JPH0898225A - 交換機又はボタン電話機のｉｓｄｎマルチライン回線における発着信方法 - Google Patents
交換機又はボタン電話機のｉｓｄｎマルチライン回線における発着信方法Info
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- JPH0898225A JPH0898225A JP25419794A JP25419794A JPH0898225A JP H0898225 A JPH0898225 A JP H0898225A JP 25419794 A JP25419794 A JP 25419794A JP 25419794 A JP25419794 A JP 25419794A JP H0898225 A JPH0898225 A JP H0898225A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ボタン電話機の外線ボタンに対応する回線の使
用チャネルを可変とするボタン電話交換機を提供。 【構成】ボタン電話機10で外線ボタン11を押すと、局線
17の回線番号が構内交換機16の電話機制御回路21に送ら
れる。中央処理装置22は、メモリ24の回線空塞マップで
その回線番号が空であるかチェックし、空であればその
回線番号を塞がりにする。その後、ボタン電話機10より
被呼者番号を受信したら、チャネル情報要素識別子を任
意チャネルとした呼設定メッセージを回線番号の外線ト
ランク25よりISDN 18 に送出する。ISDN 18 より肯定的
なメッセージを受信した際に、指定されたＢチャネルが
空か否かをチェックする。空きであれば、Ｂチャネル空
塞マップにて指定Ｂチャネルを塞がりにし、回線毎呼制
御データに今回使用するＢチャネル番号を設定して回線
番号を保存する。これとともに、時分割通話路スイッチ
19に通話路を設定する。指定されたＢチャネルが塞がり
の時は、解放処理を行う。
用チャネルを可変とするボタン電話交換機を提供。 【構成】ボタン電話機10で外線ボタン11を押すと、局線
17の回線番号が構内交換機16の電話機制御回路21に送ら
れる。中央処理装置22は、メモリ24の回線空塞マップで
その回線番号が空であるかチェックし、空であればその
回線番号を塞がりにする。その後、ボタン電話機10より
被呼者番号を受信したら、チャネル情報要素識別子を任
意チャネルとした呼設定メッセージを回線番号の外線ト
ランク25よりISDN 18 に送出する。ISDN 18 より肯定的
なメッセージを受信した際に、指定されたＢチャネルが
空か否かをチェックする。空きであれば、Ｂチャネル空
塞マップにて指定Ｂチャネルを塞がりにし、回線毎呼制
御データに今回使用するＢチャネル番号を設定して回線
番号を保存する。これとともに、時分割通話路スイッチ
19に通話路を設定する。指定されたＢチャネルが塞がり
の時は、解放処理を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、構内交換機(PBX) およ
びその内線端末であるボタン電話機に関するものであ
り、とくに、内線電話機でISDN回線への外線発着信のと
きに押下する外線ボタンに対応してPBX のボタン電話機
回線を設定する発着信方式に関するものである。
びその内線端末であるボタン電話機に関するものであ
り、とくに、内線電話機でISDN回線への外線発着信のと
きに押下する外線ボタンに対応してPBX のボタン電話機
回線を設定する発着信方式に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】PBX の内線に接続するデジタル多機能電
話機のボタン電話機は、外線選択、転送、保留などを行
う機能ボタン、その表示ランプ、およびダイヤル番号、
通話料金などの数字を示す表示器などを有する。サービ
ス総合デジタル網(ISDN)に加入するPBX では、例えば、
外線すなわち局線にISDNインタフェースの23 B+Dチャネ
ルを使用した場合、複数の内線電話機を小群に分割し、
かつ23回線の局線も分割して数回線ずつで１群を構成
し、各群内では複数の電話機の外線ボタンに群対応の局
