JPH09100664A - 車両用遠隔制御装置 - Google Patents
車両用遠隔制御装置Info
- Publication number
- JPH09100664A JPH09100664A JP28787995A JP28787995A JPH09100664A JP H09100664 A JPH09100664 A JP H09100664A JP 28787995 A JP28787995 A JP 28787995A JP 28787995 A JP28787995 A JP 28787995A JP H09100664 A JPH09100664 A JP H09100664A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- clock frequency
- microcomputer
- control device
- remote control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lock And Its Accessories (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗員が降車状態にある場合や、ワイヤレスキ
ーを用いて車両のドアロックアクチュエータを車外から
遠隔制御するような場合に、マイクロコンピュータのク
ロック周波数を高周波数から低周波数に切り換え、クロ
ック信号の高調波成分が受信部に悪影響を及ぼさないよ
うにする。 【構成】 クロック周波数切換部24をマイクロコンピ
ュータ23に接続する。クロック周波数切換部24は、
乗員が降車状態にあることを示す検出信号が導出された
際にマイクロコンピュータ23に入力するクロック周波
数を高周波数fhから低周波数flに切り換える。マイ
クロコンピュータ23は、クロック周波数切換部24か
ら入力したクロック周波数に応じた速さでプログラムを
実行するとともに、送信器1からの電波信号に応じて車
載負荷4を制御する。
ーを用いて車両のドアロックアクチュエータを車外から
遠隔制御するような場合に、マイクロコンピュータのク
ロック周波数を高周波数から低周波数に切り換え、クロ
ック信号の高調波成分が受信部に悪影響を及ぼさないよ
うにする。 【構成】 クロック周波数切換部24をマイクロコンピ
ュータ23に接続する。クロック周波数切換部24は、
乗員が降車状態にあることを示す検出信号が導出された
際にマイクロコンピュータ23に入力するクロック周波
数を高周波数fhから低周波数flに切り換える。マイ
クロコンピュータ23は、クロック周波数切換部24か
ら入力したクロック周波数に応じた速さでプログラムを
実行するとともに、送信器1からの電波信号に応じて車
載負荷4を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送信器からの電波信
号に応じてドアロックアクチュエータ等の車載負荷を制
御するマイクロコンピュータを備えた車両用遠隔制御装
置の改良に関する。
号に応じてドアロックアクチュエータ等の車載負荷を制
御するマイクロコンピュータを備えた車両用遠隔制御装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用遠隔制御装置として、ワ
イヤレスキーにより車両のドアを施解錠するキーレスエ
ントリー装置等がある。このキーレスエントリー装置
は、車両近傍において乗員が携帯するワイヤレスキーか
ら電波や赤外線信号を車両に向けて発信するとともに、
車両側でこの信号を受け、信号がドアロックを示す信号
内容であればドアロックアクチュエータを制御してドア
を電動で施錠し、また信号がドアアンロックを示す信号
内容であればドアロックアクチュエータを制御してドア
を電動で解錠するものであった。この車両用遠隔制御装
置は、制御内容が複雑である場合にマイクロコンピュー
タを使用し、マイクロコンピュータが所定のプログラム
を実行することにより制御を行うようにしていた。この
マイクロコンピュータは、周知のようにクロック信号の
周波数に応じた速度でプログラムを実行する回路であ
り、クロック信号を得るために一般的に水晶振動子、圧
電素子等の発振源をマイクロコンピュータに外付けして
いる。尚、クロック信号の周波数精度が劣るがマイクロ
