JPH09100857A - ブレーキバンド - Google Patents

ブレーキバンド

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JPH09100857A
JPH09100857A JP26141895A JP26141895A JPH09100857A JP H09100857 A JPH09100857 A JP H09100857A JP 26141895 A JP26141895 A JP 26141895A JP 26141895 A JP26141895 A JP 26141895A JP H09100857 A JPH09100857 A JP H09100857A
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JP
Japan
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linings
lining
shaped metal
brake band
metal material
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JP26141895A
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English (en)
Inventor
Shunei Fukazawa
俊英 深沢
Yasunari Mochizuki
康成 望月
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JATCO Corp
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JATCO Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライニングの摩擦係数のばらつきを小さくす
るとともに、ライニングの貼り付け作業及び形成を容易
にし、油溝を起点としたライニングの剥離を防止する。 【解決手段】 ブレーキバンド10は、柔軟な帯状金属
材12と、これに貼り付けられる2枚のライニング14
及び16と、を有している。2枚のライニング14及び
16は、季節や産地、製造ロットなどを考慮に入れず、
任意に取り出したものが使用されており、帯状金属材1
2の幅方向に所定間隔をあけて、帯状金属材12の幅方
向中央位置に対して対称になるように、ドラムの摺動方
向と平行に貼り付けられている。ライニング14とライ
ニング16の間に形成される隙間は、油溝30の役割を
果たしており、帯状金属材12には、油溝30と連通す
る油孔12aが長手方向に所定間隔をあけて4つ形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機のバン
ドブレーキ装置などに用いられるブレーキバンドに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーキバンド112及び114
としては、図9及び図10に示されるものがあり、図9
に示されるものは、帯状金属材100のほぼ全面にわた
って、連続した1枚のライニング102が貼り付けられ
ているものであり、また、図10に示されるものは、帯
状金属材104の幅方向全長にわたって連続するライニ
ング106、108及び110が、帯状金属材104の
長手方向に所定間隔をあけて3枚貼り付けられているも
のであり、図9及び図10ともにライニング102、1
06、108及び110の幅方向中央位置に、長手方向
に所定間隔をあけて複数の油溝102a、106a、1
08a及び110aが形成されており、それぞれの油溝
102a、106a、108a及び110aは帯状金属
材100及び104の油孔100a及び104aに連通
しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のブレーキバンドでは、ライニング102、
106、108及び110を帯状金属材100及び10
4に貼り付ける際に、油溝102a、106a、108
a及び110aの位置が正しい位置からずれないように
ライニング102、106、108及び110を帯状金
属材100及び104に貼り付ける作業が難しいという
問題がある。また、これにより、製造コストが高くなる
という問題がある。
【0004】また、経時変化で油溝102a、106
a、108a及び110a付近からライニング102、
106、108及び110が剥離するという不具合が発
生する場合があるという問題もある。
【0005】また、ライニング102、106、10
8、110は、パルプを原料とした紙製品であるため、
