JPS6455Y2 - - Google Patents

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JPS6455Y2
JPS6455Y2 JP1983181495U JP18149583U JPS6455Y2 JP S6455 Y2 JPS6455 Y2 JP S6455Y2 JP 1983181495 U JP1983181495 U JP 1983181495U JP 18149583 U JP18149583 U JP 18149583U JP S6455 Y2 JPS6455 Y2 JP S6455Y2
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pipe
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bait
guide thread
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、所望の水中位置に集中的に餌を投下
し、魚を集めるために、水に投じて使用されるま
き餌篭に関するものであつて、特に、収容したま
き餌がこぼれないように篭体の開口部側を上向き
にした状態で水に投ずることができ、水中を沈む
ときに、篭体が自動的に反転して開口部側が下向
きになり、まき餌の放出がスムーズになされ、さ
らに、まき餌に誘引された魚を釣るに際して、所
謂あわせを自動的に行うことができるまき餌篭に
関するものである。
考案の目的 従来のまき餌篭としては、例えば、実開昭52−
93698号においては、道糸の上側に固定された誘
導環と、下側に固定された錘との間に、底部に開
口を有する円錐体形の容器が、その先端部に形成
された穴に道糸を挿通された状態で配置されてお
り、容器の開口部の外側面にはフツクが取付けら
れ、前記誘導環に前記容器のフツクを引つ掛け
て、容器を開口部が上向きになつた状態で水中に
投じるようになつている。そして、容器が水中に
沈んだとき、道糸に固定された錘の方が容器より
も早く沈むことにより、容器のフツクから誘導環
が外れ、容器が自重によつて水中で反転し開口部
が下を向くようになつている。したがつて、予め
容器内にまき餌を収納しておけば、所望の水中位
置にまき餌を投下することができるものである。
しかし、このような構成では、水中でフツクか
ら誘導環が外れずに、容器の反転が行われないお
それがある。
また、実開昭55−12377号においては、まき餌
篭の開口部上向き状態から下向き状態での反転を
より確実に行うために、底部に開口を有する円錐
体形のまき餌収納篭の開口部側を底部側よりも重
くし、まき餌篭の外側には上下方向に延長してガ
イド部材を設け、ガイド部材には連結部材をこれ
に沿つて上下運動自在に取付け、さらに連結部材
に道糸を連結した構成となつている。
しかし、このような構成では、連結部材がガイ
ド部材に沿つて円滑に移動せず、ガイド部材の途
中に引つ掛かることによつて、まき餌収納篭の水
中での反転作用が確実に行われないおそれがあ
る。さらに、ガイド部材および連結部材を要する
等、構造的にも複雑であり、製作するのに手間が
かかる。
さらに、上記2つの従来例においては、水中に
投下されたまき餌によつて集まつてきた魚を釣る
に際し、これまでのように、所謂あたりを探知し
て、あわせをしなければならず、これにはある程
度の熟練を要し、初心者等は魚を釣ることが容易
ではなかつた。
本考案は、上記の点に鑑み、構造が簡単であ
り、まき餌の所望の水中位置への確実な投下と、
これによつて集まつてきた魚が釣餌に食いついた
ときのあたりに対する自動的なあわせを連続的に
行えるまき餌篭を提供することを目的とするもの
である。
考案の構成 上記の目的を達成するために、本考案は、一端
側に開口部を、他端側に丸みを帯びた底部を有す
る釣鐘形のまき餌入れ用篭体の開口部側が底部側
よりも重くなるようにし、前記篭体の底部外側に
道糸を連結し、前記篭体の外側面の開口部一側縁
に底部側に向つて開いたフツクを設け、前記道糸
の所定部位に前記フツクを引掛けるための輪奈又
