JPH0896684A - 電磁リレーの接点固定構造 - Google Patents

電磁リレーの接点固定構造

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JPH0896684A
JPH0896684A JP22599394A JP22599394A JPH0896684A JP H0896684 A JPH0896684 A JP H0896684A JP 22599394 A JP22599394 A JP 22599394A JP 22599394 A JP22599394 A JP 22599394A JP H0896684 A JPH0896684 A JP H0896684A
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JP
Japan
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fixed contact
contact point
fixed
support frame
electromagnetic relay
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Application number
JP22599394A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Iketani
弘 池谷
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Hitec Co Ltd
Original Assignee
Hitec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定接点部材を確実に固定できるとともに、
固定接点部材の挿入時に微粉の発生をなくすことによ
り、誤動作を防止し、耐久性を向上できる電磁リレーの
接点固定構造を実現する。 【構成】 固定接点部材20,30にはそれぞれ固定接
点24、34が固着されており、両固定接点の間に可動
接点81が配置されている。固定接点部材20,30
は、コイルスプールと一体成形された支持枠体50に挿
入固定されている。固定接点部21,31は、固定接点
24,34を取付けた接点板部23,33と、この接点
板部23,33の基部から分岐された弾性腕部25,3
5とから構成される。弾性腕部25,35には、支持枠
体50の表面に当接する外側面に、緩やかな凸状に形成
された係合曲面部26,36が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁リレーの接点固定構
造に係り、特に、固定接点部材を位置決め固定するため
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁リレーの接点ブロックには、
図10に示すようにコイルスプール4と一体成形された
合成樹脂製の支持枠体に挿入孔若しくは挿入枠4a,4
bを形成し、この挿入孔又は挿入枠4a,4bに金属製
の固定接点部材10の接点部11を挿入する。このと
き、挿入孔又は挿入枠4a,4bの内面には接点部11
の側面に形成された係合突起14,14が食い込み、固
定接点部材10を支持枠体に対して固定できるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の接点ブロックでは、係合突起14の食い込みによっ
て固定接点部材10と支持枠体とが相互に固定されてい
るため、組立時の挿入方法等により、固定接点部材が所
定の取付位置とは異なる位置に配置される場合がある。
このように固定接点側の位置ズレに起因して、電磁リレ
ーの接点切り換え状態に直接影響を与える他、切り換え
時間、切り換えの耐久性等にも影響を与える。
【0004】また、固定接点部材10を支持枠体に挿入
する際には、上記係合突起14が挿入孔又は挿入枠内の
表面を多少とも削るため、接点ブロック内に粉体(支持
枠体の削り滓)が発生し、しばしば接点ブロックの誤動
作が発生すると言う重大な問題点がある。
【0005】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、挿入固定時にも微粉の発生がな
く、容易に組立てできる固定接点部材であって、しか
も、接点回路の動作の確実性と耐久性にも富む電磁リレ
ーの接点固定構造を構成することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電磁コイルの
励磁によって動作する可動接点を備えた可動接点部材
と、該可動接点に対向配置された固定接点を備え、支持
枠体に支持された固定接点部材とを有する電磁リレーの
接点固定構造において、前記固定接点部材の外側部に
は、内側に弾性変形可能に構成された弾性変形部を設
け、該弾性変形部を、前記支持枠体の枠内に挿入可能か
つその挿入状態にて所定の弾性をもって前記固定接点部
材を位置決め保持可能に構成するものである。
【0007】この場合に、前記弾性変形部の前記支持枠
体に対する当接部に、緩やかな凸状曲面を備えた突出部
を形成することが好ましい。
【0008】
【作用】請求項1によれば、枠内に挿入された弾性変形
部の弾性力により固定接点部材を支持枠体の内部に保持
するので、挿入取付けも容易で生産性の向上を図ること
ができるとともに位置精度も確保できる。また、弾性変
