JPH0893893A - 変速装置 - Google Patents
変速装置Info
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- JPH0893893A JPH0893893A JP22455594A JP22455594A JPH0893893A JP H0893893 A JPH0893893 A JP H0893893A JP 22455594 A JP22455594 A JP 22455594A JP 22455594 A JP22455594 A JP 22455594A JP H0893893 A JPH0893893 A JP H0893893A
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- Japan
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- bearing
- oil
- planetary
- gear
- transmission
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- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 32
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 abstract 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造でプラネタリ−ギヤのベアリング
を充分に潤滑する。 【構成】 フランジ部29を介して伝達軸15と一体に
されたインタ−ナルギヤ31と、サンギヤ37と一体の
伝達軸35と、フランジ部29の凹部85に貫入する凸
部87を有するベアリングホルダ69と、オイルを供給
されベアリングホルダ69上で伝達軸35を支承するベ
アリング93,95と、ベアリングホルダ69に支時さ
れたシャフト41上にプラネタリ−ベアリング39を介
して支承されたプラネタリ−ギヤ33と、凹部85と凸
部87とで形成され遠心力により前記オイルをベアリン
グ39に吹き付ける案内部89とを備えている。
を充分に潤滑する。 【構成】 フランジ部29を介して伝達軸15と一体に
されたインタ−ナルギヤ31と、サンギヤ37と一体の
伝達軸35と、フランジ部29の凹部85に貫入する凸
部87を有するベアリングホルダ69と、オイルを供給
されベアリングホルダ69上で伝達軸35を支承するベ
アリング93,95と、ベアリングホルダ69に支時さ
れたシャフト41上にプラネタリ−ベアリング39を介
して支承されたプラネタリ−ギヤ33と、凹部85と凸
部87とで形成され遠心力により前記オイルをベアリン
グ39に吹き付ける案内部89とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特表平3−500317号公報に図3の
ような過給機201が記載され、特開平2−95731
号公報に図4のような過給機203が記載されている。
これらは、プラネタリ−ギヤ式の増速装置205、20
7と遠心式のエアコンプレッサ209、211とでそれ
ぞれ構成されている。
ような過給機201が記載され、特開平2−95731
号公報に図4のような過給機203が記載されている。
これらは、プラネタリ−ギヤ式の増速装置205、20
7と遠心式のエアコンプレッサ209、211とでそれ
ぞれ構成されている。
【0003】これらの過給機201、203は、増速装
置205、207でエアコンプレッサ209、211を
増速して充分な過給気流量と過給圧とを得ながら、増速
装置205、207のインタ−ナルギヤ213、215
を入力軸217、219と一体的に構成すると共に、エ
アコンプレッサ209、211のインペラシャフト22
1、223とサンギヤ225、227とを一体に形成す
ることによって、車載性を損なわないようにコンパクト
にされている。
置205、207でエアコンプレッサ209、211を
