JP2501761B2 - リフタ― - Google Patents

リフタ―

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JP2501761B2
JP2501761B2 JP5120092A JP12009293A JP2501761B2 JP 2501761 B2 JP2501761 B2 JP 2501761B2 JP 5120092 A JP5120092 A JP 5120092A JP 12009293 A JP12009293 A JP 12009293A JP 2501761 B2 JP2501761 B2 JP 2501761B2
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JP
Japan
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lifter
body portion
axial direction
flat plate
flexible material
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JP5120092A
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JPH0648671A (ja
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信彦 田所
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人又は荷物の揚げ降ろ
し(エレベータ)や自動車のジャッキ等に使用するリフ
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可撓性材料で筒状に形成した胴部
の上下開口を平板で気密に施蓋したリフターがある(実
開昭60−57461号公報、実開昭60−16709
1号公報参照)。また、可撓性材料で筒状に形成した胴
部をその軸心方向を上下方向に向けて複数段配設し、こ
の各胴部間を平板を介して気密に接続し、最上段の胴部
の上端及び最下段の胴部の下端を蓋部材で気密に閉塞し
たリフターがある(特開昭62−230597号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のリ
フターでは、すべて胴部がベローズで構成されているた
め、空気を抜いてリフターを収縮させて行くとベローズ
が上下方向に重なってしまい、収縮時における平板間の
距離をさほど縮めることができず、このため、リフター
のストロークを余り大きく取ることができなかった。
【0004】本発明は、上述のような実状に鑑み、収縮
時に胴部を径内方向に引き込むようにして、リフターの
ストロークを増大させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次の技術的手段を講じた。すなわち、請
求項1記載の発明は、可撓性材料で筒状に形成した胴部
の上下開口を平板で気密に施蓋したリフターにおいて、
記胴部を、膨らんだ状態においてその軸心方向全長に
亘り下側に向かって径大となる截頭円錐筒状に形成した
ことを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明は、可撓性材料
で筒状に形成した胴部をその軸心方向を上下方向に向け
て複数段配設し、この各胴部間を平板状の接続部材を介
して気密に接続し、最上段の胴部の上端及び最下段の胴
部の加担を平板状の蓋部材で気密に閉塞したリフターに
おいて、前記各胴部を、膨らんだ状態においてその軸心
方向全長に亘り下側に向かって径大となる截頭円錐筒状
に形成したことを特徴とする。
【0007】更に、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のリフターにおいて、各胴部の上下方向中途部に、そ
の収縮時に当該胴部の外側への膨出を規制する環状補強
帯を周方向略全周に亘って設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1及び2記載の発明によれば、胴部が
らんだ状態においてその軸心方向全長に亘り下側に向か
って径大となる截頭円錐筒状に形成されているので、胴
部の収縮の際に、その胴部の上部側が順次径内方向に引
き込まれながら収縮する。請求項3記載の発明によれ
