JPH089623A - リニアパルスモータ - Google Patents

リニアパルスモータ

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JPH089623A
JPH089623A JP14209294A JP14209294A JPH089623A JP H089623 A JPH089623 A JP H089623A JP 14209294 A JP14209294 A JP 14209294A JP 14209294 A JP14209294 A JP 14209294A JP H089623 A JPH089623 A JP H089623A
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JP
Japan
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mover
shaft
stator
permanent magnet
pulse motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP14209294A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikane Kaneki
敏兼 金木
Yukio Kuraishi
幸雄 倉石
Tadashi Okada
正 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oriental Motor Co Ltd
Original Assignee
Oriental Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH089623A publication Critical patent/JPH089623A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高出力化および耐摩耗性の向上を
図ることができるリニアパルスモータを提供することに
ある。 【構成】 本発明は、内側に向って放射状に配設された
複数個の突極を有するとともに、該突極の内周面に軸方
向に複数個の固定子小歯が形成された固定子鉄心を有す
る固定子と、該固定子内に軸方向に移動自在に支持され
るとともに、外周面に前記固定子小歯に対向して、軸方
向に等ピッチで複数個の移動子小歯が形成された一対の
移動子鉄心を有する移動子と、前記一対の移動子鉄心相
互間に挟持され、軸方向に着磁された永久磁石とを備え
てなるリニアパルスモータにおいて、上記移動子軸3
を、少なくとも上記移動子鉄心23a,23bおよび永
久磁石24の支持部分3aを非磁性材で構成し、かつ少
なくともケーシングに支持される部分3bを鋼鉄系材で
構成したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高出力化および耐摩耗
性の向上を図ることができるリニアパルスモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の円筒形リニアパルスモー
タとしては、図3の縦断面図に示すものがある。図3に
おいて、1は固定子であり、この固定子1は固定子鉄板
を積層して形成された固定子鉄心10と、この固定子鉄
心10に卷回された固定子卷線W1,W2,W3,W4
およびW5(W1のみ図示)とで構成されている。固定
子鉄心10は、内側に放射状に等ピッチ角度で5個の突
極11,12,13,14および15(11のみ図示)
を設け、これら突極11,12,13,14および15
の内周面には、軸方向に等ピッチで複数個の固定子小歯
16(歯先部16aと歯底部16b)が配設されてい
る。
【0003】前記固定子鉄心10は、エンドブラケット
17,18によって両端を閉塞されたケース19内に収
納され、エンドブラケット17,18に形成された嵌め
合い部17a,18bに、その軸方向両端にある内径部
10aを嵌合して組み付けられている。
【0004】一方、固定子1の軸線上に配置された移動
子2は、前記エンドブラケット17,18に設けられた
軸受20,21を介して、軸方向に移動自在に支持され
ている。そして、該移動子2には、軸22上に磁極鉄心
23aと23b、および該磁極鉄心23a,23bの間
に挟持され、かつ軸方向に着磁されたリング状の永久磁
石24が配設されている。また、前記磁極鉄心23a,
23bの外周面には、前記固定子小歯16に対向して、
軸方向に同一等ピッチで複数個の移動子小歯25(歯先
部25aと歯底部25b)が配設されており、その配列
は図1に示すような関係になっている。
【0005】すなわち、前記移動子2に配設された前記
永久磁石24の軸方向の長さは、前記磁極鉄心23aに
配設された移動子小歯25と磁極鉄心23bに配設され
た移動子小歯25とが互いに軸方向に歯ピッチの1/2
ずれるように設定されている。しかしながら、このよう
な従来の円筒形リニアパルスモータにあっては、移動子
