JPH089576Y2 - ヒートポンプ式空気調和装置の冷凍サイクル - Google Patents

ヒートポンプ式空気調和装置の冷凍サイクル

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JPH089576Y2
JPH089576Y2 JP325191U JP325191U JPH089576Y2 JP H089576 Y2 JPH089576 Y2 JP H089576Y2 JP 325191 U JP325191 U JP 325191U JP 325191 U JP325191 U JP 325191U JP H089576 Y2 JPH089576 Y2 JP H089576Y2
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JP
Japan
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valve
check valves
closed
refrigeration cycle
refrigerant
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JP325191U
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祥太郎 脇田
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、ヒートポンプ式空気
調和装置の冷凍サイクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヒートポンプ式空気調和装置の
冷凍サイクルとしては、圧縮機、冷暖切換用四路切換
弁、熱源側熱交換器、膨張弁、および利用側熱交換器を
備え、前記冷暖切換用四路切換弁の切換作動により冷媒
を可逆流通可能とされたものが良く知られており、この
ような冷凍サイクルの場合、膨張弁として可逆性のない
ものを使用すると、冷媒の可逆流通時には冷媒が正規の
流通方向において膨張弁を通過するように工夫する必要
がある。
【0003】かかる工夫をなしたものとしては、特開昭
57ー41556合公報に開示されているように、膨張
弁を介して連通される並列回路に2個づつの逆止弁を設
けて、膨張弁を通過する冷媒が常に入口から出口に向か
う如くなしたものが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
における如く、並列回路に介設された4個の逆止弁によ
り冷媒流通方向制御を行う場合、運転停止時においては
4個の逆止弁のうち2個は開弁方向、他の2個は閉弁方
向の位置にあることとなる。この状態から運転を再開す
ると、運転再開時に流通する冷媒の流量が少ない場合に
は、開弁方向にあった逆止弁が閉弁し得ない場合が生
じ、逆止弁をバイパスする回路が形成されることがあ
る。その結果、膨張弁を通らない回路ができてしまい、
冷凍サイクルにおける冷媒循環不良につながるおそれが
ある。
【0005】本願考案は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、冷凍サイクルにおける冷媒流通方向が切り換わっ
たとしても、膨張弁を通過する冷媒の流通方向を確実に
正規方向(即ち、入口側から出口側への方向)となし得る
ようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願考案では、上記課題
を解決するための手段として、図面に示すように、熱源
側熱交換器3と利用側熱交換器6との間に二つの並列回
路8,9を設け、これらの並列回路8,9の一方側に互い
に対向する方向にのみ冷媒流通を許容する2個の逆止弁
10,11を設け且つ他方側に互いに対向する方向には
冷媒流通を許容しない2個の逆止弁12,13を設け、
前記並列回路8,9における逆止弁10,11間と逆止弁
12,13間とを、膨張弁8を有するバイパス回路14
で接続してなるヒートポンプ式空気調和装置の冷凍サイ
クルにおいて、前記各並列回路8,9における逆止弁1
0,11および逆止弁12,13をそれぞれ上下関係とな
るように配置するとともに、上向き作動により閉状態と
される逆止弁10,13における弁体10B,13Bを、
液冷媒より比重が小さい材質で構成する一方、下向き作
動により閉状態とされる逆止弁11,12における弁体
11B,12Bを、液冷媒より比重の大きい材質で構成
している。
【0007】
【作用】本願考案では、上記手段によって次のような作
用が得られる。
【0008】即ち、冷凍サイクルの運転が停止される
と、上向き作動により閉状態とされる逆止弁10,13
における弁体10B,13Bは、液冷媒との比重差によ
り浮上して閉弁される一方、下向き作動により閉状態と
される逆止弁11,12における弁体11B,12Bは、
液冷媒との比重差により降下して閉弁されることとな
り、運転再開時において閉弁不能となるものがなくな
る。
【0009】
【考案の効果】本願考案によれば、熱源側熱交換器3と
利用側熱交換器6との間に二つの並列回路8,9を設
け、これらの並列回路8,9の一方側に互いに対向する
方向にのみ冷媒流通を許容する2個の逆止弁10,11
を設け且つ他方側に互いに対向する方向には冷媒流通を
許容しない2個の逆止弁12,13を設け、前記並列回
路8,9における逆止弁10,11間と逆止弁12,13
間とを、膨張弁5を有するバイパス回路14で接続して
なるヒートポンプ式空気調和装置の冷凍サイクルにおい
て、前記各並列回路8,9における逆止弁10,11およ
び逆止弁12,13を、それぞれ上下関係となるように
配置するとともに、上向き作動により閉状態とされる逆
止弁10,13における弁体10B,13Bを、液冷媒よ
り比重が小さい材質で構成する一方、下向き作動により
閉状態とされる逆止弁12,13における弁体11B,1
2Bを、液冷媒より比重の大きい材質で構成して、冷凍
サイクルの運転が停止された場合に、上向き作動により
閉状態とされる逆止弁10,13における弁体10B,1
3Bが、液冷媒との比重差により浮上して閉弁せしめら
れる一方、下向き作動により閉状態とされる逆止弁1
2,13における弁体11B,12Bが、液冷媒との比重
差により降下して閉弁せしめられるようにしたので、運
