JPH089393A - 面順次カラーカメラ - Google Patents

面順次カラーカメラ

Info

Publication number
JPH089393A
JPH089393A JP6159377A JP15937794A JPH089393A JP H089393 A JPH089393 A JP H089393A JP 6159377 A JP6159377 A JP 6159377A JP 15937794 A JP15937794 A JP 15937794A JP H089393 A JPH089393 A JP H089393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
solid
image pickup
state image
separation filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6159377A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyunya Yamashita
純矢 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP6159377A priority Critical patent/JPH089393A/ja
Publication of JPH089393A publication Critical patent/JPH089393A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被写体の画像光の損失を最小限に押さえつつ
撮像素子の分光感度特性を補正し、高感度のカメラを実
現する。 【構成】 面順次カラーカメラであって、電子シャッタ
機能を有する固体撮像素子(23)と、互いに異なる面
積を有する複数の色領域(11,12,13)を備え、
被写体の画像光を色分解して固体撮像素子(23)に供
給する色分解フィルタ(14)と、該色分解フィルタを
所定速度で駆動するための駆動装置(28,29)とを
備えたものである。前記色分解フィルタの各色領域の面
積は固体撮像素子の分光感度特性に基づき設定すること
ができ、必要に応じて被写体の照明光のスペクトル分布
をも加味して調節できる。固体撮像素子のシャッタ開時
間は前記色分解フィルタの各色領域が固体撮像素子の撮
像面を通過する時間内で調節され、色バランスの設定が
行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面順次カラーカメラに
関し、特に色分解フィルタの各色領域の面積を異ならせ
ることによって、カメラ全体としての感度を低下させる
ことなく撮像素子の分光感度特性などによる各色の被写
体光に対する感度の差を適切に補正する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】面順次カラーカメラの一つとして色分解
用の回転カラーフィルタとCCDなどの固体撮像素子を
使用したものが知られている。この様な面順次カラーカ
メラにおいては、被写体の画像光を回転カラーフィルタ
を介して赤色(R)、緑色(G)、および青色(B)の
3原色に順次色分解し、一つの撮像素子でこれら色分解
された画像光を順次撮像する。
【0003】図5は、このような従来の面順次カラーカ
メラに使用されている色分解用の回転カラーフィルタの
構成を示す。同図の回転カラーフィルタ4は、複数の色
領域3,2,1を有し所定の速度で回転駆動される。色
領域3はRの光のみを透過し、色領域2はGの光のみを
透過し、色領域1はBの光のみを透過する。また、3つ
の色領域3,2,1がそれぞれ占有する角度、したがっ
て面積は均等に分割されており、かつ回転カラーフィル
タ4の回転速度も一定とされる。
【0004】そして、このような回転カラーフィルタ4
ともに使用される撮像素子としてCCD素子が使用され
る。CCD撮像素子は長波長側(R側)に感度が高い固
有の分光感度特性を持っている。したがって、この分光
感度特性を補正するために、従来は通常は色温度変換フ
ィルタを回転カラーフィルタ4の前に挿入して、回転カ
ラーフィルタ4を通過する各色の強度を調整していた。
【0005】あるいは、色温度変換フィルタを用いる代
わりに、CCD撮像素子の持つ電子シャッタ機能を利用
し、各色の露光時間を加減することによってこの分光感
度特性を補正する方法も考えられている。この方法で
は、感度が高い長波長側の画像光に対する露光時間を短
くし、したがって例えばR,G,Bの順に露光時間を長
く設定する。これによって、感度の低いGおよびBの画
像光については露光時間を長くしてRの画像光との感度
を均一化させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の面
