JPH0896488A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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Publication number
JPH0896488A
JPH0896488A JP22952594A JP22952594A JPH0896488A JP H0896488 A JPH0896488 A JP H0896488A JP 22952594 A JP22952594 A JP 22952594A JP 22952594 A JP22952594 A JP 22952594A JP H0896488 A JPH0896488 A JP H0896488A
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JP
Japan
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recording
recording level
level
signal
peak value
Prior art date
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Application number
JP22952594A
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English (en)
Inventor
Satoshi Endo
聰 遠藤
Tokuo Tsujimoto
篤男 辻本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0896488A publication Critical patent/JPH0896488A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク上の音楽信号の記録レベルの高低を
判別し表示するとともに、ディスクから磁気テープなど
へ録音するレベルをユーザーの好みに応じて何段階かに
切り換えることのできる高機能で安価なディスク再生装
置を提供することを目的とする。 【構成】 ディスク1に記録されている音楽信号の記録
レベルの高低を判別し、記録レベルの判別手段17の結
果と録音レベル登録手段44の登録内容とに応じて信号
処理手段41内のデジタル減衰器で録音レベルを切り換
えると同時に、信号処理手段41での録音レベル切換の
ための減衰量の変化に対応する量だけ音楽信号をスピー
カへ出力するための増幅度を設定する再生レベル設定手
段での減衰量を補正させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミニコンポーネントス
テレオ装置やCDラジオカセットテープレコーダ等、コ
ンパクトディスクなどの記録媒体内の音楽信号を磁気記
録媒体など他の記録媒体に録音するための録音機能と録
音時のモニター音聴取のための再生音出力回路とを備え
たディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク再生装置ではテープレコ
ーダ(部)等への録音の際に、自動的に最適の録音レベ
ルを設定して録音するための機能が使用されている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
ディスク再生装置の一例について説明する。
【0004】図5は従来のディスク再生装置の一例の構
成を示すブロック図である。図5において、1はCDな
どのディスク状記録媒体(以下、ディスクと表現す
る。)、2はディスク1上に記録されている信号を読み
取るための光ピックアップ、光ピックアップ駆動部、駆
動制御用サーボ回路などからなる再生手段、3は信号読
み取り手段2からの信号を受けオーディオ信号に変換す
ると共にその一定時間毎のピーク値を検出しその値を8
ビットのデジタル信号として出力する信号処理手段、4
は信号読み取り手段2に対して一定時間毎の再生動作と
トラックジャンプ動作を交互に繰り返すことにより高速
サーチ動作を行うよう制御するサーチ動作制御手段、5
は上記高速サーチ動作の第N番目の再生動作における信
号処理手段3からのピーク値を記憶する第1のピーク値
記憶手段、6は同じく第(N−1)番目の再生動作にお
けるピーク値を記憶する第2のピーク値記憶手段であ
り、一例としては1番目に大きなピーク値と2番目に大
