JPH0894500A - 自動試料調製装置 - Google Patents

自動試料調製装置

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JPH0894500A
JPH0894500A JP25426794A JP25426794A JPH0894500A JP H0894500 A JPH0894500 A JP H0894500A JP 25426794 A JP25426794 A JP 25426794A JP 25426794 A JP25426794 A JP 25426794A JP H0894500 A JPH0894500 A JP H0894500A
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JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
sample
preparation device
container
automatic sample
Prior art date
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Pending
Application number
JP25426794A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyunji Inami
淳史 稲実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の試料であっても、相互の汚染等を防止
して、しかも効率よく調製できるようにする。 【構成】 複数本のノズル11a、11b、11cを保
持可能なノズルホルダ126、127を設け、モータ1
22でノズルホルダ126、127を回転させることに
より、試料容器や注入ポート等に挿入するノズル11
a、11b、11cを切り換えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分析等のために予め液
体試料を調製する自動試料調製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体試料を定量分析する際は、予め定め
られた量の試料を分析装置に導入するか、或いは、導入
量を正確に秤量しておかなければならない。また、分析
装置に導入する試料は均一にしておかなければならない
ため、事前に十分な攪拌を行なう必要がある。その他、
希釈剤や添加剤の添加等、試料の分析の前には種々の調
製作業が必要であるため、これらを自動的に行なう自動
試料調製装置が近年発達している。
【0003】液体クロマトグラフ装置に所定量の試料液
を供給する際の自動試料調製装置(オートサンプラ)の
動きを図7により説明する。本オートサンプラの入口
(IN)62は液体クロマトグラフ装置のポンプ側に、出
口(OUT)61はカラム側に接続しておく。なお、以下
の動作は全てマイコン等の制御装置(図示せず)により
自動的に行なわれる。
【0004】最初に、水平移動機構によりノズル(針)
55を洗浄ポート51の上まで移動させ、垂直移動機構
によりノズル55を降下させて先端を洗浄ポート51に
挿入する。この状態でシリンジ57により洗浄液58を
吸入し、吸入した洗浄液を次にノズル55の方へ吐出し
て、ノズル55の先端までの流路を洗浄液で満たす。そ
して、垂直移動機構によりノズル55を洗浄ポート51
から引き上げ、シリンジ57によりノズル55の先端か
ら少量の空気を吸入する。
【0005】次に、水平移動機構によりノズル55を試
料容器54の上まで移動させ、垂直移動機構によりノズ
ル55を降下させて試料容器54内に挿し込む。この状
態でシリンジ57を作動させて所定量の試料液を吸入す
る。そして、垂直移動機構によりノズル55を上昇させ
て先端を試料容器54から出し、再び少量の空気を吸入
する。次に、ノズル55を再び洗浄ポート51まで移動
させ、先端を洗浄ポート51の洗浄液内に浸漬して洗浄
液を吸入する。これにより、ノズル55及びそれに接続
された配管内では、洗浄液の間に所定量の試料が2つの
空気層を介して挟まれた状態となっている。この空気層
は、試料液とその前後の洗浄液とが混合しないようにす
るための分離層として作用する。このようにして試料液
を吸入したノズル55を垂直及び水平移動機構により注
入ポート52へ移動させ、そこに挿入する。そして、シ
リンジ57によりこの試料液を六方弁60のループ内に
注入しておく。その後、所定のタイミングで六方弁60
を回転させることにより、その試料液がIN−OUT間を流
れる移動相中に注入され、液体クロマトグラフが行なわ
れる。
【0006】なお、誘導体化のために試料に試薬を加え
る必要がある場合は、ノズルを試薬容器53に挿入し、
所定量の試薬を吸入した後、ノズルを試料容器54に移
動させ、試料中に添加するという添加作業と、試料をノ
ズルに吸入して吐出するという操作を繰り返す攪拌作業
が上記に加わる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】複数の試料について分
析を行なおうとすると、上記のノズル移動動作を試料の
数だけ繰り返さねばならない。また、試料が異なる場合
には、汚染(コンタミネーション)を避けるために、試
料と試料の間にノズル及び配管内の洗浄作業が必要とな
る。上記液体クロマトグラフに用いたものは試料調製の
単なる一例であるが、いずれの調製作業を行なうにせ
よ、従来の自動試料調製装置において多種の試料を調製
するためには同一作業を繰り返す必要があり、長い時間
を必要としていた。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、複数の
試料を効率よく調製することのできる自動試料調製装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、所定の位置に置かれた容器にノズ