増速して充分な過給気流量と過給圧とを得ながら、増速
装置205、207のインタ−ナルギヤ213、215
を入力軸217、219と一体的に構成すると共に、エ
アコンプレッサ209、211のインペラシャフト22
1、223とサンギヤ225、227とを一体に形成す
ることによって、車載性を損なわないようにコンパクト
にされている。
【0004】又、過給機201では、インペラシャフト
221のベアリング229、229は加圧オイルが供給
されて潤滑され、過給機203では、ケ−シング231
に封入されたオイルによって内部の潤滑が行われる。
又、ピニオンギヤ233、235(プラネタリ−ギヤ)
はベアリング237、239を介してピニオンシャフト
241、243に支承され、ピニオンシャフト241、
243はケ−シング245、231に支持されている。
221のベアリング229、229は加圧オイルが供給
されて潤滑され、過給機203では、ケ−シング231
に封入されたオイルによって内部の潤滑が行われる。
又、ピニオンギヤ233、235(プラネタリ−ギヤ)
はベアリング237、239を介してピニオンシャフト
241、243に支承され、ピニオンシャフト241、
243はケ−シング245、231に支持されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、過給機20
1では、インペラシャフト221のベアリング229を
フロ−ティング支持するオイルフィルムダンパに供給さ
れた加圧オイルの一部がピニオンギヤ233のベアリン
グ237側に流出するだけであり、流出したオイルをベ
アリング237に導くための積極的な対策は採られてい
ない。
1では、インペラシャフト221のベアリング229を
フロ−ティング支持するオイルフィルムダンパに供給さ
れた加圧オイルの一部がピニオンギヤ233のベアリン
グ237側に流出するだけであり、流出したオイルをベ
アリング237に導くための積極的な対策は採られてい
ない。
【0006】又、過給機201、203共に、ピニオン
ギヤ233、235は入力軸217、219とインタ−
ナルギヤ213、215とを一体にするフランジ部24
7、249によって一側を囲まれ、ケ−シング245、
231によって他側を囲まれているから、ケ−シング2
45、231内の撥ね掛けオイルがベアリング237、
239に届きにくい。
ギヤ233、235は入力軸217、219とインタ−
ナルギヤ213、215とを一体にするフランジ部24
7、249によって一側を囲まれ、ケ−シング245、
231によって他側を囲まれているから、ケ−シング2
45、231内の撥ね掛けオイルがベアリング237、
239に届きにくい。
【0007】このように、ピニオンギヤ233、235
のベアリング237、239は潤滑が不充分になり易く
寿命が短い。又、ベアリング237、239を強制潤滑
するには、過給機203ではオイルポンプと加圧オイル
を導くための油路が必要であって構造が複雑になると共
に、過給機201ではオイルポンプの容量を大きくし、
専用の油路を設けなければならない。
のベアリング237、239は潤滑が不充分になり易く
寿命が短い。又、ベアリング237、239を強制潤滑
するには、過給機203ではオイルポンプと加圧オイル
を導くための油路が必要であって構造が複雑になると共
に、過給機201ではオイルポンプの容量を大きくし、
専用の油路を設けなければならない。
【0008】そこで、この発明は、簡単な構造でプラネ
タリ−ギヤのベアリングを充分に潤滑することが出来る
変速装置の提供を目的とする。
タリ−ギヤのベアリングを充分に潤滑することが出来る
変速装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明の変速装置は、
フランジ部を介して伝達軸と一体に形成されたインタ−
ナルギヤと、サンギヤと一体回転する他の伝達軸と、基
部と延長部とがサンギヤを跨いで連結され、前記フラン
ジ部に設けられた凹部に貫入する凸部がこの延長部に設
けられたベアリングホルダと、オイルを供給されてこれ
らの基部及び延長部との間で前記他の伝達軸を支承する
