JPH0895410A - 溶着部材及びその剥離特性改良方法 - Google Patents

溶着部材及びその剥離特性改良方法

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JPH0895410A
JPH0895410A JP17581694A JP17581694A JPH0895410A JP H0895410 A JPH0895410 A JP H0895410A JP 17581694 A JP17581694 A JP 17581694A JP 17581694 A JP17581694 A JP 17581694A JP H0895410 A JPH0895410 A JP H0895410A
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filler
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶着ロールからトナーを剥離し易くし、オ
フセットをなくするか又は最小化し、溶着ラチチュード
を向上する溶着ロールを提供する。 【構成】 金属の如き基体が、金属酸化物の如き金属
化合物フィラーを分散したシリコーンゴム等のエラスト
マーでコートされることによって形成され、かつ、前記
フィラーが溶着部材表面に適用される水素化シリコーン
剥離オイルのような官能性剥離剤成分と反応することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的には溶着部材(fu
ser member)に関し、さらに詳細には、本発明は、例え
ば、溶着ロールからトナーを剥離し易くするような、溶
着ロールの官能性剥離剤に関する。具体例において、本
発明の剥離剤は、溶着ロールの基体上にコートされるこ
とによってオフセットを防止する水素化物(SiH)官
能性オイルを含み、さらに、その被覆物は、好ましくは
触媒の存在下で、水素化シリコーンオイルと反応するよ
うなフィラーを含んでいる。そして、官能性剥離剤とし
て反応した水素化官能性オイルの使用は、酸化され若し
くは高フィラー含有のシロキサン溶着ロールにおける露
出した高エネルギー表面上にシリコーン被覆を行なうこ
とによってオフセットを防止する。本発明の溶着部材の
利点は、オフセットを防ぐか最小化し、溶着ラチチュー
ドを向上し、印刷前のフォームからのオフセットを減少
し、高い熱伝導性、及び、通常は望ましくない高表面エ
ネルギーを有し、このため剥離性に劣るようなシリコン
被覆物の領域にシロキサンの剥離表面を提供することを
含んでいる。具体例において、本発明の剥離被覆物は、
水素化物官能性シロキサンをフィラー成分の活性官能基
と組合せ、それによってフィラー上に低表面エネルギー
シリコーン表面を形成することによって得ることができ
る。本発明の溶着部材は、多くの公知の電子写真式画像
形成及び印刷プロセスのために選択されうるが、本明細
書に記載の如く、フィラーが単独で用いられ、シリコー
ン水素化物剥離オイルと反応しない場合に起こるオフセ
ットを除去するか最小化するような多くの利点を備えて
いる。本発明の被覆物を適用しうるロールのような構成
部品のタイプは、例えば、米国特許第4,373,23
9号、同第4,518,655号に記載され、開示内容
の全てを援用して本文の記載の一部とする。
【0002】
【従来の技術】検電器の(electroscopic )トナー画像
の加熱溶着のための幾つかの方法が先行技術に記載され
ている。これらの方法は、様々な手段によって実質的に
同時に加熱及び加圧する装置を含み、それらは、加圧さ
れて接触する一組のロール、ロールと加圧されて接触す
るベルト部材等である。加熱は、片方又は両方のロー
ル、プレート部材又はベルト部材を加熱することによっ
て行われる。トナーの溶着は、加熱、加圧及び接触時間
の好適な組合せが行われた場合に起こる。
【0003】溶着システムの運転中に、トナー粒子を支
持体に加熱溶着するように熱が与えられ、トナー画像と
支持体は両方とも一組のロール、プレート又はベルト部