ルを浸漬し、容器内の液体を吸引又は吐出することによ
り試料の調製を行なう自動試料調製装置において、 a)複数本のノズルを保持可能なノズルホルダと、 b)ノズルホルダを回転させるホルダ回転機構と、 c)ノズルホルダと上記容器とを水平方向に相対的に移動
させる水平移動機構と、 d)ノズルホルダと上記容器とを垂直方向に相対的に移動
させる垂直移動機構と、を備えることを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】水平移動機構により洗浄ポートや注入ポート等
の上にノズルホルダを配置した後は、ホルダ回転機構に
よりそれらのポートの真上に置くノズルを切り換え、垂
直移動機構によりノズルを上下させることにより、複数
の試料についても短時間で洗浄や注入等を行なうことが
できる。また、試料容器からの試料液の吸入について
も、自動試料調製装置では複数の試料容器は一般に集合
して配置されているため、水平移動機構による移動距離
は小さく、複数の試料も短時間で各ノズルに吸入してお
くことができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例である自動試料調製装置を
図1〜図6により説明する。本実施例の自動試料調製装
置は図5に示すように、ノズルホルダ部12、垂直移動
機構部14、水平移動機構部16、及び、試料部18に
大別される。垂直移動機構部14はノズルホルダ部12
を上下に移動させるための機構であり、水平移動機構部
16は垂直移動機構部14を水平に移動させるための機
構である。図6に示すように、試料部18には洗浄液容
器181、試料容器182、試薬容器183等が一列に
配置され、水平移動機構部16は垂直移動機構部14及
びノズルホルダ部12をこれらの容器の配列に沿って移
動させる。
【0012】図1(b)に示すように、ノズルホルダ部
12には3本のノズル11a、11b、11cが着脱可
能に保持されている。なお、本実施例では3本とした
が、2本或いは4本以上であっても構わない。3本のノ
ズル11a、11b、11cは上下の円盤状のノズルホ
ルダ126、127により固定され、各ノズル11a、
11b、11cの上端は配管133(テフロン(デュポ
ン社商標)製のチューブが好ましい)によりシリンジに
接続される。図2(a)に示すようにシリンジ20は各
ノズル11a、11b、11c毎に用意してもよいし、
図2(b)に示すようにシリンジ20は1本のみとし、
ロータリー弁21等の切替弁により各ノズル11a、1
1b、11cの吸引・吐出を切り換えるようにしてもよ
い。図2(b)において、22はシリンジ駆動モータ、
23は弁切替モータである。
【0013】図1(b)に示すように、上下のノズルホ
ルダ126、127はベアリング128、129により
ベース板121に回転可能に保持され、上下のノズルホ
ルダ126、127の間には従動ギヤ125が設けられ
る。従動ギヤ125は駆動ギヤ124と噛合しており、
駆動ギヤ124は変速器123付のホルダ回転モータ1
22により駆動される。
【0014】ベース板121及び上ノズルホルダ126
には、ノズルホルダ126、127の回転位置の原点を
検出するための原点センサ130、131が固定されて
いる。すなわち、上ノズルホルダ126に固定された金
属板131がベース板121に固定された原点センサ1
30の上下磁極間に入った位置(図1(a))がノズル
ホルダ126、127の回転の原点とされる。なお、磁
気センサではなく、光学センサを用いてもよい。このノ
ズルホルダ126、127の回転位置の原点の検出は、
本自動試料調製装置の電源が投入された直後の初期化処
理の中で行なわれる。なお、ベース板121にはモータ
122や原点センサ130を覆うカバー132が固定さ
れる。
【0015】このノズルホルダ部12を昇降させる垂直
移動機構部14は図4及び図5に示すように、ノズルホ
ルダ部12に固定された昇降板141及び昇降板141
を昇降させる昇降モータ144等から成る。昇降モータ
144は垂直固定板147に固定され、垂直固定板14
7は水平移動台148に固定される。ホルダ回転モータ
122と同様、昇降モータ144にも変速器145が設
けられ、減速されたモータ122の回転がピニオンギヤ
143に伝達される。昇降板141にはピニオンギヤ1
43に噛合するラック142が垂直に固定され、その横
にはラック142に平行に垂直レール149が昇降板1
41に固定されている。一方、垂直固定板147には垂
直レール149に対応するレールガイド146が固定さ
れている。従って、昇降モータ144を回転させること
によりピニオンギヤ143が回転し、これに噛合するラ
ック142により昇降板141が上下方向に移動する。
なお、上記ノズルホルダ部12と同様、垂直移動機構部
14においても昇降板141の原点位置を検出するため
の原点検出センサ35(図3)が設けられている。
【0016】ノズルホルダ部12及び垂直移動機構部1
4を水平方向に移動させる水平移動機構部16は図2及
び図6に示すように、試料部18の横に配置された置台
161の上に配置される。置台161の上には、試料部
18の各容器置き場の並びに平行に水平レール162が
配置され、垂直移動機構部14の上記水平移動台148
はこの水平レール162上を移動するようになってい
る。水平レール162の両端には駆動プーリ164及び
従動プーリ166が設けられ、両プーリ164、166
間には、水平レール162に平行にタイミングベルト
(歯付ベルト)165が掛け渡されている。水平移動台
148はこのタイミングベルト165に固定されてい
る。置台161の一方の端部には水平移動モータ163
が固定され、駆動プーリ164は水平移動モータ163
の回転軸に直結されている。従って、モータ163を回
転させることにより駆動プーリが回転し、タイミングベ