2の中の前記磁極鉄心23a,23b、永久磁石24と
軸22とは、直接接合されているため、該軸22に磁性
を有する鋼鉄系材を使用すると、図4に示すように、該
軸22内に磁路が形成され、前記永久磁石24からの主
磁束の一部が前記軸22内に漏洩して有効磁束が減少
し、該パルスモータの出力が低下したり、前記軸22に
磁性異物が付着するという問題点があった。
【0006】他方、前記軸22に非磁性材を使用する
と、該軸22を鋼鉄系材のように熱処理して機械的強度
を増すことができず、前記移動子軸外周面を、直接接触
する軸受転動面または軸受摺動面として使用した場合、
固定子側軸受部との摩耗が発生し、固定子1と移動子2
とのギャップを一定に保持できないという問題点があっ
た。
【0007】そこで、図5に示すように、移動子2の軸
22と、移動子鉄心すなわち磁極鉄心23a,23b、
永久磁石24との間に、磁気抵抗の大きい非磁性材、例
えばステンレス鋼材、黄銅材、または合成樹脂材などか
らなる円筒状部材30を嵌合、固着したリニアパルスモ
ータを先に出願した(特願平5−310131号)。
【0008】このようにすると、図6に示すように、前
記永久磁石24からの主磁束のうち、前記軸22を通ろ
うとする漏れ磁束は前記円筒状部材30によって遮断さ
れ、前記軸22に磁性を有する鋼鉄系材を使用しても、
前記磁極鉄心23aまたは23b−固定子鉄心10−磁
極鉄心23bまたは23aで形成される磁路を通る有効
磁束が多くなり、従来の有効磁束より増加させることが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
リニアパルスモータは、鋼鉄系軸に、非磁性材からなる
円筒状部材30を固定し、その上に永久磁石24および
移動子鉄心すなわち磁極鉄心23a,23bを固定して
いたため、永久磁石24の半径方向の厚みがとれず、推
力が低くなるとともに構造が複雑になる問題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決し、高出力化およ
び耐摩耗性の向上を図ることができるリニアパルスモー
タを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、内側に向って放射状に配設された複数個の
突極を有するとともに、該突極の内周面に軸方向に複数
個の固定子小歯が形成された固定子鉄心を有する固定子
と、該固定子内に軸方向に移動自在に支持されるととも
に、外周面に前記固定子小歯に対向して、軸方向に等ピ
ッチで複数個の移動子小歯が形成された一対の移動子鉄
心を有する移動子と、前記一対の移動子鉄心相互間に挟
持され、軸方向に着磁された永久磁石とを備えてなるリ
ニアパルスモータにおいて、上記移動子軸を、少なくと
も上記移動子鉄心および永久磁石の支持部分を非磁性材
で構成し、かつ少なくともケーシングに支持される部分
を鋼鉄系材で構成したことにある。
【0012】また、本発明は、移動子軸を、非磁性材と
鋼鉄系材を圧接させて形成したことにある。
【0013】
【作用】本発明は以上のように構成されているので、移
動子軸は、磁気抵抗が大きい非磁性材部分により、前記
永久磁石からの漏れ磁束を遮断して、有効磁束を増加さ
せると同時に、鋼鉄系材部分でケースに支持される。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。図1は、本発明のリニアパ
ルスモータの一実施例を示す縦断面図、図2は、その磁
束分布を示す図である。図1において、図3と同一部材
には同一符号を付してその説明を省略する。
【0015】図1において、1は固定子で、両側をエン
ドブラケット17,18で閉塞されたケース19内に内
蔵されている。固定子1は、内側に放射状に等ピッチ角
度で5個の突極11,12,13,14および15(1
1のみ図示)を設けた固定子鉄心10と、これら5個の
突極11,12,・・・・・・15のそれぞれに、各別に卷回
された固定子卷線W1,W2,W3,W4およびW5
(W1のみ図示)とで構成されている。2は上記固定子
鉄心10の軸線上に軸方向に移動自在に設けられた移動
子で、上記エンドブラケット17,18に軸受20,2
1を介して支持されている。この移動子2は移動子軸3
に移動子鉄心すなわち磁極鉄心23a,23bが装着さ
れており、これら磁極鉄心23a,23b相互間に永久
磁石24が配設されている。
【0016】この移動子2は、前記移動子軸3の少なく
とも上記磁極鉄心23a,23b(移動子鉄心)および
永久磁石24の支持部分3aを非磁性材で構成し、か
つ、少なくともブラケット17,18(ケーシング)に
より、軸受20,21を介して支持される部分3bを鋼
鉄系材で構成されている。非磁性材と鋼鉄系材は互いに
圧接されて一本の軸を形成している。非磁性材としては
磁気抵抗の大きい、例えばステンレス鋼材を用いてい
る。
【0017】しかして、図2に示すように、前記永久磁
石24からの主磁束のうち、前記移動子軸3の鋼鉄系材
