JPH0897759A - 携帯無線機用アンテナ装置 - Google Patents

携帯無線機用アンテナ装置

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JPH0897759A
JPH0897759A JP6231411A JP23141194A JPH0897759A JP H0897759 A JPH0897759 A JP H0897759A JP 6231411 A JP6231411 A JP 6231411A JP 23141194 A JP23141194 A JP 23141194A JP H0897759 A JPH0897759 A JP H0897759A
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antenna
notch
linear
linear antenna
parallel
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丕雄 水澤
Wataru Matsumoto
渉 松本
Fumihiro Yaginuma
文弘 柳沼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナの切替に際し機械的なスイッチを必
要とせず、長期にわたって信頼性の高い動作が期待で
き、簡単な構造により小型で広帯域のアンテナ特性が得
られる携帯無線機用アンテナ装置を得ることを目的とす
る。 【構成】 給電線3に接続された固定状態のノッチアン
テナ2と、給電用の電気的接触点を有することなくノッ
チアンテナ2と静電結合し、この静電結合する位置8が
自身の移動に応じて変動する可動状態の線状アンテナ1
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばコードレス電話
機やパーソナルハンディホンシステム等の携帯用無線機
に用いられるアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯用無線機のうち飛躍的な発展が期待
される無線電話システムに適用されるハンディタイプの
無線電話機は、従来にも増して装置の小型化、軽量化が
要求され、併せて性能の向上、取扱いの容易さ便利さ等
も要求されている。また、無線電話機の使用時には常に
一定レベル以上の性能が確保されることが要求され、特
に無線電話システムは双方向性通信手段であるので、相
手側からの呼出信号を常時受信可能にする必要性から、
ハンディタイプの無線電話機用アンテナ装置としては、
使用時・非使用時に関係なくその受信感度を一定レベル
以上に保つために非接地型アンテナまたはそれに近いも
のが要求される。
【0003】このため、初期のハンディタイプの無線電
話機用アンテナ装置としては、常に一定レベル以上の受
信感度を確保するために、アンテナ素子を無線電話機本
体外に常時突出して固定化した形態のものが使用されて
いた。しかしながら、このような構成のものは、無線電
話機の非使用時にもアンテナ素子が本体から突出してい
るので、携帯時には邪魔である。従って、取扱いの便利
さを考えると、非使用時にはアンテナ素子を無線電話機
本体内に収納できる方が好ましい。
【0004】しかるに、単にアンテナ素子を無線電話機
本体内に収納した状態にすると、アンテナの三大要素で
ある利得、指向性、インピーダンスの全てが大幅に低減
し、このため相手側からの呼出信号を受信できなくなる
おそれが出てくる。かかる問題点を解決すべく、アンテ
ナ素子を図14に示すように無線電話機本体に対し引き
出し・収納可能な主たる外部アンテナと、無線電話機本
体内に予め収納され、外部アンテナが無線電話機本体内
に収納された状態でも一定以上の受信感度が得られるよ
う内蔵アンテナとから構成したアンテナ装置が提案され
ている。
【0005】図14は可動式の外部アンテナと固定式の
内蔵アンテナとを有する、従来のハンディタイプの無線
電話機におけるアンテナ装置を示す構成図である。図に
おいて、100は携帯用の無線電話機本体、101は線
状アンテナで、無線電話機本体100に対して引き出し
・収納可能に構成されている。102は無線電話機本体
100に内蔵された内蔵アンテナで、線状アンテナ10
1に対し垂直に配置されている。103は給電線104
からの給電を線状アンテナ101又は内蔵アンテナ10
2のいずれかに切り替える微小切替スイッチである。
【0006】次に上記のように構成されたアンテナ装置
の動作について説明する。電話機使用時即ち線状アンテ
ナ101伸長時には、この線状アンテナ101によって
所望の利得、指向性及びインピーダンスが得られるよう
構成されているので、その際には微小切替スイッチ10
3を線状アンテナ101側に閉設し給電する。また、電
話機非使用時即ち線状アンテナ101収納時には、線状
アンテナ101の利得、指向性及びインピーダンスが低
下し、所望の性能を得ることができないので、微小切替
