JPH0895005A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH0895005A JPH0895005A JP23152394A JP23152394A JPH0895005A JP H0895005 A JPH0895005 A JP H0895005A JP 23152394 A JP23152394 A JP 23152394A JP 23152394 A JP23152394 A JP 23152394A JP H0895005 A JPH0895005 A JP H0895005A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立作業の工数、分解作業の工数及び固定費
を削減し、作業性を向上できるような金属筺体を備えた
液晶表示装置を提供する。 【構成】 金属筺体２内に、液晶パネル１、ＴＣＰ（Ta
pe Carrier Package）３、ＰＷＢ（Printed Wire Boar
d）４、中間フレーム５からなる内部構造物１０を組み
込んでいる。金属筺体２は、１枚の金属板がプレス加工
され成型されている。この金属筺体は、４つの側壁部２
１〜２４からなり、連なった側面２ｃに各側壁部の上面
２ａ及び下面２ｂを形成し、それらを折り曲げて一体的
に加工したものである。
を削減し、作業性を向上できるような金属筺体を備えた
液晶表示装置を提供する。 【構成】 金属筺体２内に、液晶パネル１、ＴＣＰ（Ta
pe Carrier Package）３、ＰＷＢ（Printed Wire Boar
d）４、中間フレーム５からなる内部構造物１０を組み
込んでいる。金属筺体２は、１枚の金属板がプレス加工
され成型されている。この金属筺体は、４つの側壁部２
１〜２４からなり、連なった側面２ｃに各側壁部の上面
２ａ及び下面２ｂを形成し、それらを折り曲げて一体的
に加工したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一体型金属筺体を用い
た液晶表示装置の構造に関するものであり、特に液晶プ
ロジェクション、卓上ワードプロセッサー、車載ナビゲ
ーションシステム等のデータ表示部分又は液晶テレビ等
に好適な液晶表示装置に関するものである。
た液晶表示装置の構造に関するものであり、特に液晶プ
ロジェクション、卓上ワードプロセッサー、車載ナビゲ
ーションシステム等のデータ表示部分又は液晶テレビ等
に好適な液晶表示装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、半導体技術の進歩によって、家電
・ＡＶ機器、ＯＡ機器、通信情報機器、計測機器等が普
及し、これらに用いる表示装置に対する需要が多くなっ
ている。そして、上記機器ばかりでなく表示装置に対し
ても薄型、低電圧駆動、低消費電力が求められ、各種フ
ラットパネル型電子ディスプレイの中で優れた特長を有
する液晶表示装置が多用されている。
・ＡＶ機器、ＯＡ機器、通信情報機器、計測機器等が普
及し、これらに用いる表示装置に対する需要が多くなっ
ている。そして、上記機器ばかりでなく表示装置に対し
ても薄型、低電圧駆動、低消費電力が求められ、各種フ
ラットパネル型電子ディスプレイの中で優れた特長を有
する液晶表示装置が多用されている。
【０００３】このような液晶表示装置は、金属筺体の内
部に各部品を収容することにより、部品を保護固定する
とともに、液晶駆動部分から発生する不要輻射をシール
ドする構造である。従来例として、液晶テレビ等に用い
るアクティブ・マトリクス方式のカラー液晶表示装置に
ついて説明する。図８は、特開平５−２５７１３０号公
報において説明されている液晶モジュールの分解斜視図
である。この液晶モジュールＭＤＬは液晶表示パネルＰ
ＮＬ、光拡散板ＳＰＢ、中間フレームＭＦＲ、バックラ
イトＢＬを上から順に配置し、これらをシールドケース
ＳＨＤと下側ケースＬＣＡで挟み込む構成である。
部に各部品を収容することにより、部品を保護固定する
とともに、液晶駆動部分から発生する不要輻射をシール
ドする構造である。従来例として、液晶テレビ等に用い
るアクティブ・マトリクス方式のカラー液晶表示装置に
ついて説明する。図８は、特開平５−２５７１３０号公
報において説明されている液晶モジュールの分解斜視図
である。この液晶モジュールＭＤＬは液晶表示パネルＰ
ＮＬ、光拡散板ＳＰＢ、中間フレームＭＦＲ、バックラ