順次カラーカメラのうち、色温度変換フィルタを使用し
てCCD素子の分光感度特性を補正するものにあって
は、CCD素子の感度が高い長波長側の画像光を減衰さ
せることになるため、カメラ全体としての感度が低下す
るという不都合があった。
【0007】また、CCD素子の持つ電子シャッタ機能
を利用して各色の露光時間を加減し、CCD素子に固有
の長波長側に感度が高い分光感度特性を補正する場合に
は、感度の低い短波長側が短波長域用の色領域全体を使
用できるのに対し、長波長側は長波長域用の色領域の一
部しか使用できず、やはり全体としてカメラの感度が低
下してしまうという不都合があった。
【0008】図5を使用してこの点につき詳細に説明す
る。まず、使用される撮像素子の分光感度特性に対応し
て、
【式1】長波長域の感度/短波長域の感度=m 中波長域の感度/短波長域の感度=n と仮定する。また、ある瞬間に撮像素子の撮像面の前に
ある回転カラーフィルタ上の領域5が、色の境界から外
れてから次に色の境界にかかる直前までの角度を青色の
色領域に対してθBとする。通常のCCDでは青色の感
度が最も低く、赤色および緑色の感度は青色の感度より
も高いから、それぞれの色の感度に反比例した露光時間
に対応する回転角度を、長波長域の赤色に対してはθ
R、緑色の長波長域の感度はθGとして、
【式2】θB/θR=m θB/θG=n となるようにCCD素子の電子シャッタを開く時間を設
定すれば、各波長領域に対しほぼ均一の感度を得ること
ができる。
【0009】ところが、このように各色ごとにCCD素
子の電子シャッタを開く時間を設定すると、回転カラー
フィルタの各色領域のうち赤色については領域θL1、
緑色については領域θL2の部分が使用されないことと
なり、したがってカラーカメラ全体としての感度が低下
するという不都合を生じる。
【0010】したがって、本発明の目的は、色分解フィ
ルタを使用する面順次カラーカメラにおいて、撮像素子
の分光感度特性などを適切に補正可能であり、しかもカ
メラ全体としての感度を高め高品質のカラー画像が得ら
れるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係わる面順次カラーカメラでは、電子シャ
ッタ機能を有する固体撮像素子と、互いに異なる面積を
有する複数の色領域を備え被写体の画像光を色分解して
前記固体撮像素子に供給する色分解フィルタと、該色分
解フィルタを所定速度で駆動するための駆動装置とを設
ける。
【0012】前記固体撮像素子の各色のシャッタ開時間
は前記色分解フィルタの各色領域が前記固体撮像素子の
撮像面を通過する時間内で設定される。
【0013】また、前記固体撮像素子の各色のシャッタ
開時間を上述のように前記色分解フィルタの各色領域が
固体撮像素子の撮像面を通過する時間内で微細に調節す
ることによって色バランスの設定を行うことができる。
【0014】さらに、前記色分解フィルタの各色領域の
面積はあらかじめ前記固体撮像素子の分光感度特性に基
づいて設定しておくと好都合である。
【0015】さらに、前記色分解フィルタの各色領域の
面積は被写体の照明光のスペクトル分布を加味して調節
することもできる。
【0016】さらに、前記固体撮像素子の各色のシャッ
タ開時間は前記色分解フィルタの色境界が固体撮像素子
の撮像面上を通過している混色時間を除いた対応する色
領域の通過時間以下となるよう制御すると好都合であ
る。
【0017】
【作用】上記構成に係わる面順次カラーカメラにおいて
は、色分解フィルタの各色領域の面積が異ならせてある
から、被写体の画像光を固体撮像素子に取り入れる時間
を各色ごとに異ならせることができる。したがって、例
えば固体撮像素子の分光感度特性に応じて、感度が低い
色については前記色領域の面積を大きくし、感度が高い
色については前記色領域の面積を小さく設定し、前記固
体撮像素子のシャッタ開時間を各色領域の範囲内で設定
することにより、固体撮像素子の分光感度特性を補正し
かつ色バランスの設定をも行うことができる。また、被
写体の画像光を有効に利用できるから、カメラ全体とし
ての感度を高めることができる。
【0018】なお、被写体の照明光として一定のものを
使用する場合には、前記色分解フィルタの各色領域の面
積を設定する際に、該被写体の照明光のスペクトル分布
をも加味しておくことにより、固体撮像素子の分光感度
特性と合わせてより適切に色バランスの設定を行うこと
が可能になる。
【0019】さらに、前記固体撮像素子の各色のシャッ
タ開時間は前記色分解フィルタの色境界が前記固体撮像
素子の撮像面上を通過している混色時間を除く対応する
色領域の通過時間以下となるよう制御することにより、
カメラの感度を最大限に維持しながら混色のないカラー
画像を撮像することが可能になる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図1は、本発明の一実施例に係わる面順次カ
