JPH089857A - 魚釣り用餌籠 - Google Patents
魚釣り用餌籠Info
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- JPH089857A JPH089857A JP18172394A JP18172394A JPH089857A JP H089857 A JPH089857 A JP H089857A JP 18172394 A JP18172394 A JP 18172394A JP 18172394 A JP18172394 A JP 18172394A JP H089857 A JPH089857 A JP H089857A
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- pressure
- sensitive plate
- cage
- plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 撒き餌あるいは餌をつけた釣針が目標とする
ポイントの所のみで的確に籠の外に放出されることがで
きる餌籠の構造に関わるものである。 【構成】 籠体と、籠体から脱着自在な底蓋と、籠体の
側面に蝶着され、籠体の側面に形成された開口部に当接
して該開口部を覆う構造の感圧板を備えてなり、該底蓋
は該感圧板の自由端に設けた係止機構によって係止さ
れ、該開口部を通して感圧板に水圧が作用したとき、該
感圧板が蝶着部を中心にして外側に回動して自由端の係
止が解除され、該底蓋が籠体から離脱する構造の餌籠に
おいて、該籠体の中の空間に仕切板を設けて、上記開口
部を含む部屋と餌を入れる部屋に分離してなることを特
徴とする。
ポイントの所のみで的確に籠の外に放出されることがで
きる餌籠の構造に関わるものである。 【構成】 籠体と、籠体から脱着自在な底蓋と、籠体の
側面に蝶着され、籠体の側面に形成された開口部に当接
して該開口部を覆う構造の感圧板を備えてなり、該底蓋
は該感圧板の自由端に設けた係止機構によって係止さ
れ、該開口部を通して感圧板に水圧が作用したとき、該
感圧板が蝶着部を中心にして外側に回動して自由端の係
止が解除され、該底蓋が籠体から離脱する構造の餌籠に
おいて、該籠体の中の空間に仕切板を設けて、上記開口
部を含む部屋と餌を入れる部屋に分離してなることを特
徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚釣り用餌籠に係わ
り、さらに詳しくは、目標とする所で撒き餌を適確に放
出できる撒き餌籠および目標とする水深の所まで餌をつ
けた釣針を中に隠して置き、ポイントに到達した所で中
の釣針を外に放出できる針隠し用の籠の両方に使用でき
る魚釣り用餌籠に関するものである。
り、さらに詳しくは、目標とする所で撒き餌を適確に放
出できる撒き餌籠および目標とする水深の所まで餌をつ
けた釣針を中に隠して置き、ポイントに到達した所で中
の釣針を外に放出できる針隠し用の籠の両方に使用でき
る魚釣り用餌籠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】目標とする水深の所で釣糸をあおると、
餌籠の蓋が開き、中の撒き餌や釣針が外に放出される機
構の魚釣り用餌籠は、実開昭57−72286号公報、
および実開昭56−33083号公報に開示されており
既に公知である。前者は、釣糸をあおったときに餌籠の
中に作用する水圧で蓋は下に押圧され、蓋の動きを止め
ている蓋止装置から下に滑って外れて蓋が開放される機
構である。一方後者は、籠の上とりつけた水圧受け板が
水圧で変位し、これにともなって水圧受け板に一体的に
取り付けた水圧作動板が動いて水圧作動爪が外れ、籠が
スプリングの弾性によって左右に開く仕組みである。前
者の欠点は、籠を海中に投げ込む時、遠心力は籠の中心
軸方向に働くが、この遠心力によって蓋が下に滑り外れ
て中の餌や釣針が出てしまう点である。つまり遠心力方
向に対して完全に阻止できる機構になってないのであ
る。海に入る前に既に餌や釣針が外に出てしまうのであ
る。また蓋止装置は筒の側面に割込を入れて形成したも
ので、筒の材料そのものを使用しているので、繰り返し
の開閉によって疲労を起こして劣化し、機能しなくなる
欠点がある。また、筒の曲面に割込をいれているので、
外側には変位しにくい欠点もある。一方後者は、水圧を
受ける部分は上に突出し、引掛かりの部分、つまり水圧
作動爪はこの水圧受け板の部分よりも下の位置にあるた
めに、水圧受板の変位量よりも変位が小さい欠点があ
る。つまり道糸を引いて水圧受け板に水圧を掛けて変位
させる機構では、変位の一番大きな水圧受部でも、本来
あまり多くの変位は期待できないのであるが、この後者
の考案では、引掛かりの水圧作動爪の部分は水圧受板よ
りも更に下に位置する為に、変位量は更に少なく(数分
の一)なり、十分な変位が無い為に爪が外れない欠点が
ある。また、逆にちょっとの変位でも外れるようにする
