JPH0893748A - ロールおよびラミネーター - Google Patents
ロールおよびラミネーターInfo
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- JPH0893748A JPH0893748A JP6233011A JP23301194A JPH0893748A JP H0893748 A JPH0893748 A JP H0893748A JP 6233011 A JP6233011 A JP 6233011A JP 23301194 A JP23301194 A JP 23301194A JP H0893748 A JPH0893748 A JP H0893748A
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- roll
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Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ロールの面圧を場所によらず一定にでき、かつ
ロール取付け部の精度があまり高くない場合でも試料を
均一に加圧できるロールを提供することにあり、特に液
晶ディスプレイ用のプラスティック基板を連続的に均一
に加圧するのに用いることができる安価なロールを提供
する。 【構成】(1)ロール面1が弾性体からなる中空のロー
ルであり、中空の部分に流体が封入または循環されるべ
くしてなり、ロール面が流体の圧力により膨張すべくし
てなるロール。 (2)前記(1)記載のロールを用いたラミネーター。 (3)液晶ディスプレイ製造用の(1)記載のロール。 (4)液晶ディスプレイ製造用の(2)記載のラミネー
ター。
ロール取付け部の精度があまり高くない場合でも試料を
均一に加圧できるロールを提供することにあり、特に液
晶ディスプレイ用のプラスティック基板を連続的に均一
に加圧するのに用いることができる安価なロールを提供
する。 【構成】(1)ロール面1が弾性体からなる中空のロー
ルであり、中空の部分に流体が封入または循環されるべ
くしてなり、ロール面が流体の圧力により膨張すべくし
てなるロール。 (2)前記(1)記載のロールを用いたラミネーター。 (3)液晶ディスプレイ製造用の(1)記載のロール。 (4)液晶ディスプレイ製造用の(2)記載のラミネー
ター。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラミネーターなどの加工
機械に用いられるロールおよびラミネーターに関するも
のである。
機械に用いられるロールおよびラミネーターに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ラミネーターなどの加工機械に用いられ
るロールはその表面精度が製品の外観に影響を及ぼすた
め、ロール全面にわたり均一な表面粗度、均一なロール
の硬度などの特性が要求される。また、試料を加圧する
ためのロールでは、均一な圧力を試料に加える観点から
上記のようなロールの精度に加え、ロール自身を試料に
対して平行に精度よく配置することが要求されている。
これらの要求に答えるためロールを精密に加工する必要
や、加工機械を精密に作る必要があり、ロールや機械が
高価になる、ロールの加工や調整に時間を要するなどの
問題点があった。
るロールはその表面精度が製品の外観に影響を及ぼすた
め、ロール全面にわたり均一な表面粗度、均一なロール
の硬度などの特性が要求される。また、試料を加圧する
ためのロールでは、均一な圧力を試料に加える観点から
上記のようなロールの精度に加え、ロール自身を試料に
対して平行に精度よく配置することが要求されている。
これらの要求に答えるためロールを精密に加工する必要
や、加工機械を精密に作る必要があり、ロールや機械が
高価になる、ロールの加工や調整に時間を要するなどの
問題点があった。
【0003】さらに、近年液晶ディスプレイのガラス基
板をプラスティックフィルムからなる基板に代替しよう
とする試みがある。このような柔らかいプラスティック
基板を連続的に均一に加圧することは従来のラミネータ
ーでは不可能であり、枚葉式に加圧するしか方法がなく
作業効率が悪かった。
板をプラスティックフィルムからなる基板に代替しよう
とする試みがある。このような柔らかいプラスティック
基板を連続的に均一に加圧することは従来のラミネータ
ーでは不可能であり、枚葉式に加圧するしか方法がなく
作業効率が悪かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ロー
ルの面圧を場所によらず一定にでき、かつロール取付け
部の精度があまり高くない場合でも試料を均一に加圧で
きるロールを提供することにあり、特に液晶ディスプレ
イ用のプラスティック基板を連続的に均一に加圧するの
に用いることができる安価なロールを提供することにあ
る。
ルの面圧を場所によらず一定にでき、かつロール取付け
部の精度があまり高くない場合でも試料を均一に加圧で
きるロールを提供することにあり、特に液晶ディスプレ
イ用のプラスティック基板を連続的に均一に加圧するの
に用いることができる安価なロールを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
を解決するため検討した結果、弾性体よりなる中空のロ
ールに流体を封入または循環することにより、ロールの
面圧を場所によらず一定にでき、かつロール取付け部の
精度があまり高くない場合でも試料を均一に加圧できる