スイッチ103を内蔵アンテナ102側に閉設して給電
し、この結果、常に一定レベル以上の受信感度が確保で
きるようになる。
【0007】上記のような構成とすることにより、無線
電話機等の双方向通信システムにおいても、電話機の非
使用時には外部アンテナを収納して、コンパクトな状態
で持ち運びでき、且つ相手側からの呼出信号が常時受信
可能になる。また、図15は他の従来技術を示すもので
あり、携帯電話機等のダイバーシチーアンテナ装置を示
す構成図である。図において、201は電話機本体に対
し引き出し・収納可能に構成された線状アンテナ、20
2は無線電話機本体に内蔵された逆Fアンテナ、203
は基板である。204は同軸ケーブル、205は高周波
回路、206は同軸コネクタ、207は線状アンテナホ
ルダーである。
【0008】次に動作について説明する。線状アンテナ
201は主に垂直偏波(Z軸方向)を有し、逆Fアンテ
ナ202は主に水平偏波(Y軸方向)を有する。一般に
移動体通信では基地局側で垂直偏波の送信を行うが、市
街地や屋内では建物の壁や道路、木などの複数反射によ
り偏波面が様々に変化する。また、移動局側も通話時に
は移動体自身を傾けて使用することがあるため、受信ア
ンテナも角度をもつことになる。従って、受信する移動
局側の偏波も様々な角度で受信されることになる。その
結果、伝搬経路によって受信波の垂直偏波が強い場合と
水平偏波が強い場合の両方の可能性が存在する。
【0009】この性質を利用し、移動局側に上記のよう
な垂直偏波に感度を有するアンテナと水平偏波に感度を
有するアンテナを配置することにより、偏波ダイバーシ
チーの効果を得ることができる。線状アンテナ201
は、このアンテナを伸長時及び収納時において給電線と
電気的に接続し、且つ線状アンテナ201が固定される
ように線状アンテナホルダー207が必要である。線状
アンテナホルダー207と基板203との間の給電は、
同軸ケーブル204と同軸コネクタ206とで行われ
る。同様に逆Fアンテナ202と基板203間の給電も
同軸ケーブル204と同軸コネクタ206とで行われ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯無線機用ア
ンテナ装置は以上のように構成されているので、第1の
従来技術については、外部アンテナと内蔵アンテナとを
切り替える微小切替スイッチ103及びこの微小切替ス
イッチ103を切替操作するための機構を必要とするた
め、無線機全体が大型化、複雑化するという問題点があ
った。また、機械的な微小切替スイッチ103を極超短
波伝送路に介在させると、スイッチが開放されてもその
間のロスが増大するだけで、電流は流れ続ける可能性が
あり、十分な性能保証を得難いという本質的な欠陥を有
している。
【0011】このため完全なスイッチを作ることは難し
いうえ、機械的なスイッチ故にスイッチの使用保証回数
もせいぜい5千回程度しかなく、長期使用に際しての信
頼性に欠けるという問題点があった。このような機械的
なスイッチに代えて、高周波スイッチを用いることも考
えられるが、そのような場合、機械的なスイッチに比べ
て構成が複雑化するという問題点があった。また、外部
アンテナに引き出し時と収納時とでは、それぞれ外部ア
ンテナ・内蔵アンテナのいずれか一方のアンテナしか使
用されないので、効率が悪いという問題点があった。
【0012】さらに、アンテナ素子全体としては、外部
アンテナを完全に引き出した状態か完全に収納した状態
でしか動作しない構造であるため、電波状態のよい場所
や人目を憚る状況でも、無線機使用時には必ず外部アン
テナを完全に引き出さなければならないという問題点が
あった。また、第2の従来技術については、給電線がア
ンテナ毎に必要で、しかもそのための加工やアンテナの
取付けに時間がかかるという問題点があった。また、構
造が複雑であるため、2つのアンテナ間の相互結合や放
射パターンの影響は実装後の確認に頼らなければなら
ず、設計時点での予測や計算は困難であった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、アンテナへの給電を切り替
えるための機械的なスイッチを必要とせず、長期にわた
って信頼性の高い動作が期待でき、しかも簡単な構造に
より小型で広帯域のアンテナ特性が得られる携帯無線機
用アンテナ装置を得ることを目的とする。また、2つの
アンテナの相互結合が少なく、且つ構造が簡単で設計が
容易なうえ安価に構成できる偏波ダイバーシチーアンテ
ナを得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明における携帯無
線機用アンテナ装置は、給電部に接続された固定状態の
ノッチアンテナと、給電用の電気的接触点を有すること
なくノッチアンテナと静電結合し、この静電結合する位
置が自身の移動に応じて変動する可動状態の線状アンテ
ナとを備えたものである。また、線状アンテナを任意の