と、今度は道糸を引く前、海に投げる際に蓋が開く欠点
があるのである。また、この考案では水圧受板が上に突
出しているために、この部分に釣り糸がからむ問題があ
り、また、構造も複雑で、重量的にも重たい欠点もあ
る。本発明者は、かかる問題点に鑑みて先に実願平5−
76913号で、籠を海中に投げ込む時の遠心力で蓋が
開いたり、あるいは糸が絡んだりするトラブルのない、
確実な係止、開放機構を有し、撒き餌および釣針が、途
中で漏散されること無く、目標とするポイントの所のみ
で適確、効果的に放出される新しい構造の餌籠を提供し
た。この考案の要旨は、「籠体の中に収納した餌を外に
放出する為の開放扉と、籠体の側面に形成された開口部
に当接して該開口部を覆う構造の感圧板と該感圧板を籠
体の側面に蝶着する弾性帯を備えてなり、該開放扉は籠
体と結合された箇所を支点として回動自在であり、該開
放扉の自由端は該感圧板の自由端と互いに、ピン穴ある
いは溝にピンを差し込む係止機構によって脱着自在に係
止され、該ピンの差し込み方向は該感圧板の自由端の変
位方向にされてなることを特徴とする魚釣り用餌籠」で
ある。この考案では、上記した問題点は確実に解消でき
たが、新たに次のような問題があることが判明した。即
ち、籠の中に撒き餌をいれた状態では、中に入れた餌に
遮られて、水圧の伝達がしばしば阻害されて感圧板がう
まく作用しない欠点があった。
餌籠の蓋が開き、中の撒き餌や釣針が外に放出される機
構の魚釣り用餌籠は、実開昭57−72286号公報、
および実開昭56−33083号公報に開示されており
既に公知である。前者は、釣糸をあおったときに餌籠の
中に作用する水圧で蓋は下に押圧され、蓋の動きを止め
ている蓋止装置から下に滑って外れて蓋が開放される機
構である。一方後者は、籠の上とりつけた水圧受け板が
水圧で変位し、これにともなって水圧受け板に一体的に
取り付けた水圧作動板が動いて水圧作動爪が外れ、籠が
スプリングの弾性によって左右に開く仕組みである。前
者の欠点は、籠を海中に投げ込む時、遠心力は籠の中心
軸方向に働くが、この遠心力によって蓋が下に滑り外れ
て中の餌や釣針が出てしまう点である。つまり遠心力方
向に対して完全に阻止できる機構になってないのであ
る。海に入る前に既に餌や釣針が外に出てしまうのであ
る。また蓋止装置は筒の側面に割込を入れて形成したも
ので、筒の材料そのものを使用しているので、繰り返し
の開閉によって疲労を起こして劣化し、機能しなくなる
欠点がある。また、筒の曲面に割込をいれているので、
外側には変位しにくい欠点もある。一方後者は、水圧を
受ける部分は上に突出し、引掛かりの部分、つまり水圧
作動爪はこの水圧受け板の部分よりも下の位置にあるた
めに、水圧受板の変位量よりも変位が小さい欠点があ
る。つまり道糸を引いて水圧受け板に水圧を掛けて変位
させる機構では、変位の一番大きな水圧受部でも、本来
あまり多くの変位は期待できないのであるが、この後者
の考案では、引掛かりの水圧作動爪の部分は水圧受板よ
りも更に下に位置する為に、変位量は更に少なく(数分
の一)なり、十分な変位が無い為に爪が外れない欠点が
ある。また、逆にちょっとの変位でも外れるようにする
と、今度は道糸を引く前、海に投げる際に蓋が開く欠点
があるのである。また、この考案では水圧受板が上に突
出しているために、この部分に釣り糸がからむ問題があ
り、また、構造も複雑で、重量的にも重たい欠点もあ
る。本発明者は、かかる問題点に鑑みて先に実願平5−
76913号で、籠を海中に投げ込む時の遠心力で蓋が
開いたり、あるいは糸が絡んだりするトラブルのない、
確実な係止、開放機構を有し、撒き餌および釣針が、途
中で漏散されること無く、目標とするポイントの所のみ
で適確、効果的に放出される新しい構造の餌籠を提供し
た。この考案の要旨は、「籠体の中に収納した餌を外に
放出する為の開放扉と、籠体の側面に形成された開口部
に当接して該開口部を覆う構造の感圧板と該感圧板を籠
体の側面に蝶着する弾性帯を備えてなり、該開放扉は籠
体と結合された箇所を支点として回動自在であり、該開
放扉の自由端は該感圧板の自由端と互いに、ピン穴ある
いは溝にピンを差し込む係止機構によって脱着自在に係
止され、該ピンの差し込み方向は該感圧板の自由端の変
位方向にされてなることを特徴とする魚釣り用餌籠」で
ある。この考案では、上記した問題点は確実に解消でき
たが、新たに次のような問題があることが判明した。即
ち、籠の中に撒き餌をいれた状態では、中に入れた餌に
遮られて、水圧の伝達がしばしば阻害されて感圧板がう
まく作用しない欠点があった。
【0003】
【発明が解決する課題】本発明は、本出願人の出願に係
わる先の発明のかかる問題点を解決することを目的にな
されたもので、籠の中に撒き餌をいれた状態でも水圧が
確実に感圧板に伝達される新しい構造を提供せんとする
ものである。
わる先の発明のかかる問題点を解決することを目的にな
されたもので、籠の中に撒き餌をいれた状態でも水圧が