イトＢＬを上から順に配置し、これらをシールドケース
ＳＨＤと下側ケースＬＣＡで挟み込む構成である。
【０００４】シールドケースＳＨＤ及び下側ケースＬＣ
Ａは金属筺体であり、それぞれ１枚の金属板をプレス加
工技術により打ち抜きや折り曲げ加工により製作されて
いる。シールドケースＳＨＤは、中間フレームＭＦＲ固
定用爪ＣＬの１９個と、下側ケースＬＣＡ固定用フック
ＦＫの９個とが一体的に形成されている。中間フレーム
ＭＦＲには固定用爪穴ＣＬＨが設けられ、下側ケースＬ
ＣＡには固定用突起ＦＫＰが設けられている。モジュー
ルＭＤＬの組み立て時に、固定用爪ＣＬを固定用爪穴Ｃ
ＬＨに折り曲げ挿入し、固定用フックＦＫを固定用突起
ＦＫＰに嵌合して、シールドケースＳＨＤ、下側ケース
ＬＣＡ及び中間フレームＭＦＲを固定する。更に、下側
ケースＬＣＡには貫通孔ＬＨＬが、中間フレームＭＦＲ
にはネジ穴（図示していない）が、それぞれ対応する部
分に４カ所設けられ、ねじ止めされている。
Ａは金属筺体であり、それぞれ１枚の金属板をプレス加
工技術により打ち抜きや折り曲げ加工により製作されて
いる。シールドケースＳＨＤは、中間フレームＭＦＲ固
定用爪ＣＬの１９個と、下側ケースＬＣＡ固定用フック
ＦＫの９個とが一体的に形成されている。中間フレーム
ＭＦＲには固定用爪穴ＣＬＨが設けられ、下側ケースＬ
ＣＡには固定用突起ＦＫＰが設けられている。モジュー
ルＭＤＬの組み立て時に、固定用爪ＣＬを固定用爪穴Ｃ
ＬＨに折り曲げ挿入し、固定用フックＦＫを固定用突起
ＦＫＰに嵌合して、シールドケースＳＨＤ、下側ケース
ＬＣＡ及び中間フレームＭＦＲを固定する。更に、下側
ケースＬＣＡには貫通孔ＬＨＬが、中間フレームＭＦＲ
にはネジ穴（図示していない）が、それぞれ対応する部
分に４カ所設けられ、ねじ止めされている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
金属筺体が上下２個の部品により構成されていると固定
箇所（ねじ、フック、かしめ等）を多数設ける必要があ
るため、組立作業の工数及び修理時の分解作業の工数が
増大する。また金属筺体は、上下２個の部品により構成
されており、プレス金型を２種起こす必要があり、固定
費の増大の一因となっている。
金属筺体が上下２個の部品により構成されていると固定
箇所（ねじ、フック、かしめ等）を多数設ける必要があ
るため、組立作業の工数及び修理時の分解作業の工数が
増大する。また金属筺体は、上下２個の部品により構成
されており、プレス金型を２種起こす必要があり、固定
費の増大の一因となっている。
【０００６】本発明の目的は、このような問題を解決す
るため、組立作業の工数、分解作業の工数及び固定費を
削減し、作業性を向上できるような金属筺体を備えた液
晶表示装置を提供することである。
るため、組立作業の工数、分解作業の工数及び固定費を
削減し、作業性を向上できるような金属筺体を備えた液
晶表示装置を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、内面に透明電極を有する一対のガラス基板に
液晶を封入した液晶表示パネルと、その液晶表示パネル
を駆動する回路と、液晶表示パネルを保持するフレーム
とを金属筺体の内部に配置し、該金属筺体は液晶表示パ
ネルの表示部分に対応する部分に開口部を有する構造で
ある液晶表示装置において、前記金属筺体は、その上
面、下面及び少なくとも１面の側面が一体化されている
ことを特徴とする液晶表示装置である。
本発明は、内面に透明電極を有する一対のガラス基板に
液晶を封入した液晶表示パネルと、その液晶表示パネル
を駆動する回路と、液晶表示パネルを保持するフレーム
とを金属筺体の内部に配置し、該金属筺体は液晶表示パ
ネルの表示部分に対応する部分に開口部を有する構造で
ある液晶表示装置において、前記金属筺体は、その上
面、下面及び少なくとも１面の側面が一体化されている
ことを特徴とする液晶表示装置である。
【０００８】前記金属筺体は、隣り合った側面の少なく
とも２面が一体化され、該側面同士の当接部分から上面
及び下面が切断され、前記当接部分で分離折れ曲がるこ
とによる開閉構造をなすことを特徴とする液晶表示装置
でもよい。また、金属筺体は１枚の金属板から折り曲げ
加工により形成されることを特徴とする液晶表示装置で
もよい。中間フレームに保護用のリブを少なくとも１カ
所以上設けて、該リブが金属筺体とその内部の各部品間