線の回線番号を固定的に割り当てるマルチライン方式が
とられる。このようなマルチライン方式では、同時外線
発信の際の衝突を減少し、ダイヤルインでない一般着信
を内線電話機に分散し、また各電話機のボタン数を少な
くする利点がある。ボタン電話機からの発信のときは、
空き表示の外線ボタンを押下してダイヤルし、また着信
の場合は、着信表示の外線ボタンを押下して応答する。
話機のボタン電話機は、外線選択、転送、保留などを行
う機能ボタン、その表示ランプ、およびダイヤル番号、
通話料金などの数字を示す表示器などを有する。サービ
ス総合デジタル網(ISDN)に加入するPBX では、例えば、
外線すなわち局線にISDNインタフェースの23 B+Dチャネ
ルを使用した場合、複数の内線電話機を小群に分割し、
かつ23回線の局線も分割して数回線ずつで１群を構成
し、各群内では複数の電話機の外線ボタンに群対応の局
線の回線番号を固定的に割り当てるマルチライン方式が
とられる。このようなマルチライン方式では、同時外線
発信の際の衝突を減少し、ダイヤルインでない一般着信
を内線電話機に分散し、また各電話機のボタン数を少な
くする利点がある。ボタン電話機からの発信のときは、
空き表示の外線ボタンを押下してダイヤルし、また着信
の場合は、着信表示の外線ボタンを押下して応答する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、ISDN回
線はＢチャネルの数だけ回線番号がある。しかし、上述
のような従来の方式では、発信時の回線は押下した外線
ボタンにより決まるから、ユーザ・網間におけるチャネ
ル設定の交渉で希望のチャネルが他の群の電話機のチャ
ネルであったときは、チャネルの変更ができなかった。
また、外線ボタンへ割り付けたＢチャネル以外のＢチャ
ネルへ着信があると、外線ボタンによってこれに応答す
ることができないという欠点があった。
線はＢチャネルの数だけ回線番号がある。しかし、上述
のような従来の方式では、発信時の回線は押下した外線
ボタンにより決まるから、ユーザ・網間におけるチャネ
ル設定の交渉で希望のチャネルが他の群の電話機のチャ
ネルであったときは、チャネルの変更ができなかった。
また、外線ボタンへ割り付けたＢチャネル以外のＢチャ
ネルへ着信があると、外線ボタンによってこれに応答す
ることができないという欠点があった。
【０００４】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、外線ボタンとチャネルの対応を任意に設定できるボ
タン電話交換機を提供することを目的とする。
し、外線ボタンとチャネルの対応を任意に設定できるボ
タン電話交換機を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、サービ
ス総合デジタル通信網に接続される複数のチャネル上に
設定される回線、およびこの回線の回線番号に対応する
外線ボタンを備えた電話機が収容される通話路手段と、
電話機の発着信呼に応動して電話機と回線との間に通話
路手段を通る通話路を設定する制御手段とを含むボタン
電話交換機は、複数の回線の空き塞がりを管理する回線
空塞データ、複数のチャネルの空き塞がりを管理するチ
ャネル空塞データ、ならびに発着信呼のそれぞれに使用
されるチャネル番号およびチャネル群番号が設定される
回線対応の呼制御データを記憶する記憶手段を含み、制
御手段は、発着信呼に応動して記憶手段の回線空塞デー
タ、チャネル空塞データおよび呼制御データを参照して
電話機と回線との間に通話路手段を通る通話路を設定
し、発着信呼に応動して回線空塞データ、チャネル空塞
データおよび呼制御データを更新する。
ス総合デジタル通信網に接続される複数のチャネル上に
設定される回線、およびこの回線の回線番号に対応する
外線ボタンを備えた電話機が収容される通話路手段と、
電話機の発着信呼に応動して電話機と回線との間に通話
路手段を通る通話路を設定する制御手段とを含むボタン
電話交換機は、複数の回線の空き塞がりを管理する回線
空塞データ、複数のチャネルの空き塞がりを管理するチ
ャネル空塞データ、ならびに発着信呼のそれぞれに使用
されるチャネル番号およびチャネル群番号が設定される
