JPH0894886A - 光モジュール光軸調整方法 - Google Patents

光モジュール光軸調整方法

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JPH0894886A
JPH0894886A JP22641594A JP22641594A JPH0894886A JP H0894886 A JPH0894886 A JP H0894886A JP 22641594 A JP22641594 A JP 22641594A JP 22641594 A JP22641594 A JP 22641594A JP H0894886 A JPH0894886 A JP H0894886A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体レーザと光ファイバの光軸調整方法にお
いて、局所的ピークに影響されずに効率よく高い信頼性
でピークを探索する。 【構成】光結合の空間パワー特性がガウシアンビームに
近似できるとし、工程S1で現在の光軸位置から標準サ
ンプルの光軸焦点位置までの距離zと標準サンプルのビ
ームウエスト半径を用いて現在の光軸位置における予測
ビーム半径we を算出し、工程S2で半径we /4の円
周上の4点と中心の光出力を測定する。工程S3で工程
S2で測定した光出力を用いてビーム半径、軸ずれ量お
よび光軸焦点位置を求め、工程S4で工程S3で求めた
軸ずれ量から位置補正し、工程S5で工程S3で求めた
ビーム半径、光軸焦点位置までの距離からピーク判定し
ピーク条件を満足したものは以後の探索を中止する。そ
の後工程S6で工程S5でピーク条件を満足しなかった
場合に次の探索光軸位置を指定し工程S1に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光軸調整方法に関し、
特に、半導体レーザの出射光を光ファイバに結合する光
モジュールの光軸調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光モジュール光軸調整方法とし
て、例えば山登り法がある。
【0003】この山登り法による従来の光モジュール光
軸調整方法について図面を参照して説明する。
【0004】図8は、従来例の山登り法を示した説明図
である。
【0005】一軸方向に所定の送りピッチ21で光ファイ
半導体レーザユニットに対して相対移動し、移動し
たそれぞれの位置で光ファイバの透過光出力を比較しピ
ーク22の得られる位置を探索する。これをX,Y,Zの
三軸についてそれぞれ独立に同様の手順を光出力が増加
する限り繰り返す。通常、探索時間を短縮するために送
りピッチを数段階に設定し、粗調、微調の順で行う。
【0006】図9は、従来例の光出力が単調増加または
単調減少の分布ではなく、局所ピーク23を持つ場合を表
した説明図である。
【0007】このような局所ピーク23が存在すると局所
ピーク23で探索が終了するため従来の山登り法では真の
ピーク24に到達できない。
【0008】山登り法以外にベクトル探索を用いたもの
として、例えば、特開昭62-75508号公報に示すものがあ
る。
【0009】次に、この特開昭62-75508号公報のものに
ついて図面を参照して説明する。
【0010】図10および図11は、従来例の光軸調整
原理を説明するためのレーザダイオードの構造を示した
断面図および斜視図である。
【0011】レーザダイオードチップ51はサブマウント
52に固定され、そのサブマウント52が枠部53に固定され
ている。一方光ファイバ54は、一方を枠部53に固定され
た支柱55の中央部に開けられた穴を貫通するように固定
されている。チップ51と光ファイバ54との光軸位置合わ
せは、支柱55をX,Y,θ方向に塑性変形させて光ファ
イバからの出力が最大となるように行う。
【0012】次に、この光軸位置合わせ方法について詳
しく説明する。
【0013】初期位置X0 ,Y0 ,θ0 における光出力
をf0 とし、まず△X1 移動し前後の光出力差より光出
力面のX軸方向の勾配を式(51)から求める。
【0014】
【0015】ここで、fX1は△X1 移動後の光出力であ
る。
【0016】次に、△Y1 移動し、同様にして式(52)か
らY軸方向の勾配を求める。
【0017】
【0018】さらに、△θ1 移動し、式(53)からθ方向
の勾配を求める。
【0019】
【0020】一通りX,Y,θ方向に移動したので、光
