JPH0894787A - 沸騰水型原子炉 - Google Patents

沸騰水型原子炉

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JPH0894787A
JPH0894787A JP6232955A JP23295594A JPH0894787A JP H0894787 A JPH0894787 A JP H0894787A JP 6232955 A JP6232955 A JP 6232955A JP 23295594 A JP23295594 A JP 23295594A JP H0894787 A JPH0894787 A JP H0894787A
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JP
Japan
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coolant
pressure vessel
boiling water
pump
reactor
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Application number
JP6232955A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kashiwai
進一 柏井
Terufumi Kawasaki
照文 河崎
Akihito Orii
明仁 折井
Koji Nishida
浩二 西田
Hiroyuki Nagayoshi
拓至 永吉
Toru Kanazawa
徹 金沢
Masao Chagi
雅夫 茶木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】冷却材再循環ポンプの保守・点検を容易にし、
延いては沸騰水型原子炉の保守・点検を容易にすること
のできる沸騰水型原子炉を提供する。 【構成】原子炉圧力容器内に配置されている燃料集合体
3と原子炉圧力容器の底部に形成されている冷却材の底
部流路16とを冷却材案内管12にて連通し、循環ポン
プに11より前記底部流路および前記冷却材案内管を介
して燃料集合体に冷却材を供給循環させるように形成さ
れている沸騰水型原子炉において、前記冷却材案内管1
2に、前記循環ポンプ11の排出圧力を駆動力としたジ
ェットポンプ25を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰水型原子炉の改良に
係り、特に夫々の燃料集合体に冷却材案内管を備えてい
る沸騰水型原子炉の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷却材を再循環させる手段としてインタ
ーナルポンプを具備しているこの種沸騰水型原子炉(A
BWR)は、図3および図4にも示されているように、
圧力容器1の中心部に800体程の燃料集合体3を集め
た炉心2があり、そしてこの炉心の周囲には、炉心を囲
むようにシュラウド4が設けられ、また炉心の上部には
シュラウドヘッド5が炉心を覆うように設けられてい
る。
【0003】炉心2の上部の空間を上部プレナム6と呼
ぶが、この上部プレナム6とその上方に設けられている
セパレータ7とはスタンドパイプ8で連通されている。
また、セパレータ7の上方にはドライヤ9が設けてあ
り、圧力容器1とシュラウド4とで形成される環状流路
10の底部には、通常10台前後のインターナルポンプ
11が同一円周上に均等に設けてある。
【0004】炉心2の下部の構造については、例えば特
開平5−249275号公報に記載されたようなものが
ある。すなわち、炉心下部から燃料集合体へ冷却材を導
くために冷却材案内管12を介して行うようにしたもの
である。
【0005】このものの下部構造であるA部の拡大図が
図4に示されている。
【0006】すなわち、シュラウドサポートレグ13お
よび制御棒駆動機構ハウジング14の上に仕切板15が
載せられ、そしてこの仕切板の下方部が底部流路16と
なるように形成されている。この仕切板15と炉心2の
間の空間を下部プレナム27と呼ぶが、仕切板15はこ
の下部プレナム27と底部流路16との気密性が保たれ