コンピュータにCR発振回路を内蔵したものも有る。こ
のような車両用遠隔制御装置は、例えば実開平4−12
3976号公報に示している。
イヤレスキーにより車両のドアを施解錠するキーレスエ
ントリー装置等がある。このキーレスエントリー装置
は、車両近傍において乗員が携帯するワイヤレスキーか
ら電波や赤外線信号を車両に向けて発信するとともに、
車両側でこの信号を受け、信号がドアロックを示す信号
内容であればドアロックアクチュエータを制御してドア
を電動で施錠し、また信号がドアアンロックを示す信号
内容であればドアロックアクチュエータを制御してドア
を電動で解錠するものであった。この車両用遠隔制御装
置は、制御内容が複雑である場合にマイクロコンピュー
タを使用し、マイクロコンピュータが所定のプログラム
を実行することにより制御を行うようにしていた。この
マイクロコンピュータは、周知のようにクロック信号の
周波数に応じた速度でプログラムを実行する回路であ
り、クロック信号を得るために一般的に水晶振動子、圧
電素子等の発振源をマイクロコンピュータに外付けして
いる。尚、クロック信号の周波数精度が劣るがマイクロ
コンピュータにCR発振回路を内蔵したものも有る。こ
のような車両用遠隔制御装置は、例えば実開平4−12
3976号公報に示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用遠隔制御装置は、マイクロコンピュー
タによって比較的規模の大きいプログラムを高速で実行
させるべくクロック周波数を高くすると、クロック信号
がノイズとなって受信部の感度を低下する。その理由を
次に説明する。通常のクロック信号はパルス波であるた
め、その信号中に高調波成分を含んでいる。この高調波
成分のレベルはクロック周波数fから高い周波数側に行
くほど徐々に減衰する。したがって、図6に示すように
クロック周波数fと送信器が発信する送信周波数ftと
がf=1MHzに対してft=300MHzといったよ
うに離れている場合、送信周波数ft領域でのクロック
信号の高調波成分のレベルは極めて低いものと成り、受
信部の受信性能に悪影響を及ぼすことが無い。しかしな
がら、図5に示すようにクロック周波数fと送信器が発
信する送信周波数ftとがf=10MHzに対してft
=300MHzといったように近接している場合、送信
周波数ft領域でのクロック信号の高調波成分のレベル
は高く成り、クロック信号の高調波成分が受信部を搭載
したプリント基板上の導体や空中から受信部にノイズと
して侵入し、受信部の受信性能に悪影響を及ぼす。ちな
みに、送信周波数ft=300MHzであるとき、60
MHz以上の高調波成分が受信部の受信性能に悪影響を
及ぼすことを実験的に確認した。
うな従来の車両用遠隔制御装置は、マイクロコンピュー
タによって比較的規模の大きいプログラムを高速で実行
させるべくクロック周波数を高くすると、クロック信号
がノイズとなって受信部の感度を低下する。その理由を
次に説明する。通常のクロック信号はパルス波であるた
め、その信号中に高調波成分を含んでいる。この高調波
成分のレベルはクロック周波数fから高い周波数側に行
くほど徐々に減衰する。したがって、図6に示すように
クロック周波数fと送信器が発信する送信周波数ftと
がf=1MHzに対してft=300MHzといったよ
うに離れている場合、送信周波数ft領域でのクロック
信号の高調波成分のレベルは極めて低いものと成り、受
信部の受信性能に悪影響を及ぼすことが無い。しかしな
がら、図5に示すようにクロック周波数fと送信器が発
信する送信周波数ftとがf=10MHzに対してft
=300MHzといったように近接している場合、送信
周波数ft領域でのクロック信号の高調波成分のレベル
は高く成り、クロック信号の高調波成分が受信部を搭載
したプリント基板上の導体や空中から受信部にノイズと
して侵入し、受信部の受信性能に悪影響を及ぼす。ちな
みに、送信周波数ft=300MHzであるとき、60
MHz以上の高調波成分が受信部の受信性能に悪影響を
及ぼすことを実験的に確認した。
【0004】この発明は上記した課題を解決するもので
あり、乗員が降車状態にある場合や、ワイヤレスキーを
用いて車両のドアロックアクチュエータを車外から遠隔
制御するような場合に、車両側のマイクロコンピュータ