材との間に形成されたニップを通り抜ける。熱伝達とニ
ップ中の加圧装置とが同時であることは、支持体へのト
ナー画像の溶着に影響する。溶着プロセスにおいて、通
常の運転中に支持体から溶着部材へトナー粒子がオフセ
ットなく移ることは重要である。溶着部材へのトナーの
オフセットは、その後の複写サイクルにおいて引き続き
機械の他の部分又は支持体上に転写し、このため、地色
が濃くなったり、複写された物質を妨げたりする。これ
は「ホットオフセット」と呼ばれ、トナーの温度が上昇
してトナー粒子が溶解し、溶着操作中に溶解したトナー
が分離して、一部分が溶着部材上に残留する場合に起こ
る。該ホットオフセット温度又はホットオフセット温度
の下降は、溶着ロールの剥離性能の尺度となり、従っ
て、溶着表面は必要な効果的剥離を達成するための低い
表面エネルギーを有することが必要である。溶着ロール
の良好な剥離性能を確実にし、保持するために、溶着運
転中に、トナーが確実に溶着ロールから剥離するように
溶着部材に剥離剤を適用することが一般的になってい
る。典型的に、これらの物質は、例えば、トナーオフセ
ットを防ぐシリコーンオイルの、薄いフィルムとして適
用する。
【0004】米国特許第4,264,181号、同第
4,257,699号及び同第4,272,179号の
記載は、これらは通常に本出願の譲渡人に帰するもので
あり、これらの開示内容の全てを援用して本文の記載の
一部とするが、溶着部材とある種の剥離剤に関する。こ
れらの特許は特定の溶着部材と熱可塑性樹脂トナーの画
像を基体に溶着する方法とについて記載してあり、そこ
では、官能基を有するある種の高分子剥離剤を溶着部材
の表面に適用している。溶着部材は金属含有フィラーを
含有するエラストマーの表面を有する基体部材を含み、
それは求核性の添加加硫剤で硬化されている。そのよう
な溶着部材の例は、酸化鉛フィラーを分散した、ビスフ
ェノール加硫剤で硬化したポリ(ビニリデンフルオライ
ド−ヘキサフルオロプロピレン)コポリマーを有するア
ルミニウム基体部材であり、メルカプト修飾ポリオルガ
ノシロキサンオイルを剥離剤として使用している。これ
らの溶着プロセスにおいて、高分子剥離剤は化学的に反
応性の官能基として設計された官能基を有しており、溶
着部材表面のエラストマー又は樹脂性物質中に分散した
金属含有フィラーと結合しておりこのため熱的に安定な
フィルムを形成している。さらに、そのフィルムは、熱
可塑性樹脂トナーを剥離し、熱可塑性樹脂トナーがエラ
ストマー物質そのものに直接接触するのを防止する。金
属酸化物、金属塩、合金又はその他の好適な金属化合物
フィラーが溶着部材表面上のエラストマー又は樹脂中に
分散し、シロキサン高分子剥離剤の官能基と結合してい
る。好ましくは、金属含有フィラー物質は官能基を有す
る高分子剥離剤に分解を起こさせないか、又は、悪影響
を与えない。金属含有フィラーを有するエラストマーと
官能基を有する高分子剥離剤とのこの反応によって、優
れた剥離性と高品質の複写の製品が、高スピードの静電
複写式の複写機においてさえも得ることができる。これ
らのビトン(VITON:登録商標)/酸化鉛、又は、ビトン
(登録商標)/酸化銅の部材では、低体積分率の酸化物
が特有の官能性剥離剤との反応を可能とし、それによっ
てポリシロキサンのようなシリコーン高分子オイルをコ
ートすることを可能とするために添加される。
【0005】溶着部材と相互作用し、検電器の熱可塑性
トナー樹脂に対する優れた剥離性を有する熱的に安定で
自己清掃層を再生可能な形式にする官能基を有する高分
子剥離剤の使用が、米国特許第4,029,827号、
同第4,101,686号及び同第4,185,140
号に記載されており、これら全ては通常に本出願の譲渡
人に帰する。米国特許第4,029,827号における
記載は、メルカプト官能基を有するポリルガノシロキサ
ンの剥離剤としての使用である。米国特許第4,10
1,686号及び同第4,185,140号にはカルボ
キシ基、ヒドロキシ基、エポキシ基、アミノ基、イソシ
アネート基、チオエーテル基及びメルカプト基のような