は吊輪又はフツク等の引掛け用部を固定的に設
け、前記篭体の外側に、U字状の細長いパイプ
を、前記篭体における開口部一側縁から前記底部
を経て、再び前記開口部他側縁に至るように固定
し、前記パイプの内部に、弾性材を、その一端が
前記パイプの一端側に止材で固定され、他端が前
記パイプの他端側へ向つて伸長可能な自由端とな
るように内装し、前記弾性材の自由端には、ガイ
ド糸を前記パイプの他端側開口から導出されるよ
うに連結し、前記ガイド糸の前記パイプの他端側
開口から導出された端部に鉤素を取付け、前記弾
性材を伸長させたときに前記ガイド糸の前記パイ
プの他端側開口縁部に導出され得る部位に、前記
パイプの内径よりも小さい寸法を有し、前記パイ
プの他端側開口縁部に引つ掛けるように係合させ
得る係合用部を固定的に設け、さらに前記ガイド
糸に、一部に貫通孔が形成された差し込み部材
を、前記貫通孔にガイド糸が挿通されて滑動自在
に、かつ前記係合用部の前記パイプの他端側開口
縁部での係合状態を維持するように前記パイプの
他端側開口に遊挿可能に取付けたことを特徴とす
る魚釣用まき餌篭を構成したものである。
以上の構成のまき餌篭は、例えば、釣竿に連結
された道糸の途中に篭体の水中への沈み深さを設
定するために浮子を取付け、篭体を水に投じて沈
めるようにして使用される。
すなわち、篭体を水に投じるに際し、ガイド糸
を引張つて弾性材を伸長させ、係合用部をパイプ
の他端側開口の縁部に引つ掛けるように係合させ
た状態を維持して、差し込み部材をパイプの他端
側開口に遊挿する。
さらに、篭体の内部にまき餌を詰め込み、その
まき餌中に釣餌を付けた鉤素をガイド糸と共に適
度に浅く埋め込んだ上で、フツクに道糸の引掛け
用部を引つ掛け、篭体の開口部が上向きになつた
状態で釣竿を振つて篭体を水に投入する。この場
合、ガイド糸の差し込み部材から導出された部分
および鉤素を篭体に収納されたまき餌中に埋め込
むことによつて、投入時に釣竿を振る際の衝撃の
ために、ガイド糸および鉤素に瞬間的な引張り力
が作用して差し込み部材が抜けてしまうことや、
ガイド糸および鉤素が篭体に絡まることが防止さ
れる。
そして水に投入されると、篭体は水中に沈んで
いくが、沈むときには、篭体は開口部側が底部側
よりも重いので、篭体が反転して開口部側が下に
向き、その結果、フツクが引掛け用部から自動的
に外れることになる。このようにして、篭体が水
中の所定位置に達すると、篭体は完全に開口部が
下に向いた状態となり、収容されたまき餌が開口
部から下方に向かつて徐々に落下していくことと
なり、これに伴つて埋め込まれていた鉤素等が開
口部から脱落し、パイプに遊挿された差し込み部
材から直接的に垂れ下がつた状態となる。
しかして、投下されたまき餌に誘引されて集ま
つてきた魚が釣餌に食いつき、あたりがあつたと
きには、鉤素およびガイド糸が引かれることによ
つて差し込み部材が軽く即座に引き抜かれる。こ
れと同時に、係合用部が係合状態を解かれ、伸長
されていた弾性材が収縮し、ガイド糸および鉤素
がパイプの一端側に向かつて素早く引動され、あ
たりに対する素早いあわせの作動が応答性高く自
動的になされ、魚が鉤に確実に掛かることとな
る。このようにして、魚が掛かれば、これを浮子
の動き等で知ることができ、このときには既にあ
わせが自動的に完了して魚が掛かつているので、
あとは釣竿で篭体および魚の引き上げを行えばよ
いだけである。
実施例 以下、本考案を実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第1図、第2図および第3図には、本考案によ
るまき餌篭の1実施例が示されている。このまき
餌篭において、その主体をなす縦長の餌入れ用篭
体1が、一端側に開口部2を有し、他端側に丸み
を帯びた底部3を有する横断面円形の釣鐘形に形
成されている。この篭体1は、水に沈み得る丈夫
なもので、一般には適当なメツシユの金属や合成
樹脂等の網から形成されるものであつて、全体を
網で形成してもよいが、開口部2から深さの半分
程度までの適当な長さ範囲部分について、網にせ
ずに板材等で内面平滑な部分4として形成すると