きなピーク値の2つの値を記憶するように構成している
場合などが考えられる。7は再生動作時の信号読み取り
エラーを検出し上記第1のピーク値記憶手段5による記
憶処理を制御するピーク値記憶制御手段、8は再生動作
時毎に第1のピーク値記憶手段5と第2のピーク値記憶
手段6に記憶されている数値の平均値を算出するピーク
平均値算出手段、9は再生動作時毎に比較更新を行い、
ピーク平均値算出手段8による平均値の最大値を記憶す
る最大値記憶手段、10は上記高速サーチ動作終了時に
最大値記憶手段9に記憶されている最大値と予め設定さ
れた基準値との比較により上記オーディオ信号を磁気記
録手段等へ録音する際のレベル設定を行う録音レベル設
定手段、11は信号処理手段3からのデジタルオーディ
オ信号をアナログ信号に変換するDA変換手段、12は
テープレコーダなどの録音手段、13は上記ピークレベ
ルサーチ動作を開始するためのスイッチ(以下、ピーク
サーチスタートスイッチと表現する。)である。14は
DA変換手段11からのオーディオ信号を機器の使用者
が自由にその聴取音量レベルを設定できるように構成す
る音量設定手段で一般には音量調整ボリュームなどと呼
ばれている。15は再生レベル設定手段14からのオー
ディオ信号を一定の増幅率で電力増幅するオーディオ信
号増幅手段、16はオーディオ信号増幅手段15からの
オーディオ電気信号を音波に変換するスピーカ、17は
前記高速サーチ動作終了時に最大値記憶手段9に記憶さ
れている最大値と予め設定された基準値との比較により
ディスク上に記録されている音楽信号の記録レベルの高
低を判別する記録レベル判別手段である。
【0005】図6、図7は図4に示した各部の処理内容
を示すフローチャート図である。以下、図5、図6及び
図7を用いて従来のディスク再生装置の具体的動作につ
いて説明する。
【0006】ピークサーチスタートスイッチ13をON
する事によりピークサーチ動作を開始すると、図6のス
テップ21、22に示すように最大値記憶手段9、第
1、第2のピーク値記憶手段5、6を初期リセットし、
サーチ動作制御手段4により再生手段2に対して一定時
間の再生動作とトラックジャンプ動作を交互に行いサー
チ動作を行うよう制御する。例えば図6のステップ30
に示すようにピーク値を4回読みとる毎に1回トラック
ジャンプするよう構成される。
【0007】再生動作においては再生手段2によりディ
スク1に記録された信号を読み取り、ステップ23に示
すように信号処理手段3によりオーディオ信号に変換す
ると共に一定時間毎のピーク値を検出し信号処理手段3
から出力する。第1のピーク値記憶手段5では1番目に
大きな値と2番目に大きな値とを記憶するのでそれらを
MX1、MX2とすると、図6のステップ27、29で
更新し第1のピーク値記憶手段5に記憶する。この時サ
ーチ動作にエラーがありピーク値が検出できなかった場
合にはステップ24、25に示すように、ピーク値記憶
制御手段7によりサーチ動作制御手段4の状態からエラ
ー発生検知を行い第1のピーク値記憶手段5に後述する
基準値のうち最小の値を記憶する。次にステップ30で
は、ピークデータ値の読み取り回数チェックを行い、4
回読み取るまではステップ23へ戻って上記処理を繰り
返し、4回読み取り後はステップ31以下の処理に移
る。第2のピーク値記憶手段6には一つ前の再生動作時
に於けるMX1、MX2に相当する値が記憶されており
それらをMX3、MX4とすると、図6のステップ31
ではピーク平均値算出手段8によりMX1、MX2、M
X3、MX4についての平均値を算出し、ステップ32
では第1のピーク値記憶手段5のMX1,MX2をそれ
ぞれ第2のピーク値記憶手段6のMX3,MX4に転送
し記憶する。つぎにステップ33では上記ピーク平均値
算出手段8により算出した値と最大値記憶手段9に記憶
されている値とを比較し大きければステップ34で更新
する。またステップ35ではサーチ動作制御手段4によ
りトラックジャンプ動作を行い次の再生部分へ移動し、
ディスク1の必要部分全体のサーチ動作が終了していな
ければステップ36からステップ22へ戻り上記最大ピ
ーク値算出のための処理を繰り返す。
【0008】サーチ動作終了後はステップ36でそれを
判別し、ステップ37からステップ40の処理に移る。
すなわち、録音レベル設定手段10により、最大値記憶
手段9に記憶されている値と予め設定されている基準値
との比較を行い録音レベルの設定を行う。例えば、基準
値をA0h(16進数を表す。以下、同じ),D0hと