変動位置で保持可能にするアンテナ保持手段を備えたも
のである。
【0015】また、線状アンテナを、その可動範囲の所
定位置で静電結合部を起点にλ/2未満の電気長を有す
る部分と、電気的にλ/4の電気長を有する部分とにな
るよう構成したものである。また、ノッチアンテナを線
状アンテナに対し垂直に配置したものである。また、ノ
ッチアンテナを線状アンテナに対し平行に配置したもの
である。
【0016】また、ノッチアンテナを線状アンテナに対
し垂直及び平行に配置したものである。また、平行に配
置されたノッチアンテナの短絡部分と垂直に配置された
ノッチアンテナの開放部分とを接近させて配置したもの
である。また、垂直に配置されたノッチアンテナの短絡
部分と平行に配置されたノッチアンテナの開放部分とを
接近させて構成したものである。
【0017】また、垂直に配置されたノッチアンテナの
開放部分と線状アンテナとが静電結合しているものであ
る。また、平行に配置されたノッチアンテナの近傍に線
状アンテナを配置し静電結合させたものである。
【0018】
【作用】この発明においては、線状アンテナとノッチア
ンテナとの間の静電結合部における静電容量と線状アン
テナのインダクタンス成分とが、使用周波数に対して定
K型帯域フィルターを形成し使用周波数帯域の広帯域化
を実現する。そして、線状アンテナを所定の位置に設定
することによりノッチアンテナの容量成分とインダクタ
ンス成分とが使用周波数に対して並列共振状態となる。
【0019】この線状アンテナを所定の位置から移動す
ると、線状アンテナのインダクタンス成分が変動し、共
振周波数が変動する。その結果、主にノッチアンテナの
並列共振が使用周波数帯において有効となってきて、線
状アンテナの受信感度が低下していっても、ノッチアン
テナが受信感度を一定レベル以上に維持する。また、ア
ンテナ保持手段により線状アンテナを可動範囲の任意の
位置に保持することにより、任意の位置に保持された線
状アンテナに対し、その特性が低下しても、これと静電
結合されたノッチアンテナの並列共振が使用周波数帯域
において有効となるので、任意のアンテナ長においても
使用可能になる。
【0020】また、線状アンテナのλ/4の電気長を有
する部分による共振周波数とノッチアンテナによる共振
周波数とが2共振となり、使用周波数に対して広帯域化
が図れる。線状アンテナが所定位置から移動した場合、
線状アンテナ全体のリアクタンス成分が変動するため、
線状アンテナのλ/4の電気長を有する部分における共
振周波数が変動する。そのため、主にノッチアンテナの
並列共振が使用周波数帯において有効となり、このノッ
チアンテナが受信感度を一定レベル以上に維持する。
【0021】また、ノッチアンテナは線状アンテナの短
い区間で静電結合し、水平面方向に強い垂直偏波成分を
有する。また、ノッチアンテナは線状アンテナの長い区
間で静電結合し、水平面内の所定方向に水平偏波成分を
有する。また、ノッチアンテナは垂直偏波成分と水平偏
波成分とを有することにより偏波ダイバーシチーアンテ
ナとして機能する。
【0022】また、平行に配置されたノッチアンテナの
短絡部分と垂直に配置されたノッチアンテナの開放部分
とを接近させて配置することにより、各ノッチアンテナ
の給電部が垂直に配置されたノッチアンテナ側に集約さ
れて配置可能になる。また、垂直に配置されたノッチア
ンテナの短絡部分と平行に配置されたノッチアンテナの
開放部分とを接近させて配置することにより、垂直に配
置されたノッチアンテナの電流が、インピーダンスの高
い平行に配置されたノッチアンテナの開放部分に向かっ
て流入することを防止し、両者間の相互結合を小さくす
る。
【0023】また、垂直に配置されたノッチアンテナの
開放部分と線状アンテナとを静電結合させ、又は平行に
配置されたノッチアンテナの近傍に線状アンテナを配置
し静電結合させることにより、電波の放射位置が線状ア
ンテナとの給電結合部分側にに集約され、障害物の影響
を受けにくい構造となる。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1は本実施例における携帯用無線機のアンテナ装
置を示す部分断面図であり、図において、7は無線電話
機本体、1は無線電話機本体7に対し引き出し・収納可
能な可動アンテナである直線状の線状アンテナで、使用
周波数帯の電波の波長をλとしたとき、λ/2未満の電
気長を有する誘導性アンテナ素子となる。2は無線電話
機本体に内蔵されたノッチアンテナで、線状アンテナ1
に静電結合する如く、線状アンテナ1が無線電話機本体
7内に収納される部分の入口近傍において線状アンテナ
1に近接し、且つ線状アンテナ1の軸心と直交する方向
に配設されている。
【0025】また、ノッチアンテナ2は逆Fアンテナ等
と違い、その構造的特徴からグランド用の専用基板を必
要とせず、1枚基板にパターン印刷することにより製造
可能で、さらに構造を簡単にできる分、安価で小型化で
きるものであり、本実施例におけるノッチアンテナもそ
