JPH0910076A - 健康寝具 - Google Patents

健康寝具

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JPH0910076A
JPH0910076A JP18357395A JP18357395A JPH0910076A JP H0910076 A JPH0910076 A JP H0910076A JP 18357395 A JP18357395 A JP 18357395A JP 18357395 A JP18357395 A JP 18357395A JP H0910076 A JPH0910076 A JP H0910076A
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JP
Japan
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charcoal powder
bedding
charcoal
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bag body
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JP18357395A
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English (en)
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饒 ▲斉▼藤
Atsushi Saito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 経年使用による寝具布地の破損や縫製作業時
における木炭粉末の飛散浮遊の問題を解消し、また木炭
寝具の加温手段をより健康的合理的にする。 【構成】 木炭粉末を封入した布地袋を複数配列してな
る寝具で、木炭粉末10を通気性のある袋体20に封入
し、この袋体20を布地袋25にそれぞれ装填した。電
圧印加により発熱する小型パットを備え、このパットの
上下いずれかの面に装着手段を設ける一方、この装着手
段を着脱自在に固定させる対応装着手段を本寝具の略全
域に設けても良い。木炭粉末10は、好ましくは木炭粉
末、備長炭粉末およびヤシガラ炭粉末を各1/3づつ配
合する。 【効果】 ポケット25の周縁部が擦り切れても、内部
の木炭粉末は袋体20に封入されているから、木炭粉末
は流出飛散しない。木炭粉末は機械装置によって自動的
に袋体20に封入でき、これを縫製等の作業場へ搬入す
ることが出来るから、木炭粉末の飛散による呼吸器系の
障害を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木炭粉末を使用した健康
寝具に関する。
【0002】
【従来の技術】病院や老人ホーム等においては、病人や
高齢者独特の臭いを消すため、従来より布団類(寝具)
に脱臭剤を装填するなどの試みがなされている。脱臭剤
としてはヤシガラ活性炭が知られており、これは脱臭効
果やコストの点で良好な結果をもたらす。しかしヤシガ
ラ炭をそのまま枕や布団に封入すると、体重による偏り
が生じ、不自然にからだが沈むなどの問題があった。健
常人であれば布団類の沈みを頻繁に調整することも出来
るが病人や高齢者では介護人による世話を受けなければ
ならないから、いつも良好な状態で眠れるとは限らな
い。
【0003】また脱臭効果とは別に、遠赤外線効果によ
って就寝中の身体をゆっくりと加温し、血行を促進させ
ることによって病人や高齢者の体調を良好に保つという
提案がなされている。この場合に使用される素材は主と
して二価三価鉄塩やプラチナ含有セラミック等である
が、コストが高く、また脱臭効果に欠けることから寝具
に使用する素材としては好ましくない。
【0004】そこで本発明者は、これらの問題に鑑みて
木炭を使用する寝具を提案した(特開平3−59242
号)。これは図4に示すように、布団1を複数のポケッ
ト(袋体)2に分割し、各領域のポケット2に木炭粉末
3を配するというものである。木炭粉末3を分割された
小さなポケット2に封入することで、粉末の偏りを減少
させ、常に良好な就寝感を実現させることができた。ま
た各ポケット2に粉末を装填するという方式により、縦
横一列のポケット列を作ってそれを接続縫製し適宜の大
きさの寝具を作ることが出来るから、作業性も向上し
た。また木炭はコストが安いにも拘らず、脱臭および遠
赤外線放出の両機能に優れた。
【0005】また寝具におけるセラミックや木炭粉末等
のいわゆる遠赤外線放出素材の効果をより高めるため、
寝具の下面にニクロム線シートを配し、寝具下面の全体
温度を高める試みも知られている。セラミックや木炭類
は加温によってより多くの遠赤外線を放出するから、ニ
クロム配線シートを布団の下に敷くことによって健康寝
具を加温し、就寝している人の血行を促進することが出
来るからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者の
提案した寝具は病院や老人ホームにおける繰り返しの使
用実験において良好な結果を得ているものの、経年使用
すると表面布地の一部(とくにポケットの縫製端部)は
通常の寝具と同様に擦り切れる。寝心地の良い薄手の布
地を使用する以上、経年使用によるこのような破損は避
けられないが、木炭粉末が破損部から流出するのは好ま