出力面の勾配s及び高さhは次のように定まる。
【0021】
【0022】 h1 =fθ1 (55) (51)〜(55)を用いて次回(2回目)のX,Y,θ方向の
移動量△X2 ,△Y2 ,△θ2 は、
【0023】
【0024】と定まる。ここで、 G=As1 m/h1 n (59) A,m及びnは定数であり、実験により最適値を求め
る。以下同様にN回目のX,Y,θ方向の移動量△
n ,△Yn ,△θn は、
【0025】
【0026】と定まる。ここで、 G=Asn-1 m/hn-1 n (63) ただし、
【0027】
【0028】 hn-1 =fθn-1 (65) 以下、この方式で移動を続け、Nがある回数を越える
か、sがある値を下回るか、またはhがある値を越える
場合に移動を終了させる。
【0029】この従来例は、探索に勾配測定を応用し、
ベクトル的な探索を試みたものである。従来の山登り法
に比べ移動回数を少なくできる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光モジ
ュール光軸調整方法の中で、一般的な山登り法は各軸独
立にある定まったピッチで順次ピークを探索するため探
索に時間がかかる上、局所的ピークが存在すると真のピ
ークに到達できないという問題がある。
【0031】また、従来の勾配測定を応用した方法は、
ベクトル的に効率的にピーク近傍に到達できるが、ピー
クを確認する手段がなく、山登り法同様局所的ピークに
留まる可能性があるという問題点がある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の光モジュール光
軸調整方法は、半導体レーザと半導体レーザからの出射
光を集光するレンズとで構成された半導体レーザユニッ
トと、光ファイバとの光軸を光結合効率が最大となるよ
うに三次元空間上で位置合わせする光モジュールの光軸
位置合わせにおいて、光軸垂直面内における光結合の空
間パワー特性がガウシアンのレーザパワー分布に近似で
きることを前提にし、同一垂直面内の少なくとも4点の
光出力から光軸位置におけるレーザの集光ビーム径と光
軸中心からの位置ズレ量を算出し位置合わせすることを
第一の特徴とする。
【0033】本発明の光モジュール光軸調整方法は、光
軸方向における光結合の空間パワー特性がTEM00モー
ドのガウシアンビームの波面広がりに近似できることを
前提にし、標準サンプルの光軸焦点位置におけるビーム
径をビームウエスト径として該光軸位置で求めたビーム
径から光軸焦点位置までの距離を算出し光軸方向に焦点
位置を探索することを第二の特徴とする。
【0034】
【作用】次に、本発明の実施例について述べるに先立
ち、本発明の原理について示す。
【0035】LDから出射されレンズで集光されるレー
ザ光は式(10)に示すガウシアンビームの放射分布を有す
る。
【0036】 I(r)=(2P/πw2 )EXP(−2r2 /w2 ) (10) ここで、 I(r):中心からの距離rにおける光強
度 P:ビームのトータルパワー w:出力強度が1/e2 (13.5%)となるビーム半径 e:指数関数 r:中心からの距離 尚、ガウシアンビームの光学系については、1993年
7月、山田英明著、キ.ノ・メレスグリオ株式会社出版
の「レーザー&オプティクスガイドNo3(2)、レーザ
ー用アクセサリー及びディテクター」の頁3などで述べ
られている。
【0037】図3は、図1に示す光モジュールのサンプ
ルで光軸調整後に光軸に垂直な断面上で光ファイバの位
置を光軸中心からずらして測定した光ファイバの透過光
出力を示すグラフである。
【0038】+印はX方向、◇はY軸方向の測定結果
であり、光軸中心の最大パワーで正規化表示してある。
実線は測定結果からピーク出力の13.5%におけるビーム
半径wを求め、式(10)に代入したガウシアンビームの強
度分布である。同様に中心の最大パワーで正規化表示し
てある。両者は良く一致しており、光モジュールの光結
合の空間パワー特性がガウシアンのレーザパワー分布に
近似できることがわかる。
【0039】次に、ガウシアンビームの光軸に垂直な断
面における5点の光出力からその光軸方向での各点にお
けるビーム半径と光軸中心からの位置ずれ量を求める方
法について説明する。
【0040】図4は、光軸垂直断面における測定点の定
義を示した平面図である。
【0041】測定中心P0 と円周上の90度等配置された
4点PX+,PX-,PY+,PY-が示されてある。
【0042】尚、この図4のX,Y軸は図2に示すXY
