JPH089480B2 - ジャッキ装置 - Google Patents

ジャッキ装置

Info

Publication number
JPH089480B2
JPH089480B2 JP5120091A JP12009193A JPH089480B2 JP H089480 B2 JPH089480 B2 JP H089480B2 JP 5120091 A JP5120091 A JP 5120091A JP 12009193 A JP12009193 A JP 12009193A JP H089480 B2 JPH089480 B2 JP H089480B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
lid members
reinforcing
lower lid
body portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5120091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0648687A (ja
Inventor
信彦 田所
Original Assignee
オーツタイヤ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オーツタイヤ株式会社 filed Critical オーツタイヤ株式会社
Priority to JP5120091A priority Critical patent/JPH089480B2/ja
Publication of JPH0648687A publication Critical patent/JPH0648687A/ja
Publication of JPH089480B2 publication Critical patent/JPH089480B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気体を利用して重量物を
上下動させるジャッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ジャッキ装置として、可撓性材
料で形成した上下開放筒状の胴部の上下端を平板状の上
下蓋部材で閉塞してなる中空体を備え、この中空体内に
気体を注入又は排出させることで胴部を上下方向に伸縮
自在としたものがある(実開昭52−67166号公報
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のジ
ャッキ装置は、胴部が単なる円筒状に形成されているた
め、収縮時に胴部をその径内方向にきっちりと引き込め
ない場合がある。このため、収縮時に荷物が横触れした
り、胴部がいろんな部分で折れ曲がることによって早期
に劣化することがあった。
【0004】一方、上記従来のジャッキ装置では、胴部
の耐圧性を向上するために、当該胴部の回りに布物質よ
りなる補強帯が設けられている。 しかし、このように、
胴部の上下方向中途部を補強帯によって拘束すると、胴
部の中途部が膨らみ憎くなる反面、胴部の上下端部が膨
らみ易くなるため、中空体内に圧力が繰り返し作用する
と、上下蓋部材から胴部が剥離してエアー漏れを起こす
恐れが高くなる。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、胴部の
中途部に帯状補強体を設けることに伴って胴部と上下蓋
部材との接合部からエアー漏れが発生しやすくなるのを
有効に防止しつつ、截頭円錐状に形成した胴部の中途部
を帯状補強体で補強することにより、収縮時の胴部を確
実に内側に引き込んで胴部を良好に収縮させるように
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、可撓性材料で形成した
上下開放筒状の胴部の上下端を平板状の上下蓋部材で閉
塞してなる中空体を備え、この中空体内に気体を注入又
は排出させることで前記胴部を上下方向に伸縮自在とし
たジャッキ装置において、前記胴部を下側に向かって径
大となる截頭円錐筒状に形成し、この胴部の上下方向中
途部に、収縮時胴部の外側への膨出を規制して該胴部を
内側に引き込むための帯状補強体を周方向略全周に亘っ
て設け、かつ、前記胴部の上下端を前記上下蓋部材の対
向面に突設した接合鍔部に嵌合して接着した点にある
(請求項1)。
【0007】この場合、上下蓋部材の接合鍔部と胴部と
の接合部内側に補強テープを貼着し ておくことが好まし
い(請求項2)。
【0008】
【作用】ジャッキ装置の中空体内に気体を注入又は排出
させることで、中空体の胴部が伸縮して中空体上に載置
した重量物が上下動される。そして、中空体内に気体を
充満させた状態から気体を排出させると、胴部は下側に
向かい径大となる截頭円錐筒状であることから、重量物
等の重みで上端部から撓んで収縮される。
【0009】このとき、胴部の上下方向中途部におい
て、帯状の補強体が胴部周方向略全周に亘って設けられ
ていることから、胴部の一部が外側に膨出されるのが規
制されると共に、補強体を設けたところの胴部は撓まな
いで補強体下端から胴部は内側に引き込まれるように撓
み、これにより、胴部の収縮が良好に行われる。一方、
上記作用をする帯状補強体を胴部の上下方向中途部に設
けたことから、胴部の中途部が膨らみ憎くなる反面、胴
部の上下端部は膨らみ易くなる。
【0010】しかるに、本発明では、胴部の上下端を上
下蓋部材の対向面に突設した接合鍔部に嵌合して接着し
ているため、中空体内に圧力が繰り返し作用した場合で
も胴部が上下蓋部材から剥離し憎くいものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図3において、1はジャッキ装置の昇降手段として
の中空体で、上下が開放された截頭円錐筒状の胴部2
と、この胴部2の上下開口を閉塞する平板状の上下蓋部
材3,4とを備えて成る。
【0012】そして、前記中空体1内に空気、排気ガス
等の気体を注入又は排出させることで胴部2を上下方向
に伸縮させ、これにより、上蓋部材3を昇降させて上蓋
部材3上の重量物を上下動させるようになっている。胴
部2はゴム又は塩化ビニル等の可撓性を有する比較的柔
軟な材料で、例えば、扇形状とされたシート素材を筒状
にまるめて両端部を重合して接着し、截頭円錐筒状に形
成されている。
【0013】上下蓋部材3,4は、金属、合成樹脂等か
ら成る板材で形成され、上蓋部材3の下面及び下蓋部材
4の上面には夫々環状の接合鍔部5,6が一体形成され
ている。そして、上蓋部材3の接合鍔部5は胴部2の上
開口縁部に、下蓋部材4の接合鍔部6は胴部2の下開口
縁部に夫々内嵌かつ固着されている。また、中空体1内
側の上下端部には、接合鍔部5,6から胴部2に亘る補
強テープ9,10が内周全周に接着されていて、胴部2
の上下開口縁部が接合鍔部5,6から剥離するのを防止
している。
【0014】前記胴部2の上下方向中途部の外周面に
は、相互に間隔を有して配置した上下一対の補強体7
A,7Bが設けられている。これら補強体7A,7Bは
金属、合成樹脂又は硬質ゴム等の比較的剛性の高い材料
で帯板状に形成されて、胴部2の周方向全周に亘って固
