JPH089839B2 - 紙ウエブの形成方法と形成装置 - Google Patents
紙ウエブの形成方法と形成装置Info
- Publication number
- JPH089839B2 JPH089839B2 JP4222519A JP22251992A JPH089839B2 JP H089839 B2 JPH089839 B2 JP H089839B2 JP 4222519 A JP4222519 A JP 4222519A JP 22251992 A JP22251992 A JP 22251992A JP H089839 B2 JPH089839 B2 JP H089839B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stock
- forming
- water
- layer
- wire
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/02—Head boxes of Fourdrinier machines
Landscapes
- Paper (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、製紙機械の改良、特
に、形成表面上の紙料を脱水して紙ウエブを形成する改
良された方法と装置に関し、更に特に、紙料が形成ワイ
ヤ上に供給される間とその直後の重要な（クリティカル
な）期間において繊維の配向と繊維とファインの損失を
制御するように移動する形成表面上にスラリーを供給す
る改良された方法と装置に関する。
に、形成表面上の紙料を脱水して紙ウエブを形成する改
良された方法と装置に関し、更に特に、紙料が形成ワイ
ヤ上に供給される間とその直後の重要な（クリティカル
な）期間において繊維の配向と繊維とファインの損失を
制御するように移動する形成表面上にスラリーを供給す
る改良された方法と装置に関する。
【０００２】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】現在の高
速の製紙機械において、紙ウエブを形成する重要な段階
は、先ず紙料のジェット流を移動する形成ワイヤ上に供
給して載置する時に起る。この時点において、ヘッドボ
ックスのスライスからの紙料の流れの不均一な供給及び
移動する形成表面と紙料の層との間の望ましくない速度
差は、形成されるウエブの性質に悪影響を及ぼす。
速の製紙機械において、紙ウエブを形成する重要な段階
は、先ず紙料のジェット流を移動する形成ワイヤ上に供
給して載置する時に起る。この時点において、ヘッドボ
ックスのスライスからの紙料の流れの不均一な供給及び
移動する形成表面と紙料の層との間の望ましくない速度
差は、形成されるウエブの性質に悪影響を及ぼす。
【０００３】先ず紙料流の下面がワイヤに接触するの
で、初期においては、適正でない繊維の配向が発生し、
また、繊維とファインの損失が発生する。紙料の繊維が
最初にワイヤに接触する時には、ワイヤを通して繊維が
流失する。紙料のジェットが最初にワイヤ上に供給され
て載置される位置は、ブレストロールに続いて過度のポ
ンプ作用が発することがあり、これによって繊維の損失
を生じ、かつ、繊維の配向が乱される結果を生起させる
ことがあるという点において重要である。
で、初期においては、適正でない繊維の配向が発生し、
また、繊維とファインの損失が発生する。紙料の繊維が
最初にワイヤに接触する時には、ワイヤを通して繊維が
流失する。紙料のジェットが最初にワイヤ上に供給され
て載置される位置は、ブレストロールに続いて過度のポ
ンプ作用が発することがあり、これによって繊維の損失
を生じ、かつ、繊維の配向が乱される結果を生起させる
ことがあるという点において重要である。
【０００４】前記の紙料のジェットが供給される位置で
最適の状態を実現することが望ましく、この位置での問
題点を解決しウエブの形成を改良する努力がなされてき
た。このような努力の中には、ヘッドボックスのスライ
スからジェットが自由に放出されることをなくし、ワイ
ヤとヘッドボックスのスライスから排出される紙料との
相対速度を正確に制御するようにすることが含まれてい
る。もし、不適当な関係が存在すると、紙のクロスマシ
ン方向／マシン方向（ＣＤ／ＭＤ）の性質に悪影響を及
ぼすことになる。また、ウエブのワイヤ側と上面側とを
比較すると、ウエブが望ましくない程に均質でなくなる
こともありうる。
最適の状態を実現することが望ましく、この位置での問
題点を解決しウエブの形成を改良する努力がなされてき
た。このような努力の中には、ヘッドボックスのスライ
スからジェットが自由に放出されることをなくし、ワイ