官能基を有する剥離流体としての高分子剥離剤に関す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の具体例に従え
ば、溶着部材を提供し、さらに詳しくは金属酸化物の如
きフィラーを含み、前記のフィラーが水素化官能性のシ
リコーンオイルと反応するようなシリコーン溶着部材を
提供する。
【0007】本発明の具体例においては、シリコーン剥
離剤中に含まれる水素化官能基が溶着ロールのシリコー
ンゴム被覆物中に存在する金属酸化物フィラーと反応す
るようなシリコーンゴム溶着ロールを提供する。
【0008】ある具体例において、本発明は、末端に側
基としての水素化官能性シリコーンを有するシリコーン
剥離オイル等と、シリコーンゴム溶着被覆物中に存在す
るフィラーとの反応による改良されたシリコーン溶着ロ
ールの提供に関する。
【0009】本発明の目的は、オフセットを防ぐか最小
化し、溶着ラチチュードを向上し、印刷前のフォームか
らのオフセットを減少し、高い熱伝導性、及び、通常は
望ましくない高表面エネルギーを有し、このため剥離性
に劣るようなシリコン被覆物の領域にシロキサンの剥離
表面を提供することを含んでいる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
溶着部材は、基体と、フィラー成分を含むシリコーンゴ
ムとを含む溶着部材であって、前記フィラー成分が水素
化シリコーン剥離オイルと反応することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2記載の溶着ロールの剥離
特性改良方法は、溶着ロール表面に、水素化シリコーン
剥離オイルと金属酸化物フィラーとの反応生成物を付与
することを含む。
【0012】本発明の具体例によれば、フィラーは、好
ましくはシリコーンゴムの量を基礎として約55〜70
容量%の量で選択され、ポリシロキサンオイルよりもむ
しろ水素化シリコーンオイルでコートされる。このた
め、本発明によって、溶着ロールの改良されたトナー及
びオイル剥離が実現する。
【0013】包含されるメカニズムは完全には理解され
ないが、本発明の具体例を観察するに、官能基を有する
ある種の高分子流体が金属酸化物、金属塩、金属合金或
いは他の好適な金属化合物を分散したエラストマー表面
を有する溶着部材の表面に適用された場合、エラストマ
ー中のフィラーの酸化物、水酸化物、ハロゲン化物、カ
ルボキシル化合物等のような活性官能基と官能基を有す
る高分子流体との間で、相互作用、化学反応、配位錯
体、水素結合又は他のメカニズムが生起すると思われ
る。このため、液体状で、官能基を有する高分子剥離剤
が、優れた性能を有する剥離のための優れた表面を溶着
ロールの表面に保持することを達成した。しかしなが
ら、それはエストマー表面上にフィルムが形成したもの
のようであり、エラストマー組成物及び官能基を有する
高分子剥離剤組成物とも異なる。このフィルムは、しか
しながら、トナーよりも金属化合物を含むエラストマー
に対してより大きな親和性を有しており、そしてこれに
よって、エラストマー表面上に優れた剥離性被覆物を提
供する。該剥離性被覆物は粘着力を有しており、それは
加熱されたトナーとトナーが付着する基体との間の接着
力及びトナーの粘着力よりも小さい。高分子剥離剤の官
能基とエラストマー中のフィラーとの相互作用は、フィ
ラーの臨界又は高い表面エネルギーの総体的減少をもた
らす。
【0014】具体例において、溶着部材は金属のような
コアが通常は熱伝導性で弾性の圧縮可能な物質で連続的
にコートされており、その物質は、高い熱機械的強度を
有しており、被覆物は数平均分子量が約5000から約
20000を有する、アルファ、オメガ、ヒドロキシポ
リジメチルシロキサン、微細に分割した平板状のアルミ
ナ、微細に分割した酸化鉄、架橋剤、及び、架橋触媒を
含み、その被覆物は、例えば、約10から約100ミル
(約254から2540μm)のような様々な有効厚み
を有し、溶着ロール上に剥離剤と金属酸化物フィラーと
が反応を起こすような水素化シリコーン剥離剤を適用し
ている。本発明のために選択される溶着部材の例は米国
