JPH089853A - 魚釣り用餌籠 - Google Patents
魚釣り用餌籠Info
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- JPH089853A JPH089853A JP18171894A JP18171894A JPH089853A JP H089853 A JPH089853 A JP H089853A JP 18171894 A JP18171894 A JP 18171894A JP 18171894 A JP18171894 A JP 18171894A JP H089853 A JPH089853 A JP H089853A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 撒き餌あるいは餌をつけた釣針が目標とする
ポイントの所のみで的確に籠の外に放出されることがで
きる餌籠の構造に係わる。 【構成】 籠体と、籠体底部に脱着自在に取り付けられ
た底蓋と、籠体の側面に蝶着され、籠体の側面に形成さ
れた開口部に当接して覆う構造の感圧板と、突出杆を係
止孔に差し込む構造の係止機構によって感圧板の自由端
と底蓋をそれぞれ係止する機構を備えてなる餌籠におい
て、籠体頂部の導水口の面積をA0、、籠体開口部の面
積をA1とすると、A1とA0、の比、A1/A0、を
0.6以上にしてなることを特徴とする
ポイントの所のみで的確に籠の外に放出されることがで
きる餌籠の構造に係わる。 【構成】 籠体と、籠体底部に脱着自在に取り付けられ
た底蓋と、籠体の側面に蝶着され、籠体の側面に形成さ
れた開口部に当接して覆う構造の感圧板と、突出杆を係
止孔に差し込む構造の係止機構によって感圧板の自由端
と底蓋をそれぞれ係止する機構を備えてなる餌籠におい
て、籠体頂部の導水口の面積をA0、、籠体開口部の面
積をA1とすると、A1とA0、の比、A1/A0、を
0.6以上にしてなることを特徴とする
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚釣り用餌籠に係わ
り、さらに詳しくは、餌をいれた餌籠の蓋が道糸を引い
た時に確実に開いて餌が放出される構造の餌籠に係わる
ものである。
り、さらに詳しくは、餌をいれた餌籠の蓋が道糸を引い
た時に確実に開いて餌が放出される構造の餌籠に係わる
ものである。
【0002】
【従来の技術】目標とする水深の所で釣糸をあおると、
餌籠の蓋が開き、中の撒き餌や釣針が外に放出される機
構の魚釣り用餌籠は、実開昭57−72286号公報、
および実開昭56−33083号公報に開示されており
既に公知である。前者は、釣糸をあおったときに餌籠の
中に作用する水圧で蓋は下に押圧され、蓋の動きを止め
ている蓋止装置から下に滑って外れて蓋が開放される機
構である。一方後者は、籠の上とりつけた水圧受け板が
水圧で変位し、これにともなって水圧受け板に一体的に
取り付けた水圧作動板が動いて水圧作動爪が外れ、籠が
スプリングの弾性によって左右に開く仕組みである。前
者の欠点は、籠を海中に投げ込む時、遠心力は籠の中心
軸方向に働くが、この遠心力によって蓋が下に滑り外れ
て中の餌や釣針が出てしまう点である。つまり遠心力方
向に対して完全に阻止できる機構になってないのであ
る。海に入る前に既に餌や釣針が外に出てしまうのであ
る。また蓋止装置は筒の側面に割込を入れて形成したも
ので、筒の材料そのものを使用しているので、繰り返し
の開閉によって疲労を起こして劣化し、機能しなくなる
欠点がある。また、筒の曲面に割込をいれているので、
外側には変位しにくい欠点もある。一方後者は、水圧を
受ける部分は上に突出し、引掛かりの部分、つまり水圧
作動爪はこの水圧受け板の部分よりも下の位置にあるた
めに、水圧受板の変位量よりも変位が小さい欠点があ
る。つまり道糸を引いて水圧受け板に水圧を掛けて変位
させる機構では、変位の一番大きな水圧受部でも、本来
あまり多くの変位は期待できないのであるが、この後者
の考案では、引掛かりの水圧作動爪の部分は水圧受板よ
りも更に下に位置する為に、変位量は更に少なく(数分
の一)なり、十分な変位が無い為に爪が外れない欠点が
ある。また、逆にちょっとの変位でも外れるようにする
