JPH089545A - 画像記録装置用スライド機構 - Google Patents

画像記録装置用スライド機構

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JPH089545A
JPH089545A JP13764194A JP13764194A JPH089545A JP H089545 A JPH089545 A JP H089545A JP 13764194 A JP13764194 A JP 13764194A JP 13764194 A JP13764194 A JP 13764194A JP H089545 A JPH089545 A JP H089545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film material
wiring
flexible member
guide
slide mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP13764194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Murakoshi
秀行 村越
Joji Tokai
譲二 東海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP13764194A priority Critical patent/JPH089545A/ja
Publication of JPH089545A publication Critical patent/JPH089545A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 AC系及びDC系フラットケーブルを同時に
スライドさせても、平行ズレや挫屈を生じさせない。 【構成】 AC系及びDC系のフラットケーブルがフィ
ルム材20の長穴20A、20Bに編み込まれている。
また、フィルム材20は、平行ズレをコ字型のガイド3
0の側面によって規制され、その一端はビス22で移動
部であるブラケット350Aに他端はビス32でガイド
30の底面に固定されている。このため、平行ズレや挫
屈は生じない。また、ガイド30の底面に当接していな
いフィルム材20の長穴を中心にフィルム材は曲げられ
屈曲部が形成される。長穴の間隔は小さいので屈曲部の
曲率が小さくなる。従って、フィルム材20の逃げスペ
ースは小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像記録装置用スライ
ド機構に係り、特に、AC系及びDC系の複数の配線を
係止した移動部がスライドする画像記録装置用スライド
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置では、AC系電源を光源に
供給しこれによって光源を点灯し、DC系電源によって
モータ等のアクチュエータを駆動してこの動力を光源に
伝達し光源を走査させている。また、光源は発熱するた
めこの熱を逃がすファンが光源近辺に搭載され、このフ
ァンにはDC系電源が供給される。このため、光源走査
時にはAC系及びDC系の配線が係止された光源が固定
部に沿ってスライドする。なお、この配線にはフラット
ケーブルが一般的に用いられている。
【0003】従来、このようなフラットケーブルを移動
部と共に固定部に沿ってスライドさせる場合には、該ケ
ーブルを複数の穴の空いたフィルム状の可撓性部材に編
み込んで腰を持たせていた。この可撓性部材としては、
一般的にはフレキシブル基板等に使用されるポリエステ
ルやポリイミド等を原料としたフィルム材が使用されて
いる。
【0004】このような従来技術によるスライド機構で
は、AC系電源のフラットケーブルとDC系電源のフラ
ットケーブルとは、一定の絶縁距離を設けなければなら
ないという法令上の要請もあって、別々の可撓性部材に
編み込まれていた。このため、AC系及びDC系電源を
移動部に供給するには、複数の可撓性部材を必要として
いた。
【0005】また、フラットケーブルを編み込んだ可撓
性部材の屈曲部の位置はフラットケーブルを固定するク
ランプの長さで決められる。そして、AC系電源とDC
系電源ではフラットケーブルの厚さが異なり、また、ク
ランプ作業も工程上の正確を期すことが困難なため、各
可撓性部材の屈曲部の位置のバラツキは大きかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術ではフラットケーブルを編み込んだ複数の可撓性
部材を移動部に固定して同時にスライドさせると、各可
撓性部材が平行ズレを生じ互いに干渉して挫屈を起こす
ため、各可撓性部材の間隔を広く設けておく必要があっ
た。
【0007】また、従来技術では可撓性部材の屈曲部の
位置のバラツキが大きいことから、各可撓性部材の逃げ
スペースを大きくとる必要があった。
【0008】このため、従来技術では、スライド機構全
体が大型化するという問題点があった。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたものであって、本発明の目的は、AC
系電源及びDC系電源を移動部へ共に供給する場合に配
線の占有スペースを少なくし、かつ、移動によって可撓
性部材に挫屈や平行ズレを生じさせない画像記録装置用
スライド機構を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、AC系電源を供給するた
めの配線及びDC系電源を供給するための配線の一端が
係止された移動部が固定部に沿って移動する画像記録装
置用スライド機構であって、一端が前記AC配線及びD
C配線と共に前記移動部に係止され、かつ、前記AC配
線及びDC配線の各々が長手方向に沿う方向で異なる位
置を通過するように複数の穴又は切欠が設けられたフィ
ルム状の可撓性部材と、前記可撓性部材の長手方向と交
差する方向の平行ズレを規制する配線又は可撓性部材の
側縁に当接可能なガイドと、前記可撓性部材の他端を前
記固定部に係止して可撓性部材の中間部を屈曲させる固
定具と、を有する。
【0011】
【作用】請求項1に記載の写真形成装置用スライド機構
によれば、可撓性部材によりAC配線とDC配線の間隔