ベアリングと、ケーシングに支持されたシャフトにプラ
ネタリ−ベアリングを介して支承されたプラネタリ−ギ
ヤと、前記凹部と凸部とで形成され、インタ−ナルギヤ
の回転に伴う遠心力を受けて前記オイルをプラネタリ−
ベアリング側に吐き出す案内部とを備えたことを特徴と
する。
フランジ部を介して伝達軸と一体に形成されたインタ−
ナルギヤと、サンギヤと一体回転する他の伝達軸と、基
部と延長部とがサンギヤを跨いで連結され、前記フラン
ジ部に設けられた凹部に貫入する凸部がこの延長部に設
けられたベアリングホルダと、オイルを供給されてこれ
らの基部及び延長部との間で前記他の伝達軸を支承する
ベアリングと、ケーシングに支持されたシャフトにプラ
ネタリ−ベアリングを介して支承されたプラネタリ−ギ
ヤと、前記凹部と凸部とで形成され、インタ−ナルギヤ
の回転に伴う遠心力を受けて前記オイルをプラネタリ−
ベアリング側に吐き出す案内部とを備えたことを特徴と
する。
【0010】第2発明の変速装置は、案内部のオイル吐
き出し口が、プラネタリ−ベアリングに近接配置された
請求項1の変速装置である。
き出し口が、プラネタリ−ベアリングに近接配置された
請求項1の変速装置である。
【0011】第3発明の変速装置は、案内部の凸部側
に、オイルをプラネタリ−ベアリングに導くオイル溝を
設けた請求項1又は2の変速装置である。
に、オイルをプラネタリ−ベアリングに導くオイル溝を
設けた請求項1又は2の変速装置である。
【0012】第4発明の変速装置は、案内部の凹部と凸
部とが、同じ角度で対向し、互いに近接配置された傾斜
面を有する請求項1、2又は3の変速装置である。
部とが、同じ角度で対向し、互いに近接配置された傾斜
面を有する請求項1、2又は3の変速装置である。
【0013】
【作用】各発明の変速装置は、インタ−ナルギヤと連結
軸とを一体にするフランジ部に形成された凹部及びベア
リングホルダ側の凸部との間でオイルの案内部を形成
し、サンギヤ(他の連結軸)側のベアリングに供給され
たオイルをインタ−ナルギヤ(凹部)の回転に伴う遠心
力により、この案内部からプラネタリ−ベアリングに吹
き付けて潤滑する。
軸とを一体にするフランジ部に形成された凹部及びベア
リングホルダ側の凸部との間でオイルの案内部を形成
し、サンギヤ(他の連結軸)側のベアリングに供給され
たオイルをインタ−ナルギヤ(凹部)の回転に伴う遠心
力により、この案内部からプラネタリ−ベアリングに吹
き付けて潤滑する。
【0014】こうして、案内部が遠心力を受けて行うポ
ンプ作用により、プラネタリ−ベアリングに充分なオイ
ルが供給され、寿命が大幅に延びる。又、案内部による
給油は、外部に設けたオイルポンプからの強制給油では
ないから、構造が簡単で低コストである。
ンプ作用により、プラネタリ−ベアリングに充分なオイ
ルが供給され、寿命が大幅に延びる。又、案内部による
給油は、外部に設けたオイルポンプからの強制給油では
ないから、構造が簡単で低コストである。
【0015】第2発明では、案内部のオイル吐出し口を
プラネタリ−ベアリングに近接させ、第3発明では、ベ
アリングホルダ側(凸部)にオイル溝を設けて、プラネ
タリ−ベアリングに対するオイルの吹き付け効率を高め
ている。又、第4発明では、案内部の凹部と凸部とを、
同じ角度で対向し互いに近接した傾斜面にして、案内部
からのオイルの吐き出し効率を高めている。
プラネタリ−ベアリングに近接させ、第3発明では、ベ
アリングホルダ側(凸部)にオイル溝を設けて、プラネ
タリ−ベアリングに対するオイルの吹き付け効率を高め
ている。又、第4発明では、案内部の凹部と凸部とを、
同じ角度で対向し互いに近接した傾斜面にして、案内部
からのオイルの吐き出し効率を高めている。
【0016】
【実施例】図1、2により本発明の一実施例を説明す
る。この実施例は第2ないし第4発明の特徴を備えてい
る。以下、左右の方向は図1での左右の方向であり、符
号のない部材等は図示されていない。
る。この実施例は第2ないし第4発明の特徴を備えてい
る。以下、左右の方向は図1での左右の方向であり、符
号のない部材等は図示されていない。