と、今度は道糸を引く前、海に投げる際に蓋が開く欠点
があるのである。また、この考案では水圧受板が上に突
出しているために、この部分に釣り糸がからむ問題があ
り、また、構造も複雑で、重量的にも重たい欠点もあ
る。本発明者は、かかる問題点に鑑みて先に実願平5−
76913号で、籠を海中に投げ込む時の遠心力で蓋が
開いたり、あるいは糸が絡んだりするトラブルのない、
確実な係止、開放機構を有し、撒き餌および釣針が、途
中で漏散されること無く、目標とするポイントの所のみ
で適確、効果的に放出される新しい構造の餌籠を提供し
た。この考案の要旨は、「籠体の中に収納した餌を外に
放出する為の開放扉と、籠体の側面に形成された開口部
に当接して該開口部を覆う構造の感圧板と該感圧板を籠
体の側面に蝶着する弾性帯を備えてなり、該開放扉は籠
体と結合された箇所を支点として回動自在であり、該開
放扉の自由端は該感圧板の自由端と互いに、ピン穴ある
いは溝にピンを差し込む係止機構によって脱着自在に係
止され、該ピンの差し込み方向は該感圧板の自由端の変
位方向にされてなることを特徴とする魚釣り用餌籠」で
ある。この考案では、上記した問題点は確実に解消でき
たが、次のような問題があることが判明した。即ち、道
糸を引いて感圧板を開く際に、感圧板が開かなかった
り、非常に強く引かないと開かないことがあることが判
明した。
餌籠の蓋が開き、中の撒き餌や釣針が外に放出される機
構の魚釣り用餌籠は、実開昭57−72286号公報、
および実開昭56−33083号公報に開示されており
既に公知である。前者は、釣糸をあおったときに餌籠の
中に作用する水圧で蓋は下に押圧され、蓋の動きを止め
ている蓋止装置から下に滑って外れて蓋が開放される機
構である。一方後者は、籠の上とりつけた水圧受け板が
水圧で変位し、これにともなって水圧受け板に一体的に
取り付けた水圧作動板が動いて水圧作動爪が外れ、籠が
スプリングの弾性によって左右に開く仕組みである。前
者の欠点は、籠を海中に投げ込む時、遠心力は籠の中心
軸方向に働くが、この遠心力によって蓋が下に滑り外れ
て中の餌や釣針が出てしまう点である。つまり遠心力方
向に対して完全に阻止できる機構になってないのであ
る。海に入る前に既に餌や釣針が外に出てしまうのであ
る。また蓋止装置は筒の側面に割込を入れて形成したも
ので、筒の材料そのものを使用しているので、繰り返し
の開閉によって疲労を起こして劣化し、機能しなくなる
欠点がある。また、筒の曲面に割込をいれているので、
外側には変位しにくい欠点もある。一方後者は、水圧を
受ける部分は上に突出し、引掛かりの部分、つまり水圧
作動爪はこの水圧受け板の部分よりも下の位置にあるた
めに、水圧受板の変位量よりも変位が小さい欠点があ
る。つまり道糸を引いて水圧受け板に水圧を掛けて変位
させる機構では、変位の一番大きな水圧受部でも、本来
あまり多くの変位は期待できないのであるが、この後者
の考案では、引掛かりの水圧作動爪の部分は水圧受板よ
りも更に下に位置する為に、変位量は更に少なく(数分
の一)なり、十分な変位が無い為に爪が外れない欠点が
ある。また、逆にちょっとの変位でも外れるようにする
と、今度は道糸を引く前、海に投げる際に蓋が開く欠点
があるのである。また、この考案では水圧受板が上に突
出しているために、この部分に釣り糸がからむ問題があ
り、また、構造も複雑で、重量的にも重たい欠点もあ
る。本発明者は、かかる問題点に鑑みて先に実願平5−
76913号で、籠を海中に投げ込む時の遠心力で蓋が
開いたり、あるいは糸が絡んだりするトラブルのない、
確実な係止、開放機構を有し、撒き餌および釣針が、途
中で漏散されること無く、目標とするポイントの所のみ
で適確、効果的に放出される新しい構造の餌籠を提供し
た。この考案の要旨は、「籠体の中に収納した餌を外に
放出する為の開放扉と、籠体の側面に形成された開口部
に当接して該開口部を覆う構造の感圧板と該感圧板を籠
体の側面に蝶着する弾性帯を備えてなり、該開放扉は籠
体と結合された箇所を支点として回動自在であり、該開
放扉の自由端は該感圧板の自由端と互いに、ピン穴ある
いは溝にピンを差し込む係止機構によって脱着自在に係
止され、該ピンの差し込み方向は該感圧板の自由端の変
位方向にされてなることを特徴とする魚釣り用餌籠」で
