JPH09100220A - 毛髪用薬剤 - Google Patents
毛髪用薬剤Info
- Publication number
- JPH09100220A JPH09100220A JP8116837A JP11683796A JPH09100220A JP H09100220 A JPH09100220 A JP H09100220A JP 8116837 A JP8116837 A JP 8116837A JP 11683796 A JP11683796 A JP 11683796A JP H09100220 A JPH09100220 A JP H09100220A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- agent
- extract
- growing
- effect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、毛髪用薬剤を提供することを目的と
するものである。 【構成】ノコギリヤシのエキスを主成分とした毛髪用薬
剤を設けたものである。
するものである。 【構成】ノコギリヤシのエキスを主成分とした毛髪用薬
剤を設けたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪用薬剤に関するも
のである。
のである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】薬用植
物として古くから知られているノコギリヤシ(SawPalmet
to)から抽出されるエキスが、前立腺肥大症の治療薬と
して効果があることが知られている。
物として古くから知られているノコギリヤシ(SawPalmet
to)から抽出されるエキスが、前立腺肥大症の治療薬と
して効果があることが知られている。
【０００３】このノコギリヤシが近年製剤化され、ヨー
ロッパでは前立腺肥大症の治療薬としてもっとも多く使
われている。
ロッパでは前立腺肥大症の治療薬としてもっとも多く使
われている。
【０００４】毛髪に関する薬剤の研究を長年に渡って行
って来た本発明者は、ノコギリヤシ自体の性質とこのノ
コギリヤシが前立腺肥大症に関わる作用に着眼し、長年
にわたり研究（実験）を重ねた結果、このノコギリヤシ
が毛髪の毛母細胞の活性化にも深く作用することを見い
出し、画期的な育毛・発毛効果をもたらす本発明を完成
した。
って来た本発明者は、ノコギリヤシ自体の性質とこのノ
コギリヤシが前立腺肥大症に関わる作用に着眼し、長年
にわたり研究（実験）を重ねた結果、このノコギリヤシ
が毛髪の毛母細胞の活性化にも深く作用することを見い
出し、画期的な育毛・発毛効果をもたらす本発明を完成
した。
【０００５】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００６】ノコギリヤシのエキスを主成分としたこと
を特徴とする毛髪用薬剤に係るものである。
を特徴とする毛髪用薬剤に係るものである。
【０００７】
【実施例】本実施例は、ノコギリヤシ(Saw Palmetto)の
エキスを主成分として頭皮に直接塗ったり、養毛・育毛
・発毛促進剤をはじめ整髪剤やシャンプーなど各種の毛
髪用薬剤や毛髪用剤に混入することによって、頭皮外用
剤・毛髪用剤として使用する毛髪用薬剤としたものであ
る。
エキスを主成分として頭皮に直接塗ったり、養毛・育毛
・発毛促進剤をはじめ整髪剤やシャンプーなど各種の毛
髪用薬剤や毛髪用剤に混入することによって、頭皮外用
剤・毛髪用剤として使用する毛髪用薬剤としたものであ
る。
【０００８】ノコギリヤシ(SawPalmetto)は、北米原産
のヤシ科の植物で、このノコギリヤシから抽出されるエ
キスが、５αリダクターゼの働きを抑えることから、前
立腺肥大症の治療薬として、ヨーロッパ、とくにフラン
スにおいて広く使用されているものである。（他にも、
前立腺肥大症の治療薬として、α１ブロッカー（抗男性
ホルモン剤）といわれる薬があるが、前立腺の肥大を縮
小させる効果は期待できるものの、インポテンツになる
などの恐れがある（Saw Palmettoは男性ホルモンの働き
は抑えるが、精力を衰えさせることはない）為、あまり
使用されていない。） 本実施例は具体的には、この薬用植物であるシュロ属の
ノコギリヤシの熟した果実のエキスを抽出し、これを直
接若しくは水又はアルコール，油脂などで薄めたり、育
毛剤等をはじめ整髪剤など毛髪用剤に混ぜて頭皮に付着
させる。
のヤシ科の植物で、このノコギリヤシから抽出されるエ
キスが、５αリダクターゼの働きを抑えることから、前
立腺肥大症の治療薬として、ヨーロッパ、とくにフラン
スにおいて広く使用されているものである。（他にも、
前立腺肥大症の治療薬として、α１ブロッカー（抗男性
ホルモン剤）といわれる薬があるが、前立腺の肥大を縮
小させる効果は期待できるものの、インポテンツになる
などの恐れがある（Saw Palmettoは男性ホルモンの働き
は抑えるが、精力を衰えさせることはない）為、あまり
使用されていない。） 本実施例は具体的には、この薬用植物であるシュロ属の
ノコギリヤシの熟した果実のエキスを抽出し、これを直
接若しくは水又はアルコール，油脂などで薄めたり、育
毛剤等をはじめ整髪剤など毛髪用剤に混ぜて頭皮に付着
させる。
【０００９】このノコギリヤシのエキスは次のような作
用効果を果たす。
用効果を果たす。
【００１０】前記５αリダクターゼがテストステロン
（男性ホルモン）に作用して５αＤＨＴが生成され、こ
の５αＤＨＴがアデノシン三リン酸の生成を著しく阻害
することが分かっている。毛髪は、毛母細胞により毛細
血管を回って血液によって運ばれてくる毛髪造りに必要
な各種栄養素を材料として造られる。アデノシン三リン