季節や産地、製造ロットなどにより、組織密度に変動が
出る。図11に示されるように、ライニング102、1
06、108、110の密度はライニング102、10
6、108、110の摩擦係数と強い関係があるため、
図12に示されるように、ライニング102、106、
108、110の密度がばらつくとブレーキバンド11
2及び114の締結トルクがばらつくことになる。した
がって、自動変速機の変速は、ブレーキバンド112及
び114の締結トルクにより行われるため、ライニング
102、106、108、110の密度がばらつくこと
により、図13に示されるように、自動変速機の変速シ
ョック(シフトクウォリティ)が悪化したり、図14に
示されるように、ブレーキバンド112及び114の耐
久性が低下したりする場合があるという問題がある。こ
のため、図9に示されるもののように、1枚のライニン
グ102でブレーキバンド112を構成すると、ライニ
ング102の持つ摩擦係数のばらつきが直接ブレーキバ
ンド112の摩擦特性を決めてしまうことになり、特性
のばらつきに弱いブレーキバンド112となってしまう
可能性がある。本発明は、このような課題を解決するた
めのものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、帯状金
属材(12)と、これに貼り付けられるライニング(1
4、16、44、46、50、52、54、56、7
0、72、74、76、78、80、90、92、9
4)と、を有するブレーキバンド(10、38、68、
89、99)であって、前記帯状金属材(12)の一端
側に固着される固定側ブラケット(18)がアンカエン
ドピン(22)に固定されてドラム(24)の外周に巻
き付けられ、該帯状金属材(12)の他端側に固着され
る作動側ブラケット(20)が油圧サーボ装置(26)
のピストン(28)からの押力を受ける状態で使用され
るものにおいて、前記ライニング(14、16、44、
46、50、52、54、56、70、72、74、7
6、78、80、90、92、94)は、前記帯状金属
材(12)の幅方向に所定間隔をあけて前記ドラム(2
4)の摺動方向と平行に複数枚貼り付けられていること
を特徴としたものである。
【0007】これにより、ライニング14、16、4
4、46、50、52、54、56、70、72、7
4、76、78、80、90、92及び94の摩擦係数
のばらつきが統計学上の正規分布に従っているとすれ
ば、連続した1枚のライニングを使用した場合に比べ
て、ブレーキバンド10、38、68、89及び99の
摩擦係数のばらつきを小さくすることができる。従っ
て、ブレーキバンド10、38、68、89及び99の
締結トルクのばらつきを小さくすることができる。ま
た、隣り合うライニング14、16、44、46、5
0、52、54、56、70、72、74、76、7
8、80、90、92及び94の間に形成される隙間が
油溝となるため、油溝の位置を考慮せずライニング1
4、16、44、46、50、52、54、56、7
0、72、74、76、78、80、90、92及び9
4を貼り付けることができるので、ライニング14、1
6、44、46、50、52、54、56、70、7
2、74、76、78、80、90、92及び94の貼
り付け作業が容易になるとともに、あらかじめライニン
グ14、16、44、46、50、52、54、56、
70、72、74、76、78、80、90、92及び
94に油溝を形成する手間を省くことができ、製造性を
向上させることができる。また、油溝を起点としたライ
ニング14、16、44、46、50、52、54、5
6、70、72、74、76、78、80、90、92
及び94の剥離を防止することができる。
【0008】また、本発明のうちで請求項2記載の発明
は、前記ライニング(44、46、50、52、54、
56、70、72、74、76、78、80)は、前記
帯状金属材(12)の長手方向に所定間隔をあけて複数
枚設けられていることを特徴としたものである。
【0009】これにより、帯状金属材12の長手方向に
隣り合うライニング44、46、50、52、54、5
6、70、72、74、76、78及び80の間に形成
される隙間も油溝となるため、ドラム24の摺動方向に
平行な油溝と、ドラム24の摺動方向に直交する油溝を
設けることができるので、ライニング44、46、5
0、52、54、56、70、72、74、76、78
及び80上の油の排出効率を向上させることができる。
したがって、ブレーキバンド38、68及び89がドラ
ム24に締結するときの制動時間が短くなる。
【0010】また、本発明のうちで請求項3記載の発明
は、前記ブレーキバンド(38、68、89)の高面圧