るように設置される。
【0007】下部プレナム27の内部には、底部流路1
6に開口し、仕切板15上に直立した冷却材案内管12
が設けられ、そしてこの冷却材案内管12の上端には燃
料支持金具17を介して燃料集合体3が載せられてい
る。したがって、燃料集合体3と冷却材案内管12の数
は等しい。冷却材案内管12の上部は、炉心支持板18
に保持され、この保持により冷却材案内管の動きが拘束
されるように形成されている。
【0008】原子炉の定格運転時には、環状流路10の
冷却材(水)はインターナルポンプ11によって底部流
路16に送られ、直立した冷却材案内管12内を慣性を
増しながら通過し、燃料集合体3に流入する。燃料集合
体に流入した冷却材は、燃料集合体3内で水の15%程
度が蒸発し、セパレータ7で水と蒸気が分離され、さら
に、ドライヤ9でも蒸気と湿分が分離される。分離され
た蒸気は主蒸気管19からタービンへ送られ、水は環状
流路10に戻り、再び循環される。
【0009】タービンへ送られた蒸気は、タービンを駆
動した後復水器で水に戻され、温度が調整されて、給水
ポンプで圧力容器1の給水ノズル21から半円弧状の給
水スパージャー20の上に設けた複数のエルボノズルか
ら圧力容器1内に均等に給水される。給水は容器内の循
環水と混合して未飽和温度の混合水となり、インターナ
ルポンプ11でのキャビテーションの発生を防止する。
【0010】この場合、給水ノズル21が炉心2より高
い位置にあるのは、万一、給水配管が破れても炉心2が
水中にあるように配慮されているためである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
沸騰水型原子炉には、機械式のインターナルポンプが多
数(一般には10台前後)用いられているのが普通で、
このようにポンプの台数が多いことは故障の頻度が増大
することは勿論のこと、普段の監視や保守ならびに定期
点検時に手数および時間がかかる嫌いがあり、さらに圧
力容器の下方部に多数のポンプモータが配置されている
ので、その保守・点検の作業スペースにも制約をうける
嫌いがあった。
【0012】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、たとえ圧力容器の下方部に多数の
ポンプを具備しているもの、あるいは圧力容器外部に多
数のポンプを具備しているものであっても、冷却材再循
環ポンプの保守・点検を容易にし、延いては沸騰水型原
子炉の保守・点検を容易にすることのできるこの種沸騰
水型原子炉を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、原子
炉圧力容器内に配置されている燃料集合体と原子炉圧力
容器の底部に形成されている冷却材の底部流路とを冷却
材案内管にて連通し、循環ポンプにより前記底部流路お
よび前記冷却材案内管を介して燃料集合体に冷却材を供
給循環させるように形成されている沸騰水型原子炉にお
いて、前記冷却材案内管に、前記循環ポンプの排出圧力
を駆動力としたジェットポンプを設けるようになし所期
の目的を達成するようにしたものである。
【0014】
【作用】このように形成された沸騰水型原子炉である
と、下部プレナム内の水を吸い込む分だけ駆動水供給ポ
ンプの吐出流量は少なくてよい。すなわち駆動水供給ポ
ンプの吐出流量が従来と変わらないものとすれば下部プ
レナム内の水を吸い込む分だけ駆動水供給ポンプの台数
を減らすことができ、したがって台数の少ない分冷却材
再循環ポンプの保守・点検を容易にし、延いては沸騰水
型原子炉の保守・点検を容易にすることができる。
【0015】
【実施例】以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細
に説明する。図1にはインターナルポンプを採用した改
良型沸騰水型原子炉の例が示されている。なお、図2に
はジェットポンプ部の詳細が示されている。
【0016】この実施例では、各冷却材案内管12の最
も上流側の近傍にノズル22、スロート23およびデフ
ューザ24から成るジェットポンプ25を設け、シュラ
ウド4に複数の吸水孔26を設けたものである。環状流
路10の水の一部はインターナルポンプ11によって昇
圧され、底部流路16に送り出される。