ヤとヘッドボックスのスライスから排出される紙料との
相対速度を正確に制御するようにすることが含まれてい
る。もし、不適当な関係が存在すると、紙のクロスマシ
ン方向／マシン方向（ＣＤ／ＭＤ）の性質に悪影響を及
ぼすことになる。また、ウエブのワイヤ側と上面側とを
比較すると、ウエブが望ましくない程に均質でなくなる
こともありうる。
【０００５】多層のウエブを抄紙し、また、各層に異な
る特性をもたせるために紙料が多層をなして供給される
ようにヘッドボックスが構成されている時には、他の問
題点が存在する。紙料の層はそれぞれの特性を保持し、
層の間で望ましくない混合が起らず、かつ、下側の層が
移動する形成表面上で適正に形成されることが重要であ
る。
る特性をもたせるために紙料が多層をなして供給される
ようにヘッドボックスが構成されている時には、他の問
題点が存在する。紙料の層はそれぞれの特性を保持し、
層の間で望ましくない混合が起らず、かつ、下側の層が
移動する形成表面上で適正に形成されることが重要であ
る。
【０００６】本発明の目的は、ヘッドボックスから移動
する形成表面上に円滑に紙料を供給することができる改
良された装置と方法を提供することである。
する形成表面上に円滑に紙料を供給することができる改
良された装置と方法を提供することである。
【０００７】本発明の他の目的は、良好なクロスマシン
方向（ＣＤ）の重量の制御を行うことができ、かつ、複
数の層が形成される時に層が混じる傾向を減少すること
ができる多層をなす紙料に用いることができる改良され
たヘッドボックス装置を提供することである。
方向（ＣＤ）の重量の制御を行うことができ、かつ、複
数の層が形成される時に層が混じる傾向を減少すること
ができる多層をなす紙料に用いることができる改良され
たヘッドボックス装置を提供することである。
【０００８】本発明の更に他の目的は、シートを横切る
方向に均一な繊維の配向が生じ、クロスマシン方向／マ
シン方向（ＣＤ／ＭＤ）の張力比の良好な制御を行うこ
とができる改良されたヘッドボックスの構成と紙料の供
給方法を提供することである。
方向に均一な繊維の配向が生じ、クロスマシン方向／マ
シン方向（ＣＤ／ＭＤ）の張力比の良好な制御を行うこ
とができる改良されたヘッドボックスの構成と紙料の供
給方法を提供することである。
【０００９】本発明の更に他の目的は、特に紙料の層が
最初に移動する形成表面上に供給される点において、繊
維とファインの損失を少なくすることができる改良され
たヘッドボックスを提供することである。
最初に移動する形成表面上に供給される点において、繊
維とファインの損失を少なくすることができる改良され
たヘッドボックスを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段、作用】本発明において
は、紙料がヘッドボックスのスライスから排出されて移
動する形成ワイヤに接触する時に起るショックを、他に
悪影響を及ぼすことなく回避することができる。長網式
ワイヤ等の移動する形成表面上に水の層が形成され、紙
料は、この水の層と接触（インターフェイス）するよう
にヘッドボックスのスライスから排出される。形成表面
を通って水の層が消滅した直後から紙料の脱水が開始さ
れるが、紙料が直接に移動するワイヤに接触する際に起
る初期のショックと繊維の配合の乱れが回避される。ま
た、紙料が水の層の上に直接供給されることによって、
ヘッドボックスのスライスから排出される紙料の比較的
長い投射軌跡による悪影響を避けることができる。紙料
がワイヤに接触する位置より上流側で水の層がワイヤ上
に供給され、これによって、紙料は、長網式ワイヤ等の
移動する形成表面の凹凸のある表面に直接接触すること
なく、最初に水の層に接触（インターフェイス）する。
は、紙料がヘッドボックスのスライスから排出されて移
動する形成ワイヤに接触する時に起るショックを、他に
悪影響を及ぼすことなく回避することができる。長網式
ワイヤ等の移動する形成表面上に水の層が形成され、紙
料は、この水の層と接触（インターフェイス）するよう
にヘッドボックスのスライスから排出される。形成表面
を通って水の層が消滅した直後から紙料の脱水が開始さ
れるが、紙料が直接に移動するワイヤに接触する際に起
る初期のショックと繊維の配合の乱れが回避される。ま
た、紙料が水の層の上に直接供給されることによって、
ヘッドボックスのスライスから排出される紙料の比較的
長い投射軌跡による悪影響を避けることができる。紙料
がワイヤに接触する位置より上流側で水の層がワイヤ上
に供給され、これによって、紙料は、長網式ワイヤ等の
移動する形成表面の凹凸のある表面に直接接触すること
なく、最初に水の層に接触（インターフェイス）する。