すると、A0h以上は録音手段12での入力の録音レベ
ルを通常よりも3dB減衰,D0h以上は通常よりも6
dB減衰等のように設定を行う。
【0009】以上のように、録音レベル設定手段10に
より設定された録音レベルで、信号処理手段3のオーデ
ィオ信号はDA変換手段11によりアナログ信号に変換
され、録音手段12により録音動作が行われる。
【0010】一方、スピーカ16で音として聴取される
ディスク1上の音楽信号は、DA変換手段11の出力よ
り音量設定手段14に入力され、ここで機器の使用者の
希望する音量に設定され、オーディオ信号増幅手段15
にて電力増幅を受けた音楽信号がスピーカ16に入力さ
れて音波信号として出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のディスク再生装置は、DA変換手段の後段の
録音手段で録音レベル設定を行わねばならず録音レベル
設定手段としてはマイクロコンピュータの出力ポートか
ら信号を出力して録音手段の入力に設けたICまたはト
ランジスタや抵抗器等で構成されるアナログ減衰器回路
を駆動する必要があった。このため録音手段で磁気テー
プなどに録音する録音レベルをユーザーの好みに応じて
何段階か切り換えられるようにしようとするとマイクロ
コンピュータの出力ポートを増やし、アナログ減衰器回
路の規模を大きくしないと実現できず大変なコスト高に
なってしまうという問題点があった。
【0012】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、録音
レベル設定手段としてのアナログ減衰器回路を必要とせ
ずに磁気テープなどに録音する録音レベルをユーザーの
好みに応じて何段階かに切り換えることのできる高機能
で安価なディスク再生装置を提供することを目的とする
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のディスク再生装置は、第一の記録媒体である
ディスク上の音楽信号を再生する再生手段と、前記再生
手段からの再生出力信号を第二の記録媒体に録音する録
音手段と、前記再生手段からの再生出力信号を前記録音
手段により録音する録音レベルを手動で複数段階のうち
の一つに切り換えるためのレベル登録をする録音レベル
登録手段と、ディスク上に記録された音楽信号の一定時
間毎のピーク値を検出しその値をデジタル信号で出力す
る信号処理手段と、再生動作とトラックジャンプ動作を
交互に繰り返すことにより高速サーチ動作を行うよう制
御するサーチ動作制御手段と、前記高速サーチ動作の第
N番目の再生動作における前記信号処理手段からのピー
ク値を記憶する第1のピーク値記憶手段と、第(N−
1)番目の再生動作における前記信号処理手段からのピ
ーク値を記憶する第2のピーク値記憶手段と、再生動作
時の信号読み取りエラーを検知し前記第1のピーク値記
憶手段の記憶処理を制御するピーク値記憶制御手段と、
再生動作時毎に前記第1のピーク値記憶手段と第2のピ
ーク値記憶手段に記憶されている数値の平均値を算出す
るピーク平均値算出手段と、再生動作時毎に比較更新を
行い前記ピーク平均値算出手段による平均値の最大値を
記憶する最大値記憶手段と、前記高速サーチ動作終了時
に最大値記憶手段に記憶されている最大値と予め設定さ
れた録音基準値との比較によりディスク上に記録されて
いる音楽信号の記録レベルの高低を判別する記録レベル
判別手段と、前記記録レベル判別手段の出力内容を表示
する記録レベル表示手段と、前記記録レベル判別手段の
出力内容と前記録音レベル登録手段の登録内容とで減衰
量または増幅度を変化して録音レベルを切り換える録音
レベル設定手段と、前記再生手段と結合され前記録音レ
ベル設定手段で設定した減衰量の変化量に対応する量だ
け前記音楽信号をスピーカ等へ出力する際の減衰量を補
正して設定を行う再生レベル設定手段とを備えたもので
ある。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成によって、ディスクから
磁気テープなどへ録音する際の録音レベルをユーザーの
好みに応じて複数段階のうちの一つに切り換えるための
録音レベル登録ができ、ディスク上に記録されている音
楽信号の記録レベルの高低を判別し表示するとともに、
記録レベルの判別結果と録音レベル登録内容とに応じて
信号処理手段のデジタル減衰器で録音レベルを切り換え
ると同時に信号処理手段での録音レベル切換のための減
衰量の変化に対応する量だけ音楽信号をスピーカへ出力