確実に感圧板に伝達される新しい構造を提供せんとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点は次の構造の
撒き餌籠によって解決される。すなわち、 1. 籠体と、籠体から脱着自在な底蓋と、籠体の側面
に蝶着され、籠体の側面に形成された開口部に当接して
該開口部を覆う構造の感圧板を備えてなり、該底蓋は該
感圧板の自由端に設けた係止機構によって係止され、該
開口部を通して感圧板に水圧が作用したとき、該感圧板
が蝶着部を中心にして外側に回動して自由端の係止が解
除され、該底蓋が籠体から離脱する構造の餌籠に置い
て、該籠体の中の空間に仕切板を設けて、上記開口部を
含む部屋と餌を入れる部屋に分離してなることを特徴と
する魚釣り用餌籠。
撒き餌籠によって解決される。すなわち、 1. 籠体と、籠体から脱着自在な底蓋と、籠体の側面
に蝶着され、籠体の側面に形成された開口部に当接して
該開口部を覆う構造の感圧板を備えてなり、該底蓋は該
感圧板の自由端に設けた係止機構によって係止され、該
開口部を通して感圧板に水圧が作用したとき、該感圧板
が蝶着部を中心にして外側に回動して自由端の係止が解
除され、該底蓋が籠体から離脱する構造の餌籠に置い
て、該籠体の中の空間に仕切板を設けて、上記開口部を
含む部屋と餌を入れる部屋に分離してなることを特徴と
する魚釣り用餌籠。
【0005】
【作用】本発明の餌籠は、籠の中に収納した餌(撒き餌
や餌のついた釣針を本考案では以下餌と総称する)を外
に放出する為の開放扉と、この開放扉を通常は係止の状
態に保ち、道糸を引いて内部に水圧が掛かった時係止を
解除させる役割の感圧板と、籠の中の空間を、この感圧
板の背面に通ずる籠体側面の開口部を含む空間と餌を入
れる空間の独立した二つの部屋に分離する仕切板を備え
てなるものである。そしてこの二つの部屋は、開口部の
ある部屋が圧力溜りとなって水圧の変化をスムースに感
圧板の背面に伝達し、もう一方の部屋には餌(撒き餌お
よび餌のついた釣針)を収納するものである。
や餌のついた釣針を本考案では以下餌と総称する)を外
に放出する為の開放扉と、この開放扉を通常は係止の状
態に保ち、道糸を引いて内部に水圧が掛かった時係止を
解除させる役割の感圧板と、籠の中の空間を、この感圧
板の背面に通ずる籠体側面の開口部を含む空間と餌を入
れる空間の独立した二つの部屋に分離する仕切板を備え
てなるものである。そしてこの二つの部屋は、開口部の
ある部屋が圧力溜りとなって水圧の変化をスムースに感
圧板の背面に伝達し、もう一方の部屋には餌(撒き餌お
よび餌のついた釣針)を収納するものである。
【0006】本発明者の先の考案(実願平5−7691
3号)では圧力溜と餌の収納部が同じ部屋であるために
中に入れた撒き餌が水圧の伝達を阻害することがあった
が、本発明では、圧力溜りが仕切板によって餌の収納室
と分離されているために、水圧の伝達が阻害されること
はないのである。
3号)では圧力溜と餌の収納部が同じ部屋であるために
中に入れた撒き餌が水圧の伝達を阻害することがあった
が、本発明では、圧力溜りが仕切板によって餌の収納室
と分離されているために、水圧の伝達が阻害されること
はないのである。
【0007】仕切板は籠の内面周囲から籠を二つに分断
して伸び少なくとも感圧板の背面に連通する開口部の下
まで伸びてここで籠の側面に合流し、籠の側面および仕
切板で画成される一つの部屋(圧力溜り)を形成する。
して伸び少なくとも感圧板の背面に連通する開口部の下
まで伸びてここで籠の側面に合流し、籠の側面および仕
切板で画成される一つの部屋(圧力溜り)を形成する。
【0008】この時、この画成された部屋の頂部は、道
糸をあおった時の水圧がうまく感圧板に伝達されるよう
に、少なくともこの部分には通水性が必要である。この
為には全面開口か、あるいは通水穴、あるいは網目構造
が有効である。
糸をあおった時の水圧がうまく感圧板に伝達されるよう
に、少なくともこの部分には通水性が必要である。この
為には全面開口か、あるいは通水穴、あるいは網目構造
が有効である。
【0009】仕切板の形状は籠の頂部から真っ直ぐに下
に伸ばしても良いし、また、なだらかなスロープを描い
て下に延ばしても良いし、また、特に開口部の部分に圧
力が集中するように急な傾斜をつけて開口部の下に収束
するようにしても良いし、あるいは平坦な面であっても
良い。
に伸ばしても良いし、また、なだらかなスロープを描い
て下に延ばしても良いし、また、特に開口部の部分に圧
力が集中するように急な傾斜をつけて開口部の下に収束
するようにしても良いし、あるいは平坦な面であっても
良い。
【0010】感圧板は、その上端あるいは横端が一部、
籠の側面に蝶着され、他端は自由端にされて、通常は籠
の側面の開口部に当接してこの開口部を塞ぐ蓋の役割を
している。道糸を引いた時、籠の側面に形成したこの開
口部から水圧が感圧板の当接面に伝達され、感圧板を外
に向かって押す。蝶着部は、この押圧力に呼応して感圧
板がうまく回動できる様に調整されている。