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。
を解決するため検討した結果、弾性体よりなる中空のロ
ールに流体を封入または循環することにより、ロールの
面圧を場所によらず一定にでき、かつロール取付け部の
精度があまり高くない場合でも試料を均一に加圧できる
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は次の発明である。 (1)ロール面が弾性体からなる中空のロールであり、
中空の部分に流体が封入または循環されるべくしてな
り、ロール面が流体の圧力により膨張すべくしてなるロ
ール。 (2)前記(1)記載のロールを用いたラミネーター。 (3)液晶ディスプレイ製造用の(1)記載のロール。 (4)液晶ディスプレイ製造用の(2)記載のラミネー
ター。
中空の部分に流体が封入または循環されるべくしてな
り、ロール面が流体の圧力により膨張すべくしてなるロ
ール。 (2)前記(1)記載のロールを用いたラミネーター。 (3)液晶ディスプレイ製造用の(1)記載のロール。 (4)液晶ディスプレイ製造用の(2)記載のラミネー
ター。
【0007】次に本発明を詳細に説明する。本発明のロ
ールは、弾性体からなるロール面、心棒およびロール面
と心棒を連結する連結部を有する。ロール面と心棒との
間は中空であり、ここに気体や液体のような流体を封入
または循環させる。該ロール面は流体に圧力を加えるこ
とにより、外側に膨張させることができる。本発明で用
いられる弾性体の材質や厚みは中にいれる流体の圧力に
応じて適宜選択される。必要に応じて流体を加熱冷却す
ることができるが、これらの弾性体は加熱したい温度や
冷却したい温度範囲で、その柔軟性を損なわないように
適宜選択することができる。
ールは、弾性体からなるロール面、心棒およびロール面
と心棒を連結する連結部を有する。ロール面と心棒との
間は中空であり、ここに気体や液体のような流体を封入
または循環させる。該ロール面は流体に圧力を加えるこ
とにより、外側に膨張させることができる。本発明で用
いられる弾性体の材質や厚みは中にいれる流体の圧力に
応じて適宜選択される。必要に応じて流体を加熱冷却す
ることができるが、これらの弾性体は加熱したい温度や
冷却したい温度範囲で、その柔軟性を損なわないように
適宜選択することができる。
【0008】本発明で用いられる弾性体としては、天然
ゴム、人造ゴムまたはウレタンなどの柔らかい高分子材
料が挙げられる。人造ゴムとしては、シリコーンゴム、
ブタジエンゴムなどが挙げられる。本発明で用いられる
流体としては、空気、窒素ガス、アルゴンガスなどの気
体や水、湯、シリコンオイルなどの液体などが挙げられ
る。ロールで加圧するサンプルを加熱または冷却する必
要がある場合には、これらの流体は加熱または冷却され
ていてもよい。
ゴム、人造ゴムまたはウレタンなどの柔らかい高分子材
料が挙げられる。人造ゴムとしては、シリコーンゴム、
ブタジエンゴムなどが挙げられる。本発明で用いられる
流体としては、空気、窒素ガス、アルゴンガスなどの気
体や水、湯、シリコンオイルなどの液体などが挙げられ
る。ロールで加圧するサンプルを加熱または冷却する必
要がある場合には、これらの流体は加熱または冷却され
ていてもよい。
【0009】サンプルの加圧は流体によって行われる。
本発明のラミネーターは、本発明のロールを用いるもの
であり、たとえば上下2本のロールを図4に示すように
お互いに近接して設置し、流体を所望の圧力に加圧す
る。図5に示すようにロールはある程度変形するが流体
の圧力はサンプルに接している面で全て均一となり、サ
ンプルのロールに接している部分では均一な圧力が加え
られる。
本発明のラミネーターは、本発明のロールを用いるもの
であり、たとえば上下2本のロールを図4に示すように
お互いに近接して設置し、流体を所望の圧力に加圧す
る。図5に示すようにロールはある程度変形するが流体
の圧力はサンプルに接している面で全て均一となり、サ
ンプルのロールに接している部分では均一な圧力が加え
られる。
【0010】また図5に示すようにロールが変形するこ
とによりサンプルが加圧されるため、ラミネーターへの
ロールの取付けにはあまり精度が要求されないことがわ
かる。
とによりサンプルが加圧されるため、ラミネーターへの
ロールの取付けにはあまり精度が要求されないことがわ
かる。
【0011】
【実施例】本発明を実施例により詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。図1に示す形態
のロールを作製した。ロール面を形成する材料として、
シリコーンゴムを用いた。このロール面と心棒との間の
中空部に1.2kg/cm2 の圧力で60℃に加熱した
空気を循環させ、図5に示すようなラミネーターを用い
て、ポリカーボネートフィルム同士を粘着剤でホットラ
ミネートしたところ全面にわたり均一な貼合フィルムが
得られる。
発明はこれに限定されるものではない。図1に示す形態
のロールを作製した。ロール面を形成する材料として、
シリコーンゴムを用いた。このロール面と心棒との間の
中空部に1.2kg/cm2 の圧力で60℃に加熱した
空気を循環させ、図5に示すようなラミネーターを用い
て、ポリカーボネートフィルム同士を粘着剤でホットラ
ミネートしたところ全面にわたり均一な貼合フィルムが
得られる。
【0012】
【発明の効果】本発明のロールおよびそれを用いたラミ
ネーターは、ロールの面圧を場所によらず一定にでき、
かつロール取付け部の精度があまり高くない場合でも試
料を均一に加圧することができ、安価なものである。本
発明のロールおよびそれを用いたラミネーターは、特に
