JP4366217B2 - 液体吐出ヘッド、液体吐出カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
共通液室に至る全分岐供給路の流体抵抗が液体吐出ヘッドの全吐出口群の流体抵抗より大きいので、ヘッド機能回復のために行う吸引動作時に、単位時間当たりに吸引排出される液量は、分岐された各供給路の流体抵抗で規定され、この分岐された各供給路の流体抵抗を独立に制御することで吸引回復処理に伴う各吐出口群の液体の排出量を独立に制御することが可能となる。この結果、吸引排出時に各吐出口群の間の液体排出量を等しく制御することが可能となり、吸引回復処理に伴う無駄な液体の排出を抑制できる。
各分岐供給路と、分岐供給路に連通した吐出口群の合計の流体抵抗を各々の液体経路で等しくする手段は、各吐出口の全開口面積の合計値が大きい方の吐出口群に連通する前記分岐供給路の断面積が、前記吐出口の開口面積が小さい方の吐出口群に連通する前記分岐供給路の断面積より小さいので、吸引回復処理時に吐出口の開口面積の合計値が大きい吐出口群から吸引排出される液量と、吐出口の開口面積の合計値が小さい吐出口群から吸引排出される液量とをほぼ等しくすることができ、吸引回復処理に伴う無駄な液体排出を抑制できる。
各分岐供給路と、分岐供給路に連通した吐出口群の合計の流体抵抗を各々の液体経路で等しくする手段は、前記複数の吐出口群の中で、吐出口の開口面積の合計が大きい方の吐出口群に連通する前記分岐供給路の長さが、前記吐出口群の開口面積が小さい方の吐出口群に連通する前記分岐路の長さより長いので、吸引回復処理時に吐出口の開口面積の合計値が大きい吐出口群から吸引排出される液量と、吐出口の開口面積の合計値が小さい吐出口群から吸引排出される液量とをほぼ等しくすることができ、吸引回復処理に伴う無駄な液体排出を抑制できる。
液体吐出ヘッドは、液体吐出エネルギー発生部が液体に膜沸騰を生じさせるための熱エネルギーを発生する電気熱エネルギー変換体であるので、エネルギーの変換効率が良く、吐出する液滴量も面積を変えることで容易に制御できる。
液体吐出ヘッドと、この液体吐出ヘッドに供給される液体を蓄える液体タンクを具備しているので、ヘッド機能回復動作時に無駄な液体の吸引排出を抑制したインクジェットカートリッジ等の液体吐出カートリッジが実現できる。
請求項1〜4記載の液体吐出ヘッド、または請求項5記載の液体吐出カートリッジを有する画像形成装置であるので、インク無駄のない、低コストの記録装置等が実現できる。
液体吐出ヘッドの各吐出口群は、共通のキャップ部材にて覆われ、一括で吸引するので、各液体吐出ヘッドの吸引回復処理を効率的に、短時間で行なうことができる。
図1は実施例1のインクジェット記録ヘッドがキャップ部材でキャッピングされた状態を断面するとともに透視して示す模式的斜視図、図2は図1の断面図、図3は実施例1のインクジェット記録ヘッドの吐出口板を示す正面図である。
インクジェット記録ヘッド10の吐出機能回復は、キャップ部材20を吐出口板14a,14bの吐出面16a,16bに対するキャッピングにより行なう。このような状態で、吸引ポンプ(図示無し)により液体吸引動作や液体供給路の途中に組み込んだ加圧ポンプ(図示無し)によって、インク等の液体を個々の液体吐出口15a,15bから強制的に排出させることにより、吐出口15a,15bと、それらに連通する個別流路内に存在するゴミや増粘したインクを除去する回復処理が行なわれる。この時、回復処理に用いられたインク等の液体は、液体を吸収保持するための廃インク等の廃液吸収体21から吸引配管22を介してインク等の廃液を回収している。さらに、液体の吐出が終了した場合は、このキャップ部材20により吐出面16a,16bを一括で被覆することで液体吐出口15a,15bを含む吐出面16a,16bを保護している。
図4は実施例2のインクジェット記録ヘッドがキャップ部材でキャッピングされた状態を断面するとともに透視して示す模式的斜視図、図5は図4の断面図、図6は実施例2のインクジェット記録ヘッドの吐出口板を示す正面図である。
実施例2のインクジェット記録ヘッドは、実施例1と同様に液滴吐出ヘッドを記録用に適用した例であるが、インクジェット記録ヘッドのみならず、記録用以外の液体を吐出するヘッドにも適用することが可能である。なお、実施例1のインクジェット記録ヘッドと同様の構成要素については、実施例1のインクジェット記録ヘッドで用いた用語を用いて説明し、説明を省略する。
インクジェット記録ヘッドの吐出機能回復は、キャップ部材20をインクジェット記録ヘッド10の吐出面16c,16dに対するキャッピングにより行なう。このような状態で、吸引ポンプ(図示無し)により液体吸引動作や液体供給路の途中に組み込んだ加圧ポンプ(図示無し)によって、液体を個々の吐出口15c,15dから強制的に排出させることにより、吐出口15c,15dとそれらに連通する個別流路内に存在するゴミや増粘したインクを除去する回復処理が行なわれる。この時、回復処理に用いられたインクは液を吸収保持するための廃液吸収体21から吸引配管22を介して廃液を回収している。更に、液の吐出が終了した場合は、このキャップ部材20により吐出面16c,16dを一括で被覆することで、インクジェット記録ヘッドの吐出口15c,15dを含む吐出面16c,16dを保護している。