【0017】図1は機械式過給機1と入力プ−リ3とを
示しており、この機械式過給機1は、プラネタリ−ギヤ
式の増速装置5(この実施例の変速装置)と遠心式のエ
アコンプレッサ7とから構成されている。
示しており、この機械式過給機1は、プラネタリ−ギヤ
式の増速装置5(この実施例の変速装置)と遠心式のエ
アコンプレッサ7とから構成されている。
【0018】入力プ−リ3は、本体9とハブ11とをボ
ルト13で固定して形成されており、増速装置5の入力
軸15(伝達軸)にキ−17とナット19で固定されて
いる。入力プ−リ3はベルトを介してクランクシャフト
側のプ−リに連結されており、エンジンの駆動力により
回転駆動される。入力軸15はベアリング21によって
ケ−シング23のボス部25に支承されており、入力軸
15とケ−シング23との間にはシ−ル27が配置され
ている。
ルト13で固定して形成されており、増速装置5の入力
軸15(伝達軸)にキ−17とナット19で固定されて
いる。入力プ−リ3はベルトを介してクランクシャフト
側のプ−リに連結されており、エンジンの駆動力により
回転駆動される。入力軸15はベアリング21によって
ケ−シング23のボス部25に支承されており、入力軸
15とケ−シング23との間にはシ−ル27が配置され
ている。
【0019】増速装置5は、フランジ部29を介して入
力軸15と一体に形成されたインタ−ナルギヤ31と、
図2のように周方向等間隔に配置された2個のピニオン
ギヤ33と、エアコンプレッサ7のインペラシャフト3
5(他の伝達軸)に形成されたサンギヤ37とを備えて
いる。ピニオンギヤ33はベアリング39(プラネタリ
−ベアリング)を介してピニオンシャフト41に支承さ
れ、ピニオンシャフト41はケ−シング23のフランジ
部材43に支持されている。
力軸15と一体に形成されたインタ−ナルギヤ31と、
図2のように周方向等間隔に配置された2個のピニオン
ギヤ33と、エアコンプレッサ7のインペラシャフト3
5(他の伝達軸)に形成されたサンギヤ37とを備えて
いる。ピニオンギヤ33はベアリング39(プラネタリ
−ベアリング)を介してピニオンシャフト41に支承さ
れ、ピニオンシャフト41はケ−シング23のフランジ
部材43に支持されている。
【0020】増速装置5は入力プ−リ3からインタ−ナ
ルギヤ31に入力したエンジンの駆動力を増速してイン
ペラシャフト35を回転駆動する。
ルギヤ31に入力したエンジンの駆動力を増速してイン
ペラシャフト35を回転駆動する。
【0021】インペラシャフト35には、サンギヤ37
の右側から、リング45,47、スペ−サ49、ブッシ
ュ51、インペラ53が装着され、ナット55で固定さ
れている。
の右側から、リング45,47、スペ−サ49、ブッシ
ュ51、インペラ53が装着され、ナット55で固定さ
れている。
【0022】エアコンプレッサ7のコンプレッサケ−シ
ング57は、ケ−シング23の周溝59に係合した連結
部材61とボルト63とにより、フランジ部材43と共
に、ケ−シング23に固定されている。エアコンプレッ
サ7のインペラ53は増速装置5で増速されたエンジン
の駆動力によりインペラシャフト35を介して回転駆動
され、吸気を加圧してエンジンを過給する。
ング57は、ケ−シング23の周溝59に係合した連結
部材61とボルト63とにより、フランジ部材43と共
に、ケ−シング23に固定されている。エアコンプレッ
サ7のインペラ53は増速装置5で増速されたエンジン
の駆動力によりインペラシャフト35を介して回転駆動
され、吸気を加圧してエンジンを過給する。
【0023】フランジ部材43には径方向の貫通孔66
を有するラビリンスシ−ル65がビス67で固定されて
おりインペラ53背面とベアリングホルダ69との間に
空間71が形成されている。ベアリングホルダ69は段
差部73と止め輪75とによってフランジ部材43に固
定されている。
を有するラビリンスシ−ル65がビス67で固定されて
おりインペラ53背面とベアリングホルダ69との間に
空間71が形成されている。ベアリングホルダ69は段
差部73と止め輪75とによってフランジ部材43に固
定されている。