に隙間を設けるだけの厚さを有する液晶表示装置でもよ
い。
とも２面が一体化され、該側面同士の当接部分から上面
及び下面が切断され、前記当接部分で分離折れ曲がるこ
とによる開閉構造をなすことを特徴とする液晶表示装置
でもよい。また、金属筺体は１枚の金属板から折り曲げ
加工により形成されることを特徴とする液晶表示装置で
もよい。中間フレームに保護用のリブを少なくとも１カ
所以上設けて、該リブが金属筺体とその内部の各部品間
に隙間を設けるだけの厚さを有する液晶表示装置でもよ
い。
【０００９】
【作用】金属筺体を、その上面、下面及び側面の一体型
で構成し、その側面部分での固定箇所（ねじ、フック、
かしめ等）を減少させる。一体化する側面の数が増加す
れば、それだけ固定箇所が減少するから、組立及び分解
の作業工数を大幅に削減することができる。金属筺体
が、隣り合った側面の少なくとも２面が一体化されて、
該側面同士の当接部分で折れ曲がることによる開閉構造
をなすようにすると、上述したように固定箇所が減少す
るとともに、さらに、分解時にはスプリングバックによ
り金属筺体が自然に開くため、作業性が向上する。金属
筺体が１枚の金属板より製作されると、プレス金型が１
種類で済む。従来のように、上下２つの金属筺体を製作
するのに２種類の金型を作成する必要がなく、固定費が
削減できる。中間フレームに保護用のリブを設けて金属
筺体と内部部品との間に隙間を形成すると、組立作業あ
るいは分解作業において、金属筺体のエッジ等で部品を
傷つけることがない。特に、金属筺体が開閉構造を有す
る場合には有効である。
で構成し、その側面部分での固定箇所（ねじ、フック、
かしめ等）を減少させる。一体化する側面の数が増加す
れば、それだけ固定箇所が減少するから、組立及び分解
の作業工数を大幅に削減することができる。金属筺体
が、隣り合った側面の少なくとも２面が一体化されて、
該側面同士の当接部分で折れ曲がることによる開閉構造
をなすようにすると、上述したように固定箇所が減少す
るとともに、さらに、分解時にはスプリングバックによ
り金属筺体が自然に開くため、作業性が向上する。金属
筺体が１枚の金属板より製作されると、プレス金型が１
種類で済む。従来のように、上下２つの金属筺体を製作
するのに２種類の金型を作成する必要がなく、固定費が
削減できる。中間フレームに保護用のリブを設けて金属
筺体と内部部品との間に隙間を形成すると、組立作業あ
るいは分解作業において、金属筺体のエッジ等で部品を
傷つけることがない。特に、金属筺体が開閉構造を有す
る場合には有効である。
【００１０】
【実施例】本実施例として、プロジェクション用の液晶
モジュールを説明する。図１は本発明に係る液晶表示装
置の実施例を示す構成図である。(A)は液晶表示装置の
概略平面図であり、(B)は(A)のＸ−Ｘにおける断面図で
ある。この液晶表示装置は、金属筺体２内に、液晶パネ
ル１、ＴＣＰ（Tape Carrier Package）３、ＰＷＢ（Pr
inted Wire Board）４、中間フレーム５からなる内部構
造物１０を組み込んだ構成である。金属筺体２と中間フ
レーム５はねじ６によって固定されている。
モジュールを説明する。図１は本発明に係る液晶表示装
置の実施例を示す構成図である。(A)は液晶表示装置の
概略平面図であり、(B)は(A)のＸ−Ｘにおける断面図で
ある。この液晶表示装置は、金属筺体２内に、液晶パネ
ル１、ＴＣＰ（Tape Carrier Package）３、ＰＷＢ（Pr
inted Wire Board）４、中間フレーム５からなる内部構
造物１０を組み込んだ構成である。金属筺体２と中間フ
レーム５はねじ６によって固定されている。
【００１１】金属筺体２は、例えばＳＰＣ（冷間圧延鋼
板）やＳＵＳ（ステンレス鋼）などから成り、１枚の金
属板がプレス加工技術により打ち抜きや折り曲げ加工に
より製作されている。図１の(A)に示すように、この金
属筺体２は、上下左右の側壁部２１〜２４からなり、内
部構造物１０の組み込み後は中央部に光透過用の開口部
が形成される構造である。上側壁部２１と右側壁部２４
は完全に分離し、それ以外の部分の側面２ｃは１つに連
なっている。そして、この側面に各側壁部の上面２ａ及
び下面２ｃを一体的に形成している。側壁部の上面２ａ
には液晶モジュール固定用のねじ穴２５が設けられてい
る。
板）やＳＵＳ（ステンレス鋼）などから成り、１枚の金
属板がプレス加工技術により打ち抜きや折り曲げ加工に