回線対応の呼制御データを記憶する記憶手段を含み、制
御手段は、発着信呼に応動して記憶手段の回線空塞デー
タ、チャネル空塞データおよび呼制御データを参照して
電話機と回線との間に通話路手段を通る通話路を設定
し、発着信呼に応動して回線空塞データ、チャネル空塞
データおよび呼制御データを更新する。
【０００６】
【作用】本発明によれば、ボタン電話交換機の記憶手段
に回線対応の回線毎呼制御データを設け、制御手段は、
発着信呼に応動して記憶手段におけるこれらの回線空塞
データ、チャネル空塞データおよび呼制御データを参照
して電話機と回線との間に通話路手段を通る通話路を設
定する。これらのデータは、発着信呼に応動して制御手
段により更新される。これにより、ボタン電話機の外線
ボタンの回線割り付けとは無関係に任意の空きＢチャネ
ルを外線ボタンに設定することができる。
に回線対応の回線毎呼制御データを設け、制御手段は、
発着信呼に応動して記憶手段におけるこれらの回線空塞
データ、チャネル空塞データおよび呼制御データを参照
して電話機と回線との間に通話路手段を通る通話路を設
定する。これらのデータは、発着信呼に応動して制御手
段により更新される。これにより、ボタン電話機の外線
ボタンの回線割り付けとは無関係に任意の空きＢチャネ
ルを外線ボタンに設定することができる。
【０００７】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるボタン
電話交換機の実施例を詳細に説明する。
電話交換機の実施例を詳細に説明する。
【０００８】図２は、本発明の実施例を示す中継方式図
である。ボタン電話機10は、外線ボタン11〜14およびそ
れに対応する表示ランプを備えたデジタル多機能電話機
である。ボタン電話機10は、加入者回線15より構内交換
機(PBX) 16に接続され、構内交換機16の内線端末として
機能し、同図では１台しか示されていないが、当然、複
数台ある。構内交換機16は、外線すなわち局線17により
サービス総合デジタル網(ISDN) 18 と接続され、局線17
は、ISDNインタフェースの64Kb/sの23 B+Dチャネルであ
り、64Kb/sのＢチャネルを23回線、含む。
である。ボタン電話機10は、外線ボタン11〜14およびそ
れに対応する表示ランプを備えたデジタル多機能電話機
である。ボタン電話機10は、加入者回線15より構内交換
機(PBX) 16に接続され、構内交換機16の内線端末として
機能し、同図では１台しか示されていないが、当然、複
数台ある。構内交換機16は、外線すなわち局線17により
サービス総合デジタル網(ISDN) 18 と接続され、局線17
は、ISDNインタフェースの64Kb/sの23 B+Dチャネルであ
り、64Kb/sのＢチャネルを23回線、含む。
【０００９】ボタン電話機10の外線ボタン11〜14には、
従来のマルチライン方式で所定の回線が割り付けられて
いる。つまり、ISDNインタフェースの23 B+Dチャネルが
使用される局線17は、数回線ずつに分割されて１群を構
成し、また、複数の内線電話機10は数台を単位に小群に
分割され、各群内ごとに、複数の電話機10の外線ボタン
に群対応の局線17の回線番号が割り当てられている。外
線発着信のときは外線ボタン11〜14のいずれかを押下
し、また一般着信の時は、構内交換機16は着信回線に対
応する外線ボタンのランプに着信接続表示を行う。本方
式が従来と異なる点はとりわけ、発着信の際、ボタン電
話機10の外線ボタン11〜14の回線割付けとは無関係に任
意の空きＢチャネルを外線ボタンに対応させて設定する
ことである。
従来のマルチライン方式で所定の回線が割り付けられて
いる。つまり、ISDNインタフェースの23 B+Dチャネルが
使用される局線17は、数回線ずつに分割されて１群を構
成し、また、複数の内線電話機10は数台を単位に小群に
分割され、各群内ごとに、複数の電話機10の外線ボタン
に群対応の局線17の回線番号が割り当てられている。外
線発着信のときは外線ボタン11〜14のいずれかを押下
し、また一般着信の時は、構内交換機16は着信回線に対
応する外線ボタンのランプに着信接続表示を行う。本方
式が従来と異なる点はとりわけ、発着信の際、ボタン電