着されている。また、上下補強体7A,7Bの間隔、上
側の補強体7Aと上蓋部材3の接合鍔部5との間隔、及
び下側の補強体7Bと下蓋部材4の接合鍔部6との間隔
は、夫々略同間隔で且つ各補強体7A,7Bの上下方向
幅以上とされるのが好ましい。
【0015】前記構成において、図3及び図1仮想線で
示すような上蓋部材3が最高位に在る状態から、中空体
1内の気体を排出させると、図1に実線で示すように、
上蓋部材3及びその上に載置した重量物の重みで、上蓋
部材3の接合鍔部5の下端から該接合鍔部5と上側の補
強体7Aとの間の胴部2が内側に引き込まれて撓む。次
に、図2に示すように、上側の補強体7Aを固着したと
ころの胴部2は撓むことなく、該補強体7Aの下端から
上下補強体7A,7B間の胴部2が内側に引き込まれて
撓む。
【0016】その次に、下側の補強体7Bと下蓋部材4
の接合鍔部6との間の胴部2が補強体7B下端から内側
に引き込まれて撓む。このようにして、胴部2は順次断
面波形状に折り畳まれて規則正しく収縮する。このと
き、上下補強体7A,7B間の間隔及び、上下補強体7
A,7Bと各接合鍔部5,6との間の間隔が補強体7
A,7Bの上下方向幅以下であると、上下補強体7A,
7B及び各接合鍔部5,6が上下方向に位置ずれして、
最下位での上蓋部材3の高さが高くなる。
【0017】また、前記状態から中空体1内に気体を注
入すると、胴部2は前記動作と逆の動作で伸長する。
方、補強体7A,7Bを胴部2の上下方向中途部に設け
ると、胴部2の中途部が膨らみ憎くなる反面、胴部2の
上下端部が膨らみ易くなることになるが、本実施例で
は、胴部2の上下端を上下蓋部材3,4の対向面に突設
した接合鍔部5,6に内嵌して固着し、しかも、接合鍔
部5,6と胴部2との接合部内側に補強テープ9,10
を貼着しているため、中空体1内に圧力が繰り返し作用
しても、胴部2が上下蓋部材3,4から剥離し憎く、胴
部2と上下蓋部材3,4との接合部からエアー漏れが発
生するのを有効に防止できる。
【0018】なお、前記補強体は胴部の内周面側に設け
ても良く、胴部の上下方向長さ等に対応して1個乃至3
個以上設けても良い。また、補強体はリング状に形成し
たものを胴部に外嵌又は内嵌して固着するようにしても
良い。さらに補強体を設ける位置は種々設定でき、例え
ば、図4(a)〜(f)に示すように、最上位の補強体
7Aと上蓋部材3の接合鍔部5との間隔を大きくして、
該補強体7Aと接合鍔部5との間の胴部2が2度折れ曲
がるように設定したり、補強体7A,7B,7C間の間
隔を補強体7A,7B,7Cの上下方向幅と略同様に設
定したりしても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、中空体内に充満させた
気体を排出して胴部を収縮させるに当たり、胴部の上下
方向中途部が補強体によって外側に膨出するのが規制さ
れて胴 部が内側に確実に引き込まれ、胴部の収縮が良好
に行なえるので、収縮時に荷物が横触れしたり、胴部が
いろんな部分で折曲して早期に劣化するのを防止できる
とともに、胴部の上下端を上下蓋部材の対向面に突設し
た接合鍔部に嵌合して接着しているので、中空体内に圧
力が繰り返し作用しても胴部が上下蓋部材から剥離し憎
く、胴部と上下蓋部材との接合部からエアー漏れが発生
するのを有効に防止することができる(請求項1)。
【0020】また、請求項2記載の発明によれば、上下
蓋部材の接合鍔部と胴部との接合部内側に補強テープを
貼着しているので、胴部の上下蓋部材からの剥離をより
一層防止でき、胴部と上下蓋部材との接合部からのエア
ー漏れをより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャッキ装置の中空体の作用状態を示す側面断
面図である。
【図2】同側面断面図である。
【図3】同中空体の全体を示す一部断面側面図である。
【図4】変形例の中空体の作用状態を示す側面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 中空体 2 胴部 上蓋部材 下蓋部材 接合鍔部 接合鍔部 7A 補強体 7B 補強体 補強テープ 10 補強テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性材料で形成した上下開放筒状の胴
    部(2)の上下端を平板状の上下蓋部材(3)(4)で
    閉塞してなる中空体(1)を備え、この中空体(1)内
    に気体を注入又は排出させることで前記胴部(2)を上
    下方向に伸縮自在としたジャッキ装置において、 前記胴部(2)を下側に向かって径大となる截頭円錐筒
    状に形成し、この胴部(2)の上下方向中途部に、収縮
    時胴部(2)の外側への膨出を規制して該胴部(2)を
    内側に引き込むための帯状補強体(7A)(7B)を周
    方向略全周に亘って設け、かつ、 前記胴部(2)の上下端を前記上下蓋部材(3)(4)
    の対向面に突設した接合鍔部(5)(6)に嵌合して接
    着した ことを特徴とするジャッキ装置。
  2. 【請求項2】 上下蓋部材(3)(4)の接合鍔部
    (5)(6)と胴部(2)との接合部内側に補強テープ
    (9)(10)が貼着されている請求項1記載のジャッ
    キ装置。
JP5120091A 1993-05-21 1993-05-21 ジャッキ装置 Expired - Lifetime JPH089480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5120091A JPH089480B2 (ja) 1993-05-21 1993-05-21 ジャッキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5120091A JPH089480B2 (ja) 1993-05-21 1993-05-21 ジャッキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0648687A JPH0648687A (ja) 1994-02-22
JPH089480B2 true JPH089480B2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=14777689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5120091A Expired - Lifetime JPH089480B2 (ja) 1993-05-21 1993-05-21 ジャッキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089480B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6907817B2 (en) * 2002-07-11 2005-06-21 Autoliv Asp, Inc. Linear actuator
CN209397980U (zh) * 2017-11-15 2019-09-17 湖南永联传动科技有限公司 一种载物平台及用于立体车库的运输台车

