JP2004201670A - 籠ウキと一体化したアタリウキ - Google Patents

籠ウキと一体化したアタリウキ Download PDF

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Abstract

【課題】エサ籠に蓋を設けた籠ウキの中央部に、魚の引き込みを感知するアタリウキを、籠ウキと一体化する。
【解決手段】エサ籠3の上側の開口部を塞ぐように、半円型形状で発泡材質にて形成されて、中央部の垂直方向に貫通孔18を備えた籠用のウキ2を固定して設けて、さらに釣りエサ放出口4となる下側の開口部に、その開口を塞ぐように係合する浮力を有さない材質から成る円錐型形状に形成された開閉蓋6を設けて、その中央頂上部に、棒型形状に形成されて、中央部の垂直方向に道糸の貫通孔5を備えたアタリウキ7を、籠用のウキ2に設けた貫通孔18上部より突出するようにして設けて、開閉蓋6と連動してスライドするアタリウキ7を籠ウキ1内に一体化するようにして設ける。又、籠ウキ1が水面に着水後、開閉蓋6を強制的に開かせようと、開閉蓋6の中央頂上部にスプリング21を設ける。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マキエサを用いて遠くの魚を、水面近くに浮かせて釣る場合に用いる魚釣り用の籠ウキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、マキエサを用いて魚を水面近くに浮かせて釣るウキとして、籠ウキと一般的に呼ばれるものがあり、構成は、筒状の網の一端側の開口部を塞ぐようにウキを設けて、マキエサの放出口となる反対側の開口周辺に道糸連結用の吊り下げ部を設けたものや、木材を筒状にくり貫いて開口部の一端側を網で塞ぎ、反対側の開口部周辺に、同様に道糸連結用の吊り下げ部を設けて、マキエサと刺しエサの放出口を水底に向けて水面に浮かぶようになっているものが従来より籠ウキとして使用されているのだが、以上の従来品にはマキエサと刺しエサを籠に詰めて投入しょうと竿に吊り下げた場合、マキエサと刺しエサの放出口は、上方向を向いておりその状態にて水面に投入すると、マキエサと刺しエサの放出口に設けた吊り下げ部に道糸が連結されているために、空中での飛ぶ姿勢が制御されて、マキエサと刺しエサの放出口が後部側となり、水面に向かって飛んで行く。ということは、マキエサと刺しエサには投入スピードを支えてくれるような後ろ楯になるようなものがないので、空中に飛散してしまう。刺しエサの場合は、釣針に刺されてハリスに連結されいるために、そのハリスが受ける空気抵抗により高い確率で籠から出てしまう。その場合、刺しエサが釣針から外れる場合もあり。すると着水時にハリスが道糸に絡んで釣りにならないこともある。
【0003】
それらの飛散を防ごうと、籠に押し込めるように詰めると今度は、エサが放出口より水中に出にくくなってしまう。さらに、釣針に刺した刺しエサが外れることなく水面に着水しても、ハリスの長さは通常2〜4メートルくらいとり、籠ウキに比べて重量が軽いためハリスの長さ分、マキエサの入った籠ウキと離れた手前側に着水することになり、ハリスやエサの付いた釣針に気付く確率が高くなり、そのぶん釣れる確率も下がり、籠ウキ自体をアタリウキとして用いる構成上、通常のウキより大きくなり、魚が釣針を食わえて引き込んだ時の抵抗も大きくて、魚が釣針を吐き出す確率が高い。その対策として籠ウキの前方、ハリス側に専用のアタリウキを設けて使用すれば、着水時に道糸に、又は波にもまれるようにしてウキ同士が絡み合うことが多く、又、二つのウキを凝視するのも煩わしい。