部分3bを通ろうとする漏れ磁束は非磁性材部分3aに
よって遮断され、前記軸22に磁性を有する鋼鉄系材を
使用しても、前記磁極鉄心23aまたは23b−固定子
鉄心10−磁極鉄心23bまたは23aで形成される磁
路を通る有効磁束が多くなり、従来の有効磁束より増加
させることができる。
【0018】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明のリニアパルスモー
タによれば、つぎのような効果を奏する。請求項1にお
いて、内側に向って放射状に配設された複数個の突極を
有するとともに、該突極の内周面に軸方向に複数個の固
定子小歯が形成された固定子鉄心を有する固定子と、該
固定子内に軸方向に移動自在に支持されるとともに、外
周面に前記固定子小歯に対向して、軸方向に等ピッチで
複数個の移動子小歯が形成された一対の移動子鉄心を有
する移動子と、前記一対の移動子鉄心相互間に挟持さ
れ、軸方向に着磁された永久磁石とを備えてなるリニア
パルスモータにおいて、上記移動子軸を、少なくとも上
記移動子鉄心および永久磁石の支持部分を非磁性材で構
成し、かつ少なくともケーシングに支持される部分を鋼
鉄系材で構成したので、永久磁石からの主磁束のうち、
移動子軸の鋼鉄系材部分を通ろうとする漏れ磁束は非磁
性材部分によって遮断されることから、磁極鉄心ー固定
子鉄心ー磁極鉄心で形成される磁路を通る有効磁束が多
くなり、従来の有効磁束より増加させることができる。
また、永久磁石の半径方向の厚みがとれるので、高推力
化を図ることができると共に軸を熱処理して、機械的強
度と耐摩耗性の向上を図ることができる。請求項2にお
いて、移動子軸を、非磁性材と鋼鉄系材を圧接させて形
成したので、永久磁石の半径方向の厚みがとれることか
ら、高推力化を図ることができると共に軸を熱処理し
て、機械的強度と耐摩耗性の向上を図ることができる。
また、円筒状部材を組み付ける必要がないので、組立工
数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリニアパルスモータの一実施例を示す
縦断面図である。
【図2】図1の磁束分布を示す図である。
【図3】従来のリニアパルスモータの縦断面図である。
【図4】図3の磁束分布を示す図である。
【図5】従来のリニアパルスモータの縦断面図である。
【図6】図5の磁束分布を示す図である。
【符号の説明】
1 固定子 2 移動子 3 移動子軸 10 固定子鉄心 11,12,・・・・・・15 突極 16 固定子小歯 23a,23b 磁極鉄心(移動子鉄心) 24 永久磁石 25 移動子小歯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に向って放射状に配設された複数個
    の突極を有するとともに、該突極の内周面に軸方向に複
    数個の固定子小歯が形成された固定子鉄心を有する固定
    子と、該固定子内に軸方向に移動自在に支持されるとと
    もに、外周面に前記固定子小歯に対向して、軸方向に等
    ピッチで複数個の移動子小歯が形成された一対の移動子
    鉄心を有する移動子と、前記一対の移動子鉄心相互間に
    挟持され、軸方向に着磁された永久磁石とを備えてなる
    リニアパルスモータにおいて、上記移動子軸を、少なく
    とも上記移動子鉄心および永久磁石の支持部分を非磁性
    材で構成し、かつ少なくともケーシングに支持される部
    分を鋼鉄系材で構成したことを特徴とするリニアパルス
    モータ。
  2. 【請求項2】 上記移動子軸を、非磁性材と鋼鉄系材を
    圧接させて形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    リニアパルスモータ。
JP14209294A 1994-06-24 1994-06-24 リニアパルスモータ Pending JPH089623A (ja)

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JP14209294A JPH089623A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 リニアパルスモータ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6674186B2 (en) 2001-05-10 2004-01-06 Smc Kabushiki Kaisha Linear motor
EP1138746B2 (en) 2000-03-31 2014-01-01 Sumitomo Chemical Company, Limited Polymeric fluorescent substance, production method therof, and polymer light-emitting device using the same

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