特許第4,373,239号に記載され、この開示内容
の全てを援用して本文の記載の一部とする。
【0015】具体例における本発明は、基体及びそれを
コートするフィラー成分を含むシリコーンゴムを含み、
該フィラー成分は水素化シリコーン剥離オイルと反応す
るような溶着部材、及び、基体及びそれをコートする接
着層と一種又は二種以上のフィラー成分を含むポリシロ
キサンシリコーンゴム被覆物の最上層とを含み、そこに
含まれる該フィラー成分は水素化シリコーン剥離オイル
と反応するような溶着部材に関する。
【0016】本発明の装置ために選択される水素化シリ
コーンオイルの例は、ドイツのヒュルス社(Huls Incor
porated )から入手可能な、例えば、ヒュルスPS12
3.8、PS124、PS124.5等を含む。これら
の水素化官能性オイルはそのまま選択されてもよく、ま
た、非官能性のポリジメチルシロキサンのような市販の
非官能性の剥離オイルで希釈されてもよい。前記の希釈
したオイルの濃度は、例えば、水素化オイルの約0.5
から約99.5重量%であり、ある好ましい組成物は、
PS124.5を15重量%及び非官能性オイルを85
重量%含む。水素化オイルの分子量(g/モル)及び粘
度(センチストークス)は、例えば、それぞれ約500
0から約30000、及び、約100から約1000セ
ントストークスであり、一方、非官能性オイルが含まれ
る場合、その対応する値は、それぞれ約4000から約
8000、及び、約100から約20000センチスト
ークスとなりうる。
【0017】フィラーの例は、米国特許第4,373,
239号に記載されるようなアルミニウム、鉄、珪素等
の酸化物のような金属酸化物;及びチタン、亜鉛、銅及
び珪素の酸化物を含み、含有量は、例えば、約5から約
50容量%である。前記米国特許の記載は、開示内容の
全てを援用して本文の記載の一部とする。
【0018】架橋剤化合物の例は、約1から約15重量
%のような様々な有効量で存在し、米国特許第4,37
3,239号に記載されるようなオルト珪酸、ポリ珪酸
のエステル、アルキルトリアルコキシシラン等を含み、
前記米国特許の記載は、開示内容の全てを援用して本文
の記載の一部とする。
【0019】触媒の例は、米国特許第4,373,23
9号に記載の如きアミン類、鉛、ジルコニウム、アンチ
モン、鉄、カルシウム、錫、バリウム、カドミウム等の
ような金属のカルボン酸塩、及び、塩化白金酸等を含
み、前記米国特許の記載は、開示内容の全てを援用して
本文の記載の一部とする。特に好ましい触媒の例は、ジ
ブチル錫ジラウリレート及びジブチル錫ジアセテートを
含み、例えば、アルファ、オメガ−水素化ポリジメチル
ポリシロキサンのような高分子100部に対して0.1
から0.2部のような有効量で含まれる。
【0020】本発明の他の具体例は、官能基を有する高
分子剥離剤が溶着部材の表面に配置されているタイプの
溶着システムにおいて、熱可塑性樹脂トナー画像を溶着
するための溶着部材は基礎となる支持部材、その上の金
属酸化物のようなフィラーを有する熱伝導性シリコーン
エラストマー層を含み、層中に含まれる該フィラーが1
又は2以上のSiH官能基を含むシリコーンオイルと反
応を引き起こす。
【0021】本発明の他の態様においては、シロキサン
又はシリコーンオイルは下記式で表される。
【0022】
【化1】
【0023】本発明の溶着部材は、従って、アルミニウ
ムのような金属の基層と、公知のエマーソンコーニング
(Emerson Corning )S11、ダウコーニング(Dow C
orning)1200、ダウコーニング6060、ユニオン
カーバイド(Union Carbide)から入手可能なオルガノ
官能性シランのような公知の接着剤の如き下塗り接着層
と、シロキサンの最上表面層とを含み、そのような層に
含まれるフィラーは、ここに記載の如く、水素化シリコ
ーンオイルと反応することが可能である。
【0024】本発明の典型的な溶着ロールは多層溶着ロ
ールを有する溶着アセンブリに関連して記載され、多層
溶着ロールは順番に続けて、基体支持部材、その上に比