【0004】
さらに、従来より籠ウキに釣りエサを入れる場合、主として指先で摘んで入れられており、籠ウキ自体で釣りエサを挟み込んで用いるものは見当たらない。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】
そこで籠ウキ、または籠ウキとアタリウキを一体化するようにセットして、水面に投入しても、籠ウキに詰めたマキエサと刺しエサが空中で飛散することなく、着水してマキエサと刺しエサが同位置の水中に漂うように放出して、一体化されたものにおいては、魚がエサの付いた釣針を食わえて引き込めば、アタリウキのみが反応して、水没するような籠ウキや、さらに指先を用いずエサ籠内に釣りエサを収納するような製品を提供しょうとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
釣りエサを詰めて用いる籠ウキとして筒状のエサ籠の上側の開口部に籠用のウキを設けて、さらに釣りエサ放出口となる下側の開口部を塞ぐように係合する開閉蓋を設けて、釣りエサを籠に詰めて水面に投入すれば着水後自動的に開閉蓋が自然沈下じて行き、釣りエサ放出口が開いて釣りエサを水中に放出する機能を有するもので、筒状に形成されたエサ籠(3)の上側の開口部を塞ぐように半円型形状に形成されて、中央部の垂直方向に貫通孔(18)を、備えた籠用のウキ(2)を固定して設けて、さらに釣りエサ放出口となる下側の開口部に、その開口を塞ぐように係合する浮力を有さない材質から成る開閉蓋(6)を設けた。
【0007】
籠用のウキ(2)と開閉蓋(6)を連結して、開閉蓋(6)の沈下を適当な位置において制御することもでき、開閉蓋(6)の中央部上に連結パイプ(19)を、籠用のウキ(2)に設けた貫通孔(18)の上部より必要寸法が突出するようにして設けて、さらに突出した連結パイプ(19)の先端に抜け止め部(10)を設けて抜け落ちることがないようにすることもできる。
【0008】
又、釣りエサを詰めて用いる籠ウキとして筒状のエサ籠の上側の開口部に籠用のウキを設けて、釣りエサ放出口となる下側の開口部を塞ぐように係合する開閉蓋を設けて、さらにその開閉蓋の中央部上に、魚の引きのみを感開知する専用の棒型形状のアタリウキを、籠用のウキの中央部を貫くように突出して設けて、釣りエサを籠に詰めて水面に投入すれば着水後アタリウキの浮力作用により連動して自動的に開閉蓋が沈下して行き、釣りエサ放出口が開いて釣りエサを水中に放出する機能を有した籠ウキとアタリウキとが一体化した籠ウキ(26)で、筒状に形成されたエサ籠(3)の上側の開口部を塞ぐように、半円型形状に形成されて中央部の垂直方向に貫通孔(18)を備えた籠用のウキ(2)を固定して設けて、さらに釣りエサ放出口(4)となる下側の開口部にその開口を塞ぐように係合する浮力を有さない材質から成る開閉蓋(6)を設けて、その中央部上に、棒型形状に形成されて、中央部の垂直方向に道糸の貫通孔(5)を備えたアタリウキ(7)を、籠用のウキ(2)に設けた貫通孔(18)上部より突出するようにして設けて、開閉蓋(6)と連動してスライドするアタリウキ(7)を籠ウキ(26)内に一体化するようにして設けることもできる。
【0009】
開閉蓋(6)は円錐型形状に形成されて、その中央部の垂直方向に道糸の貫通孔(5)を備え、さらに水の抵抗をできるだけ減らそうと、平面視すれば十文字や*印のような形状に、円錐型形状の余分な部分を切除したような形状に形成されている。
【0010】