図7は実施例3のインクジェット記録ヘッドがキャップ部材でキャッピングされた状態を断面するとともに透視して示す模式的斜視図、図8は図7の断面図、図9は実施例3のインクジェット記録ヘッドの吐出口板を示す正面図である。
実施例3のインクジェット記録ヘッドは、吐出口群が3列以上のインクジェット記録ヘッドであって、図7〜図9は吐出口群が3列のインクジェット記録ヘッドに適用した例であるが、インクジェット記録ヘッドのみならず、記録用以外の液体を吐出するヘッドにも適用することが可能である。なお、実施例1のインクジェット記録ヘッドと同様の構成要素については、実施例1のインクジェット記録ヘッドで用いた用語を用いて説明し、説明を省略する。
実施例3のインクジェット記録ヘッド10の吐出機能回復は、キャップ部材20をヘッドカートリッジの吐出面16e,16f,16gに対するキャッピングにより行なう。このような状態で、吸引ポンプにより液体吸引動作や液体供給路の途中に組み込んだ加圧ポンプ(図示無し)によって、液体を個々の吐出口15e,15f,15gから強制的に排出させることにより、吐出口15e,15f,15gに連通する個別流路内に存在するゴミや増粘したインクを除去する回復処理が行なわれる。この時、回復処理に用いられたインクは液を吸収保持するための廃液吸収体21から吸引配管22を介して廃液を回収している。更に、液体の吐出が終了した場合は、このキャップ部材20により吐出面16e,16f,16gを一括で被覆することにより吐出口15e,15f,15gを含む吐出面16e,16f,16gを保護している。
図10は実施例4のインクジェット記録装置の斜視図、図11は同インクジェット記録装置の機構部の側断面図である。
実施例4のインクジェット記録装置は、記録装置本体31の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ43、キャリッジ43に搭載し本発明を実施したインクジェット記録ヘッドからなる記録ヘッド44、記録ヘッド44へインクを供給するインクカートリッジ45等で構成される印字機構部32等を収納し、記録装置本体31の下方部には前方側から多数枚の用紙33を積載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい。)34を抜き差し自在に装着することができ、また、用紙33を手差しで給紙するための手差しトレイ35を開倒することができ、給紙カセット34或いは手差しトレイ35から給送される用紙33を取り込み、印字機構部32によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ36に排紙する。
Claims (7)
- 液体が供給される液体供給口に連通して途中から分岐する複数の分岐供給路と、該分岐供給路に夫々連通する複数の共通液室が設けられた共通のフレームと、前記共通液室に連通する複数の個別流路と該個別流路を大気に開口する複数の吐出口からなる吐出口群を備えた複数の吐出口板を接合してなり、前記各分岐供給路から前記共通液室と前記個別流路を経て前記複数の吐出口群に至る夫々の液体経路の流体抵抗を等しくする手段を有する液体吐出ヘッドにおいて、
前記液体供給口から前記共通液室に至る前記フレームに形成された前記各分岐供給路の流体抵抗は、前記個別流路から前記各吐出口に至る前記吐出口板の流体抵抗より大であることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記各吐出口の開口面積は前記複数の吐出口群毎に異なり、前記各分岐供給路から前記共通液室と前記個別流路を経て前記複数の吐出口群に至る夫々の液体経路の流体抵抗を等しくする手段は、前記各吐出口の開口面積が大きい方の吐出口群に連通する前記分岐供給路の断面積が、前記各吐出口の開口面積が小さい方の吐出口群に連通する前記分岐供給路の断面積より小であることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記各吐出口の開口面積は前記複数の吐出口群毎に異なり、前記各分岐供給路から前記共通液室と前記個別流路を経て前記複数の吐出口群に至る夫々の液体経路の流体抵抗を等しくする手段は、前記複数の吐出口群の中で、前記各吐出口の開口面積が大きい方の吐出口群に連通する前記分岐供給路の長さが、前記吐出口の開口面積が小さい方の吐出口群に連通する前記分岐供給路の長さより大であることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記個別流路に設けられる液体吐出エネルギー発生部は、液体に膜沸騰を生じさせるための熱エネルギーを発生する電気熱エネルギー変換体を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドと、該液体吐出ヘッドに供給する液体を蓄える液体タンクを具備したことを特徴とする液体吐出カートリッジ。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドまたは請求項5に記載の液体吐出カートリッジを搭載したことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項6に記載の画像形成装置において、
前記液体吐出ヘッドにおける前記各吐出口群は、共通のキャップ部材にて覆われ、一括して吸引が行なわれることを特徴とする画像形成装置。
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