籠の側面に蝶着され、他端は自由端にされて、通常は籠
の側面の開口部に当接してこの開口部を塞ぐ蓋の役割を
している。道糸を引いた時、籠の側面に形成したこの開
口部から水圧が感圧板の当接面に伝達され、感圧板を外
に向かって押す。蝶着部は、この押圧力に呼応して感圧
板がうまく回動できる様に調整されている。
【0011】この蝶着部の構造は、疲労強度と蝶番性に
優れたものであれば、いかなる構造、いかなるに材料で
も使用できる。蝶番性の優れた機構であれば、蝶番、ヒ
ンジ、弾性帯等、その構造に限定されるものではなく、
いかなる構造でも、また、いかなる材料でも使用でき
る。また、籠の側面の材料に疲労強度と蝶番性に優れた
材料を使用すれば、籠の側面材料そのもので感圧板を形
成しても良い。つまり、籠の側面を感圧板の形状に切り
開いて感圧板として使用できる。
優れたものであれば、いかなる構造、いかなるに材料で
も使用できる。蝶番性の優れた機構であれば、蝶番、ヒ
ンジ、弾性帯等、その構造に限定されるものではなく、
いかなる構造でも、また、いかなる材料でも使用でき
る。また、籠の側面の材料に疲労強度と蝶番性に優れた
材料を使用すれば、籠の側面材料そのもので感圧板を形
成しても良い。つまり、籠の側面を感圧板の形状に切り
開いて感圧板として使用できる。
【0012】底蓋は、籠の底面に設けられ、籠の底面か
ら脱着自在になっている。この脱着自在とは、底蓋全体
が籠の底面から離れる場合と、蓋の一部は籠に係着され
たままで、他の部分が籠から離れて口を開く場合の両方
を意味する。一部が籠に係着された状態とは、一端は籠
と結合され(例えば蝶着のような形で)、結合部以外は
自由で、この結合部を支点として自由に回動できる状態
を意味する。
ら脱着自在になっている。この脱着自在とは、底蓋全体
が籠の底面から離れる場合と、蓋の一部は籠に係着され
たままで、他の部分が籠から離れて口を開く場合の両方
を意味する。一部が籠に係着された状態とは、一端は籠
と結合され(例えば蝶着のような形で)、結合部以外は
自由で、この結合部を支点として自由に回動できる状態
を意味する。
【0013】底蓋全体が籠の底面から離れる場合、この
場合の最も代表的な機構は、籠の頂部から底蓋を貫通す
る芯棒を籠本体に取り付け、底蓋はこの芯棒に沿って上
下に自由にスライドできるようにし、しかも底蓋がこの
芯棒から外にはずれることがないように芯棒に適当なス
トッパーを取り付けた構造である。この機構では、底蓋
は全体が籠の底面から離れることができ、しかも籠本体
から縁が切れて逸散してしまう様なことがない。
場合の最も代表的な機構は、籠の頂部から底蓋を貫通す
る芯棒を籠本体に取り付け、底蓋はこの芯棒に沿って上
下に自由にスライドできるようにし、しかも底蓋がこの
芯棒から外にはずれることがないように芯棒に適当なス
トッパーを取り付けた構造である。この機構では、底蓋
は全体が籠の底面から離れることができ、しかも籠本体
から縁が切れて逸散してしまう様なことがない。
【0014】底蓋は通常の状態では感圧板の自由端に設
けた係止機構によって係止されているが、道糸を引いて
籠の中に水圧を掛け、この水圧を開口部から感圧板に伝
達させて感圧板を動かすと、底蓋をつなぎ止めている係
止機構が解除されて、底蓋の一部あるいは全体が籠から
離れて隙間ができ、この隙間から餌が外に放散される構
造になっている。
けた係止機構によって係止されているが、道糸を引いて
籠の中に水圧を掛け、この水圧を開口部から感圧板に伝
達させて感圧板を動かすと、底蓋をつなぎ止めている係
止機構が解除されて、底蓋の一部あるいは全体が籠から
離れて隙間ができ、この隙間から餌が外に放散される構
造になっている。
【0015】従ってこの係止機構は、籠を水に投げ込む
時には蓋が開かないようにしっかりと底蓋を係止し、道
糸を引いたときには、確実に係止が解除される構造でな
ければならない。
時には蓋が開かないようにしっかりと底蓋を係止し、道
糸を引いたときには、確実に係止が解除される構造でな
ければならない。
【0016】籠を水に投げ込む時、籠には中心軸方向に
遠心力が働き、なんらかの係止機構がなければ底蓋は遠
心力で開放されてしまう。係止機構として遠心力と直角
方向のストッパーをいれることが最も有効であり、基本
的にはこの条件が満たされていればいかなる形態のもの
でも使用できる。
遠心力が働き、なんらかの係止機構がなければ底蓋は遠
心力で開放されてしまう。係止機構として遠心力と直角
方向のストッパーをいれることが最も有効であり、基本
的にはこの条件が満たされていればいかなる形態のもの
でも使用できる。
【0017】有効な手段の一つは、直角方向にピンを差
し込む、あるいはピンで引っ掛ける方法である。感圧板
の自由端、底蓋の係止部分にピンとピン穴の組み合わせ
からなる止め具を取り付け、あるいは感圧板の自由端に
引っ掛け用のピンを取り付け、これを底蓋の底面に引っ
掛けるようにして係止するのである。
し込む、あるいはピンで引っ掛ける方法である。感圧板