【0017】底部流路16はシュラウドサポートレグ1
3と制御棒駆動機構ハウジング14の上に仕切板15を
載せて形成するが、底部流路16から下部プレナム27
に漏れる水量が少なくなるようにする。したがって、底
部流路16の水は各ノズル22から各スロート23に噴
出する。ノズル22から噴出する水を駆動水と呼ぶ。こ
の時、各スロート23が負圧になり、下部プレナム27
の水を吸い込む。
【0018】前記したようにジェットポンプ25の性能
は設計によって決まる。吸込水量を駆動水量で割った値
をM比と呼ぶが、仮に、M比を2にすると、駆動水量の
2倍の吸込水量が各スロート23に入る。
【0019】この吸込水量を確保するために、シュラウ
ド4に複数の吸水孔26を設けて環状流路10の水の一
部を下部プレナム27に水頭差で流す。スロート23で
駆動水と吸水は混合し、デフューザ24で圧力を回復し
ながら冷却材案内管12に入り、燃料集合体3に導かれ
る。
【0020】図5に内径70mmの冷却材案内管12の
長さと相対減幅比の関係を示した。ここで、相対減幅比
とは冷却材案内管12を用いた場合の減幅比を冷却材案
内管12を用いない場合の減幅比で割った値である。ま
た、減幅比とは、図6に示したように流動振動波の或る
山の高さaで次の山の高さbを割った値で、1以下であ
れば振動波が収斂する方向で安定であるが、逆に1を越
えると不安定になる。
【0021】図5によれば、仮に、4mの冷却材案内管
12をジェットポンプ25のために1m使用し、冷却材
案内管12の長さを3mにすると、相対減幅比は0.6
2から0.75になるが、冷却材案内管12がない場合
(相対減幅比は1)に比べて安定性向上の効果は十分あ
る。
【0022】ジェットポンプのスロート23とデフュー
ザ24の部分は冷却材に慣性を与える効果が有るので、
冷却材案内管12と考えれば、相対減幅比は0.62に
近い値になる。つまり、ジェットポンプ25を設けても
冷却材案内管12の本来の目的である流動安定性向上の
効果は大きく阻害されない。冷却材案内管12に流動安
定性向上の効果を期待しないならば、ジェットポンプ2
5を冷却材案内管12の最も上流側の近傍に設ける必要
は無く、もっと下流側に設けても良い。
【0023】図2ではジェットポンプ25のノズル22
を仕切板15に固定し、スロート23を複数の支持板2
8で仕切板15に固定している。ジェットポンプ25の
設置位置が下流側になると図2のような固定方法が困難
になることもある。このような場合は、図7に示したよ
うに仕切板15に固定したノズル22とスロート23を
複数の支持板28で固定しあっても良い。
【0024】さらに、図8に示したように、管状の支持
部材36と仕切板15で冷却材案内管12を支える方法
も有る。管状の支持部材36には吸水が通る複数の孔3
7を設ける。管状の支持部材36は前記の支持板28に
比べてジェットポンプ25の設置位置に関係無く加工が
容易で、強度的にも優れている。
【0025】インターナルポンプ11を本来の用途と異
なり、ジェットポンプ25の駆動水供給用にすると、吐
出圧の増大が要求されるが、ポンプインペラの形状変更
や回転数の変更などで要求に答えることができる。当然
のことであるが、ジェットポンプ25の仕様は、インタ
ーナルポンプ11の仕様と併せて設計されるものであ
る。
【0026】本実施例では、給水は従来通りの位置と方
法で行われる。したがって、インターナルポンプ11と
下部プレナム27を経てジェットポンプ25に供給され
る水は未飽和水である。このため、インターナルポンプ
11とジェットポンプ25でのキャビテーションの発生
が防止できる。
【0027】前記したようにジェットポンプのM比を仮
に、2にすると、全流量に対する駆動水量は3分の1に
なるからインターナルポンプ11の吐出量が変わらなけ
ればインターナルポンプ11の台数は3分の1になる。
したがって、インターナルポンプ11の保守・点検の手
数が3分の1になる。インターナルポンプが少なくなれ
ば、ポンプ周りの作業スペースも広くすることができる
ので保守・点検がさらに容易になる効果がある。
【0028】さらに、インターナルポンプ11は炉心2
の外周部に配置されるので、従来の冷却水量では底部流
路16の圧力損失により炉心2の外周部と内周部とでは
