JPH089945A - 豆類等の表皮の分離装置 - Google Patents

豆類等の表皮の分離装置

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JPH089945A
JPH089945A JP6174784A JP17478494A JPH089945A JP H089945 A JPH089945 A JP H089945A JP 6174784 A JP6174784 A JP 6174784A JP 17478494 A JP17478494 A JP 17478494A JP H089945 A JPH089945 A JP H089945A
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JP
Japan
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epidermis
separating
beans
skin
drop
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JP6174784A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Enari
信良 江成
Kiyoshi Koyama
潔 小山
Takehiko Imai
武彦 今井
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率よく、しかも確実に焙煎済みの豆等の表
皮を実から分離して除去することができる分離装置を提
供する。 【構成】 垂直方向に延びる中空筒である落下分離部の
途中に複数段階に渡って分離部材を配置し、上方から落
下させた焙煎済み豆類、穀物等を該分離部材に衝突させ
る過程で豆類等に付着残留した表皮を剥離、分離し、分
離した該表皮を横方向に延びる表皮搬送部へ強制的に吸
引してから、パンチ穴を有した仕切り板に衝突せしめる
ことにより、該表皮搬送部の後端部に連接された表皮落
下回収部に落下させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコーヒー等の豆類や穀物
等を焙煎した後に、実に付着残留する表皮を高い効率で
分離除去することができる分離装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コーヒー等の豆類や各種穀物には、生豆
の状態で、実の表面に薄い表皮を有しているものが多
い。これらの豆類を食したり、煎じて飲用に供する場合
に生豆を焙煎することが多いが、焙煎時に上記薄表皮が
完全に消失、除去されない場合には、味覚上、種々の不
都合をもたらすことが多い。例えば、コーヒー豆を焙煎
した場合、20〜30%の割合で表皮が実の表面に残留
付着するが、この表皮を残したまま豆を挽いて煎じる
と、得られた飲料中に異質な苦み、渋みが残って、本来
の実のうま味を損ねる事態を招き易い。このようなとこ
ろから、味覚を大切にする焙煎業者、喫茶店経営者等
は、焙煎後に残る表皮を除去する作業に苦慮しているの
が実態である。すなわち、従来、このような表皮を除去
する手法としては、筒等の容器に焙煎済みの豆を入れて
からこの豆に向けて扇風機等により送風することにより
表皮を吹き飛ばす方法が行われていたが、この方法では
全ての豆の外面全体に風が行きわたりにくく、その結果
表皮が剥離せずに残留したり、剥離した表皮が豆間に残
留する等の不具合があった。また、このような不具合を
解消する為に風力を増強すると、豆も同時に飛ばされて
しまうという不具合があった。更に、焙煎した豆をざる
などに入れた上で、人手により豆をかき混ぜながら息を
吹きかけて表皮をとばす手法も行われているが、この方
法は効率が悪い上に、不衛生であり、改善が望まれてい
た。
【0003】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、効率よく、しかも確実に焙煎済みの豆等の表皮を実
から分離して除去することができる分離装置を提供する
ことを目的としている。
【0004】
【発明の概要】上記目的を達成するため、本発明は、垂
直方向に延びる中空筒である落下分離部の途中に複数段
階に渡って分離部材を配置し、上方から落下させた焙煎
済み豆類、穀物等を該分離部材に衝突させる過程で豆類
等に付着残留した表皮を剥離、分離し、分離した該表皮