で高速処理を必要とする内容が少ないことに着目し、こ
のような場合においてはマイクロコンピュータのクロッ
ク周波数を高周波数から低周波数に切り換え、クロック
信号の高調波成分が受信部に悪影響を及ぼさないように
することを目的としたものである。
あり、乗員が降車状態にある場合や、ワイヤレスキーを
用いて車両のドアロックアクチュエータを車外から遠隔
制御するような場合に、車両側のマイクロコンピュータ
で高速処理を必要とする内容が少ないことに着目し、こ
のような場合においてはマイクロコンピュータのクロッ
ク周波数を高周波数から低周波数に切り換え、クロック
信号の高調波成分が受信部に悪影響を及ぼさないように
することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するものであり、まず請求項1記載の発明は、クロッ
ク周波数に応じた速さでプログラムを実行するととも
に、送信器からの電波信号に応じて車載負荷を制御する
マイクロコンピュータを備えた車両用遠隔制御装置にお
いて、クロック周波数切換部を前記マイクロコンピュー
タに接続した車両用ドアロック装置を提供する。
成するものであり、まず請求項1記載の発明は、クロッ
ク周波数に応じた速さでプログラムを実行するととも
に、送信器からの電波信号に応じて車載負荷を制御する
マイクロコンピュータを備えた車両用遠隔制御装置にお
いて、クロック周波数切換部を前記マイクロコンピュー
タに接続した車両用ドアロック装置を提供する。
【0006】また請求項2記載の発明は、降車状態検出
部から乗員が降車状態にあることを示す検出信号が導出
された際に前記クロック周波数を高周波数から低周波数
に切り換える機能を前記クロック周波数切換部が有する
車両用遠隔制御装置を提供する。
部から乗員が降車状態にあることを示す検出信号が導出
された際に前記クロック周波数を高周波数から低周波数
に切り換える機能を前記クロック周波数切換部が有する
車両用遠隔制御装置を提供する。
【0007】また請求項3記載の発明は、イグニション
キー孔にキーを差し込んだ状態を検出するイグニション
スイッチによって前記降車状態検出部を構成した車両用
遠隔制御装置を提供する。
キー孔にキーを差し込んだ状態を検出するイグニション
スイッチによって前記降車状態検出部を構成した車両用
遠隔制御装置を提供する。
【0008】また請求項4記載の発明は、前記降車状態
検出部をマイクロコンピュータに接続するとともに、マ
イクロコンピュータをクロック周波数切換部の入力端に
接続した車両用遠隔制御装置を提供する。
検出部をマイクロコンピュータに接続するとともに、マ
イクロコンピュータをクロック周波数切換部の入力端に
接続した車両用遠隔制御装置を提供する。
【0009】また請求項5記載の発明は、前記降車状態
検出部をクロック周波数切換部の入力端に接続した車両
用遠隔制御装置を提供する。
検出部をクロック周波数切換部の入力端に接続した車両
用遠隔制御装置を提供する。
【0010】また請求項6記載の発明は、送信器からの
電波信号を検波する受信部が特定のコード化信号を検出
した際に前記クロック周波数を高周波数から低周波数に
切り換える機能を前記クロック周波数切換部が有する車
両用遠隔制御装置を提供する。
電波信号を検波する受信部が特定のコード化信号を検出
した際に前記クロック周波数を高周波数から低周波数に
切り換える機能を前記クロック周波数切換部が有する車
両用遠隔制御装置を提供する。
【0011】また請求項7記載の発明は、前記受信部を
クロック周波数切換部の入力端に接続した車両用遠隔制
御装置を提供する。
クロック周波数切換部の入力端に接続した車両用遠隔制
御装置を提供する。
【0012】
【第1実施例】この発明の第1実施例を、図1、図2に
基づき説明する。まず1はワイヤレスキーと称する送信
器である。送信器1は、操作ボタン(図示せず)や、操
作ボタンの操作に対応したコード化信号を発生するとと
もに、このコード化信号を電波信号に変調する回路(図
示せず)や、この電波信号を空間に放出する送信アンテ
ナ11を備えており、送信器1から近傍の車両に向けて
車載負荷4を遠隔制御するためのコード化信号を送信す
ることができる。使用される電波は例えば約300MH
zのUHF帯の周波数であり、送信器1から3m離れた
地点で計測した電界強度が500μV以下の出力に設定