のように構成されている。そして、線状アンテナ1を無
線電話機本体7から引き出した状態で、ノッチアンテナ
2が使用周波数帯に対して整合がとれるよう設定してあ
る。
【0026】線状アンテナ1とノッチアンテナ2との静
電結合部における静電容量と、線状アンテナ1のインダ
クタンス成分とは使用周波数に対して定K型帯域フィル
ターを形成するよう構成されている。3はノッチアンテ
ナ2に接続されたマイクロストリップライン給電線、4
は高周波回路、5はノッチアンテナ2及び高周波回路4
を同一基板上に構成してなる基板、6は線状アンテナ1
を無線電話機本体1に対して任意の位置で制止した場合
に該位置に保持可能にするアンテナ保持手段であるとこ
ろの静電結合子となるゴム製のリング、8は主に線状ア
ンテナ1とノッチアンテナ2とが静電結合する静電結合
部である。
【0027】次に動作について説明する。送受信回路を
含む高周波回路4からマイクロストリップライン給電線
3を通してノッチアンテナ2に送信電力が給電される。
図2は図1の等価回路図である。線状アンテナ1の電気
長はλ/4〜λ/2の範囲内に設定されている。線状ア
ンテナ1を無線電話機本体7から引き出し伸長させた状
態では、線状アンテナ1は使用者の頭の影などにいわゆ
るデッドゾーンを作らないで電波をとばすことができ
る。そしてこの状態では、ノッチアンテナ2の持つ容量
成分C2とインダクタンス成分L2とが、使用周波数に
対して並列共振するよう設定されている。
【0028】一方、線状アンテナ1とノッチアンテナ2
の端部とからなる静電結合部における静電容量C1と、
線状アンテナ1のインダクタンス成分Laとが、使用周
波数帯に対して定K型帯域フィルターを形成するよう構
成されている。この結果、広帯域化が図れる。このよう
に従来のスイッチング回路の場合と違い、容量結合とす
ることにより、線状アンテナとノッチアンテナとの両方
を無駄なく動作させ、性能の向上が図れる。
【0029】線状アンテナ1が無線電話機本体7内に収
納された場合、線状アンテナ1のインダクタンス成分L
aが変動するため、線状アンテナ1とノッチアンテナ2
との静電結合部8における静電容量C1と線状アンテナ
1のインダクタンス成分Laとによる共振周波数が変動
する。その結果、主にノッチアンテナ2の並列共振が使
用周波数帯において有効となり、主にこのノッチアンテ
ナ2が電波の放射、受信に寄与することになる。ノッチ
アンテナ2の性能はアンテナの受信感度等を一定レベル
以上に保証するものであるから、このような構成とする
ことによりアンテナの性能は常時一定レベル以上に保た
れることになる。
【0030】線状アンテナ1はゴム製のリング6により
伸縮される任意の位置で制止し保持することが可能に構
成されている。本実施例では線状アンテナは直線状のア
ンテナなため、このようなリング状のゴム等でアンテナ
の保持構造が容易に実現できる。このような構成によ
り、線状アンテナ1の全長の範囲内でフレキシブルに無
線電話機本体1から引き出すアンテナ長を設定できる。
この場合にも、ノッチアンテナ2の並列共振が使用周波
数帯において有効となっているので、多少のVSWR
(電圧定在波比)の悪化はあるものの、双方のアンテナ
の働きにより実用に十分なアンテナ性能が得られる。
【0031】従来は線状アンテナを引き出して完全に伸
長した場合か、無線電話機本体内に完全に収納した場合
にのみスイッチが切り替わって一方のアンテナに給電さ
れていたが、本実施例では、線状アンテナ1を任意の位
置に引き出して使用することができ、双方のアンテナに
より性能を発揮するから、電波状態のよいところや、線
状アンテナを目一杯引き出せないような事情がある場合
には線状アンテナを途中位置まで引き出して使用するこ
とができる。また、線状アンテナは直線状のアンテナな
ため、ノッチアンテナとの容量結合の実験、設計が行い
易く、シュミレーション精度が高いので、このような構
成のものを作り易い。
【0032】このように、上記構成によれば、伸縮自在
な主たる線状アンテナと内蔵されたノッチアンテナと
が、線状アンテナの伸縮操作に伴って自動的に且つ無接
点的にシフトし、伸縮状態と収納状態とに応じて最適で
しかも広帯域なアンテナ特性が発揮されるうえ、線状ア
ンテナに給電する機械的な切替スイッチが全く不要であ
り、長期にわたって信頼性の高い動作が期待できる。ま
た、リングにより線状アンテナを任意の位置まで引き出
して使用することが可能になる。
【0033】また、ノッチアンテナを使用することによ
り高周波回路とノッチアンテナとを1枚基板で構成し、
線状アンテナを使用することによりゴム製のリングで任
意の位置に保持できるから構成部品が少なく、コストも
低くでき、給電部のロスが極力低減され、アンテナの長
さを自由に調整して使用することができる。尚、アンテ
ナ保持手段は、可動アンテナの種類に応じて適当なもの
を採用すればよい。
【0034】実施例2.図3は他の実施例における携帯
用無線機のアンテナ装置を示す部分断面図であり、図に