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5118246B2 (ja) * 1972-03-07 1976-06-08
JPS5529595B2 (ja) * 1974-06-03 1980-08-05
JPS511828A (en) * 1974-06-21 1976-01-09 Automobile Antipollution Nainenkikanniokeru nenryoseigyosochi

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0648687A (ja) 1994-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6000964B2 (ja) 排出制御式ストーマ装具および成形可能な粘着ウェーハ
KR100354924B1 (ko) 가요성 저장 백 및 접을 수 있고 적층가능하며 자동복원가능한 저장용기
JP3971013B2 (ja) 枝管ライニング工法
US4673112A (en) Material handling bins with inflatable liners
US4537329A (en) Tank lining system
CA1069017A (en) Grain storage apparatus
JPH07529A (ja) 膨張可能な不連続な壁部を有するステント及びステントにカバー層を取り付ける方法
US20100191202A1 (en) Connector for an ostomy apparatus, and ostomy apparatus including same
CN112660605A (zh) 选择性刚化膜
US3924367A (en) Roof structure
JPH089480B2 (ja) ジャッキ装置
JP6216912B2 (ja) 傘カバー装置及び傘
US4091961A (en) Chime protective gasket
US2415956A (en) Ice bag
US20120102636A1 (en) Portable toilet
US2647657A (en) Diaphragm for storage tanks
JPH0527430Y2 (ja)
JP2005521007A (ja) ダクト又は隔壁の開口部用の調節可能なインサート
US7182215B1 (en) Trash receptacle collapsible closure
WO1995034258A1 (en) An ostomy coupling
JPH0520784Y2 (ja)
WO1990003930A1 (en) Improvements in tubular belt conveyors
JP2501761B2 (ja) リフタ―
JP2507979Y2 (ja) リフタ―
US1846266A (en) Cover for spare automobile tires