より製作されている。図１の(A)に示すように、この金
属筺体２は、上下左右の側壁部２１〜２４からなり、内
部構造物１０の組み込み後は中央部に光透過用の開口部
が形成される構造である。上側壁部２１と右側壁部２４
は完全に分離し、それ以外の部分の側面２ｃは１つに連
なっている。そして、この側面に各側壁部の上面２ａ及
び下面２ｃを一体的に形成している。側壁部の上面２ａ
には液晶モジュール固定用のねじ穴２５が設けられてい
る。
【００１２】組み込み前の金属筺体２は、図２に示すよ
うに、各側壁部２１〜２４の側面当接部分が折り曲げら
れて、内部構造物１０の組み込み作業を容易にするため
に各側壁部が開き気味に加工されている。ここで上側壁
部２１の端部を折り返して舌片２６を形成しておく。金
属筺体２の板厚は一般的に０．２〜１．０mmのものが使
用されているが、本発明には組み込みの際の作業性を考
慮すると０．４mm程度の金属筺体に実施するのが最も有
効である。
うに、各側壁部２１〜２４の側面当接部分が折り曲げら
れて、内部構造物１０の組み込み作業を容易にするため
に各側壁部が開き気味に加工されている。ここで上側壁
部２１の端部を折り返して舌片２６を形成しておく。金
属筺体２の板厚は一般的に０．２〜１．０mmのものが使
用されているが、本発明には組み込みの際の作業性を考
慮すると０．４mm程度の金属筺体に実施するのが最も有
効である。
【００１３】図３は、内部構造物１０の構成図である。
液晶パネル１は、アクティブマトリクス方式のカラー液
晶パネルである。これは、上部透明ガラス板と下部透明
ガラス板の間に液晶が封入されている構造である。図示
してはいないが、上部透明ガラス板の内側表面には、遮
光膜ブラックマトリクス、カラーフィルタ、保護膜、共
通透明電極及び配向膜が設けられている。下部透明ガラ
ス板の内側表面には、薄膜トランジスタＴＦＴ、透明画
素電極、保護膜、配向膜が設けられている。上部・下部
透明ガラス板の外側表面には偏光板が形成されている。
上部透明ガラス板の共通透明電極は、例えば銀ペースト
材によって下部透明ガラス板の引出配線に接続されて、
すべての透明電極は下部透明ガラス板の外部接続端子に
配線されている。
液晶パネル１は、アクティブマトリクス方式のカラー液
晶パネルである。これは、上部透明ガラス板と下部透明
ガラス板の間に液晶が封入されている構造である。図示
してはいないが、上部透明ガラス板の内側表面には、遮
光膜ブラックマトリクス、カラーフィルタ、保護膜、共
通透明電極及び配向膜が設けられている。下部透明ガラ
ス板の内側表面には、薄膜トランジスタＴＦＴ、透明画
素電極、保護膜、配向膜が設けられている。上部・下部
透明ガラス板の外側表面には偏光板が形成されている。
上部透明ガラス板の共通透明電極は、例えば銀ペースト
材によって下部透明ガラス板の引出配線に接続されて、
すべての透明電極は下部透明ガラス板の外部接続端子に
配線されている。
【００１４】ＴＣＰ３は液晶パネル１の駆動用ＬＳＩが
テープ オートメイティド ボンディング法（ＴＡＢ）
でフレキシブル基板に搭載されている。フレキシブル基
板のパターンには例えば半田メッキやスズメッキ等が施
されている。ＰＷＢ４は例えばガラスエポキシ樹脂より
成り、液晶パネル１を駆動・制御するための回路が形成
され、液晶プロジェクションに用いるため中央部に光透
過用の開口部を設けている。
テープ オートメイティド ボンディング法（ＴＡＢ）
でフレキシブル基板に搭載されている。フレキシブル基
板のパターンには例えば半田メッキやスズメッキ等が施
されている。ＰＷＢ４は例えばガラスエポキシ樹脂より
成り、液晶パネル１を駆動・制御するための回路が形成
され、液晶プロジェクションに用いるため中央部に光透
過用の開口部を設けている。
【００１５】中間フレーム５にはＰＷＢ４と同様中央部
に光透過用の開口部が設けられている。また、中間フレ
ーム５には、液晶モジュール固定用のねじ穴５１が設け
られている。図１の(B)および図２に示すように、中間
フレーム５にＴＣＰ３、ＰＷＢ４よりも高くなるような
リブ５２を設けておく。
に光透過用の開口部が設けられている。また、中間フレ
ーム５には、液晶モジュール固定用のねじ穴５１が設け
られている。図１の(B)および図２に示すように、中間
フレーム５にＴＣＰ３、ＰＷＢ４よりも高くなるような
リブ５２を設けておく。
【００１６】液晶パネル１の下部透明ガラス板に形成さ