較的厚いシリコーンエラストマー層、アミノシラン下塗
り層、接着層、シリコーンエラストマー層中に分散した
金属酸化物フィラー層を含み、そこで、フィラーは1又
は2以上のSiH官能基を有するシリコーンオイルと反
応を引き起こす。基体支持部材は、典型的には中空のシ
リンダ又はコアであるが、好適な加熱要素を中空部分中
に有しており、加熱要素はシリンダと同じ拡がりとなっ
ている。バックアップ又は加圧ロールが溶着ロールと同
時に運転され、それらは、コピー紙や他の支持体がトナ
ー画像を溶着ロールのエラストマー溶着表面と接触する
ように、そこを通過する溶着ニップ又は接触アークを形
成する。バックアップロールは、表面にテフロン〔TEFL
ON: イーアイデュポンドニューメラス社(E.I.DuPont d
eNemours,Inc., )の登録商標〕表面層24の薄層を有
する硬質の鋼鉄コアを有する。油だめは、官能基を有す
る高分子剥離剤を含有している。該剥離剤はSiH官能
基を有するもので、ここに記載のように反応して溶着表
面とトナーとの間に中間バリア層を形成する。2つの剥
離剤供給ロールは油だめから表面へと高分子剥離剤を供
給するために配置される。これら2つの剥離剤供給ロー
ルは回転可能に取り付けられ、油だめからエラストマー
の溶着表面へと剥離剤を移送する。一つのロールは部分
的に油だめに浸漬しており、その表面上の剥離剤を油だ
めから供給ロールへ移送する。計量ブレードを使用する
ことにより、高分子剥離流体の層を初めに供給ロール
へ、引き続き、エラストマーの溶着表面へ、剥離流体の
サブミクロンの厚みから数ミクロンの単位の厚みの範囲
で制御された厚みで、供給することができる。従って、
計量デバイスによって、エラストマーの溶着表面の表面
へ約0.1から約2μm又はそれ以上の厚みの剥離流体
の層を供給することができる。
【0025】金属酸化物フィラー粒子は、不規則な形状
を有してもよいが、粉体、小平板状、球状、繊維状、長
円形粒子等のいずれの形状の金属酸化物も溶着表面に使
用することができる。基体支持部材は如何なる好適な物
質も選択しうる。典型的に、アルミニウム、アルマイ
ト、鋼、ニッケル、銅等から選択しうる。ある具体例に
おいては、それはアルミニウムチューブ又は代案として
はアルミニウムを溶射したスチールチューブである。
【0026】本発明に従えば、多層溶着部材はオフセッ
ト性に対して、実質的に、画像のスティッキングがない
等を実現するという劇的な進歩を達成した。
【0027】如何なる好適な熱伝導性シリコーンエラス
トマーゴム層も基体に採用することができる。典型的に
は、一般的には高温度加硫(HTVs)として知られる
過酸化物で硬化しうるポリオルガノシロキサンから製造
され、それは、典型的に、下記式で示される如きビニル
側基を有するポリジメチルシロキサン類である。
【0028】
【化2】
【0029】含まれているトリフルオロプロピル、シア
ノプロピル、フェニル及びビニル基は、シリコーンゴム
に硬化特性、機械的又は化学的特性を付与するためにメ
チル基のいくつかと通常は置換されている。フェニル基
の導入は加硫物の弾性を低下し、引張及び引き裂き強度
を向上する。フェニル基は加硫化率を減少する。トリフ
ルオロプロピル基は耐溶剤性を向上する。低い割合でビ
ニル基を導入すると、加硫温度が低下し、より大きな弾
性とより低い圧縮永久歪をゴムに付与する。過酸化物硬
化ゴムはビニルジメチルシロキシを末端としていてもよ
い。最も一般的に使用される過酸化物は、ベンゾイルパ
ーオキサイド及びビス(ジクロロベンゾイル)パーオキ
サイドである。ジクミルパーオキサイドはビニル含有高
分子用に使用しうる。一般的に、添加する過酸化物は、
0.2から1.0%であり、硬化は120℃から140
℃で行う。さらに、2,5−ジメチル−2,5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンにような、他の過酸
化物を180℃以上の温度でHTVsを架橋するのに使
用しうる。
【0030】典型的に、HTVの層は、コア物質上にモ
ールディング(モールド成形)又は押出によって厚みが