している。前記操作ボタンは、例えばロック操作ボタン
やアンロック操作ボタンといった複数の操作ボタンによ
って構成している。送信器1は、この操作ボタンの操作
に応答してその操作内容を示すコード化信号を発信す
る。例えば、ロック操作ボタンを操作した場合、IDコ
ードとドアロック操作を示す制御コードとを含むコード
化信号を発信する。同様にアンロック操作ボタンを操作
した場合、IDコードとドアアンロック操作を示す制御
コードとを含むコード化信号を発信する。
基づき説明する。まず1はワイヤレスキーと称する送信
器である。送信器1は、操作ボタン(図示せず)や、操
作ボタンの操作に対応したコード化信号を発生するとと
もに、このコード化信号を電波信号に変調する回路(図
示せず)や、この電波信号を空間に放出する送信アンテ
ナ11を備えており、送信器1から近傍の車両に向けて
車載負荷4を遠隔制御するためのコード化信号を送信す
ることができる。使用される電波は例えば約300MH
zのUHF帯の周波数であり、送信器1から3m離れた
地点で計測した電界強度が500μV以下の出力に設定
している。前記操作ボタンは、例えばロック操作ボタン
やアンロック操作ボタンといった複数の操作ボタンによ
って構成している。送信器1は、この操作ボタンの操作
に応答してその操作内容を示すコード化信号を発信す
る。例えば、ロック操作ボタンを操作した場合、IDコ
ードとドアロック操作を示す制御コードとを含むコード
化信号を発信する。同様にアンロック操作ボタンを操作
した場合、IDコードとドアアンロック操作を示す制御
コードとを含むコード化信号を発信する。
【0013】一方、車両側には制御回路2、降車状態検
出部3及び車載負荷4を搭載している。制御回路2は、
送信器1が発信した電波信号、及び降車状態検出部3が
導出した検出信号に応じて作動する回路であり、受信ア
ンテナ21、受信部22、マイクロコンピュータ23、
クロック周波数切換部24及びスイッチ25を備えてお
り、次に各構成について詳細を説明する。まず、受信部
22は受信アンテナ21で受けた電波信号を検波し、電
波信号中のコード化信号を復調してマイクロコンピュー
タ23に入力する回路である。
出部3及び車載負荷4を搭載している。制御回路2は、
送信器1が発信した電波信号、及び降車状態検出部3が
導出した検出信号に応じて作動する回路であり、受信ア
ンテナ21、受信部22、マイクロコンピュータ23、
クロック周波数切換部24及びスイッチ25を備えてお
り、次に各構成について詳細を説明する。まず、受信部
22は受信アンテナ21で受けた電波信号を検波し、電
波信号中のコード化信号を復調してマイクロコンピュー
タ23に入力する回路である。
【0014】マイクロコンピュータ23は、端部23A
及び端部23Bにクロック周波数切換部24の出力端2
4A及び入力端24Bをそれぞれ接続するとともに、端
部23Cに車載負荷4を接続し、端部23Dに降車状態
検出部3を接続し、端部23Eに受信部22を接続し、
端部23Fにスイッチ25を接続している。該マイクロ
コンピュータ23は、降車状態検出部3から乗員が降車
状態にあることを示す検出信号を入力した場合に端部2
3Bからクロック周波数切換部24の入力端24Bに
“1”レベル信号を導入するとともに、降車状態検出部
3から検出信号を入力しない場合に上記入力端24Bに
“0”レベル信号を導入する機能がある。さらにマイク
ロコンピュータ23は、クロック周波数切換部24から
端部23Aに入力したクロック信号の周波数fl,fh
に応じた速さでプログラムを実行する機能が有る。さら
にまたマイクロコンピュータ23は、受信部22から入
力したコード化信号に含むIDコードが自車両のもので
有るか否かを判断するとともに、IDコードが自車両の
もので有ると判断した場合に同コード化信号に含む制御
コードがどのような制御内容を示すものかを判断し、そ
れに応じて車載負荷4を制御する機能と、スイッチ25
から入力した操作信号に応じて車載負荷4を制御する機
能が有る。
及び端部23Bにクロック周波数切換部24の出力端2
4A及び入力端24Bをそれぞれ接続するとともに、端
部23Cに車載負荷4を接続し、端部23Dに降車状態
検出部3を接続し、端部23Eに受信部22を接続し、
端部23Fにスイッチ25を接続している。該マイクロ
コンピュータ23は、降車状態検出部3から乗員が降車