ラーカメラに使用される色分解フィルタすなわち回転カ
ラーフィルタの構成を示す。
【0021】同図の色分解フィルタ14は、3つの色領
域13,12,11を有する。色領域13は赤色(R)
の光のみを透過させ、色領域12は緑色(G)の光のみ
を透過させ、色領域11は青色(B)の光のみを透過さ
せる。また、各色領域13,12,11は使用されるC
CD素子などの固体撮像素子の分光感度特性に合わせて
異なる角度幅すなわち面積を有する。すなわち、図1に
おいて点線で示される撮像素子の撮像面に対向する領域
15が、ある色の境界から外れて次の色の境界にかかる
直前までの角度をθ′とし、長波長域すなわち赤色の角
度θ′をθ′R、緑色のθ′をθ′Gとし、短波長域す
なわち青色のθ′をθBとしたとき、
【式3】θ′B/θ′R=m θ′B/θ′G=n となるように各色領域が占有する角度を設定する。な
お、ここでmおよびnの値は前記図5の場合と同様に、
【式4】長波長域の感度/短波長域の感度=m 中波長域の感度/短波長域の感度=n であるものとする。
【0022】このような構成により、色分解フィルタ1
4上の混色期間を除く全ての領域を使用することがで
き、画像光の利用効率が高まってカメラ全体の感度を高
めることが可能になる。なお、混色期間とは、のちに説
明するように、撮像素子の撮像面が色分解フィルタ14
の色境界を通過している時間であり、図1における角度
θ′R、θ′G、θ′B以外の3つの角度部分がそれぞ
れ混色期間である。
【0023】次に、図2は、このような色分解フィルタ
を使用した本発明の一実施例に係わる面順次カラーカメ
ラの概略の構成を示す。同図の装置は、被写体21の画
像光を受ける撮像レンズ22と、該撮像レンズ22を通
った画像光を色分解する前記図1のような構成を有する
色分解フィルタ14と、色分解フィルタ14を通った画
像光を電気信号に変換するCCD素子のような固体撮像
素子23とを備えている。また、撮像素子23を駆動す
るために撮像素子駆動回路24が設けられ、かつ撮像素
子23の出力に所定の画像処理などを施して出力するた
めの信号処理回路25が設けられている。
【0024】図2の装置は、さらに、中央処理装置(C
PU)26、同期信号発生回路27、モータ駆動回路2
8および該モータ駆動回路によって回転駆動され色分解
フィルタ14を所定速度で回転させるモータ29を備え
ている。また、色分解フィルタ14の回転を検出するた
めに、フォトインタラプタのような光センサ30が設け
られている。光センサ30は、色分解フィルタ14の外
周部などに設けられた不透明部分(図示せず)などを検
出して色分解フィルタ14の例えば回転位相に対応した
信号を生成しCPU26に入力するものである。
【0025】図2において、被写体21からの画像光は
結像レンズ22により色分解フィルタ14を経由して固
体撮像素子23の撮像面上に結像される。同期信号発生
回路27からの制御信号に基づき撮像素子駆動回路24
が所定のフィールド周期で固体撮像素子23に駆動パル
スを入力し、画像の掃き出し、蓄積、転送などの動作を
行わせる。これによって、固体撮像素子23は色分解フ
ィルタ14によって色分解された各色の画像光に対応す
る画像信号を生成し順次信号処理回路25に入力する。
信号処理回路25は、入力された各色の画像信号に対し
所定の画像処理、例えばガンマ補正その他、を行ったの
ち撮像画像信号として出力する。
【0026】この場合、同期信号発生回路27からモー
タ駆動回路28にも制御信号が入力され、色分解フィル
タ14の回転と固体撮像素子23の走査が同期するよう
制御される。また、光センサ30によって色分解フィル
タ14の不透明領域が検出され、これによって色分解フ
ィルタ14の回転位相などに関する情報がCPU26を
介して同期信号発生回路27にも入力される。同期信号
発生回路27は、このような光センサ30からの信号な
どに基づき、色分解フィルタ14の回転速度、回転位相
および固体撮像素子23の撮像動作を制御する。
【0027】図2のカラーカメラに使用される固体撮像
素子23としては、電子シャッタ動作が可能なものが使
用される。すなわち、電荷蓄積型の画素を有し、蓄積時
間を制御することができ、かつリセット動作が可能なも
のが使用される。図3の(a)は、このような電子シャ
ッタ動作が可能な固体撮像素子23の構成例を示す。同
図の固体撮像素子は、2次元的にマトリックス状に配置
された複数の受光素子、すなわちフォトダイオード31
と、該フォトダイオード31から画像光に対応する電荷
信号を図示しないフィールドシフトゲートを介して受入
れ縦方向に、すなわち図面では上から下方向に転送する
垂直転送CCD32と、各垂直転送CCD32から順次
転送されてきた垂直方向の画素からの映像信号電荷を順
次水平方向に転送する水平転送CCD33を備えてい