約1mmから約3mmで適用される。典型的には、12
0℃から180℃の間の温度で20から30分間硬化す
るが、使用される特殊な過酸化物に依存する。
【0031】特に効果的な接着物質としては、ガンマア
ミノプロピルトリエトキシシランを含む。ガンマアミノ
プロピルトリエトキシシランはユニオンカーバイド社か
らオルガノファンクショナルシランA−1100(ORGA
NOFUNCTIONAL SILANE A-1100: 商標)という製品名で入
手可能であり、他の好適な物質は、N−(2−アミノエ
チル−3−アミノプロピル)トリメトキシシラン、6−
(アミノヘキシルアミノプロピル)トリメトキシシラ
ン、p−アミノフェニルトリメトキシシラン、3−(1
−アミノプロポキシ)3,3−ジメチル−1−プロペニ
ルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリス(メ
トキシエトキシエトキシ)シラン及びN−(2−アミノ
エチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン
を含む。
【0032】シリコーンゴム溶着被覆物中に分散する金
属酸化物は、SiH剥離オイルの官能基と反応しうるこ
とを要し、反応して、例えば、熱可塑性トナー樹脂を剥
離し、トナーと高表面エネルギーのフィラーとを接触さ
せないような、熱的に安定なフィルムを形成する。ある
好ましい金属酸化物は酸化アルミニウムであり、好まし
くは、高分子成分の約60から70重量%の量で含まれ
る。金属酸化物の粒子径は重要であり、高分子の硬化が
過剰なモジュラスを作る程小さすぎるべきでもなく、化
合物の速すぎる破壊を開始する大きな欠陥をもたらす程
大きすぎるべきでもない。典型的に、金属酸化物の平均
粒子径は約1から約75μmであり、好ましくは、直径
約10μmである。
【0033】本発明の溶着部材の表面は好ましくは、ロ
ールであり、好ましくは鋳造又はモールド成形により製
造されたロールである。
【0034】溶着部材は導電性フィラー粒子を濃厚に充
填したHTVシリコーンゴムを、脱脂し、表面を砂吹き
つけによって粗面化したアルミニウムコア上にモールデ
ィング又は押出すること、例えば、所望により、汎用の
下塗り剤で下塗りし、引き続き、硬化させ、後硬化する
ことによって製造することができる。
【0035】以下、特に表示がなければ、部及び%は重
量部及び重量%を表す。
【0036】
【実施例】
(実施例I:コントロール)180gのジシラノール、
ローヌプーラン社(Rhone-Poulenc Company )製の、
α、ωヒドロキシポリジメチルシロキサンを含有すると
思われ、約750センチストークスの平均粘度を有する
ロードルシル 48V750(RHODORSIL 48V750: 商
標)を、420gのα、ωヒドロキシポリジメチルシロ
キサンを含有すると思われ、約3500センチストーク
スの平均粘度を有するロードルシル 48V3500
(商標)と混合した。該混合物は数平均分子量約150
00のジシラノールと考えられる。この混合物をサーモ
スタットで制御された電気ヒーターを備えたベイカーパ
ーキンスモデルAN2(Baker Perkins Model AN2 )ミ
キサーに入れた。この混合物に1284gのアルコアT
61チューブラーアルミナ(Alcoa T61 TABULAR ALUMIN
A:商標)、325メッシュを約10分間に亘って添加し
た。その後、150.6gのマピコレッド297(MAPI
CO RED 297: 商標)、最終的な粒子サイズが約0.4μ
mの酸化鉄を、該混合物に10分間に亘って添加し、混
合物を室温で約2.5時間混合した。この混合物にスト
ウファケミカル社(Stauffer Chemical Company )製の
シルボンド(SILBOND:商標)高濃度エチルシリケート4
5gを添加し、混合を1時間継続した。この混合物に、
3gのジブチル錫ジラウレート触媒を添加し、この混合
物をその後、溶着ロールとして試験するために、アルミ
ニウムロール上に厚さが60から70ミル(1524.