れた外部接続端子とＴＣＰ３の接続は異方性導電膜によ
って行われる。ＴＣＰ３とＰＷＢ４の接続はＴＣＰ３の
折り曲げのないフラット型と呼ばれる構造で行われ、Ｔ
ＣＰ３を熱圧着して、例えばフレキシブル基板の半田メ
ッキやスズメッキを溶融することによって接続する。液
晶パネル１にＴＣＰ３、ＰＷＢ４が接続された組品は、
中間フレーム５に載置される。中間フレーム５にはリブ
５２によりＰＷＢ４の形状にあわせて凹部が形成されて
おり、ここにＰＷＢ４をはめ込み固定する。
れた外部接続端子とＴＣＰ３の接続は異方性導電膜によ
って行われる。ＴＣＰ３とＰＷＢ４の接続はＴＣＰ３の
折り曲げのないフラット型と呼ばれる構造で行われ、Ｔ
ＣＰ３を熱圧着して、例えばフレキシブル基板の半田メ
ッキやスズメッキを溶融することによって接続する。液
晶パネル１にＴＣＰ３、ＰＷＢ４が接続された組品は、
中間フレーム５に載置される。中間フレーム５にはリブ
５２によりＰＷＢ４の形状にあわせて凹部が形成されて
おり、ここにＰＷＢ４をはめ込み固定する。
【００１７】液晶モジュールの組み立て方法は、まず図
４に示すように、内部構造物１０を金属筺体の左側壁部
２３の内側にスライドさせ挿入する。次に図５に示すよ
うに、内部構造物１０を挟みながら金属筺体２の上側壁
部２１と下側壁部２２を閉じるように側面の当接部分を
折り曲げる。このとき中間フレーム５にＴＣＰ３、ＰＷ
Ｂ４よりも高くなるようなリブ５２を設けてあるから、
リブ５２により金属筺体２と内部構造物１０との間に隙
間を形成されるので、金属筺体２によるＴＣＰ３、ＰＷ
Ｂ４の破損を防止できる。また、リブ５２は金属筺体２
の折り曲げの際に当てにもなり、折り曲げ作業が容易と
なる。さらに図６に示すように、金属筺体の右側壁部２
４を折り曲げる。このとき上側壁部２１の舌片２６と、
右側壁部２４の端部と重なるようにしておく。こうする
ことにより、舌片２６で内部構造物１０がしっかりと固
定され、がたつきがなくなる。そして、図７に示すよう
に、折り曲げの後右側壁部２４と上側壁部２１の重なっ
た部分をねじ６で固定する。
４に示すように、内部構造物１０を金属筺体の左側壁部
２３の内側にスライドさせ挿入する。次に図５に示すよ
うに、内部構造物１０を挟みながら金属筺体２の上側壁
部２１と下側壁部２２を閉じるように側面の当接部分を
折り曲げる。このとき中間フレーム５にＴＣＰ３、ＰＷ
Ｂ４よりも高くなるようなリブ５２を設けてあるから、
リブ５２により金属筺体２と内部構造物１０との間に隙
間を形成されるので、金属筺体２によるＴＣＰ３、ＰＷ
Ｂ４の破損を防止できる。また、リブ５２は金属筺体２
の折り曲げの際に当てにもなり、折り曲げ作業が容易と
なる。さらに図６に示すように、金属筺体の右側壁部２
４を折り曲げる。このとき上側壁部２１の舌片２６と、
右側壁部２４の端部と重なるようにしておく。こうする
ことにより、舌片２６で内部構造物１０がしっかりと固
定され、がたつきがなくなる。そして、図７に示すよう
に、折り曲げの後右側壁部２４と上側壁部２１の重なっ
た部分をねじ６で固定する。
【００１８】分解するときは、ねじ６を外すと、金属筺
体２のスプリングバックにより、側壁部２１〜２４が側
面の当接部分で自然に開いていく。従来例のように、固
定箇所を一つ一つ外して分解する必要がなく、作業が容
易となる。また保護用のリブ５２が中間フレーム５に形
成されているので、金属筺体２によって内部構造物１０
が傷つけられることもない。
体２のスプリングバックにより、側壁部２１〜２４が側
面の当接部分で自然に開いていく。従来例のように、固
定箇所を一つ一つ外して分解する必要がなく、作業が容
易となる。また保護用のリブ５２が中間フレーム５に形
成されているので、金属筺体２によって内部構造物１０
が傷つけられることもない。
【００１９】こうして、固定箇所が一つで済むため、従
来に比較し、大幅に組立作業及び分解作業の工数が減
る。更に、金属筺体は一枚の金属板によって形成され、
従来のように上下別々に形成する必要がないため、プレ
ス金型が１種類で済み、固定費を削減できる。
来に比較し、大幅に組立作業及び分解作業の工数が減
る。更に、金属筺体は一枚の金属板によって形成され、
従来のように上下別々に形成する必要がないため、プレ
ス金型が１種類で済み、固定費を削減できる。
【００２０】本発明をプロジェクション用の液晶モジュ
ールを例にとって説明したが、この構成に限定されるも
のではない。例えば、金属筺体は、上面、下面及び１面
