JPH089769Y2 - 遠心式ガバナ− - Google Patents

遠心式ガバナ−

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JPH089769Y2
JPH089769Y2 JP1986102277U JP10227786U JPH089769Y2 JP H089769 Y2 JPH089769 Y2 JP H089769Y2 JP 1986102277 U JP1986102277 U JP 1986102277U JP 10227786 U JP10227786 U JP 10227786U JP H089769 Y2 JPH089769 Y2 JP H089769Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
governor
weight
centrifugal
governor weight
case
Prior art date
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Application number
JP1986102277U
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English (en)
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JPS639611U (ja
Inventor
健次 濱田
Original Assignee
株式会社振豊紡機製作所
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Publication date
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は遠心式ガバナーに関するもので、電動シャ
ッターの降下速度制御用等に利用されるものである。
従来の技術 電動シャッターの降下速度制限用に使用されている従
来の遠心式ガバナーは、第4図に示す様に、ガバナーボ
ス(1)に対称的に略半円状のガバナーウエイト(2)
(2)をその一端でピン(3)(3)を介して枢着し、
他端間にスプリング(4)を連結して縮径力を付与して
おり、その一部にサブウエイト(5)(5)及びライニ
ングシュー(6)(6)を取付けた構造からなり、電動
シャッターを降下させるときに、シャッターの自重によ
る加速作用でシャッターの下端が地面に激突することを
防止するために、正逆転モータの回転軸に装着されて、
回転速度が増加してくると、スプリング(4)に抗して
遠心力作用で拡径作動し、ライニングシュー(6)
(6)をガバナーケース〔図示省略〕に圧接させて制動
力を付与し、一定の降下速度に制限するようになされて
いる。
考案が解決しようとする問題点 上記従来の遠心式ガバナーは、回転中に大きいアンバ
ランスが生じて振動が発生し、騒音が高くなると共に、
ライニングシューの摺動面が少ないため、摩耗が速く、
寿命が短いという問題点があった。
また、従来、ガバナーボスに対してガバナーウエイト
を、シャッターの巻き上げ方向の回転に対して拡開せ
ず、巻き下ろし方向の回転に対して拡開するように傾斜
長孔と案内ピンで規制させたものが特公昭47−48228号
公報で公知であるが、このものは、ガバナーウエイトが
ガバナーケースの内周面に対して偏心円弧運動して圧接
することになり、外周部を全面接触させることができな
いため、磨耗を軽減させることができないという問題点
がある。
問題点を解決するための手段 この考案は、回転軸に装着される環状のガバナーボス
と、円周等分割された扇形をなし、上記ガバナーボスの
円周等配位置に半径方向へ摺動可能に係合させた複数個
のガバナーウエイトと、各ガバナーウエイトに縮径方向
の復元力を付与するスプリングと、上記ガバナーウエイ
トの外周部に対して半径方向へ離隔対応させて配置され
た環状内周面を有する固定のガバナーケースとからなる
遠心式ガバナーにおいて、上記各扇形のガバナーウエイ
トの外周部全周にライニングシューを装着したものであ
る。
作用 この考案の遠心式ガバナーは、各ガバナーウエイトが
均等分割で半径方向へ摺動可能としてあるため、回転軸
の周囲のウエイトバランスが均等となり、振動がなく、
騒音も小さい。しかも、各ガバナーウエイトがガバナー
ボスに対して半径方向外方へ直線移動してその外周部全
周に装着してあるライニングシューをガバナーケースの
環状内周面に圧接させて制動力を発生させることがで
き、これによって、ライニングシューの圧接時の圧接面
積が増大し、その単位面積当たりの接触面圧を低下させ
ることができ、磨耗を軽減することができ、長寿命とす
ることができる。
実施例 第1図及び第2図において、(10)は環状のガバナー
ボス、(11)はガバナーウエイト、(12)はライニング
シュー、(13)はスプリング、(14)はガバナーケース
である。
ガバナーウエイト(11)は、円周等分割〔図面は4分
割の場合〕された扇形をなし、各ガバナーウエイト(1
1)の扇形の中央部に半径方向のスリット(11a)が形成
してあり、このスリット(11a)に挿通した案内ピン(1
5)(15)によってガバナーボス(10)の円周等配位置
に半径方向へ摺動可能に係合させてある。
ライニングシュー(12)は各ガバナーウエイト(11)
の外周部全周に取付ピン(16)(16)によって固着した
ある。