が望ましい。この篭体1の開口部2の周囲には、
リング状に鉛等の比重の大きい材料からなる錘材
5が付設されている。これによつて、篭体1は、
開口部2側が、底部3側よりも重くなるように形
成されている。
篭体1の底部3側の頂端部には、比重の比較的
小さい材料からなる玉状の浮子体6が固定的に設
けられ、この浮子体6から突出するように取付け
られた環状等の適当な糸連結用部7に道糸8が連
結されている。そして、篭体1の開口部2の外側
面の一側縁には、底部3側に向かつて開いたフツ
ク9が固定的に設けられており、このフツク9に
引つ掛けるための適当な大きさの輪奈からなる引
掛け用部10が、道糸8の所定部位に設けられて
いる。ここで、浮子体6は、水に対して篭体1が
沈むのを妨げない程度の浮力をもつもので、篭体
1が水中に沈むときに開口部2側を底部3側より
も重くしたことによる反転作用の効果を高めるた
めに任意に設けられるものであり、必ずしも必要
なものではない。また、引掛け用部10について
は、フツク9に引つ掛けることができればよく、
輪奈に限らず、これに代えて適当な大きさ、形状
の吊輪又はフツクを道糸8に付設して構成しても
よい。
篭体1の外側には、U字状の細長いパイプ11
が、篭体1の開口部2の一側縁から底部3を経
て、再び前記開口部2の他側縁に至るように固定
されている。パイプ11は、アルミニウムその他
の金属等の水に沈み得るなるべく軽量薄肉の丈夫
な材料からなる横断面円形のもので、その内部に
弾性材12が装設されている。弾性材12は、そ
の一端がパイプ11の一端側である後端側にピン
等の止材13で固定され、他端がパイプ11の他
端側である先端側に向かつて伸長可能な自由端と
なるように肉装されている。この弾性材12は、
収縮した状態で、例えばパイプ11の長さの1/2
〜1/6といつたように短いもので、しかもパイプ
11のほぼ全長にわたつて弾力の消失する塑性変
形を生じることなく、弾力的に伸長させることが
できる等、伸縮弾力性能の可及的に高いものであ
り、図示例では、コイルばねからなる引張りばね
を用いてあるが、ゴム紐等を使用することもでき
る。
弾性材12の自由端12aには、ガイド糸14
が連結され、このガイド糸14がパイプ11の先
端側の開口から外部に適当な長さだけ導出され、
その導出された端部に鉤素15が取付けられてい
る。
ガイド糸14の弾性材12への連結部12a付
近のガイド糸14を引張つて弾性材12を伸長さ
せたときにパイプ11の先端側開口の縁部に導出
され得る部位には、係合用部16が固定的に設け
られている。この係合用部16は、パイプ11の
内径よりも小さい寸法を有し、例えば、ガラスビ
ーズ等からなる丸くあるいは細長い小さな玉状の
ものでつて、第1図および第2図におけるよう
に、弾性材12が収縮した状態にあるときには、
パイプ11の内部に引き込まれており、ガイド糸
14を引張つて第3図のように弾性材12を伸長
させたときに、パイプ11の先端側開口の縁部に
引つ掛けるように係合させることができるもので
ある。
また、ガイド糸14には、パイプ11の先端側
開口への差し込み部材として、ピン部材17が取
付けられている。このピン部材17は、パイプ1
1の先端側開口の径に比して太さが少し細く、適
度の長さを有し、この部材17を横断するように
貫通孔17aが形成されている。そして、この貫
通孔17aにガイド糸14が挿通されて、ピン部
材17はガイド糸14における係合用部16が設
けられた付近から鉤素15の方に向かつて適当な
長さ範囲部分を滑動自在なように取付けられてお
り、その滑動範囲がガイド糸14に設けられた結
び目等のストツパー部18a,18bによつて規
制されている。しかして、第3図のように、弾性
材12を伸長して係合用部16がパイプ11の先
端側開口の縁部に係合された状態を維持して、ピ
ン部材17をパイプ11の先端側開口に遊挿する
ことができる。このとき、伸長された弾性材12
の引張り力によつて、係合用部16をパイプ11
の内部に引き込もうとする力が生じ、この力のた
めに係合用部16がパイプ11に遊挿されたピン
部材17の側面を押圧し、ピン部材17がパイプ