る。また、水平転送CCD33の出力を映像信号として
外部に取り出すために増幅器34が設けられている。
【0028】このような固体撮像素子においては、被写
体の画像光が各画素、すなわちフォトダイオード31に
照射され、各画素の位置における画像光の強度に応じた
電荷が図示しないフィールドシフトゲートを介してn番
目のフィールドとn+1番目のフィールドとの間に各フ
ォトダイオード31に隣接する垂直転送CCD32に転
送される。そして、垂直転送CCD32はこのようにし
て各フォトダイオード31から入力される画像電荷を順
次転送し水平転送CCD33に与える。水平転送CCD
33は、また垂直転送CCD32から供給される電荷を
順次水平方向に転送し、増幅器34を介して映像信号と
して外部に供給する。
【0029】このような固体撮像素子は、図3の(b)
に示すようなフィールドシフトゲートパルスの1周期ご
とに1フィールド分の画像情報が得られるよう駆動され
る。そして、各フォトダイオード31における画像電荷
の蓄積は、蓄積開始パルスの例えば立下り時点から開始
され、フィールドシフトゲートパルスの立上り時点まで
行われる。すなわち、蓄積開始パルスの立下りからフィ
ールドシフトゲートパルスの立上りまでの期間が画像光
の蓄積期間となる。したがって、一つのフィールド期間
における、この蓄積期間の前の期間は画像電荷が蓄積さ
れず掃き出される。また、蓄積期間の間に各画素に蓄積
された画像電荷は蓄積期間の終了後、すなわち各フィー
ルドの終りに転送され外部に出力される。
【0030】次に、以上のような構成を有する面順次カ
ラーカメラの動作を説明する。前記光センサ30によっ
て色分解フィルタ14の前記不透明領域が検出され、こ
れによって色分解フィルタ14の回転位置または位相な
どに関する情報がCPU26に入力され、該CPU26
はこの情報を同期信号発生回路27に供給する。同期信
号発生回路27は、光センサ30からの信号などに基づ
き、色分解フィルタ14の回転位置と固体撮像素子23
の撮像面の位置などから色分解フィルタ14の色境界が
固体撮像素子23の撮像面上を通過している期間、すな
わち混色期間を検出する。同期信号発生回路27は、こ
の混色期間を示す信号を撮像素子駆動回路24に入力す
る。
【0031】撮像素子駆動回路24は、図4に示すよう
に、同期信号発生回路27からの信号に基づき、混色期
間、例えば図4のTM1の間は画像電荷を掃き出し、混
色期間が終了したのちに蓄積開始パルスを生成して固体
撮像素子23に入力する。これによって固体撮像素子2
3は画像電荷の蓄積を開始する。この画像電荷の蓄積は
各フィールド期間の終りまで、すなわち次の混色期間に
入る前まで続けられ、この期間の終りに蓄積された電荷
が外部に転送される。
【0032】そして、本発明では、図4にも示されてい
るように、各色ごとの蓄積期間は色分解フィルタの各色
領域の蓄積期間を除いた時間の範囲内で設定される。し
たがって、図1に示されるようなR,G,Bの順に色分
解領域が大きくなる色分解フィルタでは、図4に示され
るように画像電荷の蓄積期間もR,G,Bの順に長くな
る。
【0033】なお、各色の画像電荷の蓄積時間の長さ
は、撮像画像のホワイトバランスが適切に設定されるよ
うに微細に調整される。すなわち、ホワイトバランスを
設定する場合には、被写体21として例えば白い紙など
の白い被写体を撮影するか、あるいは画像発生装置(カ
ラービューア)からの白色光源の画像を撮像しながら図
示しないホワイトバランス設定スイッチを操作する。こ
の操作に応じて、CPU26は信号処理回路25からの
各色の画像信号のレベルを示す信号を解読して、各色の
画像信号のレベルが等しくなるようあるいは所定の比率
になるようにするため、固体撮像素子23の画像電荷の
蓄積時間を制御する信号を同期信号発生回路27に入力
する。同期信号発生回路27はこの信号を撮像素子駆動
回路24に送り、該撮像素子24はこの信号、すなわち
色バランス補正制御信号に基づき、前記混色期間が終了
したのちに各色ごとに生成される蓄積開始パルスの生成
タイミングを調節して、各色ごとの電荷蓄積時間を設定
する。これによって、信号処理回路25からは色バラン
スの設定された画像信号が出力される。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、面順次
カラーカメラにおいて、色分解フィルタの各色領域の混
色期間を除く使用可能な領域の大部分を使用して各色の
画像電荷の蓄積を行うから、被写体の画像光をより有効
に利用することが可能であり、したがってカメラ全体と
しての感度を高めることができる。
【0035】また、色温度変換フィルタを用いて撮像素
子の分光感度特性を補正する場合のように感度が高い長
波長の光を減衰させることもなく画像光を有効に利用す
ることができ、この点でもカメラの感度低下が防止でき
る。