の自由端、底蓋の係止部分にピンとピン穴の組み合わせ
からなる止め具を取り付け、あるいは感圧板の自由端に
引っ掛け用のピンを取り付け、これを底蓋の底面に引っ
掛けるようにして係止するのである。
【0018】また、感圧板の自由端、底蓋の係止部分に
は間に連結杆を介在させ、この杆を介して間接的に係止
するようにしてもよい。この時は、感圧板と連結杆、底
蓋と連結杆をそれぞれ係止することになる。それぞれの
係止には上記したピンとピン孔の係止機構が有効な手段
である。
は間に連結杆を介在させ、この杆を介して間接的に係止
するようにしてもよい。この時は、感圧板と連結杆、底
蓋と連結杆をそれぞれ係止することになる。それぞれの
係止には上記したピンとピン孔の係止機構が有効な手段
である。
【0019】このようにすると遠心力はピンに直角の方
向に作用してピンが外れて底蓋が開放されるようなトラ
ブルは発生しない。しかも開口部から水圧が作用した
時、感圧板は遠心力と直角方向に変位するので、ピンと
同じ方向に変位し、ピンはピン穴からスムースに外れる
のである。
向に作用してピンが外れて底蓋が開放されるようなトラ
ブルは発生しない。しかも開口部から水圧が作用した
時、感圧板は遠心力と直角方向に変位するので、ピンと
同じ方向に変位し、ピンはピン穴からスムースに外れる
のである。
【0020】ピンとピン穴の組み合わせでは、底蓋と感
圧板いずれにピンを持ってきてもさしつかえない。ピン
の差込み方向は、上記したように直角が基本であるが、
直角から多少変位しても、直角成分が存在するので十分
に目的を達成できる。直角が最適角度と言うことであ
る。
圧板いずれにピンを持ってきてもさしつかえない。ピン
の差込み方向は、上記したように直角が基本であるが、
直角から多少変位しても、直角成分が存在するので十分
に目的を達成できる。直角が最適角度と言うことであ
る。
【0021】感圧板の形成は、籠の側面の一部を感圧板
の形に切り離して感圧板として代用する様にしてもよい
し、あるいは別に用意した材料で形成するようにしても
良い。後者の場合は、感圧板は適当な機構、例えば、蝶
番、ヒンジ、ゴム、バネ等を使って、あるいは感圧板そ
のものに弾性があれば、直接籠の側面に取り付けられる
こととなる。あるいは籠の材料に弾性と耐疲労性のある
材料を使って、例えばゴム系の材料を使って、籠の側面
の一部を残して感圧板の形に切り開き、この残した部分
を蝶番として使用してもよい。
の形に切り離して感圧板として代用する様にしてもよい
し、あるいは別に用意した材料で形成するようにしても
良い。後者の場合は、感圧板は適当な機構、例えば、蝶
番、ヒンジ、ゴム、バネ等を使って、あるいは感圧板そ
のものに弾性があれば、直接籠の側面に取り付けられる
こととなる。あるいは籠の材料に弾性と耐疲労性のある
材料を使って、例えばゴム系の材料を使って、籠の側面
の一部を残して感圧板の形に切り開き、この残した部分
を蝶番として使用してもよい。
【0022】底蓋の一部を籠に蝶着するとき、蝶着には
通常の蝶番、ヒンジ、あるいはゴム等、上記感圧板の蝶
着部分に使用したものをそのまま使用できる。ゴム系の
材料を使用する場合、これは底蓋、感圧板両方に共通す
ることであるが、ガラス繊維にシリコンゴム、ウレタン
ゴム等を含浸させたものが最も好ましい。これは耐候
性、弾性、耐疲労性に優れ、極端に大きな角度に折り曲
げることができ、底蓋を180度の角度に回動できる特
徴がある。
通常の蝶番、ヒンジ、あるいはゴム等、上記感圧板の蝶
着部分に使用したものをそのまま使用できる。ゴム系の
材料を使用する場合、これは底蓋、感圧板両方に共通す
ることであるが、ガラス繊維にシリコンゴム、ウレタン
ゴム等を含浸させたものが最も好ましい。これは耐候
性、弾性、耐疲労性に優れ、極端に大きな角度に折り曲
げることができ、底蓋を180度の角度に回動できる特
徴がある。
【0023】以上の様な機構を備えた餌籠を水に投げ込
み、道糸を引いたときの状況は次のようになる。すなわ
ち、水に投げ込んだ時には、底蓋は、直接あるいは間接
的に感圧板と止め具で係止されいるので蓋は開かず、中
に入れた撒き餌が外にこぼれることはない。道糸を強く
引いて籠の内部に水圧を印加した時、上記したように開
口部から水圧が感圧板に伝わり、蝶着部を中心にして感
圧板は外向きに回動し、感圧板に形成した自由端の部分
は外側に変位する。この時、感圧板と一体的に取り付け
られた止め具(ピンあるいはピン穴)も一緒に変位し、
ピンがピン穴から、あるいは直接この底蓋の底面からピ
ンが外れる。連結杆を使用している場合、連結杆を止め
ているピンが外れる。
み、道糸を引いたときの状況は次のようになる。すなわ
ち、水に投げ込んだ時には、底蓋は、直接あるいは間接
的に感圧板と止め具で係止されいるので蓋は開かず、中
に入れた撒き餌が外にこぼれることはない。道糸を強く
引いて籠の内部に水圧を印加した時、上記したように開
口部から水圧が感圧板に伝わり、蝶着部を中心にして感
圧板は外向きに回動し、感圧板に形成した自由端の部分
