JPH089481Y2 - 移動農機の伝動ケース - Google Patents

移動農機の伝動ケース

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JPH089481Y2
JPH089481Y2 JP1989104722U JP10472289U JPH089481Y2 JP H089481 Y2 JPH089481 Y2 JP H089481Y2 JP 1989104722 U JP1989104722 U JP 1989104722U JP 10472289 U JP10472289 U JP 10472289U JP H089481 Y2 JPH089481 Y2 JP H089481Y2
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JP
Japan
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chain
transmission
driven sprocket
case
sprocket
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道也 遠藤
仁行 足立
長谷川  満
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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  • Soil Working Implements (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ミッション出力軸側から車軸側へ伝動チエ
ンを介して動力を伝達する移動農機の伝動ケースに係
り、特に、駆動スプロケットと従動スプロケットとの間
に懸回されて伝動機構を構成する伝動チエンを、常時緊
張状態に保持することなく、上記スプロケットからの脱
落を防止することができる移動農機の伝動ケースに関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、耕耘機等移動農機の伝動ケースでは、駆動スプ
ロケットと従動スプロケットとの間に懸回された伝動チ
エンに加わる負荷変動にかかわらず、上記伝動チエンを
常に適度な緊張状態に保持するために、弾性体等からな
るチエン押圧体を伝動チエンの外側部に押圧して、伝動
チエンの脱落を防止するように構成したものが知られて
いる。
ところが、このものでは、ミッション出力軸の駆動ス
プロケットから車軸の従動スプロケットに至る中間域で
伝動チエンを押圧し、緊張状態を保持しているため、上
記ミッション出力軸の駆動および停止による急激な負荷
変動に対しては、チエン押圧体の許容以上の応力が作用
して、該チエン押圧体の耐久性を著しく低下させてしま
う、という欠点を有し、更に、上記欠点を解消するた
め、チエン押圧体の押圧力を増大させた場合には、逆に
伝動チエンに対して必要以上の緊張状態を与えることに
なり、円滑な伝動機構の駆動動作を阻害するばかりでな
く、伝動チエンの伸びをも早めてしまう、という欠点を
有するものであった。
〔本考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記の如き実情に鑑み、従来の欠点を解消
すべく創案されたものであって、その目的とするところ
は、駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に懸回
された伝動チエンに殊更緊張状態を与えることなく、従
動スプロケットと噛合した状態の伝動チエンを従動スプ
ロケットに押圧維持するのみで、伝動ケースの駆動およ
び停止による負荷変動に影響されることなく確実に従動
スプロケットとの噛合状態を保持して、伝動チエンの脱
落を防止することができる移動農機の伝動ケースを提供
しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
課題を解決するため、本考案が採用した技術的手段
は、駆動スプロケットを軸支したミッション出力軸と、
従動スプロケットを軸支した車軸とを離間して平行状に
軸設し、かつ上記駆動スプロケットと従動スプロケット
との間に伝動チエンを懸回して伝動機構を形成し、チエ
ンケースにより上記伝動機構を包覆してなる移動農機の
伝動ケースにおいて、上記伝動ケースの外周縁部に穿設
したチエンケース取付孔にはチエン押圧体を取着し、該
チエン押圧体のチエン接当面を、伝動チエンの従動スプ
ロケット噛合開始位置および噛合解放位置における従動
スプロケットとの噛合側に位置させて、従動スプロケッ
トと噛合した状態の伝動チエンを従動スプロケットに押
圧維持すべく構成したことを特徴とするものである。
〔考案の作用〕
したがって、本考案によれば、チエンケース取付孔に
取着したチエン押圧体のチエン当接面が、従動スプロケ
ットと噛合した状態の伝動チエンを従動スプロケットに
押圧維持するので伝動チエンを緊張状態に保持すること
なく、該伝動チエンの従動スプロケットからの脱落を防
止することができ、伝動ケース円滑かつ確実に駆動する
ことができる。
〔実施例〕
本考案の構成を、図面に示した一実施例について、詳
細に説明する。
第1図において、1は耕耘機であり、該耕耘機1は、機
体フレーム2の前部にエンジン3を搭載し、かつ、後部
には耕耘爪4aを備えたロータリ耕耘部4が連結されてい
る。また、上記エンジン3の下方位置には、車輪5,5を
軸支し、かつ図示しないミッション機構を内蔵してなる
伝動ケース6が、チエンケース6aに包覆されて配設され
ている。
上記伝動ケース6には、第2図に示す如く、駆動スプ
ロケット7を回転自在に軸支したミッション出力軸8
と、上記駆動スプロケット7の下方位置に従動スプロケ
ット9を軸支した車軸10とを設け、上記駆動スプロケッ
ト7と従動スプロケット9との間に伝動チエン11を懸回
して伝動機構12が形成されている。また、上記伝動機構
12の外周域には、チエン保護壁13が周設されており、該
チエン保護壁13の上端縁13aにはチエンケース取付孔14,
14…が複数穿設されている。上記チエンケース取付孔1
4,14…のうち、従動スプロケット9の伝動チエン11との
噛合開始位置aと噛合解放位置bの近傍に各々位置する
チエンケース取付孔14a,14bおよび14c,14dには、第3図