スプリング(13)は各ガバナーウエイト(11)(11)
の円周方向相互間に係止ピン(17)(17)を介して張設
してあり、各ガバナーウエイト(11)(11)に縮径方向
の復元力を付与するためのものである。
上記スプリング(13)の張設位置に対応するガバナー
ウエイト(11)の円周方向両端面及びライニングシュー
(12)の両端部内周面には切欠部(11b)(12a)が形成
してあり、これによってスプリング(13)の設置スペー
スを、ライニングシュー(12)とガバナーウエイト(1
1)との軸方向厚さ寸法内に確保して張り出さないよう
に収納させている。
また、ライニングシュー(12)の内周面には、ガバナ
ーウエイト(11)の案内ピン(15)の頭部に対応して切
欠部(12b)を形成してあり、これによって、全体のコ
ンパクト化を図っている。
ガバナーケース(14)は各ガバナーウエイト(11)の
外周部のライニングシュー(12)に対して半径方向外方
へ離隔対応させて配置した環状内周面(14a)を有する
もので、静止部材に固定されるものである。
本考案の遠心式ガバナーは上記構成からなり、ガバナ
ーボス(10)は例えば第3図のように電動シャッター用
の正逆転モータ(18)の回転軸(19)に固着結合され
る。尚、第3図において、(20)は本考案の遠心式ガバ
ナーに接続した電磁ブレーキであって、回転軸(19)に
キー止めされた回転円板(20a)(20a)に対して摩擦板
(20b)(20b)が回転せず、軸方向に移動可能に配置さ
れ、常時バネ(20c)によって制動力を付与し、正逆転
モータ(18)の通電中、電磁石コイル(20d)に通電し
て制動力を解除するように構成されており、同図におい
て、821)は電磁ブレーキ(20)のカバー、(22)は停
電時等の非常時制動力解除用操作引紐である。上記構成
からなる電動シャッターの正逆転モータ(18)の正転又
は逆転時、電磁ブレーキ(20)の制動力が解除されて回
転軸(19)の回転により、シャッターの捲き上げ、又は
捲き下ろしが行われる。シャッターの捲き下ろし時、シ
ャッターの自重による降下速度の自然加速が生ずるが、
このようなとき、本考案の遠心式ガバナーは、各ガバナ
ーウエイト(11)が遠心力作用でスプリング(13)に抗
してガバナーボス(10)の半径方向外方へ張り出す。こ
のとき、各ガバナーウエイト(11)はスリット(11a)
と案内ピン(15)(15)との作用で、半径方向に均等に
拡径し、外周部のライニングシュー(12)の全外周面で
ガバナーケース(14)の環状内周面(14a)に均等に圧
接し、制動力を発生して、回転軸(19)を通し、シャッ
ターの降下速度を制限する。
上記実施例は、各ガバナーウエイト(11)の半径方向
の摺動案内をスリット(11a)と案内ピン(15)(15)
とで行わせたが、これに制約されず、他の構成とでき
る。また、用途の電動シャッターに制約されるものでは
ない。
考案の効果 この考案によれば、各ガバナーウエイトの回転軸周囲
での荷重分布が均等であるため、回転中に偏荷重による
振れ回り振動が発生せず、騒音を著減でき、しかも、各
ガバナーウエイトがガバナーボスに対して半径方向外方
へ直線移動してその外周部全周に装着してあるライニン
グシューをガバナーケースの環状内周面に圧接させて制
動力を発生させることができ、これによって、ライニン
グシューの圧接時の圧接面積が増大し、その単位面積当
たりの接触面圧を低下させることができ、磨耗を軽減す
ることができ、長寿命とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の遠心式ガバナーの実施例を示し、その
左半部は背面から見た図を、また右半部は正面から見た
図を示し、ともにガバナーケースを外した状態を示す。
第2図は、本考案の遠心式ガバナーの実施例を示す縦断
側面図、第3図は電動シャッターの正逆転モータに適用
した場合の要部縦断側面図、第4図は従来の遠心式ガバ
ナーの正面図を示すものである。 (10)……ガバナーボス、(11)……ガバナーウエイ
ト、(12)……ライニングシュー、(13)……スプリン
グ、(14)……ガバナーケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に装着される環状のガバナーボス
    と、円周等分割された扇形をなし、上記ガバナーボスの
    円周等配位置に半径方向へ摺動可能に係合させた複数個
    のガバナーウエイトと、各ガバナーウエイトに縮径方向
    の復元力を付与するスプリングと、上記ガバナーウエイ
    トの外周部に対して半径方向へ離隔対応させて配置され
    た環状内周面を有する固定のガバナーケースとからなる
    遠心式ガバナーにおいて、 上記各扇形のガバナーウエイトの外周部全周にライニン
    グシューを装着したことを特徴とする遠心式ガバナー。
JP1986102277U 1986-07-03 1986-07-03 遠心式ガバナ− Expired - Lifetime JPH089769Y2 (ja)

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JPS639611U JPS639611U (ja) 1988-01-22
JPH089769Y2 true JPH089769Y2 (ja) 1996-03-21

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