ば、各胴部の上下方向中途部に設けた環状補強帯が胴部
の外側への膨出を規制し、収縮時における胴部の径内方
向への引き込みを確実にする。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図6は、本考案のリフター1の第1実施例を
示す。このリフター1は、図1に示すように、柔軟な気
密性シート素材たとえばゴム引布、塩化ビニールシート
等を筒状に形成した3つの胴部2と、剛性材料たとえば
金属、合成樹脂、木材等の平板からなる2つの胴部接続
部材3及び上下端の蓋部材4,5により構成されてい
る。
【0010】前記各胴部2は、それが膨らんだ状態にお
いてその軸心方向全長に亘り下側に向かって径大となる
截頭円錐筒状に形成されており、3つの同形同寸の胴部
2がその軸心方向を上下方向として多段に配設され、こ
の各胴部2間が接続部材3で気密に接続されている。前
記胴部2の接続部材3は、円板状でその上下面にリング
状の接合フランジ6,7が同心状に突設され、中央に気
体連通孔8が設けられている。そして、上側の接合フラ
ンジ6の外周面に、上側の胴部2の大径(下)側が外嵌
されて接着剤により気密上に接着され、下側の接合フラ
ンジ7の外周面に、下側の胴部2の小径(上)側が外嵌
されて接着剤により気密状に接着されている。
【0011】前記蓋部材4,5は、剛性材料たとえば金
属、合成樹脂、木材等によって円板状に成形され、外径
が前記胴部接続部材3と略等しくせられ、上端の蓋部材
4の下面と、下端の蓋部材5の上面にそれぞれリング状
の接合フランジ9,10が同心状に突設され、下端蓋部
材5の中央に気体注排孔11が設けられている。そし
て、前記上端蓋部材4の接合フランジ9外周面に、最上
段胴部2の小径(上)側が外嵌されて接着剤により気密
状に接着され、下端蓋部材5の接合フランジ10外周面
に、最下段胴部2の大径(下)側が外嵌されて接着剤に
より気密状に接着されている。
【0012】なお、前記胴部2の長さ(高さ)は、それ
ぞれが収縮時(内部気体排出時)に、接合フランジ6,
10の内側に、たるみを生じることなく所定形状に円滑
かつ確実に収納される最適長さに選定されており、収納
高さは揚程の10分の1以下にできる。したがって、第
1実施例においては、各胴部2が安定状態で収納され、
全体としても、円滑かつ確実に伸縮し、安定した昇降が
行われる。
【0013】なお、胴部2の大径(下)側と接合フラン
ジ6,10との接続は、図2〜図6に示す構造を採用す
ることができ、接着作業を容易にして時間短縮並びに加
工精度の大幅な向上を図ることができる。図2は、胴部
2と接合フランジ6又は10の間に合成樹脂材等の剛性
材料からなる接合リング12を介装したもので、接合リ
ング12を胴部2の内面に接着した後、接合フランジ6
又は10の外周面に接着剤を塗布し、これを接合リング
12の内側に嵌合接着する。
【0014】このように構成することにより、図3に示
すように、成形に際して、略コーン状の成形フオーマー
13を、胴部2の内側に挿入し、各接合フランジ7,9
及び接合リング12の内面に当接させ支持した状態で、
胴部2を前記フランジ7,9及びリング12に押圧接着
でき、気密性を確保することができる。また、図4は、
前記接合フランジ6,10と接続部材3又は下端蓋部材
5とを分割し、両者をシール材14を介してねじ15に
より連結したもので、成形に際して、図5に2点鎖線で
示すように、胴部2の内側に、成形治具16を挿入し、
該治具16により接合フランジ6,10を支持した状態
で成形できる。
【0015】なお、図6は接続部材3及び下端蓋部材5
と各接合フランジ6,10を分割した他の例を示してお
り、接続部材3及び前記蓋部5が接合フランジ6,10
の下面内周側に接合したものであり、図5に示す要領で
接着作業を行なうことができる。図7〜図9は、本発明
のリフター1の第2実施例の要部及び収納状態の経過を
示しており、第1実施例と異なる点は、胴部2の外周面
に環状補強帯17が装着されるとともに、接合フランジ
6,7,9の内側端部周辺に、環状ガイド18が設けら
れているところであり、その他の構成は第1実施例と同
じである。
【0016】該補強帯17は、胴部2よりも剛性の高い
材料たとえばスチールベルト、合成樹脂ベルト等が用い
られ、その装着間隔は該補強帯17の幅より大きくする
のが好ましい。また、環状ガイド18は、胴部2よりも
剛性の高い材料で補強帯17と同等のものとしてもよ