しくない。また従来提案の寝具では木炭粉末を封入した
ポケットの縫製時に作業場に木炭微小粉末が浮遊する可
能性があり、作業環境を改善する余地を残していた。
【0007】またこのような木炭粉末使用の寝具におけ
る従来の加温手段では、寝具の下面全体を加熱するた
め、かえって疲労感を増し、また電気使用料金も不必要
に増大する。
【0008】そこで本発明の課題は、経年使用による寝
具布地の破損や縫製作業時における木炭粉末の飛散浮遊
の問題を解消し、また木炭寝具の加温手段をより健康的
合理的な手段に改善する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成して課題
を達成するため本発明に係る健康寝具は、木炭粉末を封
入した布地袋を複数配列してなる寝具を技術的前提とし
て、前記木炭粉末を通気性のある袋体に封入し、この袋
体を前記布地袋にそれぞれ装填する。
【0010】また、圧印加により発熱する小型パットの
上下いずれかの面に装着手段を設ける一方、この装着手
段を着脱自在に固定させる対応装着手段を前記健康寝具
の略全域に設けた。
【0011】
【作用】本発明に係る寝具は、木炭粉末を通気性のある
袋体に封入し、これを寝具ポケット(布地袋)に装填す
る。つまり従来において寝具ポケットにダイレクトに封
入させていた木炭粉末を、いったん通気性のある袋体に
封入し、この袋体を寝具ポケットに装填して縫製するわ
けである。
【0012】従って表面布地の縫製箇所など、形状的に
体重移動によって擦り切れやすい箇所に破損が生じて
も、ポケット内部の木炭粉末は通気性のある袋体に装填
されているため経年使用による擦り切れによっても微粉
末の流出飛散は生じない。また寝具ポケットに装填する
木炭粉末は、予め袋体に封入しておくものであり、この
木炭粉末の袋体は、機械的に容易に量産できる。従っ
て、寝具ポケット縫製時には機械的に生産された粉末袋
体をポケットに装填して縫製するだけで良く、微小粉末
が作業場に飛散する等の問題はまったく生じない。
【0013】また、かかる寝具を下面から加温するに際
し、本発明では、寝具の下面全体を加熱しない。電圧印
加により発熱する小型パットの上下いずれかの面に装着
手段を設け、この小型パッドを寝具下面の適宜箇所に固
定させる。装着手段は着脱自在にしてあるから、小型パ
ッドは首や腰など、血行促進をとくに図る必要のある箇
所に移動して使用することが出来る。電圧印加による発
熱手段であっても、それを小型にして適当箇所に移動さ
せるものであるから、他の部分は自然の温度に保たれ、
心臓の負担は軽減される。これによって覚醒時の疲労感
は減少し、血行促進が必要な部分だけの新陳代謝を促進
させることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明に係る寝具の一例を示すもので
ある。この寝具は、木炭粉末10を通気性のある袋体2
0に封入し、この袋体を寝具マットを構成する複数のポ
ケット25に装填してなる。尚、符号21は袋体20の
縁代(へりしろ)、26はポケット25の縁代である。
ポケット25を縦横に接続するには、この縁代26部分
を圧着、縫製等の適宜手段で連続させれば良い。
【0015】袋体20に封入する木炭粉末10は、ぜん
ぶ木炭粉末であっても良いが、好ましくは重量比で、木
炭粉末1/3、備長炭粉末1/3、ヤシガラ炭粉末1/
3づつの配合とする。尚、木炭と備長炭とは通常概念で
区別するが、概ね、針葉樹を原料として炭化粉末とした
もの木炭、広葉樹を原料として炭化粉末としたものを備
長炭とする。本発明でいう木炭粉末は、これらの炭化粉
末を広く含む。尚、必要に応じ鉱物性の炭化粉末を混合
しても良い。
【0016】袋体20の生地は通気性、吸湿性のある柔
軟素材、例えば不織布を使用する。より具体的には例え
ば市販されているテイジン不織布(商品名No.BT−
2109)が適当である。尚、この柔軟素材は、通気
性、吸湿性がある限り絹や麻などであっても良く、とく
に限定されない。またこの柔軟素材は寝具ポケット25
の素材にも適用できる。
【0017】袋体20の大きさは、ポケット25にちょ
うど入る程度の大きさとする。この大きさは、封入時の
作業性が良く、また体重による木炭粉末10の偏りを生
じない程度の大きさとし、例えば縦8cm、横5.5c
m程度とする。袋体20が大きすぎると木炭粉末10が
偏るし、小さすぎるとポケット25への封入数が増えて
作業効率が低下する。従って、縦6〜10cm、横4〜
10cm程度の範囲で成形することが望ましい。
【0018】従って、かかる寝具によれば、経年使用に
よってポケット25の周縁部(縁代26に近い部分)が
擦り切れても、内部の木炭粉末10は袋体20に封入さ
れているから、木炭粉末10は流出飛散しない。
【0019】また木炭粉末10は機械装置によって自動
的に袋体20に封入でき、これを縫製等の作業場へ搬入
することが出来るから、木炭粉末の飛散による呼吸器系
の障害を防止できる等、作業環境をより衛生的なものに
改善することが出来る。
【0020】また本実施例に係る木炭粉末10のよう
に、重量比で木炭、備長炭、ヤシガラ炭を1/3づつ配
合した場合には、単に木炭粉末だけをポケット封入した
場合に較べ、実際の使用面で各種の有利な結果を得た。
まず従来のように木炭粉末だけを使用すると、たしかに
脱臭の点では問題がなく、また柔らかいために寝心地も
良好で保温性にも優れたが、使用を続けると汗や湿気に
よって木炭粉末が固まりやすかった。そこで木炭粉末に