話機10の外線ボタン11〜14の回線割付けとは無関係に任
意の空きＢチャネルを外線ボタンに対応させて設定する
ことである。
【００１０】図１は、本発明によるボタン電話機回線設
定方式の実施例を示す機能ブロック図である。構内交換
機16は、図２に示したボタン電話機10と局線17との間に
デジタル通話信号を転送する時分割通話路スイッチ(TS)
19 を有し、通話路スイッチ19は電話機制御回路(L) 21
より加入者回線15を介して複数のボタン電話機10と接続
されている。加入者回線15には、図示していないが、フ
ァクシミリ端末、データ端末などの他の内線端末も接続
されている。通話路スイッチ19はまた、外線トランク
(T) 25により局線17と接続されている。
定方式の実施例を示す機能ブロック図である。構内交換
機16は、図２に示したボタン電話機10と局線17との間に
デジタル通話信号を転送する時分割通話路スイッチ(TS)
19 を有し、通話路スイッチ19は電話機制御回路(L) 21
より加入者回線15を介して複数のボタン電話機10と接続
されている。加入者回線15には、図示していないが、フ
ァクシミリ端末、データ端末などの他の内線端末も接続
されている。通話路スイッチ19はまた、外線トランク
(T) 25により局線17と接続されている。
【００１１】構内交換機16は、通話路スイッチ19を介し
て内線端末相互間の内線通話接続、および内線端末と局
線17との間の発着信接続を行うデジタル交換機である。
ボタン電話機10は、加入者回線15より電話機制御回路21
を介して構内交換機16との間でインタフェース信号をデ
ジタル信号で送受信するデジタル電話機である。インタ
フェース信号には、例えば、電話機10から送出されるオ
ンフック／オフフック信号、図２の外線ボタン11〜14の
押下による外線番号や、ダイヤル信号など、また、両方
向に送受される通話信号、および構内交換機16からの通
信制御信号などがある。電話機制御回路21は、中央処理
装置(CPU) 22の制御下で、ボタン電話機10の発着信接続
における信号送受、および通話路スイッチ19との通話信
号の中継を行なう回路である。外線トランク25は、中央
処理装置22の制御下で、外線発着信接続におけるISDN 1
8 との信号送受、および通話路スイッチ19と局線17との
間の通話信号の中継を行なう回路である。
て内線端末相互間の内線通話接続、および内線端末と局
線17との間の発着信接続を行うデジタル交換機である。
ボタン電話機10は、加入者回線15より電話機制御回路21
を介して構内交換機16との間でインタフェース信号をデ
ジタル信号で送受信するデジタル電話機である。インタ
フェース信号には、例えば、電話機10から送出されるオ
ンフック／オフフック信号、図２の外線ボタン11〜14の
押下による外線番号や、ダイヤル信号など、また、両方
向に送受される通話信号、および構内交換機16からの通
信制御信号などがある。電話機制御回路21は、中央処理
装置(CPU) 22の制御下で、ボタン電話機10の発着信接続
における信号送受、および通話路スイッチ19との通話信
号の中継を行なう回路である。外線トランク25は、中央
処理装置22の制御下で、外線発着信接続におけるISDN 1
8 との信号送受、および通話路スイッチ19と局線17との
間の通話信号の中継を行なう回路である。
【００１２】中央処理装置22は、交換処理プログラムを
記憶するROM のメモリ23、および交換処理のデータが書
換え可能に登録されるRAM のメモリ24が接続され、これ
らのメモリ23および24にアクセスして構内交換機16の交
換処理を行う制御回路である。図２のデータメモリ24
は、外線呼の発生ごとに中央処理装置22より状態が設定
されるマップおよびデータを収容する。これらのマップ
およびデータには、図３からわかるように、次のものが
ある。すなわち、回線空塞マップ30（図４）は、構内交
換機16が収容する最大容量の局線17、本実施例では32回
線分の局線17について個々に空塞状態を示す。したがっ
て、このマップ30はシステムで１つ用意される。回線毎
呼制御データ31（図５）は、局線17のそれぞれに対応し