の側面が一体化され、内部構造物を上面と下面で挟み込
んで組み立てる構造のものでもよい。さらに金属筺体は
隣り合った２面の側面で一体化され、該側面の当接部分
で上面及び下面が２つの部分に分割されて、その当接部
分が折れ曲がることによる開閉構造でもよい。また液晶
テレビなどに代表される直視型についても同様に実施す
ることが可能である。その場合は、金属筺体の下面には
開口部分が形成されず、内部構造物には光拡散板とバッ
クライトが追加される。
ールを例にとって説明したが、この構成に限定されるも
のではない。例えば、金属筺体は、上面、下面及び１面
の側面が一体化され、内部構造物を上面と下面で挟み込
んで組み立てる構造のものでもよい。さらに金属筺体は
隣り合った２面の側面で一体化され、該側面の当接部分
で上面及び下面が２つの部分に分割されて、その当接部
分が折れ曲がることによる開閉構造でもよい。また液晶
テレビなどに代表される直視型についても同様に実施す
ることが可能である。その場合は、金属筺体の下面には
開口部分が形成されず、内部構造物には光拡散板とバッ
クライトが追加される。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、金属筺体が上面、下面及び少
なくとも１面の側面を一体化されているため、固定箇所
が側面部分では不要となるから、組立作業及び分解作業
の工数を削減することができる。
なくとも１面の側面を一体化されているため、固定箇所
が側面部分では不要となるから、組立作業及び分解作業
の工数を削減することができる。
【００２２】金属筺体が隣り合った側面の少なくとも２
面を一体化されて、側面当接部分が折り曲がることによ
る開閉構造としたので、固定箇所が側面部分では不要と
なるから、組立作業及び分解作業の工数を削減すること
ができる。さらに、分解時に金属のスプリングバックに
より金属筺体が自然に開くので、作業性が向上する。
面を一体化されて、側面当接部分が折り曲がることによ
る開閉構造としたので、固定箇所が側面部分では不要と
なるから、組立作業及び分解作業の工数を削減すること
ができる。さらに、分解時に金属のスプリングバックに
より金属筺体が自然に開くので、作業性が向上する。
【００２３】金属筺体は一枚の金属で形成されている
と、プレス金型が１種類で済むので、固定費を削減でき
る。
と、プレス金型が１種類で済むので、固定費を削減でき
る。
【００２４】また、中間フレームに保護用のリブを設け
ることにより、金属筺体のエッジで内部構造物の部品を
傷つけることがなく、組立時の金属筺体の折り曲げの当
てにもなるので、作業性が向上する。
ることにより、金属筺体のエッジで内部構造物の部品を
傷つけることがなく、組立時の金属筺体の折り曲げの当
てにもなるので、作業性が向上する。
【図１】本発明にかかる液晶表示装置の実施例を示すも
のであって、(A)は概略平面図、(B)は、(A)のＸ−Ｘに
おける断面図である。
のであって、(A)は概略平面図、(B)は、(A)のＸ−Ｘに
おける断面図である。
【図２】本発明にかかる金属筺体の組み込み前の状態を
説明する斜視図である。
説明する斜視図である。
【図３】本発明にかかる内部構造物の構成を説明する平
面図である。
面図である。
【図４】内部構造物を金属筺体内にスライド挿入する作
業を説明する平面図である。
業を説明する平面図である。
【図５】内部構造物を金属筺体に挿入後、上側壁部と下
側壁部を折り曲げる組立作業を説明する平面図である。
側壁部を折り曲げる組立作業を説明する平面図である。
【図６】右側壁部を折り曲げる作業を説明する平面図で
ある。
ある。
【図７】ねじにて金属筺体を固定する作業を説明する平
面図である。
面図である。
【図８】従来の液晶表示装置の分解斜視図である。
１ 液晶表示パネル ２ 金属筺体 ２ａ 金属筺体の上面 ２ｂ 金属筺体の下面 ２ｃ 金属筺体の側面 １０ 内部構造物 ２１ 金属筺体の上側壁部部 ２２ 金属筺体の下側壁部部 ２３ 金属筺体の左側壁部部 ２４ 金属筺体の右側壁部部 ２５ モジュール固定用貫通穴 ２６ 舌片 ３ ＴＣＰ ４ ＰＷＢ ５ 中間フレーム ６ 金属筺体固定用のねじ ５１ モジュール固定用のねじ穴 ５２ リブ
Claims (4)
- 【請求項１】 内面に透明電極を有する一対のガラス基
板に液晶を封入した液晶表示パネルと、その液晶表示パ
ネルを駆動する回路と、液晶表示パネルを保持する中間