する際の電子ボリュームでの減衰量を補正して設定を行
うので、アナログ減衰器回路を必要とせずに録音レベル
をユーザーの好みに応じて何段階かに切り換えることの
できる高機能で安価なディスク再生装置を実現すること
ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例のディスク再生装置
について、図1〜図4を参照しながら詳細に説明する。
なお、図5〜図7と同一の構成部分については同一の番
号を付与し、説明を省略する。
【0016】図1は本発明の実施例におけるディスク再
生装置の構成を示すブロック図である。
【0017】図1において、41は信号読み取り手段2
からの信号を受けその一定時間毎のピーク値を検出しそ
の値を8ビットのデジタル信号として出力すると同時
に、公知のデジタル信号処理技術によってその信号をオ
ーディオ信号に変換しながら後述する録音レベル設定手
段43からの制御信号を受け内部の演算処理回路によっ
て上記オーディオ信号をデジタル的に減衰させて出力で
きる構成を備えた信号処理手段、42は記録レベル判別
手段17の出力内容によりディスク上の音楽信号の記録
レベルを液晶表示装置などに表示する記録レベル表示手
段、43は上記高速サーチ動作終了時に最大値記憶手段
9に記憶されている最大値と予め設定された基準値との
比較により上記オーディオ信号を磁気記録手段等の後述
する録音手段45で録音する際のレベル設定のための制
御信号を信号処理手段41に出力すると共に後述する再
生レベル設定手段46の制御を行う録音レベル設定手
段、44は再生手段2からの再生出力信号を録音手段4
5により録音するレベルを手動で複数段階のうちの一つ
に切り換えるためのレベル登録を機械式スイッチの位置
切換などで設定する録音レベル登録手段、45は従来例
のディスク再生装置と異なりICまたはトランジスタや
抵抗器等で構成されるアナログ減衰器回路をその入力に
有さないで一定の増幅度で録音動作を行う構成の録音手
段、46はDA変換手段11からのオーディオ信号を機
器の使用者が自由にその聴取レベルを設定できるように
構成された再生レベル設定手段で、一般には音量調整ボ
リュームなどと呼ばれているが、本実施例に於いては録
音レベル設定手段43からの制御信号によってオーディ
オ信号の減衰量又は増幅量を増減できる機能も合わせ持
つ電子ボリュームなどと呼ばれているものである。
【0018】図2〜図4は図1に示した各部の処理内容
を示すフローチャート図である。以上のように構成され
たディスク再生装置について、以下その動作について説
明する。
【0019】まず録音レベル登録手段44は高低の段階
が3段階有り、「HIGH」、「NORMAL」、「L
OW」の内からユーザーが録音したい録音レベルを手動
で機械式スイッチの位置を切り換えて登録しているもの
とする。この録音レベル登録手段44の登録内容はマイ
クロコンピュータで機械式スイッチの端子電圧を読みと
ることによりその設定位置を検出することが出来る。
【0020】ピークサーチスタートスイッチ13をON
する事によりピークサーチ動作を開始すると、図2のス
テップ51、22に示すようにピーク平均値算出手段
8、第1、第2のピーク値記憶手段5、6を初期リセッ
トし、信号処理手段41のデジタル減衰量を−4dBの
標準値に設定する。ここで信号処理手段41のデジタル
減衰量を0dBではなく−4dBに設定するのは信号処
理手段41で増幅することは出来ず減衰するのみであ
り、ディスク1の記録レベルや録音レベル登録手段44
の登録内容によってはデジタル減衰量を標準状態よりも
小さくして録音レベルを大きくする必要があるからであ
る。
【0021】次に、サーチ動作制御手段4により再生手
段2に対して一定時間の再生動作とトラックジャンプ動
作を交互に行いサーチ動作を行うよう制御する。本実施
例では図2のステップ30に示すようにピーク値を4回
読みとる毎に1回トラックジャンプするよう構成した。
【0022】再生動作においては再生手段2によりディ
スク1に記録された信号を読みとり、ステップ23に示
すように信号処理手段41によりオーディオ信号に変換
すると共に一定時間毎のピーク値を検出し出力する。第
1のピーク値記憶手段5では1番目に大きな値と2番目
に大きな値とを記憶するのでそれらをMX1、MX2と
すると、図2のステップ27、29で更新し第1のピー
ク値記憶手段5に記憶する。この時サーチ動作にエラー
がありピーク値が検出できなかった場合にはステップ2
4、25に示すように、サーチ動作制御手段4がエラー