11の開口内壁に押し付けられ、ピン部材17が
これに係止されると同時に、係合用部16はピン
部材17とパイプ11の先端側開口の縁部とに係
止され、ピン部材17を引き抜かない限り係合用
部16がパイプ11内に引き込されることがな
く、弾性材12が伸長された状態に維持される。
そして、ピン部材17がパイプ11の先端側開口
から外れ、係合用部16の前記係合状態が解かれ
て弾性材12が収縮するときには、ピン部材17
は横向きになり、パイプ11の内部に引き込まれ
ることがないため、弾性材12の収縮を妨げるこ
とがなく、このようにして第1図および第2図の
ように、弾性材12がほぼ完全に収縮した状態で
はピン部材17が横向きにパイプ11の先端側開
口に当接し又は当接しない状態で外部に位置する
ようになつている。
ガイド糸14には、弾性材12への連結部分1
2aからさらにパイプ11の後端側に向かつての
びる所要長さの延長部分14′が設けられ、この
延長部分14′がパイプ11の後端側開口から外
部に導出され、その導出部分にパイプ11の後端
側開口の径よりも大きな玉状体等のストツパー1
9が付設されている。この場合のガイド糸の延長
部分14′は、図示のように弾性材12がコイル
ばねからなる場合には、そのコイルの内側を通す
ようにすることが好ましい。しかして、ガイド糸
14を引張つて弾性材12を伸長させるとき、例
えば、弾性材12がパイプ11のほぼ全長にわた
つて伸長されるといつたような一定程度の伸長状
態のときに、ストツパー19がパイプ11の後端
側開口部分に当接して、それ以上はガイド糸14
が引張られ得ず、弾性材12が伸長され得ないよ
うになつている。これは、魚がガイド糸14に掛
かつたとき等の、ガイド糸14を介して弾性材1
2に大きな引張り力が作用した場合に、弾性材1
2が必要以上に無制限に伸長されて弾力を失う塑
性変形によつて伸びきつてしまうことを防ぐため
である。したがつて、そのようなおそれのない場
合は勿論不要であり、必要に応じて実施すればよ
い。また、このように弾性材12の伸長を制限す
ることについては、ガイド糸の延長部分14′の
端部につき、これにストツパー19を付設するこ
とにかえて、これをパイプ11の後端側開口部分
付近に固定連結しておくことによつても実施可能
である。
なお、弾性材12がコイルばねからなる場合、
その弾性材12をガイド糸14を引張つて伸長さ
せることが、パイプ11のU字状の湾曲部分で抵
抗を生じて円滑にできず、弾性材12が均等に伸
長され得ず一部分のみが過大に伸長されてしまう
ことがあり得るが、これを防止するためには、弾
性材12の中途部分にビーズのような糸通し20
を固定的に設け、この糸通し20にガイド糸の延
長部分14′を滑動自在に通すものとし、そのガ
イド糸の延長部分14′にガイド糸14をある程
度引張つたときに、糸通し20に衝突する結び目
等の当り部21を設けておくようにするとよい。
以上の構成のまき餌篭は、例えば、釣竿に連結
された道糸8の途中に篭体11の水中への沈み深
さを設定するための浮子25を取付け、篭体1を
水に投じて沈めるようにして使用されるものであ
つて、その使用方法と作用は次の通りである。
まず、篭体1を水に投じるにあたつては、篭体
1に固定されたパイプ11内の弾性材12を伸長
させた第3図の状態にセツトする。すなわち、ガ
イド糸14を引張つて弾性材12を伸長させ、係
合用部16をパイプ11の先端側開口の縁部に引
つ掛けるように係合させた状態を維持して、ピン
部材17をパイプ11の先端側開口に遊挿する。
この場合、差し込んだピン部材17にストツパー
部18aがほぼ当接するところまでガイド糸14
を引張つておく。
さらに、第4図のように、篭体1の内部にまき
餌22を詰め込み、そのまき餌22中に釣餌23
を付けた鉤素15をガイド糸14と共に適度に浅
く埋め込んだ上で、フツク9を道糸8の引掛け用
部10に引つ掛け、釣竿を振つて篭体1を水Wに
投入する。この場合、篭体1は開口部2の方が上
向きになつて道糸8に吊下げられた状態に投入さ
れ得ることとなり、詰め込まれたまき餌22がこ
ぼれることがなく、道糸8が篭体1に絡まるおそ
