JPH0899411A - インクジェット装置およびその回復方法 - Google Patents

インクジェット装置およびその回復方法

Info

Publication number
JPH0899411A
JPH0899411A JP23709994A JP23709994A JPH0899411A JP H0899411 A JPH0899411 A JP H0899411A JP 23709994 A JP23709994 A JP 23709994A JP 23709994 A JP23709994 A JP 23709994A JP H0899411 A JPH0899411 A JP H0899411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
meniscus
ejection port
ink jet
recovering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23709994A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Doi
健 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP23709994A priority Critical patent/JPH0899411A/ja
Publication of JPH0899411A publication Critical patent/JPH0899411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクの無用な消費を抑制し、良好な記録状
態に保つことのできるインクジェット装置とその回復方
法を提供することにある。 【構成】 インク吐出口(12)からインクを吐出する
ために利用されるエネルギーを発生するためのエネルギ
ー発生手段(15)を有するインクジェット装置におい
て、インク吐出口(12)に形成されるメニスカスの位
置を変動させる手段(16,17,18,20)と、そ
のメニスカス変動直後にエネルギー発生手段(15)を
駆動してインク吐出口(12)からインクを吐出させる
制御手段(40,50)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット装置お
よびその回復方法に関し、詳しくは、熱エネルギーを利
用してインクを吐出させる形態のインク不吐出回復動作
が可能なインクジェット装置およびその回復方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット装置は、良好な記録品位
を保つことができ、また、騒音が少なく、高速記録が可
能であるなど優れた数多くの利点を有しているため、近
年では各方面に多く使用されつつある。中でも、圧電素
子などの電気機械変換素子による変形動作を利用し、液
路中のインクに作用する圧力変動によってインク吐出が
行われるピエゾ方式のものと、電気熱変換素子などによ
って熱エネルギーを発生させることによりインク中に気
泡を生じさせ、その発泡による圧力変化を利用してイン
ク吐出が行われるバブルジェット方式のものとの2方式
のものが、高密度のマルチノズル化によるオンデマンド
記録が可能なことからインクジェット方式の主流をなし
ている。
【0003】ところで、この種のインクジェット装置で
は、インク吐出にかかわる液路中に記録液であるインク
が存在する状態で吐出が行われず長時間放置されると、
インク吐出口を介してインク中の揮発成分(水や低分子
量のアルコール類等)が蒸発し、液路中のインクが増粘
する。そのために、液路における液体抵抗が増加し、イ
ンクの吐出が行われ難くなる。さらにまた、インクの不
吐出時間がある程度を越すと、遂には液路中のインクに
吐出厚を加えてもインクが吐出口から吐出されなくな
る。
【0004】従来、このような不都合を解決する対策と
して、 1) 非記録時にはインク吐出口面をキャップ部材で覆
蓋し、インク吐出口からのインク蒸発を防止する。
【0005】2) 上述のようなインク不吐出が発生す
る前に、予め所定時間ごとに予備的なインク吐出を行っ
て、増粘したインクを排出させ、新たなインクを液路に
補給することでインク吐出可能な状態が保たれるように
する。
【0006】3) インク中の揮発成分の蒸発による増
粘の虞がある場合、キャップ部材を介してインク吐出口
からインクを吸引するか、もしくはインク供給系から逆
にインクを液路内に送り込んで加圧することなどにより
液路中のインクの交換を図る。
【0007】などの回復措置がとられてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような措置がなされる従来のインクジェット装置では、
たとえキャップ部材によるインク吐出面の覆蓋がなされ
てもインク蒸発を完全には防止できない。また、予備的
インク吐出を行わせることはそれだけ無駄にインクを消
費することになり好ましいことではない。さらにまた、
2)の対策にしても大きくインクを無用に消費する。
【0009】本発明の目的は、上述したような従来の問
題に鑑み、できるだけ無用にインクを消費することな
く、しかも良好な記録可能状態に保つことのできるイン