おいて、1〜8までは実施例1と同様或は相当する部分
を示し、同一符号を付してその説明を省略する。本実施
例においては、線状アンテナ1が、その最大引き出し時
にノッチアンテナ2との容量結合部分8を境に、無線電
話機本体7から引き出された部分(露出部)のアンテナ
長がλ/2〜λ/4に、本体内に収納されたままの部分
(内在部)のアンテナ長が電気的にλ/4になるようそ
れぞれ設定されている。
【0035】ここで、内在部のアンテナ長は理想的には
λ/4であるが、例えば内在部と基板5との間に誘電体
が介在している場合には波長短絡が起きたり、或は基板
5にねじ穴等があり、基板5と線状アンテナ1とが平行
でない部分が存在したりすると、必ずしもλ/4とはな
らないので、種々設計の都合等を考慮して電気的にλ/
4となるようにアンテナ長を設定すればよい。一般には
0,2λ〜0,3λ位の電気長を有する長さに設計され
る。その他の構成は実施例1と同様である。
【0036】次に動作について説明する。基本的な動作
及び実施例1と同様の構成部分の動作は実施例1と同様
である。図4は図3の等価回路である。線状アンテナ1
を引き出し伸長させた状態では、線状アンテナ1の内在
部は電気的にλ/4の電気長を有しており、この部分の
インダクタンス成分L3と容量成分C3による共振周波
数によりノッチアンテナ2と合わせて2共振となり、使
用周波数帯に対してさらに広帯域化が図れる。
【0037】線状アンテナ1が無線電話機本体7内に収
納された状態では、線状アンテナ1全体のリアクタンス
成分が変動するため、内在部の共振周波数も変動する。
そのため、主にノッチアンテナ2の並列共振が使用周波
数帯において有効となり、ノッチアンテナ2が電波の放
射及び受信に寄与することになる。このように、上記構
成によれば、実施例1で得られる効果の他、さらに広帯
域なアンテナ特性を得ることができるようになる。
【0038】尚、実施例1の場合も同様であるが、ノッ
チアンテナを線状アンテナに対して垂直、即ちノッチア
ンテナのスロットが線状アンテナに垂直になるよう配置
すると、線状アンテナの短い区間で静電結合できる。ま
た、無線電話機等に搭載した場合、ノッチアンテナと重
なって基板等が配置されると性能が低下するので、無線
電話機自体が高さ方向に余裕がある場合に有効な構造で
ある。無線電話機は使用者の耳と口との間の位置関係か
ら高さ方向の小型化には限界があり、その意味で垂直配
置の構成は有利である。また、ノッチアンテナ単体とし
ては水平面内で強い垂直偏波成分を持つので、そのよう
な放射パターンが必要な場合に有効である。
【0039】実施例3.図5は他の実施例における携帯
用無線機のアンテナ装置を示す部分断面図であり、図に
おいて、1〜8までは実施例1と同様或は相当する部分
を示し、同一符号を付してその説明を省略する。本実施
例においては、実施例2の場合と同様、線状アンテナ1
が、その最大引き出し時にノッチアンテナ2との静電結
合部分8を境に、無線電話機本体7から引き出された部
分(露出部)のアンテナ長がλ/2〜λ/4に、本体内
に収納されたままの部分(内在部)のアンテナ長が電気
的にλ/4になるようそれぞれ設定されている。
【0040】また、ノッチアンテナ2が線状アンテナ1
と平行(地上面に対しては垂直)、即ちノッチアンテナ
2のスロットが線状アンテナ1に平行になるよう配置さ
れている。そして、高周波回路4はノッチアンテナ2の
スロットを挟んで線状アンテナ1と反対側にノッチアン
テナ2と同一基板上に配置され構成されている。次に動
作について説明する。アンテナとしての基本動作は実施
例2と同様であり、その説明を省略する。
【0041】図6は本実施例のように構成されたアンテ
ナ装置の線状アンテナ1を無線電話機本体7から引き出
し伸長させた状態での(a)インピーダンス特性及び
(b)VSWR特性の実験データを示す図である。この
VSWR特性からもわかるように広帯域特性を示してい
る。また、図7は同装置の線状アンテナ1を無線電話機
本体7内に収納した状態での(a)インピーダンス特性
及び(b)VSWR特性の実験データを示す図である。
収納時においても良好な広帯域特性を示している。
【0042】さらに、図8は線状アンテナ1伸長時の無
線電話機を示す状態図、図9は線状アンテナ収納時の無
線電話機を示す状態図である。X、Yは水平面方向をZ
は垂直面(高さ)方向を示している。このように、ノッ
チアンテナを線状アンテナに対して平行、即ちノッチア
ンテナのスロットが線状アンテナに平行になるよう配置
すると、線状アンテナの長い区間で静電結合する。この
ような構成とすると、高周波の場合には特に線状アンテ
ナ1とノッチアンテナ2との間での電流の誘導がし易い
という特徴がある。
【0043】ただし、無線電話機等に搭載した場合、ノ
ッチアンテナと重なって基板等が配置されると性能が低
下するので、無線電話機自体が水平方向に余裕がある場
合に有効な構造である。また、ノッチアンテナ単体とし