【００１１】本発明の他の目的、利点及び特徴は、以下
に記載する本発明の望ましい実施例の説明によって更に
明瞭となるであろう。
に記載する本発明の望ましい実施例の説明によって更に
明瞭となるであろう。
【００１２】
【実施例】図１に示すように、紙料のスラリーを収容す
るようになっているヘッドボックス１０は、フレーム１
２上に支持されている。紙料は、移動する長網式ワイヤ
１１の形式であるものが望ましい移動する形成表面上に
供給されて載置される。
るようになっているヘッドボックス１０は、フレーム１
２上に支持されている。紙料は、移動する長網式ワイヤ
１１の形式であるものが望ましい移動する形成表面上に
供給されて載置される。
【００１３】ループ状の形成ワイヤは、その端部が符号
１５で示すところで枢支された揺動アーム１４に支持さ
れたブレストロール１３をまわって移動する。位置制御
ロッド１６は、ブレストロール１３を形成ワイヤの形成
走行部の開始位置に配置する。形成ワイヤがブレストロ
ールの上部から離れるブレストロールの側部には、ドク
ターブレード１７が設けられている。
１５で示すところで枢支された揺動アーム１４に支持さ
れたブレストロール１３をまわって移動する。位置制御
ロッド１６は、ブレストロール１３を形成ワイヤの形成
走行部の開始位置に配置する。形成ワイヤがブレストロ
ールの上部から離れるブレストロールの側部には、ドク
ターブレード１７が設けられている。
【００１４】ヘッドボックスは、符号２０で示すところ
で枢支され、ネジジャッキ１８によって昇降されて移動
する形成ワイヤ１１に対する位置を定めることができる
ようになっている。
で枢支され、ネジジャッキ１８によって昇降されて移動
する形成ワイヤ１１に対する位置を定めることができる
ようになっている。
【００１５】紙料は、ヘッドボックス内の内部室１９へ
供給され、圧力下の紙料は上方の可動スライスリップ２
１をもつスライスへ向って下方へ移動する。スライス室
内には、紙料を多層に分割する複数の浮動裾部材２４が
配置されている。紙料は、多層をなして前方へ向って流
れ、スライス開口２２から排出される。スライスリップ
２１は２３に示すところで枢着されており、スライス開
口は、ヘッドボックスに支持されたネジジャッキ２５に
よって制御される。
供給され、圧力下の紙料は上方の可動スライスリップ２
１をもつスライスへ向って下方へ移動する。スライス室
内には、紙料を多層に分割する複数の浮動裾部材２４が
配置されている。紙料は、多層をなして前方へ向って流
れ、スライス開口２２から排出される。スライスリップ
２１は２３に示すところで枢着されており、スライス開
口は、ヘッドボックスに支持されたネジジャッキ２５に
よって制御される。
【００１６】紙料が移動する形成ワイヤ上に供給され、
ワイヤが吸引箱３３及びその下流側に続く通常の脱水要
素に達する時に、紙料が下方へ脱水される。
ワイヤが吸引箱３３及びその下流側に続く通常の脱水要
素に達する時に、紙料が下方へ脱水される。
【００１７】本発明にあっては、紙料が最初に移動する
脱水ワイヤ１１に接触する時に、形成ワイヤを通して直
ちに過剰な量の繊維とファインが取除かれないことが重
要である。また、クロスマシン方向／マシン方向（ＣＤ
／ＭＤ）の紙強度に悪影響を及ぼすことがないように繊
維の無作為の（ランダム）配向が乱されないことが重要
である。即ち、紙の一方向の強度を弱めることがないよ
うに、繊維がクロスマシン方向又はマシン方向のいずれ
かに配列することがあってはならない。
脱水ワイヤ１１に接触する時に、形成ワイヤを通して直
ちに過剰な量の繊維とファインが取除かれないことが重
要である。また、クロスマシン方向／マシン方向（ＣＤ
／ＭＤ）の紙強度に悪影響を及ぼすことがないように繊
維の無作為の（ランダム）配向が乱されないことが重要
である。即ち、紙の一方向の強度を弱めることがないよ
うに、繊維がクロスマシン方向又はマシン方向のいずれ
かに配列することがあってはならない。
【００１８】本発明によれば、ワイヤ上に水の層が形成
され、ワイヤ上に供給された紙料は最初にこの水の層に
接触（インターフェイス）する。これによって、ストッ
クが多孔の移動するワイヤ１１に接触する時に起る支障
ある作用を解消することができる。
され、ワイヤ上に供給された紙料は最初にこの水の層に
接触（インターフェイス）する。これによって、ストッ
クが多孔の移動するワイヤ１１に接触する時に起る支障
ある作用を解消することができる。
【００１９】この水の層を形成するために、機械を横切
って延びる水スライス２７が設けられ、この水スライス
２７に、符号２８で示すところでワイヤ上に均一な薄い
水の層が形成されるように水供給管２６を通って水が供