ある。この考案では、上記した問題点は確実に解消でき
たが、次のような問題があることが判明した。即ち、道
糸を引いて感圧板を開く際に、感圧板が開かなかった
り、非常に強く引かないと開かないことがあることが判
明した。
【0003】
【発明が解決する課題】本発明は、かかる問題点に鑑み
てなされたもので、その目的は、道糸を引いたときには
確実に感圧板が開く構造の餌籠を提供せんとするもので
ある。
てなされたもので、その目的は、道糸を引いたときには
確実に感圧板が開く構造の餌籠を提供せんとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点は次の機構に
よって解決される。すなわち、
よって解決される。すなわち、
【0005】1. 籠体と、籠体底部に脱着自在に取り
付けられた底蓋と、籠体の側面に蝶着され、籠体の側面
に形成された開口部に当接して覆う構造の感圧板と、突
出杆を係止孔に差し込む構造の係止機構によって感圧板
の自由端と底蓋をそれぞれ係止する機構を備えてなる餌
籠において、籠体頂部の導水口の面積をA0、籠体開口
部の面積をA1とすると、A1とA0、の比、A1/A
0、を0.6以上にしてなることを特徴とする魚釣り用
餌籠。
付けられた底蓋と、籠体の側面に蝶着され、籠体の側面
に形成された開口部に当接して覆う構造の感圧板と、突
出杆を係止孔に差し込む構造の係止機構によって感圧板
の自由端と底蓋をそれぞれ係止する機構を備えてなる餌
籠において、籠体頂部の導水口の面積をA0、籠体開口
部の面積をA1とすると、A1とA0、の比、A1/A
0、を0.6以上にしてなることを特徴とする魚釣り用
餌籠。
【0006】2. 籠体と、籠体底部に脱着自在に取り
付けられた底蓋と、籠体の側面に蝶着され、籠体の側面
に形成された開口部に当接して覆う構造の感圧板と、底
蓋と感圧板の自由端を連結する連結杆と、該連結杆と底
蓋、連結杆と感圧板のそれぞれを、突出杆を係止孔に差
し込む構造の係止機構で係止する機構を備えてなる餌籠
において、籠体頂部の導水口の面積をA0、、籠体開口
部の面積をA1とすると、A1とA0、の比、A1/A
0、を0.6以上にしてなることを特徴とする魚釣り用
餌籠。
付けられた底蓋と、籠体の側面に蝶着され、籠体の側面
に形成された開口部に当接して覆う構造の感圧板と、底
蓋と感圧板の自由端を連結する連結杆と、該連結杆と底
蓋、連結杆と感圧板のそれぞれを、突出杆を係止孔に差
し込む構造の係止機構で係止する機構を備えてなる餌籠
において、籠体頂部の導水口の面積をA0、、籠体開口
部の面積をA1とすると、A1とA0、の比、A1/A
0、を0.6以上にしてなることを特徴とする魚釣り用
餌籠。
【0007】
【作用】本発明の機構が適用される餌籠は、少なくと
も、籠体と、籠体底部に脱着自在に取り付けられた底蓋
と、籠体の側面に蝶着され、籠体の側面に形成された開
口部に当接して覆う構造の感圧板と、感圧板の自由端と
底蓋を直接相互に係止する係止機構、あるいは感圧板の
自由端と底蓋を連結杆を介して間接的に係止する係止機
構を備えてなり、籠体内部に水圧が作用した時、開口部
を通して感圧板に水圧が作用し、感圧板が蝶着部を中心
にして外側に回動して感圧板自由端と底蓋の係止が解除
されることによって底蓋の自由端が籠体の底部から離れ
る構造あるいは感圧板の自由端と連結杆の係止が解除さ
れることによって底蓋の自由端と連結杆の係止が解除さ
れ、底蓋の自由端が籠体の底部から離れる構造が共通す
るものであれば、これ以外の構造はいかなる構造の餌籠
でも本発明は適用できる。つまり、要すれば本発明のよ
うな感圧板があるものであれば全て適用できる。
も、籠体と、籠体底部に脱着自在に取り付けられた底蓋
と、籠体の側面に蝶着され、籠体の側面に形成された開
口部に当接して覆う構造の感圧板と、感圧板の自由端と
底蓋を直接相互に係止する係止機構、あるいは感圧板の
自由端と底蓋を連結杆を介して間接的に係止する係止機
構を備えてなり、籠体内部に水圧が作用した時、開口部
を通して感圧板に水圧が作用し、感圧板が蝶着部を中心
にして外側に回動して感圧板自由端と底蓋の係止が解除
されることによって底蓋の自由端が籠体の底部から離れ
る構造あるいは感圧板の自由端と連結杆の係止が解除さ