て設けられ、個々の回線について必要な情報を含む。こ
れらの情報には、たとえば、外線呼の発生ごとに使用回
線に割り当てられるISDNインタフェース番号とＢチャネ
ル番号が含まれる。Ｂチャネル空塞マップ32（図６）
は、インタフェースごとに１つずつ用意され、Ｂチャネ
ルの空塞状態を示す。図６は、１次群インタフェースの
例である。
記憶するROM のメモリ23、および交換処理のデータが書
換え可能に登録されるRAM のメモリ24が接続され、これ
らのメモリ23および24にアクセスして構内交換機16の交
換処理を行う制御回路である。図２のデータメモリ24
は、外線呼の発生ごとに中央処理装置22より状態が設定
されるマップおよびデータを収容する。これらのマップ
およびデータには、図３からわかるように、次のものが
ある。すなわち、回線空塞マップ30（図４）は、構内交
換機16が収容する最大容量の局線17、本実施例では32回
線分の局線17について個々に空塞状態を示す。したがっ
て、このマップ30はシステムで１つ用意される。回線毎
呼制御データ31（図５）は、局線17のそれぞれに対応し
て設けられ、個々の回線について必要な情報を含む。こ
れらの情報には、たとえば、外線呼の発生ごとに使用回
線に割り当てられるISDNインタフェース番号とＢチャネ
ル番号が含まれる。Ｂチャネル空塞マップ32（図６）
は、インタフェースごとに１つずつ用意され、Ｂチャネ
ルの空塞状態を示す。図６は、１次群インタフェースの
例である。
【００１３】説明上、ボタン電話機10の外線ボタン11〜
14（図２）に局線17の回線番号#1〜#4が割り当てられて
いるとする。図７を参照して、外線発信において、たと
えば外線ボタン11を押すと、局線17の回線番号#1が構内
交換機16の電話機制御回路21に送られる。中央処理装置
22は、メモリ24の回線空塞マップ30において回線番号#1
が空であるかをチェックし、空であれば回線番号#1のエ
リアを塞がり表示にする。その後、ボタン電話機10より
被呼者番号を受信したら、チャネル情報要素識別子を任
意チャネルとした呼設定メッセージ(SETUP) 100 を編集
し、これを回線番号#1の外線トランク25よりISDN 18 に
送出する。ISDN 18 より肯定的なメッセージの呼設定受
付メッセージ(CALL-PROC) 101 、呼出メッセージ(ALER
T) 102 、および応答メッセージ(CONN) 103をチャネル
指定を含んで受信し、その際に、チャネル情報要素識別
子を参照して、指定されたＢチャネルが空か否かをチェ
ックする。空きであれば、Ｂチャネル空塞マップ32にて
指定Ｂチャネルに塞がり表示を立て、回線毎呼制御デー
タ31に今回使用するＢチャネル番号を設定し、回線番号
#1を保存する。指定されたＢチャネルが塞がりの時は、
回線番号#1を保存し、解放処理を行う。通信が終了し、
呼を解放する時は、Ｂチャネル空塞マップ32の使用Ｂチ
ャネルを空表示にし、回線毎呼制御データ31に記録した
Ｂチャネル番号をクリアする。
14（図２）に局線17の回線番号#1〜#4が割り当てられて
いるとする。図７を参照して、外線発信において、たと
えば外線ボタン11を押すと、局線17の回線番号#1が構内
交換機16の電話機制御回路21に送られる。中央処理装置
22は、メモリ24の回線空塞マップ30において回線番号#1
が空であるかをチェックし、空であれば回線番号#1のエ
リアを塞がり表示にする。その後、ボタン電話機10より
被呼者番号を受信したら、チャネル情報要素識別子を任
意チャネルとした呼設定メッセージ(SETUP) 100 を編集
し、これを回線番号#1の外線トランク25よりISDN 18 に
送出する。ISDN 18 より肯定的なメッセージの呼設定受
付メッセージ(CALL-PROC) 101 、呼出メッセージ(ALER
T) 102 、および応答メッセージ(CONN) 103をチャネル
指定を含んで受信し、その際に、チャネル情報要素識別
子を参照して、指定されたＢチャネルが空か否かをチェ
ックする。空きであれば、Ｂチャネル空塞マップ32にて
指定Ｂチャネルに塞がり表示を立て、回線毎呼制御デー
タ31に今回使用するＢチャネル番号を設定し、回線番号