他の形状として、開閉蓋(8)は円盤形状に形成されて、エサ籠(3)下部の釣りエサ放出口(4)部分より若干大ぎめの外径を有して、その外周の一端より中心部へ向かって道糸等が通過する適当な幅の細長い切り込み部(9)を設けて、その反対側となる外周の一端をエサ籠(3)の下部にチョウバン12式で固定して設けた。
【0011】
籠ウキ(1)は、水面に投入した祭に空中で回転等してバランスを崩すことなく、確実に釣りエサ放出口(4)側が水面側に向いて飛ぶようにと、エサ籠(3)の下部外周に籠ウキ(1)の浮力調整も兼ねる飛行バランス調整用の錘を設けてもよい。
【0012】
連結パイプ(19)やアタリウキ(7)がエサ籠(3)内の釣りエサに圧接されてスライドしにくくなり開閉蓋(6)が沈下しないことがないようにと、籠用のウキ(2)に設けた貫通孔(18)に、籠用のウキ(2)の下部に突出するようにして、連結パイプ(19)やアタリウキ(7)の保護パイプ(20)を設けて、その内部に連結パイプ(19)やアタリウキ(7)を挿入するようにした。
【0013】
さらに、水面に着水後に開閉蓋(6)を強制的に開かせようと、保護パイプ(20)の下部先端側に、又は円錐型形状の開閉蓋(6)頂上中央部にスプリング(21)を設けることもできる。
【0014】
さらに、釣りエサを詰めて用いる用いるのでなく、洗濯バサミのように指先等で挟み込んで強制的に先端部の口を拡げて、釣りエサをくわえ込むがの如くエサ籠内に釣りエサを納める籠ウキ(25)であって、中央部において二つに分離するように形成された中空で砲弾型形状のエサ籠(22)を設けて、開口部となる一端側の外周に相対するように二つの摘み部分(23)を設けて、指先等で挟み込んで先端部の口先を拡げれるものとして、さらに先端部の口先部分周辺にウキ(24)を設けた。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明を図に基づいて説明する。図1は第1実施例の側面図で、釣りエサを詰めて用いる籠ウキとして筒状のエサ籠の上側の開口部に籠用のウキを設けて、さらに釣りエサ放出口となる下側の開口部を塞ぐように係合する開閉蓋を設けて、釣りエサを籠に詰めて水面に投入すれば着水後自動的に開閉蓋が自然沈下じて行き、釣りエサ放出口が開いて釣りエサを水中に放出する機能を有する籠ウキ(1)で、網目で筒状に形成されたエサ籠(3)の上側の開口部を塞ぐように半円型形状に形成されて、中央部の垂直方向に貫通孔(18)を備えた、発泡材から成る籠用のウキ(2)を固定して設けて、さらに釣りエサ放出口(4)となる下側の開口部に、その開口を塞ぐように係合する浮力を有さない材質から成る円錐型形状の開閉蓋(6)を設けて、
【0016】
その、円錐型形状の開閉蓋(6)を平面視すれば十文字や*印のような形状に、円錐型形状の余分な部分を切除して、水の抵抗をできるだけ減らすように形成されている。
【0017】
又、籠用のウキ(2)と開閉蓋(6)を連結して、開閉蓋(6)の沈下を適当な位置において制御しょうと、円錐型形状の開閉蓋(6)の中央部頂上に連結用のパイプ(19)を、籠用のウキ(2)に設けた貫通孔(18)の上部より必要寸法が突出するように固定して設けて、さらに突出した連結パイプ(19)の先端に抜け止め部(10)を設け、
【0018】
さらに、開閉蓋(6)に連結されたパイプ(19)がエサ籠(3)内の釣りエサに圧接されてスライドしにくくなり開閉蓋(6)が沈下しないことがないようにと、籠用のウキ(2)に設けた貫通孔(18)に、籠用のウキ(2)の下部に突出するようにして、連結用パイプ(19)のスライド降下がスムーズに行なわれるように、連結パイプ(19)の保護パイプ(20)を設けて、その内部に連結のパイプ(19)を挿入するようにした。