形部が弾性変形可能に形成されているため、挿入時に従
来のように微粉が発生することは殆どなく、誤動作、故
障の発生率を低減することができる。
【0009】請求項2によれば、弾性変形部の当接面を
緩やかな凸状曲面に形成することによって、固定接点部
材の挿入や取付けがさらに容易になるとともに、弾性変
形部の弾性力を大きくしても、挿入時の支持枠体の切削
による粉体の発生を完全に防止することができる。
【0010】
【実施例】次に、図面を参照して本発明に係る電磁リレ
ーの接点固定構造の実施例を説明する。この実施例で
は、図1に示すように、電磁リレーの箱体の内部に固定
接点部材20,30が配置されている。固定接点部材2
0には、上部に固定接点部21が形成され、下部には端
子片部22が形成されている。同様に固定接点部材30
についても、その上部に固定接点部31が、下部には端
子片部32がそれぞれ形成されている。
【0011】固定接点部材20,30にはそれぞれ固定
接点24,34が溶着されており、この固定接点24,
34の間には可動接点部材8の先端に形成された可動接
点81が配置されている。固定接点部材20,30はコ
イルスプールと一体成形された支持枠体50に挿入固定
されている。支持枠体50は固定接点部材20を挿入固
定するための枠孔部51と、固定接点部材30を挿入固
定するための枠孔部52とを備えている。
【0012】固定接点部21,31は、固定接点24,
34の形成された接点板部23,33と、接点板部2
3,33の基部に設定された保持部の外側部から突出
し、外側部に対して略平行に伸びる弾性腕部25,35
と、この弾性腕部25,35の外側に形成された凸状の
係合曲面部26,36とを備えている。弾性腕部25,
35は接点板部23,33に対して所定の弾性力をもっ
て変形可能に形成され、その先端部25a,35aは上
記枠孔部51,52へ容易に挿入できるように滑らかな
形状となっている。
【0013】固定接点部21を支持枠体50の内部に挿
入して固定する際の状態を図2に示す。支持枠体50に
穿設された枠孔部51は接点板部23を余裕をもって挿
通できる大きさを備え、弾性腕部25,25の外幅は枠
孔部51の幅よりも若干大きく形成されている。ここ
で、弾性腕部25,25を枠孔部51に挿入すると、先
端部25aは枠孔部51により内側へ変形されるので、
図2(b)に示すように弾性腕部25を枠孔部51内に
完全に挿入することができる。ここで、係合曲面部26
は通常枠孔部51の内面に当接された状態となり、弾性
腕部25の弾性により固定接点部材20を枠孔部51内
に保持する。このとき、固定接点部材20の端子片部2
2の最上部は枠孔部51の開口縁に当接して固定接点部
21の支持枠体50への挿入深さを規制する。
【0014】図3には、図2に示す係合曲面部26に対
応した形状の凹部53を枠孔部51の内面に形成した場
合を示すものである。このようにすると係合曲面部26
が凹部53に嵌合して固定接点部材20の保持力を増大
させることができる。この場合、固定接点部21の挿入
時の切粉の発生を完全に防止するためには、凹部53の
表面をゆるやかな曲面に形成することが好ましく、ま
た、凹部53の縁部にも連続的な傾斜を付けることが望
ましい。
【0015】図4乃至図6は上記固定接点部21の種々
の変形例を示すものである。図4に示す固定接点部61
においては、その保持部62の内部に開口部62aを穿
設して該開口部62aと外側面との間に細い弾性帯部6
3を形成している。この弾性帯部63は上記弾性腕部と
同様に外方からの応力により所定の弾性抗力を示しなが
ら内側へ撓むように構成されている。また、弾性帯部6
3にはその中央部分から外方へ突出し緩やかな曲面で構
成された表面を備えた係合曲面部64が形成されてい
る。
【0016】図5に示す固定接点部71においては、そ
の保持部72に弾性腕部73が形成されているが、図2
に示す弾性腕部とは異なり弾性腕部73は固定接点部7
1の挿入方向とは逆方向に伸びている。弾性腕部73の
外側部には係合曲面部74が形成されている。この弾性
腕部73は図2に示す弾性腕部25と全く同様の機能を
有する。
【0017】図6に示す固定接点部81においては、そ
の保持部82に外側部から形成された切欠部82aが形
成されており、この切欠部82aの内部から突出する弾
性腕部83が形成されている。この弾性腕部83の先端
部はほぼ直角に屈折して保持部82の外側部から僅かに
飛び出しており、上記弾性腕部73と同様に支持枠部5
0に係合するように形成されている。
【0018】図7及び図8は、上記実施例を適用した電
磁リレーの内部構造を示すものである。図8に示すよう
に、ケース1とベース2とにより画成された内部空間
に、電磁コイル3を巻回させたコイルスプール4が取付
けられている。コイルスプール4の巻枠部内には鉄芯5
が挿通され、鉄芯5に接続されたヨーク6に対して可動
鉄片7が可動接点部材8を介してヒンジ接合されてい
る。可動鉄片7は鉄芯5の磁極に吸引されることによっ
て可動接点板8を動作させ、可動接点81を上下に移動
させる。
【0019】図9は上記実施例に適用できる他の固定接
点部材40の構造を示す。固定接点部材40は、固定接
点部41と端子片部42とからなり、固定接点部41に
は接点板部43と、弾性腕部45と、ガイド部47とが
形成されている。接点板部43には固定接点44が固着
されている。弾性腕部45は一側面にだけ形成されてい
る点で上記固定接点部材20,30の場合とは異なり、
他の側面にはガイド部47が形成されている。この固定