は外側に変位する。この時、感圧板と一体的に取り付け
られた止め具(ピンあるいはピン穴)も一緒に変位し、
ピンがピン穴から、あるいは直接この底蓋の底面からピ
ンが外れる。連結杆を使用している場合、連結杆を止め
ているピンが外れる。
【0024】一方水圧は底蓋にも作用しているために、
水圧に押されて蓋も下に開かれ、あるいは底蓋を貫通す
る芯棒をスライドして下に下がり、籠と底蓋の間に隙間
ができ、撒き餌、あるいは餌のついた釣針が外に放出さ
れることとなる。連結杆を使用している場合は、感圧板
から離れた連結杆は底蓋と一緒に下に下がり、籠と底蓋
の間に隙間ができ、撒き餌、あるいは餌のついた釣針が
この隙間から外に出る。あるいは、ある所までは一緒に
下がった後、今度は連結杆と底蓋の係止が解除される様
に調整しておくと、、連結杆と底蓋が完全に開放されて
蓋が大開きして、撒き餌、あるいは餌のついた釣針が外
に放出されるのである。
水圧に押されて蓋も下に開かれ、あるいは底蓋を貫通す
る芯棒をスライドして下に下がり、籠と底蓋の間に隙間
ができ、撒き餌、あるいは餌のついた釣針が外に放出さ
れることとなる。連結杆を使用している場合は、感圧板
から離れた連結杆は底蓋と一緒に下に下がり、籠と底蓋
の間に隙間ができ、撒き餌、あるいは餌のついた釣針が
この隙間から外に出る。あるいは、ある所までは一緒に
下がった後、今度は連結杆と底蓋の係止が解除される様
に調整しておくと、、連結杆と底蓋が完全に開放されて
蓋が大開きして、撒き餌、あるいは餌のついた釣針が外
に放出されるのである。
【0025】感圧板および底蓋の止め具は、感圧板、底
蓋そのものに止め具の機能を付加したものでもよいし、
また、別々に作ったものをつなぎ合せたものでもよい。
蓋そのものに止め具の機能を付加したものでもよいし、
また、別々に作ったものをつなぎ合せたものでもよい。
【0026】感圧板と止め具の関係は、籠の開口部と底
蓋の位置関係にも関連してくるもので、開口部が籠の下
端に形成され、底蓋を止める位置と開口部の位置が重な
り合うものでは、感圧板そのものの中に止め具を一体的
に形成したもので十分であるが、開口部が籠の下端より
上位に形成されたものでは、感圧板と底蓋との距離が開
く為に、この様なときには、連結杆の使用が有効であ
る。
蓋の位置関係にも関連してくるもので、開口部が籠の下
端に形成され、底蓋を止める位置と開口部の位置が重な
り合うものでは、感圧板そのものの中に止め具を一体的
に形成したもので十分であるが、開口部が籠の下端より
上位に形成されたものでは、感圧板と底蓋との距離が開
く為に、この様なときには、連結杆の使用が有効であ
る。
【0027】本発明に使用するピンの形状は、棒状、板
状、形状を問わず使用でき、また、ピン穴は必ずしも閉
じられた穴で無くても良い。一部が切りかがれた穴ある
いは溝でも十分に目的を達成できる。
状、形状を問わず使用でき、また、ピン穴は必ずしも閉
じられた穴で無くても良い。一部が切りかがれた穴ある
いは溝でも十分に目的を達成できる。
【0028】
【実施例】図面によって本発明を説明する。図1〜8は
本発明の実施例の構造を説明する斜視図である。図1,
3,5,7は感圧板を閉じた状態の斜視図であり、図
2,4,6,8はそれぞれ図1,3,5,7の感圧板を
開けた時の状況を説明した図である。図1〜8で、仕切
板2は、籠1を餌をいれる部分Aと圧力溜りを形成する
部分Bに分離する役割をなすもので、籠の内面周囲から
籠を二つに分断して伸び少なくとも感圧板3の背面に連
通する開口部4の下まで伸びてここで籠の側面に合流
し、籠の側面および仕切板で画成される一つの部屋(圧
力溜りB)を形成する。餌はAのみに収納され、圧力溜
りとは完全に分離されているので、餌に遮られて、水圧
の伝達が阻害されることはなく、水圧は確実に感圧板に
伝達される。しかも仕切り板にテーパーがついているた
めに、圧力は感圧板3の背面に集中し、水圧の変化に応
じて感圧板は確実に作動するのである。仕切り板の数は
圧力溜りの数と関係するもので、圧力溜りが一カ所の場
合、図1〜6の様に一葉でよい。圧力溜りが複数、例え
ば図7〜8の様に2カ所では、二葉必要であり、つまり
圧力溜まりの数と同数の葉数必要である。図1〜8を通
して仕切り板、感圧板の基本的な作用、効果は共通する
ものである。図1,2、図3,4、図5,6、図7,8
はそれぞれ底蓋の形状、底蓋と感圧板の係止機構を異に
する実施例の構造を説明したものである。図1,2、図
3,4で、5は籠の底部に回動自在に弾性帯6で連結さ
れた底蓋である。開口部4は籠の側面を切欠いで形成し
たもので、外側を感圧板が当接して塞いでおり、弾性帯
7を介して籠の側面に取り付けられている。感圧板は通
常の状態では、開口部に当接してこれを塞ぎ、背面は籠
の内部と連通し、底蓋のピン11が感圧板のピン孔12
に差し込まれることによって係止されている(図1,
2)。図3,4では連結杆10のピンが感圧板のピン孔
に差し込まれることによって係止されている。図3,4