が発生する部分には、前記ライニング(44、46、5
0、52、54、56)が前記帯状金属(12)の幅方
向に所定間隔をあけて前記ドラム(24)の摺動方向と
平行に貼り付けられており、前記高面圧が発生する部分
以外の部分には、全面にわたって連続した1枚のライニ
ング(40、58)が貼り付けられていることを特徴と
したものである。
【0011】これにより、制動力が強い高面圧部分の油
溝の数を多くすることができるため、ブレーキバンド3
8、68及び89の油膜排除能力が高まり、制動時間を
短縮することができる。なお、上記かっこ内の符号は、
後述する実施の形態の対応する部材を示す。
【0012】
【実施の形態】図1に本発明の第1の実施の形態につい
て説明する。ブレーキバンド10は、柔軟な帯状金属材
12と、これに貼り付けられる2枚のライニング14及
び16と、を有している(なお、帯状金属材12はあら
かじめ円形に成形した金属材を用いることもできる)。
図2に示されるように、帯状金属材12の両端部付近に
は、ブレーキバンド10に締結力を作用するための固定
側ブラケット18及び作動側ブラケット20が溶接によ
ってそれぞれ取り付けられており、使用時には、固定側
ブラケット18がアンカエンドピン22に固定されて円
筒状のドラム24の外周に巻き付けられ、作動側ブラケ
ット20が油圧サーボ装置26のピストン28と連結さ
れる。2枚のライニング14及び16は、季節や産地、
製造ロットなどを考慮に入れず、任意に取り出したもの
が使用されており、帯状金属材12の幅方向に所定間隔
をあけて、帯状金属材12の幅方向中央位置に対して対
称になるように、ドラム24の摺動方向と平行に貼り付
けられている。ライニング14とライニング16の間に
形成される隙間は、油溝30の役割を果たしており、帯
状金属材12には、油溝30と連通する油孔12aが長
手方向に所定間隔をあけて4つ形成されている。
【0013】ブレーキバンド10をドラム24に締結さ
せる際には、作動側ブラケット20に油圧サーボ装置2
6からの押力を作用させ、油溝30及び油孔12aから
油を排出して、ブレーキバンド10をドラム24に締結
させ、ドラム24の回転を停止させることができる。こ
のときのライニング14及び16に発生する面圧は、図
3に示されるように、ドラム24の摺動方向に影響さ
れ、摺動の始点側端部がもっとも大きく、終点側端部に
向かって小さくなる。また、このときのブレーキバンド
10の締結トルクは、図4に示されるように、ライニン
グ14及び16の摩擦係数に比例しており、特に、ライ
ニング14及び16の高面圧部の摩擦係数のばらつきの
影響を受けやすい。
【0014】したがって、ライニング14及び16の摩
擦係数のばらつきが統計学上の正規分布に従っていると
すれば、連続した1枚のライニングを使用した場合に比
べて、2枚のライニング14及び16を使用しているた
め、摩擦係数のばらつきを小さくすることができ、これ
により、ブレーキバンド10の締結トルクのばらつきを
小さくすることができる。
【0015】また、ライニング14とライニング16間
に形成される隙間を油溝30としたため、従来のものの
ように、油溝の位置を考慮しながらライニングを貼り付
ける必要がないため、ライニング14及び16の貼り付
け作業が容易になるとともに、あらかじめライニング1
4及び16に油溝30を形成する手間を省くことがで
き、製造性を向上させることができる。また、油溝30
を起点としたライニング14及び16の剥離を防止する
ことができ、ライニング14及び16の剥離によるブレ
ーキバンド10の締結トルクのばらつきを小さくするこ
とができる。
【0016】図5に第2の実施の形態を示す。これに示
されるものは、高面圧が発生する帯状金属材12の摺動
の始点側端部から帯状金属材12の長手方向略中間位置
までの間に、第1の実施の形態と同様にライニング44
及び46を貼り付け、ライニング44及び46の図5中
右端部から長手方向に所定間隔をあけた位置から摺動の
終点側端部までの間に、連続する1枚のライニング40
を貼り付けたものであり、ライニング40の幅方向中央
位置には、長手方向に所定間隔をあけて帯状金属材12
の油孔12aに連通する2つの油溝40aが形成されて
いる。ライニング44とライニング46間の隙間は、ド
ラム24の摺動方向の油溝48の役割を果たし、ライニ
ング44及び46とライニング40の間に形成される隙
間は、ドラム24の摺動方向と直交する方向の油溝42
の役割を果たす。
【0017】これにより、ライニングの剥離やライニン
グの摩擦係数のばらつきの影響を受けやすい高面圧部
を、ライニングが剥離しにくく摩擦係数のばらつきが小
さくなる第1の実施の形態のものと同様の構造にしたた