#1を保存する。指定されたＢチャネルが塞がりの時は、
回線番号#1を保存し、解放処理を行う。通信が終了し、
呼を解放する時は、Ｂチャネル空塞マップ32の使用Ｂチ
ャネルを空表示にし、回線毎呼制御データ31に記録した
Ｂチャネル番号をクリアする。
【００１４】図８を参照すると、外線着信において、IS
DN 18 から呼設定メッセージ(SETUP) 200 を受信する
と、中央処理装置22は、同メッセージ200 内のチャネル
情報要素識別子を参照し、これがＢチャネル変更可に指
定されていれば、Ｂチャネル空塞マップ32にて指定Ｂチ
ャネルが空きであるかをチェックする。空きであれば、
着信があったインタフェース・グループ内の回線で空い
ているものを回線空塞マップ30にて索出して捕捉する。
その後、Ｂチャネル空塞マップ32で指定Ｂチャネルを塞
がり表示にし、捕捉した回線に対応する回線毎呼制御デ
ータ31にＢチャネル番号を設定し、使用チャネルを保存
する。これとともに、呼設定受付メッセージ(CALL-PRO
C) 201 を返送する。
DN 18 から呼設定メッセージ(SETUP) 200 を受信する
と、中央処理装置22は、同メッセージ200 内のチャネル
情報要素識別子を参照し、これがＢチャネル変更可に指
定されていれば、Ｂチャネル空塞マップ32にて指定Ｂチ
ャネルが空きであるかをチェックする。空きであれば、
着信があったインタフェース・グループ内の回線で空い
ているものを回線空塞マップ30にて索出して捕捉する。
その後、Ｂチャネル空塞マップ32で指定Ｂチャネルを塞
がり表示にし、捕捉した回線に対応する回線毎呼制御デ
ータ31にＢチャネル番号を設定し、使用チャネルを保存
する。これとともに、呼設定受付メッセージ(CALL-PRO
C) 201 を返送する。
【００１５】図９を参照して、指定Ｂチャネルが塞がり
であって、チャネル変更可の呼設定メッセージ(SETUP)
200 を受信した場合、または図10を参照して、任意チャ
ネル指定で呼設定メッセージ201 を受信した場合を説明
する。これらの場合、着信があったインタフェース・グ
ループ内の回線で空いているものを回線空塞マップ30に
て捕捉し、その後、インタフェース・グループ内の空い
ているＢチャネルをＢチャネル空塞マップ32にて索出し
て捕捉する。捕捉した回線に対応する回線毎呼制御デー
タ31にＢチャネル番号を設定して保存する。この場合
に、肯定的メッセージの呼設定受付メッセージ(CALL-PR
OC) 202 を送出する際に、捕捉したＢチャネルの表示を
メッセージのチャネル情報要素識別子に付加して送出す
る。
であって、チャネル変更可の呼設定メッセージ(SETUP)
200 を受信した場合、または図10を参照して、任意チャ
ネル指定で呼設定メッセージ201 を受信した場合を説明
する。これらの場合、着信があったインタフェース・グ
ループ内の回線で空いているものを回線空塞マップ30に
て捕捉し、その後、インタフェース・グループ内の空い
ているＢチャネルをＢチャネル空塞マップ32にて索出し
て捕捉する。捕捉した回線に対応する回線毎呼制御デー
タ31にＢチャネル番号を設定して保存する。この場合
に、肯定的メッセージの呼設定受付メッセージ(CALL-PR
OC) 202 を送出する際に、捕捉したＢチャネルの表示を
メッセージのチャネル情報要素識別子に付加して送出す
る。
【００１６】図11を参照すると、図９の場合と同様にＢ
チャネル変更可に指定された呼設定メッセージ(SETUP)
200 を受信した時、指定Ｂチャネルが塞がりであって、
他のＢチャネルも塞がりである場合、またはインタフェ
ース・グループ内のＢチャネルがすべて塞がりである場
合は、利用可能な回線／チャネルがない旨を表示した解
放完了メッセージ(REL-COMP) 203を送出する。
チャネル変更可に指定された呼設定メッセージ(SETUP)
200 を受信した時、指定Ｂチャネルが塞がりであって、
他のＢチャネルも塞がりである場合、またはインタフェ
ース・グループ内のＢチャネルがすべて塞がりである場
合は、利用可能な回線／チャネルがない旨を表示した解
放完了メッセージ(REL-COMP) 203を送出する。
【００１７】以上の外線着信において、Ｂチャネルおよ