状態にあることを示す検出信号を入力した場合に端部2
3Bからクロック周波数切換部24の入力端24Bに
“1”レベル信号を導入するとともに、降車状態検出部
3から検出信号を入力しない場合に上記入力端24Bに
“0”レベル信号を導入する機能がある。さらにマイク
ロコンピュータ23は、クロック周波数切換部24から
端部23Aに入力したクロック信号の周波数fl,fh
に応じた速さでプログラムを実行する機能が有る。さら
にまたマイクロコンピュータ23は、受信部22から入
力したコード化信号に含むIDコードが自車両のもので
有るか否かを判断するとともに、IDコードが自車両の
もので有ると判断した場合に同コード化信号に含む制御
コードがどのような制御内容を示すものかを判断し、そ
れに応じて車載負荷4を制御する機能と、スイッチ25
から入力した操作信号に応じて車載負荷4を制御する機
能が有る。
【0015】クロック周波数切換部24は、上記マイク
ロコンピュータ23から入力端24Bに“1”レベルの
信号を入力すると高周波数fhのクロック信号を出力端
24Aからマイクロコンピュータ23の端部23Aに導
入するとともに、入力端24Bに“0”レベルの信号を
入力すると低周波数flのクロック信号を上記端部23
Aに導入する機能が有る。該クロック周波数切換部24
は、1MHzの発振源24Cと、10MHzの発振源2
4Dと、一方の入力部を発振源24Cに接続するととも
に他方の入力部を入力端24Bに接続した第1ANDゲ
ート24Eと、他方の入力部を発振源24Dに接続する
とともに他方の入力部をインバータ24Fを介して入力
端24Bに接続した第2ANDゲート24Gと、一方及
び他方の入力部をそれぞれ第1、第2ANDゲート24
E,24Gの出力部に接続するとともに出力部を出力端
24Aに接続したORゲート24Hによって回路構成し
ている。
ロコンピュータ23から入力端24Bに“1”レベルの
信号を入力すると高周波数fhのクロック信号を出力端
24Aからマイクロコンピュータ23の端部23Aに導
入するとともに、入力端24Bに“0”レベルの信号を
入力すると低周波数flのクロック信号を上記端部23
Aに導入する機能が有る。該クロック周波数切換部24
は、1MHzの発振源24Cと、10MHzの発振源2
4Dと、一方の入力部を発振源24Cに接続するととも
に他方の入力部を入力端24Bに接続した第1ANDゲ
ート24Eと、他方の入力部を発振源24Dに接続する
とともに他方の入力部をインバータ24Fを介して入力
端24Bに接続した第2ANDゲート24Gと、一方及
び他方の入力部をそれぞれ第1、第2ANDゲート24
E,24Gの出力部に接続するとともに出力部を出力端
24Aに接続したORゲート24Hによって回路構成し
ている。
【0016】スイッチ25は、車載負荷4を手動で操作
すべく例えばアームレスト部(図示せず)に設けたスイ
ッチであり、該実施例ではパワーウインドスイッチや集
中ドアロックスイッチ等によって構成している。該スイ
ッチ25を有した制御回路2は1つのユニット構成に成
っている。
すべく例えばアームレスト部(図示せず)に設けたスイ
ッチであり、該実施例ではパワーウインドスイッチや集
中ドアロックスイッチ等によって構成している。該スイ
ッチ25を有した制御回路2は1つのユニット構成に成
っている。
【0017】また降車状態検出部3は、乗員が降車状態
にあるか否かを検出するものであり、例えばイグニショ
ンキー孔にキーを差し込んだ状態を検出するイグニショ
ンスイッチによって構成している。
にあるか否かを検出するものであり、例えばイグニショ
ンキー孔にキーを差し込んだ状態を検出するイグニショ
ンスイッチによって構成している。
【0018】また車載負荷4は、ドアのロック機構を駆
動するドアロックアクチュエータや、窓ガラスを昇降す
るパワーウインドレギュレータ等によって構成してい
る。
動するドアロックアクチュエータや、窓ガラスを昇降す
るパワーウインドレギュレータ等によって構成してい
る。
【0019】次に上記構成の第1実施例につき図2を用
いて作動を説明する。まずステップ100において切り
換え処理を行うためのプログラムの実行を開始し、ステ
ップ101に進む。ステップ101では、降車状態検出
部3からの入力信号が変化したか否かを判断し、変化有
り(YES)と判断した場合にステップ102に進み、