れも全くない。またガイド糸14のピン部材17
から導出された部分および鉤素15を篭体1に収
納されたまき餌22中に埋め込むことによつて、
投入時に釣竿を振る際の衝撃のために、ガイド糸
14および鉤素15に瞬間的な引張り力が作用し
てピン部材17が抜けてしまうことや、ガイド糸
14および鉤素15が篭体1に絡まることが防止
され得る。なお、ガイド糸14が長くてまき餌2
2に埋め込みにくい場合には、例えば第1図に仮
想線で示すように、篭体1の開口部2の周縁に間
隔をおいて突出する適当な本数のピン等からなる
糸の巻き付け用部24を設けておき、これにガイ
ド糸14を巡らせるように巻き付けてから鉤素1
5をまき餌22中に埋め込むこと等が可能であ
る。
水Wに投入され、水中を沈んでいくとき、篭体
1は開口部2側が底部3側よりも重いので、第5
図のように、篭体1が反転して開口部2側が下に
向き、フツク9が引掛け用部10から自動的に外
れる。そして、第6図のように、道糸8に取付け
た水面SWに浮く浮子25によつて規制される所
定の深さまで沈んだときには、篭体1は完全に開
口部2が下に向いた状態となり、収容されたまき
餌22が開口部2から下方に向かつて徐々に落下
していくこととなり、これに伴なつて埋め込まれ
ていた鉤素15等が開口部2から脱落し、パイプ
11に遊挿されたピン部材17から直接的に垂れ
下がつて状態とある。なお、篭体1の開口部2側
の適当な長さ範囲部分を内側平滑な部分4として
形成してあると、この部分4でまき餌への鉤素1
5等の埋め込みをしておくことにより、鉤が篭体
1の網目に引つ掛かることを防止することがで
き、開口部2からの鉤素15等の脱落を確実にす
ることができて有利である。
しかして、第7図のように、投下されたまき餌
に誘引されて集まつてきた魚Fが、まき餌に入り
交じつて垂れ下がつた鉤素15の釣餌23に食い
つき、所謂あたりがあつたときには、鉤素15お
よびガイド糸14が引かれることによつてピン部
材17が軽く即座に引き抜かれる。これと同時
に、係合用部16が係合状態を解かれ、伸長され
ていた弾性材12が収縮し、よつて第8図のよう
に、ガイド糸14および鉤素15がパイプ11の
後端側に向かつて素早く引動され、よつて、あた
りに対する素早い所謂あわせの作動が応答性高く
自動的になされ、魚Fが鉤に確実に掛かることと
なる。このようにして、魚が掛かれば、これを浮
子25の動き等で知ることができ、このときには
既にあわせが自動的に完了して魚が掛かつている
ので、あとは釣竿で篭体1の引き上げを行えばよ
いだけである。
このようにして、本考案の魚釣用まき餌篭によ
れば、所望の水中位置に集中的にまき餌を確実に
投下することと、これによつて集まつた魚が釣餌
に食いついたときに自動的にあわせをすることを
連続的に行うことができる。さらに、篭本体の外
側面を有効に利用し、機構的に適当な長さを必要
とするパイプを篭体の外側面に沿つて固定すると
ともに、このパイプの一端から鉤素を導出させる
ようにしたことにより、コンパクトな構造となつ
ている。また、まき餌篭全体としても構造が簡単
であり、扱い易く、魚釣りの初心者であつても容
易に魚を釣り上げることができる。
なお、この実施例においては、その使用におい
て釣竿を用いたが、これ以外に、道糸8を直接的
に手で持つて使用することや、浮子25を用いず
に道糸8の下げ加減で篭体1の水中への沈み深さ
を制御するように使用することもできる。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案のまき
餌篭によれば、所望の水中位置にまき餌を確実に
投下することと、これによつて集まつた魚が釣餌
に食いついたときに自動的にあわせをすることが
連続的に行えるものである。さらに、篭本体の外
側面を有効に利用し、機構的に適当な長さを必要
とするパイプを篭体の外側面に沿つて固定すると
ともに、このパイプの一端から鉤素を導出させる
ようにしたことにより、コンパクトな構造となつ
ている。また、まき餌篭全体としても構造が簡単
であり、扱い易く、魚釣りの初心者であつても容
易に魚を釣り上げることができ、実用的価値の非