クジェット装置およびその回復方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明インクジェット装置は、インクを吐出する
インク吐出口からインクを吐出するために利用されるエ
ネルギーを発生するエネルギー発生手段を有するインク
ジェット装置において、前記インク吐出口に形成される
インクのメニスカスの位置を変動させるメニスカス変動
手段と、該メニスカス変動手段による前記メニスカスの
位置変動直後に前記エネルギー発生手段を駆動して前記
インク吐出口からインクを吐出させる制御手段とを具備
したことを特徴とする。
【0011】また、本発明インクジェット装置の回復方
法は、インク吐出口から増粘インクを吐出させる回復動
作にあたり、インク吐出口に形成されたインクのメニス
カスの位置をメニスカス変動手段により変動させた直後
に前記インク吐出口からインクを吐出するために利用さ
れるエネルギーを発生するエネルギー発生手段を駆動し
て、前記インク吐出口からインクを吐出させることを特
徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、メニスカス変動手段によって
インク吐出口におけるインクのメニスカスの位置を変動
させた直後にエネルギー発生手段を駆動してメニスカス
まわりの増粘インクを吐出させ、回復を行うもので、か
かる回復方法により消費インクを抑制しつつ、頑固なイ
ンクの不吐出を回復させることができる。
【0013】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
【0014】まず、図8に従い本発明の適用が可能なカ
ラー用のバブルジェット(BJ)方式による記録装置の
概要について説明しておく。
【0015】ここで、1A〜1Dはキャリッジ2に並列
に搭載されているカラー用の記録ヘッドであり、3は移
動するキャリッジ2を案内するガイド軸、4はキャリッ
ジ2の移動位置を検出するためのエンコーダである。な
お、記録ヘッド1Aはイエロー(Y)インクを吐出する
記録ヘッド、同様に1B,1Cおよび1Dはそれぞれマ
ゼンタ(M),シアン(C)およびブラック(Bk)の
インクを吐出する記録ヘッドであり、これらの記録ヘッ
ド1のインク吐出面対向位置には被記録材である本例の
場合ロールシート(短葉のシートであってもよく、以下
では単にシートと呼ぶ)5が複数のシート送りローラ対
6によって保持される。なお、記録シート5は記録ヘッ
ド1による矢印方向の一走査分の記録が行われるたびに
シート送りローラ対6によって一走査分ずつシート送り
されるもので、ここでは、キャリッジ2を所定のタイミ
ングで移動させるための駆動手段、およびシート送りロ
ーラ対6の駆動手段は図示が省略されている。
【0016】ついで、本発明の第1実施例によるBJ式
の記録ヘッド1の構成を図1および図2に従って説明す
る。
【0017】なお、本例ではインクタンク7と一体型の
交換自在な記録ヘッド1の例を示す。すなわち、記録ヘ
ッド1はインクタンク7と共に保持枠8に固定されるも
ので、これらの図に示すように記録ヘッド1はSi基板
9と例えば硝子板からなる天板10との接合によってそ
のヘッドチップ11が構成されている。12はインク吐
出口、13は液路、14は共通液室であり、液路13間
の相互の仕切壁は、例えば紫外線硬化樹脂などにより形
成される。15は個々の液路13に沿って基板9上に配
設された電気熱変換素子(以下ではヒータと呼ぶ)、1
6は共通液室14上に開口され、後述するようにして液
路13中の圧力の変動を伝達するための開口部である。
【0018】開口部16上には封止兼支持部材17を介
してダイヤフラム18が配設されていて、ダイヤフラム
18と保持枠8との間には矢印方向に伸縮可能な圧電素
子20が介装される。また、記録ヘッド1とインクタン
ク7との間には図2に示すように記録ヘッド1の共通液
室14にインクを供給するためのインク供給管21が設
けられている。さらにまた、図1において、30は圧電
素子20に印加電圧を供給する電力供給装置、40はヒ
ータ15にインク吐出のための駆動信号を供給する駆動
回路、50は電力供給装置30を介して本発明にかかる
圧電素子20の駆動を制御すると共に駆動回路40を介
してヒータ15の駆動を制御するコントローラである。
【0019】このような構成になる記録ヘッド1による
記録回復動作を図3に従って説明する。
【0020】例えば、所定時間以上に非記録状態が経過
し、記録動作が再開されるような場合、記録ヘッド1は
まず記録領域外で、コントローラ50により以下に述べ
るような手順に従った回復動作を受ける。図3の(A)
はその回復動作前の記録ヘッド1の状態を示すもので、
22は液路13のインク吐出口12まわりに形成された
インクのメニスカスである。この状態で電力供給装置3
0を介して圧電素子20に電圧が印加されると、(B)
に示すように圧電素子20が矢印方向に伸延し、ダイヤ
フラム18が圧電素子20の変形によって共通液室14
側に押し込まれた形となる。よって、共通液室14内の
インク23が加圧されることにより、その液圧が各液路
13に伝達される。その結果、メニスカス22が形成さ
れていたインク吐出口12からインク柱23Aが突出す
るが、この場合、インク23の表面張力によりインク柱
23Aからインクが分離してインク滴とならない程度に
上述の動作が行われる。
【0021】すなわち、インク柱23Aの突出は上記液
圧の瞬時的伝達によるインク路の慣性によってなされる