の連結杆は感圧板と底蓋が離れている場合これを連結す
るもので、籠の側面を上下に自由に摺動できるものであ
る。道糸を引いて圧力溜りに水圧を掛けると、先ず、感
圧板が動いて連結杆のピンが感圧板のピン孔から外れ
る。この時、底蓋のピンは連結杆のピン孔に差し込まれ
たままであり、水圧によって底蓋も下に押され、連結杆
と底蓋が一緒になったまま下に下がる。底蓋と籠の間の
隙間は拡大し、さらに下に押され、今度は底蓋のピンが
連結杆のピン孔から外れ、底蓋は弾性帯6を中心にして
回動して底蓋は開け放たれて大びらきし、ここから餌が
一挙に放出されることとなる。図5,6,図7,8は、
図の様に籠と底蓋を貫通する芯棒13を設け、芯棒は籠
の頂部14の部分に固定されており、蓋はこの芯棒の上
を上下に自由にスライドできる構造である。図5,6で
は、底蓋5は芯棒の回りを回動できる構造になってお
り、圧力溜りに水圧がかかり、連結杆のピンが感圧板の
ピン孔から外れて連結杆と底蓋が一緒になったまま下に
下がる。ピン孔12は図のように一部が切り欠がれてお
り、ピンと当接する部分にはテーパーが形成されている
ため、ピンはこのテーパーに沿って矢印のように回転し
ながら下に下がり16の点線で示す位置で止まる。ピン
11が籠の下端より外れる所まで下がると、ピンはピン
孔から外れ、下に自由に下がり、籠の下端との間に大き
な隙間が形成され、ここから餌が放出される。この時、
17は底蓋が芯棒から下に外れてしまわないようにする
ためのストッパーである。図7,8は、圧力溜り、感圧
板が左右に二つある場合で、これに対応してピンも二つ
あり、この二つのピンは図に示すように底蓋5とパイプ
15を介して連結されており、パイプ15が芯棒13の
上を摺動する。パイプの上下にともなってピンは籠の側
面に形成したスリットの中を上下する。本例の場合も、
左右の圧力溜りに水圧がかかり、感圧板が変位してピン
が外れ、底蓋が下に降下する。この時ピンもスリットの
中を通って降下し、底蓋と籠の間に隙間ができて餌が放
出される。
本発明の実施例の構造を説明する斜視図である。図1,
3,5,7は感圧板を閉じた状態の斜視図であり、図
2,4,6,8はそれぞれ図1,3,5,7の感圧板を
開けた時の状況を説明した図である。図1〜8で、仕切
板2は、籠1を餌をいれる部分Aと圧力溜りを形成する
部分Bに分離する役割をなすもので、籠の内面周囲から
籠を二つに分断して伸び少なくとも感圧板3の背面に連
通する開口部4の下まで伸びてここで籠の側面に合流
し、籠の側面および仕切板で画成される一つの部屋(圧
力溜りB)を形成する。餌はAのみに収納され、圧力溜
りとは完全に分離されているので、餌に遮られて、水圧
の伝達が阻害されることはなく、水圧は確実に感圧板に
伝達される。しかも仕切り板にテーパーがついているた
めに、圧力は感圧板3の背面に集中し、水圧の変化に応
じて感圧板は確実に作動するのである。仕切り板の数は
圧力溜りの数と関係するもので、圧力溜りが一カ所の場
合、図1〜6の様に一葉でよい。圧力溜りが複数、例え
ば図7〜8の様に2カ所では、二葉必要であり、つまり
圧力溜まりの数と同数の葉数必要である。図1〜8を通
して仕切り板、感圧板の基本的な作用、効果は共通する
ものである。図1,2、図3,4、図5,6、図7,8
はそれぞれ底蓋の形状、底蓋と感圧板の係止機構を異に
する実施例の構造を説明したものである。図1,2、図
3,4で、5は籠の底部に回動自在に弾性帯6で連結さ
れた底蓋である。開口部4は籠の側面を切欠いで形成し
たもので、外側を感圧板が当接して塞いでおり、弾性帯
7を介して籠の側面に取り付けられている。感圧板は通
常の状態では、開口部に当接してこれを塞ぎ、背面は籠
の内部と連通し、底蓋のピン11が感圧板のピン孔12
に差し込まれることによって係止されている(図1,
2)。図3,4では連結杆10のピンが感圧板のピン孔
に差し込まれることによって係止されている。図3,4
の連結杆は感圧板と底蓋が離れている場合これを連結す
るもので、籠の側面を上下に自由に摺動できるものであ
る。道糸を引いて圧力溜りに水圧を掛けると、先ず、感
圧板が動いて連結杆のピンが感圧板のピン孔から外れ
る。この時、底蓋のピンは連結杆のピン孔に差し込まれ
たままであり、水圧によって底蓋も下に押され、連結杆
と底蓋が一緒になったまま下に下がる。底蓋と籠の間の
隙間は拡大し、さらに下に押され、今度は底蓋のピンが
連結杆のピン孔から外れ、底蓋は弾性帯6を中心にして
回動して底蓋は開け放たれて大びらきし、ここから餌が
一挙に放出されることとなる。図5,6,図7,8は、
図の様に籠と底蓋を貫通する芯棒13を設け、芯棒は籠
の頂部14の部分に固定されており、蓋はこの芯棒の上
を上下に自由にスライドできる構造である。図5,6で
は、底蓋5は芯棒の回りを回動できる構造になってお
り、圧力溜りに水圧がかかり、連結杆のピンが感圧板の
ピン孔から外れて連結杆と底蓋が一緒になったまま下に
下がる。ピン孔12は図のように一部が切り欠がれてお