給される。ワイヤを安定させるために、下方のセラミッ
クワイヤのガイド２９がワイヤの下方に配置され、また
上方のセラミックワイヤのガイド３０が前記下方のガイ
ド２９の上方に配置されている。水のスライス流２８が
ワイヤ上に供給されるのは、これらのガイド２９，３０
の上流側の位置である。ワイヤ上に水のシートを保持す
るために、支持表面３１が下方のガイド３２を越えて延
びており、これによって、水のシートは位置３１におい
て元の状態を保っている。このようにして、紙料の層が
形成表面上に供給される時に、この紙料の層は水の層に
最初に接触して安定化され、かつ、通常紙料とワイヤと
の間に起る最初の接触の際のショックを避けることがで
きる。水の層の上の紙料の層が吸引箱３３に達するやい
なや、水はワイヤを通って脱水され、従って、直ちに標
準的な形成と脱水が行われる。しかし、以上によって、
初期に比較的穏やかに繊維がワイヤ上に載置されること
となり、これによって、通常のスライスを用いた紙料の
供給によって失われるような繊維とファインの損失は生
起せず、繊維とファインはワイヤ上に保持されることに
なる。
って延びる水スライス２７が設けられ、この水スライス
２７に、符号２８で示すところでワイヤ上に均一な薄い
水の層が形成されるように水供給管２６を通って水が供
給される。ワイヤを安定させるために、下方のセラミッ
クワイヤのガイド２９がワイヤの下方に配置され、また
上方のセラミックワイヤのガイド３０が前記下方のガイ
ド２９の上方に配置されている。水のスライス流２８が
ワイヤ上に供給されるのは、これらのガイド２９，３０
の上流側の位置である。ワイヤ上に水のシートを保持す
るために、支持表面３１が下方のガイド３２を越えて延
びており、これによって、水のシートは位置３１におい
て元の状態を保っている。このようにして、紙料の層が
形成表面上に供給される時に、この紙料の層は水の層に
最初に接触して安定化され、かつ、通常紙料とワイヤと
の間に起る最初の接触の際のショックを避けることがで
きる。水の層の上の紙料の層が吸引箱３３に達するやい
なや、水はワイヤを通って脱水され、従って、直ちに標
準的な形成と脱水が行われる。しかし、以上によって、
初期に比較的穏やかに繊維がワイヤ上に載置されること
となり、これによって、通常のスライスを用いた紙料の
供給によって失われるような繊維とファインの損失は生
起せず、繊維とファインはワイヤ上に保持されることに
なる。
【００２０】
【発明の効果】本発明においては、紙料が最初に水の層
に接触することによって、繊維の配向を阻害するショッ
クが生ずることがない。また、繊維の配向と多層の紙料
の歩留りを確保することができる。紙ウエブは形成ワイ
ヤの上面に沿って移動し続けるので、改良された繊維の
配向をもち、かつ、下方の面からの繊維の損失が少い状
態で紙のウエブを形成しながら通常の脱水が行われる。
これによって、より良好なクロスマシン方向（ＣＤ）の
重量の制御を行うことができ、紙料の層が混合する傾向
を低減することができる。また、単一の層の紙料を用い
る場合には、シートの長手方向を横切ってより均一な繊
維の配向を実現することができるという改良された特徴
を実現することができる。これは、クロスマシン方向／
マシン方向（ＣＤ／ＭＤ）の引張強度比を容易に制御す
ることを可能にする。
に接触することによって、繊維の配向を阻害するショッ
クが生ずることがない。また、繊維の配向と多層の紙料
の歩留りを確保することができる。紙ウエブは形成ワイ
ヤの上面に沿って移動し続けるので、改良された繊維の
配向をもち、かつ、下方の面からの繊維の損失が少い状
態で紙のウエブを形成しながら通常の脱水が行われる。
これによって、より良好なクロスマシン方向（ＣＤ）の
重量の制御を行うことができ、紙料の層が混合する傾向
を低減することができる。また、単一の層の紙料を用い
る場合には、シートの長手方向を横切ってより均一な繊
維の配向を実現することができるという改良された特徴
を実現することができる。これは、クロスマシン方向／
マシン方向（ＣＤ／ＭＤ）の引張強度比を容易に制御す
ることを可能にする。
【００２１】以上の説明によって、本発明によって、前
記の目的と利点とを達成する形成表面上に紙料のスラリ
ーを供給する改良された装置と方法とが提供されること
が判明した。前記の利点は、既存の装置を大きく改造す
ることなしに達成することができ、かつ、紙の形成と脱
水に悪影響を及ぼすことなく、水のシート又は層を形成
する装置を付加することができる。
記の目的と利点とを達成する形成表面上に紙料のスラリ
ーを供給する改良された装置と方法とが提供されること
が判明した。前記の利点は、既存の装置を大きく改造す