れることによって底蓋の自由端と連結杆の係止が解除さ
れ、底蓋の自由端が籠体の底部から離れる構造が共通す
るものであれば、これ以外の構造はいかなる構造の餌籠
でも本発明は適用できる。つまり、要すれば本発明のよ
うな感圧板があるものであれば全て適用できる。
【0008】すなわち上記した機構以外の機構とは、例
えば底蓋と籠体の脱着機構、籠体を圧力溜りの部分と餌
を収納する部分の二つに分離する仕切り板の機構等であ
り、これらの機構は任意に選択できる。
えば底蓋と籠体の脱着機構、籠体を圧力溜りの部分と餌
を収納する部分の二つに分離する仕切り板の機構等であ
り、これらの機構は任意に選択できる。
【0009】底蓋と籠体の脱着機構とは、餌を放出する
時に、籠体の底部と底蓋の間に隙間を形成する機構であ
り、代表的な機構は、底蓋を籠体の下部に蝶着して、自
由端の部分が開いて口を開ける機構、あるいは底蓋全体
が籠体から離脱する機構である。底蓋全体が籠体から離
脱する機構では、離脱した後、底蓋と籠体の縁が切れて
底蓋がなくなることがないように籠体につなぎ止めてお
く手段が必要で、これには籠体の頂部から底蓋を貫通す
る中心軸を籠体に取り付け、底蓋はこの中心軸を上下に
摺動する様な構造にし、この中心軸に底蓋のストッパー
をつける様な構造が有効である。
時に、籠体の底部と底蓋の間に隙間を形成する機構であ
り、代表的な機構は、底蓋を籠体の下部に蝶着して、自
由端の部分が開いて口を開ける機構、あるいは底蓋全体
が籠体から離脱する機構である。底蓋全体が籠体から離
脱する機構では、離脱した後、底蓋と籠体の縁が切れて
底蓋がなくなることがないように籠体につなぎ止めてお
く手段が必要で、これには籠体の頂部から底蓋を貫通す
る中心軸を籠体に取り付け、底蓋はこの中心軸を上下に
摺動する様な構造にし、この中心軸に底蓋のストッパー
をつける様な構造が有効である。
【0010】本発明の底蓋と感圧板の自由端は上記した
様に直接係止される場合もあるし、連結杆を介して間接
的に係止される場合もある。連結杆を介する場合、底蓋
と連結杆および感圧板の自由端と連結杆がそれぞれ係止
される。係止する機構は突出杆を係止孔に差し込むこと
によって係止する機構が最も効果的である。突出杆と係
止孔の配置は、直接係止、間接係止を問わず、底蓋、感
圧板、連結杆の各々のどれに突出杆を持ってきてもよ
い。
様に直接係止される場合もあるし、連結杆を介して間接
的に係止される場合もある。連結杆を介する場合、底蓋
と連結杆および感圧板の自由端と連結杆がそれぞれ係止
される。係止する機構は突出杆を係止孔に差し込むこと
によって係止する機構が最も効果的である。突出杆と係
止孔の配置は、直接係止、間接係止を問わず、底蓋、感
圧板、連結杆の各々のどれに突出杆を持ってきてもよ
い。
【0011】本発明者の先の発明(実願平5−7691
3)では、籠に餌をいれて海に投げ入れ、道糸を引いて
感圧板を動かす際、感圧板が動かないときがある。
3)では、籠に餌をいれて海に投げ入れ、道糸を引いて
感圧板を動かす際、感圧板が動かないときがある。
【0012】本発明者は感圧板が動く機構について鋭意
研究を行った結果、次のことが判った。すなわち、籠体
頂部の導水口の面積をA0、、籠体開口部の面積をA1
とすると、A1とA0、の間にはある関係があり、A1
とA0、の比が0.6未満では道糸を強く引いても開か
ないことがあることが判明した。つまり感圧板が開いた
り開かなかったりするのは、この面積比に依存すること
が判明したのである。適正な面積比は、0.6以上、最
も好ましくは0.9以上である。
研究を行った結果、次のことが判った。すなわち、籠体
頂部の導水口の面積をA0、、籠体開口部の面積をA1
とすると、A1とA0、の間にはある関係があり、A1
とA0、の比が0.6未満では道糸を強く引いても開か
ないことがあることが判明した。つまり感圧板が開いた
り開かなかったりするのは、この面積比に依存すること
が判明したのである。適正な面積比は、0.6以上、最
も好ましくは0.9以上である。
【0013】籠体開口部の面積とは、感圧板の面積では
なく、感圧板が当接して塞いでいる口の部分の面積であ
る。つまり籠体に開けられた開口部分の面積である。
なく、感圧板が当接して塞いでいる口の部分の面積であ