ステージ7のX,Y軸方向の送り軸方向と一致してい
る。これら5点における光出力(I0 ,IX+,IX-,I
Y+,IY-)は、式(11)〜式(15)で与えられる。
【0043】 I0 =K・EXP[−2(△X2 +△Y2 )/w2 ] (11) IX+=K・EXP[−2{(△X+R)2 +△Y2 }/w2 ] (12) IX-=K・EXP[−2{(△X−R)2 +△Y2 }/w2 ] (13) IY+=K・EXP[−2{△X2 +(△Y+R)2 }/w2 ] (14) IY-=K・EXP[−2{△X2 +(△Y−R)2 }/w2 ] (15) ここで、 w : ビーム半径 K : 2P/πw2 R : 円の半径 △X,△Y : 光軸からの位置ずれ量 式(11)〜式(13)より ln(IX+/I0 )=−2(R2 +2RX)/w2 (16) ln(IX-/I0 )=−2(R2 −2RX)/w2 (17) 式(16)、式(17)をwについて解くと、 w=2R/[−{ln(IX+/I0 )+ln(IX-/I0 )}]1/2 (18) 同様にして、 w=2R/[−{ln(IY+/I0 )+ln(IY-/I0 )}]1/2 (19) となる。
【0044】実際の測定においては、X軸方向とY軸方
向のビーム径が異なるため、X軸方向のビーム半径wX
を式(18)より、 wX =2R/[−{ln(IX+/I0 )+ln(IX-/I0 )}]1/2 (20) また、Y軸方向のビーム半径wY を式(19)より、 wY =2R/[−{ln(IY+/I0 )+ln(IY-/I0 )}]1/2 (21) とし、ビーム半径wを、 w=(wX +wY )/2 (22) で与える。
【0045】ここで求めたwを用いて軸ずれ量△X,△
Yの求め方について説明する。式(12)、式(13)から、 ln(IX-/IY+)=8R△X/w2 (23) これを△Xについて解くと、 △X=w2 ×ln(IX-/IY+)/(8R) (24) となる。同様にして、△Yも △Y=w2 ×ln(IX-/IY+)/(8R) (25) として与えられる。
【0046】次に、光軸方向のレーザビームの広がりに
ついて説明する。
【0047】TEM00モードのガアウシアンビームの波
面広がり(w)は、式(26)で与えられる。
【0048】 w(z)=w0 {1+(λz/πw0 22 1/2 (26) w(z): ビームウエストからの伝播距離rにおける
ビーム半径 w0 : ビームウエスト半径 λ : レーザビームの波長 z : ビームウエストからの伝播距離 尚、TEMとは、transeverse electoromagetic の略
で、つねに電界ベクトルと磁界ベクトルの両方が伝播方
向に垂直である電磁波TEM波の特定のTEM波が導波
管や空胴中を伝播するモードのことをいう。
【0049】図5は、図1に示した光モジュールのサン
プルで、最大光結合の得られる位置から光軸方向に光フ
ァイバを移動させ光出力を測定した結果である。
【0050】理論値は、最大光結合の得られる位置にお
けるビームウエスト半径及びレーザビームの波長(1.3μ
m) を式(26)に代入し各光軸位置zにおけるビーム半径
wを求め、求めたビーム半径wを式(10)に代入しそれぞ
れの光軸位置における最大光出力(光軸ずれゼロ)を求
めたものである。ビームウエスト近傍で理論値からのず
れが大きい傾向を示しているものの理論値とほぼ一致し
ていることがわかる。
【0051】従って、ほぼ一定な既知のビームウエスト
半径及び各光軸位置におけるビーム径を用いて式(26)を
zについて解いた式(27)からビームウエストからの伝播
距離、すなわち光軸焦点位置までの距離zを求めること
ができる。
【0052】 z=(πw0 2/λ)・{(w/w0 2 −1}1/2 (27)
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0053】図1は、本発明の対象とする光モジュール
の一例を示す断面図であり、図2は、図1の光モジュー
ルの光軸を光軸調整ステージ上で調整するところを説明
するための図である。
【0054】図1において、この光モジュールは、LD
素子パッケージ1と、LD素子パッケージ1に固定され
たレンズホルダ3と、このレンズホルダ3に組み込まれ
た集光レンズ2と、フランジ付パイプ5と、このフラン
ジ付パイプ5を介してレンズホルダ3に固定された光フ
ァイバ4aを有する光ファイバ端末4とから構成されて
いる。