ルト165が水平移動台148を水平方向に移動させ
る。なお、図示していないが、従動プーリ166にも水
平方向位置の原点検出センサ36(図3)が設けられて
いる。
【0017】図3に示すように、本実施例の自動試料調
製装置にはマイコンを備えた制御部30が設けられてお
り、各モータドライバ31、32、33、34を介して
上記各部のモータ122、144、163、22、23
を駆動し、又、各原点センサ130、35、36からの
信号を受ける。
【0018】以上の機構により、本実施例の自動試料調
製装置において複数の試料の調製を行なう場合は、それ
ら複数の試料を入れた容器を試料部18に並べておき、
ノズルホルダ126、127を回転させて試料毎に異な
るノズル11a、11b、11cを使用して吸入、吐出
等を行なうことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る自動試料調製装置では水平
移動機構によりノズルホルダを試料容器や洗浄ポート等
の上に配置した後は、ホルダ回転機構によりそれらの真
上に置くノズルを切り換え、垂直移動機構によりノズル
を上下させることにより、複数の試料についても短時間
で洗浄や注入等を行なうことができる。また、試料容器
からの試料液の吸入についても、自動試料調製装置では
複数の試料容器は一般に集合して配置されているため、
水平移動機構による移動距離は小さく、複数の試料も短
時間で各ノズルに吸入しておくことができる。これらに
より、本発明に係る自動試料調製装置では複数の試料を
短時間に効率よく調製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である自動試料調製装置の
ノズルホルダ部の平面図(a)及び側面図(b)。
【図2】 実施例の自動試料調製装置のシリンジ部の2
例の構成図。
【図3】 実施例の自動試料調製装置の制御系の構成
図。
【図4】 実施例の自動試料調製装置の正面図。
【図5】 実施例の自動試料調製装置の側面図。
【図6】 実施例の自動試料調製装置の平面図。
【図7】 従来の自動試料調製装置におけるノズルの動
きを示す説明図。
【符号の説明】 11a、11b、11c…ノズル 12…ノズルホルダ部 121…ベース板 122…ホルダ回転モータ 124…駆動ギヤ 125…従動ギヤ 126、127…ノズルホルダ 128、129…ベアリング 130、131…原点センサ 133…ノズル配管 14…垂直移動機構部 142…ラック 143…ピニオンギヤ 144…昇降モータ 148…水平移動台 16…水平移動機構部 162…水平レール 163…水平移動モータ 164、166…プーリ 165…タイミングベルト 18…試料部 20…シリンジ 21…ロータリー弁 22…シリンジモータ 23…弁切替モータ 30…制御部 31〜34…モータドライバ 35、36…原点検出センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の位置に置かれた容器にノズルを浸
    漬し、容器内の液体を吸引又は吐出することにより試料
    の調製を行なう自動試料調製装置において、 a)複数本のノズルを保持可能なノズルホルダと、 b)ノズルホルダを回転させるホルダ回転機構と、 c)ノズルホルダと上記容器とを水平方向に相対的に移動
    させる水平移動機構と、 d)ノズルホルダと上記容器とを垂直方向に相対的に移動
    させる垂直移動機構と、を備えることを特徴とする自動
    試料調製装置。
JP25426794A 1994-09-22 1994-09-22 自動試料調製装置 Pending JPH0894500A (ja)

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JP25426794A JPH0894500A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 自動試料調製装置

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JP25426794A JPH0894500A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 自動試料調製装置

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JPH0894500A true JPH0894500A (ja) 1996-04-12

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ID=17262607

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JP25426794A Pending JPH0894500A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 自動試料調製装置

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JP (1) JPH0894500A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169682A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Shimadzu Corp オートサンプラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169682A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Shimadzu Corp オートサンプラ

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