い。この補強帯17は、各胴部2の上下方向中途部に周
方向略全周に亘って設けられていて、胴部2の収縮時に
当該胴部2の外側への膨出を規制する。
【0017】すなわち、補強帯17及び環状ガイド18
は、各胴部2の収納時に、図8及び図9に示すように該
胴部2の撓み起点となり、補強帯17装着部は撓まずそ
の周辺の胴部2を構成する材料のたるみをテレスコープ
状に順序よく収納する。したがって、第2実施例によれ
ば、胴部2の収納時における収縮が順次円滑にしかも安
定的に行われ、座屈の発生並びに伸長(異常膨張)を防
止でき、耐久性の向上及び精度保持を図ることができ、
さらに、リフター1の高さすなわち最適長さを大きく
し、高揚程にすることが可能である。
【0018】図10は、本発明のリフターの具体的な使
用例を示す。この場合、リフター1は基礎20上にその
下端蓋部材5が固定され、その気体注排孔11は、途中
に注排用電磁弁21を介して給気管22により高圧空気
ボンベ23に接続されている。24はエレベータボック
ス等の昇降体で、リフター1の上端蓋部材4上面に載設
され、基礎20上に立設された昇降体ガイド支柱25
に、摺動案内されるようになっている。26は保護蛇腹
で、リフター1の周囲を常時覆うように設けられ、リフ
ター1の特に胴部2に外的損傷を生ぜしめないようにし
てある。なお、27は下階床、28は上階床である。
【0019】この使用例によれば、リフター1の設置面
積に対するストロークが大きいため、高ストロークで低
収納高さにでき(ストロークの10分の1以下)、低コ
ストで得られ、保護蛇腹26を備えているので、リフタ
ー1を保護し外的損傷を防止して耐久性の向上と、安全
性並びに信頼性の向上を図ることができ、しかも、昇降
体24の下降時には、注排電磁弁21により、昇降体2
4の自重でリフター1内の気体が排出されるので、動力
が不要であり経済的な運転が可能である。
【0020】なお、本発明は、上記各実施例に限定され
るものではない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
胴部の収縮の際にその胴部の上部側が順次径内方向に引
き込まれるので、収縮後に胴部が上下方向に重なるのが
防止され、リフターのストロークを可及的に増大させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るリフターの全体中央縦断面図
である。
【図2】胴部と接続部材の接続構造の一例を示す部分断
面図である。
【図3】図2における胴部と蓋部等との接着加工要領を
示す一部破断側面図である。
【図4】胴部と接続部材の接続構造の他の例を示す部分
断面図である。
【図5】図4における胴部と蓋部等との接着加工要領を
示す説明図である。
【図6】胴部と接続部材の接続構造のさらに他の例を示
す部分断面図である。
【図7】第2実施例に係るリフターの中央断面図であ
る。
【図8】同断面図である。
【図9】同断面図である。
【図10】リフターの具体的な使用例を示す一部破断側
面図である。
【符号の説明】
1 リフター 2 胴部 3 平板(接続部材) 4 平板(蓋部材) 5 平板(蓋部材) 17 環状補強体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性材料で筒状に形成した胴部の上下
    開口を平板で気密に施蓋したリフターにおいて、 前記胴部を、膨らんだ状態においてその軸心方向全長に
    亘り下側に向かって径大となる截頭円錐筒状に形成した
    ことを特徴とするリフター。
  2. 【請求項2】 可撓性材料で筒状に形成した胴部をその
    軸心方向を上下方向に向けて複数段配設し、この各胴部
    間を平板状の接続部材を介して気密に接続し、最上段の
    胴部の上端及び最下段の胴部の加担を平板状の蓋部材で
    気密に閉塞したリフターにおいて、 前記各胴部を、膨らんだ状態においてその軸心方向全長
    に亘り下側に向かって径大となる截頭円錐筒状に形成し
    たことを特徴とするリフター。
  3. 【請求項3】 各胴部の上下方向中途部に、その収縮時
    に当該胴部の外側への膨出を規制する環状補強帯を周方
    向略全周に亘って設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のリフター。
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