る。つまり籠体に開けられた開口部分の面積である。
【0014】籠体頂部の導水口の面積とは、文字通り、
籠体の頂部に開口している部分の面積で、道糸を引いて
ここから圧力を取り入れる部分である。
籠体の頂部に開口している部分の面積で、道糸を引いて
ここから圧力を取り入れる部分である。
【0015】結局、開口部の面積と導水口の面積比には
パスカルの原理があてはまることになる。
パスカルの原理があてはまることになる。
【0016】
【実施例】本発明の色々な実施の態様を図面によって説
明する。図1〜7は本発明の色々な実施例の構造の説明
図である。図1は、底蓋1と感圧板2は直接係止、感圧
板が籠に蝶番3で蝶着され、底蓋はゴムの蝶帯で蝶着さ
れた場合である。図2は、仕切り板4があり、圧力溜り
と餌入れ部が分離された構造の餌籠の場合、 図3は、
仕切り板があり、圧力溜りと餌入れ部が分離され底蓋全
体が籠から外れる場合、図4は、仕切り板があり、圧力
溜りと餌入れ部が分離され、感圧板と底蓋が連結杆5で
係止される場合、図5は図3の感圧板と底蓋が連結杆で
係止される場合、図6,7は籠全体の構造が内籠と外籠
の組み合わせからなる場合のものである。これらはいず
れも籠頂部に導水口を持ち、側面には感圧板に通じる開
口部を持っている点では共通しており、これ例外の仕切
板の有り無し、連結杆の有り無し底蓋が籠に蝶着されて
いる場合と底蓋全体が外れる場合を例にとって説明した
ものである。各図について(イ)は蓋が閉まった状態
の、(ロ)は蓋が解放された状態のものである。図1で
籠体頂部の導水口の面積A0、は、(イ)の図の斜線
部、籠体開口部の面積A1は、(ロ)の図の斜線部であ
る。このA1とA0、の比、A1/A0、を0.6以上
にすることが本発明の要件である。図2の仕切板があっ
て圧力溜りがある場合は、導水口の面積A0、は(イ)
の図の斜線部、籠体開口部の面積A1は、(ロ)の図の
斜線部である。図3の場合は仕切板が2葉あり、圧力溜
りが二つに別れている場合であるが、A1/A0、は各
圧力溜りでこの条件を満たす必要がある。図4,5は連
結杆があるだけで基本的には図2,3の場合と同じであ
る。図6,7の場合は内籠の天井部が仕切板の役目をし
ているだけで、導水口と籠体開口部の関係は図2の場合
と同じである。いずれの場合もA1/A0、は0.6以
上にすることが必要である。
明する。図1〜7は本発明の色々な実施例の構造の説明
図である。図1は、底蓋1と感圧板2は直接係止、感圧
板が籠に蝶番3で蝶着され、底蓋はゴムの蝶帯で蝶着さ
れた場合である。図2は、仕切り板4があり、圧力溜り
と餌入れ部が分離された構造の餌籠の場合、 図3は、
仕切り板があり、圧力溜りと餌入れ部が分離され底蓋全
体が籠から外れる場合、図4は、仕切り板があり、圧力
溜りと餌入れ部が分離され、感圧板と底蓋が連結杆5で
係止される場合、図5は図3の感圧板と底蓋が連結杆で
係止される場合、図6,7は籠全体の構造が内籠と外籠
の組み合わせからなる場合のものである。これらはいず
れも籠頂部に導水口を持ち、側面には感圧板に通じる開
口部を持っている点では共通しており、これ例外の仕切
板の有り無し、連結杆の有り無し底蓋が籠に蝶着されて
いる場合と底蓋全体が外れる場合を例にとって説明した
ものである。各図について(イ)は蓋が閉まった状態
の、(ロ)は蓋が解放された状態のものである。図1で
籠体頂部の導水口の面積A0、は、(イ)の図の斜線
部、籠体開口部の面積A1は、(ロ)の図の斜線部であ
る。このA1とA0、の比、A1/A0、を0.6以上
にすることが本発明の要件である。図2の仕切板があっ
て圧力溜りがある場合は、導水口の面積A0、は(イ)
の図の斜線部、籠体開口部の面積A1は、(ロ)の図の
斜線部である。図3の場合は仕切板が2葉あり、圧力溜
りが二つに別れている場合であるが、A1/A0、は各
圧力溜りでこの条件を満たす必要がある。図4,5は連
結杆があるだけで基本的には図2,3の場合と同じであ
る。図6,7の場合は内籠の天井部が仕切板の役目をし
ているだけで、導水口と籠体開口部の関係は図2の場合
と同じである。いずれの場合もA1/A0、は0.6以
上にすることが必要である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したように、道糸を