め、ブレーキバンド38の締結トルクのばらつきを効果
的に小さくすることができるとともに、高面圧部におけ
る油溝48を起点としたライニング44及び46の剥離
を防止することができる。また、ドラム24の摺動方向
と直交する方向の油溝42により、帯状金属材12の幅
方向からも油が排出されるため、ブレーキバンド38の
油膜の排除能力が高まり、ドラム24の制動時間が短く
なる。
【0018】図6に第3の実施の形態を示す。これに示
されるものは、帯状金属材12を長手方向に4等分し
て、4ブロックに分割し、図6中左右両端部のブロック
に、第1の実施の形態のもと同様にライニング50、5
2、54及び56をそれぞれ貼り付け、これら以外のブ
ロックに、ライニング50及び52の図6中右端部及び
ライニング54及び56の図6中左端部と帯状金属材1
2の長手方向にそれぞれ所定間隔をあけて、連続する1
枚のライニング58を貼り付けたものである。ライニン
グ58の幅方向中央位置には、長手方向に所定間隔をあ
けて2つの油溝58aが形成されており、ライニング5
0及び52の間の隙間、及びライニング54及び56の
間の隙間により、ドラム24の摺動方向の油溝60及び
62が形成されるとともに、ライニング50及び52と
ライニング58の間の隙間、及びライニング54及び5
6とライニング58の間の隙間により、ドラム24の摺
動方向と直交した方向の油溝64及び66が形成されて
いる。
【0019】これにより、図6に示されるように、ドラ
ム24の回転方向が正転及び逆転の両方の回転方向で使
用される場合であっても、どちらの回転方向でも高面圧
部が第1の実施の形態のものと同様の構造を有するた
め、ブレーキバンド68の締結トルクのばらつきを効果
的に小さくすることができるとともに、高面圧部におけ
る油溝60及び62を起点としたライニング50、5
2、54及び56の剥離を防止することができる。ま
た、ドラム24の摺動方向と直交する方向の油溝64及
び66により、帯状金属材12の幅方向からも油が排出
されるため、ブレーキバンド68の油膜の排除能力がさ
らに高まり、ドラム24の制動時間が短くなる。
【0020】図7に第4の実施の形態を示す。これに示
されるものは、高面圧部である帯状金属材12の長手方
向図7中左半分に、長手方向及び幅方向にそれぞれ所定
間隔をあけて4枚のライニング70、72、74及び7
6がそれぞれ貼り付けられており、帯状金属材12の長
手方向図7中右半分には、帯状金属材12の幅方向に所
定間隔をあけて2枚のライニング78及び80がそれぞ
れ貼り付けられているものであり、それぞれのライニン
グ70、72、74、76、78及び80の間の隙間に
より、油溝82、84、86、87及び88がそれぞれ
形成されている。
【0021】これにより、高面圧部である帯状金属材1
2の長手方向図7中左半分に貼り付けた4枚のライニン
グ70、72、74及び76により、摩擦係数のばらつ
きがかなり小さくなるため、ブレーキバンド10の締結
トルクのばらつきがかなり小さくなるとともに、高面圧
部の油溝82、84及び86の数が多くなるため、ブレ
ーキバンド89の油膜の排除能力がかなり高まり、制動
時間を大幅に短縮することができる。
【0022】図8に第5の実施の形態を示す。これに示
されるものは、帯状金属材12の幅方向に所定間隔をあ
けて3枚のライニング90、92及び94がそれぞれ貼
り付けられているものであり、中央に位置するライニン
グ92の幅方向中央位置には、長手方向に所定間隔をあ
けて4つの油溝95がそれぞれ形成されている。また、
それぞれのライニング90、92及び94の間に形成さ
れる隙間により、帯状金属材12の長手方向全長にわた
って連続する油溝96及び98がそれぞれ形成される。
【0023】このように、帯状金属材12の長手方向全
長にわたって連続する2つの油溝96及び98が形成さ
れるため、ブレーキバンド99の油膜の排除能力がかな
り高まり、ドラム24の制動時間を大幅に短縮すること
ができる。また、3枚のライニング90、92及び94
を使用するため、摩擦係数のばらつきがかなり小さくな
り、ブレーキバンド99の締結トルクのばらつきをかな
り小さくすることができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、ライニ
ングの摩擦係数のばらつきが統計学上の正規分布に従っ
ているとすれば、連続した1枚のライニングを使用した
場合に比べて、ブレーキバンドの摩擦係数のばらつきを
小さくすることができる。したがって、ブレーキバンド
の締結トルクのばらつきを小さくすることができる。ま
た、隣り合うライニングの間に形成される隙間が油溝と
なるため、油溝の位置を考慮せず、ライニングを貼り付
けることができるので、ライニングの貼り付け作業が容