【0019】
その他、いかなる状況においても籠ウキ(1)が水面に着水後、開閉蓋(6)を強制的に開かせようと、保護パイプ(20)の下部先端側に、エサ籠(3)の下部より適当に突出するようにスプリング(21)を設けた。
【0020】
図2は第2実施例の斜視図で、円盤型形状に形成された開閉蓋(8)を用いたもので、下部の釣りエサ放出口(4)部分より若干大ぎめの外径を有して、その外周の一端より中心部へ向かって道糸等が通過する適当な幅の細長い切り込み部(9)を設けて、その反対側となる外周の一端をエサ籠(3)の下部にチョウバン式で固定して設けた。
【0021】
図3は、他の発明を示す実施例の側面図で、開閉蓋(6)と連動してスライドする魚の引き込みを感知する専用のアタリウキ(7)を籠ウキ(26)内に一体して設けようと、網目で筒状に形成されたエサ籠(3)の上側の開口部を塞ぐように、半円型形状で発泡材質にて形成されて、中央部の垂直方向に貫通孔(18)を備えた籠用のウキ(2)を固定して設けて、さらに釣りエサ放出口(4)となる下側の開口部に、その開口を塞ぐように係合する浮力を有さない材質から成る円錐型形状に形成された開閉蓋(6)を設けて、その中央頂上部に、棒型形状に形成されて、中央部の垂直方向に道糸の貫通孔(5)を備えたアタリウキ(7)を、籠用のウキ(2)に設けた貫通孔(18)上部より突出するようにして設けて、開閉蓋(6)と連動してスライドするアタリウキ(7)を籠ウキ(26)内に一体化するようにして設けて、
【0022】
その、円錐型形状の開閉蓋(6)を平面視すれば十文字や*印のような形状に、円錐型形状の余分な部分を切除して、水の抵抗をできるだけ減らすように形成されて、又、アタリウキ(7)の浮力調節の錘の役目をも兼ねる。
【0023】
さらに、籠ウキ(26)内において、アタリウキ(7)がエサ籠(3)内の釣りエサに圧接されてスライドしにくくなり開閉蓋(6)が沈下しないことがないようにと、籠用のウキ(2)に設けた貫通孔(18)に、籠用のウキ(2)の下部に突出するようにして、アタリウキ(7)のスライド降下がスムーズに行なわれるように、アタリウキ(7)の保護パイプ(20)を設けて、その内部にアタリウキ(7)を挿入するようにした。
【0024】
その他、いかなる状況においても籠ウキ(26)が水面に着水後、開閉蓋(6)を強制的に開かせようと、開閉蓋(6)の中央頂上部にスプリング(21)を設けた。
【0025】
他の形状として、開閉蓋(8)は円盤形状に形成されて、エサ籠(3)下部の釣りエサ放出口(4)部分より若干大ぎめの外径を有して、その外周の一端より中心部へ向かって道糸等が通過する適当な幅の細長い切り込み部(9)を設けて、その反対側となる外周の一端をエサ籠(3)の下部にチョウバン12式で固定して設けてもよい。
【0026】
籠ウキ(26)は、水面に投入した祭に空中で回転等してバランスを崩すことなく、確実に釣りエサ放出口側が水面側に向いて飛ぶようにと、エサ籠の下部外周に籠ウキ(26)の浮力調整も兼ねる飛行バランス調整用の錘を設けてもよい。
【0027】
図4は、他の発明を示す実施例の側面図で、釣りエサを詰めて用いる用いるのでなく、洗濯バサミのように指先等で挟み込んで強制的に先端部の口を拡げて、釣りエサをくわえ込むがの如くエサ籠内に釣りエサを納める籠ウキ(25)であって、中央部において二つに分離するように形成された中空で砲弾型形状のエサ籠(22)を設けて、釣りエサ放出口(4)となる開口部の外周に相対するように二つの摘み部分(23)を設けて、指先等で挟み込んで先端部の口先(30)を拡げれるものとして、さらに先端部の口先部分周辺に発泡材から成るウキ(24)を設けた。水面においては、ウキを水面にのぞかせて釣りエサ放出口を水底に向けるというような姿勢をとる。
