JPH089646Y2 - 異常電圧検出遮断器テスター - Google Patents
異常電圧検出遮断器テスターInfo
- Publication number
- JPH089646Y2 JPH089646Y2 JP1989043612U JP4361289U JPH089646Y2 JP H089646 Y2 JPH089646 Y2 JP H089646Y2 JP 1989043612 U JP1989043612 U JP 1989043612U JP 4361289 U JP4361289 U JP 4361289U JP H089646 Y2 JPH089646 Y2 JP H089646Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit breaker
- voltage
- abnormal voltage
- voltage detection
- detection circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （考案の属する技術分野） 交流単相３線式電路の中性線欠相の際に、負荷に加わ
る異常電圧を検出し電路を遮断して負荷を保護する異常
電圧検出遮断器を、試験するためのテスターに関する。
る異常電圧を検出し電路を遮断して負荷を保護する異常
電圧検出遮断器を、試験するためのテスターに関する。
（背景） 家庭への単相３線式の配電の普及と共に、中性線欠相
時の不平衡負荷による異常電圧が加わり負荷機器が損傷
することを防止するための異常電圧検出遮断器の取付も
増加している。
時の不平衡負荷による異常電圧が加わり負荷機器が損傷
することを防止するための異常電圧検出遮断器の取付も
増加している。
一般に異常電圧検出遮断器は漏電遮断器の機能と組み
合わされている場合が多く、漏電遮断器部分については
テスト機構を有しており、容易に漏電遮断器の機能は動
作確認が可能である。しかし、異常電圧検出遮断器の機
能の動作確認をするためのテスト機構は無く、その動作
確認のため、電圧計、電圧調整器等を組み合わせて試験
用電圧を発生させる手段もあるが大がかりになるため取
付工事後動作確認をしていないのが実情である。
合わされている場合が多く、漏電遮断器部分については
テスト機構を有しており、容易に漏電遮断器の機能は動
作確認が可能である。しかし、異常電圧検出遮断器の機
能の動作確認をするためのテスト機構は無く、その動作
確認のため、電圧計、電圧調整器等を組み合わせて試験
用電圧を発生させる手段もあるが大がかりになるため取
付工事後動作確認をしていないのが実情である。
（目的） 本考案は異常電圧検出遮断器の動作確認を簡単な取り
扱いで行うための小型軽量なる遮断器テスターを提供す
ることを目的とする。
扱いで行うための小型軽量なる遮断器テスターを提供す
ることを目的とする。
（手段） 本件の考案は、小型軽量として持ち運びを容易にする
ために、前述の試験用電圧を商用電圧を抵抗分圧するこ
とにより発生させるようにし、商用電圧接続用リード
線、漏電遮断器の欠相検出端子への電圧供給用リード
線、及び試験用電圧の入切（開閉）するスイッチを筒状
のケースに収納することにより実現した。
ために、前述の試験用電圧を商用電圧を抵抗分圧するこ
とにより発生させるようにし、商用電圧接続用リード
線、漏電遮断器の欠相検出端子への電圧供給用リード
線、及び試験用電圧の入切（開閉）するスイッチを筒状
のケースに収納することにより実現した。
（本件の考案の構成） 第１図に本件の考案による異常電圧遮断器テスターの
第１の実施例の構造を、また第２図に回路を示す。図に
おいて、１は筒状ケース、Ｓは押釦スイッチ、L1、L2は
商用電圧接続用リード線、Ｎは電圧供給用リード線、
R1、R2は分圧用抵抗である。抵抗R1、R2の抵抗値r1、r2
は商用電源の線路電圧をVL、異常電圧検出遮断器が負荷
を保護するために遮断操作する電圧の公称値をV0安全率
をα（通常1.1程度の数値）としたとき、（１）式より
決定する。
第１の実施例の構造を、また第２図に回路を示す。図に
おいて、１は筒状ケース、Ｓは押釦スイッチ、L1、L2は
商用電圧接続用リード線、Ｎは電圧供給用リード線、
R1、R2は分圧用抵抗である。抵抗R1、R2の抵抗値r1、r2
は商用電源の線路電圧をVL、異常電圧検出遮断器が負荷