変化無し(NO)と判断した場合にステップ106に進
む。ステップ102では、別のルーチンで処理中のデー
タについて変換処理を行い、ステップ103に進む。ス
テップ103では、降車状態検出部3から乗員が降車状
態にあることを示す検出信号が入力されたか否かを判断
し、検出信号が入力された(YES)と判断した場合に
ステップ104に進み、入力されなかった(NO)と判
断した場合にステップ105に進む。尚、この実施例で
は降車状態検出部3をイグニションスイッチで構成して
おり、イグニションスイッチがOFFに成った状態を検
出信号が入力された状態としている。
いて作動を説明する。まずステップ100において切り
換え処理を行うためのプログラムの実行を開始し、ステ
ップ101に進む。ステップ101では、降車状態検出
部3からの入力信号が変化したか否かを判断し、変化有
り(YES)と判断した場合にステップ102に進み、
変化無し(NO)と判断した場合にステップ106に進
む。ステップ102では、別のルーチンで処理中のデー
タについて変換処理を行い、ステップ103に進む。ス
テップ103では、降車状態検出部3から乗員が降車状
態にあることを示す検出信号が入力されたか否かを判断
し、検出信号が入力された(YES)と判断した場合に
ステップ104に進み、入力されなかった(NO)と判
断した場合にステップ105に進む。尚、この実施例で
は降車状態検出部3をイグニションスイッチで構成して
おり、イグニションスイッチがOFFに成った状態を検
出信号が入力された状態としている。
【0020】ステップ104では、マイクロコンピュー
タ23の端部23Bからクロック周波数切換部24の入
力端24Bに“1”レベル信号を導出する。これにより
クロック周波数切換部24は、マイクロコンピュータ2
3の端部23Aに低周波数fl=1MHzのクロック信
号を入力する。したがって該ステップ104での処理を
実行したときからマイクロコンピュータ23の実行速度
が低速に成るとともに、この間は送信周波数ft=30
0MHzとクロック周波数fl=1MHzとが大きく隔
たった値と成るため、クロック信号の高調波成分が受信
部に悪影響を及ぼすことが無い。
タ23の端部23Bからクロック周波数切換部24の入
力端24Bに“1”レベル信号を導出する。これにより
クロック周波数切換部24は、マイクロコンピュータ2
3の端部23Aに低周波数fl=1MHzのクロック信
号を入力する。したがって該ステップ104での処理を
実行したときからマイクロコンピュータ23の実行速度
が低速に成るとともに、この間は送信周波数ft=30
0MHzとクロック周波数fl=1MHzとが大きく隔
たった値と成るため、クロック信号の高調波成分が受信
部に悪影響を及ぼすことが無い。
【0021】一方ステップ105では、マイクロコンピ
ュータ23の端部23Bからクロック周波数切換部24
の入力端24Bに“0”レベル信号を導出する。これに
よりクロック周波数切換部24は、マイクロコンピュー
タ23の端部23Aに高周波数fh=10MHzのクロ
ック信号を入力する。したがって該ステップ105での
処理を実行したときからマイクロコンピュータ23の実
行速度が高速に成る。
ュータ23の端部23Bからクロック周波数切換部24
の入力端24Bに“0”レベル信号を導出する。これに
よりクロック周波数切換部24は、マイクロコンピュー
タ23の端部23Aに高周波数fh=10MHzのクロ
ック信号を入力する。したがって該ステップ105での
処理を実行したときからマイクロコンピュータ23の実
行速度が高速に成る。
【0022】
【第2実施例】この発明の第2実施例を、図3に基づき
説明する。この第2実施例は、降車状態検出部3をクロ
ック周波数切換部24の入力端24Bに直接接続したも
のを例示しており、クロック周波数切換部24は降車状
態検出部3から入力した検出信号によってクロック周波
数を高周波数fhから低周波数flに切り換えるように
している。この場合、降車状態検出部3は乗員が降車状
態にあることを検出した場合に“1”レベル信号を導出
する構成と成っている。尚、第1実施例で示したものと
同じ他の構成は同一符号を付すとともに、説明を省略す
る。
説明する。この第2実施例は、降車状態検出部3をクロ
ック周波数切換部24の入力端24Bに直接接続したも