び回線をともに捕捉できた場合、捕捉した回線番号が割
り付けられている外線ボタンを有する電話機10にその着
信の通知を行う。この着信は、電話機10のそれに対応す
るボタンのランプに可視表示される。また外線17への発
着信において、Ｂチャネルおよび回線をともに捕捉でき
た場合、中央処理装置22は通話路スイッチ19に内線端末
とＢチャネルとの間の通話路を設定する。
び回線をともに捕捉できた場合、捕捉した回線番号が割
り付けられている外線ボタンを有する電話機10にその着
信の通知を行う。この着信は、電話機10のそれに対応す
るボタンのランプに可視表示される。また外線17への発
着信において、Ｂチャネルおよび回線をともに捕捉でき
た場合、中央処理装置22は通話路スイッチ19に内線端末
とＢチャネルとの間の通話路を設定する。
【００１８】以上のように、発着信呼の度に外線の各回
線対応の回線毎呼制御データ31へ使用Ｂチャネル番号を
記録する構成をとることにより、ボタン電話機10の外線
ボタンに割り当てられた登録回線に空きの任意のＢチャ
ネルを設定できる。したがって、電話機10に外線ボタン
が１個しか備わっていない場合でも、支障がない。
線対応の回線毎呼制御データ31へ使用Ｂチャネル番号を
記録する構成をとることにより、ボタン電話機10の外線
ボタンに割り当てられた登録回線に空きの任意のＢチャ
ネルを設定できる。したがって、電話機10に外線ボタン
が１個しか備わっていない場合でも、支障がない。
【００１９】
【発明の効果】このように本発明によれば、ボタン電話
機の外線ボタンに対応して登録した回線に空きの任意の
Ｂチャネルを設定することができる。これにより、網側
よりＢチャネル指定が可能となり、通信網の呼損が減少
する。また、任意のＢチャネルからの着信を１つの外線
ボタンで応答できる。さらに、ボタン電話機の複数の外
線ボタンに着信順位を設定することができる。
機の外線ボタンに対応して登録した回線に空きの任意の
Ｂチャネルを設定することができる。これにより、網側
よりＢチャネル指定が可能となり、通信網の呼損が減少
する。また、任意のＢチャネルからの着信を１つの外線
ボタンで応答できる。さらに、ボタン電話機の複数の外
線ボタンに着信順位を設定することができる。
【図１】本発明によるボタン電話交換機の実施例を示す
機能ブロック図である。
機能ブロック図である。
【図２】図１に示す実施例の中継方式図である。
【図３】同実施例におけるデータメモリのデータ配列の
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図４】図３の回線空塞マップの構成例を示す図であ
る。
る。
【図５】図３の回線毎呼制御データの構成例を示す図で
ある。
ある。
【図６】図３のＢチャネル空塞マップの構成例を示す図
である。
である。
【図７】同実施例における発信時の交換機・網間の信号
転送のシーケンスを例示する図である。
転送のシーケンスを例示する図である。
【図８】着信時の交換機・網間の信号転送のシーケンス
で指定チャネルが塞がっている場合を例示する図であ
る。
で指定チャネルが塞がっている場合を例示する図であ
る。
【図９】着信時の交換機・網間の信号転送のシーケンス
で空きチャネルを捕捉した場合の例を示す図である。
で空きチャネルを捕捉した場合の例を示す図である。
【図１０】着信時の交換機・網間の信号転送のシーケン
スで任意チャネルによる着信の場合を例示する図であ
る。
スで任意チャネルによる着信の場合を例示する図であ
る。
【図１１】着信時の交換機・網間の信号転送のシーケン
スで回線およびＢチャネルが塞がっている場合の例を示
す図である。
スで回線およびＢチャネルが塞がっている場合の例を示
す図である。
10 ボタン電話機 11〜14 外線ボタン 15 加入者線 16 構内交換機 17 外線 18 ISDN 19 時分割通話路スイッチ 21 電話機制御回路 22 中央処理装置 23、24 メモリ
Claims (2)
- 【請求項１】 サービス総合デジタル通信網に接続され
る複数のチャネル上に設定される回線、および該回線の
回線番号に対応する外線ボタンを備えた電話機が収容さ
れる通話路手段と、 前記電話機の発着信呼に応動して前記電話機と前記回線