03から1778.014μm)の間になるようにコー
トした。該ロールを温度158°F(70℃)にして、
3時間硬化した。該溶着ロールを、その後、ゼロックス
社(Xerox Corporatin)4850のようなゼログラフィ
ーの印刷機中にオイル評価のために配置した。他の溶着
ロールを準備し、同様の方法で評価した。コートした溶
着ロールを円周ロール速度約15インチ/秒(38.1
cm/秒)で運転し、溶着ロールと圧縮ロール間にバイ
アスされる応力は溶着ロールの長手方向に沿って30ポ
ンド/直線インチ(5.36kg/cm)であった。溶
着ロールの温度は約335°F(168.3℃)に保持
した。非官能性ポリジメチルシロキサンオイルの130
00センチストークスの剥離剤を溶着ロールに適用し、
予備印刷フォームの様々なタイプを、スチレン−n−ブ
チルメタクリレート90%とリーガル330(REGAL 33
0:登録商標)カーボンブラック10%とを含むトナーを
溶着するための基体として用いた。不完全に乾燥した予
備印刷フォームからの溶着ロールへのインクオフセット
は、約10枚の現像されたコピー作成後、プロセスが容
認できないほどに明白であった。
【0037】(実施例II:比較品)実施例Iの溶着ロー
ル部材をゼロックス社の4850機に設備し、剥離オイ
ルとしてゼロックス社製の1075溶着オイルである非
官能性ポリシロキサンオイルを使用した。予備印刷フォ
ーム用に使用したインクは、ニューヨーク州ロチェスタ
ー、No.61ハーステッドストリートのロンインク社
(Ron Ink Company)からレーザージェットブルー(LAS
ER JET BLUE: 商標)として市販されているものであ
る。乾燥していないこのインクからの予備印刷フォーム
は、4850機を12回通過した時に、溶着表面上にオ
フセットを観察した。該オフセットは溶着表面の観察に
より目視で確認された。このインクで印刷された予備印
刷フォームは、25℃で52時間乾燥し、その後、前記
機械を300プリント通過したとき、溶着ロール表面の
目視による評価で僅かなオフセットが明らかであった。
【0038】(実施例III :本発明品)実施例Iの溶着
ロールを、剥離オイルとしてアメリカヒュルス社からP
S123.8として得た水素化オイルとゼロックス社製
の1075溶着オイルとの15:85の混合物を選択し
た以外は、実施例IIのプロセスに従って試験した。レー
ザージェットブルー(商標)インクを用いた予備印刷フ
ォームは、25℃で単に3.5時間乾燥した後にインク
オフセットは観察されなかった、さらに、乾燥なしでも
インクオフセットは観察されなかった。
【0039】(実施例IV:比較品)実施例Iの溶着ロー
ルを、ゼロックス社製の1075非官能性溶着剥離剤と
して用いて、実施例IIのプロセスに従って試験した。フ
ォームはデトロイトのプリントインク社(Print Ink Co
mpany )から入手可能なパントーン340−Uグリーン
(PANTONE 340-U GREEN:商標)インクによって印刷し
た。印刷されたフォームは広範囲におよぶオフセットが
明白であった。フォームを50時間乾燥したのちは、実
施例III における如く、インクオフセットはなかった。
【0040】(実施例V:本発明品)官能性水素化オイ
ルとして、アメリカヒュルス社からPS123.8とし
て得た水素化オイルと1075溶着オイルとの15:8
5の混合物を用いて、実施例IVのプロセスを繰り返し
た。9時間の乾燥後、オフセットは観察されなかった。
そして、乾燥なしでは僅かなオフセットが観察された。
【0041】(実施例VI:比較品)実施例Iのプロセス
を非官能性の1075溶着オイルを用いてゼロックス社
4850機で繰り返した。そこで用いられたフォームは
プリントインク社が供給するHRルビンレッド(HR RUB
INE RED:商標)によって印刷した。フォームは、実施例