【0028】
使用する材質においては、マキエサや刺しエサを入れるエサ籠は金網、又は水より比重の大きいプラスチック樹脂等、その上部に設けるドーム型形状のウキやアタリウキは、発泡樹脂又は、木材等のそれぞれ、どちらでもよい。
円盤形状の開閉蓋は、投入時にその中央部の一点に籠ウキの荷重が集中するようになるので、プラスチック樹脂板より比重が大きく、強度に勝るアルミ板のような錆びない金属板の方が、沈下状態もよい。円錐形状の開閉蓋においては、水より比重が大きければ、そのどちらでもよい。
【0029】
使用法においては、アタリウキを設けたものについて説明すれば、釣りエサ放出口よりマキエサと刺エサを詰め終えて、アタリウキの上部より出ている道糸を引き抜いていき、ヨリ戻し金具等が開閉蓋の低部に引っ掛かり道糸と連動して、そのまま釣りエサ放出口に開閉蓋が接触して閉じた状態にして、釣竿に吊り下げるようにすると、釣りエサ放出口は下側向きにあり、水面に向けて投入すれば、その飛行姿勢は道糸により制御されるために、開閉蓋を先頭にして、手前側に位置する釣りエサが詰まりより重量のある籠ウキが、開閉蓋を押し進むようにして着水地点に飛行するというような姿勢にある。
【0030】
着水すると、籠ウキは釣りエサ放出口を水底に向け浮遊して、閉じた状態にあった開閉蓋は、連結されたアタリウキの浮力及び、スプリングの作用により釣りエサ放出口より確実に離れるように適当な位置まで沈下してゆき、釣りエサを水中に放出していく。
【0031】
釣針に魚が食い付き、下方に引き込むと籠ウキの中央部に挿入するように設けられたアタリウキは下側方向の移動には、構成上なんら制約がなく、ウキ止め部がアタリウキの上部に引っ掛かると、アタリウキは籠ウキから離れるように水没してゆく。尚、ウキ止め部は別に設けなくとも水面に浮遊状態にあるアタリウキは、魚の引き込み状況によれば、道糸の移動抵抗に屈するように水没してゆく。
【0032】
食い付いた魚を取り込もうと、道糸を巻き込んでゆけば、道糸とハリスを連結するヨリ戻し金具が開閉蓋の底部に引っ掛かり、その上部に固定されたアタリウキと共に、引き上げられるように道糸に導かれて、開閉蓋も円錐形状に形成されているため、エサ籠の下部に引っ掛かることなく、投入前のように元どおり籠ウキに納まる。
【0033】
【発明の効果】
上記構成よれば、従来の籠ウキの欠点を全て補えるものである。
先ず、籠ウキに開閉する蓋を設けたことにより、投入時にマキエサや刺しエサ等が確実に落下することなく着水する。すると同時に蓋が自動時に開いて、同じ位置の水中に、それらのエサを放出することができるので、マキエサの中に漂う刺しエサを、魚が見分けにくくなりよりよく釣れる。
【0034】
次に、マキエサの量を増やそうと籠ウキを大きくしても、水面において籠ウキの中央部に納まったアタリウキは一つのウキのように見えても、互いに干渉されず、それぞれ独自の浮力により浮いているので、アタリウキは籠ウキに関係なく、極力小さくすることができて、釣針に食い付いた魚にいわく感をあたえず、従来品のように籠を大きくすれば、それに伴って籠用のウキも大きくするというようなこともない。
【0035】
さらに、保護パイプを設けたことにより、連結パイプやアタリウキが、投入や着水時の衝撃によりよる釣りエサの圧接を受けることなく、確実にスライド降下して開閉蓋を沈下させて、釣りエサ放出を開かせる。
【0036】