冷却水の流量配分が異なる恐れが指摘されている。しか
し、本実施例では駆動水量が3分の1になるので、底部
流路16での流速が小さくなり、圧力損失が低下し、冷
却水の流量配分が均等になる効果がある。
【0029】また、インターナルポンプ11の台数が削
減できることは圧力容器1のインターナルポンプ11の
取付けノズルが削減できることで、圧力容器1の製作工
程の大幅な削減と強度の向上が達成でき、点検場所を削
減する効果もある。
【0030】インターナルポンプの削減台数はジェット
ポンプの設計によって決まるが、ジェットポンプの採用
によってインターナルポンプが削減できるので、確実に
インターナルポンプの保守・点検の手数が省け、ひいて
は、原子炉の保守・点検の手数が省ける。
【0031】第2の実施例を図9に示した。前実施例で
は圧力容器1内の外周底部にインターナルポンプ11が
設置されている場合について述べたが、他のポンプの場
合にも本発明は適用できる。本実施例は、シュラウド4
に設けた複数の吸水孔26より下の位置で、圧力容器1
とシュラウド4とで形成される環状流路10を仕切板2
9で上下に分ける。
【0032】仕切板29の上部の圧力容器1の側壁に吸
水ノズル30を設け、仕切板29の下部の圧力容器1の
側壁に給水ノズル31を設ける。冷却材再循環ポンプ
(図示せず)を圧力容器の外部に設置し、吸水ノズル3
0と冷却材再循環ポンプの吸水側を配管でつなぎ、給水
ノズル31と冷却材再循環ポンプの吐出側を配管(図示
せず)でつなぐ。冷却材再循環ポンプの吐出水は仕切板
29の下側に供給され、ジェットポンプ25の駆動水と
なる。
【0033】駆動水は冷却材案内管12に設けたジェッ
トポンプ25の各ノズル22から各スロート23に噴出
し、各スロート23が負圧になり、下部プレナム27の
水を吸い込む。したがって、本実施例においても冷却材
案内管12にジェットポンプ25を設けない場合に比べ
て冷却材再循環ポンプの必要流量が少なくなり、ポンプ
の小型化ないしは台数削減ができる。したがって、ポン
プの保守・点検、ひいては、原子炉の保守・点検の手数
が省ける。
【0034】また、圧力容器1の外部に冷却材再循環ポ
ンプを設置すると、作業スペースの確保が容易になり、
ポンプの保守・点検が容易になる。また、ポンプ型式の
選択の自由度が大きくなり、高吐出圧で高慣性のポンプ
を選択することによりジェットポンプの設計が容易にな
り、ポンプ停止時の流量低下速度の低下による安全性の
向上などの利点が得られる。さらに、冷却材再循環ポン
プの選定の自由度が大きくなると、冷却材再循環ポンプ
を1台にすることも可能になり、圧力容器のノズルの削
減になるので点検の手数が省ける。
【0035】第3の実施例を図10に示した。第2の実
施例では圧力容器1の底部近傍に吸水ノズル30と給水
ノズル31を設けたが、冷却材再循環ポンプにつながる
配管が破損すると、炉心2の水位の確保が困難になる。
そこで、本実施例では吸水ノズル30と給水ノズル31
の取付位置を炉心2より高くし、冷却材再循環ポンプ3
8の設置位置も炉心2より高くした。
【0036】さらに、吸水ノズル30が給水スパージャ
ー20の近くに有るので、給水と循環水が十分に混合さ
れないうちに吸水ノズル30から冷却材再循環ポンプに
供給される。そこで、本実施例では吸水ノズル30から
配管32を環状流路10の下部に延長し、給水と循環水
が十分に混合された所で冷却材再循環ポンプに吸水する
ようにした。
【0037】一方、給水ノズル31からも配管33を延
長し、環状流路仕切板29の下に開口させ、仕切板29
に固定する。圧力容器1の外部に設置した冷却材再循環
ポンプは、給水と循環水が十分に混合された所で吸水
し、仕切板29の下に給水する。この後の作用は前実施
例と同じである。図10では吸水ノズル30と給水ノズ
ル31が上下の位置関係に示されているが、取付角度を
変えれば同一円周上にも取り付けることができる。
【0038】本実施例と異なり、図11に示したように
冷却材再循環ポンプ38の設置位置が炉心2より低い
と、仮に、冷却材再循系配管39,40の低い位置や冷
却材再循環ポンプ38で冷却材の漏洩が起こるとサイホ
ンの作用で炉心2の水位が低下する。したがって、本実
施例のように冷却材再循環ポンプ38の設置位置は炉心
2より高くするのが良い。