ることなしに達成することができ、かつ、紙の形成と脱
水に悪影響を及ぼすことなく、水のシート又は層を形成
する装置を付加することができる。
【図１】本発明の一実施例に係るヘッドボックスとスラ
イス開口の一部を断面で示す側面図である。
イス開口の一部を断面で示す側面図である。
１０ ヘッドボックス １１ 脱水（長網式）ワイヤ １２ フレーム １３ ブレストロール １４ 揺動アーム １６ 位置制御ロッド １８ ネジジャッキ １９ 内部室 ２１ 可動スライスリップ ２２ スライス開口 ２４ 浮動裾部材 ２５ ネジジャッキ ２６ 水供給管 ２７ 水スライス ２９，３０ ガイド
Claims (11)
- 【請求項１】 その上に載置された紙料のスラリーを脱
水する開口をもつ移動する形成表面（１１）と、移動す
る形成表面（１１）上に水の層を形成する為の水供給管
（２６）を含む装置（２６，２７）と、形成表面（１
１）上に紙料スラリーの層を供給する為のヘッドボック
ス装置（１０）とを設けて成り、前記移動する形成表面
（１１）は単一の長網式ワイヤであり、水の層が形成さ
れている下流位置に紙料スラリーを供給するスライス開
口（２２）を有する上記ヘッドボックス（１０）によ
り、長網式ワイヤー上で紙料を水の層に接触させ、か
つ、改善された繊維の形成を行わせるようにしたことを
特徴とする紙ウエブの形成装置。 - 【請求項２】 前記ヘッドボックス装置（１０）は、多
層をなす紙料を供給する装置（２４）を備えたことを特
徴とする請求項１に記載の紙ウエブの形成装置。 - 【請求項３】 前記水供給装置（２６，２７）は、長網
式ワイヤー（１１）の速度と同じ速度で形成表面（１
１）上に水を供給することを特徴とする請求項１に記載
の紙ウエブの形成装置。 - 【請求項４】 長網式ワイヤー（１１）の移動速度に対
して制御された速度でスライス開口（２２）を通って紙
料を排出させるために、前記ヘッドボックス内が加圧さ
れていることを特徴とする請求項１に記載の紙ウエブの
形成装置。 - 【請求項５】 前記水供給装置（２６，２７）は、ヘッ
ドボックス（１０）の下方に配置された長い水のスライ
ス（２７）であることを特徴とする請求項１に記載の紙
ウエブの形成装置。 - 【請求項６】 ヘッドボックスのスライス開口（２２）
の上流側に位置する上下のワイヤーガイド（２９，３
０）を備え、かつ、前記水供給装置（２６，２７）は同
上下のワイヤーガイド（２９，３０）の間に水の層を供
給することを特徴とする請求項１に記載の紙ウエブの形
成装置。 - 【請求項７】 水の層の厚さが紙料スラリーの厚さより
小さいことを特徴とする請求項１に記載の紙ウエブの形
成装置。 - 【請求項８】 紙料の層が供給される位置より上流側に
位置する上下のワイヤーガイドを備え、前記水の層（２
６，２７）を形成する装置は前記ワイヤーガイド（２
６，２７）の上流側で水の層を形成するように配置され
ていることを特徴とする請求項１に記載の紙ウエブの形
成装置。 - 【請求項９】 表面（１１）上に受止められている紙料
スラリーを脱水するために脱水開口が設けられた移動す
る形成表面（１１）上に水の層を供給して形成表面（１
１）上に水の層を形成する工程、及び形成表面（１１）
上に紙料を供給する工程を有し、単一の長網式ワイヤー
（１１）で移動する形成表面（１１）を構成し、水の層
が形成される位置の下流の水の層上に紙料を供給し、こ
れによって、長網式ワイヤー（１１）を通して脱水され
る前に紙料を水に接触させるようにしたことを特徴とす
る紙料スラリーからの紙ウエブの形成方法。 - 【請求項１０】 紙料繊維の多数の層を水の層の上に供
給することを特徴とする請求項９に記載の紙ウエブの形
成方法。 - 【請求項１１】 紙料のスラリーが長網式ワイヤー（１
１）の移動速度と同じ速度で水の層の上に供給されるこ
とを特徴とする請求項９に記載の紙ウエブの形成方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP91630057A EP0529174B1 (en) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | Fluid jet supported headbox |
| DE916300577 | 1991-08-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05214691A JPH05214691A (ja) | 1993-08-24 |