のを例示しており、クロック周波数切換部24は降車状
態検出部3から入力した検出信号によってクロック周波
数を高周波数fhから低周波数flに切り換えるように
している。この場合、降車状態検出部3は乗員が降車状
態にあることを検出した場合に“1”レベル信号を導出
する構成と成っている。尚、第1実施例で示したものと
同じ他の構成は同一符号を付すとともに、説明を省略す
る。
【0023】
【第3実施例】この発明の第3実施例を、図4に基づき
説明する。この第3実施例は、受信部22をクロック周
波数切換部24の入力端24Bに接続したものを例示し
ており、受信部22が特定のコード化信号を検出した際
にクロック周波数を高周波数fhから低周波数flに切
り換えるようにしている。この場合、受信部22は自車
のIDコードを検出した場合に“1”レベル信号を導出
する構成と成っている。尚、第1実施例で示したものと
同じ他の構成は同一符号を付すとともに、説明を省略す
る。
説明する。この第3実施例は、受信部22をクロック周
波数切換部24の入力端24Bに接続したものを例示し
ており、受信部22が特定のコード化信号を検出した際
にクロック周波数を高周波数fhから低周波数flに切
り換えるようにしている。この場合、受信部22は自車
のIDコードを検出した場合に“1”レベル信号を導出
する構成と成っている。尚、第1実施例で示したものと
同じ他の構成は同一符号を付すとともに、説明を省略す
る。
【0024】
【発明の効果】この発明は、前述の構成作用を有するの
で、乗員が降車状態にある場合や、ワイヤレスキーを用
いて車両のドアロックアクチュエータを車外から遠隔制
御するような場合に、マイクロコンピュータのクロック
周波数を高周波数から低周波数に切り換えることができ
るので、クロック信号の高調波成分が受信部に悪影響を
及ぼさないようにすることができる。
で、乗員が降車状態にある場合や、ワイヤレスキーを用
いて車両のドアロックアクチュエータを車外から遠隔制
御するような場合に、マイクロコンピュータのクロック
周波数を高周波数から低周波数に切り換えることができ
るので、クロック信号の高調波成分が受信部に悪影響を
及ぼさないようにすることができる。
【図1】この発明の第1実施例を示す電気的ブロック図
である。
である。
【図2】図1に示すマイクロコンピュータが有するプロ
グラムの要部を示したフローチャートである。
グラムの要部を示したフローチャートである。
【図3】この発明の第2実施例を示す電気的ブロック図
である。
である。
【図4】この発明の第3実施例を示す電気的ブロック図
である。
である。
【図5】従来技術の欠点を説明する特性図であり、クロ
ック周波数と送信周波数が接近している場合を示してい
る。
ック周波数と送信周波数が接近している場合を示してい
る。
【図6】従来技術の欠点を説明する特性図であり、クロ
ック周波数と送信周波数が離れている場合を示してい
る。
ック周波数と送信周波数が離れている場合を示してい
る。
1 送信器 2 制御回路 3 降車状態検出部 4 車載負荷 11 送信アンテナ 21 受信アンテナ 22 受信部 23 マイクロコンピュータ 24 クロック周波数切換部 25 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E05B 65/20 E05B 65/20 H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B 311 311Q 311A
Claims (7)
- 【請求項1】 クロック周波数に応じた速さでプログラ
ムを実行するとともに、送信器(1)からの電波信号に
応じて車載負荷(4)を制御するマイクロコンピュータ
(23)を備えた車両用遠隔制御装置において、 クロック周波数切換部(24)を前記マイクロコンピュ
ータ(23)に接続した車両用ドアロック装置。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 降車状態検出部(3)から乗員が降車状態にあることを
示す検出信号が導出された際に前記クロック周波数を高
周波数(fh)から低周波数(fl)に切り換える機能
を前記クロック周波数切換部(24)が有する車両用遠
隔制御装置。 - 【請求項3】 前記請求項2記載の発明において、 イグニションキー孔にキーを差し込んだ状態を検出する