【0039】本実施例によれば、冷却材再循環ポンプに
つながる配管が破損しても炉心2より高い水位が確保で
き、前実施例と同様にポンプの保守・点検、ひいては、
原子炉の保守・点検の手数が省ける。
【0040】第4の実施例を図12に示した。本実施例
は、前実施例で実施した給水ノズル31から環状流路仕
切板29の下に開口させた配管33をジェットポンプ3
5に置き換えたものである。ジェットポンプ35の採用
により、さらに、冷却材再循環ポンプに要求される吐出
水量が少なくなり、ポンプの台数削減、または、小容量
化が実現できる。したがって、ポンプの保守・点検、ひ
いては、原子炉の保守・点検の手数が省ける。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、各冷却材案内管にジェットポンプが取り付けられて
いることから、ジェットポンプの吸水量分だけ冷却材再
循環ポンプの吐出量を減らすことができ、冷却材再循環
ポンプの小型化ないしは台数の削減ができるので、冷却
材再循環ポンプの保守・点検の手数が省け、ひいては、
原子炉の保守・点検が容易になる。
【0042】また、冷却材再循環ポンプにインターナル
ポンプを用いると、従来よりもインターナルポンプの台
数を削減できるので、圧力容器のポンプ取付ノズルを削
減でき、原子炉の保守・点検が容易になる。
【0043】また、冷却材再循環ポンプに圧力容器の外
部に設置する冷却材再循環ポンプを用いると、冷却材再
循環ポンプの小型化ないしは台数の削減ができ、作業ス
ペースの確保が容易になり、冷却材再循環ポンプの保守
・点検の手数が省け、ひいては、保守・点検が容易なこ
の種沸騰水型原子炉を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す沸騰水型原子炉の部分
断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すジェットポンプ部の断
面図である。
【図3】従来の沸騰水型原子炉の断面図である。
【図4】従来の沸騰水型原子炉の部分断面図である。
【図5】冷却材案内管の流動安定性特性を示すグラフで
ある。
【図6】流動安定性の指標である減幅比を説明するグラ
フである。
【図7】本発明の一実施例のジェットポンプの固定方法
を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例のジェットポンプの他の固定
方法を示す断面図である。
【図9】本発明の第二の実施例を示す沸騰水型原子炉の
部分断面図である。
【図10】本発明の第三の実施例を示す沸騰水型原子炉
の部分断面図である。
【図11】本発明の第三の実施例と比較するポンプ設置
位置を示す配管図。
【図12】本発明の第四の実施例を示す沸騰水型原子炉
の部分断面図である。
【符号の説明】
1…圧力容器、4…シュラウド、10…環状流路、11
…インターナルポンプ、12…冷却材案内管、15…仕
切板、16…底部流路、25…ジェットポンプ、26…
吸水孔、27…下部プレナム、28…支持板、29…仕
切板、30…吸水ノズル、31…給水ノズル、32,3
3…配管、35…ジェットポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 浩二 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 永吉 拓至 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 金沢 徹 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 茶木 雅夫 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器内に配置されている燃料
    集合体と原子炉圧力容器の底部に形成されている冷却材
    の底部流路とを冷却材案内管にて連通し、循環ポンプに
    より前記底部流路および前記冷却材案内管を介して燃料
    集合体に冷却材を供給循環させるようになした沸騰水型
    原子炉において、 前記冷却材案内管に、ジェットポンプを設けたことを特
    徴とする沸騰水型原子炉。