酸は、この毛髪製造工場とも言える毛母細胞のエネルギ
ー源ともなるものであり、この５αＤＨＴにより発毛・
育毛が阻害される。
（男性ホルモン）に作用して５αＤＨＴが生成され、こ
の５αＤＨＴがアデノシン三リン酸の生成を著しく阻害
することが分かっている。毛髪は、毛母細胞により毛細
血管を回って血液によって運ばれてくる毛髪造りに必要
な各種栄養素を材料として造られる。アデノシン三リン
酸は、この毛髪製造工場とも言える毛母細胞のエネルギ
ー源ともなるものであり、この５αＤＨＴにより発毛・
育毛が阻害される。
【００１１】しかし、ノコギリヤシのエキスは、前記５
αリダクターゼを失活して５αＤＨＴの生成を抑制す
る。
αリダクターゼを失活して５αＤＨＴの生成を抑制す
る。
【００１２】従って、頭皮にノコギリヤシのエキスを塗
布して浸透若しくは注射等によって皮下に注入すること
により、５αＤＨＴの生成が抑制されることにより、ア
デノシン三リン酸の生成が阻害されず、毛髪製造工場で
ある毛母細胞が活性化され、育毛・発毛が促進され、従
来にはない十分な育毛発毛効果を果たすことになる。ま
た、このノコギリヤシのエキスは前立腺肥大症の治療薬
と同様に、テストステロンを抑制させない為（抑制して
も精力を衰えさせない為）、インポテンツなどの副作用
は生じず、更に毛母細胞の働きの活性化や血行促進や保
湿効果や過上皮脂の抑制なども期待できる等、これまで
にない秀れた毛髪用薬剤となる。
布して浸透若しくは注射等によって皮下に注入すること
により、５αＤＨＴの生成が抑制されることにより、ア
デノシン三リン酸の生成が阻害されず、毛髪製造工場で
ある毛母細胞が活性化され、育毛・発毛が促進され、従
来にはない十分な育毛発毛効果を果たすことになる。ま
た、このノコギリヤシのエキスは前立腺肥大症の治療薬
と同様に、テストステロンを抑制させない為（抑制して
も精力を衰えさせない為）、インポテンツなどの副作用
は生じず、更に毛母細胞の働きの活性化や血行促進や保
湿効果や過上皮脂の抑制なども期待できる等、これまで
にない秀れた毛髪用薬剤となる。
【００１３】本発明者は、すでにこの毛髪用薬剤の効果
を自ら使用して研究を重ね、副作用も生じずこれまでに
ない増毛効果が顕著に表れたことを確認している。
を自ら使用して研究を重ね、副作用も生じずこれまでに
ない増毛効果が顕著に表れたことを確認している。
【００１４】更に、上記本実施例に係る毛髪用薬剤を使
用した養毛方法として、この毛髪用薬剤を頭皮に塗布し
て毛母細胞の働きを活性化し、且つ、バランスのとれた
食事や栄養補助食品などにより健康な毛髪の育成・生成
に関与する各種栄養素を補い毛髪の育毛・発毛を促進す
ることができるのを確認している。即ち、髪の毛はもと
もと各種の栄養素がもとになって造られているのだか
ら、身体の外部から毛母細胞の働きを活性化するととも
に、十分にバランスのとれた食事若しくは栄養補助食品
などによって身体の内部からそれらを補う要領でやって
いくことによって、従来にはない一層良好に育毛・発毛
を促進することができるのである。
用した養毛方法として、この毛髪用薬剤を頭皮に塗布し
て毛母細胞の働きを活性化し、且つ、バランスのとれた
食事や栄養補助食品などにより健康な毛髪の育成・生成
に関与する各種栄養素を補い毛髪の育毛・発毛を促進す
ることができるのを確認している。即ち、髪の毛はもと
もと各種の栄養素がもとになって造られているのだか
ら、身体の外部から毛母細胞の働きを活性化するととも
に、十分にバランスのとれた食事若しくは栄養補助食品
などによって身体の内部からそれらを補う要領でやって
いくことによって、従来にはない一層良好に育毛・発毛
を促進することができるのである。
【００１５】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、イ
ンポテンツなどの副作用もなく、これまでの育毛・発毛
用薬剤に比べて同等若しくはそれ以上の画期的な育毛・
発毛効果を発揮する毛髪用薬剤となる。
ンポテンツなどの副作用もなく、これまでの育毛・発毛
用薬剤に比べて同等若しくはそれ以上の画期的な育毛・
発毛効果を発揮する毛髪用薬剤となる。
【００１６】また、数多くある市販の各種の育毛剤は５
αＤＨＴなどの作用によって毛母細胞の活性が抑制さ
れ、これまではどれをとっても十分な効果を発揮するも
のがほとんど見当たらなかったのが現状であるが、ノコ
ギリヤシのエキスはこれら市販の各種育毛剤がもともと
持ち備えている本来の効果を十二分に引き出すことがで
きるなど従来にない効果が期待できる毛髪用薬剤とな
る。
αＤＨＴなどの作用によって毛母細胞の活性が抑制さ
れ、これまではどれをとっても十分な効果を発揮するも
のがほとんど見当たらなかったのが現状であるが、ノコ
ギリヤシのエキスはこれら市販の各種育毛剤がもともと
持ち備えている本来の効果を十二分に引き出すことがで
きるなど従来にない効果が期待できる毛髪用薬剤とな
る。
Claims (1)
- 【請求項１】 ノコギリヤシのエキスを主成分としたこ
とを特徴とする毛髪用薬剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8116837A JPH09100220A (ja) | 1995-05-10 | 1996-05-10 | 毛髪用薬剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11209995 | 1995-05-10 | ||
| JP7-112099 | 1995-05-10 | ||