フレームとを金属筺体の内部に配置する液晶表示装置に
おいて、 前記金属筺体は、その上面、下面及び少なくとも１面の
側面が一体化されていることを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項２】 請求項１記載の液晶表示装置において、 金属筺体は、隣り合った側面の少なくとも２面が一体化
され、該側面同士の当接部分から上面及び下面が分割さ
れて、前記当接部分が折れ曲がることによる開閉構造を
なすことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載の液晶表示装置にお
いて、 金属筺体は１枚の金属板により形成されることを特徴と
する液晶表示装置。 - 【請求項４】 請求項１又は２記載の液晶表示装置にお
いて、 中間フレームに保護用のリブを少なくとも１カ所以上設
けて、該リブが金属筺体とその内部の各部品間に隙間を
設けるだけの厚さを有することを特徴とする液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23152394A JPH0895005A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23152394A JPH0895005A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0895005A true JPH0895005A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16924829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23152394A Pending JPH0895005A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0895005A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6166788A (en) * | 1997-12-30 | 2000-12-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display module having LCD panel attached to front housing having an opening, to be visible through the opening |
| KR100461848B1 (ko) * | 2001-03-26 | 2004-12-14 | 엔이씨 엘씨디 테크놀로지스, 엘티디. | 표시 패널의 지지 프레임 제조 방법, 표시 패널의 지지프레임, 및 표시 장치 |
| US6935753B2 (en) | 2001-01-15 | 2005-08-30 | Seiko Epson Corporation | Projector |
| KR100546247B1 (ko) * | 1999-04-30 | 2006-01-26 | 가부시키가이샤 신에이산교 | 액정 디스플레이의 실드용 프레임 |
| KR100656543B1 (ko) * | 1999-12-20 | 2006-12-12 | 삼성전자주식회사 | 액정표시장치 |
| KR100718952B1 (ko) * | 2001-12-27 | 2007-05-16 | 샤프 가부시키가이샤 | 액정 표시 장치 |
| WO2007101829A1 (de) * | 2006-03-08 | 2007-09-13 | Osram Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Beleuchtungssystem mit einer flachlampe und einem rahmen mit einem klapbaren abschnitt |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP23152394A patent/JPH0895005A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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