強風時においては、連結パイプやアタリウキが、強風に押されて保護パイプに密接してスライドしにくくなる。というような状況になるが、スプリングを設けて強制的に開閉蓋を開かすようにしたために、強風時においても確実に開閉蓋を開かせる。
【0037】
連結パイプを用いず、開閉蓋を使用すれば、開閉蓋は水底向かって沈下して行くために適当な位置において止めなくてはならず、その対策として籠ウキの上部に突出する道糸に、籠ウキ上部に係合するウキ止めを用いる方法があるが、そうすると魚が食い付いて引き込めば、籠ウキ及び開閉蓋の抵抗を感じ釣り針を吐き出す確率が高く、又、吐き出さずともヒラマサやカツオ等の回遊魚が食い付けば、その強烈なスピードによる籠ウキが水に受ける抵抗で、道糸が切れることがよくある。その対策として、連結パイプにて籠ウキと開閉蓋を連結して、沈下を制御したことによりウキ止めを用いる必要がなく、魚が食い付いた時の抵抗も非常に少なく釣れる確率も上がる。
【0038】
又、釣りエサを挟み込んで籠内に収納すれば、指先に匂いが付くことも、冬場の寒い時も指先がかじかむことも少なくなる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の側面図で、開閉蓋が開いた状態を示す。
【図2】第二実施例の斜視図で、開閉蓋が開いた状態を示す。
【図3】アタリウキと籠ウキとが一体化した、他の発明を示す側面図。
【図4】釣りエサを挟み取るようにした、他の発明を示す側面図。
【符号の説明】
1.籠ウキ 2.円錐型形状の籠用のウキ 3.エサ籠 4.釣りエサ放出口 5.道糸の貫通孔 6.円錐形状の開閉蓋 7.アタリウキ 8.円盤形状の開閉蓋9.細長い切り込み部 10.抜け止め部 11.ヨリ戻し金具 12.チョウバン 13.道糸 15.ハリス 16.釣針 17.セル玉(ヨリ戻し金具の開閉蓋低部への引っ掛かりを確実にするための物) 18.貫通孔 19.透明な連結パイプ 20.保護パイプ 21.スプリング 22.二つに分離するエサ籠 23.摘み部分 24.二つに分離するエサ籠に設けたウキ 25.二つに分離する籠ウキ 26.アタリウキと一体化した籠ウキ 27.道糸の連結管 28.二つに分離するエサ籠に設けたバネ 29.連結軸 30.釣りエサを挟み込む口先

Claims (9)

  1. 釣りエサを詰めて用いる籠ウキとして筒状のエサ籠の上側の開口部に籠用のウキを設けて、さらに釣りエサ放出口となる下側の開口部を塞ぐように係合する開閉蓋を設けて、釣りエサを籠に詰めて水面に投入すれば着水後に、開閉蓋が自動的に沈下して行き、釣りエサ放出口が開いて釣りエサを水中に放出する機能を有した籠ウキ(1)であって、筒状に形成されたエサ籠(3)の上側の開口部を塞ぐように半円型形状に形成されて、中央部の垂直方向に貫通孔(18)を、備えた籠用のウキ(2)を固定して設けて、さらに釣りエサ放出口(4)となる下側の開口部に、その開口を塞ぐように係合する浮力を有さない材質から成る開閉蓋(6)を設けたことを特徴とする籠ゴウキ。
  2. 籠用のウキ(2)と開閉蓋(6)を連結して、開閉蓋(6)の沈下を適当な位置において制御しょうと、開閉蓋(6)の中央部上に連結パイプ(19)を、籠用のウキ(2)に設けた貫通孔(18)の上部より必要寸法が突出するようにして設けて、さらに突出した連結パイプ(19)の先端に抜け止め部(22)を設けて抜け落ちることがないようにした請求項1記載の籠ウキ。