との間に前記通話路手段を通る通話路を設定する制御手
段とを含むボタン電話交換機において、該交換機は、 前記複数の回線の空き塞がりを管理する回線空塞デー
タ、前記複数のチャネルの空き塞がりを管理するチャネ
ル空塞データ、ならびに前記発着信呼のそれぞれに使用
されるチャネル番号およびチャネル群番号が設定される
回線対応の呼制御データとを記憶する記憶手段を含み、 前記制御手段は、 前記発着信呼に応動して前記記憶手段の前記回線空塞デ
ータ、チャネル空塞データおよび呼制御データを参照し
て前記電話機と前記回線との間に前記通話路手段を通る
通話路を設定し、 前記発着信呼に応動して前記回線空塞データ、チャネル
空塞データおよび呼制御データを更新することを特徴と
するボタン電話交換機。 - 【請求項２】 請求項１に記載のボタン電話交換機にお
いて、前記ボタン電話機は、前記外線ボタンを少なくと
も１個、備えることを特徴とするボタン電話交換機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6254197A JP3033668B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 交換機又はボタン電話機のｉｓｄｎマルチライン回線における発着信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6254197A JP3033668B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 交換機又はボタン電話機のｉｓｄｎマルチライン回線における発着信方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0898225A true JPH0898225A (ja) | 1996-04-12 |
| JP3033668B2 JP3033668B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=17261601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6254197A Expired - Fee Related JP3033668B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 交換機又はボタン電話機のｉｓｄｎマルチライン回線における発着信方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3033668B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6594274B1 (en) | 1998-02-11 | 2003-07-15 | Nec Infrontia Corporation | Detection circuit for detecting state of use of B channel and ISDN terminal using the same detection circuit |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP6254197A patent/JP3033668B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6594274B1 (en) | 1998-02-11 | 2003-07-15 | Nec Infrontia Corporation | Detection circuit for detecting state of use of B channel and ISDN terminal using the same detection circuit |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3033668B2 (ja) | 2000-04-17 |
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