  2. 【請求項2】 原子炉圧力容器と、該圧力容器内に配置
    された燃料集合体と、前記圧力容器の底部に形成され、
    燃料集合体へ供給される冷却材の流通路となる底部流路
    と、前記圧力容器内の冷却材を前記底部流路に供給し、
    圧力容器内の冷却材を循環させる循環ポンプと、前記底
    部流路内の冷却材を前記燃料集合体に導く冷却材案内管
    とを備え、前記循環ポンプにより前記底部流路および前
    記冷却材案内管を介して燃料集合体に冷却材を供給する
    ようになした沸騰水型原子炉において、 前記冷却材案内管に、前記循環ポンプの排出圧力を駆動
    力としたジェットポンプを設けたことを特徴とする沸騰
    水型原子炉。
  3. 【請求項3】 前記ジェットポンプを、前記冷却材案内
    管と前記底部流路との結合部近傍に設けてなる請求項1
    若しくは2記載の沸騰水型原子炉。
  4. 【請求項4】 前記循環ポンプが前記圧力容器の内部に
    配置されてなる請求項1,2若しくは3記載の沸騰水型
    原子炉。
  5. 【請求項5】 原子炉圧力容器と、該圧力容器内に配置
    された複数の燃料集合体と、前記圧力容器の底部に形成
    され、燃料集合体へ供給される冷却材の流通路となる底
    部流路と、前記圧力容器内の冷却材を前記底部流路に供
    給し、圧力容器内の冷却材を循環させる循環ポンプと、
    前記底部流路内の冷却材を前記夫々の燃料集合体に導く
    複数の冷却材案内管とを備え、前記循環ポンプにより前
    記底部流路および前記夫々の冷却材案内管を介して燃料
    集合体に冷却材を供給するようになした沸騰水型原子炉
    において、 前記複数の冷却材案内管の全てに、前記循環ポンプの排
    出圧力を駆動力としたジェットポンプを設けるととも
    に、夫々のジェットポンプを、ほぼ等しいポンプ能力を
    有するように形成したことを特徴とする沸騰水型原子
    炉。
  6. 【請求項6】 前記ジェットポンプのノズル部およびス
    ロート部が、前記底部流路の外壁面に固定保持されてな
    る請求項5記載の沸騰水型原子炉。
  7. 【請求項7】 前記ジェットポンプのノズル部が、前記
    底部流路の外壁面に固定保持されるとともに、ジェット
    ポンプのスロート部は、前記ノズル部に支持されてなる
    請求項5記載の沸騰水型原子炉。
  8. 【請求項8】 前記ジェットポンプのノズル部が、前記
    底部流路の外壁面に固定保持され、かつジェットポンプ
    のスロート部は、その一方端が前記底部流路の外壁面に
    固定保持されるとともに、他方端がスロート外周に固定
    され、かつ壁面に開口孔を有する中空体にて支持されて
    なる請求項5記載の沸騰水型原子炉。
  9. 【請求項9】 原子炉圧力容器と、該圧力容器内に配置
    された燃料集合体と、前記圧力容器の底部に形成され、
    燃料集合体へ供給される冷却材の流通路となる底部流路
    と、前記圧力容器内の冷却材を前記底部流路に供給し、
    圧力容器内の冷却材を循環させる循環ポンプと、前記底
    部流路内の冷却材を前記燃料集合体に導く冷却材案内管
    とを備え、前記循環ポンプにより前記底部流路および前
    記冷却材案内管を介して燃料集合体に冷却材を供給する
    ようになした沸騰水型原子炉において、 前記循環ポンプを、圧力容器の外部に配置するととも
    に、前記冷却材案内管に、前記循環ポンプの排出圧力を
    駆動力としたジェットポンプを設けたことを特徴とする
    沸騰水型原子炉。
  10. 【請求項10】 前記外部に配置された循環ポンプと圧
    力容器内間を結ぶ給排管は、圧力容器の上方部より外部
    に導きだされ、かつその圧力容器内側先端は圧力容器内
    の下方部に位置するように形成されてなる請求項9記載
    の沸騰水型原子炉。
  11. 【請求項11】 前記循環ポンプが、前記給排管が圧力
    容器外部に導きだされる位置より上方に配置されてなる
    請求項10記載の沸騰水型原子炉。
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