ては水平面(X−Y平面)内のX軸の±両方向に水平偏
波成分を持つので、収納時にそのような放射パターンが
必要な場合に有効である。
【0044】実施例4.図10は他の実施例における携
帯用無線機のアンテナ装置の構成を示す部分断面図であ
り、図において、4は高周波回路、5は一枚の基板で、
この基板5上に線状アンテナに対して平行及び垂直(従
って地上面に対しては垂直及び水平)方向のノッチアン
テナと高周波回路4とを構成している。20は線状アン
テナ1に対して平行(従って地上面に対しては垂直)な
ノッチアンテナ、21は垂直(同水平)なノッチアンテ
ナ、30は平行なノッチアンテナ20の給電線、31は
垂直なノッチアンテナ21の給電線で、各給電線は同一
の高周波回路4に接続されている。
【0045】双方のノッチアンテナは互いに直交する関
係にあり、且つ垂直なノッチアンテナ21の短絡部が、
平行なノッチアンテナ20の開放部におけるインピーダ
ンスの高い部分と接近した構造としている。次に動作に
ついて説明する。平行なノッチアンテナ20と垂直なノ
ッチアンテナ21とは互いに直交するので、偏波ダイバ
ーシチーとして機能する。
【0046】垂直なノッチアンテナ21の短絡部が、平
行なノッチアンテナ20の開放部におけるインピーダン
スの高い部分と接近して配置されているので、垂直なノ
ッチアンテナ21の電流が平行なノッチアンテナ20へ
流入することを防ぎ、2つのアンテナの相互結合が少な
くなる。また、上記構成によれば、2つのノッチアンテ
ナ20、21は基板5上のパターンのみで構成でき、さ
らに高周波回路も同一基板上に構成できるので、精度が
高く、安価のものとなる。そして、このように同一基板
上に構成することにより、実装前の設計時点で相互結合
や放射パターンの影響の予測や計算が容易にできるよう
になる。
【0047】実施例5.図11は他の実施例における携
帯用無線機のアンテナ装置の構成を示す部分断面図であ
り、図において、実施例4と同様或は相当する部分には
同一符号を付してその説明を省略する。本実施例におい
ては、平行なノッチアンテナ20の開放部を下方にし、
垂直なノッチアンテナ21の開放部を平行なノッチアン
テナ20の短絡部と接近させた構造としている。その他
の構成は実施例4と同様であり、その説明を省略する。
【0048】上記の構成とした場合の動作も実施例4の
場合と同様であるが、このような構成とすると、平行な
ノッチアンテナ20の給電部30と垂直なノッチアンテ
ナ21の給電部31とが、共に高さ方向に近く、双方の
給電部が障害物の影響を受けないよう設計することが容
易にでき、しかもアンテナ装置の高い位置に集約される
ので、携帯用の電話機等に搭載した場合、電話機を持つ
手の影に隠れないよう設計することが容易に行える。従
って、電話機を手で持った場合に、実施例4の構成のも
のに比し、アンテナ利得の低下を少なくできる。
【0049】実施例6.図12は他の実施例における携
帯用無線機のアンテナ装置を示す部分断面図であり、図
において、実施例1及び実施例4と同様或は相当する部
分には同一符号を付してその説明を省略する。本実施例
においては、ノッチアンテナの配置構成を実施例4と同
様とし、外部アンテナである線状アンテナ1を垂直なノ
ッチアンテナ21の開放部側にこの垂直なノッチアンテ
ナ21と直交するよう静電結合させて配置している。そ
の他の配置構成は図示省略するが、基板5の構成を除き
実施例1と同様である。
【0050】次に動作について説明する。平行なノッチ
アンテナ20は電界に感応し、垂直なノッチアンテナ2
1は磁界に感応する。また、線状アンテナ1は垂直なノ
ッチアンテナ21に無接点の容量結合をすることにな
る。平行なノッチアンテナ20は無線電話機本体の影響
を受けるものの、垂直偏波に対してモノポールとして感
応し、垂直なノッチアンテナ21はノッチとして感応す
る。
【0051】垂直なノッチアンテナ21と線状アンテナ
1とは相互結合により放射を補助して放射パターンの落
ち込みを防ぐ。上記構成によれば、実施例1と同様な効
果が期待できる他、放射する電波の高さを高くすること
ができ、携帯電話等に適用すれば人体頭部の影響による
利得の低下を抑えることができる。
【0052】実施例7.図13は他の実施例における携
帯用無線機のアンテナ装置を示す構成図であり、図にお
いて、実施例1及び実施例4と同様或は相当する部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。本実施例にお
いては、ノッチアンテナの配置構成を実施例4と同様と
し、外部アンテナである線状アンテナ1を平行なノッチ
アンテナ20側にこの平行なノッチアンテナ20と平行
に近接して配置し、静電結合させている。その他の配置
構成は図示省略するが、基板5の構成を除き実施例1と
同様である。
【0053】次に動作について説明する。図13は線状
アンテナ1を伸長させた状態を示しており、線状アンテ
ナ1を伸長させた状態でも平行なノッチアンテナ20の