を保護するために遮断操作する電圧の公称値をV0安全率
をα（通常1.1程度の数値）としたとき、（１）式より
決定する。
第３図に本件の考案による異常電圧遮断器テスターの
第２の実施例の構造を、また第４図に回路を示す。図に
おいてR3は第３の分圧抵抗であって、抵抗値r3はスイッ
チＳを開いた状態でL1とＮ間の電位差とＮとL2間の電位
差がほぼ等しくなるように（２）式の関係によって決定
する。
第２の実施例の構造を、また第４図に回路を示す。図に
おいてR3は第３の分圧抵抗であって、抵抗値r3はスイッ
チＳを開いた状態でL1とＮ間の電位差とＮとL2間の電位
差がほぼ等しくなるように（２）式の関係によって決定
する。
r1≒r2＋r3…（２） （効果） 第５図に示す単相３線式の分電盤に設置された異常電
圧検出遮断器２を試験する手順を例示することにより本
件の考案の効果について説明する。まず、異常電圧検出
遮断器２及び分岐ブレーカ３をすべて「切」とし、母線
７及び８に第１図または第３図に示す異常電圧検出遮断
器テスターの商用電圧接続用リード線L1、L2をそれぞれ
接続し、中性線母線４に接続してある異常電圧検出端子
リード線５を取り外し、電圧供給用リード線Ｎを接続し
た後に異常電圧検出遮断器２を入とし、押釦スイッチＳ
を閉にしたとき、異常電圧検出遮断器２が動作すること
により機能確認が可能である。
圧検出遮断器２を試験する手順を例示することにより本
件の考案の効果について説明する。まず、異常電圧検出
遮断器２及び分岐ブレーカ３をすべて「切」とし、母線
７及び８に第１図または第３図に示す異常電圧検出遮断
器テスターの商用電圧接続用リード線L1、L2をそれぞれ
接続し、中性線母線４に接続してある異常電圧検出端子
リード線５を取り外し、電圧供給用リード線Ｎを接続し
た後に異常電圧検出遮断器２を入とし、押釦スイッチＳ
を閉にしたとき、異常電圧検出遮断器２が動作すること
により機能確認が可能である。
操作は上記の如くきわめて簡単である。
実施例に示すとおり部品点数も少なく、鉛筆程度の長
さ筒状であるため、工事及び検査に従事する作業者の胸
ポケットにおさまり、携帯に便利である。
さ筒状であるため、工事及び検査に従事する作業者の胸
ポケットにおさまり、携帯に便利である。
応用例として、第５図において過電圧検出遮断器２が
漏電遮断器の機能と組み合わされている遮断器である場
合その電源側端子９に第１図に示す異常電圧検出遮断器
テスターの電圧供給用リード線Ｎを接続し、母線７に商
用電圧接続用リード線L2を接続した後に押釦スイッチＳ
を押せば、等価的に、前記遮断器の漏電遮断器の機能を
有する部分に、（３）式で示す漏れ電流Ｉを与えたこと
になる。
漏電遮断器の機能と組み合わされている遮断器である場
合その電源側端子９に第１図に示す異常電圧検出遮断器
テスターの電圧供給用リード線Ｎを接続し、母線７に商
用電圧接続用リード線L2を接続した後に押釦スイッチＳ
を押せば、等価的に、前記遮断器の漏電遮断器の機能を
有する部分に、（３）式で示す漏れ電流Ｉを与えたこと
になる。
Ｉ＝V/R2……（３） ただし、Ｖは電源側端子９と母線７間の電圧である。
もし、この漏れ電流Ｉが前記遮断器の漏電遮断器の機能
としての感度電流値以上ならば前記遮断器は動作するこ
とになる。
もし、この漏れ電流Ｉが前記遮断器の漏電遮断器の機能
としての感度電流値以上ならば前記遮断器は動作するこ
とになる。
従って、第２図、第４図に示す抵抗R1、R2及びR3の単
体の抵抗値及び直列または並列に接続したときの抵抗値
を、商用電圧の100Vまたは200Vに対して、例えば30mA、
15mA等の電流値が流すことができるように抵抗値を選べ
ば、漏電遮断器の機能を有する部分の機能の確認も可能
となる。
体の抵抗値及び直列または並列に接続したときの抵抗値
を、商用電圧の100Vまたは200Vに対して、例えば30mA、
15mA等の電流値が流すことができるように抵抗値を選べ
ば、漏電遮断器の機能を有する部分の機能の確認も可能
となる。
以上説明した如く本考案に掛かる遮断器テスターは、
小型、軽量、簡単な構造でありながら、従来容易な試験
手段のなかった取付後の過電圧検出遮断器の動作機能の
確認が簡便な手順で可能となり、取付工事直後及び定期
的な動作確認をすることによる負担が軽減され、動作確
認を励行することにより、遮断器の故障の早期発見が可