発生検知を行いピーク値記憶手段7を制御して第1のピ
ーク値記憶手段5に後述する基準値のうち最小の値を記
憶させる。次にステップ30ではピークデータ値の読み
取り回数チェックを行い、4回読み取るまではステップ
23へ戻って上記処理を繰り返し、4回読み取り後はス
テップ31以降の処理に移る。第2のピーク値記憶手段
6には一つ前の再生動作時に於けるMX1、MX2に相
当する値が記憶されておりそれらをMX3、MX4とす
ると、図2のステップ31ではピーク平均値算出手段8
によりMX1、MX2、MX3、MX4についての平均
値を算出し、図3のステップ32では第1のピーク値記
憶手段5のMX1,MX2をそれぞれ第2のピーク値記
憶手段6のMX3,MX4に転送し記憶する。つぎにス
テップ33では上記ピーク平均値算出手段8により算出
した値と最大値記憶手段9に記憶されている値とを比較
し平均値の方が大きければステップ34で最大値記憶手
段9の値を更新する。またステップ35ではサーチ動作
制御手段4によりトラックジャンプ動作を行い次の再生
部分へ移動し、ステップ22へ戻り上記最大ピーク値算
出のための処理を繰り返す。
【0023】サーチ動作終了後は図3のステップ36で
それを判別し、ステップ37とステップ39の記録レベ
ルの判断処理に移る。すなわち、ここでは最大値記憶手
段9に記憶されている値と予め設定されている基準値と
のを比較して記録レベル判別手段17の動作を行い、そ
の後ステップ52以降でディスク1の音楽信号の記録レ
ベルの表示処理と、音楽信号の記録レベルの判断結果と
録音レベル登録手段44の登録内容とに対応した信号処
理手段41でのデジタル減衰量の変化による録音レベル
の設定と、再生レベル設定手段43での電子ボリューム
の減衰量の変化による再生レベル設定とを行う。
【0024】例えば、記録レベル判断のための基準値を
A0h,D0hとすると、録音レベル登録手段44の登
録内容が「NORMAL」の場合には、A0hからD0
hの間ではステップ52で記録レベルを「普通」と表示
するとともにステップ57で信号処理手段41の減衰量
と再生レベル設定手段43の設定レベルは通常と同じと
し、D0h以上はステップ58で記録レベルを「高」と
表示するとともにステップ64で信号処理手段41の減
衰量を通常よりも2dB減衰、再生レベル設定手段43
の設定レベルを2dB増加させるように設定し、A0h
よりも小さければステップ59で記録レベルを「低」と
表示するとともにステップ64で信号処理手段41の減
衰量を通常よりも2dB増加、再生レベル設定手段43
の設定レベルを2dB減衰させるように設定を行う。
【0025】録音レベル登録手段44の登録内容が「N
ORMAL」以外の場合にも上記と同様に、信号処理手
段41の減衰量と再生レベル設定手段43の減衰量を増
加、減衰または変えずというように制御する。
【0026】以上のように、信号処理手段41によりレ
ベル設定されたデジタルオーディオ信号は、DA変換手
段11によりアナログ信号に変換され録音手段45によ
り録音動作が行われる。
【0027】一方、スピーカ16で音として聴取される
ディスク1上の音楽信号は、DA変換手段11の出力よ
り再生レベル設定手段46に入力され、ここで信号処理
手段41でのデジタル減衰量の変化量に見合う再生レベ
ル設定の変化量の補正を受けることにより、機器の使用
者の希望する音量に固定され、オーディオ信号増幅手段
15にて電力増幅を受けた音楽信号がスピーカ16に入
力されて音波信号として出力される。
【0028】具体的計算例を以下に示す。信号処理手段
41により検出されたピーク値が1回目の再生動作で
(30h,8Dh,E0h,D8h),2回目(A0h
(=エラー),D0h,E8h,C0h),3回目(F
0h,B8h,A8h,A0h)とすると、1回目の再
生動作では第1のピーク値記憶手段5にMX1=E0
h,MX2=D8hが記憶され、更に第2のピーク値記
憶手段6にMX3,MX4としてそれぞれ転送される。
次にトラックジャンプを経た2回目の再生動作では信号
読み取りにエラーがあったことが検知されておりA0h
のデータが補われ第1のピーク値記憶手段5には結果的
にMX1=E8h,MX2=D0hが記憶される。この
時、MX3=E0h,MX4=D8hであるからピーク
平均値算出手段8による演算結果による平均値はDCh
と成り最大値記憶手段9ににその値が記憶される。また
3回目の再生動作ではMX1=F0h,MX2=B8
h,MX3=E8h,MX4=D0h、その平均はD8