【0036】さらに、本発明によれば、電子シャッタ機
能を有する固体撮像素子と組み合わせることにより、該
固体撮像素子の電子シャッタ機能を有効に活用し感度低
下を生じることなく適切に色バランスの設定が行われ、
したがって高品質の画像信号を容易に得ることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる面順次カラーカメラ
に使用されている色分解フィルタの構成を示す正面図で
ある。
【図2】図1の色分解フィルタを使用した面順次カラー
カメラの概略の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の面順次カラーカメラに使用されている固
体撮像素子の構成例を示す概略的平面図(a)および該
固体撮像素子に供給される制御パルスを示す概略的信号
波形図(b)である。
【図4】図2の面順次カラーカメラにおける固体撮像素
子の動作を説明するための信号波形図である。
【符号の説明】
11,12,13 色領域 14 色分解フィルタ 15 固体撮像素子の撮像面 21 被写体 22 撮像レンズ 23 固体撮像素子 24 撮像素子駆動回路 25 信号処理回路 26 CPU 27 同期信号発生回路 28 モータ駆動回路 29 色分解フィルタ駆動用モータ 30 光センサ 31 フォトダイオード 32 垂直転送CCD 33 水平転送CCD 34 増幅器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる面順次カラーカメラ
に使用されている色分解フィルタの構成を示す正面図で
ある。
【図2】図1の色分解フィルタを使用した面順次カラー
カメラの概略の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の面順次カラーカメラに使用されている固
体撮像素子の構成例を示す概略的平面図(a)および該
固体撮像素子に供給される制御パルスを示す概略的信号
波形図(b)である。
【図4】図2の面順次カラーカメラにおける固体撮像素
子の動作を説明するための信号波形図である。
【図5】従来の面順次カラーカメラに使用されている色
分解フィルタの構成を示す正面図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子シャッタ機能を有する固体撮像素子
    と、 互いに異なる面積を有する複数の色領域を備え、被写体
    の画像光を色分解して前記固体撮像素子に供給する色分
    解フィルタと、 前記色分解フィルタを所定速度で駆動するための駆動装
    置と、 を具備することを特徴とする面順次カラーカメラ。
  2. 【請求項2】 前記色分解フィルタの各色領域が前記固
    体撮像素子の撮像面を通過する時間内で前記固体撮像素
    子の各色のシャッタ開時間を設定することを特徴とする
    請求項1に記載の面順次カラーカメラ。
  3. 【請求項3】 前記個体撮像素子の各色のシャッタ開時
    間を調節することにより色バランスの設定を行なうこと
    を特徴とする請求項2に記載の面順次カラーカメラ。
  4. 【請求項4】 前記色分解フィルタの各色領域の面積は
    前記固体撮像素子の分光感度特性にもとづき設定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の面順次カラーカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 さらに、被写体の照明光のスペクトル分
    布に応じて前記色分解フィルタの色領域の面積を調節す
    ることを特徴とする請求項4に記載の面順次カラーカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 前記固体撮像素子の各色のシャッタ開時
    間は前記色分解フィルタの色境界が前記固体撮像素子の
    撮像面上を通過している混色時間を除く対応する色領域
    の通過時間以下となるよう制御されることを特徴とする
    請求項1に記載の面順次カラーカメラ。
JP6159377A 1994-06-17 1994-06-17 面順次カラーカメラ Pending JPH089393A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159377A JPH089393A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 面順次カラーカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159377A JPH089393A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 