能になり、一層負荷機器の保護が確実に行える等実用上
多大な効果を有する。
小型、軽量、簡単な構造でありながら、従来容易な試験
手段のなかった取付後の過電圧検出遮断器の動作機能の
確認が簡便な手順で可能となり、取付工事直後及び定期
的な動作確認をすることによる負担が軽減され、動作確
認を励行することにより、遮断器の故障の早期発見が可
能になり、一層負荷機器の保護が確実に行える等実用上
多大な効果を有する。
第１図は本件の考案による過電圧検出遮断器テスターの
第１実施例の構造図、第２図は同じく回路図、第３図は
本件考案による過電圧検出遮断器テスターの第２実施例
の構造図、第４図は同じく回路図、第５図は過電圧検出
遮断器を単相３線式分電盤に設置した例 １……筒状のケース、Ｓ……スイッチ、R1、R2、R3……
抵抗分圧回路を構成する抵抗、L1、L2……商用電圧接続
用リード線、Ｎ……電圧供給用リード線
第１実施例の構造図、第２図は同じく回路図、第３図は
本件考案による過電圧検出遮断器テスターの第２実施例
の構造図、第４図は同じく回路図、第５図は過電圧検出
遮断器を単相３線式分電盤に設置した例 １……筒状のケース、Ｓ……スイッチ、R1、R2、R3……
抵抗分圧回路を構成する抵抗、L1、L2……商用電圧接続
用リード線、Ｎ……電圧供給用リード線
Claims (1)
- 【請求項１】商用電圧を抵抗分圧し、分圧した電圧をス
イッチを介して異常電圧検出遮断器の異常電圧検出端子
に供給するようにした回路を内蔵するケースと、該ケー
スより引き出された前記回路に接続される商用電源接続
用リード線及び異常電圧検出端子に試験電圧を供給する
ための電圧供給用リード線と、該ケースの任意の表面に
設置される前記スイッチより構成されることを特徴とす
る異常電圧検出遮断器テスター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989043612U JPH089646Y2 (ja) | 1989-04-12 | 1989-04-12 | 異常電圧検出遮断器テスター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989043612U JPH089646Y2 (ja) | 1989-04-12 | 1989-04-12 | 異常電圧検出遮断器テスター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02133676U JPH02133676U (ja) | 1990-11-06 |
| JPH089646Y2 true JPH089646Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=31556172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989043612U Expired - Lifetime JPH089646Y2 (ja) | 1989-04-12 | 1989-04-12 | 異常電圧検出遮断器テスター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH089646Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2525628Y2 (ja) * | 1990-11-02 | 1997-02-12 | 日東工業株式会社 | 単相三線式回路遮断器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5540616U (ja) * | 1978-09-06 | 1980-03-15 | ||
| JPS5795135A (en) * | 1980-12-01 | 1982-06-12 | Hitachi Ltd | Device for inspecting distance relay |
-
1989
- 1989-04-12 JP JP1989043612U patent/JPH089646Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02133676U (ja) | 1990-11-06 |
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