ものであり、従って、この(B)の状態から(C)の状
態に戻されるが、この過程で圧電素子20への電圧印加
が停止されることによりその放電による圧電素子20の
元の状態への縮退と共にダイヤフラム18が(D)に示
すように(A)に示す元の状態に復帰する。そして、復
帰と共に今度は液路13中のインク23の共通液室14
への戻り動作によりメニスカス22が大きく液路13側
に後退する。しかして、このようなメニスカス22の後
退状態では先に(A)から(D)までに示したインク吐
出口12まわりのインク23の一連の流動動作によりメ
ニスカス22の液膜が(A)の状態から改善されたこと
で殊にメニスカス22の頂部でのインクが流動し易くな
り、インクの吐出が行われ易い状態となる。
【0022】そこで、コントローラ50では(D)に示
すタイミングに合わせて駆動回路40を介し、ヒータ1
5に印加電圧を供給し、ヒータ15上に気泡24を発生
させるようにする。そして、その気泡24を(E),
(F)に示すように増大させて(F)に示すように吐出
のためのインク柱23Bが形成された段階で電圧の印加
を停止する。(G)は印加電圧の停止により気泡24が
消滅しつつある状態を示す。同時にこの段階(G)で、
前の段階(F)において気泡24よりインク吐出口12
側にあったインクが上述の気泡発生による圧力変動でイ
ンク滴23Cとなって飛び出す。
【0023】なお、吐出されるインク滴23Cは例えば
排出インク受(不図示)に受けられるようにすればよ
く、以上のような一連の回復動作を、必要であれば繰り
返すことによりインクの増粘等による執拗なインク不吐
出を最小限のインク吐出だけで回復させることができ
る。なお、図8に示したようなカラー記録用の場合に
は、上述のような回復動作を個々の記録ヘッド1A〜1
Dについて行えばよく、このあと、キャリッジ2により
記録シート5上への記録を行えばよい。
【0024】上述の実施例ではヒータ15によりインク
吐出を行うBJ式インクジェット記録装置への適用例に
ついてであったがピエゾ式のインクジェット記録装置に
あっても本発明の適用が可能であることは勿論である。
ただしこの場合は、上述の実施例のように圧電素子20
を必ずしもエネルギー発生素子であるヒータ15と別体
に設ける必要はなく、メニスカス22を後退させる動作
については、ピエゾ素子(不図示)をインク吐出時とは
反対方向に駆動させるようにするだけで良く、それだけ
コストの点では有利である。
【0025】また、上述の実施例では、圧電素子20を
共通液室14に設けたが、これに加えて、液路13の途
中に設けるようにしてもよく、このように構成すること
で、メニスカス22の後退動作を共通液室14や液路1
3に残留するゴミや気泡の影響を比較的受けずに実施す
ることができるという利点が得られる。
【0026】図4は本発明の第2実施例として、電気熱
変換素子(ヒータ)15の駆動を制御するのみでメニス
カス22の引込み動作およびインク吐出動作による回復
動作を行うもので、その記録ヘッド1自体の詳細な構成
については公知であり、説明を省略する。
【0027】本例の場合、その(A)は回復動作前の記
録ヘッド1の状態を示す。本例では(B)に示すように
ヒータ15を駆動してヒータ15上のインク23中に気
泡24を発生させ、インク吐出口12からインク柱23
Aを突出させるが、気泡24の成長を抑制するように駆
動することで、インク吐出口12まわりのインク23が
増粘しているため、インク柱23Aからインク滴が分離
することはない。ついで、ヒータ15への印加電圧を休
止することで(C),(D)に示すように気泡24の縮
小に伴い、メニスカス22を液路13内に十分引き込ま
せるようにする。ついで、(D)の状態で再度ヒータ1
5を駆動することにより(E)に示すように再度気泡2
4を発生させ、その時のインク23中の圧力変動を利用
して(F)に示すようにインク吐出口12からインクを
吐出せしめ、インク滴23Cとすることができる。増粘
が著しい場合は上述の動作の繰り返しによりインク吐出
による増粘インクの排出を行えばよい。
【0028】図5〜図7は本発明の第3の実施例を示
す。本例はBJ式カラーインクジェット記録装置におい
て、その記録ヘッド1A〜1D自体にインクを強制的に
吐出させるためにメニスカス変動手段を介して慣性力を
発生させるようにしたものである。
【0029】図5において、25はカラー用の記録ヘッ
ド1A〜1Dを一体に支持する記録ヘッド支持部材、2
6は記録ヘッド支持部材25を位置決め状態に保持する
と共にキャリッジ2上に回動自在に保たれる回動部材で
ある。なお、4本の記録ヘッド1A〜1Dは記録ヘッド
支持部材25により高精度に相互位置が位置決めされる
ものであるが、かかる記録ヘッド支持部材25と回動部
材26とは支持部材25に設けた凸部25Aが回動部材
26の枠内に設けた互いに平行する嵌合溝26Aに嵌合
されることで、記録ヘッド支持部材25がキャリッジ2
上に位置決めされるものである。
【0030】すなわち、回動部材26はキャリッジ2に
対しインク吐出方向とキャリッジ移動方向とを含む面に
沿って回動可能に保たれるもので、上記移動方向が水平
方向であり、インク吐出方向が移動方向に対して直交す
る方向の場合は回動面は水平面となる。27はキャリッ
ジ2側の支持面2Aに設けた回動軸、28は支持面2A
に穿設されているボール支持孔に不図示のばねを介して