【0055】次に、この光モジュールの光軸の光軸調整
ステージ上での調整方法について図2を参照して説明す
る。
【0056】図1に示すLD素子パッケージ1と集光レ
ンズ2とレンズホルダ3とから成るLDユニット6は、
Xステージ7aとYステージ7bから成るXYステージ
7上のLDチャック9aに、また、光ファイバ端末4の
光ファイバ4aはZステージ8上のファイバチャック9
bにそれぞれセットされる。LDユニット6をXYステ
ージ7により光軸に垂直な断面上で移動させ、また、光
ファイバ4aをZステージ8により光軸方向に移動させ
ることにより三次元空間上で、光ファイバ4aからの透
過光出力が最大となるように両者の位置合わせを行う。
【0057】次に、本発明の実施例の光軸調整方法につ
いて図6を参照して説明する。
【0058】図6は、光結合の空間パワー特性がガウシ
アンビームに近似できることを前提にした光軸調整方法
を示したフローチャートである。
【0059】まず、工程S1で、現在の光軸位置から標
準サンプルの光軸焦点位置までの距離zと標準サンプル
のビームウエスト半径を用いて現在の光軸位置における
予測ビーム半径we を算出し、工程S2で、半径we
4の円周上の4点および中心の光出力を測定する。工程
S3で、工程S2で測定した光出力を用いてビーム半
径、軸ずれ量および光軸焦点位置を求め、工程S4で、
工程S3で求めた軸ずれ量から位置補正し、工程S5
で、工程S3で求めたビーム半径、光軸焦点位置までの
距離からピーク判定しピーク条件を満足したものは以後
の探索を中止する。工程S6で、工程S5でピーク条件
を満足しなかった場合に次の探索光軸位置zを指定し工
程S1に戻る。
【0060】工程S5におけるピーク判定では、例え
ば、 光軸焦点位置までの距離z≦20μm……………………………………………… (a) 0.95≦(測定ビーム半径/実験的に求めたビームウエスト半径)≦1.05…… (b) とし、いずれか一方を満足した場合にピークだと判定で
きる。
【0061】また、次の光軸方向の探索位置を指定する
工程S6では、例えば現在の位置と光軸焦点位置との中
心、またはビーム径が半分になる位置に次の探索位置を
設定することにより指数関数的に光軸焦点位置に収束で
きる上、逐次算出結果に基づき予測光軸焦点位置を補正
することにより確実にピーク位置を探索できる。
【0062】図7は、図6の光軸調整フローに基づき実
際のサンプルで探索を行った結果の一例を示す。
【0063】山登り法で光軸調整し、光軸焦点位置と最
大光パワーの既知のサンプルに対して、光軸焦点位置か
ら光軸方向に1000μm離し、図6のフローに基づき探索
を行った。図7には、パワーを既知の最大光パワーで正
規化し探索回数と正規化パワーの変化を示してある。各
位置における測定円の半径は、予測ビーム半径の1/4
とし、また、光軸方向における次の探索位置は、ビーム
半径が半分となる位置を算出して設定した。また、探索
位置が光軸焦点位置に近づきビーム径が、ビームウエス
ト径の2倍未満に達した場合は、次の探索位置を予測光
軸焦点位置と現在の位置との中央に設定した。
【0064】以上のルールで探索を繰り返し、ビーム径
とビームウエスト径との誤差が5%以内もしくは光軸焦
点位置までの距離が30μm以下になったらピークと判定
した。
【0065】上記の結果、図7より6回の探索で、ほぼ
ピークに達していることがわかる。
【0066】尚、図6の工程S5でのピーク判定後に光
軸方向に例えば10μmステップで探索位置を変え工程S
2〜工程S4を行い、光出力を順次比較することにより
光出力が最大となる位置を正確に探索することができ
る。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光モジュ
ール光軸調整方法は、光結合の空間パワー特性がガウシ
アンビームに近似できることを用いて、任意の光軸
断面における5点の光出力からビーム半径と軸ずれ
量を算出し位置ずれ量の補正ができる上、測定ビーム半
径と実験的に求めた標準サンプルの光軸焦点位置におけ
るビームウエスト半径から光軸焦点位置までの距離を推
定でき、次の探索位置を確かな予測のもと光軸焦点位置
に漸近するように逐次設定・補正しながら局所的なピー
クや近似からのずれに影響されずに効率的で信頼性のあ
る光軸位置合わせを行うことができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光軸調整方法の一実施例を説明するた