を横方向に延びる表皮搬送部へ強制的に吸引してから、
パンチ穴を有した仕切り板に衝突せしめることにより、
該表皮搬送部の後端部に連接された表皮落下回収部に落
下させるように構成したこと、上記落下分離部の下端部
の開口の位置を上記表皮搬送部との連結部よりも少しく
下方へ突出せしめたこと、上記落下分離部を構成する筒
体の前壁であって、上記表皮搬送部との連結部に対面す
る位置には多数の小孔を打抜き形成したこと、上記表皮
落下回収部の後壁には、ファンからの風の力を減殺する
ための小孔が多数形成されていること、上記表皮落下回
収部の下端部には、表皮落下回収部に沿って落下してき
た表皮を受ける為の表皮受け部が配置され、該表皮受け
部の後部の壁には回収された表皮がファンからの風によ
って舞い上がることを防止する為の風力減殺用の小孔が
多数形成されていることを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明を詳細に説
明する。図1は本発明の分離装置の一実施例の正面図、
図2は正面縦断面図、図3は側面図、図4は側部縦断面
図、図5は背面図である。この分離装置は、上端に位置
する投入用のホッパ1と、ホッパ1の下部と連通し上下
方向へ伸びる中空の筒体から成る落下分離部2と、落下
分離部2の中空内部と連通した状態で落下分離部2から
横方向へほぼ水平に延設された中空筒状の表皮搬送部3
と、表皮搬送部3の後端部から垂下した中空筒状の表皮
落下回収部4と、落下回収部4の下部に設けた開口部に
着脱される表皮受け部5と、落下分離部2の側面に設け
たファンモータ駆動用の操作スイッチボックス6とから
概略構成されている。
【0006】図2、図4に示す様に落下分離部2の上方
内部には正面形状が略へ字状の第1の分離部材10が固
定され、分離部材10の更に所定距離下方位置には第2
の分離部材11が固定されている。第1の分離部材10
はその両側端部と落下分離部2の側内壁2aとの間に所
定幅のギャップgを有する様に構成される。第2の分離
部材11は落下分離部2の側内壁2aに固定された一対
の傾斜板12と、各傾斜板12の後方に一体化したパン
チングメタルから成る分離板13とから構成される。各
傾斜板12は、各側内壁2aとの間にθ3の傾斜角度を
有して固定され、傾斜板12の下方へ向かう程内径が狭
く成る様に構成されている。分離板13は奥内壁2aに
対して所定の角度θ2を有して固定され、各傾斜板12
とともに開口14を形成している。
【0007】第2の分離部材11の直下には表皮搬送部
3との連結部15が位置しており、この連結部にはファ
ン16が固定される。ファン16の前方の壁、即ち落下
分離部2の下部前壁には多数の小孔17を形成する。小
孔17を形成した領域は、ファン16の面積よりも大き
めに設定する。この小孔17は空気導入孔である。落下
分離部2の下端部20は長さL1分だけ連結部15より
も下方に突出している。これは、落下してきた実の飛び
散りを防止する為であり、この突出部の存在により、落
下した豆が四方に拡散せずに垂直な軌跡で落下すること
ができる。また、突出部を設けない場合には、表皮のみ
ならず、実までもファンにより吸引され易くなる。
【0008】表皮搬送部3の天井と落下回収部4の天井
が共有される部分からはパンチングメタルから成る仕切
り板25が垂下され、更に、落下回収部4の後面にはほ
ぼ全体に渡って小孔26が打ち抜き形成されている。ま
た、落下回収部4の後部開口から出し入れ自在に支持さ
れた表皮受け部5の後板27にも小孔27aが形成され
ている。この小孔27aは表皮受け部5に落下してきた
表皮が風により受け部内から外部に飛び散ることを防止
する為に、該風を後方に逃がすためのものである。
【0009】以上の構成に於いて、ファンモータのスイ
ッチをONにした状態でホッパー1から焙煎済みのコー
ヒー豆をランダムに投入すると、大半の豆は第1の分離
部材10の上面に落下して左右に仕分け分離され、側内
壁2aに沿って第2の分離部材11内に落下して行く。
この時の衝撃によりかなりの残留表皮は豆から剥離、分
離される。次に、第2の分離部材11は下方へ向かう程
内径が狭くなっているので、コーヒー豆は傾斜板12と
分離板13に衝突することにより、その衝撃により表面
に残留した表皮が剥離される。分離板13に設けた通気
孔13aは板に衝突して剥離、分離された表皮をファン
側に導く上で有効に作用する。第2の分離部材11を通
過した豆の残留表皮はほとんど剥離状態になっている
が、極めて軽量であり、豆との重量差が極めて大きいの