【0024】エンジンの吸気流路上で、スロットルバル
ブの下流側と空間71とは大気連通路77とコントロ−
ルバルブとを介して連通しており、スロットルバルブが
閉じてインペラ53の右側に負圧が生じると、コントロ
−ルバルブにより空間71は貫通孔66と大気連通路を
介して大気に開放され、常時正圧に保たれる。
ブの下流側と空間71とは大気連通路77とコントロ−
ルバルブとを介して連通しており、スロットルバルブが
閉じてインペラ53の右側に負圧が生じると、コントロ
−ルバルブにより空間71は貫通孔66と大気連通路を
介して大気に開放され、常時正圧に保たれる。
【0025】図1のように、ベアリングホルダ69はサ
ンギヤ37の右側の基部79と、この基部79からサン
ギヤ37の左側に延長された延長部81とからなってい
る。一方、入力軸15とインタ−ナルギヤ31とを一体
にするフランジ部29には、インペラシャフト35の左
端部が貫入する円筒状の孔83と、円錐状の凹部85
(傾斜面)とが設けられている。ベアリングホルダ69
の延長部81の左端部にはこの凹部85に貫入する円錐
状の凸部87(傾斜面)が設けられている。
ンギヤ37の右側の基部79と、この基部79からサン
ギヤ37の左側に延長された延長部81とからなってい
る。一方、入力軸15とインタ−ナルギヤ31とを一体
にするフランジ部29には、インペラシャフト35の左
端部が貫入する円筒状の孔83と、円錐状の凹部85
(傾斜面)とが設けられている。ベアリングホルダ69
の延長部81の左端部にはこの凹部85に貫入する円錐
状の凸部87(傾斜面)が設けられている。
【0026】これらの凹部85と凸部87とで案内部8
9が形成されており、凹部85と凸部87の各円錐は同
じ頂角を持ち、凹部85と凸部87とは僅かな空隙を介
して対向している。又、案内部89はピニオンギヤ33
のベアリング39に近接して開口(第2発明の構成)し
ている。更に、凸部87には、図2に示したように、ベ
アリング39に向けて設けられたオイル溝91が形成さ
れ(第3発明の構成)ている。
9が形成されており、凹部85と凸部87の各円錐は同
じ頂角を持ち、凹部85と凸部87とは僅かな空隙を介
して対向している。又、案内部89はピニオンギヤ33
のベアリング39に近接して開口(第2発明の構成)し
ている。更に、凸部87には、図2に示したように、ベ
アリング39に向けて設けられたオイル溝91が形成さ
れ(第3発明の構成)ている。
【0027】サンギヤ37の左側のインペラシャフト3
5上及びスペ−サ49の外周にはすべり軸受93,95
がそれぞれ配置され、ベアリングホルダ69の内周との
間でインペラシャフト35を支承している。又、ベアリ
ングホルダ69には径方向外側からスラストワッシャ9
7が装着され、ボルト99で固定されている。このスラ
ストワッシャ97はリング45,47の間に形成された
溝101に係合し、インペラシャフト35のスラスト力
を受けている。
5上及びスペ−サ49の外周にはすべり軸受93,95
がそれぞれ配置され、ベアリングホルダ69の内周との
間でインペラシャフト35を支承している。又、ベアリ
ングホルダ69には径方向外側からスラストワッシャ9
7が装着され、ボルト99で固定されている。このスラ
ストワッシャ97はリング45,47の間に形成された
溝101に係合し、インペラシャフト35のスラスト力
を受けている。
【0028】各すべり軸受93,95とベアリングホル
ダ69との間には、ベアリングホルダ69とフランジ部
材43とを通して形成された油路103と、ノズル10
5とオイルプラグ107とを介して外部のオイルポンプ
から加圧オイルが供給され、オイルフィルムダンパが形
成される。各すべり軸受93,95は、このオイルフィ
ルムダンパによってフロ−ティング支持され、振動を吸
収しながらインペラシャフト35を支承する。この加圧
オイルは溝101にも供給され、スラストワッシャ97
との摺動部を潤滑する。
ダ69との間には、ベアリングホルダ69とフランジ部
材43とを通して形成された油路103と、ノズル10
5とオイルプラグ107とを介して外部のオイルポンプ