保持されるスプリングボールである。かくして、回動部
材26はキャリッジ2と一体で、かつ、キャリッジ2側
の回動軸27の回りに回動自在なように取付けられてい
る。
【0031】一方、記録ヘッド支持部材25のキャリッ
ジ支持面2Aに対向する面(以下で回動面と呼ぶ)25
Aの対応位置には、図6の(A)に示すように回動軸2
7が回動自在に支持される軸支孔28と、2つのスプリ
ングボール受孔29A,29Bが設けられている。な
お、図6の(B)はキャリッジ2の支持面2A側を示
す。
【0032】そこで、本実施例の場合、その記録状態に
おいては各記録ヘッド1A〜1Dが記録ヘッド支持部材
25と共に図7の(A)に示すようにして回動部材26
を介しキャリッジ2上に保たれている。そして、この状
態でキャリッジ2のY方向の移動中に各記録ヘッド1A
〜1Dのインク吐出面12Aに設けられている各インク
吐出口12から記録シート5に向けてインクが吐出さ
れ、記録が行われる。また、記録が行われない状態では
図7の(A)の状態のままキャリッジ2が記録シート5
から外れたホームポジションにとどめられるが、記録動
作の開始が指令されると、記録装置を制御するコントロ
ーラではまず不図示の駆動手段を介して回動部材26を
図7の(B)に示すようにX方向に90°回動させるよ
うにする。
【0033】続いて、キャリッジ2をY方向に移動させ
ることで、慣性を利用して各記録ヘッド1A〜1Dの液
路中のインクをその公報の共通液室側に引き戻す傾向に
作用させ、各インク吐出口12でのメニスカス22が後
退した時点(図4参照)で、ヒータ15を駆動し、増粘
インクの吐出を行わせることができる。なお、上述の回
動部材26を回動させるための駆動手段としては、独立
に設けられるものであってもよいし、あるいはキャリッ
ジ2のY方向の移動動作に連動するように機構学的に構
成されるものであってもよい。
【0034】本実施例によれば、記録ヘッド1A〜1D
のキャリッジ2への搭載機構を僅かに改良するだけで増
粘インクの合理的な吐出動作を助成することができるも
ので、他に格別の装置を必要としないだけコストの低減
が図られる。また、記録ヘッド内のインク全体を慣性を
利用して微移動させることが可能なため、共通液室や液
路中にゴミや気泡が滞留している場合でも効果的にメニ
スカスの後退によるインク吐出可能状態を具現させるこ
とができる。
【0035】なお、以上に述べた各実施例では、複数の
カラー記録ヘッドがキャリッジに並列搭載されたカラー
インクジェット記録装置の場合についてであったが、本
発明の適用は、これに限らず、単色あるいは複数種類の
インクをインク別に吐出する形態のインクジェット装置
に広く適用されるものであることはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、インク吐出口に形成されるインクのメニスカスの位
置を変動させるメニスカス変動手段と、該メニスカス変
動手段による前記メニスカスの位置変動直後に前記エネ
ルギー発生手段を駆動して前記インク吐出口からインク
を吐出させる制御手段とを具備したので、インクの増粘
によるインク吐出回復が困難なようなときでも、増粘イ
ンクを吐出させることが可能となり最小限のインクの排
出で記録ヘッドの回復を行わせることができる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる記録回復装置付き
記録ヘッドとその回復動作のための回路構成とを模式的
に示すブロック図である。
【図2】図1に示す記録ヘッドの構成を示す斜視図であ
る。
【図3】第1実施例による回復動作の過程を(A)〜
(G)の段階によって示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施例による回復動作の過程を
(A)〜(F)の段階によって示す説明図である。
【図5】本発明の第3実施例による記録ヘッドまわりの
構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例にかかる回動部材の下面側
およびキャリッジの上面側の構成をそれぞれ(A)およ
び(B)によって示す説明図である。
【図7】本発明の第3実施例による記録ヘッドの記録状
態(A)および回復動作のための回動状態(B)をそれ
ぞれ示す説明図である。
【図8】本発明の適用が可能なカラーインクジェット記
録装置の構成の概要を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1A〜1D 記録ヘッド 2 キャリッジ 2A 支持面 5 記録シート 7 インクタンク 8 保持枠 12 インク吐出口 12A インク吐出面 13 液路 14 共通液室 15 電気熱変換素子(ヒータ) 16 開口部 18 ダイヤフラム 20 圧電素子 22 メニスカス 23 インク 24 気泡 26 回動部材 27 回動軸 30 電力供給装置 40 駆動回路 50 コントローラ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するインク吐出口からイン
    クを吐出するために利用されるエネルギーを発生するエ
    ネルギー発生手段を有するインクジェット装置におい
    て、 前記インク吐出口に形成されるインクのメニスカスの位
    置を変動させるメニスカス変動手段と、 該メニスカス変動手段による前記メニスカスの位置変動