(a)ないし(b)に示す如く、合わせボルト15a,15b
および15c,15dが各々螺着されている。上記合わせボル
ト15aないし15dには、平板状の発条を湾曲して形成した
チエン接当面16aを有するチエン押圧体16,16が、両端部
を内方に向けて巻き込み成形した支持部16b,16bを介し
て取着されている。
上記チエン押圧体16は、チエン当接面16bが伝動チエ
ン11の従動スプロケット9との噛合開始位置aおよび噛
合解放位置bにおける従動スプロケット9側に位置する
ように取着されていて、伝動チエン11を構成するチエン
駒11aが従動スプロケット9のチエン嵌合凹部9aに嵌合
した状態で、上記チエン駒11aを伝動チエン11の外周側
より従動スプロケット9に押圧しており、従動スプロケ
ット9の回転時には、押圧状態を維持したまま、伝動チ
エン11の連続するチエン駒11a,11a…を繰出しおよび繰
入れ案内するように構成されている。
叙上の如き構成において、耕耘機1により耕耘作業を
行う場合、耕起する圃場の状態、機体の振動等によっ
て、車輪5,5に掛る負荷が変動し、それに伴い、上記車
輪5,5を軸支する車軸10を介して伝動ケース6の伝動チ
エン11にも変動負荷が加わる。このため、伝動チエン11
は、駆動スプロケット7と従動スプロケット9との間で
緊張および弛緩状態を繰り返すことになり、弛緩状態時
には、伝動チエン11の従動スプロケット9への噛合状態
が緩み、噛合開始位置aまたは噛合解放位置bにおいて
チエン駒11a,11a…のチエン嵌合凹部9aへの噛合力が減
少するが、従動スプロケット9に噛合した上記チエン駒
11a,11a……は、チエン押圧体16,16により常に従動スプ
ロケット9側へ押圧されているので、駆動スプロケット
7と従動スプロケット9との間の緊張および弛緩状態に
係らず、伝動チエン11は従動スプロケット9から脱落す
る危惧はない。また、伝動チエン11自体に外部からの強
制的な緊張状態を与えていないため、伝動チエンの伸び
を抑制することができて、伝動機構12の円滑な回転駆動
状態を維持することができる。
なお、本実施例では、平板状の発条を湾曲形成してチ
エン押圧体16,16を構成したものを示したが、これに限
定されるものではなく、第4図に示す如く、チエン接当
面16aと支持部16b,16bを樹脂材によりコ字状に一体成形
してチエン押圧体16を構成し、チエンケース取付孔14a,
14bおよび14c,14dにすれば、伝動チエン11の脱落を防止
することができるばかりでなく、チエン接当面16aと伝
動チエン11との間での摺動による騒音を低く抑えること
ができ、もって伝動ケース6駆動時の静粛性を向上させ
ることができる。
〔考案の効果〕
これを要するに、本考案は、駆動スプロケットを軸支
したミッション出力軸と、従動スプロケットを軸支した
車軸とを離間して平行状に軸設し、かつ上記駆動スプロ
ケットと従動スプロケットとの間に伝動チエンを懸回し
て伝動機構を形成し、チエンケースにより上記伝動機構
を包覆してなる移動農機の伝動ケースにおいて、上記伝
動ケースの外周縁部に穿設したチエンケース取付孔には
チエン押圧体を取着し、該チエン押圧体のチエン接当面
を、伝動チエンの従動スプロケット噛合開始位置および
噛合解放位置における従動スプロケットの噛合側に位置
させて、従動スプロケットと噛合した状態の伝動チエン
を従動スプロケットに押圧維持すべく構成したから、伝
動チエンに対して緊張状態を与えることなく、伝動チエ
ンを従動スプロケットに押圧維持できるので、常に安定
した従動スプロケットへの噛合状態を確保することがで
き、負荷変動および伝動チエンの伸びによる該伝動チエ
ンの従動スプロケットからの脱落を防止し、かつ伝動チ
エン自体の伸びをも防止して、円滑な伝動機構の駆動作
動を確保することができる、という極めて有用な実用的
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の移動農機の伝動ケースの一実施例を示
すものであって、第1図は移動農機の全体側面図、第2
図は要部側面図、第3図(a)ないし(b)は要部作用
説明図、第4図は他の実施例を示す要部作用説明図、で
ある。 図中、6……伝動ケース、6a……チエンケース、7……
駆動スプロケット、8……ミッション出力軸、9……従
動スプロケット、10……車軸、11伝動チエン、12……伝
動機構、14,14a,14b,14c,14d……チエンケース取付孔、
16……チエン押圧体、16a……チエン接当面、a……噛
合開始位置、b……噛合解放位置、である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−79703(JP,U) 実開 昭49−140588(JP,U) 実開 昭50−84677(JP,U) 実開 昭54−161482(JP,U) 実開 昭55−54641(JP,U) 実公 昭48−35658(JP,Y1) 実公 昭47−19434(JP,Y1) 実公 昭49−14931(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動スプロケットを軸支したミッション出
    力軸と、従動スプロケットを軸支した車軸とを離間して
    平行状に軸設し、かつ上記駆動スプロケットと従動スプ
    ロケットとの間に伝動チエンを懸回して伝動機構を形成
    し、チエンケースにより上記伝動機構を包覆してなる移
    動農機の伝動ケースにおいて、上記伝動ケースの外周縁
    部に穿設したチエンケース取付孔にはチエン押圧体を取
    着し、該チエン押圧体のチエン接当面を、伝動チエンの
    従動スプロケット噛合開始位置および噛合解放位置にお
    ける従動スプロケットとの噛合側に位置させて、従動ス
    プロケットと噛合した状態の伝動チエンを従動スプロケ
    ットに押圧維持すべく構成したことを特徴とする移動農
    機の伝動ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4719434U (ja) * 1971-03-01 1972-11-04
JPS4835658U (ja) * 1971-08-31 1973-04-27
JPS54161482U (ja) * 1978-04-28 1979-11-12

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