から加圧オイルが供給され、オイルフィルムダンパが形
成される。各すべり軸受93,95は、このオイルフィ
ルムダンパによってフロ−ティング支持され、振動を吸
収しながらインペラシャフト35を支承する。この加圧
オイルは溝101にも供給され、スラストワッシャ97
との摺動部を潤滑する。
【0029】凸部87側のすべり軸受93を支持するオ
イルフィルムダンパのオイルは、凸部87の左側から案
内部89に流出し、円筒状の孔83から入力軸15の油
路109を通ってベアリング21に供給される。
イルフィルムダンパのオイルは、凸部87の左側から案
内部89に流出し、円筒状の孔83から入力軸15の油
路109を通ってベアリング21に供給される。
【0030】又、インタ−ナルギヤ31が回転すると案
内部89は遠心ポンプ作用を行い、案内部89に流出し
たオイルを遠心力によってピニオンギヤ33のベアリン
グ39に向かって吹き付けて、ベアリング39を充分に
潤滑する。この時、凸部87(ベアリングホルダ69)
のオイル溝91によりオイルがベアリング39に向かっ
て効率良く導かれ、大きな潤滑効果が得られる。
内部89は遠心ポンプ作用を行い、案内部89に流出し
たオイルを遠心力によってピニオンギヤ33のベアリン
グ39に向かって吹き付けて、ベアリング39を充分に
潤滑する。この時、凸部87(ベアリングホルダ69)
のオイル溝91によりオイルがベアリング39に向かっ
て効率良く導かれ、大きな潤滑効果が得られる。
【0031】こうして、ベアリング39の寿命が大幅に
向上する。
向上する。
【0032】ベアリングホルダ69とブッシュ51との
間にはシ−ル111とピストンリング113とが配置さ
れて接触型のオイルシ−ル115を構成し、ケ−シング
23からのオイル漏れを防止している。上記のように、
空間71が常に正圧に保たれるから、このオイルシ−ル
115によってオイル洩れは効果的に防止される。
間にはシ−ル111とピストンリング113とが配置さ
れて接触型のオイルシ−ル115を構成し、ケ−シング
23からのオイル漏れを防止している。上記のように、
空間71が常に正圧に保たれるから、このオイルシ−ル
115によってオイル洩れは効果的に防止される。
【0033】こうして、増速装置5とエアコンプレッサ
7とを一体にした機械式過給機1が構成されている。
7とを一体にした機械式過給機1が構成されている。
【0034】増速装置5は、上記のように、インタ−ナ
ルギヤ31側の凹部85とベアリングホルダ69側の凸
部との間で案内部89を形成し、インペラシャフト35
のすべり軸受93,95に供給されるオイルをこの案内
部89の遠心ポンプ作用によりベアリング39に向かっ
て吹き付けるように構成し、ベアリング39の寿命を大
幅に向上させた。この構成は、外部のオイルポンプによ
る強制給油ではないから、構造が簡単で低コストであ
る。
ルギヤ31側の凹部85とベアリングホルダ69側の凸
部との間で案内部89を形成し、インペラシャフト35
のすべり軸受93,95に供給されるオイルをこの案内
部89の遠心ポンプ作用によりベアリング39に向かっ
て吹き付けるように構成し、ベアリング39の寿命を大
幅に向上させた。この構成は、外部のオイルポンプによ
る強制給油ではないから、構造が簡単で低コストであ
る。
【0035】なお、この発明の変速装置は、サンギヤ側
から入力しインタ−ナルギヤ側から出力する減速装置と
して用いてもよい。
から入力しインタ−ナルギヤ側から出力する減速装置と
して用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】各発明の変速装置は、インタ−ナルギヤ
と連結軸とを一体にするフランジ部に形成された凹部及
びベアリングホルダ側の凸部との間にオイルの案内部を
形成し、2ンギヤ側のベアリングに供給されたオイル
を、インタ−ナルギヤ(凹部)の回転に伴って遠心力に
よりこの案内部からプラネタリ−ベアリング側に吹き付
けて潤滑するように構成した。
と連結軸とを一体にするフランジ部に形成された凹部及
びベアリングホルダ側の凸部との間にオイルの案内部を
形成し、2ンギヤ側のベアリングに供給されたオイル