は一定に規制され、また、ガイドが配線又は可撓性材料
の幅方向の移動を制限するので、可撓性部材の長手方向
と交差する方向の平行ズレは規制されている。また、A
C配線とDC配線は干渉しないので挫屈を生ずることも
ない。
【0012】一方、AC配線及びDC配線並びに可撓性
部材の一端は移動部に係止され、可撓性材料の他端は固
定具により固定部に係止されているので、中間部に屈曲
部が形成される。この屈曲部は、可撓性部材の複数の穴
又は切欠に配線の自重が架かっているので、これらの穴
又は切欠を中心として曲げられて形成され、可撓性部材
が不必要に大きく撓むことはない。このため、上部の逃
げスペースは小さくてすむ。なお、AC配線及びDC配
線は可撓性部材の穴又は切欠で規制されているので、例
えば、この可撓性部材の穴又は切欠の間隔を小さくすれ
ば屈曲部の曲率を小さくできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
基づいて説明する。図1は、本画像記録用スライド機構
が適用される画像記録装置10の外観斜視図を示してい
る。
【0014】図1に示すように、この画像記録装置10
の機台12の上面には、画像が記録された原稿を載置す
るための載置台12Aが設けられている。この掲載台1
2Aには、矩形形状の開口が設けられ透明ガラス板45
が嵌め込まれている。
【0015】また、本画像記録装置10の機台12の上
面には、透過露光ユニット350を駆動する駆動ユニッ
ト300が取り付けられいる。この透過露光ユニット3
50は、駆動ユニット300内に固定されたシャフト3
02に沿って移動するようになっている。このため、透
明ガラス板45上に透過原稿をセットし、その上を透過
露光ユニット350が所定のスピードで所定方向(図1
の矢印A方向)に所定位置まで移動した後、逆方向(図
1の矢印A方向の反対方向)に移動することにより透過
露光が可能である。また、透過露光が終了した後、透過
露光ユニット350は、該透過露光終了位置から更に逆
方向(図1の矢印A方向の反対方向)に移動し、ユニッ
トホルダ390A、390Bに格納された退避位置で止
まるようになっている。
【0016】一方、反射露光時には、この透過露光ユニ
ット350はユニットホルダ390A、390B内に格
納退避され、反射露光時に使用される押さえカバー40
0とは干渉しないようになっている。
【0017】また、押さえカバー400は、駆動ユニッ
ト300の奥側の2位置でヒンジ406により機台12
の奥側にある押さえカバー支え408に取り付けられて
おり、押さえカバー400はこのヒンジ406により所
定方向(図1の矢印B方向及び反対方向)に開閉するよ
うになっている。このため、透明ガラス板45上に原稿
を画像面を下向きにしてセットし、その上にプレートプ
ラテン410が重ね合わされて反射露光が可能である。
【0018】この駆動ユニット300及び透過露光ユニ
ット350を詳述すれば、図2に示されるように、駆動
ユニット300の右側には、透過露光ユニット350を
駆動させるステッピングモータ308とその動力をプー
リ310Aに伝達するギアユニット310が配置されて
いる。このステッピングモータ308の側方には、基板
306が配置されており、この基板306はステッピン
グモータ308に駆動パルスを供給するドライバ回路等
が搭載されている。
【0019】また、駆動ユニット300の左側にはブラ
ケット314が取り付けれており、このブラケット31
4の軸でプーリ314Aが回転するようになっている。
そして、プーリ310Aとプーリ314Aとには無端ワ
イヤベルト312が掛けられており、この無端ワイヤベ
ルト312にステッピングモータ308の動力が伝達さ
れている。この無端ワイヤベルト312の一部は透過露
光ユニット350へ固着されており、透過光源ユニット
350が矢印A方向及び反対方向へ移動する。
【0020】一方、この透過光源ユニット350の頂部
には、図3に示されるように、2個のファンユニット3
56用のスリットが設けられており、図1における透過
光源ユニット350の奥側端部はブラケット350Aを
介して前述のワイヤベルト312の一部へ固着されて駆
動力を受けるようになっている。このブラケット350
Aにシャフト302が貫通しており、透過光源ユニット
350はステッピングモータ308の駆動力をワイヤベ
ルト312を介して受けることによりシャフト302に
沿ってスライドし、原稿載置台12A上を往復移動す
る。
【0021】また、透過光源ユニット350の内部に
は、図2に示されるように、透過走査露光をするための
光源として透過ランプ352が原稿掲載台12Aの一辺
に沿って取り付けられいる。
【0022】透過ランプ352の上方には、ランプの光
を反射するリフレクタ354A、354Bが取り付けら
れており、透過ランプ352から生ずる熱を逃がすため
にこの2つのレフレクタの上部は開放されている。
【0023】なお、リフレクタ354A、354Bの上
部には、ファンユニット356が取り付けられており、
透過ランプ352から生ずる熱を透過露光ユニット35
0の外に逃がしている。
【0024】原稿載置台12A上には、図2、3、4、
5に示されるように、上方に向けて開放されたコ字形の
ガイド30がシャフト302の下方に取り付けられ、フ
ィルム材20の両側部を案内して、フィルム材20の平
行ズレを防止している。
【0025】図4に示されるように、長尺状の可撓性フ
ィルム材20の長手方向に沿って所定間隔で2列の長穴
20A、20Bが複数貫通され、これらの20A、20
BにはAC系電源のフラットケーブル20AC及びDC
系電源のフラットケーブル20DCが該フィルム材20
の長手方向に沿ってAC系電源用の長穴と長手直交方向
に位置が対応する長穴20Bに編み込まれている。すな
わち、これらの20AC、20DCは可撓性フィルム材
20の長手方向に沿って隣接する20A、20Bを通っ
て交互に表裏へ通されている。
【0026】図5に示されるように、このフィルム材2
0の一端はブラケット350Aの下端にビス22で固定
され、また、フィルム材20の他端はビス32によりガ
イド30の底面に固定され、これによって中間部がU字
状に屈曲されている。なお、20AC及び20DCは共
に機台12側から透過光源ユニット350へ供電する役