| JP8116837A JPH09100220A (ja) | 1995-05-10 | 1996-05-10 | 毛髪用薬剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09100220A true JPH09100220A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=26451333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8116837A Pending JPH09100220A (ja) | 1995-05-10 | 1996-05-10 | 毛髪用薬剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09100220A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998033472A1 (en) * | 1997-02-03 | 1998-08-06 | Ehud Barr | A composition for the treatment of androgenetic alopecia and hirsutism |
| WO2000056269A3 (en) * | 1999-03-19 | 2001-01-04 | Steven Chizick | Natural preparation for treatment of male pattern hair loss |
| WO2001030311A1 (en) * | 1999-10-28 | 2001-05-03 | Avi Dascalu | Agent for inducing hair growth containing extracts of saw palmetto and swertia |
| JP2002322050A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Kenji Uehara | 発毛剤 |
| KR100782273B1 (ko) * | 2006-12-28 | 2007-12-04 | 안광주 | 탈모 예방 및 양모 촉진용 조성물 |
| WO2007149272A1 (en) * | 2006-06-20 | 2007-12-27 | Chochinov Ronald H | Formulation for hair growth |
| KR100969269B1 (ko) * | 2008-08-05 | 2010-07-09 | 송은주 | 톱야자 추출물, 촉규근 추출물, 마치현 추출물 및 호두추출물을 함유하는 탈모예방 및 양모 촉진용 화장료 조성물 |
| JP4503788B2 (ja) * | 2000-06-13 | 2010-07-14 | 株式会社マンダム | 育毛剤組成物 |
| US20110117218A1 (en) * | 2008-03-07 | 2011-05-19 | S.W. Patenverwertwertungs Limited | composition and uses for influencing hair growth |
| ES2444273A1 (es) * | 2012-08-22 | 2014-02-24 | Lacer, S.A. | Composición tópica farmacéutica o cosmética indicada para reducir o prevenir la caída del cabello y estimular su crecimiento |
| JP2014520804A (ja) * | 2011-07-07 | 2014-08-25 | イーエルシー マネージメント エルエルシー | フィッツパトリックｉｖ型、ｖ型またはｖｉ型皮膚を処置するために有用な方法および組成物 |
| CN107340354A (zh) * | 2017-09-08 | 2017-11-10 | 河南省奥林特药业有限公司 | 利用薄层色谱法鉴别棕榈子的方法 |
-
1996
- 1996-05-10 JP JP8116837A patent/JPH09100220A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7166300B1 (en) | 1999-10-28 | 2007-01-23 | Medidermis Ltd. | Agent for inducing hair growth containing extracts of saw palmetto and swertia |
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| US11324711B2 (en) * | 2008-03-07 | 2022-05-10 | S.W. Patentverwertungs Limited | Composition and uses for influencing hair growth |
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| ES2444273A1 (es) * | 2012-08-22 | 2014-02-24 | Lacer, S.A. | Composición tópica farmacéutica o cosmética indicada para reducir o prevenir la caída del cabello y estimular su crecimiento |
| CN107340354A (zh) * | 2017-09-08 | 2017-11-10 | 河南省奥林特药业有限公司 | 利用薄层色谱法鉴别棕榈子的方法 |
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