備長炭を加えると、汗や湿気による木炭の塊化がなくな
り、また適度な硬さが出て寝心地もさらに良くなった。
ところが木炭と備長炭の二種類の混合では、重量が重く
なりすぎ、かけ布団などには使用しにくく取り扱いも煩
わしくなる。そこで、ヤシガラ炭を混合すると、木炭の
塊化を防止しつつ重量を軽くでき、さらに脱臭効果が高
まった。吸湿性、保温性の面も問題がない。とくに配合
の割合を重量比で1/3とした場合には、比重の高い備
長炭の量は少なく抑えられ、木炭粉末10の柔らかさは
適度に保たれた。
【0021】図2は、本発明に係る加温寝具の一例を示
すもので、前記ポケットを備える布団30の下側に適当
な係着手段(マジックテープ;商標名;等)31を設
け、ここに加温パッド35を着脱自在に固定できるよう
にしたものである。
【0022】この加温パッド35は、導電性樹脂(特殊
半導体)に絶縁フィルムを配した所謂PTC(Positive
Temperature Coefficient; 正温度係数)面状発熱体を
使用することが望ましい。これは温度上昇に伴って電気
抵抗が増大するフィルム素子を使用したものであって、
ニクロム線やアルミ箔と異なり断線や短絡による通電不
能、過熱といった問題がなく、高精度の温度維持を実現
できる。また電力消費も少なく、小型軽量で、柔軟性に
富み、薄いため布団下に配しても違和感を感じない。
【0023】この加温パッド35の上面(いずれかの
面)に所謂マジックテープを配することにより、図3に
示すように、布団30の適当箇所を選択的に温めること
が可能となる。それぞれ図3(a)は肩、(b)は腰、
(c)はヒザ、(d)は足の部分の選択加温状態を示し
ている。電気毛布のように全体加熱をすると疲労感が増
すが、局所的な加温では疲労感もなく、血行を促進させ
る必要の高い部分だけが温まる。寝具30には木炭粉末
等の遠赤外線放出素材が装填されており、加熱によって
赤外線の放出効果はいっそう高まる。尚、加熱パッドは
通常40℃、60℃、80℃といった標準温度が予め設
定されているから、人体に影響の少ない設定温度(例え
ば40℃)のものを使用する。勿論、この加温パッドは
PTC面状発熱体に限らず電熱腺使用のものであっても
構わない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る健康寝
具によれば、経年使用による寝具布地の破損や縫製作業
時における木炭粉末の飛散浮遊の問題を解消でき、また
木炭寝具の加温手段をより健康的な手段に改善すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る寝具のポケット部分を例示する斜
視図である。
【図2】本発明に係る加熱手段の一例を示す図である。
【図3】本発明に係る加熱手段の配置例を示す図であ
る。
【図4】従来の木炭寝具の一例を示す平面図(a)、お
よび同図のA−A矢視断面図(b)である。
【符号の説明】
10 木炭粉末 20 袋体 21,26 縁代 25 ポケット 30 布団 31 係着手段(マジックテープ) 35 加温パッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木炭粉末を封入した布地袋を複数配列して
    なる寝具において、 前記木炭粉末を通気性のある袋体に封入し、この袋体を
    前記布地袋にそれぞれ装填することを特徴とする健康寝
    具。
  2. 【請求項2】電圧印加により発熱する小型パットを備
    え、この小型パットの上下いずれかの面に装着手段を設
    ける一方、この装着手段を着脱自在に固定させる対応装
    着手段を前記健康寝具の略全域に設けたことを特徴とす
    る健康寝具。
JP18357395A 1995-06-26 1995-06-26 健康寝具 Withdrawn JPH0910076A (ja)

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JP18357395A JPH0910076A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 健康寝具

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JP18357395A JPH0910076A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 健康寝具

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JP18357395A Withdrawn JPH0910076A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 健康寝具

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JP (1) JPH0910076A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002253652A (ja) * 2001-03-02 2002-09-10 Kao Corp 介護臭用消臭剤
KR200473752Y1 (ko) * 2013-04-19 2014-08-13 사순복 편백나무 쿠션체

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020903