常に高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるまき餌篭の1実施例を
示す斜視図、第2図は、同まき餌篭の縦断面図、
第3図は、同まき餌篭における弾性材を伸長状態
にセツトした場合の縦断面図、第4図、第5図、
第6図、第7図および第8図は、同まき餌篭の使
用時の作用説明図である。 1……まき餌入れ用篭体、2……開口部、3…
…底部、5……錘材、8……道糸、9……フツ
ク、10……引掛け用部、11……パイプ、12
……弾性材、13……止材、14……ガイド糸、
15……鉤素、16……係合用部、17……ピン
部材(差し込み部材)、17a……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端側に開口部2を、他端側に丸みを帯びた底
    部3を有する釣鐘形のまき餌入れ用篭体1の開口
    部2側が底部3側よりも重くなるようにし、前記
    篭体1の底部3外側に道糸8を連結し、前記篭体
    1の外側面の開口部2一側縁に底部3側に向つて
    開いたフツク9を設け、前記道糸8の所定部位に
    前記フツク9を引掛けるための輪奈又は吊輪又は
    フツク等の引掛け用部10を固定的に設け、前記
    篭体1の外側に、U字状の細長いパイプ11を、
    前記篭体1における開口部2の一側縁から前記底
    部3を経て、再び前記開口部2他側縁に至るよう
    に固定し、前記パイプ11の内部に、弾性材12
    を、その一端が前記パイプ11の一端側に止材1
    3で固定され、他端が前記パイプ11の他端側へ
    向つて伸長可能な自由端となるように内装し、前
    記弾性材12の自由端には、ガイド糸14を前記
    パイプ11の他端側開口から導出されるように連
    結し、前記ガイド糸14の前記パイプ11の他端
    側開口から導出された端部に鉤素15を取付け、
    前記弾性材12を伸長させたときに前記ガイド糸
    14の前記パイプ11の他端側開口縁部に導出さ
    れ得る部位に、前記パイプ11の内径よりも小さ
    い寸法を有し、前記パイプ11の他端側開口縁部
    に引つ掛けるように係合させ得る係合用部16を
    固定的に設け、さらに前記ガイド糸14に、一部
    に貫通孔17aが形成された差し込み部材17
    を、前記貫通孔17aにガイド糸14が挿通され
    て滑動自在に、かつ前記係合用部16の前記パイ
    プ11の他端側開口縁部での係合状態を維持する
    ように前記パイプ11の他端側開口に遊挿可能に
    取付けたことを特徴とする魚釣用まき餌篭。
JP18149583U 1983-11-22 1983-11-22 魚釣用まき餌篭 Granted JPS6087567U (ja)

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JP18149583U JPS6087567U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 魚釣用まき餌篭

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JP18149583U JPS6087567U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 魚釣用まき餌篭

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JPS6087567U JPS6087567U (ja) 1985-06-15
JPS6455Y2 true JPS6455Y2 (ja) 1989-01-05

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JP (1) JPS6087567U (ja)

Citations (1)

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