開放部と線状アンテナ1の内在部とが並行になるよう構
成されている。そして、このような構成とした場合にも
実施例6と同様な効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、給電
部に接続された固定状態のノッチアンテナと、給電用の
電気的接触点を有することなくノッチアンテナと静電結
合し、この静電結合する位置が自身の移動に応じて変動
する可動状態の線状アンテナとを備えたので、線状アン
テナとノッチアンテナとの間で無接点的にシフトし、ま
た、線状アンテナとノッチアンテナとの両方が無駄なく
動作し、線状アンテナ引き出し状態と収納状態とに応じ
て最適でしかも広帯域なアンテナ特性が発揮されるう
え、線状アンテナに給電する機械的な切替スイッチが全
く不要であり、長期にわたって信頼性の高い動作が期待
できるという効果が得られる。
【0055】また、線状アンテナは直線状のアンテナな
ため、ノッチアンテナとの容量結合の実験、設計が行い
易く、シュミレーション精度が高いうえ、ノッチアンテ
ナを使用することにより固定アンテナを一枚基板で構成
でき、さらには高周波回路をノッチアンテナと1枚基板
で構成することも可能になるから、構成部品が少なくで
き、装置の小型化、低コスト化が図れるという効果が得
られる。
【0056】また、線状アンテナを可動範囲の任意の位
置で保持可能にするアンテナ保持手段を備えたので、線
状アンテナを可動範囲の任意の位置で使用することが可
能になるという効果が得られる。また、線状アンテナ
を、その可動範囲の所定位置で静電結合部を起点にλ/
2未満の電気長を有する部分と、電気的にλ/4の電気
長を有する部分とになるよう構成したので、λ/4の電
気長を有する部分のインダクタンス成分と容量成分とに
よる共振周波数によりノッチアンテナと合わせて2共振
となり、使用周波数帯に対してさらに広帯域化が図れる
という効果が得られる。
【0057】また、ノッチアンテナを線状アンテナに対
し垂直に配置したので、線状アンテナの可動方向に厚み
のない配置構成となり、高さ方向の小型化に限界がある
携帯用無線機の場合、ノッチアンテナと他の基板等が水
平方向に重なって配置されない構成が容易に実現でき、
装置全体を大型化することなくノッチアンテナの性能を
維持することができるという効果が得られる。
【0058】また、ノッチアンテナを線状アンテナに対
し平行に配置したので、線状アンテナの長い区間で静電
結合し、高周波の場合には特に線状アンテナとノッチア
ンテナとの間で電流の誘導がし易くなるという効果が得
られる。また、ノッチアンテナを線状アンテナに対し垂
直及び平行に配置したので、ノッチアンテナが偏波ダイ
バーシチーとして機能し、アンテナ性能が向上するう
え、2つのノッチアンテナは基板上のパターンのみで構
成でき、さらに高周波回路も同一基板上に構成できるよ
うになるので、精度が高く、安価のものとなる。そし
て、同一基板上に構成することにより、実装前の設計時
点で相互結合や放射パターンの影響の予測や計算が容易
にできるようになるという効果が得られる。
【0059】また、線状アンテナに対し平行に配置され
たノッチアンテナの短絡部分と線状アンテナに対し垂直
に配置されたノッチアンテナの開放部分とが接近するよ
う構成したので、平行なノッチアンテナの給電部と垂直
なノッチアンテナの給電部とが、共に高さ方向に近く配
置されるから、双方の給電部が携帯無線機の他の構成要
素の影響を受けないよう該携帯無線機を設計することが
容易に実現でき、しかも給電部が無線機の高い位置に集
約されるので、携帯用無線機に搭載した場合、無線機を
持つ手の陰に給電部が隠れないよう設計することが容易
に行えるという効果が得られる。
【0060】また、線状アンテナに対し垂直に配置され
たノッチアンテナの短絡部分と線状アンテナに対し平行
に配置されたノッチアンテナの開放部分とが接近するよ
う構成したので、垂直なノッチアンテナの短絡部が、平
行なノッチアンテナの開放部におけるインピーダンスの
高い部分と接近して配置されることになるから、垂直な
ノッチアンテナの電流が平行なノッチアンテナへ流入す
ることを防ぎ、2つのアンテナの相互結合が少なくなる
という効果が得られる。
【0061】また、線状アンテナに対し垂直に配置され
たノッチアンテナの開放部分と線状アンテナとを静電結
合させるか、或は、線状アンテナに対し平行に配置され
たノッチアンテナの近傍に線状アンテナを配置し静電結
合させたので、放射する電波の高さを高くすることがで
き、携帯用無線機に適用すれば、人体頭部の陰の発生に
より利得が低下することを抑えることができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における無線電話機用アン
テナ装置を示す部分断面図である。
【図2】図1の等価回路を示す図である。
【図3】この発明の実施例2における無線電話機用アン
テナ装置を示す部分断面図である。
【図4】図3の等価回路を示す図である。