目を有している。
【0027】ここで、本画像記録装置用スライド機構の
作用について述べれば、ビス32によりフィルム材20
の一端は移動部であるブラケット350Aに固定され、
他端はガイド30の底面端側にビス32固定されている
ので、ブラケット350Aがすることによってフィルム
材20の一端がブラケット350Aと共にシャフト30
2の長手方向に沿って移動しても、カイド30の底面付
近にあるフィルム材20の固定側は幅方向の平行ズレ、
すなわち図4の左右方向への移動がなく、またフィルム
材20の屈曲中間部はガイド30の両立設脚部によって
幅方向への大きなズレが生ずることはなく、中間部に挫
屈が生ずることもない。
【0028】一方、フィルム材20には、所定の間隔で
複数の長穴が設けられてその穴にAC系電源及びDC系
電源のフラットケーブルが編み込まれこれらのフラット
ケーブルの自重が架かっているため、ガイド30の底面
に当接していないフィルム材20の長穴の位置を中心と
して曲げられ屈曲部が形成される。この穴の間隔は小さ
いので屈曲部の曲率は小さくなっている。また、この屈
曲部はフラットケーブルの自重によって上部に大きく撓
むことはないが、更にブラケット350Aを貫通してい
るシャフト302により上部を規制している。従って、
このフィルム材20はシャフト302とガイド30の底
面とで形成される平行案内部内に配置されてU字状とな
り、上方や下方へ大きく屈曲することはない。
【0029】このように、本実施例の画像記録装置用ス
ライド機構では、上下へ大きく屈曲しないのでフラット
ケーブルの占有スペースもが小さい。
【0030】なお、本実施例ではフィルム材20の端部
へビス32を各1個使用しているが、これを各2個使用
してフィルム材20の幅方向に離れた2点でフィルム材
20又はブラケット350Aに固定すれば、フィルム材
20は長手方向と交差する方向への平行ズレが規制され
るので、ガイド30は不要となる。
【0031】また、カイド30は長手方向と交差する方
向へのフィルム材20の平行ズレを規制することが目的
であるので、図4に想像線で示される棒30Aのような
ガイドであってもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、複数の
ケーブルを同時にスライドさせても平行ズレや挫屈を生
じない、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例が適用される装置全体の外観斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II線に相当する駆動ユニット等の断
面図である。
【図3】透過露光ユニットを示す図2の平面図である。
【図4】本実施例のスライド機構部分を示す図5の左側
面図である。
【図5】本実施例のスライド機構部分を示す図3のV−
V線断面図である。
【符号の説明】
20 フィルム材(可撓性部材) 20A 長穴 20B 長穴 20AC AC系電源フラットケーブル(AC配線) 20DC DC系電源フラットケーブル(DC配線) 22 ビス(固定具) 30 ガイド 32 ビス(固定具)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AC系電源を供給するための配線及びD
    C系電源を供給するための配線の一端が係止された移動
    部が固定部に沿って移動する画像記録装置用スライド機
    構であって、 一端が前記AC配線及びDC配線と共に前記移動部に係
    止され、かつ、前記AC配線及びDC配線の各々が長手
    方向に沿う方向で異なる位置を通過するように複数の穴
    又は切欠が設けられたフィルム状の可撓性部材と、 前記可撓性部材の長手方向と交差する方向の平行ズレを
    規制する配線又は可撓性部材の側縁に当接可能なガイド
    と、 前記可撓性部材の他端を前記固定部に係止して可撓性部
    材の中間部を屈曲させる固定具と、 を有する画像記録装置用スライド機構。
JP13764194A 1994-06-20 1994-06-20 画像記録装置用スライド機構 Pending JPH089545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13764194A JPH089545A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 画像記録装置用スライド機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13764194A JPH089545A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 画像記録装置用スライド機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH089545A true JPH089545A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15203396

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13764194A Pending JPH089545A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 画像記録装置用スライド機構

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JP (1) JPH089545A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101806617A (zh) * 2010-03-30 2010-08-18 浙江大学 一种用于长行程水平振动台的滑台防牵拉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101806617A (zh) * 2010-03-30 2010-08-18 浙江大学 一种用于长行程水平振动台的滑台防牵拉装置

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