イグニションスイッチによって前記降車状態検出部
(3)を構成した車両用遠隔制御装置。 - 【請求項4】 前記請求項2又は3記載の発明におい
て、 前記降車状態検出部(3)をマイクロコンピュータ(2
3)に接続するとともに、マイクロコンピュータ(2
3)をクロック周波数切換部(24)の入力端(24
B)に接続した車両用遠隔制御装置。 - 【請求項5】 前記請求項2又は3記載の発明におい
て、 前記降車状態検出部(3)をクロック周波数切換部(2
4)の入力端(24B)に接続した車両用遠隔制御装
置。 - 【請求項6】 前記請求項1記載の発明において、 送信器(1)からの電波信号を検波する受信部(22)
が特定のコード化信号を検出した際に前記クロック周波
数を高周波数(fh)から低周波数(fl)に切り換え
る機能を前記クロック周波数切換部(24)が有する車
両用遠隔制御装置。 - 【請求項7】 前記請求項6記載の発明において、 前記受信部(22)をクロック周波数切換部(24)の
入力端(24B)に接続した車両用遠隔制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28787995A JPH09100664A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 車両用遠隔制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28787995A JPH09100664A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 車両用遠隔制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09100664A true JPH09100664A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17722920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28787995A Pending JPH09100664A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 車両用遠隔制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09100664A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015072693A1 (ko) * | 2013-11-13 | 2015-05-21 | 창신정보통신(주) | 복수의 동작 모드를 가지는 무선 키 및 이 무선 키를 포함하는 출입 통제 시스템 |
CN110834602A (zh) * | 2019-10-29 | 2020-02-25 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种汽车智能感应车门控制系统及其感应控制方法 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP28787995A patent/JPH09100664A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015072693A1 (ko) * | 2013-11-13 | 2015-05-21 | 창신정보통신(주) | 복수의 동작 모드를 가지는 무선 키 및 이 무선 키를 포함하는 출입 통제 시스템 |
CN110834602A (zh) * | 2019-10-29 | 2020-02-25 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种汽车智能感应车门控制系统及其感应控制方法 |
CN110834602B (zh) * | 2019-10-29 | 2021-09-14 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种汽车智能感应车门控制系统及其感应控制方法 |
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