IVにおけるのと同様に、インクの乾燥をしない場合、溶
着表面に広範囲におよぶオフセットが明白であった。ま
た、フォームを50時間乾燥した後は、実施例III にお
ける如く、容認しうるインクオフセットであった。
【0042】(実施例VII :本発明品)官能性水素化オ
イルとして、アメリカヒュルス社からPS123.8と
して得た水素化オイルとゼロックス社製の1075溶着
オイルとの15:85の混合物を用いて、実施例VIのプ
ロセスを繰り返した。28時間の乾燥後、オフセットは
観察されなかった。そして、乾燥なしでは僅かなオフセ
ットが観察された。
【0043】(実施例VIII:比較品)実施例Iのプロセ
スを1075溶着オイルを用いてゼロックス社4850
機で繰り返した。そこで用いられたフォームはパントー
ン340−Uグリーン(商標)によって予備印刷され
た。フォームは、実施例IVにおけるのと同様に、350
時間乾燥した溶着表面に広範囲におよぶオフセットが明
白であった。
【0044】(実施例IX:本発明品)官能性水素化オイ
ルとして、ヒュルスオブアメリカ社からPS123.8
として得た水素化オイルとゼロックス社製の1075溶
着オイルとの15:85の混合物を用いて、実施例VIII
のプロセスを繰り返した。170時間の乾燥後、オフセ
ットは観察されなかった。そして、乾燥なしでは僅かな
オフセットが観察された。
【0045】前記各実施例から明らかなように、例え
ば、様々なインクで印刷された予備印刷フォームを標準
の1075溶着オイルを用いて4850機で複写するの
に用いた場合、これらのフォームが乾燥されていなかっ
た場合、高範囲なオフセットを示した。オフセットを容
認しうるレベルにするには、これらのフォームは通常、
長時間に亘り乾燥される。水素化オイルと1075溶着
オイルとの混合物を用いた場合、オフセットは観察され
ないか、又は、最小レベルのオフセットが観察された。
【0046】
【発明の効果】本発明の溶着ロール及びその剥離特性改
良方法は前記構成としたので、溶着ロールからトナーを
剥離し易くし、オフセットをなくするか又は最小化し、
溶着ラチチュードを向上するという優れた効果を示し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーノルド ダブリュ.ヘンリー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14534 ピッツフォード ディア クリーク ロ ード 43 (72)発明者 ディビッド エイチ.パン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14625 ロチェスター ウェストフィールド コ モンス 10 (72)発明者 サントク エス.バデシャ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14534 ピッツフォード ブロムレイ ロード 48

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、フィラー成分を含むシリコーン
    ゴムとを含む溶着部材であって、前記フィラー成分が水
    素化シリコーン剥離オイルと反応することを特徴とする
    溶着部材。
  2. 【請求項2】 溶着ロール表面に、水素化シリコーン剥
    離オイルと金属酸化物フィラーとの反応生成物を付与す
    ることを含む溶着ロールの剥離特性改良方法。
JP17581694A 1993-08-02 1994-07-27 溶着部材及びその剥離特性改良方法 Expired - Fee Related JP3600636B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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