hとなりF0hという最大値があるにも関わらず2回目
の再生動作時よりも平均値は小さくなるので最大値記憶
手段9の値は更新されない。高速サーチ動作終了時に於
いて最大値記憶手段9に記憶されている値がDChであ
れば基準値D0hに対してD0h<DChなのでステッ
プ39の条件が真となる。 これによりステップ58以
降が実行される。
【0029】録音レベル登録手段44が「NORMA
L]であった場合を想定すると、ステップ64で録音レ
ベル設定手段43は信号処理手段41を制御してデジタ
ル信号出力を通常状態よりも2dB減衰するように設定
し、このためDA変換手段11の音楽信号出力も2dB
減衰し,録音手段45で記録されるオーディオ信号も2
dB減衰する。 これと同時に、録音レベル設定手段4
3は再生レベル設定手段46を制御してオーディオ信号
増幅手段15への出力を通常状態よりも2dB増加させ
スピーカ16よりの音楽信号の音波出力レベルを、録音
レベル登録手段44の登録内容やディスク1上の音楽信
号の記録レベルの高低に差が有る場合でも、見かけ上変
化がないように制御する。
【0030】なお、本発明の実施例では録音レベル登録
手段として機械式スイッチをある位置に設定することで
登録する構成としたが、押しボタンスイッチの押す回数
をマイクロコンピュータ等で計数して登録して液晶表示
器などの表示手段に登録内容を表示するなどの構成とし
てもよい。
【0031】また、本発明の実施例では録音レベル登録
手段とディスク上の音楽信号の記録レベルとを考慮して
信号処理手段と再生レベル設定手段の減衰量を設定する
構成としたが、ディスク上の音楽信号の記録レベルを確
認するための高速サーチ動作を行わずに、ただ単純に信
号処理手段と再生レベル設定手段の減衰量を録音レベル
登録手段の登録内容のみに対応して標準の状態から変化
させる構成としてもよい。
【0032】また、本発明の実施例ではディスク上の音
楽信号の記録レベルを判断するための高速サーチ動作を
行ってすぐに録音レベル登録手段の登録内容により信号
処理手段と再生レベル設定手段の減衰量を設定する構成
としたが、高速サーチをしてディスク上の音楽信号の記
録レベルを判断、表示してから録音レベル登録手段のユ
ーザーによる登録を待ち登録が済んでから録音開始のキ
ー入力を待ち、録音開始指示が有ってからディスク上の
音楽信号の記録レベルと録音レベル登録手段の登録内容
により信号処理手段と再生レベル設定手段の減衰量を設
定し録音を開始するなどの構成としてもよい。
【0033】また、本発明の実施例では録音手段として
磁気記録媒体を用いたが光磁気ディスクなどの他の記録
媒体などを用いてもよい。
【0034】また、本発明の実施例では記録レベル表示
手段で液晶表示器などの表示手段にディスク上の音楽信
号の記録レベルの高低の表示を行う構成としたが表示と
ともに音声合成信号などを発音させるなどの構成として
もよい。
【0035】また、本発明の実施例では信号処理手段と
再生レベル設定手段の減衰量は2dB毎に変化させる構
成としたが、3dB毎にするなど他の値を用いてもよ
い。また、録音レベル登録手段の内容やディスク上の音
楽信号の記録レベルの大小により必ずしも一定のdB量
ずつ変化させなくともよい。例えば録音レベル登録手段
の登録内容が「HIGH」と「NORMAL」では減衰
量の変化が3dB、「LOW」と「NORMAL」では
減衰量の変化が2dB、などというように制御する構成
としてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク
から磁気テープなどへ録音する際の録音レベルをユーザ
ーの好みに応じて複数段階のうちの一つに切り換えるた
めの録音レベル登録ができ、ディスク上に記録されてい
る音楽信号の記録レベルの高低を判別し表示するととも
に、記録レベルの判別結果と録音レベル登録内容とに応
じて信号処理手段のデジタル減衰器で録音レベルを切り
換えると同時に信号処理手段での録音レベル切換のため
の減衰量の変化に対応する量だけ音楽信号をスピーカへ
出力する際の電子ボリュームでの減衰量を補正して設定
を行うので、違和感を生じるようなスピーカからの音波
出力レベルの変化を生じることなく磁気テープなどへの
録音レベルをユーザーの好みに応じて切り換えることが
できる。従って、従来のディスク再生装置のように、録
音手段の入力にアナログ減衰器等の回路部品を必要とせ
ず、その制御のための専用のマイクロコンピュータ等の
入出力端子も必要とはしない。
【0037】よって、録音レベルをユーザーの好みに応