    直後に前記エネルギー発生手段を駆動して前記インク吐
    出口からインクを吐出させる制御手段とを具備したこと
    を特徴とするインクジェット装置。
  2. 【請求項2】 前記エネルギー発生手段は、電気熱変換
    素子であることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット装置。
  3. 【請求項3】 前記エネルギー発生手段は、電気機械変
    換手段であることを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェット装置。
  4. 【請求項4】 前記電気機械変換手段は、圧電素子であ
    ることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット装
    置。
  5. 【請求項5】 前記メニスカス変動手段は、電気機械変
    換手段であることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかの項に記載のインクジェット装置。
  6. 【請求項6】 前記電気機械変換手段は、圧電素子であ
    ることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット装
    置。
  7. 【請求項7】 前記メニスカス変動手段は、前記インク
    吐出口に連通する液路または該液路にインクを導く液室
    に配設されることを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れかの項に記載のインクジェット装置。
  8. 【請求項8】 前記メニスカス変動手段は、前記制御手
    段によって駆動が制御されることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかの項に記載のインクジェット装置。
  9. 【請求項9】 前記メニスカス変動手段は、前記インク
    吐出口が設けられたインクジェットヘッド内のインクに
    前記インク吐出口に連通する液路方向の慣性力が作用す
    るように前記インクジェットヘッドを動作させることを
    特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
  10. 【請求項10】 インクを吐出するインク吐出口に形成
    されたインクのメニスカスの位置をメニスカス変動手段
    により変動させた直後に、前記インク吐出口からインク
    を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネ
    ルギー発生手段を駆動して前記インク吐出口からインク
    を吐出させることを特徴とするインクジェット装置の回
    復方法。
  11. 【請求項11】 前記エネルギー発生手段は、液路に設
    けられた電気熱変換素子であることを特徴とする請求項
    10に記載のインクジェット装置の回復方法。
  12. 【請求項12】 前記エネルギー発生手段は、液路に設
    けられた電気機械変換手段であることを特徴とする請求
    項10に記載のインクジェット装置の回復方法。
  13. 【請求項13】 前記電気機械変換手段は、圧電素子で
    あることを特徴とする請求項12に記載のインクジェッ
    ト装置の回復方法。
  14. 【請求項14】 前記メニスカス変動手段は、電気機械
    変換手段であることを特徴とする請求項10ないし13
    のいずれかの項に記載のインクジェット装置の回復方
    法。
  15. 【請求項15】 前記電気機械変換手段は、圧電素子で
    あることを特徴とする請求項14に記載のインクジェッ
    ト装置の回復方法。
  16. 【請求項16】 前記メニスカス変動手段は、前記イン
    ク吐出口に連通する液路または該液路にインクを導く液
    室に配設されることを特徴とする請求項10ないし15
    のいずれかの項に記載のインクジェット装置の回復方
    法。
  17. 【請求項17】 前記メニスカス変動手段は、前記イン
    ク吐出口が設けられたインクジェットヘッド内のインク
    に前記インク吐出口に連通する液路方向の慣性力が作用
    するように前記インクジェットヘッドを動作させること
    を特徴とする請求項10に記載のインクジェット装置の
    回復方法。
JP23709994A 1994-09-30 1994-09-30 インクジェット装置およびその回復方法 Pending JPH0899411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23709994A JPH0899411A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 インクジェット装置およびその回復方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23709994A JPH0899411A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 インクジェット装置およびその回復方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0899411A true JPH0899411A (ja) 1996-04-16