転再開時において閉弁不能となる逆止弁がなくなり、従
来生ずるおそれのあった膨張弁5をバイパスする回路の
形成が防止でき、冷凍サイクルにおける冷媒循環不良の
発生が防止できるという実用的な効果がある。
【0010】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願考案の好
適な実施例を説明する。
【0011】本実施例のヒートポンプ式空気調和装置の
冷凍サイクルは、図2に示すように、圧縮機1、四路切
換弁2、熱源側熱交換器3、レシーバ4、膨張弁5、利
用側熱交換器6およびアキュムレータ7を備えており、
前記四路切換弁2の切換作動により、冷房運転時には実
線矢印方向となり、暖房運転時には点線矢印方向となる
如く、冷媒を可逆流通可能とされている。
【0012】本実施例の場合、圧縮機1、四路切換弁
2、熱源側熱交換器3、レシーバ4、膨張弁5およびア
キュムレータ7は室外側ユニットAに配置され、利用側
熱交換器6は室内ユニットBに配置されている。
【0013】前記熱源側熱交換器3と利用側熱交換器6
との間には、二つの並列回路8,9が設けられている。
そして、これらの並列回路8,9の一方側(即ち、並列回
路8)には、互いに対向する方向にのみ冷媒流通を許容
する2個の逆止弁10,11が設けられ且つ他方側(即
ち、並列回路9)には、互いに対向する方向には冷媒流
通を許容しない2個の逆止弁12,13が設けられてお
り、前記並列回路8,9における逆止弁10,11間と逆
止弁12,13間とは、前記レシーバ4および膨張弁5
を直列に接続してなるバイパス回路14により接続され
ている。
【0014】而して、図1に示すように、前記並列回路
8,9における二つの逆止弁10,11および12,13
は、それぞれ上下関係となるように配置されており、前
記逆止弁10,13および逆止弁11,12は、共に同一
構造とされている。
【0015】前記逆止弁10(あるいは13)は、弁本体
10A(あるいは13A)内に弁体10B(あるいは13
B)を上下動自在に配設し、前記弁本体10A(あるいは
13A)内の通路に形成された通孔10C(あるいは13
C)を前記弁体10B(あるいは13B)の上方移動によ
り閉止するように構成されている。
【0016】一方、前記逆止弁11(あるいは12)は、
弁本体11A(あるいは12A)内に弁体11B(あるい
は12B)を上下動自在に配設し、前記弁本体11A(あ
るいは12A)内の通路に形成された通孔11C(あるい
は12C)を前記弁体11B(あるいは12B)の下方移
動により閉止するように構成されているつまり、逆止弁
10,13は上向き作動により閉状態とされるととも
に、逆止弁11,12は下向き作動により閉状態とされ
ることとなっているのである。
【0017】さらに、逆止弁10,13における弁体1
0B,13Bは、液冷媒より比重が小さい材質で構成さ
れ、逆止弁11,12における弁体11B,12Bは、液
冷媒より比重の大きい材質で構成されている。例えば、
冷媒としてフロン(比重=1.21)を採用する場合に
は、逆止弁10,13における弁体10B,13Bの材質
としてナイロン(比重=1.15)が採用され、逆止弁1
1,12における弁体11B,12Bの材質として四弗化
エチレン樹脂(比重=2.1)が採用される。
【0018】上記の如く構成されたヒートポンプ式空気
調和装置の冷凍サイクルは、次のように作用する。
【0019】この冷凍サイクルが運転停止されると、逆
止弁10,11,12,13内には液冷媒が存在すること
となるため、上向き作動により閉状態とされる逆止弁1
0.13における弁体10B,13Bは、液冷媒との比
重差により浮上して閉弁せしめられるとともに、下向き
作動により閉状態とされる逆止弁11,12における弁
体11B,12Bは、液冷媒との比重差により降下して
閉弁せしめられる。従って、運転再開時において閉弁不
能となる逆止弁がなくなり、従来生ずるおそれのあった
膨張弁5をバイパスする回路の形成が防止でき、冷凍サ
イクルにおける冷媒循環不良の発生が防止できるのであ
る。
【0020】本願考案は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例にかかるヒートポンプ式空気
調和装置の冷凍サイクルにおける逆止弁組み合わせ部分
の拡大図である。
【図2】本願考案の実施例にかかるヒートポンプ式空気
調和装置の冷凍サイクルのブロック図である。
【符号の説明】
3は熱源側熱交換器、5は膨張弁、6は利用側熱交換
器、8,9は並列回路、10,11,12,13は逆止弁、
10A,11A,12A,13Aは弁本体、10B,11
B,12B,13Bは弁体、14はバイパス回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源側熱交換器(3)と利用側熱交換器
    (6)との間に二つの並列回路(8),(9)を設け、これら
    の並列回路(8),(9)の一方側に互いに対向する方向に
    のみ冷媒流通を許容する2個の逆止弁(10),(11)を
    設け且つ他方側に互いに対向する方向には冷媒流通を許
    容しない2個の逆止弁(12),(13)を設け、前記並列
    回路(8),(9)における逆止弁(10),(11)間と逆止弁
    (12),(13)間とを、膨張弁(5)を有するバイパス回
    路(14)で接続してなるヒートポンプ式空気調和装置の
    冷凍サイクルであって、前記各並列回路(8),(9)にお
    ける逆止弁(10),(11)および逆止弁(12),(13)を
    それぞれ上下関係となるように配置するとともに、上向
    き作動により閉状態とされる逆止弁(10),(13)にお
    ける弁体(10B),(13B)を、液冷媒より比重が小さ
    い材質で構成する一方、下向き作動により閉状態とされ
    る逆止弁(11),(12)における弁体(11B),(12B)
    を、液冷媒より比重の大きい材質で構成したことを特徴
    とするヒートポンプ式空気調和装置の冷凍サイクル。
JP325191U 1991-02-01 1991-02-01 ヒートポンプ式空気調和装置の冷凍サイクル Expired - Lifetime JPH089576Y2 (ja)

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