じて何段階かに切り換えることのできる高機能で安価な
ディスク再生装置を実現することができることとなり、
その効果は非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるディスク再生装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例におけるディスク再生装置のフ
ローチャート
【図3】本発明の実施例におけるディスク再生装置のフ
ローチャート
【図4】本発明の実施例におけるディスク再生装置のフ
ローチャート
【図5】従来のディスク再生装置の構成を示すブロック
【図6】従来のディスク再生装置のフローチャート
【図7】従来のディスク再生装置のフローチャート
【符号の説明】
1 ディスク 2 再生手段 4 サーチ動作制御手段 7 ピーク値記憶制御手段 8 ピーク平均値算出手段 9 最大値記憶手段 17 記録レベル判別手段 41 信号処理手段 42 記録レベル表示手段 44 録音レベル登録手段 43 録音レベル設定手段 45 録音手段 46 再生レベル設定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の記録媒体であるディスク上の音楽信
    号を再生する再生手段と、前記再生手段からの再生出力
    信号を第二の記録媒体に録音する録音手段と、前記再生
    手段からの再生出力信号を前記録音手段により録音する
    録音レベルを手動で複数段階のうちの一つに切り換える
    ためのレベル登録をする録音レベル登録手段と、前記録
    音レベル登録手段の登録内容で減衰量または増幅度を変
    化して録音レベルを切り換える録音レベル設定手段と、
    前記再生手段と結合され前記録音レベル設定手段で設定
    した減衰量の変化量に対応する量だけ前記音楽信号をス
    ピーカ等へ出力するための増幅度を補正して設定を行う
    再生レベル設定手段とを備えたことを特徴とするディス
    ク再生装置。
  2. 【請求項2】ディスク上に記録された音楽信号の一定時
    間毎のピーク値を検出しその値をデジタル信号で出力す
    る信号処理手段と、再生動作とトラックジャンプ動作を
    交互に繰り返すことにより高速サーチ動作を行うよう制
    御するサーチ動作制御手段と、前記高速サーチ動作の第
    N番目の再生動作における前記信号処理手段からのピー
    ク値を記憶する第1のピーク値記憶手段と、第(N−
    1)番目の再生動作における前記信号処理手段からのピ
    ーク値を記憶する第2のピーク値記憶手段と、再生動作
    時の信号読み取りエラーを検知し前記第1のピーク値記
    憶手段の記憶処理を制御するピーク値記憶制御手段と、
    再生動作時毎に前記第1のピーク値記憶手段と第2のピ
    ーク値記憶手段に記憶されている数値の平均値を算出す
    るピーク平均値算出手段と、再生動作時毎に比較更新を
    行い前記ピーク平均値算出手段による平均値の最大値を
    記憶する最大値記憶手段と、前記高速サーチ動作終了時
    に最大値記憶手段に記憶されている最大値と予め設定さ
    れた録音基準値との比較によりディスク上に記録されて
    いる音楽信号の記録レベルの高低を判別する記録レベル
    判別手段と、前記記録レベル判別手段の出力内容を表示
    する記録レベル表示手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】前記記録レベル判別手段の出力内容と前記
    録音レベル登録手段の登録内容とで減衰量または増幅度
    を変化して録音レベルを切り換える録音レベル設定手段
    と、前記再生手段と結合され前記録音レベル設定手段で
    設定した減衰量の変化量に対応する量だけ前記音楽信号
    をスピーカ等へ出力するための増幅度を補正して設定を
    行う再生レベル設定手段とを備えたことを特徴とする請
    求項2記載のディスク再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7990822B2 (en) 2002-08-21 2011-08-02 Yamaha Corporation Sound recording/reproducing method and apparatus

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