| JPH089839B2 true JPH089839B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=8208793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4222519A Expired - Fee Related JPH089839B2 (ja) | 1991-08-22 | 1992-08-21 | 紙ウエブの形成方法と形成装置 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5298125A (ja) |
| EP (1) | EP0529174B1 (ja) |
| JP (1) | JPH089839B2 (ja) |
| KR (1) | KR100221122B1 (ja) |
| CA (1) | CA2076588C (ja) |
| DE (1) | DE69118881T2 (ja) |
| FI (1) | FI112675B (ja) |
| PL (1) | PL169058B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5494554A (en) * | 1993-03-02 | 1996-02-27 | Kimberly-Clark Corporation | Method for making soft layered tissues |
| US6146500A (en) * | 1998-06-19 | 2000-11-14 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Suction breast roll former and method, with flexible headbox roof |
| DE19845722A1 (de) * | 1998-10-05 | 2000-04-06 | Voith Sulzer Papiertech Patent | Stoffauflauf |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3547775A (en) * | 1966-04-29 | 1970-12-15 | Industrial Nucleonics Corp | Means and method for modulating fiber stock flow in papermaking headbox in response to paper sheet product parameters |
| US3619362A (en) * | 1969-02-03 | 1971-11-09 | Beloit Corp | Papermaking headbox stock nozzle with liquid jacket means for elimination of stock exposure to air |
| US3840430A (en) * | 1972-06-30 | 1974-10-08 | Beloit Corp | Twin-wire papermaking machine wherein the forming wires pass through the slice chamber which contains flexible trailing elements |
| JPS5832625B2 (ja) * | 1975-06-27 | 1983-07-14 | ユニチカ株式会社 | トシゲスイマタハ セイカツハイスイノ シヨリホウホウ |
| SE7609140L (sv) * | 1976-08-16 | 1978-02-17 | Karlstad Mekaniska Ab | Sett att i en inloppslada erhalla en finblandning av meld och inloppslada for utforande av settet |
| US4294655A (en) * | 1978-03-15 | 1981-10-13 | Consolidated Fiberglass Products Company | Method and apparatus for forming fiberglass mats |
| FI81400C (fi) * | 1984-10-25 | 1990-10-10 | Valmet Oy | Foerfarande och anordning i en pappersmaskin i kilutrymmet mellan inloppslaodans laeppbalk och broestvalsen. |
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