液晶ディスプレイ用のプラスティック基板を連続的に均
一に加圧するのに好適に用いることができる。
ネーターは、ロールの面圧を場所によらず一定にでき、
かつロール取付け部の精度があまり高くない場合でも試
料を均一に加圧することができ、安価なものである。本
発明のロールおよびそれを用いたラミネーターは、特に
液晶ディスプレイ用のプラスティック基板を連続的に均
一に加圧するのに好適に用いることができる。
【図1】本発明のロールの外観図(加圧していない状態
を示す。)
を示す。)
【図2】本発明のロールの心棒を示す図。
【図3】本発明のロールの外観図(加圧した状態を示
す。)
す。)
【図4】ロールで試料を加圧する前の本発明のロールと
サンプルを示す図。
サンプルを示す図。
【図5】ロールで試料を加圧中の本発明のロールとサン
プルを示す図。
プルを示す図。
1 ロール面 2 ロールの心棒 3 ロールと心棒を連結する連結部 4 ロールの加圧用にロールの心棒にあけられた穴 5 ロールの加圧用の流体の出入り口 6 サンプル 7 加圧前のロール(断面図) 8 加圧中のロール(断面図、図中矢印は圧力がサ
ンプルにかかっていることを示す。)
ンプルにかかっていることを示す。)
Claims (4)
- 【請求項1】ロール面が弾性体からなる中空のロールで
あり、中空の部分に流体が封入または循環されるべくし
てなり、ロール面が流体の圧力により膨張すべくしてな
るロール。 - 【請求項2】請求項1記載のロールを用いたラミネータ
ー。 - 【請求項3】液晶ディスプレイ製造用の請求項1記載の
ロール。 - 【請求項4】液晶ディスプレイ製造用の請求項2記載の
ラミネーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6233011A JPH0893748A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | ロールおよびラミネーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6233011A JPH0893748A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | ロールおよびラミネーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893748A true JPH0893748A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16948422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6233011A Pending JPH0893748A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | ロールおよびラミネーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0893748A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998049597A1 (en) * | 1997-04-29 | 1998-11-05 | Advanced Display Systems, Inc. | Continuous-process machines and methods for manufacturing liquid crystal displays |
KR20020005330A (ko) * | 2000-07-10 | 2002-01-17 | 김순택 | 라미네이팅 장치 |
JP2013515378A (ja) * | 2009-12-22 | 2013-05-02 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 加圧ローラーを使用するマイクロコンタクトプリンティングのための装置及び方法 |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP6233011A patent/JPH0893748A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998049597A1 (en) * | 1997-04-29 | 1998-11-05 | Advanced Display Systems, Inc. | Continuous-process machines and methods for manufacturing liquid crystal displays |
KR20020005330A (ko) * | 2000-07-10 | 2002-01-17 | 김순택 | 라미네이팅 장치 |
JP2013515378A (ja) * | 2009-12-22 | 2013-05-02 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 加圧ローラーを使用するマイクロコンタクトプリンティングのための装置及び方法 |
EP2516162A4 (en) * | 2009-12-22 | 2015-10-28 | 3M Innovative Properties Co | APPARATUS AND METHOD FOR PRINTING MICROCONTACTS USING A PRESSURIZED ROLL |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050405 |