Family

ID=17010407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23709994A Pending JPH0899411A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 インクジェット装置およびその回復方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0899411A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103384600A (zh) * 2011-02-25 2013-11-06 惠普发展公司,有限责任合伙企业 打印系统和相关方法
CN106240159A (zh) * 2016-08-05 2016-12-21 武汉理工大学 一种用于喷墨印刷技术中精确处理第一液滴的预驱动方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103384600A (zh) * 2011-02-25 2013-11-06 惠普发展公司,有限责任合伙企业 打印系统和相关方法
JP2014506537A (ja) * 2011-02-25 2014-03-17 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 印刷システム及び関連方法
EP2678162A4 (en) * 2011-02-25 2018-03-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing system and related methods
CN106240159A (zh) * 2016-08-05 2016-12-21 武汉理工大学 一种用于喷墨印刷技术中精确处理第一液滴的预驱动方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2831804B2 (ja) インクジェット記録装置の回復方法
JPH04363253A (ja) インクジェット記録装置の回復方法およびインクジェット記録装置
JP5102551B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、液体カートリッジ、液滴吐出装置、及び画像形成装置
US6193351B1 (en) System to perform ink jet printing head recovery
US6022092A (en) Ink jet recording apparatus with means for equalizing ink droplet volumes
JPH10138515A (ja) インクジェット記録装置
US20030007029A1 (en) Ejection recovery system and ejection recovery method
JP2750769B2 (ja) インクジェット記録装置
JPS59209877A (ja) カラ−インクジエツト記録装置
JPH0899411A (ja) インクジェット装置およびその回復方法
JPH1029321A (ja) インクジェットプリント装置およびプリント方法
JP4455943B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、液体カートリッジ、液滴吐出装置、記録装置
JP3926896B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP2002321354A (ja) インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JP2000185408A (ja) インクジェット記録装置
JPH09201967A (ja) インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
JPH10181034A (ja) インクジェット記録装置
JPH10181021A (ja) インクジェットヘッド、インクジェットプリント装置、およびインクジェットプリント方法
JP4366217B2 (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出カートリッジ及び画像形成装置
US8282186B2 (en) Liquid ejection method for ejecting an ink containing a color material and an improvement liquid
US6619781B2 (en) Liquid eject apparatus and eject recovery method
JPH03293152A (ja) インクジェット記録装置
JPH07137262A (ja) インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JPH03130160A (ja) 記録装置
JPH09207336A (ja) インクジェット記録装置