り、ピンと当接する部分にはテーパーが形成されている
ため、ピンはこのテーパーに沿って矢印のように回転し
ながら下に下がり16の点線で示す位置で止まる。ピン
11が籠の下端より外れる所まで下がると、ピンはピン
孔から外れ、下に自由に下がり、籠の下端との間に大き
な隙間が形成され、ここから餌が放出される。この時、
17は底蓋が芯棒から下に外れてしまわないようにする
ためのストッパーである。図7,8は、圧力溜り、感圧
板が左右に二つある場合で、これに対応してピンも二つ
あり、この二つのピンは図に示すように底蓋5とパイプ
15を介して連結されており、パイプ15が芯棒13の
上を摺動する。パイプの上下にともなってピンは籠の側
面に形成したスリットの中を上下する。本例の場合も、
左右の圧力溜りに水圧がかかり、感圧板が変位してピン
が外れ、底蓋が下に降下する。この時ピンもスリットの
中を通って降下し、底蓋と籠の間に隙間ができて餌が放
出される。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したように、籠を海
に投げる時、少々乱暴に扱っても蓋が開いて中の撒き餌
あるいは餌をつけた釣針が外に出てしまうようなトラブ
ルはまったく発生せず、しかも餌をいれる部分と圧力が
掛かる部分が互いに仕切板で分割されているので道糸を
引いた時、籠の中の餌によって水圧の伝達が阻害される
ようなことはなく、確実に底蓋を開放できるものであ
り、従来のものに比べて多大な釣果が期待できるもので
ある。
に投げる時、少々乱暴に扱っても蓋が開いて中の撒き餌
あるいは餌をつけた釣針が外に出てしまうようなトラブ
ルはまったく発生せず、しかも餌をいれる部分と圧力が
掛かる部分が互いに仕切板で分割されているので道糸を
引いた時、籠の中の餌によって水圧の伝達が阻害される
ようなことはなく、確実に底蓋を開放できるものであ
り、従来のものに比べて多大な釣果が期待できるもので
ある。
【図1】図1は感圧板が閉まった時の斜視図。
【図2】図2は図1の感圧板が開いた時の状況を説明し
た図
た図
【図3】図3は感圧板が閉まった時の別の実施例の斜視
図。
図。
【図4】図4は図3の感圧板が開いた時の状況を説明し
た図。
た図。
【図5】図5は感圧板が閉まった時の別の実施例の斜視
図。
図。
【図6】図6は図5の感圧板が開いた時の状況を説明し
た図。
た図。
【図7】図7は感圧板が閉まった時の別の実施例の斜視
図。
図。
【図8】図8は図7の感圧板が開いた時の状況を説明し
た図。
た図。
1…籠 2…仕切板 3…感圧板 4…開口部 5…底蓋 6…弾性帯 7…弾性帯 10…連結杆 11…ピン 12…ピン孔 13…芯棒 15…パイプ
Claims (1)
- 【請求項1】 籠体と、籠体から脱着自在な底蓋と、籠
体の側面に蝶着され、籠体の側面に形成された開口部に
当接して該開口部を覆う構造の感圧板を備えてなり、該
底蓋は該感圧板の自由端に設けた係止機構によって係止
され、該開口部を通して感圧板に水圧が作用したとき、
該感圧板が蝶着部を中心にして外側に回動して自由端の
係止が解除され、該底蓋が籠体から離脱する構造の餌籠
において、該籠体の中の空間に仕切板を設けて、上記開
口部を含む部屋と餌を入れる部屋に分離してなることを
特徴とする魚釣り用餌籠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18172394A JPH089857A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 魚釣り用餌籠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18172394A JPH089857A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 魚釣り用餌籠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089857A true JPH089857A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=16105758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18172394A Pending JPH089857A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 魚釣り用餌籠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089857A (ja) |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP18172394A patent/JPH089857A/ja active Pending
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