクコースか
ら離れた点(ボールコース)を通るときには審判員の黙
視により、容易に判別できる。しかし、ホームベース上
の左右端ぎりぎり一杯のストライクかボールか、際どい
コースに来たときには判断しにくい。
【0030】そこで、前記ビーム光1は、ストライクコ
ースの左右端に一致させて通しているので、投手の投げ
た球4aがこのビーム光1を横切ったときには反射光5
が生じて光検出部6に反射光のあったことを検出する。
このときには前記ストライクコースをボール4aが通過
したのでストライクと正確に判定する。また、光検出部
6に反射光が検出されなかったら、外側を通ったと目視
されたことを条件にボールと判定する。
【0031】なお、上下のコースについては、図2の
(b)に示すように、スポットビーム発光部10と検出
部11を用意して、該発光部10からのスポットビーム
12u、12dがストライクコースの上縁および下縁に
一致するように設置する。球4aがストライクコースの
上限あるいは下限に来たときに検出部11でスポットビ
ーム12u、12dが遮られたことを検出すれば球4a
がストライクコースに入ったと判定できる。もちろん前
記空中移動物体検出装置で、このストライクコースの上
下の判定に用いても良い。
【0032】図3に示すように、テニスにおいて、サイ
ドラインのイン/アウトの判定に使用するのに、テニス
コート13のサイドライン14の直上面を境界2とす
る。すなわち、コート面の直上空間を所定の領域とし、
その外側のコート以外の面の直上空間を他の領域として
それら領域同士の境界2がサイドライン14を直上に延
ばした面になる。その面に沿って、サイドライン14方
向に前記ビーム光1を投射して、相手の打ったボール4
aが前記サイドライン14上を通過したか否かを判定す
る。審判員は相手の打ったボールがサイドライン14を
割ったか否かの判定を目視のみに比較してきわめて精度
良くできる。なお、符号17はネットである。なお、図
3ではビーム光投射部3をサイドライン14に対して1
つ設置しているが、必要な範囲にビーム光を投射してボ
ール4aを検出できるように設置数は1または複数にす
ることができる。
【0033】本発明の空中通過物体検出装置は、空中の
所定領域を他の領域と区切る境界に物体が通過したか否
かを検出するものであれば、前記野球のストライク/ボ
ール判定やテニスのサービスの判定以外にも、野球の左
右両翼のホームランの判定ができる。つまり、ポールに
取り付けた網にボールが当たるか否かで判定しており、
ポールのさらに上を通るボールは判断できないが、前記
空中物体検出装置を用いてポールに沿って上に向けてビ
ーム光を投射すれば判定ができる。また、図3に併せて
示すように、テニスではサービスライン15やベースラ
イン16をボールが抜けたか否かを前記サイドライン1
4の場合と同様に判定できる。さらに、サッカーのゴー
ルにボールが入ったか否かの判定も同様にできる。
【0034】また、スポーツ以外の分野でも利用でき、
航空機、自動車、鉄道の安全管理に利用できるものであ
る。例えば、人が良く密集する場所での、特に危険な箇
所の周囲に前記ビーム光を投射すれば、その箇所に人が
接近したときにアラームを鳴らすことができる。また、
荷物のトラック輸送において、荷の周囲に前記ビーム光
を投射すれば、荷崩れがどうかの判断ができる。さら
に、飛行機が空港で待機している場合に、他の飛行機や
バス等に接近させないため危険領域に前記ビーム光を投
射してアラームを鳴らすことができる。
【0035】また、建造物についても利用できる。例え
ば橋脚に沿って前記ビーム光を投射すれば、橋脚の歪み
が基準以上になっているか否かをチェックできる。ま
た、歴史的建造物等の異常な変形等も同様に検知して、
アラームを鳴らすこともできる。
【0036】なお、前記実施の形態においては、扇形に
2次元的広がりのあるビーム光を例示したが、本発明の
ビーム光はこれに限定されず、線状のビーム光を複数配
列して境界を埋めてもまた該線状ビーム光をスキャンす
る等いずれの方法でもよい。また、本発明に係る境界は
空中に仮想されるものに限定されず、具体的な枠(例え
ばドアやゲート)内を物体が移動したか否かを検出する
のに用いることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、次
の効果を奏する。請求項1の発明によれば、物体が境界
を通過したか否かの、際どい判定が精度良く判定可能に
なる。したがって、ある領域の境界に対応してビーム光
を照射するだけで、移動する物体が境界内からはみ出し
て通過したか否かを精度良く検出することができる。ボ
ールゲームの判定例えば、野球のストライク/ボール、
テニスのフォールトなどの判定、あるいは公共的な乗り
物、例えば航空機、自動車、鉄道の安全管理に極めて有
用である。また、請求項2の発明によれば、ビーム光投
射手段がスポット光を発光する場合に比較しての発光光
が少なくて済み発光能力の低い安価かつ簡単な構成にで
きる。また、請求項3の発明によれば、簡単な構成で特
定波長光のみ透過するため、全体構成も簡単かつ安価で
しかも外部光の外乱を受けにくく感度のよい検出ができ
る。また、請求項4の発明によれば、判定に外乱光ある
いはノイズの成分の介在する余地をなくして反射光の信
号のみで判定できるので、検出精度がより一層向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る空中移動物体検出装
置の構成説明図である。
【図2】図1の空中移動物体検出装置を野球の判定のた
めに配置する例の説明図であって、(a)は左右端のコ
ース検出状態説明図、(b)は上下端のコース検出状態
説明図である。
【図3】図1の空中移動物体検出装置をテニスの判定の
ために配置する例の説明図である。
【図4】従来の通過物体検出装置の例の説明図である。
【図5】従来の通過物体検出装置の他の例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ビーム光 2 境界 3 ビーム光投射部 3a スリット 4 物体 4a ボール 5 反射光 6 光検出部 7 通過判定部 8 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空中の移動物体を検出する装置におい
    て、 空中の所定領域を他の領域と区切る境界に対応して、特
    定の波長のビーム光を投射するビーム光投射手段と、 前記物体に前記ビーム光が当たったときの前記物体から
    の反射光を受光して、前記特定波長の反射光のみを検出
    する光検出手段と、 前記光検出手段の出力信号に基づき、前記物体が前記境
    界上を通過したか否かを判定する通過判定手段とを備え
    ることを特徴とする空中移動物体検出装置。
  2. 【請求項2】 前記境界は直線状であり、前記ビーム光
    は境界に沿う方向の幅を持つスリット光であることを特
    徴とする請求項1に記載の空中移動物体検出装置。
  3. 【請求項3】 前記光検出手段は、特定波長の反射光の
    みを透過する光学フィルタが光入射側に設けられていて
    いるものであることを特徴とする請求項1または2に記
    載の空中移動物体検出装置。
  4. 【請求項4】 前記通過判定手段は、前記物体からの反
    射光が受光されない状態における前記光検出手段の第1
    の検出信号と、前記物体からの反射光が受光された状態
    での前記光検出手段の第2の検出信号とを比較して、前
    記物体が前記境界上を通過したか否かを判定するもので
    あることを特徴とする請求項1ないし3のうちのいずれ
    か1つに記載の空中移動物体検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109649654A (zh) * 2018-12-28 2019-04-19 东南大学 一种低空搜索定位方法

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CN109649654A (zh) * 2018-12-28 2019-04-19 东南大学 一种低空搜索定位方法
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