めの光モジュールの断面図である。
【図2】図1の光モジュールの光軸を光軸調整ステージ
上で調整するところを説明するための図である。
【図3】本実施例の光軸調整方法の光結合の光軸垂直断
面における強度分布を説明するグラフである。
【図4】本実施例の光軸調整方法の原理を説明する測定
点の定義を示した平面図である。
【図5】本実施例の光軸調整方法の光結合の光軸方向の
強度分布を説明するグラフである。
【図6】本実施例の光軸調整方法のフローチャートであ
る。
【図7】本実施例の光軸調整方法の探索例を示すグラフ
である。
【図8】従来例の山登り法を説明するための説明図であ
る。
【図9】従来例の山登り法の問題点を説明するための説
明図である。
【図10】従来例の別の光軸調整方法を説明するための
光モジュールの構成を示した断面図である。
【図11】図10に示した光モジュールの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 LD素子パッケージ 2 集光レンズ 3 レンズホルダ 4 光ファイバ端末 4a 光ファイバ 5 フランジ付パイプ 6 LDユニット 7 XYステージ 7a Xステージ 7b Yステージ 8 Zステージ 9a LDチャック 9b ファイバチャック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと前記半導体レーザからの
    出射光を集光するレンズとを有する半導体レーザユニッ
    トと光ファイバとの光軸を光結合効率が最大となるよう
    に、両者の相対位置を光軸に垂直な方向のX,Y方向と
    光軸方向のZ方向とにX,Y,Zの三軸の調整ステージ
    を用いて三次元空間上で位置合わせを行う光モジュール
    の光軸調整方法において、前記光軸に垂直な面内におけ
    る光結合の空間パワー特性がガウシアンのレーザパワー
    分布に近似できることを前提にし、同一垂直面内の4点
    の光出力から光軸位置におけるレーザの集光ビーム径お
    よび光軸中心からの位置ズレ量を算出し位置合わせする
    ことを特徴とする光モジュール光軸調整方法。
  2. 【請求項2】 前記光軸方向における光結合の空間パワ
    ー特性がTEM00モードのガウシアンビームの波面広が
    りに近似できることを前提にし、標準サンプルの光軸焦
    点位置におけるビーム径をビームウエスト径として前記
    光軸位置で求めたビーム径から光軸焦点位置までの距離
    を算出し前記光軸方向に焦点位置を探索することを特徴
    とする請求項1記載の光モジュール光軸調整方法。
  3. 【請求項3】 前記光軸に垂直な断面の円周上の4点お
    よび中心の計5点の光出力(IX+,IX-,IY+,IY-
    0 )ならびに測定円の半径(R)を用いて、 wX =2R/[−{ln(IX+/I0 )+ln(IX-
    0 )}]1/2 と、 wY =2R/[−{ln(IY+/I0 )+ln(IY-
    0 )}]1/2 とにより、 w=(wX +wY )/2 に示す前記光軸位置におけるレーザの集光ビーム半径w
    を求め、求めたビーム半径wを用いて、 ΔX=w×ln(IX-/IX+)/(8R)と、 ΔY=w×ln(IY-/IY+)/(8R) とから直交する2方向の光軸中心からの位置ズレ量Δ
    X,ΔYを求め位置ズレ量を補正することを特徴とする
    請求項1記載の光モジュール光軸調整方法。
  4. 【請求項4】 前記光軸に垂直な断面における直交する
    2方向が前記三軸の調整ステージのX,Y方向の送り方
    向と一致していることを特徴とする請求項3記載の光モ
    ジュール光軸調整方法。
  5. 【請求項5】 前記ガウシアンビームの波面広がりを前
    提に光軸方向に焦点位置を探索する工程において、次の
    探索位置を前記測定位置と前記求めた光軸焦点位置との
    間に設定し、逐次推定光軸焦点位置を修正しながら最大
    光出力の得られる位置を探索することを特徴とする請求
    項2記載の光モジュール光軸調整方法。
  6. 【請求項6】 前記探索位置における測定の半径を、
    前記探索位置における予測ビーム半径の1/4 倍から2倍
    程度に設定することを特徴とする請求項3または請求項
    5記載の光モジュール光軸調整方法。
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