  3. 釣りエサを詰めて用いる籠ウキとして筒状のエサ籠の上側の開口部に籠用のウキを設けて、釣りエサ放出口となる下側の開口部を塞ぐように係合する開閉蓋を設けて、さらにその開閉蓋の中央部上に連結するように、魚の引きのみを感開知する専用の棒型形状のアタリウキを、籠用のウキの中央部を貫くように突出して設けて、釣りエサを籠に詰めて水面に投入すれば着水後アタリウキの浮力作用により連動して、連結された開閉蓋が自動的に沈下して行き、釣りエサ放出口が開いて釣りエサを水中に放出する機能を有した籠ウキとアタリウキとが一体化した籠ウキ(26)であって、筒状に形成されたエサ籠(3)の上側の開口部を塞ぐように、半円型形状に形成されて中央部の垂直方向に貫通孔(18)を備えた籠用のウキ(2)を固定して設けて、さらに釣りエサ放出口(4)となる下側の開口部にその開口を塞ぐように係合する浮力を有さない材質から成る開閉蓋(6)を設けて、その中央部上に、棒型形状に形成されて、中央部の垂直方向に道糸の貫通孔(5)を備えたアタリウキ(7)を、籠用のウキ(2)に設けた貫通孔(18)上部より突出するようにして設けて、開閉蓋(6)と連動してスライド降下するアタリウキ(7)を籠ウキ(1)内に一体化するようにして設けたことを特徴とする籠ゴウキ。
  4. 開閉蓋(6)は円錐型形状に形成されて錘の役目をも兼て、その中央部の垂直方向に道糸の貫通孔(5)を備え、平面視すれば十文字や*印のような形状に、円錐型形状の余分な部分を切除したような形状に形成された請求項1,2又は3記載の籠ゴウキ。
  5. 開閉蓋(8)は円盤形状に形成されて、エサ籠(3)下部の釣りエサ放出口(4)部分より若干大ぎめの外径を有して、その外周の一端より中心部へ向かって道糸等が通過する適当な幅の細長い切り込み部(9)を設けて、その反対側となる外周の一端をエサ籠(3)の下部にチョウバン(12)式で固定して設けた請求項1,2又は3記載の籠ゴウキ。
  6. 籠ウキ(1)は、水面に投入した祭に空中で回転等してバランスを崩すことなく、確実に釣りエサ放出口(4)側が水面側に向いて飛ぶようにと、エサ籠(3)の下部外周に籠ウキ(1)の浮力調整も兼ねる飛行バランス調整用の錘を設けた請求項1又は3記載の籠ウキ。
  7. 連結パイプ(19)やアタリウキ(7)がエサ籠(3)内の釣りエサに圧接されてスライドしにくくなり開閉蓋(6)が沈下しないことがないようにと、籠用のウキ(2)に設けた貫通孔(18)に、籠用のウキ(2)の下方に4突出するようにして、連結パイプ(19)やアタリウキ(7)の保護パイプ(20)を設けて、その内部に連結パイプ(19)やアタリウキ(7)を挿入するようにした請求項1又は3記載の籠ウキ。
  8. 水面に着水後に開閉蓋(6)を強制的に開かせようと、スライド保護パイプ(20)の下部先端側に、又は円錐型形状の開閉蓋(6)頂上中央部のどちらかにスプリング(21)を設けた請求項4又は7記載の籠ウキ。
  9. 釣りエサを詰めて用いる用いるのでなく、洗濯バサミのように指先等で挟み込んで強制的に先端部の口を拡げて、釣りエサをくわえ込むがの如くエサ籠内に釣りエサを納める籠ウキ(25)であって、中央部において二つに分離するように形成された中空で砲弾型形状のエサ籠(22)を設けて、開口部となる一端側の外周に相対するように二つの摘み部分(23)を設けて、指先等で挟み込んで先端部の口先(30)を拡げれるものとして、さらに先端部の口先部分周辺にウキ(24)を設けたことを特徴とする籠ウキ。
JP2003142717A 2002-10-24 2003-04-14 籠ウキと一体化したアタリウキ Pending JP2004201670A (ja)

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