引いたときに餌籠の蓋が間違いなく確実に開く機構であ
り、従来のものに比べて多大な釣果が期待できるもので
ある。
引いたときに餌籠の蓋が間違いなく確実に開く機構であ
り、従来のものに比べて多大な釣果が期待できるもので
ある。
【図1】図1は、底蓋と感圧板は直接係止、感圧板が籠
に蝶番で蝶着され、底蓋はゴムの蝶帯で蝶着された場合
の図である。
に蝶番で蝶着され、底蓋はゴムの蝶帯で蝶着された場合
の図である。
【図2】図2は、仕切り板があり、圧力溜りと餌入れ部
が分離された構造の餌籠の場合の図である。
が分離された構造の餌籠の場合の図である。
【図3】図3は、仕切り板があり、圧力溜りと餌入れ部
が分離され底蓋全体が籠から外れる場合の図である。
が分離され底蓋全体が籠から外れる場合の図である。
【図4】図4は、仕切り板があり、圧力溜りと餌入れ部
が分離され、威圧板と底蓋が連結杆で係止される場合の
図である。
が分離され、威圧板と底蓋が連結杆で係止される場合の
図である。
【図5】図5は、図3の感圧板と底蓋が連結杆で係止さ
れる場合の図である。
れる場合の図である。
【図6】図6は、籠全体の構造が内籠と外籠の組み合わ
せからなる場合のものである。
せからなる場合のものである。
【図7】図7は、籠全体の構造が内籠と外籠の組み合わ
せからなる場合のものである。
せからなる場合のものである。
1…底蓋 2…感圧板 3…蝶番 4…仕切板 5…連結杆
Claims (2)
- 【請求項1】 籠体と、籠体底部に脱着自在に取り付け
られた底蓋と、籠体の側面に蝶着され、籠体の側面に形
成された開口部に当接して覆う構造の感圧板と、突出杆
を係止孔に差し込む構造の係止機構によって感圧板の自
由端と底蓋をそれぞれ係止する機構を備えてなる餌籠に
おいて、 籠体頂部の導水口の面積をA0、籠体開口部の面積をA
1とすると、 A1とA0の比、A1/A0を0.6以上にしてなるこ
とを特徴とする魚釣り用餌籠。 - 【請求項2】 籠体と、籠体底部に脱着自在に取り付け
られた底蓋と、籠体の側面に蝶着され、籠体の側面に形
成された開口部に当接して覆う構造の感圧板と、底蓋と
感圧板の自由端を連結する連結杆と、該連結杆と底蓋、
連結杆と感圧板のそれぞれを、突出杆を係止孔に差し込
む構造の係止機構で係止する機構を備えてなる餌籠にお
いて、 籠体頂部の導水口の面積をA0、籠体開口部の面積をA
1とすると、 A1とA0、の比、A1/A0、を0.6以上にしてな
ることを特徴とする魚釣り用餌籠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18171894A JPH089853A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 魚釣り用餌籠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18171894A JPH089853A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 魚釣り用餌籠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089853A true JPH089853A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=16105661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18171894A Pending JPH089853A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 魚釣り用餌籠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089853A (ja) |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP18171894A patent/JPH089853A/ja active Pending
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