面順次カラーカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH089393A true JPH089393A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15692491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6159377A Pending JPH089393A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 面順次カラーカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089393A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6735512B2 (en) 2001-02-26 2004-05-11 Mikumi Corporation Power stabilizing unit
US6868832B2 (en) 2003-07-09 2005-03-22 Honda Motor Co., Ltd. Electronic controlled fuel injection apparatus of internal combustion engine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6735512B2 (en) 2001-02-26 2004-05-11 Mikumi Corporation Power stabilizing unit
US6868832B2 (en) 2003-07-09 2005-03-22 Honda Motor Co., Ltd. Electronic controlled fuel injection apparatus of internal combustion engine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007258686A (ja) 固体撮像素子及び撮像装置
JP4072170B2 (ja) デジタル撮像装置においてカラーバランスを制御する方法および装置
US7336306B2 (en) Solid-state image sensor efficiently utilizing its dynamic range and image pickup apparatus using the same
JP4291793B2 (ja) 固体撮像素子および固体撮像装置
JP2007288522A (ja) 撮像装置及び固体撮像素子駆動方法
US5526048A (en) White balance adjusting device for an electronic still camera
JPS63301688A (ja) フィ−ルド順次カラ−テレビジョンカメラ
JPH0476551B2 (ja)
US4922333A (en) Video copying apparatus spectrally-responsive to slides or negatives
US5748236A (en) Color mixing prevention and color balance setting device and method for a field-sequential color television camera
JP2006129418A (ja) 電荷転送型固体撮像素子の駆動方法及び撮像方法並びに撮像装置
US5548333A (en) Color mixing prevention and color balance setting device and method for a field-sequential color television camera
JPH089393A (ja) 面順次カラーカメラ
JP2003023555A (ja) 画像撮像装置
JP3162206B2 (ja) システムクロック可変形ディジタル電子スチルカメラ
JPH0155629B2 (ja)
JP4909965B2 (ja) 撮像装置
JP4241196B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の駆動方法
JPH09261668A (ja) カラー画像入力装置のフィルタ切り換え方法
JPH07170525A (ja) 面順次カラーカメラの色バランス設定装置および方法
JPH07170526A (ja) 面順次カラーカメラの色バランス設定装置および方法
JPH0378034B2 (ja)
JPH0556357A (ja) 固体撮像装置
JPH09261667A (ja) カラー画像入力装置のフィルタ切り換え方法
JP3041020B2 (ja) 読取装置と読取方法