を、インタ−ナルギヤ(凹部)の回転に伴って遠心力に
よりこの案内部からプラネタリ−ベアリング側に吹き付
けて潤滑するように構成した。
【0037】このように、遠心力を受けて案内部が行う
ポンプ作用により、プラネタリ−ベアリングはオイルを
充分に供給され、寿命が延びる。又、案内部による給油
は、外部に設けたオイルポンプからの強制給油ではない
から、構造が簡単で低コストである。
ポンプ作用により、プラネタリ−ベアリングはオイルを
充分に供給され、寿命が延びる。又、案内部による給油
は、外部に設けたオイルポンプからの強制給油ではない
から、構造が簡単で低コストである。
【図1】本発明の一実施例を用いて構成した機械式過給
機の断面図である。
機の断面図である。
【図2】図1の実施例におけるギヤ組とベアリングホル
ダとを示す正面図である。
ダとを示す正面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【図4】他の従来例の断面図である。
5 増速装置(変速装置) 15 入力軸(伝達軸) 29 フランジ部 31 インタ−ナルギヤ 33 ピニオンギヤ(プラネタリ−ギヤ) 35 インペラシャフト(他の伝達軸) 37 サンギヤ 39 ベアリング(プラネタリ−ベアリング) 41 ピニオンシャフト 69 ベアリングホルダ 79 基部 81 延長部 85 凹部(傾斜面) 87 凸部(傾斜面) 89 案内部 91 オイル溝 93,95 すべり軸受(インペラシャフト用ベアリン
グ)
グ)
Claims (4)
- 【請求項1】 フランジ部を介して伝達軸と一体に形成
されたインタ−ナルギヤと、サンギヤと一体回転する他
の伝達軸と、基部と延長部とがサンギヤを跨いで連結さ
れ、前記フランジ部に設けられた凹部に貫入する凸部が
この延長部に設けられたベアリングホルダと、オイルを
供給されてこれらの基部及び延長部との間で前記他の伝
達軸を支承するベアリングと、ケーシングに支持された
シャフトにプラネタリ−ベアリングを介して支承された
プラネタリ−ギヤと、前記凹部と凸部とで形成され、イ
ンタ−ナルギヤの回転に伴う遠心力を受けて前記オイル
をプラネタリ−ベアリング側に吐き出す案内部とを備え
たことを特徴とする変速装置。 - 【請求項2】 案内部のオイル吐き出し口が、プラネタ
リ−ベアリングに近接配置された請求項1の変速装置。 - 【請求項3】 案内部の凸部側に、オイルをプラネタリ
−ベアリングに導くオイル溝を設けた請求項1又は2の
変速装置。 - 【請求項4】 案内部の凹部と凸部とが、同じ角度で対
向し、互いに近接配置された傾斜面を有する請求項1、
2又は3の変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22455594A JPH0893893A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22455594A JPH0893893A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 変速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893893A true JPH0893893A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16815623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22455594A Pending JPH0893893A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0893893A (ja) |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP22455594A patent/JPH0893893A/ja active Pending
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