で、ファン16の前方の空間を落下する過程で、豆から
完全に分離されて表皮搬送部3側へ強制的に吸引され
る。
【0010】表皮搬送部3内へ吸引された表皮は、数m
m程度の不規則形状の薄膜の断片であり、極めて軽量で
ある為、後方へ飛翔して行き、仕切り板25に衝突して
表皮受け部5内に落下する。仕切り板25の小孔25a
はファン16からの風だけを後方へ逃がす為の孔であ
り、出願人の実験によれば、この仕切り板25を設けな
い場合には、多くの表皮片が落下回収部4の小孔26か
ら後方に通過する事態を生じたが、仕切り板25を設け
ることにより、上述のごとく100%の確率で受け部5
内に導くことができた。なお、落下分離部2内の分離部
材は、上記のごとく2個のみに限定される訳ではなく、
図4中に鎖線で示した第3、第4の分離部材(分離板)
30、31を設けてもよく、分離部材を増設すれば、そ
の分だけ分離性能が向上する。なお、本発明はコーヒー
豆だけではなく、他の豆類、穀物類に表面に付着した表
皮の除去分離に有効である。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、垂直方向
に延びる中空筒である落下分離部の途中に複数段階に渡
って分離部材を配置し、上方から落下させた焙煎済み豆
類、穀物を分離部材に衝突させる過程で付着残留した表
皮を剥離、分離し、分離した該表皮を横方向に延びる表
皮搬送部へ強制的に吸引してから、パンチ穴を有した仕
切り板に衝突せしめることにより、回収部に落下させる
ようにしたので、表皮を飛散させることなく一か所に回
収すると共に、落下した豆もこれを飛散させることなく
回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分離装置の一実施例の正面図。
【図2】同装置の正面縦断面図。
【図3】同装置の側面図。
【図4】同装置の側部縦断面図。
【図5】同装置の背面図。
【符号の説明】
1 投入用のホッパ、2 落下分離部、3 表皮搬送
部、4 表皮落下回収部、5 表皮受け部、6 操作ス
イッチボックス、10 第1の分離部材、11 第2の
分離部材、12 傾斜板、13 分離板、15 連結
部、16 ファン、17 小孔、20 下端部、26
小孔、27 後板、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に延びる中空筒である落下分離
    部の途中に複数段階に渡って分離部材を配置し、上方か
    ら落下させた焙煎済み豆類、穀物等を該分離部材に衝突
    させる過程で豆類等に付着残留した表皮を剥離、分離
    し、分離した該表皮を横方向に延びる表皮搬送部へ強制
    的に吸引してから、パンチ穴を有した仕切り板に衝突せ
    しめることにより、該表皮搬送部の後端部に連接された
    表皮落下回収部に落下させるように構成したことを特徴
    とする豆類等の表皮の分離装置。
  2. 【請求項2】 上記落下分離部の下端部の開口の位置を
    上記表皮搬送部との連結部よりも少しく下方へ突出せし
    めたことを特徴とする請求項1記載の豆類等の表皮の分
    離装置。
  3. 【請求項3】 上記落下分離部を構成する筒体の前壁で
    あって、上記表皮搬送部との連結部に対面する位置には
    多数の小孔を打抜き形成したことを特徴とする請求項1
    又は2記載の豆類等の表皮の分離装置。
  4. 【請求項4】 上記表皮落下回収部の後壁には、ファン
    からの風の力を減殺するための小孔が多数形成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至3記載の豆類等の表皮
    の分離装置。
  5. 【請求項5】 上記表皮落下回収部の下端部には、表皮
    落下回収部に沿って落下してきた表皮を受ける為の表皮
    受け部が配置され、該表皮受け部の後部の壁には回収さ
    れた表皮がファンからの風によって舞い上がることを防
    止する為の風力減殺用の小孔が多数形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至5記載の豆類等の表皮の分離
    装置。
JP6174784A 1994-07-04 1994-07-04 豆類等の表皮の分離装置 Pending JPH089945A (ja)

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