易になるとともに、あらかじめライニングに油溝を形成
する手間を省くことができ、製造性を向上させることが
できる。また、油溝を起点としたライニングの剥離を防
止することができる。
【0025】また、請求項2記載の発明によれば、帯状
金属材の長手方向に隣り合うライニングの間に形成され
る隙間が油溝となるため、ドラムの摺動方向に平行な油
溝と、ドラムの摺動方向に直交する油溝を設けることが
できるので、ライニング上の油の排出効率を向上させる
ことができる。したがって、ブレーキバンドの油膜排除
能力が高まり、ブレーキバンドがドラムに締結するとき
の制動時間を短くすることができる。
【0026】また、請求項3記載の発明によれば、制動
力が強いライニングの高面圧部分の油溝の数を多くする
ことができるため、ブレーキバンドの油膜排除能力が高
まり、制動時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図2】ブレーキバンドの使用時の状態を示す側面図で
ある。
【図3】ブレーキバンドの面圧分布を示す側面図であ
る。
【図4】ライニングの摩擦係数とブレーキバンド(B/
B)の締結トルクの関係を示す図である。
【図5】第2の実施の形態を示す正面図である。
【図6】第3の実施の形態を示す正面図である。
【図7】第4の実施の形態を示す正面図である。
【図8】第5の実施の形態を示す正面図である。
【図9】従来のブレーキバンドの正面図である。
【図10】別の従来のブレーキバンドの正面図である。
【図11】ライニングの組織密度と摩擦係数の関係を示
す図である。
【図12】ライニングの摩擦係数とブレーキバンド(B
/B)の締結トルクの関係を示す図である。
【図13】ブレーキバンド(B/B)の締結トルクとシ
フトクウォリティの関係を示す図である。
【図14】ブレーキバンド(B/B)の締結トルクと耐
久性の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 ブレーキバンド 12 帯状金属材 14、16 ライニング 18 固定側ブラケット 20 作動側ブラケット 22 アンカエンドピン 24 ドラム 26 油圧サーボ装置 28 ピストン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状金属材(12)と、これに貼り付け
    られるライニング(14、16、44、46、50、5
    2、54、56、70、72、74、76、78、8
    0、90、92、94)と、を有するブレーキバンド
    (10、38、68、89、99)であって、前記帯状
    金属材(12)の一端側に固着される固定側ブラケット
    (18)がアンカエンドピン(22)に固定されてドラ
    ム(24)の外周に巻き付けられ、該帯状金属材(1
    2)の他端側に固着される作動側ブラケット(20)が
    油圧サーボ装置(26)のピストン(28)からの押力
    を受ける状態で使用されるものにおいて、 前記ライニング(14、16、44、46、50、5
    2、54、56、70、72、74、76、78、8
    0、90、92、94)は、前記帯状金属材(12)の
    幅方向に所定間隔をあけて前記ドラム(24)の摺動方
    向と平行に複数枚貼り付けられている、 ことを特徴とするブレーキバンド。
  2. 【請求項2】 前記ライニング(44、46、50、5
    2、54、56、70、72、74、76、78、8
    0)は、前記帯状金属材(12)の長手方向に所定間隔
    をあけて複数枚設けられている、 請求項1記載のブレーキバンド。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキバンド(38、68、8
    9)の高面圧が発生する部分には、前記ライニング(4
    4、46、50、52、54、56)が前記帯状金属
    (12)の幅方向に所定間隔をあけて前記ドラム(2
    4)の摺動方向と平行に貼り付けられており、前記高面
    圧が発生する部分以外の部分には、全面にわたって連続
    した1枚のライニング(40、58)が貼り付けられて
    いる、 請求項1又は2記載のブレーキバンド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6971487B2 (en) * 2003-05-08 2005-12-06 Nsk-Warner K. K. Double-wrap band brake apparatus

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