接点部材40では、上記実施例と同様に支持枠体50の
枠孔部51内に挿入することにより弾性腕部45の弾性
力に基づいて確実に保持固定される他、弾性腕部45が
一箇所のみであるため構造的に簡単であり、しかもガイ
ド部47により、より高精度に固定接点を位置決めする
ことができる。
【0020】上記実施例では、一対の固定接点部材が異
なる方向から支持枠体へ挿入されるように構成された接
点ブロックを備える電磁リレーを例に説明したが、固定
接点部材が一つだけの場合、或いは一対の固定接点部材
が平行に同一方向から支持枠体へ挿入されるように構成
された電磁リレーについても、同様に適用できることは
明らかである。また、固定接点部材の固定接点部におけ
る弾性変形部の形成位置や形状は上記実施例に限定され
ることなく、固定接点部材が固定される支持部材の構造
に応じて適宜設計することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、枠
内に挿入された弾性変形部の弾性力により固定接点部材
を支持枠体の内部に保持するので、挿入取付けも容易で
生産性の向上を図ることができる。また、弾性変形部が
弾性変形可能に形成されているため、挿入時に従来のよ
うに微粉が発生することは殆どなく、電磁リレーの誤動
作や故障の発生率を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁リレーの接点固定構造の実施
例において固定接点部材の側面図を固定接点部の平面図
(a)及び(b)とともに示した概略説明図である。
【図2】同実施例における固定接点部材の挿入固定部分
を示す説明図である。
【図3】同実施例における固定接点部材の異なる挿入固
定部分を示す説明図である。
【図4】固定接点部材の異なる例を示す部分平面図であ
る。
【図5】固定接点部材の他の異なる例を示す部分平面図
である。
【図6】固定接点部材の別の異なる例を示す部分平面図
である。
【図7】同実施例を適用した電磁リレーの全体構成を示
す内部平面図である。
【図8】同実施例を適用した電磁リレーの全体構成を示
す内部縦断面図である。
【図9】上記実施例の固定接点部材とは異なる形状の固
定接点部材を用いた場合を示す説明図である。
【図10】従来の固定接点部材及び支持枠体の構造例を
示す部分斜視図である。
【符号の説明】
20,30,40 固定接点部材 21,31,41,61、71、81 固定接点部 22,32,42 端子片部 23,33,43 接点板部 24,34,44 固定接点 25,35,45,73,83 弾性腕部 26,36,46,64,74,84 係合曲面部 47 ガイド部 50 支持枠体 51 枠孔部 53 係合凹部 63 弾性帯部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルの励磁によって動作する可動
    接点を備えた可動接点部材と、該可動接点に対向配置さ
    れた固定接点を備え、支持枠体に支持された固定接点部
    材とを有する電磁リレーの接点固定構造において、 前記固定接点部材の外側部には、内側に弾性変形可能に
    構成された弾性変形部が設けられ、該弾性変形部は、前
    記支持枠体の枠内に挿入可能かつその挿入状態にて所定
    の弾性をもって前記固定接点部材を位置決め保持可能に
    構成されていることを特徴とする電磁リレーの接点固定
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記弾性変形部の前
    記支持枠体に対する当接部には緩やかな凸状曲面を表面
    に備えた突出部が形成されていることを特徴とする電磁
    リレーの接点固定構造。
JP22599394A 1994-07-26 1994-08-27 電磁リレーの接点固定構造 Pending JPH0896684A (ja)

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JP22599394A JPH0896684A (ja) 1994-07-26 1994-08-27 電磁リレーの接点固定構造

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JP6-194813 1994-07-26
JP19481394 1994-07-26
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JPH0896684A true JPH0896684A (ja) 1996-04-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018195392A (ja) * 2017-05-12 2018-12-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 電磁継電器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4836339B1 (ja) * 1968-07-22 1973-11-02
JPH0636836A (ja) * 1992-07-20 1994-02-10 Nec Tohoku Ltd 電気コネクタ

Patent Citations (2)

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