【図5】この発明の実施例3における無線電話機用アン
テナ装置を示す部分断面図である。
【図6】この発明の実施例3における無線電話機用アン
テナ装置のアンテナ伸長時におけるVSWR特性及びイ
ンピーダンス特性の実験データを示す図である。
【図7】この発明の実施例3における無線電話機用アン
テナ装置のアンテナ収納時におけるVSWR特性及びイ
ンピーダンス特性の実験データを示す図である。
【図8】この発明の実施例3における無線電話機用アン
テナ装置のアンテナ伸長時における試験用アンテナ構成
図である。
【図9】この発明の実施例3における無線電話機用アン
テナ装置のアンテナ収納時における試験用アンテナ構成
図である。
【図10】この発明の実施例4における無線電話機用ア
ンテナ装置のノッチアンテナ部を示す構成図である。
【図11】この発明の実施例5における無線電話機用ア
ンテナ装置のノッチアンテナ部を示す構成図である。
【図12】この発明の実施例6における無線電話機用ア
ンテナ装置を示す構成図である。
【図13】この発明の実施例7における無線電話機用ア
ンテナ装置を示す構成図である。
【図14】従来の無線電話機用アンテナ装置を示す構成
図である。
【図15】従来の無線電話機用アンテナ装置を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 線状アンテナ、2 ノッチアンテナ、3 給電線、
4 高周波回路、5基板、6 リング、8 静電結合
部、20 平行なノッチアンテナ、21 垂直なノッチ
アンテナ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電部に接続された固定状態のノッチア
    ンテナと、給電用の電気的接触点を有することなく前記
    ノッチアンテナと静電結合し、この静電結合する位置が
    自身の移動に応じて変動する可動状態の線状アンテナと
    を備えたことを特徴とする携帯無線機用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記線状アンテナを任意の変動位置で保
    持可能にするアンテナ保持手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の携帯無線機用アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記線状アンテナは、その可動範囲の所
    定位置で静電結合部を起点にλ/2未満の電気長を有す
    る部分と、電気的にλ/4の電気長を有する部分とにな
    るよう構成されたことを特徴とする請求項1記載の携帯
    無線機用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記ノッチアンテナを前記線状アンテナ
    に対し垂直に配置したことを特徴とする請求項1記載の
    携帯無線機用アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記ノッチアンテナを前記線状アンテナ
    に対し平行に配置したことを特徴とする請求項1記載の
    携帯無線機用アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記ノッチアンテナを前記線状アンテナ
    に対し垂直及び平行に配置したことを特徴とする請求項
    1記載の携帯無線機用アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記平行に配置されたノッチアンテナの
    短絡部分と前記垂直に配置されたノッチアンテナの開放
    部分が接近していることを特徴とする請求項6記載の携
    帯無線機用アンテナ装置。
  8. 【請求項8】 前記垂直に配置されたノッチアンテナの
    短絡部分と平行に配置されたノッチアンテナの開放部分
    とが接近していることを特徴とする請求項6記載の携帯
    無線機用アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 前記垂直に配置されたノッチアンテナの
    開放部分と前記線状アンテナとが静電結合することを特
    徴とする請求項8記載の携帯無線機用アンテナ装置。
  10. 【請求項10】 前記平行に配置されたノッチアンテナ
    の近傍に前記線状アンテナを配置し静電結合させたこと
    を特徴とする請求項8記載の携帯無線機用アンテナ装
    置。
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JP2015097377A (ja) * 2013-10-07 2015-05-21 株式会社日本自動車部品総合研究所 アンテナシステムおよびアンテナユニット

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